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映画「ONE PIECE FILM RED」観ました。ワンピースあんまり詳しくなくて、ルフィ一味の顔と名前は知ってるなあくらい。子が見たいというので行ってきました。(スポンサーが欲しい時は一緒に行こうっていう)別の子も見たいっていうからまた観に行きましたよ!2回目は結末知ってて、ああこれって…てなるからよいですよ!以下ネタバレ改行(最近は特典が豪華ですな。小冊子流行ってる?)Adoちゃんは歌がうまいなあ。まあAdoちゃんのことだって、そんなにめっちゃファンで詳しいというわけじゃないんですよ。「うっせぇわ」聞いてるくらいで。とにかく歌がうまい子だなあという印象。流行ったおかげでいろんな人がカバーしたけど、誰もAdoちゃん超えてないんでない?そんでアニメのキャラ歌吹き替えやるっていうて、ちょっとイメージちゃうなってのはあったけど、ま、歌がうまい人ってのは何でも歌えるから歌姫(アイドル)ぽい歌も歌えるんだろうなあと思ってたんだけど、期待以上に本領発揮wいや歌姫ものだと思ってたし。いや歌姫ものなんだけどさ…マクロスとかラブライブとか歌姫もののイメージって「希望」とか「夢」とか爽やかでないですか?それがまあなんというか「闇堕ち」w闇堕ち歌を熱唱!斬新! そんな詳しくないけど、オペラやミュージカルで「闇」っぽい曲、悪役の歌う曲、それをヒロインが歌うことってあるんでしょうか?「白鳥の湖」でオデット踊ったプリマが黒鳥踊るようなもんですか。 闇堕ち歌ってくれる若い歌手ってすごくない?って話を子に熱弁してたらですね、「でもAdoちゃんて闇堕ちやん(そういうキャラやん)」て言われました。いや、え、そうかな、そうかも… この映画のおかげでAdoちゃんのインタビューよく流れてくるんですけど、最初の曲は「ウタ」っていうアイドルが歌ってることを意識してAdo臭をセーブして爽やかに歌ってる(意訳)そうですよ。確かに劇中でAdoちゃんがチラつくことなく、ウタちゃんが歌ってるとしか思えなかった!やっぱ歌がうまい人は何でも歌えるんや。(声優さんの方の演技と映像の演出もよかったってこと) (でも家で曲だけ聞いてると、まごうことなくAdoの歌! こんなゲロゲロ歌うアイドルがいるか!ってなるw)まあちょっと曲多すぎない?ってのはあるけど、とにかく量で圧倒!ライブとして歌ってるのと能力発動として歌ってるのとあって無理ないし。これしばらくは歌姫もの作りにくいじゃないかな。この作品のボリューム超えるの難しそう。 Adoちゃんが庶民派なのもちょうどよくて。ツイッターとかインタビュー聞いてるとAdoちゃんて庶民派なんですよ、気取ってない。そりゃ世の中歌上手い人いっぱいいるんでしょうけど、なんかアーティスト!って感じでアニメのキャラなんてやってくれそうにないじゃないですか?本人がよくても事務所が、うちはアーティスト売りするんです!って隠しちゃいそうなイメージ。 でもさほらAdoちゃんて「うっせぇわ」で売れてすぐパロディCMソングやってたじゃない?あれで、そんな価値下がるようなことしたらアカンて怒ってる人いたんだけど、逆によかったんじゃないかなあ。あんだけ歌上手いのに、なんでもやってくれるって美味しいやん(消臭力のように!) だからアニメの吹き替えやるのちょうどよかったやん、て思う。映画中の曲もいろんか作曲家が書いてて、誰が書いても何でも歌うよーって「歌い手」文化ノリ。 ほんで内容なんだけど、ワンピースのパブリックイメージというか少年ジャンプ漫画の王道イメージというか、悪者がいてみんなでやっつける話なんかと思ってたらまあビックリ!ウタちゃんは騙されてるか何かで人質ポジション(いわゆる西部劇ヒロイン)かと思ったら、まあ! 主犯やないかい! 一見被害者にしからなれないようなか弱い少女が、やらかしてしまう。それだけの力と想いがある。つよい話だ…(某エレンや某サノスと肩を並べるくらいの) これ面白いのは主人公側の人間は「やめろ!お前は間違ってる!」みたいなこと言わないのね。海軍さんは問答無用だったけど。民衆も、あらがってる人ばっかりじゃなくて、着いてきます!って人もいたし。現代的だなあ。(つまり現実はクソ!)(いやよく考えたらルフィが止めろって言って気がする…。でもさー、わしの感覚だと「何やってんねんアホかー」ってビッタンビッタンビンタするくらいのことしてんだけど、みんな止め方が優しいよ) そんでまあトットムジカ出した方がむしろええんじゃね?ってなったのがちょっとマッチポンプだなあって。トットムジカ出したらあかんかったんちゃうの?災厄でしょ?会場でおねんねしてる人は海軍が回収したんだっけ?側にいる人たちめっちゃ危ない。ほんでルフィ側の思惑とは関係なく、ウタが勝手に召喚しちゃうし、棚ぼた。なんだかな。 いろんなキャラが出てきてよくわかんないんだけど、最後はみんなで協力バトル!ここらへんは王道ジャンプ漫画ですな。なぜかええ感じにコスチューム替えてくれてありがたや〜。初見でもなんとなくどういう人が何やってるかわかりましたよ!(これやっぱ尾田先生のキャラデザ強いからかなあ) まあ後から思い返すといろいろおかしいところあるんですけど、迫力ある歌と映像で観てる間は気にならなかった!これぞ映画! (あのねえ最初の最初でフルカラー印刷のチケット出てきたからこの世界の文明レベルわかんなくなりましたよ)(会場演出の花火だったりライトアップだったり屋根が動いたりホログラム?だったり、この世界の文明レベルなんやねんて思ってたらこれ伏線でしたな)(ウタちゃん現実とウタワールドで別々の世界を見つつそれぞれで会話したり歌ったり行動したり、なかなかのマルチタスク。天才か?)(ひょっとしてだいたいこいつのせい→シャンクス)(それにしても原作ガチファンの人は無から幼馴染みキャラ生えてきて困っただろうな。原作者が言ってるんだし整合性取れてるし文句言えない、だからこそ厄介)(「海賊王に俺はなる!」の決め台詞にこんな文脈乗ってると思わなんだよ。つまり、そういうことなんでしょう?) 「新時代」にしろ「私は最強」にしろ、パッと聞きの印象は明るくて元気で前向きなんかと思うけど、よくよく歌詞読むと怖くね?ってなったり。「私は最強」がもうMrs. GREEN APPLE臭さ満載でさ、大森さんうまいことやったなあってw大森さんバージョンが聞きたい!と思ったらもう流れてた! 原キーだ!すげえ!私は最強https://youtu.be/cUdyx_B1J9Eそんなわけでとても、なんだろ、楽しいっていうとあれだな(最後があれだから)、何回も見たくなるような映画ですよ。アニメ映画つながりあまり褒めてないのでご注意!(今思えばライブシーンよかったな) 【ネタバレ】「ラブライブ! The School Idol Movie」の感想/バニッシュメントディスワールド!エルサもちゃんと闇堕ちしたらよかった(?)のに。【ネタバレ】「アナと雪の女王」大切な人が世界を滅ぼす存在だったらどうしますか、って話。【ネタバレ】「スター・トレック:ピカード」の感想/情けは人のためではない人を自◯させる歌を歌える人の話。自我系の暗黒めぐる銀河の魚1【電子書籍】[ 山田ミネコ ](これについてはコメントでかこうかな)
2022.11.22
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新海誠監督アニメ映画「すずめの戸締まり」見ました。家族間で試聴時期がずれてネタバレ喰らう前に急いで見ないと!最近のお子様は親とでなくても映画見に行く。つおい。以下ネタバレ改行。特典で薄い本もらいました。ポケモン映画(旧)じゃん! 封印されし地震ポケモン。何を考えてるかわからない猫又ポケモン。椅子ポケモン。主人公は身体能力高過ぎだし、諦めない心!ロードムービー! 出会い!出会う人出会う人みんないい人!ポケモンとポケモンのアクション! 裏世界! 高所アクション! 怪獣映画! 大災害! 最近のポケモン映画見てないんですけど、昔のポケモン映画こんなんでしたよ。つまり王道冒険ファンタジー。ヒーローもの。ポケモン映画ずっと見てた人はわかってくれるよね?リアリティラインがこう、こんくらいなのわかるでしょっていうリアリティライン。なんであなたそんな無茶する?って言われてたけど、サトシだったら絶対犠牲になった人を見捨てたりしないもの。 つまりヒーローなんですよ。人を救う人。そういう人をほっとけないんよ。女の子だってヒーローになってもええやんか。なんでもかんでも恋愛絡まないと動かないと思われてる?むしろ恋愛描写がノイズってとこまである。初期構想では草太さんポジは女性で考えられてたって話だし、恋愛ものじゃなくても成り立つ話なんすよ。 恋愛っぽい描写は、メタ的に言えば監督の手癖だなあって感じだし、商売上のテコ入れがあったのかもしんない。劇中で言えば、自分を駆り立てる衝動の正体がちゃんとわからなくて、恋愛感情だって自分も周りも錯覚してたの思うのねー。これは忘れ物を取り(届け)に行く話。自分を救う物語。 人を救うために体を張って頑張ったことが、回り回って自分を救う話。あかり、人を救うために体を張って頑張ったことが、回り回って自分を救う話、だーいすき! 馬鹿みたいに頑張ったあんなことやこんなことが無駄じゃないって思えるから。 常世に幽霊(死者)がいるってのはミスリードでしたな。雑な考察するに、生命体はちゃんと現世に生まれ変わって元気にやってるんじゃないかな。だといいな。でもモノは生まれ変われない。あそこにいるのはモノの幽霊。最後急に時間SFものになるじゃないですか。あんだけ無茶な旅だったけど、たどり着くことは決まってたんですよ!(ちょうど最近「四畳半タイムマシンブルース」見たけどこんな話でした)じゃないと幼すずめが椅子を持ってた辻褄が合わない。 ママの椅子が無限ループする設ありますが、あの椅子は常世に落ちてた椅子の幽霊の方だと思うのね。 ママが椅子作った→震災でなくした→幼すずめが常世から持ってきた→草太と合体した→常世で草太と分離した→常世で幼すずめに渡った だと椅子が現世と常世、過去と現在をグルグルぐるぐるループしちゃうけど、常世に落ちてた椅子が草太と分離した椅子じゃなく、震災でなくした方の椅子(の幽霊)ならば、ループはしてない。じゃ草太と融合した椅子はどうなったの?あ、この世と常世が廃墟のドアで繋がってしまう理屈、わかっちゃった。廃墟は建物としては死んでしまうから常世に行くんだ。でも廃墟としてはこの世にある。この世と常世で廃墟が二重存在するんだ。常世のドアの幽霊と廃墟のボロボロのドアは価値として等しくなるんだわ。だから繋がる。 で、あのお母さんの形見の椅子は、あれ実は椅子の幽霊なんだわ。映画冒頭からずっと。だって元は常世にあって、幼すずめに渡したものだから。だから簡単に人間(草太)と融合できた。本当には存在してないんだわ。影みたいなもんで。アバターチェンジ!(byドンブラザーズ) 草太と融合してた方の椅子の幽霊は消えちゃったんじゃないかな。そもそも、幽霊っつーか形代っつーかアバターっつーかだったら複数存在してもいいわけで。やっぱりループしてるかもしんない。ただしお母さんが作ったホンモノの椅子じゃない。 映画の設定だと、地震はミミズのせいで、ミミズの封印失敗のせいで、つまり過去の震災は人災やん。閉じ師ムノー。過去にサダイジン封印がなんかの拍子に抜けちゃったってとか?おじいちゃんはそれで顔見知りに? それだと文明が起きる前には地震が存在しないことになるし。いや、小規模な地震は起きるが大震災は文明のせいってこと?(封印を続けるとミミズがでかくなる?)だいたいこれがガチなら裏家業感覚でとある一族しかやってないなんて維持無理やろ。政府機関か、政府が裏で援助してたくらいしないと。なんか甘い設定やなあと思いました。全体的にふんわりしてる。同じ伝記物だけど「天気の子」の方がしっかりしてたな。というかごまかしが美味かったような。 声はみんなよかったんだけど、草太さんはちょっと固かったかな。声はいいんだけど演技プランが少ない感じ。おばさんの声がすごいうまくて自然で本職声優かと思ったら深津絵里さんて女優さんで、すごいなあと思いました(こなみかん) 期待したよりRADWIMPSの曲少なかった。普通の映画みたい()最後かかった曲、すごい重い愛の歌で、滝くんや帆高くんならわかるけど、草太さんそんなんだっけ?っとなってチグハグ。(あのfeat.十明は雰囲気あってよかったけどさ。) みんな大好き芹澤さんは確かに素晴らしいなんだけど、なんだろう、急にどうしたw噛み合ってなくない?そもそも椅子、椅子ってなに? メインテーマと関係なくない?そりゃ母の形見になったり、アクションもできて便利だけど、監督の癖しか感じないwって感じでなんかいろんなとこが無理やりというか整理整頓できてないまま見切り発車で作っちゃった感。 でもまあ終わりよければ全てよし、で前を向いて歩こうという前向きな話でよかった(こなみかん)。ビジュアルも綺麗かったし。 関連項目【ネタバレ】「君の名は。」の感想/なんでもないや(なんでもないわけない)人を救うために体を張って頑張ったことが、回り回って自分を救う話【ネタバレ】「スター・トレック:ピカード」の感想/情けは人のためではない
2022.11.18
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「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」を映画館で観たんですけど、やっと感想書きます。 ついに映画版が完結しましたね! (なぜかタイトルに3がつかないけど「ヒックとドラゴン」「ヒックとドラゴン2」と来て3作目完結篇です) これがなかなか原作ファンには嬉しい展開! 最後の最後で原作に帰ってきた、そんな感じです。 原作ファンが観ても納得だし、これを機に映画ファンに原作もおすすめしたい! 以下ネタバレ改行。 かなり原作のネタバレあるんでご注意! ヒックとドラゴン 聖地への冒険【Blu-ray】 [ クレシッダ・コーウェル ] ヒックとドラゴン 1 伝説の怪物 / クレシッダ・コーウェル 【全集・双書】 (※注!「マップス」と「マイティ・ソー/バトルロイヤル」と「ファイブスター物語」のネタバレもあります) (RTAとは「リアルタイムアタック」の略で、ゲームをクリアする速さを競う競技なんだけど、ここでは早送り的な感じで使ってます。) アニメはアニメでそりゃ素晴らしいですけど、だいぶ原作改変しててなんだかなあと思ってたんですが、この最終章でなんと原作に寄ってきました! 原作の「ヒックとドラゴン」はねえ、チビのいじめられっ子の少年が知恵と勇気で困難を切り抜けていくうちに仲間ができて力を合わせて戦いを通して成長していく王道ファンタジー児童文学なんですよ! 伏線と伏線回収が見事で読んでスッキリ! 友のため他人のために身を削って戦うことが、まわり回って自分を救うし世界を救うのだ! (原作の感想はこちら↓で書いてます。 【ネタバレなし】「ヒックとドラゴン」原作の感想/ジャイアンよりひどい! 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」原作1〜11巻の感想/戦う一休さん それでまあドリームワークスの映画はちょっとアプローチ違うんですわ。 ドラゴン寄りというか、ポケ○ン寄りというか。 それはそれでもちろんアクションとか映像とか素晴らしく見所あるんですが。 原作では最初からドラゴンはペットというか家畜というか既に飼われてる存在だったのですよ。 バイキング達はドラゴンを使役していた。 だから映画1作目「ヒックとドラゴン」でドラゴンは皆殺しだーみたいな始まりからして違和感。 ところが原作を読み進むと、ヒックのご先祖のヒック1世の時代の話が出てきまして。 ヒック1世の時代では人とドラゴンはお互い殺し合うような殺伐とした関係だった。 それが心優しいヒック1世が傷ついたドラゴンを助けたことから和平がすすみ、平和に共存できるようになった。 (映画の1作目じゃん!) だがしかし!(ベベン!)人はいつしか増長し、ドラゴンを友ではなく家畜・奴隷として使役するようになった!(食用ドラゴンさえいるんだよ!) (でもヒックだけはドラゴンは奴隷じゃなくて友達なんだと、大切な仲間として扱う。そしてその輪が広がっていく) (2作目じゃん!) そしてついに人間とドラゴンは戦争になり、ヒック(達)の活躍により一応の平和が訪れたが、ドラゴン達は争いを避け、隠れて住むようになったのであった…。人知れず海底や山奥でひっそりと。 (この映画じゃん!) だから現在の私達はドラゴンなんていない世界を生きている。ドラゴンなんて御伽話、夢物語、存在しないって… でも違うの。 ドラゴンはいつか人間と共存できる未来まで隠れているだけ。 いつか帰ってくる… これがおおまかな原作の流れ。 映画も3作通して見れば同じじゃん! 1作目「ヒックとドラゴン」→ご先祖ヒック1世の時代(ドラゴンは敵→友) 2作目「ヒックとドラゴン2」→原作の主な時間軸(ドラゴンは友VSドラゴンは奴隷) 3作目「ヒックとドラゴン 聖地への冒険」→原作のラスト(ドラゴン旅立ち) 最後まで観てみれば映画は原作RTAだったのでした。 (テレビ版に関してはちゃんと見てないので言及しません、すみません) ドラゴンの隠れ里にね、産卵場があって、原作1巻を思い出しました。 フワフワと幻想的なたくさんの卵と赤ちゃん達。 あれ見て、帰ってきたんだな、原作に帰ってきたんだなって思いました。 ネットでドラゴンを難民のメタファーと見ている人の意見を見ました。 難民を受け入れたのに手に余るようになったら追いやるのか、と。 それもなるほどなんですけど、ドラゴンは遠いドラゴンの国に隠れてしまったとしても、存在が消えてなくなったわけじゃないじゃないですか。 「見えないからって、存在しないわけじゃない」 原作もこの映画も最後に伝えたかったのはここかなって思いました。 今、そばに住んでいないから、遠い国のことだから、いないものと感じてしまう。 あるいは近くにいるのに、目に入らない、いないものとして扱ってしまう。 残酷にもカースト上位はそういう態度を持ってしまいがちでないですか。 「俺の学校にはイジメはなかった」「パンがなければお菓子を食べればいいでしょう?」みたいなやつ。 自分と似たような境遇の人とばかりつるんで、世の中わかってる気になってる。 でも世の中いろんな人がいるんだよ。 見えない(見ない)からって、いないわけじゃない。 見えない存在が力になってくれる話といえば長谷川裕一の「マップス」ですな。 【中古】 マップス(1) ノーラC/長谷川裕一(著者) 【中古】afb 今思えばよくできた話でした。 宇宙の危機に際して、見えない存在が仲間になると予言されて遠く遠く探し求めるんですけど、見えない仲間はすぐそばにいたっていう(うろ覚えにつき細かいところが違ってたらごめんなさい)。 ここで大切なのは想像力。 見えないものはいないと思ってしまえば、出会うことも心を通わせることも力を合わせることもできないのです。 原作改変で残念なのがスノットで、映画だとただのいじめっ子でしかもすぐデレて仲間その1みたいになっちゃうじゃないですか。 原作だとかなりしつこく敵対してるんだけど、それがただの悪役ってわけじゃない掘り下げがあって。 つまり古い価値観の代表なんですよ。 マッチョが支配する価値観、強さ、暴力が正義。 でもそれって昔は本当に正義だったじゃないですか。 そうしなきゃ生き残れない過酷な環境で、当然の価値観を教育されて生きてきて、成果もあって、今更あなたは古臭くて間違っているって言われても簡単に納得できない、それがちゃんと描写されてました。 それでこの映画の悪役さんのグリメルさんが古い価値観の人で、ドラゴンは敵で皆殺しすべきと信じてる。 でもそれは時代でしょうがないところもあって、バーク島の人達も何十年?百年?もそうやって生きてきたわけでしょう? なんか今になってドラゴンは友だちみたいないい人ぶっちゃってさ。 ドラゴン殺しを古臭いとか愚かとか間違ってるとか、簡単に言えないじゃん(でも譲れないものはあるから戦いになるけれど)。 ここも原作から拾ってきた感じがしました。 (このグリメルの見た目が松重豊さんそっくりで声も松重豊さんで、日本で当て書きで製作したんかと思ったよ!) あとフィッシュなんてかなり改変されて残念な感じ。見た目も中身もぼぼ別人だし正直地味。 原作だとかなり重要キャラなのでぜひ読んでフィッシュを知ってほしいです!出番多し! 映画オリジナルキャラの方が待遇がよいんでないかしら。 双子とかライトフューリーとか。 ライトフューリー自体はいいんだけど、トゥースの初恋はちょっとあざと過ぎて乗れませんでしたー。 あと小ネタですが… 「我々が住めばそこはバーク島になる!」ってアスガーディアンかよ! マイティ・ソー バトルロイヤル MovieNEX(アウターケース付き) [ クリス・ヘムズワース ] 族長の無茶ぶりによくみんな言うこときくなあ。封建社会! もひとつ気付いちゃったんですが… 原作のトゥース(トゥースレス)ってすえぞうですな。 ファイブスター物語 6 超ネタバレ! トゥースレスは超巨大ドラゴンの幼生でした! 将来は神に近い存在まで巨大化! しかもこのドラゴン、老年期になると逆に縮みます! かわいいミニお爺ちゃんドラゴンになります!(ショタジジイかしら?) すえぞうより美味しいぞ! (あ、このネタ映画関係ないや…許して…) PS. あ、これ、人間より長寿の存在がショタジジイになって親友の子孫に会えた話じゃん! 時を越えて魂の再開! 「きっとまた会えるよ」「また会えた」 うわー!大好物のやつ! 関連項目 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」感想/お父さんテライケメン! 【ネタバレなし】「ヒックとドラゴン」原作の感想/ジャイアンよりひどい! 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」原作1〜11巻の感想/戦う一休さん
2020.04.24
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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観ました。 なんか賛否両論というかネットで炎上してるっぽくて気になってました。 この映画の舞台となる「ドラクエ5」はスーパーファミコンの時やったことあるっちゃあるんですけど、かなり昔なもんで記憶もおぼろげ。 正直言ってそこまで思い入れなくて、どっちかっていうと「勇者ヨシヒコ」の方がイメージ強いくらい。 でまあネタバレ踏む前にと早目に観に行ったのですが… そりゃ炎上するよ! 賛否両論別れるよ! そして私はドン引きした方です。 まあしかしキレるほどじゃないかなって、そこまでドラクエ5に思い入れないしな… そんな感想です。 以下ネタバレ改行。 ドラゴンクエスト ユア・ストーリー Blu-ray 通常版【Blu-ray】 [ 佐藤健 ] ぱっと見、めっちゃ「ヒックとドラゴン」やなあってのがまずあって。 ヒックとドラゴン スペシャル・コレクターズ・エディション【Blu-ray】 [ (アニメーション) ] キャラデザとか動きがとにかくバタくさいのね。ギャグもね。ヒェ〜って目ぇひんむいて驚くとかね。 なんだか既視感満載で… ヒクドラは3Dでファンタジー世界やらドラゴン等のモンスターを描くことに一定の完成形を作っちゃったから、参考にしたんか結果的に似ちゃったんか知らないけれど、オリジナリティがあんまり感じられなかったかなあ。 とにかくドタバタコメディ演技過剰アメリカンで。 これドラクエなん?って感じ。 バトルで空中回転しながら攻撃を避けるのをスローモーションで見せる、とかはよかったかな。 これもこんな映像見たことない!ってほどではないけれど。 こういう描写を王道と賞賛するか、ベタで飽き飽きとくさすかは、難しいポイントですな。 ちゃんとキャラがゲーム中で使う魔法を使ってたのもよかった。(ビアンカってザラキ使えたっけ?) 個人的には展開が早足なのもあまり気にならなかったです。 自分がちょうどいい忘れ具合なもんで、だいたいあらすじ知ってるし、意外な展開みたいなとこは忘れててちゃんとびっくりしたし。 (これはつまり元の「ドラクエ5」の脚本がよくできてるってことですな。) ほんで突然ですがここから「LEGO ムービー」のネタバレします。 「LEGO ムービー」はめっちゃ面白い傑作映画だし、ネタバレ踏まないで観た方がそりゃあ絶対その方がよいので、お気をつけて! LEGOムービー【Blu-ray】 [ クリス・プラット ] ほんで衝撃のラスト展開ってつまり「LEGO ムービー」やん?! 「LEGO ムービー」は似たようなことやったけど、面白かったし世間的にも大絶賛だったよね? でもこっちはドン引き。 何が違うんだろう? こっちの「ユア・ストーリー」という映画ラストの伝えたいことを最善の相で考えると多分、 [1]この世界はゲーム世界で虚構(ニセモノ)だよ。 [2]でもボクのこの思いはホンモノだよ。 [3]この世界を救った「キミ」はホンモノの勇者だよ。 だったかなって。 でも観客には多分[1]までしか届いていない感じなんですよ。 ネットで怒ってる人の感想見てるとだいたいそう。 「ニセモノって言われた!」「思い出を汚された!」 大事な[2]以降が届いてないんですよ。 まああの、最愛の嫁さん、子どもがフシュっと消えて、仲間も敵も消えて、世界は色を失い重力を失い消えて無くなり真っ白の空間だけになる、あの絶望感。 あれが印象強すぎましたねえ。 そこでドン引き。 後でキレイに元どおりに戻ったから問題ない、と言われましても最愛の嫁さん以下ryが全部ニセモノだと見せつけられた後では、以前と同じような感情は持てないのではないですか? そして一番問題なところは、「この思いはホンモノだよ」と言うほどこの「ボク」さんは現実に影響を与えてないとこだと思うんです。 「LEGO ムービー」では、ラスボスさんは現実でもラスボスだったんです。 それで、いろいろあって考えを改めて、言い方悪いけどつまり「改心」して悪行をやめるんです。 虚構が現実を動かしたんです! 現実が動いたからLEGO世界もハッピーエンドをむかえられた。 この世界は「ニセモノ」だけど思いは「ホンモノ」だった! 長い長い冒険に意味があったんです。 しかしまあ「ユア・ストーリー」の方は、ラスボスはウィルスだった→そのウィルスを倒した、それだけ。 この事件はあくまでこのゲーム内の話で現実になんの影響もないんですよ。 ウィルスは世界にいっぱいばら撒かれてるんでしょうし、根本的解決になってない。 それでウィルスを倒したのもアンチウィルスソフトである、ってボクの力じゃなくない?! 一応手はくだしてましたけどね、どうなんでしょう、この思いがホンモノだから勝ったと言えるんですか? たまたまアンチウィルスソフトがあったから勝ったんじゃないですか? この長い長い冒険に意味はありましたか? ここらへんセリフとか演出とかでうまく説明したらよかったかもしれないですね。 パターンとしては、今まで蓄積したプレーヤーのデータがどっかに残ってたおかげでやっとアンチウィルスソフトが完成した、とか、実はオンラインゲームで他のプレーヤーが力を貸してくれた、とか。 伏線としてはよくできてました。 なんか原作ゲームとちょこちょこ違う展開はリメイクだから。 イベントやNPCの性格は多少はランダムに変わるんでしょう、プレーヤーが飽きないように。 公式と解釈違いか?っていうキャラの性格や言葉遣いのブレはこれで説明つくし。 主人公がヘタレなのは、プレーヤーの性格だから。 「じこあんじ」とか「ロボット登場」なども伏線。 伏線回収としてはラストの展開はよくできてたし、説明はつく。 なぜこの舞台が「ドラクエ5」なのかっていうのも説明つくんですよ。 「ドラクエ5」の主人公は歴代ドラクエの中で唯一(?)勇者じゃない主人公だから。 勇者は自身の子どもの方だから、主人公は勇者ではない。 しかし、世界を救ったことでホンモノの勇者になった! ここで現実主人公とリンクするっていう。 全部説明はつくんですけど、多分観客が期待したものではなかったんじゃないかな。 なんか言い訳になっちゃってるんですよね。 原作ゲームと違ったりなんだかクオリティ低い描写があるのはリメイク版VRゲームだから、けして手抜きではありません! ところでビアンカが天空人の子孫だったって設定、原作ゲームにありましたっけ? フローラ選んだら勇者産まれずバッドエンド? 私の考えでは、フローラを選ぶとフローラが実は天空人の子孫だったというエピソードが加えられて結果オーライになるんじゃないかしら? つまりシュレーディンガーの花嫁? 観測したことでさかのぼって原因が決められる?的な? あとですね、話は変わりますが吹き替えはみんなとてもよかったです! さすがは我らの良太郎ちゃん!(唐突な特ヲタの叫び!) 佐藤健って地声が低いんですよ。 基本イケボで、でも高い声でヘタレっぽさも出せるんですよ。 うまい! ほかの方も違和感なく雰囲気が大変よかったです。 昨今のタレント吹き替えは正直ハズレも多く、世間の批判が大きいようにも感じますが、人選と音響監督の演技指導によっては全く問題ないというか、むしろ音響監督の手腕じゃねーのとも思います。 (ひょっとしてプレスコ?) だからタレント吹き替えで聞くに耐えないときは、タレントさんを批判するより、音響監督さんを批判するべきかなあと。 話は更に飛びますが、佐藤健が番宣でテレビ出まくってますが、アニメ映画の番宣を他の番組でバンバン流すってのも考えてみれば不思議ですね。 だってアニメですよ? ひと昔前ならお子様向けと言われた(てゆうかガチお子様向けのアニメでもタレント吹き替えで番宣入れるからなあ)。 昔は番宣といえば実写映画、大人向け映画ばっかりじゃなかったっけ? 世の中アニメに力入れてるんやなあ。 さすがクールジャパン! 関連項目 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」の感想/お父さんテライケメン! 【ネタバレ】「カンフーパンダ2」 【ネタバレ】「カンフー・パンダ3」の感想/体にみなぎる無限の力! 【ネタバレ】「ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー」の感想/ありのーままのー自分を好きになってー PS. 衝撃のラスト!っていうから私が想像したのは、花嫁はどっちにも選べない→重婚エンド!子どもは髪の色が違うキャラを一人ずつ!、というサイテーなものでした…
2019.08.05
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「アベンジャーズ/エンドゲーム 」の感想、初見の感想は↓ 【ネタバレ】「アベンジャーズ/エンドゲーム 」の感想/MCUファンへのご褒美であります! で書いてますのでよろ。 ちょっとインフィニティ・ウォーから続くサノス戦についての話をしようと思います。 (※だから「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のネタバレもありますよ!注意!) もちろんただの個人の感想なので、浅いところもあるかもしらんけど、そこんとこよろ。 以下ネタバレ改行。 アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX 【Blu-ray】 前作の感想は↓ 【ネタバレ】「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の感想/今までMCU全部観てきてよかった! で書いたんですが、この時気になったのが、何故ことごとくアベンジャーズは勝てないのか、アベンジャーズの作戦は失敗するのか、です。 そしてエンドゲーム を見て、何故トニーの作戦(ドクター・ストレンジの作戦)は成功したのか、サノスを倒すに至ったのか、考えました。 サノスは、世界の知的生命体の人口が増え過ぎたために資源が足りなくなって争いが起きるのだ、だから人口を減らせば(間引けば)世界は平和になる、という考えでした。 いわば「大の平和のために小を犠牲にする」そして「大義名分を持ったサノスが殺害を実行する」。 まあ、人口過密、資源枯渇、自然破壊、そんな話題は昔流行りましたよね。 人口の少ない田舎でのどかに暮らす、それが平和なんだと感じる人もいるでしょう。 それが真かはさておき、問題はサノスは「大のために小を犠牲」にしようとしていることです。 アベンジャーズ側も最初そんな作戦をしようとしましたよね。 ガモーラを犠牲にしようとする→失敗。 ヴィジョンを犠牲にしようとする→失敗。 サノスの正義を止めるためにサノスと同じ「大のために小を犠牲にする」作戦をしてしまった。 だから失敗したんじゃないかと。 そしてストレンジはタイムストーンのためにトニーを犠牲にしなかったんです。 トニーを助けるためにインフィニティ・ストーンを明け渡した。 「大のために小を犠牲にする」とサノスに勝てない。 それがサノス戦のルールだったのではないかしら。 とインフィニティ・ウォーのころは思ってました。 しかしエンドゲーム 、これってトニーが犠牲になってますよね。 ナターシャも犠牲になりましたよね。 そしてサノスを倒しました。 これでちょっとわかんなくなりました。 「大のために小を犠牲に」してもいいのか? それで考えたんですけど、多分、「自己犠牲」というより「実行したのが本人かどうか」「誰が手を下したか」が大事なのかと思ったんですよ。 サノスは「サノス自身が手を下す」作戦だった。 ガモーラを犠牲にしようとしたのはクイルだし、ヴィジョンを犠牲にしようとしたのはワンダでした。 本人が自己犠牲しようとして納得して頼み込んで、でも実行したのは本人じゃない。 トニーの最期はトニーが実行しました。 ナターシャも。 そこの差なのかなーと。 ストレンジ先生はどうすればよいか言わなかった。 言うと本人の行動じゃなくなって、サノス戦勝利の法則から離れるからかなあ、と思ったり。 ここから個人語り。 正直言うと、トニーの最期はあんまり泣けませんでした。 よくわからないうちに終わってしまって。 最近見た映画で一番泣けたのは「ヴェノム」なんですよね。 ここから唐突に「ヴェノム」のネタバレをします。 ヴェノム ブルーレイ&DVDセット【Blu-ray】 [ トム・ハーディ ] (そして「インデペンデンス・デイ」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のネタバレがあります。) 「ヴェノム」はすごく楽しい映画でのほほんと観ていたら、急にラストでヴェノムが自己犠牲でエディを助けだしてびっくり。 もうそこが泣けてしまって。 自己犠牲で泣ける映画といえば「インデペンデンス・デイ」のアル中のお父ちゃんの最期も泣けた! その共通点と言えば (1)世界のためというよりは個人的に自分の大切な人のため (2)他に方法がなく (3)自分が死ぬとわかってても行動した なんですよね。 (もちろん個人的な好みのはなしです) ヴェノムはもうまんまドンピシャなんですよ。他に方法がない。けなげ! インデペンデンス・デイのお父ちゃんは、世界を救ってるんですけど、パイロット席に家族の写真があって、家族のためにしたことが強調されている。 実は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のヨンドゥの最期も泣けなかったんですよね。 他に方法あった気がして。なんとか助かる気もするし。 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のグルートは、あそこではああするしかなかった、大切な人を守るために犠牲になったって素直に思えたのですが。 エンドゲーム のトニーの最期は、 大切な人のためというよりは世界のため、に一見見える。(もちろん愛する娘と嫁も世界に含まれるけれど) 他に方法がなかったのか、わかるようなわからんような。(あれだけやってもサノスがガントレットを手にして危機だったけれども) そもそもトニーがガントレット使うと死ぬん?(いやまーサノスやハルクでさえ体痛めるくらいだから人間のトニーには無理だろう) よくよく考えたら 自分の大切な人のために、 他に方法がなく、どうしようもなく、 自分が死ぬとわかってても行動した。 のは確かっちゃたしかなんですが、が、ちょっと展開早くて理解が追いつかなくて、初見では納得できなくて、泣けなかったですね。 トニーがガントレット機能をアイアンマンにもつけてる、そこまではトニーならありそう!、となったんですが。 インフィニティ・ストーンのパワー使ったら人間は死ぬとトニーはわかってたのかな、いやトニーは知ってたっぽいけど視聴者の私にはすぐにはわからなかったよ。 そしてトニーの願いがサノスとサノス軍消して!てのも、ヒーローの願いとしてどうなんと思ったり。 個人的な意見なんでご容赦ください。 しかしその泣けなかったから駄作だと言うわけではもうとうなく、泣けなかったから尊くないというわけではもちろんないのです。 なんだかエンドゲーム は3時間だし壮大な泣けるシリアスな映画で見るのしんどそうと思われたら心外で、笑いがあり、ほっこりするシーンも多く、キャラ愛にあふれていて、とにかく観ていて楽しい映画でしたよ。 ただちょっと、トニーの最期の選択にはもう少し納得が欲しかったのです。 MCU関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 「シビル・ウォー」への道←「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」「アイアンマン2」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ」「アイアンマン3」 「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「アントマン」の感想 【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 【ネタバレ】「ドクター・ストレンジ」の感想/奇跡も魔法もあるんだよ(あるとは言ってない) 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想/ツンデレは不幸になる病なのか 「インフィニティ・ウォー」への道←「スパイダーマン ホームカミング」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ブラックパンサー」の感想 【ネタバレ】「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の感想/今までMCU全部観てきてよかった!
