2005年04月20日
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 概ね好評を得ています、和紙ではないかという意見言われてみればそう見えなくもないですね。
 製作者としてはそういう意識はまったく無かったので、意外ではありますが、あたらいい表現という意味では成功といえるかもしれません。
 これで実験的な意味での新しい製法にもある程度の目処がついたといえるかも知れませんが、予想どうりひとつの反応が現れました。

 自由に色柄を配置できるなら、我が家の猫のような、、、、、

 さてこれが問題なのです。
 我が家の猫には皆様思い入れが強く、それに応じるのは簡単なことではありません、貼りこみが済んだ猫に彩色するなら、写真などの画像を元にある程度しまれるのかも知れませんが、この製法はあらかじめ生地の段階で処理しなければならず、実際記事を貼る段階で思惑どうりに事が運ばないのが実情です。

 現段階では、意識して作っても似て非なるものが出来上がる可能性が高く、期待されるような「我が家の猫」を作ることは出来ません。

 あくまで福次郎が考える似た猫を製作し、そのうえで、それが「我が家の猫」にどこまで近づいているか皆さんの目で判断していただくしかありません。

 三毛の毛色についても生地に描いているのはなく、自然のにじみを利しているものですから、すべてが自在ではありませんし、あまりに作為的に作りこむとまるで書いたような不自然な物になる可能性が高く、且つまた創作性、がどこまで確保できるのか
課題は山積です。

 手染めシリーズは今後も発展させてゆく予定ですが、オーダーメイドの職人に迫るべきか、作家として作品を提供し続けるか、先は見えません。

 似せることに重きを置いた猫の行き着く先は、どこまで似たかに尽き、オリジナリテーは不必要にもなりかねませんからね。

 今後は三毛に限らずいろいろな毛色の猫に挑戦しますので、作品の出来をご覧頂それぞれに評価を頂きたく思います。

 一表現方法にとらわれず、今までのありもの生地を生かす猫作りも当然継続します、両者が個別の物ではなく、どちらもが福次郎のちりめん招き猫でございます。

 今後ともよろしくお願い致します。





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最終更新日  2005年04月20日 12時08分34秒
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