ヨアルキス・クルース、最後の打者を三振にとり、勝利の雄たけび
Radio Rebeldee、2019年1月17日、Guillermo Rodríguez Hidalgo Gato記者
今週水曜日(1月16日)のアウグスト・セサル・サンディーノ球場での試合は、ラス・トゥナスが7対5で勝利をおさめ、キューバ野球リーグ初制覇まであと1勝に迫った。
パブロ・シビル監督率いるラス・トゥナスは5回に、アライン・サンチェスの制球の乱れと不運、守備の悪さから、その後結果的に勝利を確定させることになる5点を奪い、試合を決めた。
シビル監督はふたたび、その若さにもかかわらず選手たちの最大の力を引き出す術を知っている監督であることを示し、その正確な投手交代は今季プレーオフで幾度となく状況を救ってきている。
ヨアルキス・クルースによるリリーフが勝利の鍵になった。クルースは逆転の走者までかかえた8回1死満塁の場面に登板し、無失点で切り抜けた。その回、ビジャ・クララのエドゥアルド・パレ監督が、わずか19歳で今回のプレーオフにまだ全く出場していなかったホセ・カルロス・ロドリゲスを代打に送ったのは驚きだったが、ヨエルキスは平然と仕留めた。
この疑問となる采配について元キューバ代表の遊撃手パレ監督は試合後の記者会見で、アンディ・サモラのような他選手と比較して、彼なら内野ゴロで併殺にはならないだろうと考え、選んだと語った。
シビル監督は、チェスの大名人のように采配し、各選手を適切な時期に配置した。「きょうは投手陣に関してと、われわれが起用を考えていた選手一人ひとりが重要な存在になったことを評価している。きょうの試合には5人の投手を用意していた。なぜならきょうの試合がシリーズの一番大事な試合と認識していたからだ。計画したとおりに実戦でおこなった。」
第58期キューバ野球リーグの最終戦となりうる次の試合では、もう負けは許されないビジャ・クララはミサエル・ビジャ、残り3戦のうち1勝さえすればいいラス・トゥナスはエルリス・カサノバの両投手が先発する予定である。
試合スコア:
サンタ・クララ アウグスト・セサル・サンディーノ球場
(2019年1月16日、水曜日)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 C H E
ラス・トゥナス 0 0 0 2 5 0 0 0 0 7 9 0
ビジャ・クララ 0 1 0 2 0 2 0 0 0 5 14 2
勝利投手 ヤディアン・マルティネス(1勝0敗)
敗戦投手 アライン・サンチェス(1勝2敗)
セーブ ヨアルキス・クルース (3セーブ)
本塁打 ユリエン・ビスカイーノ、ウィリアム・サアベードラ
敗戦投手となったアライン・サンチェス。ビジャ・クララはタイムリーな打撃不足と守備失策に苦しんだ。
アウグスト・セサル・サンディーノ球場
ラス・トゥナス対ビジャ・クララ 決勝第四戦(2019年1月16日)
パブロ・シビル監督、試合後インタビュー
Gran Final de la 58 SNB: Las Tunas a las puertas del título
http://www.radiorebelde.cu/noticia/gran-final-58-snb-tunas-puertas-titulo-20190117/