2019.05.18
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「アベンジャーズ/エンドゲーム 」観ました! こんなこともあろうかと(?)MCU全部観といてよかった! 勝利! 勝利です! ネタバレ厳禁がすごーく言われてるのもわかるわー。 以下ネタバレ改行。 アベンジャーズ/エンドゲーム Movie NEX [Blu-ray] 【※注意!】 ここで急に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」のネタバレになります! 要するにこの映画は、 「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」をやったのですよ。 ただし戻る時間は5種類、映画5本分? 「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」は現在の時間軸の登場人物達が前作の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の世界(過去)にタイムトラベルすることで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では画面に映ってなかったところであんな人がこんなことをしていた舞台裏が見れて楽しいのよ。(長いので以下BTTFに略します) これはBTTFがめちゃめちゃ大ヒットして、 みんな当然BTTF観てるよね? てゆうか観てるからPART2観に来たんだよね? っていうスタンスで作られました。 前作観てるの大前提で、前作のシーンと全く同じカットを別の角度から映してたりするし、前作と同じ役者さんが同じ役で出てきて、もうそれだけでうれしいじゃないですか! お笑い用語で言うところの「天丼」ですわ。 同じことを何回もやる、ちょっとズラしてやる、前を知ってるから楽しい。 (逆に言えば前作知らないと面白くない) パロディというか、舞台裏を覗き見たいファンフィクというか。 しかも過去の自分に会ってバレてはいけないというミッション付き! バレそうになるとハラハラするね! (エンドゲーム では、過去の自分に会っても別にいいっちゃいいのだけれど、やってることが泥棒なので普通に止められるからバレないようにねって話。) BTTF2では過去にタイムトラベルするのはBTTFの世界・時間だから1コなんだけど、それを5種類くらいの映画で出てきた世界・時間にタイムトラベルするのだから、 当然MCUシリーズ全部観てるよね!? てゆうか観てるからエンドゲーム 観に来たんだよね?! という知ってる前提の展開だらけ。 カメオに次ぐカメオ、まさかあんな大御所がまた出てくれるなんて! 生きてる!この時代ならまだ生きてる!生きてる○○に会えるなんて?! ここで会話しちゃう? えっ、このシーンやんの? このおいしいシーンを?! だから今までMCUシリーズ観てた人にはうれしい、懐かしい、ご褒美のような映画でした! 映画館混んでたし、過去作品のキャラが出るたんびに会場がドヨドヨしてたよ! (なんかロキがチラっと映るたびにみんなクスクスしてた。みんな大好きロキちゃん) 日本でもMCUシリーズのファンが多かったんじゃないかしら。 戻る世界は「アベンジャーズ」「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の世界・時間。 正確には「ファースト・アベンジャー」の世界ではなく、映画のその後の世界だけど。 でもそこに「アントマン」のピム博士(若い頃)がおったり。 「アベンジャーズ」の世界には「ドクター・ストレンジ」の先代の魔法使いエンシェント・ワンがいるし。 私は全部観てる派だからいいけど、すごいなこれ。 当然シリーズ全部観てるよね?っていう圧。 そもそも登場人物が各ヒーロー映画から来てるから、「ブラックパンサー」も「キャプテン・マーベル」も観てないとこの人誰なんやなんで強いんや、わからん。 でも知ってたら活躍して嬉しい! そもそもとして、MCUシリーズの裏設定であるインフィニティストーン。 つまりはドラゴンボールですわ。集めて揃ったら奇跡が起きる。(インフィニティストーン1コでも街を破壊できるほどの単体のパワーがあるところがドラゴンボールと違う。) 今までのMCU映画でそのパワーを求めて悪役がストーンを狙うもんで、しょっちゅう出てきては争奪戦やるの。 つまりストーンが出る映画がいっぱいあるの。 インフィニティ・ウォーは悪役がドラゴンボールを揃えて奇跡を起こしてしまった話。 で、エンドゲーム 冒頭でインフィニティ・ストーンは破壊されてもう存在しない、ってなる。 じゃあ過去の世界にタイムトラベルしてストーン集めてもう一度奇跡を起こそうとする、それがエンドゲーム なのです。無理がない! 脚本がうまい! ほんでなんやかんやでストーン集まって、あれ?これで終わり?こんなもん?と思ったらですね、なんと過去の世界のサノスが大軍勢連れてこっちにタイムトラベルして来ちゃった!ていう圧倒的クライマックス! これも無理がない! 対して正義チームも、奇跡が起こって仲間が全員復活したから全員集合しますよ!で全員大活躍の大乱闘! うまい! この映画単品としてみると、なんか変な映画なんだな。 よく言えば、丁寧な描写でファンサービスが多い、悪く言えば、説明不足でわかりにくい割に展開遅くてたるい、普通に言えば、案外とのんびりしてるんだなーって、そんな映画でした。 でもなんにもわからんで観てもラストバトルのアクションと盛り上がりは感動すると思うよ! MCUシリーズファンは絶対観て!絶対感動する!だし、今まで観てなかった人は今から全シリーズ観て!それからエンドゲーム 観て!それだけの価値はあるで! という映画です。 (幸い最近は動画配信が盛んで、観ようと思ったらなんとかなるんちゃうか。キャプテン・マーベル以外は…) 長くなったので、キャラについてまた別に書こうと思います。 ひとまずこれにて。 MCU関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 「シビル・ウォー」への道←「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」「アイアンマン2」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」「アベンジャーズ」「アイアンマン3」 「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」「アントマン」の感想 【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 【ネタバレ】「ドクター・ストレンジ」の感想/奇跡も魔法もあるんだよ(あるとは言ってない) 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想/ツンデレは不幸になる病なのか 「インフィニティ・ウォー」への道←「スパイダーマン ホームカミング」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ブラックパンサー」の感想 【ネタバレ】「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の感想/今までMCU全部観てきてよかった! 「アントマン&ワスプ」「キャプテン・マーベル」も観たんだけど感想書いてないや。そのうち書きたい。「デッドプール2」も「スパイダーマン:スパイダーバース」も。書きたいものだな(書くとは言ってない) ちなみにこの↓映画もBTTF2(と3)に似た構造の映画と思う。 【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た!その1 【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た!その2
2019.05.03
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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」観ましたよ! 今までMCU全部観てきて、ほんとよかったです! 集大成でした! 一見さんお断りかもしれない、でも全シリーズ観た人にはご褒美ですよ! 全部のキャラが活き活きと活躍しました。今までの積み重ねがー、伏線がー、あれがあれしてああなったー。 お祭でした! ハードル高いかもしれないけれど、せっかくなんでMCU全シリーズ観てください! そしてこの映画を観てください! 以下ネタバレ改行。 (今までのMCUシリーズ全部ネタバレ前提で書いてますのでご注意) アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー MovieNEX(アウターケース付き) [ ロバート・ダウニー・Jr./クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エヴァンス ] これってサノス主人公じゃね? 「新世界の神となる!」 広範囲デスノートを作りたいおっちゃんの話でしょ。 自分の正義のためにストイックに戦う真面目な人でした。 世界平和のために誰か死なないといけない、それが誰かは俺が決める、という、まあわからなくはないけど実行したら大罪ですわな。 大義を持ってる、加えて個人的な幸せ・愛情も持っていた、人間味あるキャラ、憎めない…。 GOTGのロナンさんの方がよっぽど悪役っぽかった。 あれは支配欲とか権力欲とか、自分の支配を全世界全宇宙に広げたいという、昔ながらの悪役でした。 そういやエゴもそうでしたな。 自分、自分、自分のことばっかり。 サノスは自分のためにしているんじゃないみたい。 サノス、涙見せるなんて! 当初そういうキャラだと思ってなかったから驚きましたよ。 思えばネビュラも、トニーも、別に殺しちゃってもいいじゃん、悪役は約束なんて守らなくてもいいじゃん。 悪い人じゃーないんだなー。 (でもドワーフはもうちょっと生き残らせてもよかったんでないかい? 半分は残すんでしょ?差別?) 今までのシリーズ観てた人へのご褒美的に、みんな出番があって見せ場があって、大変楽しかったです。 ガーディアンズの出番多かった! スタロがソーと張り合って、オレも親父殺したし! 相変わらずのボンクラぶりがいいね! ドラックスのボケもさえわたる〜。 ガモーラが割と重要人物やったし、ロケットとグルートはいつも通りだし。 マンティス、足引っ張るかと思ったら案外有能なのね。 やっぱり精神操作系が最強なんやなあ。 ピーターとピーターがまさかの映画好きつながりで意気投合! ソーも優遇でしたな。 ほんとに神なんだー、丈夫なんだー。マジ死なない、丈夫! ドワーフがディンクレイジ! 使い方うまいなー。 バッキーの出番少なかった、てゆーかステバキ少なかった。 キャップ言うほど活躍してない…やっぱりあの盾じゃないからか。 バッキーの新しい腕、ビブラニウム製で新機能か?と期待したのに特に何もなかったですからね。 ロケットとの絡みはよかったけれども。 ブラックパンサーも出てきただけっぽい。せっかくワカンダが舞台なのにー。 ワカンダバトルはちょっとわちゃわちゃしただけっぽくてざんねん。 この映画唯一の不満です。 ヴィジョンちゃん人間擬態機能ついた! ポール・ベタニー顔出しおめでとう! ワンダちゃんつおい。精神操作系はもうしないんかな。 いつものハルク周りの設定がふんわりしてる、お互いに別の人格中の記憶があるみたいな話になってる。 今までそうだったっけ? (こまけえことはいいんだよ!ハルクはいつもそう) ハルク人格が出てこないのは、生まれて初めてボコボコにされたサノスに生まれて初めてビビってるから、と見た。 ハルク二歳児程度に精神成長しちゃったから、恐怖心も覚えちゃったんかな。 恐怖心、オレの心に恐怖心。 ブルースとナターシャは結局掘り下げなし(時間なかったし)。 ブルースちょっとキャラ変わった?インテリ枠やったのに、天然さんか? ドクター・ストレンジとアイアンマンで某シャーロック対決だ! どっちも天才傲慢系だから衝突しますわなあ(ニヤニヤ)。 今回のアイアンマンがナノマシン?になって、無から湧いて出たみたいな装甲形成でマジ強い! 壊されてもどんどん修復だし、謎武器が後から後から湧いて来るし。 スパイダーマンとの師弟コンビもようございました。 サプライズはレッドスカル! お前キャラ変わったな…。 まあとにかく元気そうでなにより。 (そういやニックも登場しました。元気そうでなにより?) (コレクターもおりましたな) いわゆる「絶望」のラストでしたけれども、実はそんなに悲観してなくて。 もう最初にロキが死んだあたりでピンと来ましたよ。 ガモーラが死んだあたりでも思いました。 ドクターが粉になったあたりで確信しましたよ。 これ、次回はリセット落ちですね!(ドヤァ) だってこんな主要キャラが死ぬわけないじゃないですか!(願望) ガモーラが死ぬはずない、ドクターもピーターも死ぬはずないじゃん、だって次回作があるんだから! (ドクター・ストレンジは次回作まだ決定してないかもですが) 現実を書き換える能力か、過去に戻って歴史を変えるとか、なんかそんなんでサノスの惨劇はなかったことに、もしくは誰も味方死なないで倒せたことに改変されるんじゃないかしら。 いわゆるリセット落ちに。 (ま○マギ的な?) で、サノスに殺された組は全員生き返ってめでたしめでたしになるんじゃないかしら。 いや、ロキちゃんはひょっとしたら復活しないかもしれないけどさー、あんまり正義の人じゃないし、罪も多かったし(でも人気高いよ)。 でまあそういう大いなる現実改変には犠牲がつきもので、誰かが犠牲になるんじゃないかなー。 ほんで一番不安なんが引退するらしい噂のロバダニのアイアンマン。 なんか子ども産まれそうなフラグもあったし。 先走り心配。 (あくまで予想というか妄想です為念) うちの弟の説は「サノスが結局いろいろあって後悔する、後悔して過去の自分を止めてほしいとタイムストーンをアベンジャーズに託す」じゃないかと。 まー全てを失いましたからね。 後悔してもおかしくはない。 私はマインド・ストーンが鍵になるんじゃないかと思うのですよ。 あの石にはヴィジョンの精神が残ってるんじゃないかなー。 そんでガントレットがサノスに造反するんじゃないかな。 そのためにドクター・ストレンジはマインドストーンがサノスに奪われるように持っていった、と。 指パッチンで消せる命は、指パッチンで戻せるんじゃないかな。 あと出番のなかったアントマン。 あの人の能力でなんか素粒子の世界に入ると時間さえどうちゃらこうちゃらできたような話があったような気がするんですよ。 そっちの能力を使うのかもしれませんね。 ネットで調べたんだけど、エンドロールの後でニックが連絡してたのはキャプテン・マーベルというヒーロー(ヒロイン)だそうです。 キャプテン・マーベルがなんかするのかもしれませんが、アメコミ詳しくないのでサッパリですわー。 なんしか最高でした! 次回作が待ちきれないー。 とりあえずねー、悩んでる人はアイアンマン1作目とアベンジャーズ1作目とウィンター・ソルジャーとガーディアンズオブギャラクシーは普通にマジ面白いんで観るといいですよ。 ほんで気になったらシリーズ全部観るといいですよ。 観て損はないですよ! MCU関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 「シビル・ウォー」への道 【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 【ネタバレ】「ドクター・ストレンジ」の感想/奇跡も魔法もあるんだよ(あるとは言ってない) 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想/ツンデレは不幸になる病なのか 「インフィニティ・ウォー」への道
2018.05.07
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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の前に、とりいそぎ「スパイダーマン ホームカミング」「マイティ・ソー バトルロイヤル」「ブラックパンサー」の感想を書いておきます。 いやー、なかなか書く時間がなくて、「インフィニティ・ウォー」の直前になってしまいました(^_^;) 以下ネタバレ。 ●「スパイダーマン ホームカミング」の感想/コピーロボットがほしい! 【送料無料】スパイダーマン:ホームカミング ブルーレイ & DVDセット/トム・ホランド[Blu-ray]【返品種別A】 トムホガワイイ!! アイドルムービーっぽかったですな。 トムホを愛でる映画。 表情、演技、アクション、初々しいのが素なのか演技なのか、とにかくほっとけないよん! ちょっと対象年齢下げたというか、ファミリームービーっぽかったですな。 あんまり人死なないし、あんまり地球の危機じゃないし。 物足りないと言えば物足りない。 マーベル版パーマンではないか、という意見に納得。 能力発動のきっかけもベンおじさん周りの説明もなくて、いきなり蜘蛛能力持ち。 今さらスパイダーマン誕生秘話いらんちゃいらんのですが、「大いなる責任」の話があるのかないのかはっきりしない。 この子は純粋な正義感、ヒーローへの憧れだけで町の平和を守ろうとしてるのかな。 やっぱりパーマンやん。 パーマンだったらコピーロボットがいるのに、トムホにはないもんだから、大事な学校行事もデートもすっぽかさざるを得ない辛さ。 そんな態度取られたのにヒロインがブチ切れないあたり、都合よいなって思ったり。 そりゃトムホにウルウル目でごめんて言われたら許しちゃうけどさ。 ちょっと物足りなかったり、都合よくない?って思ったり、、、。 でもファミリームービー・アイドルムービーだと思えば、アクションありーの笑いありーのトムホはかわいいーの、で子連れで見るのによかったんじゃないかな。 ●「マイティ・ソー バトルロイヤル」の感想/ピクシブで見た(あれ?ほんとに見た?) マイティ・ソー バトルロイヤル MovieNEX [ クリス・ヘムズワース ] ぶっちゃけ、ロキファン兄弟神ファンが書いた二次創作みたいな映画で(^_^;) ずっとイチャイチャしとりましたな。 ヘラさんが完璧でしたなー。 美しさ強さ残酷さ。 さすがはケイト・ブランシェットさま! カール・アーバンのスカージさん、好きー。 ちょっとお調子者だっただけなのに、成り行きで流されて手下になって、でも最後に正義に目覚めた! 男を上げた! カール・アーバンの困り顔!眉間のシワ! ジェフ・ゴールドブラムもおったし、もちろん兄弟神でクリヘムにトムヒに、ハルクでマーク・ラファロ! なんか俳優が豪華でしたな。 ヴァルキリーの姉ちゃんもよかったし、お父ちゃんはアンソニー・ホプキンスだし、ドクター・ストレンジはカンバーバッチだし、イドリス・エルバもおったし、ちょい役でマット・デイモンまで! なんやこれ? (^_^;) 俳優の圧がすごい! ぼくのかんがえたさいきょうのきゃすてぃんぐ! ここらへんも二次創作っぽいんだよなー。 お金をかけて監督の夢をかなえちゃった! もちろんストーリーも映像も面白かったよー。 ハルクの件なんだけど、あれはブルース・バナーがもう世の中嫌になっちゃって精神的ひきこもりになったって解釈だけど、あってるのかしら。 あんまり説明なかったし、最後に戻らないんかい?!ってびっくりしたよ。 ●「ブラックパンサー」の感想/キルモンがイケメン過ぎて辛い ブラックパンサー MovieNEX(アウターケース付き) [ チャドウィック・ボーズマン ] 今回の悪役のキルモンガーさんがねー、もうイケメンでねー、とにかく顔がよくてねー、ファッションもよくて、演技もよくて、生い立ちが悲しくて、主人公に因縁があって、残酷で、脆くて、もう完璧なんですよ! もうそこなんですよ! 心が痛い系のライバルイケメン。 それで心を掴まれましたなー。 思えば「ウィンター・ソルジャー」もバッキーがイケメン過ぎて、もうそこでハマりましたからなー。 役者さんの素の顔もそうなんだけど、メイクとかファッションとか、ちょっとした表情とか、ライティングとか、カメラの角度とか露出とかなんとか、顔出しするまでの話の持っていき方とか、もう全部完璧で、映画は総合芸術なのだなー。 役者で映画の価値決めちゃうの?じゃなくて、その役者さんがどれだけ説得力あって輝いて人の心を動かすか、それをいろんなスタッフが時間をかけて成し遂げてるってとこなんですよ! 冒頭の「むかしむかし…」、ティチャラのお父ちゃんじゃなくて、キルモンのお父ちゃんじゃないですか?! ラピュタじゃなくてワカンダは本当にあったんだ! お父ちゃんの夢物語を信じた少年が、最後に世界一美しい夕日を目にできた…。 もしワカンダが本当にあったとしたら、ワカンダ外の黒人からしたら、そりゃあムカつくでしょうな。 お前今まで何して来たん?何同胞ぶってんの?自分の国民さえ良けりゃあいいの? 民族の希望、なのか? まーとにかくお金かかってるなー、と感じさせる映画でした。 画面に奥行きがある、リアリティがある。 ロケもCGも衣装もセットも大盤振る舞いや! ちょっとアフリカ表現がマンガチック過ぎないかと思ったり、でも元々マンガやしなー、と思ったり。 ビブラニウムも最新マシンも性能良すぎてマンガチックだけど、それはいい! 便利メカ多くて、スパイ映画っぽさもありましたな。 最近のMCUの中ではプラパンが一番よかったです。 話もまとまってたしカタルシスあったし、演技も映像もアクションもよかった。 やりたいことの芯がはっきりしてたんかな。 どうでもいいけど、王族直属親衛隊がなぜ女性部隊なのか?昔は大奥だったってことかな(ゲス顔)。 あんまりまとまってないけど取り急ぎ感想を書きました。 「インフィニティ・ウォー」が楽しみでやんす! ※「インフィニティ・ウォー観ました! 感想はこちら↓ 【ネタバレ】「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の感想/今までMCU全部観てきてよかった! MCU関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 「シビル・ウォー」への道 【ネタバレ】「ドクター・ストレンジ」の感想/奇跡も魔法もあるんだよ(あるとは言ってない) 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想/ツンデレは不幸になる病なのか
2018.05.05
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「ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー」をDVD で観ました。 シリーズもののスピンオフのようですが、私ゃマダガスカルも観たことないし、ペンギンズはテレビでちらっと見かけたことある程度でしたが、十分面白かったですよ! ツボにはまりました! 以下ネタバレ感想。 ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー [ (アニメーション) ] 動物がしゃべったりマシン使ったりする世界観なんですが、割とすんなり入れました。 愚かな人類が知らない間に動物達は高度な文明社会を持っている、人類は全く気付いてないけど、という世界観。 トイストーリーみたい。 (全然こっそりしてないけど!) 楽しいし、かわいいし、くっだらない! 真面目な話の最中にスナックボリボリ、悪ボスが通信映像で戦線布告あるある!なんだけど、機械にうとくて音声来てませんよー、世界の危機だけどトランポリンはとりあえず小一時間跳ねますよー。 おちゃらけてるだけじゃなくて、ストーリーはしっかりしてる、ていうか王道。 世界を股にかけて悪と戦うヒーローチーム、悪の首領はヒーロー達に恨みがある、てゆうか逆恨み、ライバルチームとの対立、最後は共闘。 アクション多目。 ほんでこの話がとっても気にいったのは、私の大好きな「自分のコンプレックスだったところで最後に大勝利」というモチーフがあるからなんです。 自分で自分の嫌いなところ、弱点、なおしたいところ、それが実は勝利への鍵になる、なおさなくていいんだ、ありのままで勝てるんだ、そういう応援歌的展開。 きれいごとかもしれないけれど、大好きです! このモチーフで好きな映画は「トイ・ストーリー」の一作目と、「それいけ!アンパンマン シャボン玉のプルン」です。 (なんだか子ども向けアニメヲタみたいな気もするけど気にしない!) トイ・ストーリー MovieNEX [ トム・ハンクス ] それいけアンパンマン! シャボン玉のプルン [ 戸田恵子 ] ※ネタバレ注意! 無印のトイストーリー一作目! バズは、自分は超高性能なスペースヒーローだと思い込んでたのに、実は大量生産のおもちゃで羽はしょぼいプラスチックなことに気づいて、もう絶望中の絶望になるんですよ。 生きる意味ない!的な。 でも絶体絶命の大ピンチで、そのおもちゃのしょぼいプラスチックの羽が、自分と仲間を救うんですよ! 「落ちてるだけさ、かっこつけて」 こんなかっこいいセリフがあるだろうか! おもちゃである、にせものである、そんなことはちっとも情けなくない、素晴らしいこと、力がないわけじゃない。 言うたら本物のスーパーヒーローだって、かっこつけて落ちてるだけなんだ。 我々はみな時間の中を落ち続けているんだ、そこでかっこつけれるかどうかなの。 シャボン玉のプルンはねー、アンパンマン世界でシャボン玉パフォーマンスする妖精楽団?の一員なんです。 でも一人だけ、大きいシャボン玉が作れない。 どんなに頑張ってもめっちゃ小さいシャボン玉しか吹けない体質で、こんな自分なんてできそこないだと悩んでるの。 でも、絶体絶命の大ピンチ、最後のバトルで、敵に大きいシャボン玉が効かないんですよ(シャボン玉は浄化能力で戦える)、プルンの小さいシャボン玉しか効かない、プルンじゃなきゃ勝てない! プルンは大きいシャボン玉出せないことに悩まなくてよかったんですよ! 十分に強く有能でした。 (大きいシャボン玉だけじゃショーにならないし) この「自分のコンプレックスだったところで最後に大勝利」はほんと好きでしてねー。 きれいごとなんでしょうけど、ありのままでいいのよっていう、応援歌なんですよ。 一人一人強みがあるし、無理して変わろうとしなくてもいいんだよ。 ほんでペンギンズ ですが、4羽のペンギンが主人公なんですけど、一番の若手、その名も「新人」くんはねー、隊長やら先輩やらから「かわいいかわいい」されてて、いつまでも新人扱いで嫌なんですよ。 ほんとは能力あるのに、マスコットであることしか求められてない気がして、不満があるんです。 でも最後の絶体絶命で、「かわいい」というエネルギーが必要になってですね(?)、新人君の「かわいい」で世界は救われるんだ! 「コンプレックスで大勝利!」 これ隊長が悪いのよ、新人のことを役立たず扱い子ども扱いして、お前はかわいいだけでいい、みたいな態度して。 でも隊長の気持ちもわかるのね。 隊長って割と酷い性格でさー、有能っちゃ有能なんだけど、人の話聞かないし強引だし割とお馬鹿さんだけど自分の過ちを認めないし、なんかあったらすぐ闇落ちしそう。 だ、か、ら、新人くんが彼の天使というか魂というか良心というか、闇落ちを止めてくれる存在が必要なのよ。 自分をヒーローに引き止めてくれてるよりどころなのよ(そうか?) なんでもできちゃうくらい有能には、世界はバカでくだらない、でも大切と思えるものがあれば、ヒーローになれる。 「かわいいは正義」って言葉もあったけれど、まさにそう。 何かこれは「善」だ、「正しい」のだ、てのがそばにいないとやっていけないのだ、人ってのはさ。 だから、世間で「かわいいかわいい」されてるアイドル存在は決して馬鹿にしてるんじゃないし、本当の本当に大切なんですよ! そんな訳で大好きな作品になりました。 もちろん楽しいし! ありのーままのーと言えば「アナ雪」だけれども、別にエルサはありのままの自分をどうこうしたっていうそんなオチじゃないよね。 何の能力も持たないアナが、愛(と勇気)だけで氷を溶かした、そっちの文脈だよね。 愛は最強。 それはそれでええ話だけれども、私のツボじゃなかったのでした。 アナと雪の女王 MovieNEX (ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールドセット) [ クリステン・ベル ] 私の感想はこちら↓ 【ネタバレ】「アナと雪の女王」 P.S. 敵のタコさんは「かわいい」もののせいで虐げられたと逆恨みしてましたな。 人間に化けて新薬を開発できるほどの才能を持ちながら(部下もたくさんいて統率力もありそう)、つまり、けっこう恵まれてない?と見えるのに、「かわいい」ものを汚すことにこだわった。 やっぱり「かわいい」ってことがテーマなのね。 この映画全体のオチとして、隊長が「人の価値は見た目じゃない」的なことを言いました(人?)。 かわいいからって何もかもうまくいくわけじゃあないんだよ。かわいいものを醜くしたからって、自分の問題が解決するわけじゃない。 そこででもあえて「かわいい」の価値を再確認。 見た目がよいことはいいことじゃんか。 自分の持ってるもので戦うのは、別に悪いことじゃない。 「かわいい」が武器の人はそれで戦うべきだよ。 頭がいい人もスポーツができる人もそれで戦えばいいじゃん。 他人を貶める必要ないじゃんか。 みんなそれぞれ価値があるんだよ。 タコさんが、私的には別にグロくもないし変身能力かっこいいので、あんまり「しいたげられてるんだ!」って感じなかったんよなー。 これがダイオウグソクムシぐらいインパクトあったらもっと説得力あったかも。 いやー、日本じゃダイオウグソクムシ人気だったわー。 誰ならええんや、ゴキブリかなー。 ドリームワークス関連 【ネタバレ】「カンフー・パンダ3」の感想/体にみなぎる無限の力! 【ネタバレ】「カンフーパンダ2」 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」の感想/お父さんテライケメン! 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」
