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2017.06.27
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カテゴリ: 映画
「LOGAN/ローガン」観ましたので感想です。
あまり褒めてないかもです。
(以下ネタバレ改行)

rblog-20170626180811-00.jpg




【先着特典】LOGAN/ローガン 2枚組ブルーレイ&DVD(ポスター付き)【Blu-ray】 [ ヒュー・ジャックマン ]














あの小さい女の子が生首持ってるってビジュアルからもうダメで。
小さい女の子が人を殺しまくるという、その景色にドン引きしてしまって、かわいそうでかわいそうでそれだけで号泣。
命を狙われてる、だから命を奪う、そんな生き方しかできないローラがかわいそうでかわいそうで。

例え演技でもこんなことさせられる子役かわいそう、とか、こんな幼女の人殺しを撮る監督はクソだしそれを見て喜ぶ客層はクソだな、とか、現実とフィクションをごっちゃにしてしまうほど辛くなってしまって、なんというか映画のストーリーよりもそこが一番響いてしまって、きつかったです。
もちろん、現実とフィクションは混ぜるな危険なので、役者のこととかファンのこととか余計なことは言わぬが花だし、今まで「こんな創作はけしからんザマス!」ってヒステリー起こしてるP◯A的反応はてんでバカにしてた私なのに、どうしたことでしょう。
これはフィクションだよ、ほんとじゃないから大丈夫だよ、と必死に自分に言い聞かせてました。

それだけローラ役のダフネの演技も特撮も撮り方も素晴らしかったということでしょうか。
年老いたローガンが必死に戦うとグサグサ刺してスパンスパン切るしかできないように、体格差のある武器持った大人相手に生き延びるには、グサグサ刺してスパンスパン切って息の根を止めるしかない、そういう説得力がありました。
キャプテンアメリカみたいに相手を気絶させて戦闘不能にするなんて、よっぽど力の差がないとできないのですな。
スタイリッシュな殺陣もないし、勝利の爽快感もない、とにかく生き延びるために戦うという必死さ残酷さ。

ちょっと自閉度高い?と思わせるような表情のない顔!
子どもってけっこう「無」の顔するんですよ、あの顔ですわ。
「無」と「怒り」しかない、そんな生き方しかさせてくれなかった辛さ。

人体実験によって兵器として生み出された子どもテーマで、「サンプルキティ」っていう名作がありましてね。
(突然ですがここから「サンプルキティ」のネタバレします)


サンプル・キティ1【電子書籍】[ 明智抄 ]

考えてみればサンプルキティには「母」的なものはあるんだけど、「父」的なものはいないですね。
(エリーは贖罪と科学的な興味で、愛じゃない感じ)
ひよこのお布団を用意してあげるのが「母」って話なんですけど。

ローラにもひよこのお布団を用意してあげたかった!
でもローラはひよこのお布団は用意されないまま大きくなってしまって、もう今さら戻れないんですよ。
ローガンにもひよこのお布団的なものは出せないんですよ。
でも、たとえ人殺しでも罪を背負っても「あいつらの言いなりになるな」と背中を押すことはできる、命をかけても「生きろ」って言える、「父」的な話だな、と思いました。
不幸だとしても、そこで立ち止まる必要はない、そんな話かな…



チャールズがぼけちゃって辛い、自分が大量破壊兵器なのは辛い、発狂さえ許されないのは辛い、でも死ぬときに誰も道連れにしなかったのはえらい。
ウェストミンスターで何が起きたのかはっきりとは示されなかったけど、チャールズ自身が直接他のミュータントを殺したんではないと信じたい。
(麻痺してるところをミュータント狩りに襲われたとか)
もしマグニートーさえ生きてたら、アダマンチウムを液体化して排出できたのに残念(ローガンの不調って要するに金属アレルギーぽいので)。

敵がローガンの影、今風に言うとローガンオルタだったのは、なんかわかりやすかったですね。
今までの罪が自分に返ってきた的な。
(相手が悪い奴だとしても殺したら罪って言ってたし)
チャールズを殺しちゃったのも、回り回っての因果応報な気がしないでもないし、大量破壊兵器になる前に安楽死させてあげた気もしないでもない。

あんな不安定な兵器(X-24)を運用するライス博士はぶっちゃけバカにしか見えなかったし、危険な現場に生身でノコノコ出ばってくるのもおバカでした。
(洗脳技術低すぎ、あ、洗脳系のミュータントまで狩っちゃったからか)
食品にミュータントの遺伝子を抑制する物質を混ぜたから、新しくミュータントは生まれなくなった、ってちょっと設定盛り過ぎじゃないですか。
えっ世界中にバラまいた?(エックスメンてアメリカンだけじゃなくて世界中から集められてたじゃん)
国境超えたら手を出せない程度だし、そんな世界的な組織に見えなかったけどなー。
遺伝子改良されてたっぽいトウモロコシ畑が伏線だったんかなー。
なんか元気になるシロップ(意味深)取れるって言ってたもんなー。

そもそも、あの敵さん達はあんなに血眼になって逃げたミュータントを捕まえようとしてたけど、何したかったん?
別にほっといてよかったんじゃない?
世間にバレると困るから?
捕まえて洗脳して運用するため? でも廃棄処分だったんでしょ。
じゃあ抹殺するため?
それなら最後のバトルなんて、見つけたらすぐぶち殺しても良かったんじゃない?生け捕りにする必要あった?
ローラ以外のミュータントが弱過ぎ、ていうかあんくらいが普通で、あの子が成功例なんかなあ。

なーんてちょっと設定がフワフワに見えたり。

ほんでもうちょっとローガンとローラに心の交流的な雰囲気があるのかと思ってたら、あんまなかったのも残念でした。
チャールズとの方がよっぽど交流してた。
両方ツンデレで話が進まないのですな。
それでも、「無」と「怒り」しか表情のなかった子が、最後に「悲しみ」の感情をゲットしたのはなんかグッと来ましたよ。
途中でチャールズ死んで幸せな家族も死んで集合場所もマボロシで、ここは地獄かと思ったら、うまいこと救いのあるラストでよかったー。

「そうかこんな感じか」

愛したものはみんな死んだから、何も愛したくないって、でも何も愛さずには生きていけないのですよ。
今度は守れた…
よかった…



子どもらがイタズラで髭剃りしたとき、危ない!悪夢にうなされたローガンに刺されるやつや!って心配したけど杞憂でしたな。



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(こっちは◯の◯をふさぐというメタファーでわかりやすい、多分ローガンも似たような話なんだな)







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Last updated  2018.02.26 08:27:26
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