Radio Habana Cuba、2020年6月3日
キューバは、アジアやラテンアメリカを中心に他リーグで現在契約している移民野球選手を代表チームに召集ための具体的な取り組みを行っている、とキューバ野球連盟の幹部が発表した。
キューバ野球のルイス・ダニエル・デル・リスコ規則審判長は、キューバTVの番組「ボーラ・ビバ」において、このテーマを幅広く取り上げ、連盟は現在、ファンの要求に応えるための「法的規範」に取り組んでいる、と語った。
「賢く、節度を持って取り組まれている。これは難しいテーマではあるが、われわれは国民が期待するその瞬間にたどりつくために適切な手順を踏んでいると思う」、とデル・リスコは述べた。
キューバ野球のいくつかの喫緊のテーマについて質問されたデル・リスコは、野球局による聴聞会において全国のファンからより熱心に言及されたものの中から、移民した選手たちの再加入をあげた。
「これは困難さと観点を持つテーマであり、失敗しないように(詳細に)取り組んでいかなければならない」と語ったデル・リスコは、これが「承認と研究を伴うが、達成しうるように手順を踏んでいる」テーマであることを明らかにした。
「法的規範に取り組んでいるが、すでに動き出している。キューバ野球は国によってなされた全国聴聞のあいだ国民が提起したことによって計画されており、その中でもこの提起が力強くある」、とデル・リスコは認めた。
「(それらの移民選手たちの)すべての国際経験もわれわれは求めている。ここキューバで他のスポーツ(バレーボール、バスケットボール)がいかに結びついているか。INDERがこれにどのように対処しているか、移民や法的観点から、この要素をどのように取り込むことができるか」、とデル・リスコは強調した。
移民選手の復帰は「分析されている。これは潜在的な要素ではあるが、われわれはつねにこれを見直しており、解決が見つかると思う」、とデル・リスコは認めた。
番組出演者たちは、現在他リーグにいるレオニス・マルティン、アレクサンデル・ゲレーロ、ダヤン・ビシエド、ユニエスキ・マヤ、アリエル・ミランダ、のような米大リーグでの経験を持ち、キューバ代表チームのユニフォームを着ることに関心を示している選手たちが代表チームに召集されうる、と推測した。
また、五輪予選、WBC、五輪のような主要大会で召集がなされるであろうことを示唆した。
今回のテレビ番組では言及されなかったが、キューバ野球での選手の再加入には、米大リーグと現在結びつきを持たないこと、および、国際大会でのキューバ代表チームから離脱していないこと、が必須である。
キューバTV ボーラ・ビバ(2020年6月3日)
Béisbol cubano da pasos concretos para reintegrar a peloteros emigrados
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/224530-beisbol-cubano-da-pasos-concretos-para-reintegrar-a-peloteros-emigrados