2018.03.09
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「カンフー・パンダ3」のDVDがやっと出たので見ました(吹き替え版)。 (子ども向け!ってはっきりしてる映画は吹き替えで見る派です) いろいろあって声優が交代したそうですが、多分今回の方が原典に近いんじゃないかな。 今まではポーがイケメン過ぎた。ぶっちゃけそんなにいい人じゃないよね(^_^;)。 そんな純真キャラじゃない、いじ悪いとこあるのがリアルな声でした。 鶴のお父ちゃんの声は変わってないよ! (あとジャッキー・チェンの人も) 以下ネタバレ改行。 カンフー・パンダ3 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定)【Blu-ray】 [ ジャック・ブラック ] 今度の敵はゾンビですな。 しかも取り込んだキャラの召喚技も使える、つまり味方が敵になって現れる同門対決が熱い! なんだか展開がフワっとしてて、最後はあんまり納得いかなかったざんす。 途中まではよかったよ。 特にパンダのお父ちゃんが嘘をついてたところ、それを鶴のお父ちゃんが諭したところ。 「ターミネーター3」だ!と思ったり。 本当のお父ちゃんが出ることで鶴のお父ちゃんがないがしろになったら嫌だなあと思ったら、全然杞憂でした。 大人らしく潔く身を引かなかったのもいいよね! それが後々いい方に回るっていうのもいいよね! それでもなー、そもそも「指がため」がなー、納得いかんのよなー、なんなんあの技。 原理がわからん。 あれこそ「気」の応用術じゃないんか、生きてないと効かないってあたり。 「北斗の拳」の秘孔的な場所、それがあの指だったのかなー。 (なんか知らんけどある指を折ると体が爆発するんです) それまでのカンフー描写と設定が合わないじゃんよ! そんでポーが特攻しちゃって、それはそれでわかるんだけど、死後の世界的なところにパンダのみんなで気を送るっていうのが、ちょっとよくわからない。 ポーが死後の世界?でも戦ってるっていうの、なんでみんなわかったんだろう。 でも、この話がもしスーパー戦隊だったら、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の映画だったら、多分全然オーケーなんですよ私。 これくらいのフワっとした展開、まったく許容範囲です。 命をかけて仲間を助ける、仲間のパワーが一人に集まる、奇跡を起こして主人公を生き返らせる、全然オーケーです! むしろ熱いです! つまりリテラシーの違いというか、映画に求めるものの違いというか。 スーパー戦隊とか仮面ライダーになると急に判定が緩やかになっちゃうのよねー。 多分「カンフー・パンダ」好きな人はそういう見方してるんじゃないかなー。 アクション!友情!勝利!(ギャグ!) みんなの気が届いて覚醒、オーラがドラゴンになってスタンド攻撃って、ゲキレンジャーじゃないですか!(マジレンジャーでもいい!) ポーがパンダ村の人にカンフーを教えるんだけど、一作目を思い出しました。 ほんとのカンフーは型を覚えて型に自分を合わせていくんだけど、ポーが全然型に合わせらんないから、シーフー老師はポーが得意なこと(食いしん坊)を伸ばすような訓練に切り替えたのよね。 ポーも、パンダ達が元からできること得意なことをやってやってやりきって伸ばして、それがカンフーになって戦えるようにした。 現代的な教育だなー。 身も蓋もなく言えば、元々パンダには才能があった、それを伸ばしただけとも言えますが。 とにかく、別に苦手なことを無理にがんばらなくても、自分の好きなこと得意なことをやってやってやりきったら、気をも操れるようになる、何かを成し遂げられる、そういうメッセージを感じました。 (追記) 「2」ではポーとタイガーがいい雰囲気っぽくてこのまま進展してくれるかと期待したのに、「3」で別に何もなく、いい友人止まりなのが残念でした。(他のマスターファイブよりは出番多かったけど) タイガーのデレるとこ見たかった! (追記2) 思えば、カンフーの絵的な楽しさ、アクション!体術!ていう楽しさが、シリーズを追うごとにだんだん減ってるような気がしました。 「1」が一番カンフー映画してた。 敵さんもカンフーの手練れだし、二人組みとか、商店街!とか、カンフー映画らしかった。 「2」はカンフーvs大砲になっちゃって、まーシェンさんもそこそこ手練れではありましたが。 ほんで「3」になると、これってカンフーというより超能力では?って感じになっちゃったんだよなー。 「気」とか「召喚」とか、別のジャンルに片足入ってるよなー。 まーそれがいい悪いじゃないんですが。 てゆーかー、某龍玉のように、カンフーバトルはいずれ超能力バトルになるっていうのはこれはもう宿命なのかもしれませんな(冗談です為念)。 関連項目【ネタバレ】「カンフーパンダ2」 CGアニメ関連【ネタバレ】「ズートピア」の感想/シュガーラッシュとの関連性 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」の感想/お父さんテライケメン! 【ネタバレ】「インサイド・ヘッド」の感想/〇〇のくせに泣くなよ 【ネタバレ】「シュガーラッシュ」 【ネタバレ】「アナと雪の女王」
2017.10.09
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「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」観ましたので感想です。 ポケモンのゲームはしたことないし、アニメはDPの途中からなもんで、ぶっちゃけ原作?(アニメ一作目)にこだわりない勢です。 子どもの影響で映画はほぼ観てます。 そんな人の感想です。 以下ネタバレ。 劇場版ポケットモンスター キミにきめた!【Blu-ray】 [ ポケットモンスター ] これリマジネーションですよね? 私ゃどっちかっていうと特撮ヲタでして、ディケイドっていうライダー観てたから、観測者によって世界が再構築されるのは慣れてるんですよー(ドヤッ)。 シュレイディンガーの猫的な? 過去の作品はモヤモヤと曖昧な記憶で不安定な存在で、観測者によってまた新しい姿に固定されちゃうみたいな? だからタケシいないのもカスミいないのもそういう解釈。 ディケイドってのはうまくしたもんで、こんな世界が変わってしまったのはディケイドのせいだ!おのれディケイド!ってちゃんと憎まれ役もやってるんです。 この「キミにきめた!」は再構築されちゃったんだけど、観測者っぽいキャラがいなくて、憎まれ役がいないのが難しいですな。 強いて言えば観測者はマーシャドーですか。 あのポケモンはやたらとサトシを試していました。 ぜーんぶ、サトシがホウオウと戦うに値するかどうか、試しての行動だったのかなー、そうでないとつじつまが合わないような。 ちょっとメタっぽい立ち位置だったような。 そのマーシャドーがですね、野生ポケモンを操って、サトシを抹殺するんですわ。 もうびっくりして! ポケモンが本気で人類を手にかけちゃった! 人類は忘れていた…ポケモンは大量破壊兵器、本気でかかってこられたら人類はひとたまりもない…。 面と向かって、明らかに殺意を持って人類を攻撃したポケモンて今までいましたっけ? しかも命中しちゃったよ?! もし人間にあたっても「ボン!うわ〜〜〜」ってススだらけでアフロになるような、今までそんな程度だったじゃないですか。 なんだかんだで危機一髪助かるんだろうと舐めてたら、サトシ、跡形もなく消滅しましたよ! まじビビりました…… ピカチューがしゃべったー!?なんてことより、ポケモンが人を殺した方が大問題ですよ! もう客席のちびっ子大号泣ですよ。 よく「この映画泣けるわー」って言うけど、これは一般的には褒め言葉じゃないですか。 泣ける映画→感動できる映画→いい映画、ですよね、一般的には。 「ドラ泣き」みたいな、映画で泣くのはいいことみたいな。 でも、この映画でちびっ子が泣いたのは、恐怖と喪失の哀しみ、全然ええ話ちゃいますやん(ちゃんと生き返りましたけど)。 なんなんでしょうね。後味悪いですやん。 ポケモンに親しみ持てませんやん。 これはなんなんや…。 マーシャドーは、サトシがポケモン(特にピカチュー)と一緒に生きていくという覚悟を、どこまで本気で覚悟を持っているか試したんでしょう。(生き返らせることも込みで) そうじゃないと怖すぎ。 途中で、なんか裏の世界、死後の世界っぽいのが出てくるんです。 そこはポケモンはいなくて、10歳は世界を旅するんじゃなくて学校に通ってるっていう、つまり現代日本じゃん、てのが。 これ面白いなって思って。 ポケモン世界からしたら、この現代日本社会はつまんなくて、でも危険なポケモンいない方が平和だったり、現にサトシ一回死んだし、でもサトシはポケモン(ピカチュー)のいる世界を選んだよ!ってことかなあ。 ソウジの過去話で、昔ポケモンが自分をかばって死んだ、って話もあったり。 えー!ポケモンて死ぬのー?! ってあたりから、どうも穏やかでない。 ポケモンも死ぬし、サトシも死ぬし、死後の世界(臨死体験?)もあるし。 なんか全体的に怖いというか不安をあおるというか。 ポケモンてこんな世界観だっけ? (ソウジをかばって死んだポケモンと、ポケモンをかばって死んだサトシは、対になってますね) そもそも論として、なんで今の絵柄でやらないのかなってのがありまして。 今のテレビアニメは「ポケットモンスター サン&ムーン」てのになってて、絵柄がガラッと変わったし、サトシは旅しないで学校に通ってるんですよ。 絵柄と設定が変わったのでかなり拒否反応あった「サン&ムーン」だけど、なんか変えなきゃいけないなんかがあったんでしょう。 そんな「サン&ムーン」ですが、それはそれでこの世界観のファンもいて盛り上がってるんですよ。 それなのに、昔の絵柄で、10歳児が旅をする設定で映画作るって、なんか一貫してない気がしますよ。 そのくせサン&ムーンのアローラ地方のポケモンは登場する、みたいなチグハグさ。 オールドファンに媚びて、「サン&ムーン」のファンをないがしろにしてる気が… それでまあストーリーなんですけど、やっぱりよくわからんのは、サトシの目標が「ホウオウとバトルする」ってところです。 バトルできたらそれでええんか? 私はゲームしてないんですけど、実際にゲームしてるちびっ子は、「ホウオウとバトルしたい」んじゃなくて「ホウオウをゲットしたい」んじゃないかしら。 ホウオウは目にするだけでもすごいと劇中で言われてたけれども。 ゲットできるなら必死になるのもわからんでもないのですが、バトルするため(ゲットは二の次)ってのは、命をかけるほどに大切なんかいな。 やっぱりこの子はよくわからん。 バトル馬鹿のサトシらしいっちゃらしい。 全体の筋は通ってるっちゃ通ってるんですが、サトシの思想についていけるかどうか、なんですかね。 映画を観た後に、テレビ見てたら「ポケモンの家あつまる?」やってて、「キミにきめた!」のエンディングを林明日香が生歌しましてね、そしたらヒャダインが号泣したんですよ。 サトシとピカチューの絆が〜っぽいことを言ってね。 もうほんとにガチ泣きしてて。 もうそれ見たら、なんか文句言ってて(言ってないけど)悪かったなって(^_^;)。 サトシはピカチューとの絆を命をかけて証明した、そういう話には間違いないです。 そこにいたるまでのモロモロに納得できないところもあるけれど、サトシとピカチュー、ひいてはサトシとポケモン全体への関係が紡がれていく様を描いていることには違いないぜ! 今のアニメでは完成されちゃってるサトシの、まだまだ発展途上であった時代というか、オリジンというか、プリクエルというか、未熟なところを描いたのかなー。 なんて納得したり。 クロスとルガルガンの関係がよかったですね!? (一部の女子人気がゴニョゴニョ) ガオガエンなんかの面影ある……って調べたらニャビーの最終進化でした!ショック! (美幼女を育成したらマッチョ親父になりました) ロケット団、マジで何もしてなかった…… 関連項目 【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ」の感想/歯車フェチだー 【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」の感想/アラジンか! からの〜怪獣総進撃 【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」観たよ! 【ネタバレ】「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」
2017.08.29
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「LOGAN/ローガン」観ましたので感想です。 あまり褒めてないかもです。 (以下ネタバレ改行) 【先着特典】LOGAN/ローガン 2枚組ブルーレイ&DVD(ポスター付き)【Blu-ray】 [ ヒュー・ジャックマン ] あの小さい女の子が生首持ってるってビジュアルからもうダメで。 小さい女の子が人を殺しまくるという、その景色にドン引きしてしまって、かわいそうでかわいそうでそれだけで号泣。 命を狙われてる、だから命を奪う、そんな生き方しかできないローラがかわいそうでかわいそうで。 例え演技でもこんなことさせられる子役かわいそう、とか、こんな幼女の人殺しを撮る監督はクソだしそれを見て喜ぶ客層はクソだな、とか、現実とフィクションをごっちゃにしてしまうほど辛くなってしまって、なんというか映画のストーリーよりもそこが一番響いてしまって、きつかったです。 もちろん、現実とフィクションは混ぜるな危険なので、役者のこととかファンのこととか余計なことは言わぬが花だし、今まで「こんな創作はけしからんザマス!」ってヒステリー起こしてるP◯A的反応はてんでバカにしてた私なのに、どうしたことでしょう。 これはフィクションだよ、ほんとじゃないから大丈夫だよ、と必死に自分に言い聞かせてました。 それだけローラ役のダフネの演技も特撮も撮り方も素晴らしかったということでしょうか。 年老いたローガンが必死に戦うとグサグサ刺してスパンスパン切るしかできないように、体格差のある武器持った大人相手に生き延びるには、グサグサ刺してスパンスパン切って息の根を止めるしかない、そういう説得力がありました。 キャプテンアメリカみたいに相手を気絶させて戦闘不能にするなんて、よっぽど力の差がないとできないのですな。 スタイリッシュな殺陣もないし、勝利の爽快感もない、とにかく生き延びるために戦うという必死さ残酷さ。 ちょっと自閉度高い?と思わせるような表情のない顔! 子どもってけっこう「無」の顔するんですよ、あの顔ですわ。 「無」と「怒り」しかない、そんな生き方しかさせてくれなかった辛さ。 人体実験によって兵器として生み出された子どもテーマで、「サンプルキティ」っていう名作がありましてね。 (突然ですがここから「サンプルキティ」のネタバレします) サンプル・キティ1【電子書籍】[ 明智抄 ] 考えてみればサンプルキティには「母」的なものはあるんだけど、「父」的なものはいないですね。 (エリーは贖罪と科学的な興味で、愛じゃない感じ) ひよこのお布団を用意してあげるのが「母」って話なんですけど。 ローラにもひよこのお布団を用意してあげたかった! でもローラはひよこのお布団は用意されないまま大きくなってしまって、もう今さら戻れないんですよ。 ローガンにもひよこのお布団的なものは出せないんですよ。 でも、たとえ人殺しでも罪を背負っても「あいつらの言いなりになるな」と背中を押すことはできる、命をかけても「生きろ」って言える、「父」的な話だな、と思いました。 不幸だとしても、そこで立ち止まる必要はない、そんな話かな… チャールズがぼけちゃって辛い、自分が大量破壊兵器なのは辛い、発狂さえ許されないのは辛い、でも死ぬときに誰も道連れにしなかったのはえらい。 ウェストミンスターで何が起きたのかはっきりとは示されなかったけど、チャールズ自身が直接他のミュータントを殺したんではないと信じたい。 (麻痺してるところをミュータント狩りに襲われたとか) もしマグニートーさえ生きてたら、アダマンチウムを液体化して排出できたのに残念(ローガンの不調って要するに金属アレルギーぽいので)。 敵がローガンの影、今風に言うとローガンオルタだったのは、なんかわかりやすかったですね。 今までの罪が自分に返ってきた的な。 (相手が悪い奴だとしても殺したら罪って言ってたし) チャールズを殺しちゃったのも、回り回っての因果応報な気がしないでもないし、大量破壊兵器になる前に安楽死させてあげた気もしないでもない。 あんな不安定な兵器(X-24)を運用するライス博士はぶっちゃけバカにしか見えなかったし、危険な現場に生身でノコノコ出ばってくるのもおバカでした。 (洗脳技術低すぎ、あ、洗脳系のミュータントまで狩っちゃったからか) 食品にミュータントの遺伝子を抑制する物質を混ぜたから、新しくミュータントは生まれなくなった、ってちょっと設定盛り過ぎじゃないですか。 えっ世界中にバラまいた?(エックスメンてアメリカンだけじゃなくて世界中から集められてたじゃん) 国境超えたら手を出せない程度だし、そんな世界的な組織に見えなかったけどなー。 遺伝子改良されてたっぽいトウモロコシ畑が伏線だったんかなー。 なんか元気になるシロップ(意味深)取れるって言ってたもんなー。 そもそも、あの敵さん達はあんなに血眼になって逃げたミュータントを捕まえようとしてたけど、何したかったん? 別にほっといてよかったんじゃない? 世間にバレると困るから? 捕まえて洗脳して運用するため? でも廃棄処分だったんでしょ。 じゃあ抹殺するため? それなら最後のバトルなんて、見つけたらすぐぶち殺しても良かったんじゃない?生け捕りにする必要あった? ローラ以外のミュータントが弱過ぎ、ていうかあんくらいが普通で、あの子が成功例なんかなあ。 なーんてちょっと設定がフワフワに見えたり。 ほんでもうちょっとローガンとローラに心の交流的な雰囲気があるのかと思ってたら、あんまなかったのも残念でした。 チャールズとの方がよっぽど交流してた。 両方ツンデレで話が進まないのですな。 それでも、「無」と「怒り」しか表情のなかった子が、最後に「悲しみ」の感情をゲットしたのはなんかグッと来ましたよ。 途中でチャールズ死んで幸せな家族も死んで集合場所もマボロシで、ここは地獄かと思ったら、うまいこと救いのあるラストでよかったー。 「そうかこんな感じか」 愛したものはみんな死んだから、何も愛したくないって、でも何も愛さずには生きていけないのですよ。 今度は守れた… よかった… 子どもらがイタズラで髭剃りしたとき、危ない!悪夢にうなされたローガンに刺されるやつや!って心配したけど杞憂でしたな。 アメコミ関連【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 「X-MEN:アポカリプス」への道、その1 「X-MEN:アポカリプス」への道、その2〜そして「LOGAN」へ 【ネタバレ】「デッドプール」の感想/お前いつ真実に気付いたんだよ!? 赤ん坊は祝福される存在?という話↓ 【ネタバレ】「虐殺器官」の感想/攻殻機動隊になれなかった男 似たような擬似親子もの↓ 【ネタバレ】「バケモノの子」の理不尽な点を強引に解釈してみよう! (こっちは◯の◯をふさぐというメタファーでわかりやすい、多分ローガンも似たような話なんだな)
2017.06.27
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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」観ました。 すごい映像!迫力!(小並感) 愉快なキャクター!(小ry) いちいちボンクラ!不謹慎ギャグ!くっだらねー、でもそれがいい!(ry) 最後はええ話!(ry) とっても楽しい映画でした。 が、 正直言うと前作の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の方が好き。 今回はちょっと前のに及ばなかった。 自分には合わなかったかなあ。 そんな感想、辛口なのでご注意くだされ。 以下ネタバレ。 (トクホマーク!) ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX 【Blu-ray】 [ クリス・プラット ] 要するに、 やっぱり、 つまり、 ヨンドゥはツンデレだった! てゆう、お話でした。 ツンデレってなんや?っていうテーマを前々から考えてて、ちょうどいいから書きますよ。 まずは照れ隠しとしてのツンデレってのがあると思うんですよ。 守るためのツンデレ。 ラベジャーズっていうつまりは盗賊集団、暴力が支配するマッチョ社会で、優しさとか思いやりとかなんの価値もないのですよ。 むしろ女子どもに優しいだ?ばっかじゃね?とバカにされる訳ですよ。トップが舐められたら終わりですよ。 強くオラオラと威嚇して、自分の弱さは隠さなければならないのです。 それに実は大切だってことがバレたら、弱点だってバレたら、そいつが命狙われますやん。 だから自分と自分の大切なものを守るために、あえてわざと「べ、別に〜」「お前なんかなんとも思っちゃねー」「オレが絶対殺してやるー」と攻撃的態度を取らなければならない。 これが照れ隠しとしてのツンデレ。 「砂漠が美しいのはどこかにオアシスを隠しているからだ(by星の王子さま)」理論なわけですよ。 優しさとか愛情ってのは表現するには地味。 隠れている方が、目に見えない方が、ほんとは愛情深いんだよって思える。 ツンがきついほど、隠れているデレが大きく見える。 だからツンデレって尊ばれるのかなと思います。 でも口ばっかりだとしても、ののしられ続けて、その相手が傷つかない保証はないのです。 ののしっても殴っても危険にさらしても、ツンだらけでも、全然見えなくてもほんとのほんとは愛してるんだからいいでしょ?ていう… それは甘えだよね。許してくれるでしょってゆう。 試し行動としてのツンデレもあると思うのですよ。 いつか不幸になるツンデレ。 破滅願望のツンデレ。 「人は幸せにすら傷つく(by山田ミネ子の最終戦争シリーズだったかなあ)」 生まれつき不幸な人は、幸せな状態というのは落ち着かないのですよ。 信頼、仲間、愛情、安定ってのが信じられない、どうせうまくいかない、と思ってる。 不安なのです。 居心地がわるい。 どうせ幸せなんてすぐなくなるんだから、油断するな!騙されるな! で、わざと悪いことをする、試し行動ですな。 「ほんとにオレを助けてくれる?オレを許してくれる?だってオレはクズだぜ?」 で、許されると安心する。 もし許されなかったとしても「やっぱり、オレクズだし、知ってたし」と自分のプライドは守られる。 周りに甘えてるの。 そしてエスカレートする。 そんなことを続けていたら、いつか仲間の心は離れるだろう。 いつか不幸になるツンデレ。 ヨンドゥがロケットに「お前はオレだ」と言ったのは、こっちのツンデレのことだと思います。 エゴが「バッテリーにしてやる!」と言ったスターロードはつまり電池。 ヨンドゥが盗んだのはスターロード=電池。 ロケットが盗んだのも電池。 ここで対応。 ヨンドゥは子供の人身売買禁止の掟を破った。 だからラベジャーズ本家から破門された。追放された。 そしてヨンドゥは自分のラベジャーズを失った。 いやいや、子どもの人身売買言いますけど、これって実の父親のところに運んであげるっていう、運び屋ですやん。 命取るなんて知らんかったでしょ。 エゴに騙されたんちゃうかなー。 これでスタカーさん怒るのはちょっとどうかと思いますぜ。 それに殺されるのを知ってからはかわいそうってなって、ピーターを助けてますやん。 それとも何か読み落としがあるのかなー。 ヨンドゥがピーターを助けたことが掟を破ることだった?とすると、まだ理屈が通るんですけどね。 ちょっとここらへんの話の流れがわからないのでふ。 (しかしヨンドゥってば破門されたにしては堂々とラベジャーズ名乗って紋章まで使ってたのよくわからん) 結局ヨンドゥは仲間を失ったんだけれど、これがヨンドゥの破滅願望としてのツンデレの罰だと、そういう話、なのかなあ。 スターロード以外にもツンデレばかりしてて、それで仲間を失ったってこと?そうだっけ。ここらへんよくわからないのです。 じゃあどうすればよかった? 運び屋しなきゃよかった? ちびピーター助けなきゃよかった? 大きくなったピーター、何度もウヤムヤに助けてたけどケジメつけてちゃんと見捨てたらよかった? ピーターにちゃんと向き合って、話し合えばよかった? ラベジャーズにもっと向き合えばよかった? 最後のヨンドゥの犠牲が尊かったのはわかるんだけど、、、 真田さん(by宇宙戦艦ヤマト)くらい有能なロケットが、なんで飛行ユニットと宇宙服ユニットを一個ずつしか持ってなかったの?とか、 一作目で、ガモーラとスターロードもおんなじようなシチュエーションで、スターロード助かったやん(あんときのヨンドゥの船、けっこう遠かったで)、今回はなんで間に合わなかったの?とか、 スターロードが空飛べるの見てたら、エゴが死んだら能力なくなるなんて他の人は知らないんだし、あいつなら大丈夫そうって思いそうなもんや、とか、 電池爆弾の威力どのくらい?爆発中に飛行ユニットで生身で大気圏離脱?負担すごくない?でも月より小さいんだっけ?あれでも重力普通? とかなんか状況がフワフワしてるのです。 そして、宇宙に放出されて死んだ仲間、ヨンドゥに刺されて死んだ元仲間、虫けらのように死んだラベジャーズ達のことを思えば、最後のヨンドゥの葬式も、ヨンドゥだけ特別扱いなんだ…なんだかなあと思ってしまいました。 展開が無理やりヨンドゥを死なせてる感じで、飲み込みづらかったです。 ヨンドゥが死ななきゃならない理屈がほしかった。 前作のグルートの時は、そうするしかないって状況から、素直に感動できたのですが。 あと、セリフで説明し過ぎじゃないかなあ。 ヨンドゥがピーターを大切に、息子のように思ってたなんて、本人に自覚あったんかー、自覚ないと思ってたわー、劇中で気づいたんか? 痩せっぽっちで盗みに便利だから助けたってのは、ありゃウソだ、まで本人が言わなくても… そういうの、他の人に言わせるもんちゃう? おれが矢を操るとき頭を使うと思うか、使うのは心だ、てのも、そこはボンクラなら「考えるな感じろ(byブルースリー)」を言うべきじゃない? (まーこれは冗談として) これは好みの問題でしょうけど、あまり本人の口からはっきり言わないで、態度で示す方がツンデレはよいと思いました。 なんでノレないんかなーっと思ったら、今回のスターロード調子悪いのよ。 らしくない。 チャラくてヘラヘラしてて、たいして強くないんだけど、頭の回転と度胸と仲間の協力でなんとかしちゃう男、それがスターロードではないですかっ! お父さんだよーってキャッチボールして「はわわ」ってなっちゃってる、あのピーターが! あろうことか仲間のこともおろそかに。 そんで本当のこと聞かされたら今度はマジ切れですよ。 ほんでスーパーサイヤ人?幻魔大戦?ですよ。 スターロードらしくないやーん。 余裕ないやーん。 (でもパックマン着衣型スタンド攻撃はアホっぽくてよかった!) もっとヘラヘラしてるスターロードが見たかったです。 新キャラ増えて、既存キャラもテコ入れされた分、肝心のスターロードが薄くなってしまったのか… で文句ばっかり言っちゃいましたが、ボンクラなギャグ、不謹慎ギャグは大好きでした! 冒頭のドラックスの「中から破ればいいんだ!」「オレがやったぞ!」あたりからニコニコ。 小惑星帯に突入というベタ展開、ハンドル取り合うピーターとロケット、生身で(宇宙用スーツは透明バリア型)で宇宙船から飛び出るドラックス、バカすぎて大好き! そのまま着地!死なないし!あんたの周りリアリティライン崩れるわー。 ベビーグルートはおバカさんだし、かわいいし。親指やばいんだけど、さすが不謹慎ギャグの本家? 戦闘中の「テープない?」「ちゃんと聞いた?」 くっだらねー、だがそれがいい! アイーシャさんも絨毯ひっかかったりしてボケてくれました! (よく考えたら、ソブリン人悪くないよね、泥棒を逮捕しようとしてただけやん) エゴの若い頃のかっこ、船、ぶっちゃけダサい、それがいい! (テイザーフェイスって名前がダサいってゆー天丼ネタ、そこはピンとこんかったけど) クラグリンの「帽子とか靴とか買ったら〜」ええやつか?! エゴさんなー、あんなに脳みそでかいのに、あんまりかしこキャラじゃないの。 あれだけ脳細胞あったら知略に長けた敵さんかと思いきや、脳細胞のほとんどを超能力に使ってるようで、やってることがカビというか菌というか、増殖したいだけ。 そのくせ自分で子どもを迎えに行けないビビりで、夜は罪悪感?で眠れない。 あの有機生命体を模した分身が、人間らしい心をもたらしてて、カビ的な本能と対立して心が不安定? 伝承族(byマップス)か!?って思ったり。 ドラックスがちょっと感情オーバー気味で、しかも空気読めない無礼者で、キャラ変わったんかって感じだけど、マンティスがエゴ以外の心に初めて触れて、楽しさ悲しさ子ども(他者)への愛情を初めて知って、つまりエゴにはそれはなかったってことで、だからピーター達を助けようとするっていう、そこはグッと来ましたよ。 情の深いドラックスの心が世界を救った遠因な訳ですよ。 ガモーラもネビュラ絡みで掘り下げありましたね。 一部で人気の憎悪姉妹百合! 和解できてよかったー。 ところでちょっとググったら、酸素がなくなるとちっ息で息が苦しいってなる前に意識失うそうですよ。 宇宙に放り出されてもあんまり苦しそうじゃないなあと思ったらそれ。 なんかやたらと丁寧に描写してましたね、宇宙空間死。監督のフェチでしょうか。似たようなフェチの話↓ 【ネタバレ】マンガ「25時のバカンス」読んだ! ヨンドゥはメリー・ポピンズだった。 空から現れて、西風が吹いたから、自分の国に帰ってしまった… 風にのってきたメアリー・ポピンズ【電子書籍】 PS. ドラックス、空気読まずにブサイク発言、超能力かけてもらいがち、とヨシヒコ(勇者ヨシヒコ)感半端なかったっす。 MCU関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 「シビル・ウォー」への道 【ネタバレ】「ドクター・ストレンジ」の感想/奇跡も魔法もあるんだよ(あるとは言ってない)
