終活日記
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学生時代はシュールレアリズムにのめり込んでいた。アンドレ・ブルトンの「シュールレアリズム宣言」からおよそ50年、一種のブームになっていたような気もする。なかでも好きなのが、ベルギーの画家、このポール・デルヴォー。女の裸体、汽車、地質学者、骸骨などがよく使われるモチーフだが、どの絵もまるで時間が止まったかのような静寂感にあふれ、それでいて裸体などからは、妙なエロティシズムが漂ってくる。不思議な感覚に襲われ、一度見たら忘れられない。日本でも、ときどき展覧会が開かれていておいらは3回くらいは見に行っているかな。この絵は愛知県立美術館に所蔵されている。
2007年03月16日
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