臼井不動産.横須賀不動産コンサルティング

臼井不動産.横須賀不動産コンサルティング

2018年03月30日
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お客様から依頼されたアパ-トがあります。
あまりに古くて解体の必要がある。
解体費用を考えると無償でなければ買い手は採算に合わない。
そこで売り手と買い手の綱引きが行われています。


100坪近い土地に建つ古いアパ-トが売りに出ました。山の上で車が入らない。
販売金額は現況渡しで150万円です。
すぐに買い手が付きましたが、解体費用を算出すると無償でなければ採算に合わないと条件を提示してきた。

土地がついている手前、無償だと税制上贈与になる恐れもあり売り手は承諾しない。測量費用も出るし仲介手数料も考えなければならない。
そこで金額を50万円とする妥協案が出されています。

さて、最近の三浦市、横須賀市の不動産は、売買価格が全体で下落しているため不動産会社泣かせです。金額が安いとフイ-も下がるからだ。

家の販売を依頼されてもお断りする例も多くなりました。
山の上、崖の中腹、車が入らない物件で高台は高齢者が売りに出すだけで買い手は皆無だから。 

販売金額も50万や100万では資料を集め、契約行為の時間を費やすだけで不動産会社は赤字になるので取引を敬遠します。
売り手さんにはハッキリとその状況説明をする。

かくして山間部の物件は買い手が付かずに荒れ放題となり朽ち果てる。
重機も入らない山の物件は、解体費用がものすごく高くつく。

新築するにも建築費は平地の50%増しだ。
地主は建物を壊し、滅失したとしても土地に固定資産税が来る。

高台の物件は 稼がない営業マンと同じで、 持っているだけで地主の損失になります。
会社にいるだけで給料泥棒と言われる社員とどこか似ていますね。

横須賀、三浦の人気がない物件はその数をどんどん増やしている。
会社の利益が減少すれば、稼がない社員やミスが多い社員から整理される。
所が不動産ばかりは、売りたくても売れない物件は始末に困ります。


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最終更新日  2018年03月30日 05時49分57秒
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