2017.06.03
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映画「屍者の帝国」がテレビでやってたんで観たんですが、なんか話が早くてカット多いんかなーって思って、DVDで見直しました。 やっぱり話早かったけど、元々の原作がボリュームあるので(ロードムービーだし)映画化したらこんなもんかなー。 以下ネタバレ。 原作の話が多いです。 屍者の帝国【Blu-ray】 これほんとに全年齢? 「虐殺器官」よりよっぽどエグいやん! 屍者ってほぼゾンビなんですよ。 ゾンビが暴れ回って、目いっちゃってる顔色悪いおっさんがカクカク動きながら刃物持って殺しに来る、なんなら自爆もする。 だから反撃でこっちもぶち殺し回る。 人体(ゾンビ体)実験しまくり。 グロ〜いわ、いたそ〜だわ、ざんこく(>_
2017.03.04
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「ドクター・ストレンジ」観ました! IMAX3D初体験です! サイケデリック?お薬多め?映像は素晴らしかった! んだけど、自分としてはあまりノれませんでした。 残念。 以下ネタバレ。 (ケチって通常パンフレットを買ってしまった。魔法陣付きにすればよかった!) ドクター・ストレンジ MovieNEX ブルーレイ&DVDセット [ ベネディクト・カンバーバッチ ] (※「涼宮ハルヒシリーズ」「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」「エックスメン」「スパイダーマン」のネタ書いてます、特にハルヒ) エンドレスエイトじゃん! (まるしー「涼宮ハルヒの暴走」) て思ったり(^_^;) ドクター・ストレンジがハルヒで、ドルマムウが長門でしょ。 これって案外とストレンジ先生はしんどくないと思うんよ、死ぬたんびにリセットされてるから記憶ない、てゆーか常に1回目。 最終的には死んでないから、死んでないその1回目で成功した記憶しかない。 映像では10回くらい?だけど多分何千回か何万回かのループに付き合わされたドルマムウさん、そりゃしんどい。 記憶がある方がしんどい。 ドルマムウが即斬する性格を見越して?死んだら巻き戻る魔法を自分にかけたって、ストレンジ先生は頭が良すぎるよ! ドルマムウもほっときゃいいのにね(^_^;)。 偉そうな割におつむが弱いですな。 神話の巨人とか、昔話の山姥のように、トンチ負けしてしまったのでした。 役者さんはみんな素晴らしくて、ベネディクト・カンバーバッチの何人かわからん人間離れした見た目が、魔法使いっていう浮世離れした存在にぴったり! ティルダ・スウィントンの透明感! 年齢不詳! マッツ・ミケルセン! まっつ〜。何してもお上品なのだなあ。 ストレンジ先生は傲慢な天才で、かなりシャーロックとかぶるなー。 なんならトニーともかぶるなー。 シャーロックほど自閉度高くなくて、ジョークも言うし、成金趣味もある。 トニーほど女遊びはしない。 ほんでもなーんかあんまりノれなくて、、、。 ちょこちょこ挟まるギャグが、滑ってるというかなんというか。 マーベルには「ガーディアンズオブギャラクシー」とか「アントマン」とかいうギャグがうまくハマった作品が既にあるでしょ。 上二つはブラックジョークっていうか不謹慎ギャグというか大人向けなのよ。 それに比べて「ドクター・ストレンジ」のギャグはお上品なのよ。 そりゃ浮遊マントちゃんは可愛かったけど、あっち行きたいのに行けなーい、とか、襟で涙拭いたり、賢いペット。 どこでもドア魔法で手だけ転送してこっそり本盗むとか。 アストラル体でバトルしたら、自動販売機のお菓子が出て来た、とか。 ちょこちょこ挟まるギャグが、まーお上品。 ぶっちゃけ子供向けアニメみたい。(子ども向けって言いかたあんまり好きじゃないけど) これがディズニーとかピクサーとかのアニメにちょこちょこ挟まるギャグだったら、そこまで違和感なかったかもしんない。 魔法使い→子ども向けってイメージなんかなあ。 そのくせ人はよく死ぬし、主人公はおじさんだし、なんか方向性がわからん。 ぬるい展開も目立つし。(なんでアガモットの目をずーっと持ってるん?誰か怒ってよ)(ウォンさんは生き返ってええの?でもエンシェント・ワンは生き返らせたらダメなの?) 最後はトンチで勝つとこもディズニーっぽい。 なーんかチグハグなんですなー。対象年齢はいくつ? アナザーディメンションの多次元魔法?もさー、見た目派手なんだけど、あんまり効いてない気が(^_^;)。 あれって敵を袋小路にしたり、重力場を変えて足場を悪くさせて戦闘有利にさせる術でしょ。 言うたら補助呪文。 相手が一般人だったら秒殺かもしれないけれど、飛べるしなー、魔法でうまく追い詰めた!って感じられなかったなー。 カエシウスさんはアナザーディメンション魔法がまだ初心者だから、うまく操れてないのかなー。 そもそも魔法使いなのに、みんな遠距離攻撃しないのよね。 ドラクエ的な魔法、遠隔から炎や電撃攻撃、ってのはない! (スカーレット・ウィッチとの差別化でしょうか) 基本はカンフーですな。 それはそれでアクション多くてよい。 多次元魔法、もっと小回り効いて精度高かったら、人体を直接裏返すとか、かなりエグいことできそう。 直接人体にかけたら最強だよね! (違う映画になるね!) エンシェント・ワンもカエシウスさんも戦線離脱したから、次の映画では折りたたみビルとか万華鏡道路とか、見れないんかなあ。 冒頭で華麗に戦っていたエンシェント・ワン、ミラーディメンションしてからの多次元魔法、ここでビルを折り畳んでたのはエンシェント・ワンの方ですよ! これ伏線だったのね。 しかもエンシェント・ワンの顔を映さなかった。 おでこのマークを隠したのねー。 だから観客には早い段階でエンシェント・ワンがアナザー・ディメンションの力を使ってるのバレてたの、今思えばだけど。 それから、ストレンジ先生がどこかのタイミングで覚醒したはずなんだけど、それがあまりはっきりしなかったのが残念。 どこかで、ああオレの手はもう治らないんだ、外科医にはもう戻れないんだ、と気付いたはず。 クリスティーンの言った「手が動かなくたって医者であることはできる」を受け入れた、その瞬間があったはず。 なんだけど、あんまりドラマチックに盛り上がらなかったんだなあ。 多分、エンシェント・ワンが死んだ時かなーっと思うんだけど、なんかええ話してたら、いつの間にかやる気になってた。 元々、手を治すために魔法使いの弟子になったんだわ。 だから手さえ治ったら、医者として普通の社会に戻る気まんまんだったはずなんだ。 (パングホーンさんだって、修行して高レベル魔法使いになったけど、体が動かせるようになったら市井に戻ったし) たまたま魔法の才能があったもんで、ノリノリになっちゃったけど、別に魔法使いになりたくてなりたくてたまらない訳ではない。 しかしカマータージの魔法では、壊れた手は治らない。 治癒魔法はない。 なんとびっくりです。 マーベル世界には他人の怪我を治す能力はないみたい。 (アメコミそこまで詳しくないんで、ほんとはあるのかもしれないけれども) 脊椎を損傷して半身不随になったパングホーンさんは、カマータージで修行して歩けるようになったのだけど、 実は脊椎は治ってない。 魔法(念動力?)で身体を動かしてるだけだったー! このままいくら修行してもストレンジ先生の手が治ることはない。 (ひょっとしたらアガモットの目を使ったら怪我をする前の身体に戻れるかもしれないけれど、多分パラドックスがモリモリ出て来て難しいんでしょうなあ。) (アストラル体でもある程度ものを動かせるようなので、そこを鍛えたらアストラル体の手で肉体の手を補助しつつ動かすことはできるかも、つまり手自体は治らなくても理論上は以前と同じ動きができるかも) 魔法はあるけれど、奇跡はない。 でも「手が動かなくたって医者であることはできる」。 自分が医者としてできることをする! ストレンジ先生カッケー! ええ話やー。 てなるはずなんだけど、この流れがわかりにくかったざんす。 以下雑談ですが、 よくフィクションで治癒能力あるけれど分類するとこんなんか。 A、タイムふろしき方式(個体の時間を戻す) B、生物の自然治癒力をバーストさせる C、分子をいじって再構成 D、新しい生体部品と交換する ドクター・ストレンジが傷を治癒しようとしたら、Aのタイムふろしき方式しかない。 しかし禁術だし、多分記憶もリセットするし、パラドックスモリモリで、やってええんかどうか難しいところ。 よく能力形アニメにあるのがBで、ウルヴァリンもこれなんかなあ。プラナリア的な? スパイダーマンのリザードは、トカゲは尻尾切れても再生できるっていうその治癒力を取り込んだ、これもある意味Bかなと。 クレイジー・ダイヤモンドはAかと思いきやCな気がする。ただ治すだけじゃなくて、新しく捏ねて別の形にもしてたし。多分、物体には形の記憶的なものが(オカルト的に)あって、形状記憶合金のように元の形に戻ろうとする感じと捉えてます。物体の記憶、設計図を無視しようと思えばできるけど、大変だから滅多にしない感じ。 ゴールド・エクスペリエンス、これがDじゃないかな。 案外現実的じゃない? iPS細胞とかES細胞とかで、本人の生体部品を培養して移植、部分クローンみたいなイメージ? ストレンジ先生はほんとはこのDをしてほしかったんじゃないかなー。 でこれって命を創造するっていう神の領域の技術で、カマータージだとやっぱり禁忌にされそうで心配。 アメコミ関連【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星! 【ネタバレ】「デッドプール」の感想/お前いつ真実に気付いたんだよ!?
2017.03.02
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映画「虐殺器官」観ました! だいぶ忘れていたので、いい感じに新鮮でしたよ! グロ苦手だったけど、なんとか大丈夫でした。 けっこう混んでました。ハコが少ないんで集中したんかなー。 以下ネタバレ感想。 (かっちょいいジョン・ポールが表紙のパンレット) 虐殺器官(通常版)(Blu-ray) (※「インサイドヘッド」と「マイノリティリポート」のネタバレがちょびっとあります) お母ちゃん周りがばっさりカットされてました! (原作だとクラヴィスの生い立ち、特に母親との関係にかなりページ割いてるんです) クラヴィスがどんな人か内面の説明なし! でも話わかるぞ! 不思議! 要するにルツィアに惚れてもうたん? ルツィア「今まで虐殺された人々に贖罪すべきよ!」→死亡→ジョン・ポール「ルツィアの願いを叶えよう」「でもオレじゃできへんからあとはお前たのむで」 死んだ女のためなんか!? お母ちゃん周りばっさりカットした分の動機の薄さを、ジョンから直接頼まれたっていう事実で補強? いつの間にかジョン・ポールと共犯関係、一心同体みたいになってる。 でもジョンの仕事を引き継ぐ必要ってないじゃん。 別にクラヴィスは一般的ないわゆる罪を犯してないじゃん。 そこまで罪悪感持つ必要ないじゃん。 人を殺したのは仕事だったから! 仕方なかったから! 誰かの犠牲に寄って為された平和を享受している我々自身に既に罪があるということ? 原罪ってやつ? 産まれながらに? だから贖うべきだと? ルツィアはそういうこと言ったんじゃないと思うんだけどなー(^_^;)。 あくまで情報公開して司法に裁いてもらえって話やん。 なんも虐殺の文法を英語でばらまけなんて言ってないよー、曲解してるよー。 そもそも、ジョンの動機の説明がわかりにくかった。 もっと説明してもよかったんじゃないかな。 欧米が平和になるためだと。 反欧米諸国で虐殺の文法をばらまけば、憎しみの対象が近場になり内戦になり、欧米にテロしなくなる(ハズ)。 それにぶっちゃけ軍需産業が儲かる。 政治介入して儲かる人たちもいるんでしょう。 戦争ばっかりしてたら貧しいし、貧しい人材を買い叩いて使いたい人がいる。 ジョンは言わなかったけれど、スポンサーがいて、スポンサーは金儲けのために支援していたんでしょう。 バトルシーンが思ったよりグロくなかったの。 ワザとかわかんないけど、人を撃ち殺してもゲーム画面のよう。 プロ兵士同士のゾンビバトルも、もっとゾンビっぽいかと思ったらたいしたことなかった。 あっさり終わった。 この人間がゾンビ化するって大事なとこだと思うんだけどなー。 伊藤計劃さんてほんまにゾンビ好きよねー。 生きてるようなー、死んでるようなー。 肉体のゾンビと、精神のゾンビと、両方好きで、肉体的ゾンビに比重が多いのが「屍者の帝国」で、精神的ゾンビの比重が多いのが「ハーモニー」だと思う。 生とは、死とは、どこまで動いたら生きていると言えるのか、どこまで止まったら死んでいると言えるのか、、、。 人工筋肉もそう、原作にあった脳死からの安楽死もそう、全てゾンビテーマで解釈できる。 部下の人が、もう死にそうなのに普通のテンションで喋ってるってのが怖かった。 現実感がないんだなー。 人の死も自分の死も。 最新鋭の機器で心も体も守って、ゲーム感覚で人を殺していたら、自分もゲーム感覚で死んでたっていう、皮肉。 なんか伊藤計劃さんのインタビューでクラヴィスの最後の言葉には「大嘘」があるって言ってるそうです。 詳しくはこちらのブログ参照↓ 【虐殺器官】小説のネタバレとラストの嘘を考察!感想まとめも 伊藤計劃『虐殺器官』の“大嘘”について クラヴィスは贖罪なんて言ってたけど、それが本心ではなかったとしたら、その方がスンナリ。 だってちょうどよく欧米社会だけが内戦になる訳ないじゃんかー。 そもそも反欧米諸国で内戦ばっかりしてたら欧米へのテロが減るはずっていう論理が怪しいやん。 良心のない、人殺しをためらわない人間が増えたら、世界全体の平和バランスが崩れて、欧米だって戦禍に巻き込まれるんじゃないかなー。 テロが減っても、普通に普通の戦争が始まったら、意味ないじゃん。 既に世界にそういう争いの種を蒔いた状態で、そして更に英語で虐殺の文法を広めたら、まず欧米はヒャッハーな世界になるんだろうけど、欧米以外だってただでは済まないんじゃないかな。 普通に普通の戦争が始まるのでは? 今まで虐殺してしまった反欧米諸国の人々への贖罪というけれど、世界大戦になったらその人達だって命が危ないやん。 その人達を救う保障はない。 クラヴィス賢いんだから、わかるでしょ。 じゃあ人類全体の間引きを実行しちゃったのは何故なのか。 贖罪ってのは言い訳で、復讐とかやつあたりとか、破壊願望、大掛かりな自殺、そう考えた方が人間らしくてわかりやすく思える。 仕事だからって言い訳が、贖罪だからって言い訳に変わっただけ。 その言い訳、本人も気づいてた? そもそも、ジョン・ポールの動機だって、欧米社会の平和を守るためだったなんて、そんなの言い訳かもしれなかった! 自分でも詭弁ってわかってたのかもしれなかった。 復讐とかやつあたりとか、破壊願望、大掛かりな自殺、でもおかしくはなかった… 「インサイドヘッド」風に言うと、 虐殺器官が活性化して、「カナシミ」と「ビビリ」が消えて「イカリ」と「ムカムカ」が残った、「ヨロコビ」は原始的な快楽にだけ反応するよう変化した、ってところですかな。 視覚化されたSFガジェット、よいですなあ。 アニメならでは! コンタクト型のVR機、光学迷彩、公衆電話ならぬ公衆キーボード?(でもキーボードないし)、一人乗りポッド、シーウィード。 虹彩認証カメラで監視って「マイノリティリポート」思い出しました。 声優もみんなよかったんだけど、櫻井孝宏のジョン・ポールがすごくよかった!(小並感) 櫻井さんは、心のない(ように見えるキャラ)がすごくうまい! (嫁さんを亡くしたキャラ多くなーい?) 綺麗過ぎて空っぽ、空虚。 到達してしまった人間を演じるのがうますぎるぜ! 日本語で会話してんのに、英語がお上手なんですねってのも変な話だわ(^_^;)。 なんか、英語の映画を吹き替えしてるっていうテイなのかな。 ハリウッドで実写化の噂もあるし、それはそれで楽しみ。 原作に比べて印象が薄くなっちゃったアレックス、冒頭で暴走して射殺されたんだけど。 現地語のラジオを聞いていたシーンがあって(覚えてないけど(^_^;))、現地語がわかるアレックスは虐殺の文法が効いた、元々戦時突入感情処理されてた脳には虐殺の文法が効き過ぎて急激に殺人衝動、ってことらしいですよ。 つまり映画ならではの伏線だったんですよ! けっこううまい伏線なのに、気づかなかったー。 途中でジョンがクラヴィスにしかけた文法、あれなんだったんでしょう。 原作にありましたっけ? ジョンがふかしただけで、実はなんにもしてないかも。 でもしたかも。 「耳にはまぶたがない」 クラヴィスは操られてたのかもしれない。 ルツィアを愛したのも、命令に背いたのも、虐殺の文法をまき散らしたのも。 でも元々自由意志なんてものは人間に存在しないのかもしれない。 自分が哲学的ゾンビではないという保障は常に存在しない。 そんなテーマ。 (追記) ハーモニーの人々の平和主義を見ると、虐殺の文法に耐性のある人が生き残ったんかな。 超未来だからもう虐殺の文法は解読されてしまって、逆に解毒の文法なんてのもあるのかもしれない。 関連項目【ネタバレ】「虐殺器官」の感想/攻殻機動隊になれなかった男 【ネタバレ】伊藤計劃「ハーモニー」 【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」 【ネタバレ】「屍者の帝国」原作の感想/わーいイギリスだー!と思ったのに… 【ネタバレ】「インサイド・ヘッド」の感想/〇〇のくせに泣くなよ
2017.02.10
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ようやっと映画「君の名は。」観ました。 当初観る予定なかったもんで、ネタバレ踏みまくりー、そもそもテレビでも予告やら音楽やらバンバン流しまくりー。 だからもう観なくていいかなって(^_^;) (アナ雪の時とおんなじ状況ですな、宣伝すればするほどお腹いっぱいで、もういいかなって) でも、縁があって映画館で観ることになって… よかったです! 予想以上にSFでミステリーでサスペンスで、ハラハラドキドキしました! どうせキラキラ若者の甘酸っぱい恋物語、どうせすれ違い切なくて最後ハッピーエンド系でしょ、おばさんが観てもなーっと舐めてましたが、予想を上回るSF感! 恋愛もの苦手な人にもオススメですよ! 以下ネタバレ改行。 (パンフレットは二冊、中身も違うようです) 君の名は。 スタンダード・エディション《通常版》 【Blu-ray】 (※少しですが「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」「X-MEN:フューチャー&パスト」「時計台」「魔法少女まどかマギカ」「寄生獣」のネタバレがあります) ミステリー要素がけっこう大きいんですよ。 アレ?アレ?って入れ替わりが判明するまで、そこまででもうけっこう引っ張って長いんです。 伏線張りまくって、だんだん不穏になって、アレってなって、でやっと半分ですよ。 そっから頑張れー!って怒涛の展開。 危なっかしくて、ギリギリで、ハラハラしまっせ! (あんまり甘酸っぱくなる暇もなく) これ、何回も見直したくなる気持ちわかるー、前半流し見てた伏線を確認したいよー。 けっこうなSFだなあって思いました。 時間SF。 歴史改変もの。 そもそも歴史改変てのは難しいんですよ。 なぜならちょっとしたことでタイムパラドックスが起きるから。 タイムマシンで過去の母親を殺したら自分はどうなるか問題てのがありまして。 過去を改変したら自分は生まれない、自分が生まれなかったら過去は改変できない、改変できないんだったらちゃんと生まれたはずでしょ、じゃあ母親を殺しに行くでしょ、あれ?グルグル回って解決しなくて、詰むんですわ。 それで、過去を変えるたびに世界線が増える説もあるんですけれど、安易に世界線が増え続けるのも困るじゃないですか(誰が困るんかは置いておいて)。 いわゆるパラレルワールドってやつです。 世界線増えるのが可能なら、理論的には世界線は無限に増えることが可能となる、キリがない。 昔のSFなら未来にタイムパトロール組織が存在して、過去を改変できないように見張ってたりするんですが、まあ普通に考えたら無理ですよね。 どんなおっきい組織でも、いちいち全部の歴史見張ったり修繕したりはちょっと…。 だから、歴史そのものが、時間が、世界が、辻褄を合わせようとする、という説があるのです。 さっきの親殺しのパラドックスなら、どうやってもお母さんは殺せなかった、殺したつもりで助かってた、実は主人公はお母さんの子どもではなかった、など辻褄を合わせてパラドックスを回避させちゃう。 そもそも過去に人間がタイムスリップしたら、過去世界の物質が増えちゃうから、質量保存の法則に反して核融合並みにやばいんじゃないかなー。 例えば「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」でも、ウィスパーが同時に二ヶ所に存在する問題が生じてますよ。 でも最近はやりの意識だけ転移なら物理は大丈夫。 意識だけタイムスリップなら、質量は保存されててモウマンタイ。 意識というか魂というか、つまりは性格と記憶って情報だから、情報は安易に増えてもいいし減ってもいいんだよね?! (「X-MEN:フューチャー&パスト」でもやってましたね。) でもいないはずの人間のことを覚えていたら、やっぱり矛盾するじゃないですか。 いないはずの人間の記録もやばいじゃないですか。 だから、歴史の修正力でなかったことになっちゃうんです。 記憶は忘れる、スマホのデータなどの情報は消える、そしたら矛盾はセーフ。 忘れたってことにしたらいい。 時間移動なんてできるわけない、世界と矛盾する、だからなかったことにする。 夢だった、勘違いだった、気のせいだった、そんな行動をしたのは偶然だった。 それが歴史の修正力。 修正力さん、つえ〜。 だから巫女の予知で避難したんじゃなく、たまたま避難訓練して助かったたことにする(テッシーの発電所爆破はちょうど証拠が消えてよかったね!)、メデタシメデタシ。 ここから妄想。 ある一族が、歴史の修正力さんと戦う話と思いました。 栗本薫の短編「時計台」を思い出しました。 【中古】 幽霊時代 / 栗本薫 (「時計台」はこの「幽霊時代」っていう短編集に入ってる短編です) 宮水の一族の能力、入れ替わりは別に入れ替わりが目的ではなく、未来を予知して災厄を避けるためだったのではないかしら。 魂を未来に飛ばすことで未来を知る、その時誰かに乗り移る、その誰かの魂が弾き飛ばされて交換になる。 しかし、ただの予知では人の心は動かない。 特に今時は予知なんてなかなか人々に信じられないし(人口も多いし)。 そこで、若者の恋心を利用作戦。 恋に落とす、会いたい、絶対助ける、絶対助かる、会いたいから生き残りたい!絶対に! 恋のパワーぐらい強烈なのがなければ、人々を救えなかったのではないか。 三葉の父が町長ってのも偶然が過ぎる、なんらかの力が働いてる、意志が。 「時計台」では時計台が二人を巡り合わせた。 「君の名は。」で怪しいのは、宮水の一族、ご先祖の集合意識かなあ、主犯は。 二人を引き合わせたら恋に落ちるのはもう決まっていた。 そういう二人を選んだ(ちょうどよくそういう人材がいたのも裏工作があるのかも、なにせ1200年分の時間をかけられるから)。 瀧君が急に三葉三葉言い出して、恋に落ちるの急じゃねって意見も目にしましたが、健康な男子高校生が直に女体に触っちゃったら秒で恋に落ちますって(^_^;)。 心が自分を追い越したんですよ。 恋に落ちるってのは、その名の通り「落ちる」わけですよ。 なんか知らんうちにあれよあれよとのめり込んでいくのですよ。 こんなの初めてっていう新しい素敵な景色を見せてくれる、一緒に新しい経験をする、と恋に落ちやすいと誰かが言ってましたが、まさしくそういう経験を二人はしたわけなんです。 だから恋に落ちるのも無理はない。 そして恋に落ちてから「好き」になるんですよ。 まるで昔からの知り合いのような、それこそ前世で会った?と思えるくらい、他人じゃない、自分に足りないところを集めた自分の半分、魂の片割れ、二人なら完全になる、それが「恋」。 もしただの入れ替わりだったら、早々に忘れてしまって、何事もなく歴史は変わらずに過ぎ去っていったでしょう。 スマホのデータは消えて、生きてる証拠もなくて、記憶もだんだん消えて、、、 でも忘れられない、喪失感、取り戻したい!、その恋の力が、歴史の修正力に勝った! ぶっちゃけ彗星は止められなかったし、隕石も止められなかった。 二人は別に世界を救いたかったわけじゃない。(だからセカイ系ではない)。 じゃあ宮水のご先祖が時間法則を捻じ曲げてまでしたかったことって何かというと、自分達の子孫を助けるっていうあくまで個人的(?)な願いだったんじゃないかなあ。 (宮水一族の直系は三葉だけれど、血縁関係の子孫は多分町中にいるでしょう) こう書くと宮水一族が乙女心を弄んでてキュウベエ(まるしー「まどかマギカ」)っぽいけども、あのままだったら三葉は恋も知らず若くして死ぬ運命だったのだから、 「時計台」の時計台さんが運命の人に導き合わせてあげたのと同じと思えば、ええ話になりませんか?(^_^;) (若者の感情を武器にするっていう考え方は「まどマギ」と通ずるものがあるような…) 以上、妄想でした。 ところで神木隆之介きゅんに女の子演技させた人、天才ですね!(*^_^*) 声の演技素晴らしい! 入れ替わり演技ってモノローグは中の人の声当てる演出が一般的じゃない? この映画はモノローグも外の人の声なのよ! 声優の演技と演出で、今の魂がどっちか間違えさせないの! すげー! あと、音楽が予想以上によくて、超絶きれいな風景の流れる中、きれいな声〜が流れてくる〜。 わーこんなきれいな声だっけ? これはミュージックPVだ! あっという間にRADWINPSの信者になりました! カットバックよりも、動きがある映像メインですね。 視界が流れるー! 疾走感! PV感のおかげで、ふわふわしたとこも気にならなかったんじゃないでしょうか。 ところどころ脚本に穴はないでもない、けど、PVだから?なんとなく大丈夫。 疾走感! エンディングの「なんでもないや」は秀逸! 「なんでもない」って言ってるやつが、ほんとになんでもないわけない! 「なんでもないわけない」 忘れても、証拠がなくても、情報は消えても一見平気でも、平気じゃない。 きっと見つける、魂の片割れを。 ハッピーエンドでよかったです!(*^_^*) (5年は長いと思うけど(^_^;)) (高校生瀧が入れ替わり経験中にも歳上三葉は東京におったんよね、ややこしいけど) (ということは、三葉の髪紐が時空に同時に二つ存在しているという矛盾があった!) (追記1) 劇中で明言されてませんが、三葉の母が、もし本当に子ども(子孫)を救うために、旦那を町長にするために死んだのなら、旦那にとってこんな悲しいことはないです、やりきれない。 もし、宮水一族の陰謀というものが本当にあったとしたら、一番の被害者はお父ちゃんです。 まあ、嫁さん死んだから(復讐のために?古い町の体質を変えたくて?)町長になるってのも突飛な発想だし、まんまと成功しちゃうってのも無駄に才能があり過ぎますな。 (追記2) 三葉の家も瀧の家もお母ちゃんがおらんかったのは、田宮良子(まるしー「寄生獣」)がお母ちゃんに一瞬で入れ替わりがバレたのを踏まえたからだねわかります。 (おばあちゃんは知っててワザと知らんふりしてたのかなあ) ばっさり説明シーンをカットしたとこも、「寄生獣」を思い出しました。 関連記事【ネタバレ】『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』見た 「X-MEN:アポカリプス」への道、その2〜そして「LOGAN」へ ↑ここに「X-MEN:フューチャー&パスト」の感想があります。ウルヴァリンは過去の記憶を亡くしてるから「X-MEN」は記憶喪失ものでもありましたな。 【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た!その1 【ネタバレ】映画「寄生獣」見た! アニメ映画関連【ネタバレ】「バケモノの子」の理不尽な点を強引に解釈してみよう! 【ネタバレ】「聲の形」の感想/エネmeは恐ろしい病 【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」 【ネタバレ】「ラブライブ! The School Idol Movie」の感想/バニッシュメントディスワールド!
2017.02.03
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「バケモノの子」観ました。 面白いっちゃ面白かったんですが、納得いかないとこ多いですなー(^^;) そんな野暮なツッコミを無理やり自分で解決してみるコーナーです。 以下がっつりネタバレ、見た人向け。 バケモノの子 Blu−ray スタンダード・エディション(Blu−ray Disc) ※この記事はネタ(ジョーク)記事なので本気にしないでねっ(^_^;) (「聖戦士ダンバイン」「十二国記シリーズ」のネタバレを含みます) 〔Q〕渋天街は渋谷のパラレルワールド?的な存在なのに、なんで中華風なの? 会話も日本語だし。 〔A〕映像から考察すると、渋天街は場所としては渋谷に重なっているけれど現実の渋谷とはお互いに接触できない、位相の異なる次元に存在する街のようです。住民は頭が動物、体は獣毛が生えてますが体型はほぼ人間。超能力が使える個体がいたり、肉体が変形する個体がいたり、超常現象がよく起きます。物理法則が緩い世界のようです。このことから、渋天街はいわゆる死後の世界、魂の世界、と考えられます。明らかに現実キャラの生まれ代わりのような個体も存在しますし。ただし、ほとんどの住民は生前の容姿・人格そのままではなく、その見た目から察するに、様々な人間・動物が入り混じって魂が混ざり合って生まれ代わったと推察されます。つまり、多くの亡くなった人・獣の魂が混沌と混ざったスープ状から、様々な魂が混ざりあって「バケモノ」として産まれ出ているのです。 中華風というか古代中国風なのは何故かといいますと、魂スープから人らしきものが生まれるのにたいそう年月がかかり、人口が増えるまでに2〜4千年かかってやっと街が形成されたのでしょう。だから2〜4千年前の文化を継承して、当時一番栄えた近所の文化、つまり古代中国文化を色濃く受け継いでいるのです。当時の日本よりも中国の方が人口が多く、文明も開けていました。(現実キャラの生まれ代わりと目されるキャラの体がとても小さく、知能も低そうなことからも、ある程度の大きさのバケモノが生まれるにはかなり時間がかかることがうかがえます) そして、なぜ渋天街が渋谷と重なりながら存在するのかですが、渋天街がこちらの生きている人間の魂の熱量(エネルギー)に影響を受けているからと見て間違いないでしょう。魂のようなフワフワした頼りない存在が街として安定するには、なにがしかのエネルギー(拠り所)が必要なのです。人間が多い町は感情エネルギーが高く、その上?にバケモノの町ができやすいのです。 言葉が通じるのは、バイストンウェルシステム(まるしー「聖戦士ダンバイン」)または十二国記システムでしょう。別に皆が日本語でしゃべっているわけではないのです。魂の共鳴といいますか、テレパシーといいますか、お互いが自分の言語を話していますが、魂で理解するので意味が通じるのです。 〔Q〕猪王山は一郎彦を自分の本当の子だと騙して育ててましたが、絶対バレますよね。なぜ本当のことを言わなかったんですか。バレたらどうするつもりだったんですか。 〔A〕そこはほら、あの世界の人たち、心に闇がないから(^^;)。物事を深く考えないんですよ。悩んでるなら言ったらいいじゃん、なんで言わないの? なんとかなるよ、てなノリで。バレたらバレたとき考えよう、なんでしょう。二郎丸なんて、九太をバカにしてイジメてたくせに、相手がタイプとわかるやケロっと友達になろうと言います。相手が根に持ってる、恨んでいる可能性を考えないんですね。 渋天街は、神が存在し、奇跡が本当に起きる世界、一郎彦が猪顔になることも別に不可能ではないのです。根っからの住民はそのことを肌で感じているので、本当に取り返しのつかないことはない、という妙な全能感を持ってます。良く言えば無邪気、悪く言えば鈍感なのです。 〔Q〕渋天街で育った九太は漢字が読めなかったのに、一郎彦が人間界でいきなり「鯨」という字を読めたってのはおかしくない? 〔A〕バケモノ達の文明に文字がないわけではありません。ただし、就学率も識字率も低いのです。社会全体がそこまで読み書きというものに重きを置いてません。何故かといいますと、この世界は「神」が存在する世界なんです。「神」は上位の存在として、前述した「魂スープ」にアクセスできると考えられます。これは過去生きた人間のあらゆる知識の集合体でもあり、なんでも知っていて経験則からの未来予知的なこともできます。「神」が全知全能で奇跡を起こすので、だいたいのことはそれで解決してしまい、住民は躍起になって知性を上げる必要を感じていません。 熊鉄は武芸者として生計を立てていますが、武芸が必要とされるほど、ヒャッハーな社会には見えませんよね。むしろ平和です、刀は持ってますが抜刀しませんし。この世界の立身出世の究極として宗師、その上に神がいますが、神になりさえすればネットワーク(魂スープ)にアクセスできてあらゆる知識が使えるので、神になる以前の段階で知性は必要ないのです。必要なのは、神への変身に耐えうる体力と精神力です。ですから体力・精神力を鍛える武芸者は社会から尊敬され、生徒もいて生計が成り立つのでしょう。現実の子どもは将来を生き抜くために勉学が必要ですが、渋天街ではそこまで知性は重視されておらず、文盲でもそれなりの仕事があり働けば生きていける世界です。九太は熊鉄に弟子入りしたことで衣食住が保障され、修行が仕事になりました。学校に行かなくても誰も問題にしません。 問題はなぜ一郎彦が文字が読めたかってことですが、ズバリあの子がいいとこの子だからです。家や猪王山の身なりを見ればわかるように、あの家は代々金持ちです。子どもを働かせる必要がないんです。この身分では、生きるためというより趣味として勉学があります。そういう子を集めた学校があります。文字も教えますし、人間界のことも勉強します。それにバケモノのほとんどは人間界の哺乳類に対応していますよね? だから鯨型のバケモノがどこかで暮らしていても不思議ではありません。世間の狭い九太と違って、金持ちで交流の広い一郎彦には鯨の知り合いがいたのでしょう。ひょっとしたら海外旅行もしたかもしれません。遠い亜米利加の「図都日愛」に行ったことさえあるのかも… 〔Q〕人間は心に闇があるって話だったけど、闇っていうより心に穴があいてるって話になって、最後は熊鉄が九太の心の穴をふさいだけど、よく考えると何がなにやら。要するにどうなったの? 〔A1〕まず人間は心に闇があるっていうのはデマですよね。人間だからといってみんながみんな生まれつき心に闇があるわけではないのです。九太は親を亡くし酷い親戚に預けられたから、一郎彦は親に似ていない自分について悩んでいたから、それぞれ理由があって闇が生まれて超常能力が使えるようになりました。そんな傷つくような理由がなければ闇なんてできなかったはずなんです。ただ、人間の心に穴が開きやすいってのは確かなようですね。何かがきっかけでまず穴が開いて、更に何らかの要因で穴が深くなって闇になるんじゃないでしょうか。バケモノ達は心に穴があきにくいのです。一度死んでいるので業が少ないのでしょう。 こっちの現実世界では、例え深く傷つくような体験をしても、あんなアニメみたいに心の闇が可視化して超常能力使えるようにならないじゃないですか(怒りや憎しみで周りを精神的・物理的に傷つけることもあるかもしれませんが、変身もしないし超能力的な破壊活動もできません)。あの渋天街に充満する空気(魂スープ)が、人間の心の闇に反応して力を引き出すんじゃないでしょうか。死んだ人の魂の中にはもちろん恨みつらみの想いもあるでしょう。そのマイナスエネルギーの呼び水になってしまうのです。だから人間のせいというより、人間+渋天街の組み合わせがマズイですね。 そもそも、渋天街に流れつき、あまつさえそこで暮らそうなんて人間は、人間社会では暮らしにくい何かわけありの人間が多いのでしょう。バケモノ達から見れば、来る人来る人最初から心に穴があいている人間ばっかりで、人間てそうなんだーあぶなーいという偏見が生まれても不思議ありませんね。 その穴がふさがったら、そりゃあ、心に闇のない、渋天街の住人(バケモノ)みたいな子になるんじゃないですかね。裏表のない、深く悩まない、カラッとした性格になるんじゃないですか。そういう人も世の中には普通にいますし。ただそうなると楓とは別れるかもしれませんね。ああいうタイプは心に闇がある人が好きでしょう。 それより一郎彦は闇の部分を倒しただけで、穴はふさいでないんですけど、この先大丈夫ですか? 〔A2〕人類全般ではなく、九太(蓮)個人で言えば、心の穴は幼少期に親を喪失したことによる自尊感情の欠如と思われます(その後もまっとうな保護者に恵まれませんでしたし)。精神の根っこである自尊感情が低いと、それこそ心に穴があいているように、どんな楽しいことがあっても喜びが穴から漏れてしまいます。自分に自信がなく、自信がないから常に現状に不安があり人を信じられない、うまく生きられない。現状がうまくいかないから周りにヘイトをためて恨みつらみを増幅しやすい。結果、不幸になりやすい。全部が全部いつもそうってわけではないでしょう、調子のいい時だってあるでしょう。でも心が強い人ってのは調子の悪い時だって強い回復力があってすぐ回復できますが、根っこが弱い人はそうではないのです。 しかし、肉親じゃない種族も違う全くの赤の他人が一緒に暮らしていくことで、その穴を塞ぐことができました。それは神の超常能力による奇跡ではなく、現実にも存在する実際に起こりうる奇跡。人と人との出会いが起こす奇跡。心の穴をふさぐというのはメタファーです。他人との触れ合いの中で自尊感情を取り戻し、自分の幸せを取り戻すという。→以前ブログに書きましたが「離れている時は、もっとそばにいる」 メソッドです (親を失くすと幸せになれないと決めつけているかのような文章になってしまいましたが、もちろんそうではないのです。心の穴がふさがることもあるし、別にふさがらないままだっていい。この現実世界は、心に穴が空いていたって事件も起こさず普通に生きていける、それもアリな世界なのです) 〔Q〕九太(蓮)のお父さん、順応早過ぎない? 子どもが神隠しにあって超常体験したんだけど。 〔A〕そこは九太も全部本当のことを言った訳ではなく、当たり障りない説明をしたんじゃないでしょうか。それに、お父さんとしては離れて暮らしていた思春期の男子なんて、腫れ物に触るような対応しかできないものです。意味がわからなくても頭がおかしいと思っても「わかった、ぜんぶわかった、だいじょうぶだよー、こわくないよー、お父さんはちゃんとわかってるよー、ハイハイ、ドウドウ」って言うしかない、それが大人の対応ってもんでしょう。 アニメ映画関連【ネタバレ】「聲の形」の感想/エネmeは恐ろしい病 【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」 【ネタバレ】「ラブライブ! The School Idol Movie」の感想/バニッシュメントディスワールド! 【ネタバレ】「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」観た!その1
2017.01.06
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「X-MEN:アポカリプス」への道、その1の続きです。 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」 「ウルヴァリン:SAMURAI」 「X-MEN:フューチャー&パスト」 「デッドプール」 の感想です。 以下ネタバレ。 (※「海のトリトン」「魔法少女まどか☆マギカ 」「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」のネタバレもあります) ◯「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」 えっとー、ここはpixivですか?(違います) これはもう既にブロマンスではないのではないか(^_^;)。 明らかに狙ってる? 公式の燃料投下に心がついていけない(>_
2016.12.10
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「X-MEN:アポカリプス」観たんですけど、懐かしくなっちゃって、それまでのX-MEN映画全部見直しました! もうすぐウルヴァリンの最新作出るってことで、全然観てなかったウルヴァリンシリーズも予習として観ましたよ。 (「X-men:アポカリプス」を観たときの感想はこちら→【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ!) 「X-MEN:アポカリプス」までは以下の映画があります。 「X-メン」 「X-MEN2」 「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」 「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」 「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」 「ウルヴァリン:SAMURAI」 「X-MEN:フューチャー&パスト」 「デッドプール」 8作品! シビルウォーに比べたらマシ!(^^;) 以下ネタバレ。 (※「モブサイコ100」のネタバレもあります) ◯「X-メン」 記念すべき第一作。 ストーリー悪くない。 実は狙われてたのはローグだったっていうブラフ、見え見えだけどわかりやすくてよいと思う。 マグニートーなかなかのクズっぷり、倒すべき相手がブレなくてよい。 アンナ・パキンのかわいそう可愛い!可憐! ヒュー・ジャックマンのわかりやすいツンデレ、お父ちゃんみ! ただまあなんというか地味…。 ミュータント少な過ぎなんだー。 X-メンだって、プロフェッサー、スコット、ジーン、ストームだけ。 マグニートー一味も、マグニートー、セイバートゥース、トード、ミスティークだけ。 セイバートゥースとトードなんてミュータントというより仮面ライダーの怪人だわー(^^;)。 バトルが超能力者っぽくないし、少ない。 そもそもプロフェッサーってなんなんだろう。 キャラがよくわからん。 テレパシストで車椅子でスキンヘッドっていうビジュアルだけで、どういう人か、何を考えてるんかいまいちよくわからん。 いつも静かに微笑んでて優しい感じだけど、綺麗事しか言わないし、落ち着き過ぎてて人間味が感じられないぞ、サイコパスみある? 差別主義の議員さんが差別主義あからさまで、まるで某大統領さんみたい。 時代を先取りだった… ◯「X-MEN2」 ス「ウルヴァリン? またお前に会えるとはうんぬんかんぬん」 ウ「お前だれ?」 映画で役者が毎回違うもんで、マジでわからんぞオイ(^^;)。 まさかマグニートーのプラスチック牢屋がストライカーの基地だったとは! 第三勢力! 新たなる脅威に対して、敵対してた相手と共闘! 熱い展開ですな。 マグニートー、実はいい人かと一瞬思ったけど、やっぱりクズだ(^^;) せっかくの悪役ストライカーが霞むぜ。 予算が増えたんかして、これぞ超能力!てゆう、ボッカーンとかシャキーンとかシュルンとかアクション多くて華やかでよい! アクションだけでも見る価値あり! まあ強引展開だけどな(^^;)。 例によってプロフェッサー誘拐、よくあるんかな? ジェイソン哀れ。 生きたまま脳改造され操り人形にされたガリガリのおっさんだけど、心は12歳の少女だよ。 あのまま水底に沈んだんか…。救いなさ過ぎて…。 倒すでも救うでもいいから、なんとか処理してほしかった…。 ラストがグダグダしてしまって残念。 エックスメンのミッションが、ストライカーのミュータント皆殺し作戦阻止から、マグニートーの人間皆殺し作戦阻止へ、と思ったらダムがラスボス? (ダム壊れたのジーンのせいだよね) え、ダム?、ダムかー(^_^;)って感じ。 流行りのマネキンチャレンジあった! 時代を先取りだった…(本日2回目)。 ◯「X-MEN:ファイナル・ディシジョン」 スコット〜!(>__
2016.12.10
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「スタートレック BEYOND」観ました! よかったよ! ちょっと設定がぼんやりしてたり、脚本がご都合主義だったりするんだけど、でも、面白かったよ! 多分家で観たら減点だったかも。 スクリーンだと、画面がグワングワンしてドカーンと迫力があって、それで加点が多かった! キャラはもちろん魅力的だし、アクションすごいし、ストーリーが王道でラストスッキリ! この映画はサプライズというかミステリーというか、そうだったのかっ!ていう驚きがあったので、ネタバレ知らないで映画観た方がいいと思います。 また観てない人は気をつけて。 以下ネタバレ。 (パンフレット表紙にサイモン・ペッグが! 何故マッコイとスールーがいない!?) スター・トレック BEYOND ブルーレイ+DVDセット【Blu-ray】 [ クリス・パイン ] まさかジャミラだったのか?! というジャミラオチでした! えーと、ここからウルトラマンの「故郷は地球」という回のネタバレになります! 気にする人は気をつけて! まーつまり、悪い怪獣と思ってたら元は人間だったって話です。 ある真っ当な人間が、辺境で遭難し見捨てられ、そのせいで人間を恨み、憎しみを糧に姿を変えて生き延び、人間社会に復讐するっていう話です。 この映画のラスボスであるクレールさんの正体を聞いて、真っ先にジャミラが思い浮かびました。 どんなに姿を変えても、憎しみを、復讐を忘れなかった、かわいそうな人。 しかし、既にたくさんの人間(ヒューマノイド)を殺しているし、同情はできない、倒すしかない、しかし何か救いはなかったのか、なんて酷い悪魔と思ったら私達と同じ人間だった、という切ない話なのだ。 と言いつつ、ちょっとこの映画、設定がわかりにくいよ(^^;) パンフレットやネットを頼りに情報を整理します。 クレールやマナスが引き連れていたヘルメット被った黒い人たち、あれドロイドだそうです。 あまりに人間ぽいので原住民を手下にしたのかなーっと思いましたよ。 見張りもするし、移動する敵を射撃してるし、賢いドロイドやなー。 撃ったら部品が出た、とかマシンだとわかりやすく描写するとよかったかも。 エンタープライズのクルー達、ドロイドに向かって殴ったり蹴ったりしてたような?ほんで倒した時もあったような? ロボットに肉弾戦で勝つ?弱い?(まー戦闘用じゃないし) クレール側でちゃんと生きている仲間は、ジェイラの親の仇のマナスと、スパイになってエンタープライズを引っ張って来た女エイリアン(に見える人)の2人だけっていうんだから驚きだー。 他の人間(宇宙人)の生体エネルギーを吸い取る技を身につけて、通りすがりの宇宙人の船を見つけては捕まえてエネルギー源にしていた、それで延命してたけど、エネルギーを吸い取ると外見や脳みそもその宇宙人に近づいてしまう、ということらしいです。 だから英語も忘れてしまった。 多分、あの星系によくいるタイプの宇宙人の容姿と言語なんでしょうな。 クレールさんだけ英語をしゃべれるのは、エンタープライズを襲ったとき、地球人クルーの生体エネルギーを吸収したから。 (ほら、マッコイがアイパッドみたいなレントゲンみたいな奴で診察してビックリしてたじゃん) 姿を変え、人間の言葉を忘れても、地球(惑星連邦)への恨みは忘れなかったんだ… (ほんとは帰りたかっただけなんだと思うんよ) ほんでジェイラは、クレールが襲った船の生き残り。 しょっちゅうクレールが船を襲うんで、墜落して生き延びた宇宙人もそこそこ自活してるみたい。 (サルガッソーみたいやな、近所の星ではやばい星系として有名でしょう) スコットを襲った二人組宇宙人もそう。 このクレールに容姿がよく似た二人のせいで、クレールの仲間がたくさんいるような気がしてしまいました。 クレールのあの群体バトルシップは、元々はあの星に置き捨てられてた掘削用のマシン。 だからフェイザーとかの武器は搭載してないけど、掘削機だけあってやたらと頑丈。 遠隔一斉操作で体当たりで撃破っていう戦法。 数の勝利で強い! この虫っぽいビジュアル、いろんな作品が思い浮かびますなあ。 (これが元ネタ?的な話は後でまとめたいです) クレールさんてばフランクリン号のことすっかり忘れてて間抜け。 だいぶ前に必要な機材だけ取って、船を捨てて遺跡を基地にしたんでしょう。 ジェイラが逃亡中にたまたまみつけて、ホログラムで隠して住処にした、のかな。 クレールさんは不時着して船が壊れて救助も来なくて仲間も死んで、あーんなにすさんだのに、スコットがあっさり直しちゃってなんか複雑。 未来の科学すごい。 あと、スールーさんの落下エネルギーで速度上げて大気圏離脱っていう超高度テクニックがあったから飛べたんであって、あの手の船は引力圏からなかなか飛べるもんではないのかも。 前に書いた「スター・トレック BEYOND」への道っていう記事で、レンズフレア、カークの殴られメイク、カークの宇宙人の「おともだち」、生身ダイビング、があるかどうかチェックするって言ってましたの。 なんと監督がJ・J・エイブラムスじゃなくてジャスティン・リンになってたのよー。 情報シャットアウトしてたから知らなかったよー。 だからレンズフレアなかった、多分。 で、カークの「おともだち」、ベッドで色違いとか尻尾生えてる彼女が映るシーン、ありませんでした! なんとカーク、女遊びやめちゃったようです! やっぱ同じ船で二年も過ごすと人間関係ヤバくなりそうで、手を出すのやめたのかな。 あのやんちゃ坊主なカークが、なんか落ち着いちゃってる、てゆうか、冒頭テンション低いんですわ、親父の年齢追い越すのでナイーブになっちゃって、意外! でも、いろいろあって元の元気なカークに戻る、そんな話でした。 そのかわりというか、カークの殴られメイクは健在! 何故か超未来の超科学の発達した世界観なのに、最後の決着は殴り合いですよ! 何故か大事な装置は遠隔操作できずに、艦長自ら手動で動かさないとあかんのです! 燃えるわー! だからカークはやっぱり青アザできました。 この「カークが手動で動かす」は次もあるかもしれませんね。 生身ダイブもありました! 大気圏外からのスカイダイビング、宇宙船から宇宙船への無重力ダイビングと来て、今回はスペースコロニーの無重力圏内のダイビング! 今回のコロニーであるところのヨークタウン、いわゆるダイソンの球体?の小っちゃい版?なんです。 回ってて遠心力で外側に重力(じゃないけど)かかるっていう奴。 (遠心力じゃなくて、エンタープライズ内と同様に人工重力かも) だから真ん中ほど無重力、ちょっとでも外れると低重力、重力に捕まったら外側の壁に激突、更に気流もある、敵はすぐ側にいる、触ったら死ぬマシンもある、危ない危ない! しかも、今回はヘルメットも防護服もなかったですから、なかなか危険度が増してて、うまいことやったなーと思います。 これはさすがにもうネタギレではないでしょうか。 これ以上の生身ダイブを考えるの難しそう。 そういえば、高いところから落ちそうで危な〜いっていうの、今回は何故かスコット(サイモン・ペッグ)! んで、助かってたけど、自分でがんばっただけかい?! 画面がグワングワン揺れて、画面酔い。 ジーン・ロッデンベリーの上下安定したお上品な宇宙とえらい違いや。 画面に迫力がありましたよ! 特に最後に敵集団をメタル?ロック?で自爆させるシーンは景気がいいぜ! エンタープライズにしろ、フランクリンにしろ、あんなに衝撃与えたのに、よくもまあ全壊しないもんです。 昔の家電みたい(^^;) あれくらい攻撃受けたら他の映画だったら即大爆発ですよ!(^^;) エネルギーとかエンジンとか誘爆しないんですかね? しかもエンタープライズの円盤部、不時着してもまだ形保ってるし、チェコフがちょっといじったらまだ動くし、、、。 丈夫! 昔の家電は丈夫だ! レナード・ニモイ追悼で、スポック・プライムも劇中で亡くなった訳ですが、その遺品から旧スタートレックの集合写真が出て来て、なんか自分も懐かしくなって泣きそうになりました…。 なりましたが、、、 よくよく考えると、カークが一番似てないねー?(^^;) 前は一番似てないのはスコットだと思ってたけど、サイモン・ペッグが年取って太ってヒゲ生やしたら、アリな気がしてきました。 癒し系笑顔が素敵なところ、そっくり! スポックとウフーラは普通に似てるし、マッコイとチェコフは演技がうまいんで表情が似てる感じ。スールーも生真面目な雰囲気似てる。 旧スタトレのカーク(ウィリアム・シャトナー)って正統派のイケメンじゃないですかー、ギリシャ彫刻風というか、彫りが深くてロジャー・ムーアとかクリストファー・リーとか、昔のハンサムて感じ。 クリス・パインてハンサムというよりは個性的、つぶらな瞳、童顔なのかな。頬骨の有無?てゆか眉毛? でも一応理屈はつくんですよ! ケルヴィン号の事件でお母さん多分早産したんですよ! だから童顔なんじゃないかな?(強引) クレールが可哀想な背景がありながらも、徹底してわっるーい悪役で、最後はちゃんと倒されるってのがよかった! 主人公達の団結力とかSF的アイディアで逆転っていう、王道のええ話! 正直、どっかで見たような、オマージュっぽい部分も多いんです。 でも私は、そういうのはパクリだって怒るより、元ネタわかると嬉しくなっちゃうタイプ。 未知の惑星、未知の宇宙人(違うけど)、キャラの絡み(シャッフルですな)、派手な宇宙バトル、SFアイディアで勝利、最後は人の力、と、スタートレックと言えばこういうの見たいでしょっていう期待に沿った、楽しい映画でした。 SF映画関連 「スター・トレック BEYOND」への道【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星!【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」!
2016.11.14
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「デッドプール」観ました。 最近マーベルばっかり観てる〜。 なんかすこぶる評判がいいんでレンタル出たやつ観ました。 思ってたよりエログロでびびりましたよ! 以下ネタバレ。 【先着特典】デッドプール 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定)(8枚組俺ちゃんカード付き)【Blu-ray】 (「めだかボックス」と「リングシリーズ」のネタバレあります) 完成度高いねー、と思いつつ、なんかツッコミばかり書きたくなってしまうのです(^^;)。 完成度高いってのは世界観が確立されてるなーってのがよくって、画面の色味みたいなんが統一されててブレてないのがええなって思いました。 アクションすごいし、キャラ立ってるし、ギャグも面白い、悪くはない、むしろ面白いんだけどなー。 思ってたより、グロくて、エロくて、若干ひいたんだけど、まあ心がしんどくなったり、興奮したりする感じじゃないのね。 不謹慎ギャグって感じ。 言っちゃえば「こんなグロいこと平気でできるオレ!」「こんなエロいこと堂々とできるオレ!」っていう厨二病に見えるんだなー。 背伸び感?(^^;) でもあくまで一線は超えない感じ。 スタイリッシュ不謹慎ギャグ! あの第四の壁を越えるってのは、ウェイドが本格的にお脳がおかしくなっちゃったってことやん。 シミュレーション仮説というか、世界は作り物妄想というか。 この手のキャラで「めだかボックス」の安心院さんやら めだかボックス カラー版 PART3 球磨川事件編 4【電子書籍】[ 西尾維新 ] 「リング」シリーズの高山とかおるね。 リングシリーズ【4冊 合本版】 『リング』〜『バースデイ』【電子書籍】[ 鈴木 光司 ] それがいつどのタイミングでなんでなったのか、はっきりしないのが気になるー。 いやなんとなくはわかるんよ。 脳にも癌が転移してたし、ミュータント化の時に癌細胞まで活性化、活性化した状態でヒーリングファクターと釣り合って安定。 常に半分癌だし、でも死なないしっていう、しんどい状態なんでしょ。 だから脳神経も死んだり生き返ったり忙しくて、まー普通の精神は保てないわな。 特典の音声ガイドではっきり「デップーはADD」って言っちゃってました。 デップーのおかしいところって、極端に落ち着きがない、子どもっぽい、倫理観が低い、殺人に躊躇がない、この世は現実ではない(仮想現実?)という妄想、、、? まー、倫理観低い感じはウェイドの時から元からだし、もし怪我しても戻る体を持ったら、なんかヤケッパチになって倫理観低くなるのもわからんでもないけど、さ。 この世が現実ではないって気付くのはかなりコペルニクス的閃きというショックというか、もし本当に気づいてしまったら生きてる意味とかわかんなくなって人生イヤんなるやん。 だからおかしくなったの? (それとも逆?) 普通はそういう人生観変わるような何かでかい重い転換点があると思うんだけど、ウェイド→デップーとスーっと滑らかに横滑りしてるのが飲み込みにくかったでふ。 デップーになっても彼女に対しては誠実だったし、殺してる相手は向こうも人殺しで悪者だったし、言うたらそこまでおかしくない、マトモやん。 あれ?そもそもおかしくないんかなー。 あたまがおかしくなっちゃったことより、ミュータントになっちゃったことより、容姿が醜くなったことの方が問題なんだって。 認知が歪んでるなー(^^;) なんか面白かったのは、最初のバトルでフランシスったらバイクなんだからさっさと逃げればいいのに、わざわざ戻ってくるじゃん。 こっから違和感。 最後、せっかくウェイドの彼女を人質にしたのに、「こいつの命が惜しかったら」的なことしないじゃん。 彼女苦しませるの、ただの嫌がらせじゃん。 ワーイってバトル始めるじゃん。なんか嬉しそう。 あれー? さっさと処分したらいいのに。 ひょっとして、これは、、、 フラ→デプですか?(^^;) 待ち伏せ型ヤンデレですか? あまりにデップーがフランシスフランシスうるさいから、デプ→フラかと思ったら、顔治してほしいだけだったのね。 復讐もそこまでこだわってなかった! あー多分元々傭兵で切った張ったはお互い様、倫理観もそこまで高くない、殺る殺られるはそこまで恨みっこない感じ? フランシスの方は、なんだろう?ファイトジャンキー的な? デップーとだったら思いっきり戦いたい、なんなら命落としてもいい、お前のいない人生は退屈だから、ってこと? 最後、さあ打たれるって直前にコロッサスが止めて、「あ〜あ」って顔したの。 自分の生死もゲーム的な感覚で楽しんでたんか。 という、ちょいBLの匂いを嗅ぎました! 結局さー、いくらなんでもストーリーが簡単過ぎる問題よね。 コロッサスが邪魔しなきゃあそこで話終わったし。 そもそも、こんな顔じゃ彼女に会えないから治したい→別に治さなくても彼女は気にしなかったよ! じゃ、今までの苦労なんやったのってなるぜー。 良くも悪くも、デップーがコミックの方で認知度があり過ぎなんでしょうな。 映画だからって、あんまり掘り下げないのです。 コミック読んだことないからわからないけど、多分原作の雰囲気をすごーく再現してて、ファンにはたまらない映画ってことじゃないかしら。 無駄にスタァイリッシュなあたり、PVとかMVみたいな映画でした。 アメコミ関連【ネタバレ】「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の感想/誰かの願いが叶うころ 【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星!
2016.11.08
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スタートレックの新しい映画シリーズ、ずっと観てなかったんですよ、なんとなく忙しくて。 でもついに三作目の「BEYOND」出るっていうし、これを機会に予習しようかなって思って、「スター・トレック(2009)」と「スター・トレック イントゥ・ダークネス」を観ました。 そもそものスタンスとしては、私の一番視聴したスタートレックって「新スター・トレック」なんですよ。 「The Next Generation」略してTNG! ピカード艦長! データ少佐! 次に観たのが「スター・トレック ディープ・スペース・ナイン」、略してDS9! オドー! クワーク! (あと「ヴォイジャー」と「エンタープライズ」はあんまり観てないです) だもんでいっちばん最初のテレビ版の「スター・トレック」ってあんまり思い入れないんですよ。 なぜか映画は観てます。 だから私にとってのカークもスポックもマッコイも既に「おじさん」なんです(しかもおじいちゃん寄りの「おじさん」)。 それが、リブート版はキャラがみんな若い! TNGのピカード艦長ともDS9のシスコ司令とも違う若い(無鉄砲な)艦長! もうお母ちゃん目線、ハラハラしまっせ! 若者達のSF冒険ものとして、新鮮で面白かったです。 以下、「スター・トレック(2009)」と「スター・トレック イントゥ・ダークネス」の感想です。 ネタバレ改行。 (「スター・トレックII カーンの逆襲」と「ネメシス/S.T.X」のネタバレもあります) 「スター・トレック(2009)」/クリス・パインの眉毛! スター・トレック【Blu-ray】 冒頭からお父ちゃん殉死シーン! 開始5分で号泣! こんなん泣くに決まってるやん!(^^;) カークってばケンカっ早いのに別にそんなに強くないのが可愛い(^^;)。 クリス・パインの眉毛、素晴らしい! 昔の少年マンガの主人公みたい! 絶対いい人! この人は熱いところもいいんだけど、機転が利くってのが長所なんじゃないでしょうか。 学校のお勉強的なところはスポックの方ができるんだけど、現場で臨機応変に対応できるってのがカークの強みなんじゃないかなー。 けっこう優秀。 スポック言うほど論理的か?(^^;) キレやすくない?しかも彼女持ち? ウフーラをエンタープライズに乗せろ乗せないでゴチャゴチャ言ってたのは、あの時点でもう付き合ってたから、自分の彼女を同じ船に乗せるとえこひいきと言われそうで、スポック気にしたんだねー。 世間体気にするんだー、バルカン人ぽくなくない?(^^;) 設定上は優秀。 サイモン・ペッグ、ズルい(^^;) 出ただけで笑う(^^;) だいたいオリジナルのスコットに全く似てない! もう似せる気ないね! そのくせオリジナルのスポック(レナード・ニモイ)が「お前はスコット!」みたいに気付くってそんなアホな、強引な! ヘラヘラしてるけど実は優秀。 ドクター・マッコイあざとい! 眉間のシワ! いつもブツブツ文句ばっかり言ってるけど、実は優秀。 ウフーラさんは、上昇志向のバリキャリで見るからに優秀。 ヒカルさん、最初の発進失敗とかなりお間抜けなのに、おかげで全滅免れた!強運!バトルアクションも強い!優秀。 チェコフがなんか挙動不審でいつもオロオロしててたよんない(^^;)癒し系。 実は優秀。 パイク艦長、大人しい顔して無茶ぶり! スカイダイビングしてドリルに飛び降りろって。 さすがカークの恩師だけあるわー、同類だわー。 人質になって当然死んでるやろって思ったら、ちゃっかり生還した!強い!なんなのこの人。 マンガ的な展開なら上司は無能ですぐ死んじゃうんだけど、そうはいかない、普通に優秀。 (無能でわからず屋な上司役をスポックがやってしまったか(^^;)) アクション多くてSFネタも多くてキャラ萌えがあって楽しい映画でした。 ちょっとご都合主義目立つかなー(^^;)。 カークが偶然オリジナルスポックに会う→更にスコットに会う→未来の技術で転送、の流れはさすがに無理がある(^^;) カークが高いところから落ちそうになって危な〜いを3回もやった。あれはなんなんだろう、伏線? タイムリープによりもう世界は変わってしまったのだから、これから始まるのは新しい冒険だっていうある意味メタ発言入りました! 「スター・トレック イントゥ・ダークネス」/クライマックスくどい スター・トレック イントゥ・ダークネス【Blu-ray】 こ、これは、「カーンの逆襲」のリメイクじゃん! カーンが登場するのもそうなんだけど、あの自己犠牲クライマックスが丸々そのまんまやでー。クリンゴンも出るし。マーカス博士も出るし。 丸パクというかオマージュというか旧ファンに媚び媚びというか。 スター・トレックII カーンの逆襲/ディレクターズ・カット版【Blu-ray】 ベネ様の超人類っぷりは非常によろしかったです。 顔立ち、スタイル、佇まい、人間離れしてピッタリ! オリジナルカーンには似てないけどさ(^^;) むしろ言っちゃ悪いけどベネディクト・カンバーバッチの方が超人類ぽい。 まーそれはさておき、もうとにかくクライマックスくどくてさー(^^;) 異星人に追いかけられた!向こうはガチで槍を投げるぞ! 火山口で死にそうに! 会議室を襲撃された!(ダイハードみたい) クリンゴン人に襲われた1(バトルシップ) クリンゴン人に襲われた2(銃撃戦) 新型戦艦で攻撃された! 宇宙ダイブミッションでヘルメットにヒビが!しかもドアがなかなか開かない! カーンさん裏切った!殴るし魚雷も打つよ! エンタープライズのエンジン停止!墜落しちゃう! 重力制御が切れて船体が斜めになるたびに中の人がウワーっ落ちるーっと危ない! エンタープライズの炉心コアがズレた!手動で治すよ!放射能?で死んじゃうよ! 新型戦艦、地球に(わざと)不時着!市民が大変だ! 足元のグラグラするトラック?の上で殴り合い! 危な〜い!ばっかり! あまりにクライマックスが多いと、アホっぽく感じてしまうのです(^^;) 宇宙艦隊って無能?(^^;) 特に最後はもっと絞った方がよかったと思うなー。 蛇足に感じました。 それ以外は、相変わらずキャラが立ってアクションも多くて見応えがありました。 そうそう、DVDのメニュー画面が、カークとカーンの宇宙ダイブのシーンなもんで、カーン殺すとかカッカしてっけどどうせ共闘するんじゃんってネタバレだよ、それどうよ? 共闘するんならするで、あのままカーン実はいい人でした路線でいってほしかったなー。 いい人っていうか敵だけどお互いを認め合った、的な… 最後は「スマン」て言いながら見つめ合って、早抜きで打ち合うとか(どこのBL(^^;))。 二作見て、監督のJ・J・エイブラムズといえばレンズフレアだそうですが、そう言えばあったかなーってくらい。 そんなに気にならなかったよ。 ちょっと夢見てるような、幻想的な絵になるよね。 それよりカークが何かっていうとケンカ(肉弾戦)して、しかもそんなに強くなくて殴られて、いつも殴られメイクしてるのが気になりました。 やっぱり昔の少年マンガの主人公?(いつも絆創膏貼ってるイメージ) なんなの監督の性癖?(^^;) (殴られ女子が好きな性癖ってあるそうです、これは殴られ男子?) TNGとかDS9とか最近のSF映画とかに比べると、主要キャラに女性が少ない! リメイクだからしょうがないけど、画面が寂しいですな。 モブ士官に女性はちらほら、あとカークが遊び人で宇宙人の「おともだち」が出たくらい。 これひょっとして毎回違う「おともだち」が出るっていうお約束になるの?(^^;) ついでに今まで観てなかった「ネメシス/S.T.X」も観ました。 スター・トレック ネメシス S.T.X [DVD] おお!ピカード艦長!データ少佐(中佐?)! その他TNGオールスターキャスト! (なんでウォーフおんねん←DS9勤務じゃ…) なんだか同窓会のような、エピローグのような雰囲気。(ついにライカーとディアナ結婚ていうベタな展開から始まるんよー) アクションもけっこうあるんだけど、なんだかノンビリしてて(^^;)、よくも悪くもテレビっぽい。 トム・ハーディがめっさ薄幸の美少年風でビックリしました!こんな人だっけ? なんとスペースダイビングして敵艦に乗り移るネタやってました! イントゥダークネスのこれが元ネタ? (よくあるネタかもしれませんが) 辻褄があってなかったり、書き割りっぽかったり、アクションがもっさりしてたりと、全体的にB級感あり。 特にラストのクライマックスは、順当にいったら号泣シーンなのに、なんか緊迫感なく淡々と進むもんで泣きそびれました…。 ああいうのはもっとエモくしてほしいなあ。 でもトム・ハーディ頑張ってたし、オリジナルキャラもちゃんと「らしい」活躍してたし、TNG好きな人にはオススメと思います。 てな感じで「BEYOND」までの作品をコンプリートしました。 次の「BEYOND」でチェックするのは、レンズフレア、カークの殴られメイク、カークの宇宙人の「おともだち」、生身ダイビング、ですな。 また昔の映画からパクってないかとか(^^;)。 まだ全然情報入れてないので、観に行くのを楽しみにしておきます。 〈追記〉 ネメシスで感じたこと追加。 トム・ハーディが芸能人なのに歯並びが悪くてギョッとしたけど、奴隷だったシンゾンの人生を思うと納得の役作り。実際のトムハの歯並びどうなんでしょうか?あれもメイク? ラストバトルが盛り上がらなくて残念。 敵艦に襲われピンチ→援軍が来た!→すぐやられて戦力外→テレパシーで敵の位置を把握して攻撃→敵艦ダメージなし→こうなりゃ体当たりだ→まだ敵艦動くよ→転送で直接乗り込むぜ!(艦長1人)→案の定タイムリミットに(その間ライカーさんは船内に侵入した敵と地味な肉弾戦中…) こちらの攻撃が弱過ぎですー、これでいけるぞ!→ダメでした、が多いんす。もっと接戦してほしいなあ。 ディアナがカウンセラーなのに運転したり活躍してましたね!テレビで昇進試験受けてた伏線が回収されてる!シンゾンに迫られたり、全体的にディアナ活躍多めです。 SF映画関連【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星!【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 【ネタバレ】映画「ハーモニー」の感想/「仕様を変更します!」!
2016.11.05
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例によって映画観るといつもいろんな作品を思い出しちゃうので、「X-MEN:アポカリプス」を観て思い出しちゃったものについて書きます。 (以下に「三つ目がとおる」「サルでも描けるまんが教室」「ドラゴンボール」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「X-MEN:ファイナルディシジョン」のネタバレがありますのでご注意!) 超古代文明?古代超文明?ものといえば「三つ目がとおる」! 三つ目がとおる(1) [ 手塚治虫 ] 今はもう滅んじゃったけど、古代には現代よりも超進化した超文明があった説。 ムー大陸とかアトランティスとかオーパーツとか。 エンサバーヌールさんのピラミッドはそんなに超文明っぽくなかったけど、謎ソーラーシステムの金色液体トローンのあたり、「三つ目がとおる」の酒船石を想像しました。 そういえば三つ目族は古代では超能力持ちの支配種族だったな。 (そして驕れる者久しからずで滅んだな) エスパーものと言えば、「超人ロックシリーズ」「紅い牙シリーズ」「地球へ」「童夢」「モブサイコ100」などいろいろありますが、共通点は「イヤボーン」ですな。 「イヤボーン」とは「サルでも描けるまんが教室」で紹介された言葉。 サルでも描けるまんが教室サルまん21世紀愛蔵版(1-2巻 全巻) 全巻セット 超能力者が何か辛いストレス与えられると(目の前で大事な者を殺すとか)、「イヤー!」とすごい超能力を出して「ボーン!」と大爆発、無双するっていうやつ。 「キャリー」が元ネタなんでしょうか、ちゃんと見たことないけど。 超能力は精神力だけで強さが決まるので、気合いだけで強くなる、強さに際限がない。 しかし、無理をすると自分の体を壊すし、殺人も社会的禁忌があるからちょっと怒ったくらいじゃたいした力は出ない。 そうやって理性で力をセーブしていたのに、キレると抑えがなくなって爆発、暴走、めっちゃ強くなるっていうテンプレートです。 「アポカリプス」ではジーンが「イヤボーン」。 でもストレスではなく、仲間のために自分から積極的に力を解放した、という「イヤ」ではなくて「守るため覚醒ボーン」ですな。 悪党が魂だけてんてんと乗り移って生き永らえる、ある意味不老不死な敵、、、あ、ギニュー? (byドラゴンボール) ドラゴンボール完全版(19) [ 鳥山明 ] おったなーっていう、そんだけっす(^^;) 設定的には絶対強いのに、何やってんでしょうかね。 つよーいあおーいラスボスつながりで「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX 【Blu-ray】 ロナンさん強くて悪くて残酷でよかったよなー。 秦の始皇帝とかアレキサンダー大王とか、強くて冷酷無比な世界征服を目指す「侵略王」って感じでさー。 カリスマあるし、自分も強いし、恐怖で支配するタイプ。 エンサバーヌールさんはなんか中途半端なんだよー。 世界征服したかったんかなー? エンサバーヌールさんは、登場時は割とミュータントに優しいじゃないですか関わり方が。 アポ様のバブみすごいって(^_^;)。 だから言葉巧みに人を悪の道に誘うっていう、メフィストフェレスみたいなキャラかなーと思ったの。 それが後半はだんだん力技になってって、そこまで悪賢くもない感じ。 ちょっとノンビリしちゃってんですよ、家族経営の家庭内手工業みたいな(^_^;)、おじいちゃんだし。 じゃあ、ミュータント達で世界を支配しようという、昔のマグニートーみたいなキャラかなーっていうと、そこまで真面目じゃないよね、別に国を作りたい感じではないし。 ちょっとキャラがよくわからんかったです。 おしい。 こんなところに◯◯ネタがあった「X-MEN:ファイナルディシジョン」。 X-MEN:ファイナル ディシジョン 【Blu-ray】 「三作目は駄作よねー」なんてジーンが言っちゃって物議醸し出してしまいましたが! そんな評判とかはともかく、この映画では魂乗り移りネタがあるんですよ。 途中でチャールズ死んじゃうんだけど、なんと最後のエンディング後にむっくり生き返るのよ! なんだったんだ! というのは、チャールズには生まれつき植物人間で眠ったままの双子の兄弟がいて、死ぬ瞬間に自分の魂をその兄弟の体に飛ばしたんだっていう… なんじゃそりゃ(^_^;) 御都合主義にもほどがあるぜしかし。 まー、チャールズは世界史上最強のテレパシストってことだから、人格乗っ取りぐらいできるんかもしれませんな。 ちょうどいい双子の兄弟ってアレだけど。 関連項目【ネタバレ】「X-men:アポカリプス」の感想/ファンサ多過ぎ! 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星!
2016.10.20
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「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」をBlu-rayで観ました。 せつねえ(>_
2016.10.08
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「聲の形」観ました。 もう正直に言うと、申し訳ないけど、あんまり心に響きませんでした。 つくづく私は心がないもんで(^_^;)。 いろんなメタファー?があふれて、一瞬一瞬の映像に意味があるんだろうなあ、と思いながら観ました。 以下ネタバレ。 (パンフレットが詐欺だわ、内容と違いすぎ) 映画『聲の形』Blu-ray 通常版 [ 入野自由 ] 男のいじめって(って一般化しちゃうと問題かもしれませんが)暴力的ないじめって表面化しようと思えばできるからまだいいよなってとこもあって。 弁償で済むとこもあるのは救いやん。 怪我も目に見えるし、診断書取ったっていいし、壊れたものは治せる(ものもある)し。 女のいじめ(ってまた一般化するのもなんなんですが)で、陰口、無視、ってきついけど目に見えなくて問題にしにくいじゃないですか。 今まで仲良しだと思ってた相手から急に無視されるとか陰口言われるとか仲間外れにされる、大騒ぎにするには些細なことだし、証拠もないし、そんなことしてませーんって言われたら終わりなもんで、何も言えない、でも確実にダメージ食らう。 佐原さんは登校拒否になって、そのまま転校したんだよね? でも、そうやってさっさと逃げられたのはある意味正解。 ショウコちゃんの親は、障害に負けずに強く育ってほしいってわざと厳しく育ててるみたいだけど、あれじゃあ子どもは相談できないわなあ。 言ったら怒られそうだし、多分ほんとに怒る。 友だちできない?それくらいがんばれ、補聴器取られるなんて何やってんの、自分でなんとかしなさい、それくらいできなきゃダメ、障害を言い訳にするな。 言いそう言いそう(偏見)。 グズグズしてるうちにエスカレートして、170万円弁償。 お金はいいよ、まだ取り返せたから。 でも心の傷はなあ、、、 もっと早いうちに周りに相談できたら、、、 でもできないわなあ。 だから問題が大きくなる前に、佐原さんさっさと転校しちゃったのは逃げるが勝ちで正解。 某掲示板板方言でエネmeっていう言葉があります。 元々はエネミー=敵、まあそのまんまの自分に攻撃する敵って意味なんだけど、自分で自分を攻撃しちゃうのがエネmeです。 なんでも私のせいなんだ、って自責しちゃう心境。 私がいじめられるのは私に悪いとこがあるから私のせいだから私は怒ったり言い返したりしてはいけない我慢しなければいけないしいじめられないためには私が変わるべきで努力すべきで変われないなら私が悪い。 ループ×n回、トートロジー? これは解決しないよ。 鬱になるのも当然だし、自殺願望が出るのも当然でしょう。 エネmeは自分を傷つけるし、自分を大切に思ってる家族やら周りの人を傷つけるし、加害者がエスカレートして罪を重ねて、結局その人も不幸にする、恐ろしい病気です。 石田も長らくエネmeだったけど、なんやかんやで自分を取り戻せてよかったね。 (でも石田は自分のいじめが元だから自業自得だし、同情しにくいなー)。 あんなガキ大将でキラキラした子が、あんなおどおど自分に自信のない人の顔が見れない高校生になるなんて、ほんまエネmeは怖い病気や。 いじめっ子って親も問題ありケースが多いように思うのだけれど、少なくとも映画の中では石田のお母さんは常識があって働き者で子供に優しいいいお母さんのように見える。 (だからなおのこと罪悪感でエネmeが加速しちゃったから一長一短だけど) 燃えたお札はちゃんと銀行で換金してもらったのか? 石田は非行に走るとかひきこもりになる道もあったのに、頑張って毎日学校通ってるし、バイトできるくらい社会性あるし、例え人の顔が見れなくても用事があるときは自分から話しかけるくらい行動力あるし、案外芯が強い。 いやほんと別にいいじゃん顔見れないくらい。 やっぱり家庭がいいのか。 石井と同じ高校ということは、そんなにランクの低い高校ではないだろう、ひょっとして中学は不登校あったかもしれないが、勉強はちゃんとしたと推測できる。 自殺願望もあったけど、なんとか止めれたし。 家庭の力! どこか死にたくないって気持ちもあって(もちろん人間の生存本能的に)、だからショウコに関わってる間は死なない理由になるから、だからこだわったのではないか。 ショウコさんは存在するだけで、石田の死なない理由になれるんだから、だから、死ななくてもいいんだよー、気づいてー。 ところがこの二人が恋愛的に結びついてメデタシメデタシの話ではなかったんだな、これが。 不思議な話だなー。 何度も水に落ちるというあからさまなメタファーが繰り返される。 ベタだけど、水に落ちるのは「死」なんだろう。 「リセット」。 殺されたり、自ら飛び込んだり。 そして水から出てくるのは「よみがえり」なんだろう。 (よみがえったにしても「ゾンビ」の場合もあるでー(^_^;)) ショウコが落ちたのは小学校で自分から1回、石田との出会いで自分から?1回、自殺未遂事件のときは落ちなかった! 石田が落ちたのは小学校で落とされて1回、ショウコとの出会いで自分から?1回、自殺阻止事件で1回、そして冒頭の想像で1回。 (冒頭の小学校時代に川遊びしてなかったっけ?あれは落ちたっけ?) ショウコ自分からばっかりやんけ! やっぱショウコちゃんはちょっと「死」に近すぎるよ、ほっとけないよ、そんなん卑怯だよ(ウエノ的に言えば)。全く勝ち目ないよ。 石田巻き込まれてるだけやん、と言えなくもなし。 かと思えば、石田のがんばりは余計ショウコを追い詰めてたのかい。 ショウコの罪悪感を増やしてたんかい。 地獄かいここは。 こんな地獄がミラクル奇跡でハッピーエンドになったのは、やっぱり他者って大事よねってことかなあ。 親、兄弟、友達、周りの人がいて、なんとか立っていられる、大丈夫だよって。 どうしても、高所から落ちて何日間?か意識失ってた人が、夜中に誰にも止められずに病院抜け出して元気にさっさか歩いて偶然彼女に会うっていうとこ、ご都合主義過ぎてノレませんでした。 んなアホな。 まあ患者の意識が混濁して突拍子もないことしちゃうのはあるかもしれないけど、看護師や病院職員が気付かないなんて、あんまりや。 いろいろ計測機器付けてたやん、外したらアラーム鳴るやん。救急対応してる総合病院ぽいの24時間あちこちに人おるやん。 一番心に引っかかってた場所である「橋」に行くのは、まだおかしくはないかも。 そこにショウコがいるのがおかしいんや。 なんでおんねん。奇跡か。運命か。 リアリティラインが急に侵食されて、素に戻ってしまいました。 今まで一生懸命演出してきたあるかもしれない物語がー、、、 ごめんなさい、ノレませんでした。 (ひょっとしてリアリティ実はあんまり求めてなくて、もっと寓話っぽい話なのこれ?) そもそも自殺を止めたのが偶然過ぎて、あそこノレないなあ。 花火大会の日に浴衣着て、花火はとてもキレイで、途中でふと帰って、飛び降りる、それはなんとなくアリだけど(えっ)、いやビジュアル的というか雰囲気的になんだか納得しましたよ。 ああもういいかな今日にしよう、みたいな。 石田みたいにカレンダー破ったり身辺整理したりしないのよ。 ふっとコップの水があふれるみたいに、そうだ、飛び降りるのは今がいいんじゃないかな、花火も見たし、もういいんじゃないかな、て行動しちゃうのは返ってリアリティ感じました。 でもユヅルに頼まれてカメラを取りに行くという偶然が、もっとなにか必然のある演出にできなかったんだろうか。 誰か一人でも気付かなかったんだろうか、その心境の変化に。 「またね」じゃなかった手話に。 結局石田はショウコの気持ちをなんにもわかってなかった。 早く言ってよーってのもある、言えない気持ちもわかる。 あと、ウエノってなんなん、意識不明の病室に一日中いたってすることなくない? 若い人でも褥瘡できないように姿勢変えたりすんのかなー。 たまに身体の清拭手伝ったり?オムツなんかなー。 と思ったら、考察サイト巡ったら、ウエノって要するに石田が好きだったみたいで。 えー、そんなー、それじゃほんとにツンデレじゃーん、そんな定番のキャラでいいんかいな。 好きだったんなら石田がいじめられてた時、なんかしてあげてもよかったんじゃない? ガキ大将の石田が好きであって、いじめられっ子の石田は好きじゃないの? ショウコが現れてから、思い出したように石田(とショウコ)に絡み出すって、うーん、それは石田を好きというより、むしろショウコの方にコンプレックス感じてたんじゃないすか? ショウコに殴りかかってたけどさー、ショウコの自殺未遂の遠因は自分のいじめじゃん、そこんとこどうよ。 最後にデレるとこも含めて、なんかこう、ツンデレパターン過ぎてノレない。 ほんとは悪い子じゃないのよーって演出し過ぎて、いや普通に不快(^_^;)。 やっぱり私は心がないので、自殺願望は「鬱」になったんじゃない?カウンセリングして薬飲んだらとか思っちゃうなあ(^_^;)。 なんか脳内物質が足りないだけなんだよ、うん(^_^;)。 結論として、いじめは傷が浅いうちに誰かに相談して物理的に離れるのがいいね! あと気になったこと箇条書き。 ユヅルとナガツカくんだけキャラデザが違う!(方向性は逆だが) ナガツカくんの手の福々しさよ、そこになんで命かける京アニの作画よ。 京アニのスカート丈、今回は少しマシかな、キャラによって長さ違うとこ。でもまだ短い。一般受け狙うならスカート丈もう少しリアル寄りに伸ばしてほしい。 途中で音がぶちぶち途切れたので、ほんとに劇場のマシントラブルかと心配した。演出なのね。
2016.10.05
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「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を公開中に見過ごしましてね。 (>__
2016.09.23
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アニメの方の「ふしぎの国のアリス」観ました。 ふしぎの国のアリス ブルーレイ+DVDセット テレビで実写の方のアリスやってたんで子どもと観たんですよ。 ジョニデの方。 【中古】アリス イン ワンダーランド 3D うーん、これじゃない感(^_^;)。 ファンの方には申し訳ないけど、違和感あるわー。 子どもはディズニーランド行ってもアリスが何かわかってなかったし、この実写をアリスと思っちゃうとなんか違う気がするぜ。 次回ディズニーランド行く前に予習せな! ってことで、アニメの「アリス」を子どもと一緒に観ました。 以下ネタバレ。 (「オズの魔法使」「ラビリンス 魔王の迷宮」「千と千尋の神隠し」「妖怪ウォッチ」「ドラえもん」「アンパンマン」「花と蛇」についても語ってます。ネタバレってほどじゃないけど) ブルーレイで日本語取り直しちゃったのね、私の記憶と違う(>_
2016.09.11
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「X-men:アポカリプス」を映画館で観ました。 今までのX-menの映画ほぼ観てます。 残念ながらウルヴァリンシリーズの2作は観てないけど、他は観てます。 特に「ファースト・ジェネレーション」と「フューチャー&パスト」好きー(*^_^*) だからすごーく気になってたし、楽しみにしてました。 以下ネタバレ。 X-MEN:アポカリプス 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定)【Blu-ray】 (ネタバレってほどではないですが、「もののけ姫」とポケモン映画「破壊の繭とディアンシー」のネタも書いています) 前作の人気キャラが出たり、回想シーンがあったり、かなりシリーズものを意識してファンサービス多目で楽しい映画でした! ○ファンサ1 みんな大好きクイックシルバーのクロックアップ! 「ファースト・ジェネレーション」でも評判のクイックシルバーのクロックアップ(まるしー仮面ライダーカブト)。 ほぼ静止した時間の中をクイックシルバーくんがさっさか働くよ! 調子乗っていちいちおもろいことすんの、楽しいね! なんか調子のりやなあと思ったら、アポ様に素手で殴りかかるという誰にもできんことやってのけて、やっぱり反撃されて痛い目あったし。 期待を裏切らないぜ! 今回は、マグニートーの息子だって自覚してるのに、本人に言えないというエモい描写が加わり、更に大人気の予感。 なんとなくジョニデに似てる(*^_^*)。 ○ファンサ2 みんな大好きウルヴァリン登場! 来るよー、来るよー、まさかねー、そんなあからさまなー、でも明らかに前フリだー…… やっぱり来たー!(*^_^*) ハーフパンツ履いてる……(^_^;)。 歴史改変とはなんだったのか。 運命は変えられないのか。 また捕まってるの、間抜けというかなんというか(^_^;)。 アダマンチウムを入れてもらわないといけないので、しょうがないんですかねー。 ○ファンサ3 みんな大好きプロフェッサーがついにハゲました! 来るよー、来るよー、まさかねー、そんなあからさまなー、でも明らかに前フリだー…… やっぱり抜けたー!(*^_^*) いやー、ポスターではスキンヘッドなのに本編で生えてるからどういうこっちゃと思ったら、こういうこっちゃでしたか! 映画館で声出して笑いそうになったよ。 うん、大事、プロフェッサーの毛髪問題、大事! よくぞこのネタ扱ってくれました、 えでもちょっと待って、「フューチャー&パスト」で歴史改変されて、でも教授は常にハゲてる……(^_^;)。 てことは、歴史改変前の世界でもアポ様復活して、教授うっかり乗り移られ事件があったってこと? ジーンの力を借りなくてもなんとか生還したってこと?(ジーンのフェニックス化は映画世界ではかなり後のイベント) いつもぶれぶれマグニートーさんが助けてくれた可能性高いな。 歴史改変とはなんだったのか。 運命は変えられないのか。 ○ファンサ4 みんな大好きフェニックス?大活躍! (フェニックスとは誰も呼んでなかったですけども。) この映画だけ観た人わかるんでしょーかー? アメコミファンや「ファイナルディシジョン」観てた人なら自明ですが、ジーンにはフェニックスていう人格があって世界最強のエスパーなのよねー。ほぼ人間じゃないのよねー。 アメコミってジャンプも真っ青のパワーインフレで、世界最強、宇宙最強、よくある話なんでやんす。 フェニックスは宇宙生物かなんかで、ジーンは幼少期にフェニックスに取り憑かれたんだ、いや、フェニックスがジーンという少女の人格を取り込んで自分が人間だと思い込んでるだけなんだ、といろんな説があるのです。 とにかく最強。 アポ様は分子をいじれるけど、フェニックス様は有機をいじれる感じ。 アポ様は砂に分解して、また砂から造形してってできるけど、あくまでばらしたり集めたりしてるだけっぽい(ビル壊してピラミッド作ったり、砂からマグニートーのヘルメット作ったり)。 フェニックス様は、もっとオカルトチックなパワーでシシ神(もののけ姫)やイベルタル(ポケモン映画:破壊の繭とディアンシー)よりの、命を奪ったり与えたりできる能力ではないのか。 エフェクトとしては「炎」だけど、生命エネルギーをうばって滅ぼしてるように見えました。 だからまあいくらアポ様が強くて魂移動可で不死身だとしても、生身の肉体を持つ人間である限り、命を燃やせるフェニックスにはかなわんよなー、なのです。 (なんだか秘められたパワーで、「イヤボーン」と倒しちゃうのは安直な気もしないでもない) (いやいや、エリック、スコット、ストームと、みんなの力が合わさった上にダメ押しのフェニックスだから、みんなの力を合わせての勝利だから!) (最初からジーン本気になれよとか、ないから!) (ハンク、は、死ななくてよかったね……(^_^;)) ○ファンサ5 みんな大好きミュータントの若いころ来たー! ナイトクロウラーくん可愛すぎー(*^_^*) 能力強過ぎだし、性格いいし、これはハマるでしょ。 見た目人外でグロくなるはずなのに、奇跡のビジュアルでかわいい!尻尾もかわいい! 映画不遇のスコットもついに活躍! ストームさんもエンジェルさんも若い! ジーンさんなんか老け顔(^_^;)、ほんとに同年代か? あとサイロックさんて前作に出てたんかなー、厨二セクシーアーマーでお色気担当でした。 ○ファンサ番外1 みんな大好きモイラさん登場! お、おう。 誰だっけ?(^_^;) プロフェッサーがやたらとウキウキソワソワしてて、なんだかなーなのです。 アポ様の復活ってこいつのせいでは…? ○ファンサ番外2 みんな大好きストライカー中佐?登場! あ?、あー、いましたなー。(こっちは覚えてた) またダムです(^_^;)。ダム秘密基地。 危なくなったらしれっと逃げちゃって、クズっぷりさすがです! ○ファンサ番外3 みんな大好きマグニートーさんは今回もぶれぶれ。 こっそり一般人のふりして結婚して子どもまで作って、幸せに暮らしてたのがあまりにフラグで酷い! 娘がエリックを闇堕ちさせるためだけのキャラっぽくて、わざわざ死なせなくてもって感じ、正直言うと不快。 そりゃー、ぶれぶれにもなるよー。 エリックに試練が多過ぎてかわいそうだよ。 ただまあミュータントだから排斥されるってより、元大量殺人犯罪者、テロリストだからだよなー、自分の罪だよなー、切ないなー。 ほんでやっと吹っ切れて、アポ様の前に鉄骨を「X!」てぶっ刺すとこはかっこいいね! Xメンのいつものあの差別されるもの差別するものってテーマは薄くて、普通に能力系ヒーローが世界を救うって話だったので、正直言うともの足りなかったです。 (ナイトクローラーとエンジェルは異形ゆえに苦労してたみたいですが) (でもナイトクローラー平気でモールで映画観れたし、地域によっては異形でも受け入れられる世界やんな) 地球があぶなーいっていうビジュアル、ぶっちゃけプリキュアで観たことあるなあという印象。 あまり話に重みはないです。少年マンガっぽさ? キャラの魅力と厨二ビジュアルでもたせてる感。 ストーリーでいうと、ミスティークさんの成長物語なのかもしれない。 ヴィランだったミスティークさんが、新三部作を通してヒーローに成長した! でも劇中であんまり活躍してないのがなんとも(^_^;)(変身したの2回しかない)。 アポカリプス様も何がしたいんかよくわからんくて、核ミサイル宇宙廃棄話なんてええ人やん。 (人類の反撃の手段を奪ったんかなー) なんか話がごちゃごちゃして、芯のストーリーがわからんのです。登場人物多くて散漫になったんかなー。 プロフェッサーはヒロイン枠? あと気になったのは、登場人物がイケメン過ぎて年齢不詳。 設定上は「フューチャー&パスト」から10年、「ファースト・ジェネレーション」から20年てマジか?! エリックとチャールズ変わらな過ぎ。 アレックスさんいくつよー、イケメン過ぎやん、スコットくんと何歳違いなんよ? ピーターくんいくつよー、前とあんま変わらんやん、元が老け顔なんか? モイラさんだけやたらと老けメイクされててかわいそう。 エリチャでいつものチェスしてくれなかった。残念。 でもエリックの回想シーンにチャールズの思い出多くて、やっぱりラブですな。 エリチャ民の勝利です! あああー、またフューチャー&パスト見たくなってきたー! てことは、ファースト・ジェネレーションも見たいー。 エリチャが見たいよー。 今回の映画で二人はついに和解できたってこと?! 出会い、プロポーズ、結婚、別れ、別居、再開、反発、和解、からのー「チャールズは学園で、オレは外の世界で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ。○○の力で」のもののけ姫エンドですか! 辛い! でもいいぞ! (○○はナイトクローラーかアザゼルかブリンクです。あれ?サイロックもテレポートできたっけ?) 関連項目 「X-MEN:アポカリプス」観て思い出したもの 「X-MEN:アポカリプス」への道、その1 「X-MEN:アポカリプス」への道、その2〜そして「LOGAN」へ 【ネタバレ】「デッドプール」の感想/お前いつ真実に気付いたんだよ!? 【ネタバレ】「LOGAN/ローガン」の感想/ひよこのお布団がなくても アメコミ関連【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の感想/マーベル五福星!
2016.09.06
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毎年恒例のポケモン映画「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」を観ました。 今年は珍しく短編映画やりませんでした。 なんだ?予算的時間的都合? ネタ切れ? その代わりか知らんけどチビ系ポケモンの出番多めで、ほっこりするシーンがありました。 美術というか世界観が統一されてて、スチームパンクってやつなんかなー、画面上に歯車だらけで歯車フェチにはたまらんでしょうな。 今までのポケモン映画でありそでなかったかなー。 せっかくの歯車もの?なのに、ギアルギギアルギギギアルが出なかったのはかわいそう(^_^;)(ウソです)。 以下ネタバレ。 (ガオーレディスクもらいました。トレッタもう終わり?) ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ【Blu-ray】 [ ポケットモンスター ] 途中から、「ム○カかよ!」ってなって、よくよく考えたら「そもそもラ○ュタかよ!」ってなりました(^_^;)。 囚われのお姫様、無骨な守り人、超人的身体能力を持つ少年、メガネのインテリ悪役、古代文明の遺産、超常の力を持つ石、空に浮かぶ要塞、大量破壊ビーム攻撃、石板に手をかざして「動くぞ!」的な(^_^;) こ、これは、ひょっとして……(^_^;) 超人的身体能力を持つ少年って、我ながらドンピシャ表現(^_^;)。 今回の事件はマサラタウンのサトシじゃなきゃ途中で死んでたでしょう! 落ちたり飛ばされたりぶつかったり、ギャグ補正にしても過酷でした。 メガネのインテリ悪役が何気にガチ殺人をしようとしてたのも、ポケモンにしては珍しいような。 てゆーか、あの人なにしたかったんでしょうね? 浮遊要塞操って、街破壊できるくらいの武器を持って、本気で世界征服したかったんかなー、動機がよくわからんなー。 そもそも、山破壊できるくらいのパワーを持つポケモンを操れる世界観で、浮遊要塞いるんかって気もするし。 自分の国が欲しかったのかなー。 強制的にメガ進化させるっていうのが、いかにも悪役でよいですな。 操られて戦いを強いられるポケモンかわいそう。 この強制メガ進化がすごい苦しそうなのに、別のええもんキャラのメガ進化がうっとり系で、対比がよかったですな。 謎の石で操ってたけど、その石が壊れたらポケモン達スタコラサッサと逃げて、あーポケモンときずな結んでないからいざとなったら助けてもらえず、あわれ……。 マギアナかわいいんだけどさー、あのデザインの足先が尖っててバランス悪いとこ、フェチやなあ。 あんなん絶対暮らしにくいやん。 手だって指ないし(ペタンハンド的な?) よくコケる、ちょっとおっちょこちょいなのもかわいいよねってキャラなんでしょうけど、デザイン優先で本人のQOL低そうなんだが、なんだか博士の闇を感じるぜ。 トコトコ歩くのになんかこだわりが?(^_^;) ボルケニオンがわかりやすいツンデレ、最後までなかなかデレなかったのよかったね! 珍しいっちゃ珍しいけど、特別な個体じゃないのがよかった(映画って「神と呼ばれしポケモン」とか「伝説の一体しかいないポケモン」とか多いから)。 伝説とかなくて、生まれながらの使命とかなくて、マギアナとも主従関係も親子関係もなくて、ただの田舎の番長で、一緒に暮らしてる仲間だから、それだけの理由で体張って助けるっていう、そこがいい! 人間の都合でポケモンを奴隷扱いしてはいけない、勝手に拾って勝手に捨てて、ポケモンにも心があるのだから、人間の都合で振り回してはいけないっていうメッセージがありました。 ちょっと原作の「ヒックとドラゴン」思い出しました。 奴隷にするか、友達になるか。 予告編からして号泣予想してタオル握りしめて準備してたのに、なんだかラストの盛り上がりが散漫で、正直言って乗り切れなかったです。 マギアナの心臓部が取られて、要塞の中心部品になる、ちょうどそこにニャースがいて「マギアナは生きてるにゃ、泣いてるにゃ」うーん、あからさまというか、あざとすぎません? 助けに行ったボルケニオンとサトシ達は拘束されて、故郷のネーベル高原(仲間ポケモン大量住み)が破壊されそうになって、マギアナの心が死んで、破壊はギリギリ回避されて、ボルケニオンが怒りで拘束を解いて、えっそんなんでちぎれるんならもっと早く拘束解いたらよかったじゃん! マギアナのハートは取り返したけど、心が死んでたからマギアナは動かなくて、それはそれとして空飛ぶ要塞がネーベル高原に墜落しそうだから破壊しなきゃいけなくて、ボルケニオンがオレがやるぜってなって、何故か特攻でやり出して、なんで特攻しなきゃいけないか説得力がないから唐突だし、そもそも丈夫なポケモンだから要塞爆発くらいじゃ死なないだろって思ってたらやっぱり死んでなくて、心が死んでたマギアナは生きてたボルケニオン見てあっさり心を取り戻して、と思ったらボルケニオンがバタっと倒れて、ボルケニオン死んじゃだめーって、、、 クライマックスくどい!(^_^;) ダラダラと泣きそうな状況がこれでもかと続くんだけど、散漫ですよ。 これは脚本がよくないんじゃないかなー。 どれかしぼってくださいよ。 一番感動したのは、プニちゃんがパーフェクトプニちゃんになって、こっそりネーベル高原守ってたとこ。 前半にけっこうプニちゃんがチラッチラッと映ってて、何か考えてそうってなって。 あ、プニちゃんて見た目ツチノコみたいで普段は役立たない癒し系なんだけど、ほんとは賢いんじゃないかって思わせぶりなポケモンなのよ。 プニちゃんがマジになると、周りのプニちゃんの仲間が集まって合体(キングスライムのように)、見た目が変わって強くなるのよ。 んで今回、プニちゃんが珍しくマジになって世界中?の仲間を呼んで集めるのよ。 緑の彗星のようにプニちゃん達が集まって、パーフェクトフォルムになって、ネーベル高原のポケモン達を救う、しかもサトシ達の見てないとこで。 なんだろうこの、普段は「オレ関係ないし」ってスかしてるようなキャラが、赤の他人のためにマジになるっていう、そこがよかったのかなあ。 大丈夫、ちゃんとわかってる人いるよ! 守ってくれる人いるよ! だから、あなたも負けないで! 無数の緑の彗星が集まるシーンが、一番号泣ポイントでした。 ポケモンでスチームパンクっていう世界観、美術設定はよかった。 ボルケニオンのわかりやすいツンデレ、仲間ポケモン達との絆もよかった。 チビ系ポケモンのかわいさ堪能できたのもよかった。 ラストのクライマックスだけ納得できなくて残念でした。 ところで、あの国の王様どこおったん?(^_^;) P.S.1 ボルケニオンは珍しいだけで特別なポケモンではないと言いましたが、対してマギアナが特別なポケモンでした。 まどマギ的に言うと運命係数が高い、伝説があり価値があるポケモン。 しかーし、ボルケニオンにとってマギアナが 大切なのはマギアナに伝説があって運命係数が高いからじゃないんだ! そういう周りの人や昔の人が言ってることじゃないんだ、ボルケニオン自身にとってマギアナが大切な存在で、だからマギアナ自身に幸せでいて欲しいんだ! まさしく「ボルケニオンとマギアナ」の物語で、タイトルに偽りないのがよかったです。 ボルケニオンの過去が語られないのがよかった。 P.S.2 プニちゃんは「神と呼ばれしポケモン」側のポケモンだなーって思ったのです。 ほんで今までの「神と呼ばれしポケモン」って、ただの暴れん坊だったり怒りん坊だったり、まあ深い考えがあったのかもしれないけど、とにかく怖い存在だったのですよ。 それがプニちゃんは今まで「オレ知らんよ」って態度だったくせに、赤の他人(他ポケモン)のためにその力を使ってくれたんですよ! まさしく「神」! 誰も助けてくれないかと思ったけど、ちゃんと見てくれてた、わかってくれた人?はいるんだー。 というええ話に弱いのです。 P.S.3 そういえばピカチュウがファイアローの背に乗って、他のポケモンも引き連れてバトルしてました、有能過ぎ。 もうサトシいらないんじゃね(^_^;)。 ピカチュウパイセンは実戦経験が異様に豊富だからなあ(^_^;) サトシの手持ちに飛行タイプが多くて、映画映えしました! 関連項目【ネタバレ】「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」観たよ! 【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」の感想/アラジンか! からの〜怪獣総進撃 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン2」の感想/お父さんテライケメン! 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」原作1〜11巻の感想/戦う一休さん
2016.07.24
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とってもためになるブログ↓ 『ズートピア』の制作史、および『ズートピア』のテーマは「差別」であるのか? を読んで、また「ズートピア」と「シュガーラッシュ」との関連性で書きたいことができたので書きます。 以下ネタバレ。 (「ズートピア」と「シュガーラッシュ」のネタバレをしています) 上のブログによると、「ズートピア」は初期設定からだいぶ変更されました。 初期設定(というか中期設定)では、主人公はキツネのニック。 しかも、肉食動物は電気ショック付き首輪をつけさせられるという、なんとも残酷な設定だったようです。 肉食動物が人(草食動物)を襲わないように。 つまりあからさまな差別があったんですわな。 そしてニックは差別されてた悲しい過去がある。 主人公ニックの目から見ると、ズートピア社会は虐待いじめ差別のあるおどろおどろしい残酷な世界。 これでは「動物達の楽園!」「ワクワクドキドキ!」なんて思えません。 どんなに楽しい雰囲気を作っても、きれいごと、偽善にしか見えない。 そしてジュディも、目に見える差別の「首輪」で悲しんでる人が目の前にいるのに、気にしない嫌なヤツに見えてしまいます。 これって「シュガーラッシュ」のゲーム世界の問題とかぶってません? シュガー・ラッシュ [ ジョン・C.ライリー ] 「フィックス・イット・フェリックス」の世界では、住民が割とはっきりラルフを差別してました。 なんだか思ってたんと違う…。 マリオみたいな楽しいゲームじゃなかったん? フェリックスもいい奴のはずなのに、平気で差別する嫌なヤツに見えちゃいます。 そして「ヒーローズ・デューティー 」の世界に行っても、殺伐としてますね。 かっこいいのかもしれませんが、どっちかっていうとガチ怖い世界。 まあたいして滞在していないので、とばします。 最後に「シュガーラッシュ」の世界、ここが一番問題です。 ここは全部がお菓子でできた楽しい世界のはずではないですか。 子どもが好きそうなキャンディの森とかチョコの池とか、お菓子擬人化キャラとか。 住民もお菓子の帽子着ててかわいいじゃないですか。 それがやってることは集団いじめですよ。 よってたかって女の子をいじめて大事な物を壊す。 ドン引き(^_^;)。 せっかく子どもが喜びそうな世界観が台無しですよ。 全部キャンディ大王のせいみたいな解決させたけど、いじめしてたキャラは明らかに楽しんでやってたっぽいし、なんだかなあ。 シュガーラッシュのお菓子世界はあんなにキラキラしてるのに、ヴェネロペに感情移入すればするほど、なんだか白々しく、楽しそうな世界に見えない。 単純に楽しいかわいいって思っちゃっていいの?心にブレーキがかかる感じ。 いじめられっ子ががんばる話、負け犬同士が力を合わせてプラスにする話、を盛り上げるために、辛いシーンも必要なんだけど、なんだけど、さじ加減が難しい…。 この世界観暗すぎ問題、のめり込みにくい問題が、「シュガーラッシュ」と「ズートピア」中期設定とでかぶってるように思いました。 (ハードボイルド作品とか社会派作品に仕上げるなら、それでいいのかもしれませんけどね) 「ズートピア」は、最終的にジュディを主人公にしました。 純真な田舎娘が夢をかなえるために大都市ズートピアに来た! そうすることによって、ズートピアは「動物達の楽園!」「ワクワクドキドキ!」と見やすくなった! そしてまあ陰謀があったりして、見えない差別もあって、何もかも夢の国ではないことが途中でわかるけど、いい人もいるよ!きっとわかりあえるよ!って希望があるし。 (あからさまな差別=首輪を、見えない差別に変えたのも秀逸) きれいごとっぽさを逆手に取ったね! なんだか「ズートピア」は「シュガーラッシュ」をやり直したようなお話だと感じました。 ドリームワークスでも、カンフーパンダとかシュレックとか、動物?がしゃべる映画あって、差別表現いじめ表現もあるし、はっきり言って倫理観低い。 でも楽しそう(*^o^*)。 キャラが楽しそうだと、世界が楽しそうに見える。 なんだこの違い。 ブラックジョークだからかな。そもそもきれいごと言わないからかな。 カンフー・パンダ スペシャル・エディション [ ジャック・ブラック ] 関連項目【ネタバレ】「シュガーラッシュ」 【ネタバレ】「ズートピア」の感想/シュガーラッシュとの関連性 【ネタバレ】「ズートピア」の理不尽な点を強引に解釈してみよう!
2016.05.20
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「ズートピア」見て、確かに傑作なんですけど、やっぱ納得いかないとこあるじゃないですか? そんな野暮なツッコミを無理やり自分で解決してみるコーナーです。 以下がっつりネタバレ、見た人向け。 [Blu-ray] ズートピア MovieNEX ※この記事はネタ(ジョーク)記事なので本気にしないでねっ(^_^;) 〔Q〕運転手のマンチャスさんが「夜の遠吠え」を知っていたのは何故? 〔A1〕実はマンチャスさんも田舎の農家出身で、「夜の遠吠え」という草を知ってたし、凶暴化することも知ってました。マンチャスさんの村では、小さいころ悪さをしたら「山から夜の遠吠え(を食った奴)が来るぞ」と叱られるほど定着した伝説。「凶暴化=夜の遠吠え」と言い換えるくらい。ズートピアは都会化で古き良き言い伝えの心を忘れたんですな。 〔A2〕そもそも、オッタートンさんが何故狙われたのか、ですよ。マンチャスさんはオッタートンさんに襲われたこと、秘密を知ってたこと、ちょうどジュディ達に凶暴化を目撃させるのにタイミングがよかったことから、ターゲットにされました。全てはオッタートンさんに襲われたのがきっかけだったのです。では何故オッタートンさんは凶暴化したのか。秘密に感づいたからですよ。オッタートンさんは花屋、花屋業界から「夜の遠吠え」の球根盗難が相次ぐことを知った、どこまで気付いてたかわかりませんが何かキナ臭さを感じて、ミスター・ビッグに報告しようとしたら、口封じとして凶暴化された、と考えると辻褄が合います。もっと踏み込んで言えば、たかだか花屋がミスター・ビッグと家族同然の付き合いとか言っちゃってるのも怪しい。植物の専門家として合法ドラッグ(あるいは違法ドラッグ)の売買に関与していたとしてもおかしくないです。それで「夜の遠吠え」の危険性に気付いたとすると辻褄が合います。あのヌーディストクラブなんてドラッグの取り引きに使えそうであやしいではないですか。 〔Q〕ジュディの兄弟275匹、いくらなんでも多すぎない? 〔A〕そもそも何故ウサギが多産かというと、肉食動物に食べられちゃうから、多めに産んでる訳です。もちろん厳しい自然界では飢餓や病気や怪我でも死亡します。それが文明化され捕食されなくなり、医療が発展し死亡率が減ると、全員生き残るという恐ろしいことになります。(更に寿命も延びてるので出産可能時期も延長してるはず)。Wikipediaによるとウサギは繁殖期を持たず、妊娠期間は30〜40日、一度に1〜6羽。また別のサイトによると授乳期は6週間ほどだそうです。多めに見積もって3ヶ月おきに5羽産まれるとすると、275羽は14年弱で達成できます。ジュディが24才説を信じるならば、そんなにきついスケジュールではないようです。問題は人口増加による食料問題と住居問題でしょうか。しかし実際に食料問題があるならば、当然産まない選択もできる訳で、両親が気にせずのびのび産みまくってる現状からして、食料問題(ひいてはエネルギー問題)を解決する何か秘策があるのでしょう。住居に関してはウサギ小屋と言われるように、あまりスペースはいらないようです。 〔Q〕ナマケモノだけの職場で仕事になるの? あんな仕事ぶりでなんで就職できるの? 〔A〕動物雇用機会均等法により、お役所は全ての種類の動物を雇用しなければならないのです。あの職場に非ナマケモノがいるとイライラで血管が切れるに違いないので、むしろナマケモノオンリーにまとめたのは正解と思います。ああ見えて集団だとめちゃくちゃ仕事ができるのかもしれません。そもそもズートピアは効率を求めない社会のようです。効率重視し過ぎた社会では、有能な人材しか職に就けなくなり、結果ニートが増え購買力が衰え犯罪に走るものが出て社会不安につながります。ズートピアは、わざわざ種に合わせて砂漠を作ったり雪原を作ったり水路を作ったり、言うたらムダだらけです。ムダというか贅沢。それを支えられるのはきっと常温核融合が開発されているからです。エネルギー問題が解決したことによって、動物達はただ生きるためだけにあくせく働く必要がなくなり、生きるためというより生きがいのために働くという贅沢な暮らしをしてるんでしょう。ウサギの子沢山も、それを支えるエネルギー資源があってこそ。ナマケモノのスピードで働いてもなんの問題もない、それほど豊かな社会なのです。 〔Q〕大都市の割に警察官が少な過ぎない? 〔A〕もちろんジュディ達のいた会議室にいるのが警察官の全てではありません。交通課、警備課、生活安全課など、いくつか課があり、ジュディのいる課は刑事課なんだと思われます。刑事課の職員にわざと交通課の仕事をさせるというのは、ハラスメントでありジュディがガチで訴えれば勝てる可能性もあります。ジュディはウサギで初の警察官と言われてますが、当然交通課には小動物系の警察官がいるはずです(役職名が警察官ではないのかもしれませんが)。でないと小動物ゾーンの住民は安心して暮らせません。そして今まで刑事課に小動物系の種がいなかったのは非常に危険でした。小動物ゾーンで犯罪があった時、どうやって取り締まればいいのでしょう。でっかい図体の警察官では、あの小さい街を捜査できません。だから、ミスター・ビッグのような自警団(という名のマフィア)ができてしまったのでしょう。ウサギでもまだ大きい、もっと小さい種の警察官が必要です。その種が住む街が実際に存在し、市民は安全に暮らす権利があるのですから。 〔Q〕スカンクの毛皮のじゅうたんって、動物の毛皮を使っていいの? 〔A〕我々の社会でも人毛のカツラがあるのですから、動物の毛皮でじゅうたんを作ってもそこまで忌避感はないでしょう。 〔Q〕ニックがキツネなのにブルーベリー食べたり、クロウハウザーがドーナツ食べたりして、大丈夫なの? 〔A1〕嗜好品です。栄養はなくても、ガムや噛みタバコのように、味を楽しむのです。 〔A2〕長い歴史の中で雑食性に進化しました。パンダの祖先は肉食性で、今のパンダも歯なんてキバだらけで犬猫のようです。周りに笹しかないので無理やり笹食べてたら食べられるようになりました。ズートピアの肉食動物達も気合いで食べられるようになりました。ドーナツやパイがあるので、小麦はあるようです。牛乳は豆乳、卵はバグミートで代変ですかね。ドーナツにチョコかかってた気がしましたが、カカオの毒性も食べられるようになったんでしょうか。 〔Q〕凶暴化の原因がわからない医師が無能過ぎない? てゆーかあれだけ強烈な長期的な精神疾患が、原因がわかったとたん治療可能になって、しかも後遺症なしで全快ってするもんかね? 〔A〕あの隔離施設にいたのはベルウェザーの息のかかった医療チームで、本気で治療する気はなかったと思われます。だから原因不明ということにしていた。性格の急変は、酒やドラッグ、又は脳腫瘍などの気質的な病気が考えられます。今回はドラッグで、ちゃんとした医師が調べたら判明し、治療法もわかったのでしょう。それから、後遺症がないとは誰も言ってませんよ。 〔Q〕皮膚に付着しただけで凶暴化する薬って、チート過ぎない? 普通にこっそり飲ませるとか、それか麻酔銃のような注射弾のような武器ないのかな。 〔A〕チッチッチッ、これだから素人は。ターゲットにちょうどよく飲ませるなんて難しいでしょ。それに何か飲んだあと、急に凶暴化したらあからさまにその飲食物があやしまれるでないですか。麻酔銃も注射も、跡が残るでしょ。今回のミッションは証拠を残してはダメなんです。あくまで原因不明、ひょっとしたら先祖返り?て思わせないといけないのだから。さて、ズートピアの動物達は毛深いので、皮膚に付着した経皮毒で発症させるというには確かに無理があります。あの「夜の遠吠え」弾のキモは「臭い」です。気が狂いそうなほど臭いのです。それが体に付着して、臭くておかしくなっちゃったんです。しかも凶暴化した動物はお風呂に入りません。もう治療法がわかったでしょう。体をよく洗ったのです。あ、マンチャスさんのときは雨降ってましたね(^_^;)。まあ水洗い程度では落ちないってことで。 〔Q〕指が4本、両手合わせて8本なのに、文明は十進法なのっておかしくない? 〔A〕何言ってるんですか。キツネもウサギも5本指ですよ。世の中5本指の動物の方が多いんです。十進法の文明が発達してもなんの不思議もありません。え、画像では4本指ですって? 目の錯覚でしょう。 関連項目【ネタバレ】「ズートピア」の感想/シュガーラッシュとの関連性 【ネタバレ】「ズートピア」の感想/シュガーラッシュとの関連性その2
2016.05.18
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「ズートピア」見ました。 子どもにせがまれたのと、よく読みに行く映画ブロガーの方が大絶賛してたのと、成り行きで遊戯王の映画見てこれは何かバランスを取らねば!(?)と思ったので、行っちゃいました。 以下ネタバレ。 (劇場パンフレットです) ズートピア MovieNEX [ ジニファー・グッドウィン ] (「シュガーラッシュ」についてもネタバレしてます。) いいとこだらけでした! あんまり多いんで箇条書きでいきます。 〔1〕伏線が気持ちいいね〜。 ニンジンペン、球根泥棒、助けたネズミ、あたりは伏線回収出てきてびっくり、すっきり、そう来たか! ブルーベリーは絶対使うやろっと思ったらやっぱり出てきた! 最後の最後にライオンの元市長が質問に質問して自分で答えた! そこ使う!? 〔2〕バディ感がいいね〜。 だんだんと打ち解ける二人ってベッタベタ王道なんだけど、ハマりやすくていいよね! ジュディ真面目なだけかと思ったら、けっこうずる賢い方に頭が回って、ニック振り回してんの。 で、「僕は振り回されてるだけですよー」っていうていでヤレヤレ系だったニックが途中からガチになるっていう、ね。 たまらん(*^o^*)。 〔3〕ミステリーの謎解き要素がいいね〜。 どんでん返し、意外な犯人、おいしいね! いや、中盤から、おやおやこいつは怪しいぞっと思ってたのよ、検討はついてたのよ。 子ども達は素でびっくりしてました。 〔4〕ケモナーキャラがいいね〜。 圧倒的な物量で来ました! しかもモブに至るまで全てハイレベルデザインで。 これさー、かわいいっていうか、エロい気がするんですけど、大丈夫ですか(^_^;)。 これこそ「砂糖でまぶした毒」でないですか(^_^;)。 動きがさー、動物だからいいでしょって、かなりコケティッシュな動きしてると思うのよ。 ええんか、子どもに見せてええんか!(ええよ) 〔5〕ギャグがいいね〜。 もうフラッシュはずるいよー、絶対笑うよー。 ニックのギャグ聞いたあと、一瞬真顔になるでしょ。 怒ったんかなって思ったの。 そしたらジワ〜と笑顔に変わっていくスローモーションがやべー(*^o^*)。 ヌーディストクラブのヨガ教室もうやべー。 あれ、すっぽんぽんのおっぴろげでしょ! わー、許されるんかー!(されます) 博物館で、いつもマンモスと戦ってる石器時代の原始人のかっこしたマンモスっていうギャグ、その手の小ネタも多いね。 〔6〕アクションもあるのよ! あまり期待してなかったけど、案外とアクションあるのよ、アニメならではの実写なら無理系の「あぶな〜い!」ていうアクションが。 そういうのも大事! 実はアドベンチャーものとしてもクオリティ高し。 〔7〕オマージュ盛りだくさん! 残念ながらちゃんと知ってる元ネタはないんだけどもさ(^_^;)、有名映画のオマージュ多いらしいですぞ。 ゴッドファーザーなんだろうなあ、とかはわかったぜ。 あと古い列車が実はアジトって、洋物ドラマでよく見る気がする。これも元ネタありか? 〔8〕ストーリーがシュッとしてる(主観) どうもラセターがディズニー来てから、会議して大勢で話し合って映画作るっていうシステムにしてから、なんかストーリーねじれてるなあと思ったのよ。 といってもアナ雪とシュガーラッシュしか見てないんだけどさ。 以前テレビでラセター流映画作りを紹介してたんだけど、会議を大事にするので、途中まで話が固まってても会議でひっくり返ることが可能だそうです。 もう制作始まってるのに、誰かの意見で設定から変更、みたいな。 それってやばくなーい? なんかアナ雪もシュガーラッシュも、途中で方針変えたでしょ、っていう跡が見えちゃったのよ。 ちょっとちぐはぐなところがあるのよ。 ストーリーなんか強引じゃなーい? でもズートピアではねじれが見えなかった! 初期設定ではニックが主人公だったのに、途中でひっくり返ってジュディ主人公で作り直したそうです。 その割にねじれてない! ニックを主人公とした時のストーリーがどんなだったか、はっきりとはわかりませんが、差別されてるものが差別に負けずに陰謀に立ち向かうって話だったと想像できます。 ジュディが主人公の今作は、差別されてるものが差別に負けずに陰謀に立ち向かって打ち勝ったと思ったら、実は自分も差別してて加害者だったという真実に気づく、という話でした。 これは初期設定からねじれたというより、さらに踏み込んだ、一歩先行った話になったと思うのです! ねじれたというより、進化した! これはいい改変でないかい? 大成功です。 上の方でミステリーの謎解き、どんでん返しが気持ちいいって書きましたが、差別されても健気にがんばる正義の人みたいな主人公が実は、、、っていう展開もどんでん返しでないですか。 それがうまい! あえて予想を外し、なおかつ納得させるストーリー展開が気持ちいい! と考えてみたら、「ズートピア」と「シュガーラッシュ」てかなりかぶってると思うのですよ。 シュガー・ラッシュ [ ジョン・C.ライリー ] 「シュガーラッシュ」も初期設定ではフェリックス君が主人公で、途中で主人公交代したそうですよ。 「シュガーラッシュ」 初期設定の主人公:フェリックス(小柄で健気ながんばり屋さん) 本主人公:ラルフ(属性で差別されてひねてる) ラスボス:○○○○(本主人公のダークサイド、本主人公がなっちゃったかもしれない存在) 「ズートピア」 初期設定の主人公:ニック(属性で差別されてひねてる) 本主人公:ジュディ(小柄で健気ながんばり屋さん) ラスボス:○○○○(本主人公のダークサイド、本主人公がなっちゃったかもしれない存在) (まあ「シュガーラッシュ」にはヴァネロペっていうキャラもいますが、見た目はともかく、ジュディと性格が違い過ぎるし、「ズートピア」に対応するキャラはおらんかなあ) 何が言いたいかというと、「シュガーラッシュ」と「ズートピア」で初期設定の主人公と実際の主人公の設定がちょうど裏返ってるんですよ! ほんで、フェリックスもあからさまではないけどラルフを差別してたでないですか。 なのに謝罪も反省もせず、なんとなくなあなあで流してしまったでないですか。 でもジュディは、自分も差別していたことに気付いて反省してちゃんと謝罪するんですよ! 「シュガーラッシュ」からストーリーが進化してるんですよ! モヤモヤが晴れた感じ(*^o^*)。 そして両作品とも、ラスボスがもろ主人公のダークサイドなのも面白いです。 ターボは自分のゲームから逃げて、生き残るためによそのゲームのプログラムを書き換えて乗っ取って搾取した。 ラルフも自分のゲームから逃げて、故意じゃないけどよそのゲームに危機をもたらした。 ベルウェザーは優秀なのに小さい羊だからと不当な扱いを受け、ヘイトをためて肉食動物を排斥しようとした。 ジュディも優秀なのに小さいウサギだからと不当な扱いを受け、ヘイトをためていた。 どちらの主人公も自分のダークサイドと対峙し、退治することで成長するって話なんやなあ。 (うまいこと言った(^_^;)) 動物ヲタのうちの子によると、錯乱したオッタートンさんほど、野生のカワウソはあんなに凶暴でないそうです。 あそこでおかしいと気付いたそうです、さすがうちの子(*^o^*)。 そうそう、いくら野生でも四六時中あんなにイライラしてる肉食動物おらんやろー。 肉食動物が野生の本能覚醒で暴れたってのがそもそもミスリードですな。 (だいたいカワウソが黒豹襲うって捕食活動ではありえんし) むしろその行動はゾンビじゃね?(^_^;) ひっかかれたマンチェスさんが凶暴化したとき、感染した?!ゾンビや!とピンと来たのに、劇中で誰も言ってくれなかった! (^_^;) ズートピアにゾンビ映画はないのかなあ…。 すごくためになったブログ 『ズートピア』におけるハードコア反復/伏線芸のすべて 『ズートピア』の制作史、および『ズートピア』のテーマは「差別」であるのか? 関連項目 【ネタバレ】「ズートピア」の感想/シュガーラッシュとの関連性その2【ネタバレ】「シュガーラッシュ」 【ネタバレ】「ズートピア」の理不尽な点を強引に解釈してみよう!
2016.05.13
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「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」をDVDで観ました。 今更感ありますな〜、流行ったのだいぶ前ですし。 私のネット観測範囲では大人気で、だから今までネタバレ踏みまくりだったんだけど、観たら全然オッケーでした! この作品はネタバレ関係ないです! あらすじ知ってても映画の楽しさとは関係ナッシング! なんだか、子供のころの金曜ロードショーのような、ジャッキーチェンの映画のような、明るく楽しい勧善懲悪アクションムービーでした! ジャッキーチェン映画のストーリーをネタバレされても、それでもきっと面白いじゃないですか。 ストーリー自体は王道というか、負け組アウトローが力を合わせたら世界を救うヒーローになったっていう、そりゃそうだわ、観客の期待を裏切らないよ! キャラの立ち具合とか、ギャグとか、アクションとか、文章で読んだんじゃ伝わらない面白さ。 面白かったり、かっこよかったり、泣けたり。 これぞ映画ですな(*^o^*)。 脚本もよいし、役者もいい、特撮もCGもいい、音楽もいい、こんだけやってんのに重厚感ないのもいい(^_^;) ある意味かるーい、あんま残らない、だがそれがいい(*^o^*)。 今まで観る機会がなくて、ネタバレ踏んでだいたいわかってるし、今更もういいかなって思ってる人も、観るといいです! (私のことだ(^_^;)) 軽いし! 身構えなくていいです。 あっさりなんも考えんと観て、笑って、ハラハラして、最後ジーンっとええ話ですよ! おすすめ! 以下ネタバレ。 BD/洋画/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー MovieNEX(Blu-ray) (Blu-ray+DVD) 主人公絶対いい人だし、主要人物は死なないし、そのくせ不謹慎にも主要人物以外はかるーく死んじゃう。 そりゃ不謹慎なんだけど、それでいちいち重くなんないのです。 ジャッキーチェンみあるけど、コブラとかシティハンターも入ってるよね。 女ったらしのお調子者だけど、やる時ゃやるぜ! 人殺しも割とするけど、いちいち落ち込まないぜ! 案外キャラ地味だぜ(唯一のテランだし)。 (てゆーか、他のキャラが見た目から濃すぎ(^_^;)) いやでもなんだろこの絶対いい人オーラ、役者さんの力だなあ。 カエルを助けるって、絶対伏線だと思ってたら、やっぱり。 だってガモーラってば緑じゃん(^_^;)。 あと、手をつないでっていうトラウマが解消されたとこも、いいね! ロケットが外見に似合わずガラッパチなのもいいし、グルートの天然ぶりもいい。 ガモーラがいかにも強い女エイリアンなとこもいい。 ドラックスは慣用句がわからんとボケ倒す天然その2。 こいつがヤケになってピンチになったのに、なんか真面目に反省してるから普通に許してしまった(^_^;)。 肌の色とか容姿とか全くバラバラなんもいい。 最初は敵で殺し合いそうになったのに、後半は命を預け合うまで仲間になるっていう、王道ぶり! 敵のロナンも強い!非情!で情け容赦なくていいぞう。 ロナンさんがわっるーいもんだから、多少の犠牲はスルーできるぜ、倒しても全然後味悪くない。 まったくロナン様さまさま(?)。 ガジェットもいいよね。 戦闘機が手をつないで防護ネットになるとかさー、もうこんなんネタバレしてもほんま意味ない。 映像で見て!て感じ。 ヨンドゥの口笛で動く武器とか。 かっこいい! 肌色違いとか頭の形違いみたいなカラフル宇宙人が画面にうじゃうじゃいるのも、スタートレックとかスターウォーズみたいで楽しいね! なんか音楽が、アメリカの懐メロらいしですね。 よくは知らんけどどっかで聞いたことある系、ノリノリでよいです。 お母ちゃんの形見のテープレコーダーを今でも聞いている、遠い宇宙でも、大人になっても、というええ話なのもいいね! あと気になったのは、、、 ヨンドゥってツンデレだよね! そうだよね?! はなっからロードを殺す気ないでしょ。 あいつは俺の手で殺すって口だけでしょ。 てゆーか、部下の手前、ポーズで言っただけでしょ。 オーブが偽物って絶対気づいてたよね?ね? もうニヤニヤなのです。 そんな楽しい感想ばっかりで、あんまり深い話はないんだわー。 そこがいいんだわー(*^_^*) この制作陣でまた見たいわー。 と思ってたら、続編制作決定ですと! 楽しみー!(*^o^*) 関連記事 【ネタバレ】「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」の感想/ツンデレは不幸になる病なのか 【ネタバレ】「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の感想/今までMCU全部観てきてよかった!
2016.03.08
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なぜ、カナシミは必要なの…? ずっとこのキャッチコピーが気になってたのになかなか観る機会がなくて。 やっとブルーレイで観れました。 鑑賞前の私の予想は「人やモノを大切にするため」だと思いました。 カナシミは主に喪失すると起きる感情だから、喪失しないように気をつけるのかなあって。 さあどうでしょう? 以下ネタバレ。 インサイド・ヘッド MovieNEX 【Blu-ray】 [ エイミー・ポーラー ] 正直言って設定がうまく飲み込めないっす。 感情のキャラクター化っていうのが、わかるようなわからんような。 ヨロコビのくせに泣くし。 カナシミのくせに笑うし。 ポジティブとかネガティヴとか怒りっぽいとか、性格がその感情優位なのはわかるんだけど。 人っぽすぎるというか。 パッと見、ヨロコビというキャラが主役で困難を乗り越えて成長する話っぽいんだけど、感情が成長するってのもなんかピンと来れないのであった。 ビンボンの覚悟は泣いたが(ワシが)。 ネットで人の感想見てわかったのは、大事なのは感情キャラ達がコントロールパネルを動かすかどうかってとこみたい。 コントロールパネルを動かす→感情の表出。 感情って出す出さないよりも、心に勝手に生まれるもんで、それが大事だと思ってたから、表出するしないが問題ってのが、わかったようなわからんような。 何かの刺激→感情キャラが活発になる、抑えきれなくなる→コントロールパネルを動かす→表出、ってことかなあ。 なんか世界観というか設定が、理解しにくかったなあ。 で、カナシミが必要なわけですが、映画から感じた答えはこの3つ。 〔1〕カナシミがあるからヨロコビがある。ヨロコビは単体では存在できない? 〔2〕悲しくなるようなことは現にあるのだから、カナシミを表出しないとストレスがたまってよくない。(カナシミを見て見ぬ振り、なかったことにしてごまかすことはできない) 〔3〕カナシミによって他人と共感でき、共感することで共同生活できる。 うちの子に「なんでカナシミが必要かわかった?」と聞いたら、「家族を大事にするため?」と返って来たので、〔3〕ですな。 泣きたいときは泣いてもええんやでー。 んで表出するかしないか問題だと〔2〕です。 ビンボンがロケットを取られて泣いたとき、ヨロコビはなんにもできなかったけど、カナシミが一緒に悲しんでくれたおかけで、乗り越えられた。 ガマンやごまかしは(やり過ぎは)いくない! 映画の原題が「Inside Out」で「裏返し」という意味だから、つまり「裏返し」がテーマなことは明白なんであります。 だから、製作者的には〔1〕が正解なんでしょう。 カナシミがないと、ヨロコビも感じられない、世の中つまんない(?)。 (逆にヨロコビありきのカナシミってのもありだし、楽しい思い出ほど失って悲しいって、カナシミが記憶の玉触ってたし) そんなこと言ったら、ムカムカやビビリもイカリも何かの裏返しだな。 ムカムカは好き嫌いとか好みを判断する感情だよね。 転校したとき一番に「あの子イケてる」と判断してた。 「ムカムカ」⇆「スキスキ」だね。 同様に「ビビリ」⇆「アンシン」、「イカリ」⇆「オモイヤリ」かな。 オモイヤリはどうもうまくないな(^_^;)。 メイキングによると、心理学をちゃんと勉強してキャラを作ってたけど、わかりやすさ優先で感情キャラは減らしたそうです。 だからまあ、心理学的に感情があの五種類しかないって訳じゃあない、みたい。 あくまで「インサイドヘッド」の中の世界観。 カナシミとは、「理不尽なことが起こった時」、どうにもならないと受け止める感情だと思う。 世界が間違っててもどうしようもない、受け入れるしかない、諦めるのともちょっと違う、現実を受け入れること、こっちが傷つく、かなあ。 対してイカリとは、「理不尽なことが起こった時」、どうにかなる、自分(もしくは誰か)がどうにかすべき、と戦う感情だと思う。 理不尽な状況の方が間違ってて、自分は間違ってなくて、間違ってる方を正すべき! パパはイカリ中心で、なんとかできると思ってて、ライリーに対して怒る。 ママは、多分ライリーの話を聞いてあげて欲しかったんかなあ。 ママは、カナシミ中心で、自分一人ではどうにもならないことがあるって知ってるから、周りに頼ったり頼られたりして生きたいし、それが当然だと思ってるんじゃないかな。 感情の話は置いといて、人間は自分が一番基本なんで、他人もだいたい自分と似たような人間・精神形成だととらえがちだそうな。 お人好しは他人もお人好しだと思いがち、自分が偽善者だと思ってたら他人も偽善者なんじゃないかと思いがち。 特に客観性があんまない人には、他人の考え方を想像するのは難しい。 あとは人生中で出会った人間のバリエーション。 でも自分と感性近い人とつるむのが普通だし、 イカリ中心のパパは、ママの目配せがわからない。 ママは、目配せの意味をわかってないパパの気持ちがわからない。 感情キャラ達の行動を、ライリーの考えた(感じた)軌跡だとすると、なんとなく飲み込めるような。 ママに笑ってって言われたし、転校初日に泣いて恥かいたし、もう泣かない、悲しくなんてないもん、ほら楽しいことあるよ、あれ?ちっとも楽しくない、全然喜べない、でも泣いたらママガッカリするしパパ怒るし、こんな街嫌い、出てってやる、寝てる時になんだか懐かしくて暖かい思い出に会ったよ、怖い夢も見たけど、でもなんか懐かしい思い出に会ったら、なんかとっても悲しいの思い出して、ママとパパに言わなきゃって思ったの、言ってみたら、なんとなく解決したわー、別にこの街は変わらないのに、楽しいことも感じられるようになった、よかったよかった。 つまり、ヨロコビがカナシミと一緒に隠れちゃったってのがメタファーであり、更には解決への伏線であった、と。 カナシミと一緒じゃなければヨロコビは復帰できなかった。 だからことごとく失敗した。 ビンボンに触れる、そして失うというキャラの行動も、なんかのメタファーかもしんない。 カナシミなしでヨロコビが復活するには、幼児期の何でもないのにただただ楽しかった、その思い出が必要だったのかなー。 私は想像の友達いなかったけど、ぐるぐる回るだけで楽しくて面白くてギャハギャハ笑って幸せだった時期があったのは覚えてる。 そこに「悲しみ」はなかったし、必要とも思えないよ。 ただの純粋な「喜び」の象徴であるビンボンの助けでヨロコビは復活し、そしてビンボンは消える。 カナシミありきのヨロコビみたいな複雑な感情は成長の証で、ただの純粋な「喜び」はいつかは消えてしまうんかな、みたいな。 (そういう幼児的な「喜び」しか持たずに成長すると、人の痛みがわからないサイコパスになりそうだし) そんなメタファーかしら。 おっ、わからんわからん思ってたが、メタファーとして書き進むうちに、スッと入って来た感。 ブログ書いてよかったよかった(*^o^*)。 ディズニー配給映画関連【ネタバレ】「シュガーラッシュ」 【ネタバレ】「塔の上のラプンツェル」【ネタバレ】「アナと雪の女王」
2016.03.04
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ちょっと前になるけど、年末に「妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」観ました。 まーなんと言いますかー、「妖怪ウォッチ」はほんとに強いです(^_^;)。 子どもを惹きつける力が強い! 我が家からおともだちから偶然会った街中の少年から、誰でもかれでも「妖怪ウォッチ」の映画の話題ですわ。 動員数「スターウォーズ」越えるだけのことはありますな。 以下ネタバレ。 (かなり否定的な感想ですのでご注意!) (来場者プレゼントのエンマ大王メダル) 映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!【Blu-ray】 [ 戸松遥 ] まー正直言いますとー、薄い!(^_^;) うすっ!(^_^;) なんか下手したらテレビ版より薄いでないのってくらい薄ーい映画でして。 特にエミちゃんの話はさー、ジバニャン周りで感動させようってのがあざと過ぎて、全然ノれなかった。 なんか内容ないやん。 ジバニャン達、すごい邪魔してるやん。もの壊したらシャレならんやん。 善意がから回りして余計迷惑かけたのに、善意だからなんとなく許されるって、一番あかんやつやん。 しかもその迷惑行為と、エミちゃんの成長と、噛み合ってないし、なんか急に「あかまる」が妖怪になって現れたって気付くってのも、なんなんだ急に、えらい強引。 脚本があかんのでない? あでも、アクションというか、動きは全体的によかったな。 作画でひっかかるとこなかったし。 スラップスティックってやつ? 話が強引でも、ドタバタ動きがあって、子どもらには受けてたんかなあ。 コマさんの帰省の話も、ストーリーは?だけど、かわいいし、ボヨンボヨンだし、あぶなーい!あるし、アニメとしては楽しい。 サンタの話は、ええ話なのにわかりにくくなっちゃって残念。 「サンタのプレゼントはモノとは限らない」「大人もルールを破ることがある」っていう、ええ話なのになー。 私が一番気に入ったのは、「フー2」の話です。 これってかなり妖怪ウォッチ世界観の核心に迫る話よね。 人は死ぬと妖怪になる。 妖怪は生を受けると人間に生まれ変わる。 (循環してる?) そ、そうなん? そんな重大な設定こんなさらっと流してええのん? てゆーノリ、このノリが妖怪ウォッチですなあ(*^_^*)。 えー、「ジバニャン」て猫やん、動物も死んだら妖怪? そういや「ねちがえる」もカエルやったなあ。 「人面犬」の人って、やっぱあの事故で死んでたん? 「忘れん帽」って、確か生前?帽子だったんですけど、それはいいの? ケーゾーおじいちゃんが妖怪になったの感動したのに、ただの仕様かいな。 だいたい、死んだら全員妖怪になるなら、もっとこの世に妖怪おらんとあかんやん。 この世は妖怪であふれるやん。 て言ってたら、うちの子曰く、「ほとんどの妖怪は妖魔界にいるから、この世では少ないんじゃない?」というもっともなご意見。 でも、ケータ君てば「フー2」になったら、すぐ人間に取り憑き行って来いって、ノルマあるっぽいやん。 そういや、今回は「ヒキコウモリ」大活躍で面白かったんやけど、あいつ妖怪としてのノルマ果たしてないよね。 自分がひきこもってるだけで、人間ひきこもらせてないけど、ええんかいな。 あんなにひきこもりライフ満喫してて、そんな生活、妖怪として許されるんかなー。 「トホホギス」は、私たち妖怪は人間に取り憑くのが当たり前で自然、やりたくてやってる訳ではない、みたいなこと言ってたのになー。 などと、設定ガバガバだー(^_^;)。 でも割と面白いから許す!(偉そう(^_^;)) 死後の世界がお役所仕事って、「聖おにいさん」でもあったけど、鉄板ギャグでよし! こういうのもっとやってほしいざんす。 そして「ぬらりひょん」ですが! まさかのイケメン! まさかのイケボ!(ディオ様だ〜) そしてヤンデレ!? ビックリしたなあもう(^_^;) まさかの「腐」展開ですよ。 そんなん子ども向けアニメでありですか(^_^;) 先代のエンマ大王にラブ過ぎて、先代の言いつけを守ろうとして暴走 →実はショタエンマの手の平の上 →ショタエンマに先代の面影を見て改心 なんだ、もう二人の世界やん。 あんたら二人だけでやっとくれよー(^_^;)。 ショタエンマも、結界自分で出れるの?なんやったんあのメダル? ちょっとケータ君側の妖怪が少なかったし、最後の〆はエンマ大王がやっちゃうし、なんだかなあ。 なんだかんだ言って、前回の映画「妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン」は、妖怪大集合の大戦争、新フォームもお披露目で盛り上がってお祭り感あったけど、今回なあ…。 ストーリー薄い上に、バトルも人数少ないし、新フォームは「うさぴょんエンペラーモード」だけで他は使い回しという、バトルも薄くなーい? おいしいとこはショタエンマが持ってっちゃった。 お祭り感少ないなあ。 「ぬらりひょん」がポ○モンみたくなったのは、なんか笑ってしまった(^_^;) ああ、あれ新フォームか。 あそこ盛り上がるとこだったんかなあ。 一番許せないのは、博多華丸・大吉の使い方。 あまりに棒読みでない? あれって博多華丸・大吉である意味あった? 音響監督とかデザイナーとか演出とかの責任でないのー? あんな陰険そうなキャラデザでさー、子ども向けの悪役ちゃうやん。 「デーモンオクレ」みたいなんでええやん。 テンション高くさせたらええやん。 正直、どっちがどっちかわからんかったし。 お笑いの人なんだから、ボケとツッコミさせたらええやん。 せっかく博多華丸・大吉使うなら、カビラジェイネタとか、アタックチャンスやらせたらええやん。 博多弁喋らせたらええやん。 あの滑りっぷり、あれは本人達の責任じゃない気がするなー。 ただの棒読みのオッサンになってしまって、むしろかわいそうだわー。 よかったのはイナホちゃんかなー。 最近の本編ではちょっとおとなしくなっちゃったのに、久々のヲタ全開(^_^;)早口で気持ち悪い人だー(^_^;) でも憎めないのよねー、うまいとこ突くよねー。 かわいいんだよねー。 ただイケただイケ(^_^;)。 そんなこんなで、急きょやっつけ突貫工事っぽい薄い仕上がりで、手放しでは楽しめない映画でした、残念。 ただし、子ども受けは上々、特に年齢下ほど気に入ったようです。 あそーだ、エンマ大王とその息子って、ゲーム内で出てたよね? 自分がゲームやってないからよくわからんのだが。 映画のショタエンマは先代を「じーさん」と呼んでたから、孫なんかなあ? でも息子もショタだったような? そこらへんの設定誰か整理しちくり。 関連項目 【ネタバレ】『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』見た妖怪ウォッチは下品な○○○
2016.01.10
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自殺願望がある人や、鬱の人は見ちゃダメ!絶対! 映画「ハーモニー」観ました。 ふー(*_*) しんどい映画でした、、、。 直接的な自殺描写が何回も何回も映るし、「はやく死にましょ(ハート)」的なことを美少女が耳元でささやき過ぎ、これはヤバイ(*_*)! こんなん放映していいの?倫理的に! これ見てほんとに自殺する人出たらどうするんでしょ。 という映画でした。 以下ネタバレ。 ハーモニー【Blu-ray】 (「虐殺器官」「エヴァンゲリオン」「阿呆船(佐藤史生)」「失楽園(諸星大二郎)」「PLUTO」のネタバレあります) お前のせいか!→to クラヴィス という、「虐殺器官」のめっちゃ地続きものでした。 「北米から始まった大災禍は〜」って、そういやあいつ、「虐殺の文法」を英語で言ってたやんか! アメリカだけで済むはずないやん! (英語成績悪い日本人でよかったー(^_^;)) おかげで世界中大混乱のー、大虐殺のー、からのー、超平和主義社会ですよ。 全部あいつのせいやんか! かえすがえすも、「虐殺器官」の映画が頓挫したのは残念でした。 映画「虐殺器官」観て、次に「ハーモニー」観たら、かなり来るものがあったでしょう。 人造筋肉?生体部品を使った飛行機も飛んでたし。 ほんでミァハさんが素晴らしかった。 美少女、ささやき声、中二、特別な存在、トァンさんも骨抜きよ。 映像化と中の人の演技素晴らしい! ミァハさんに関しては原作を超えたんでない? もう洗脳動画。 これがアニメの力。 昔「あみだくじ自殺事件」てのがあったんよ。 詳しくはググってつかあさい。 思春期の少女は、なんか知らんけど自殺したくなっちゃう、的な。 わからん。 いや、そういう人がいるってのはわかる。 百合、拒食症、自傷行為、集団自殺、、、。 私自身はそういう繊細さと無縁だけど、そういう気持ちになっちゃう人がいるのはわかる。 だから怖い、この映画怖い(*_*) えっと、百合描写は映画オリジナルだそうですな。 気づかなかった(^_^;) 違和感なかったなー。 私的にはご褒美(^_^;) 私ゃ勘違いしてたけど、いわゆるエヴァの「人類補完計画」ものかと思ったが、別にテレパシーが使えるわけではないのよなあ。 繋がってるっちゃ繋がってるけど(サーバーで)、意識の共有的な技術ではない。 多分コミュニケーションするときは口でしゃべるよね(電話かもしれんが)。 コマンド打ち込み? としたらむしろチャット? 小説の感想でも言ったけど、「阿呆船(佐藤史生)」のネハン病だよね。 人間は自我の保全に脳のリソースをかなり使ってるから、自我とっぱらったら計算機械としての機能はアップされるはず、みたいな。 つまりさー、人間て効率悪いじゃん。 進化って成り行きで起きるから、たまたまが重なっただけで遺伝子組んでて、効率悪いわるい。 よく言う?ところの、なんで動いてるかわからんけどなぜかうまく動いてるからそのままにしとく古いプログラム、なんでしょ。 最近の日本はブラック企業ネタ多いですけど。 文句言わず、ただただ働く、飯食って寝る、そんだけの生き物になって欲しい、 ストレスとか、プライバシーとか、休息とか、セラピーとか、めんどくさい。 すぐ、体が病気になるか、心が病気になるか、反社会的になるか、 傷つくとかキレるとかケンカするとか、恋愛感情とか、性欲とか、承認欲求とか、 他人のそういうのめんどくさいし、自分ですらめんどくさい。 だから、神様が作った脳の設定を書き換えて、感情なくして意識なくしてストレスなくしたら効率いいんじゃね、っていう。 なんとかヒトなんとかワーキングなんとかの皆さんは、別に効率化を目指して「ハーモニー」を計画したんじゃないけどさー、 戦争怖いー、人殺し怖いー、争い無くしたいー、ってとこから、どうして人の意識を消す話になるのか。 いや、偶然なったみたいなこと言ってたけど、今度は自我がなくなるの怖いー、になって、じゃあ止めりゃあいいじゃん。 何かに取り憑かれてたとしか思えない。 もうwatch meつーか、電脳管理社会ってのが目指す方向って、既に決まってたんでないかな。 よくある科学技術の落とし穴、手段のために目的を忘れたんでないかな。 命を大事にしすぎ。 後戻りできなかったんでないかな。 命なんかより、魂の方が大事って、ずっと昔にそう決まったんでなかったっけ? 人はパンのみで生きるんじゃないって。 忘れちゃったの? なんでトァンはミァハを殺したのか、がちょっと謎ですな。 なにがしかの、ケジメをつけなきゃいけなかった、 それは間違いないのだけれど。 もしミァハを殺さなくても「ハーモニー」を起動するのは止められなかったんだろう、それを言うなら「ハーモニー」起動は時間の問題だったんだから、変に急いで大量自殺させる必要あったんかな。 何を急いでたんかな。 そんで、まー、なんというか、「ミァハは変わってないね」っていうセリフで、私は恐ろしいことに気付いてしまったのだ。 そうミァハの「意識」は大脳のエミュレータ、偽物だって、マネしてるだけだって話じゃん。 ミァハこそ、「哲学的ゾンビ」だったんじゃないの? 8才のころからずっと「意識」があるように振る舞うことができたけど、人間なら成長するはずの「意識」が、やっぱ本物じゃないから8才のまま。 頭よくて、本いっぱい読んでるのに、中身は変化してないんじゃない? あまりに他人の生死に興味がないサイコ、壊れてる人じゃなくて、出来上がってない人、だった。 ミァハは生きてなかった(意識という意味で)。 トァンにとって、愛した憧れたかけがえのないミァハは、所詮エミュレータだったんじゃないかって、そう考えたら不幸だから、だから、自分の手で殺した、、、? あんなヒラヒラしたアラサー嫌だよね(^_^;) 美少女の歳の取り方って難しいねえ。 変わらないのも気持ち悪いし、年相応に老けてても気持ち悪い。 そうなんよ、ミァハ生きてたっていう、それって裏切りだよね。 なんだよそれ。 ガッカリだよ。 そんで昔のまんまかよ。 何踊ってんだよ。 ほんとガッカリだよ。 こんなのミァハじゃない、、、。 いやミァハは変わってない、でも違うんだよ! 人は違うんだよ、、、。 結局、人類「ハーモニー」化ってwatch me文化あるとこだけだし、外から見たら、それはそれで勝手にやったらーって感じなんかなー。 「失楽園(諸星大二郎)」思い出したり。 根本的な話だけど「意識」がなくなれば、争いなくなって平和になるってほんとかね? 葛藤がなくなるって。 そう? なにがしかの方向性がないと、何やっていいかもわかんないんじゃないの? 「PLUTO」でもありましたが、巨大なコンピュータ、巨大なエミュレータがあったとして、何かを決定するときに、なにがしかの感情が必要ではないかっていう話。 ただただ計算してても、方向性が定まらない、世界にはあらゆる可能性があり、とにかく自由過ぎるから。 選択すれば、必ず選択しなかったバージョンも生まれる、感情がなければどちらも等価で、等価なものを選択できますか? アトムは「憎しみ」で目をさますことができたけど。 「ハーモニー」化された人類は、生き残れるのか? なんかただぼーっとしてそう(^_^;)。 そうそれこそ、無駄に人数が多く動き回るのはエネルギーの無駄、ナマケモノみたいに必要最低限の活動で暮らすのがいいんじゃない?(^_^;) 「虐殺器官」、「ハーモニー」と来て、この続きの話が読みたかった。 そういう余韻ある作品よね。 伊藤計劃の未来史シリーズ、、、残念。 映像化はかなり成功なんじゃないでしょうか。 ショッキングな映画でした。 私、CGだと冷めちゃうこと多いんだけど、CGと手描きとうまく融合してて、冷めなかったよ。 あんなダサい拡張現実があるのかっていうブラックジョークもよかった。 最先端の科学技術で表示されるのが、よく噛んで食べましょう、とか、早く病院に行ってください、とか、役立たね〜(^_^;) そうやなあ、原作では気にならなかったけど、絵にすると攻殻くささがちょっと気になったなあ。 屈強な男どもを従える武闘派女親分、だけど細身の美女って、なんかファンタジー過ぎっていうか、趣味全開過ぎっていうか、手垢付き過ぎっていうか、実は男の願望っていうか、そこはノれなかった(^_^;)。 バズーカなんて打っちゃって、もうなんかこっぱずかしいです(^_^;)。 結局この映画なんやったんやっていうと、現実へのメタファー、問題提起なんでしょう。 昔はよかった? それとも今がいい? 「わたし」はない方がいい? 命は安い? 命と魂とどっちが大事? 人間は平等? それでいいの? 後戻りできる? (小屋の中に赤ん坊はいる?) ※追記 タイトル変更しました。 考えてみれば、「人類補完計画」を遂行するために、テレパシー的な融合、魂の融合は必要ないという画期的なパラダイムシフトではないか。 人には「言葉」があるんだから、別にテレパシーなくても分かり合えるはずやん! 「非言語コミュニケーション」だってあるやん! だいたいわかるはずやん。 なのに何故、人と人は完全にはわかり合えないのか。 ATフィールドは壊せないのか。 何故、どうしても譲れないところがあるのか。 戦争はなくならないのか。 「意識」があるからではないか。 人間に意識がなく、リアルタイムでチャット(ボイチャも)できる技術があれば、人と人は瞬時にわかり合える、ストレスなくコミュニケーションできる、全体で一つの生き物になる、っていう、「逆に考えるんだ」っていう。 いや、「ハーモニープログラム」は別にいわゆる「人類補完計画」を目指したんじゃない、それは重々承知ですけどね(^_^;) 関連項目【ネタバレ】伊藤計劃「ハーモニー」 【ネタバレ】「ハーモニー」続き 【ネタバレ】「虐殺器官」の感想/攻殻機動隊になれなかった男 【ネタバレ】「屍者の帝国」原作の感想/わーいイギリスだー!と思ったのに…
2015.11.20
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「ヒックとドラゴン2」をレンタルで観ました。 ヒックとドラゴン2 [Blu-ray] なんか日本で映画公開するかどうかでゴタゴタしたみたいですな。 それはそれで、、、とにかくDVDも出ないもんだからヤキモキ。 うちの子がハマってて、見たい見たいとうるさいので、早速レンタルして見ました。 ちなみに、最初に何も考えずにDVD借りたら特典映像がほとんどなく、ホームページ見たら特典映像はブルーレイ版に着いてるそうです。 わざわざもっかい借りましたよ! 特典映像にはドラゴン図鑑とかNGシーンとかあって面白いですよ。 どうせならブルーレイ版を借りましょう。 以下ネタバレ。 まあうちの子はすごい盛り上がってましたけどね、私的には正直イマイチ(^_^;)。 確かに映像は綺麗だったし、アスティがベッピンに(*^^*)、ドラゴンバトルは迫力がありましたけど。 お母さんなー、かなり、クズいですやん(^_^;)。 元々生まれつきバイキング社会に馴染めない人だったんでしょう、かつてのヒックのように。 どうしても馴染めなくて居心地悪くて、ふらっと蒸発しちゃう、男性だとよく聞く話でないですか。 でも赤ん坊いる母親が蒸発って、クズいなあ。 なんか言い訳してたけど、要するにドラゴン社会の方が肌に合ってたんでしょ、居心地よかったんしょ。 自分の息子を捨てるほどにさ。 てゆーかさー、五年前まで前作のボスドラゴンが恐怖政治でドラゴン達大変だったんでしょ。 谷のドラゴン達は関係なかったんかなー。 五年前の事件について、二人とも触れないし。 「お前がやったの? さすが。そういえば五年前からドラゴンの様子が変わったわ」みたいなセリフあってもおかしくないのに。 お母さん周りが後付け感満載。 ヒックもさー、ドラゴが攻めて来たら対抗しようだったらまだわかるけど、ドラゴが遠くの海でドラゴン集めてる、ってだけで乗り込んでいって、考えを変えさせるとか言って、ちょっと唐突というか感情移入しにくいよー。 何がしたいの? いや、したいことはわかるけど、そんな人だっけ? 説得、じゃなくてスパイ活動ならまだ理解できるんだけど、まこれは現代的発想だわな。 案の定、お父さんに止められちゃった。 今回お父さんテライケメンよ! 前作のわからず屋っぽさはなくなって、あんだけドラゴン嫌ってたのに、今じゃマイドラゴン持って可愛がって乗りこなしてるし、無鉄砲な息子を止めようと真っ当なこと言ってるし、20年も行方不明だった嫁さんを「お前はキレイだ」で許すし、オロオロしてるヒックを命をかけて救うし! (T ^ T)うわ〜ん かっこいいと思ったら、死亡フラグだった! 酷い! 何もお父さん死ぬ展開にすることないじゃあないですかっ! なんでしょ、ヒックが成長するため? 巨大ドラゴンがドカーンドカーン、冷凍光線ズギャーン、と怪獣映画してました。 てゆうか、ポケモン? ポケモンザムービー? トゥース青く光ってるし、デジャヴを感じるぞ(^_^;)。 そういやヒックとトゥースのラブラブぶりは、サトシとピカチュウに通じるものがあるね! ドラゴさんが自由自在にでかドラゴン操ってて、いやー、どうやってるんでしょうね。 サトシとピカチュウ、もとい、ヒックとトゥースほどの絆があるの?あの二人に? この人もキャラが立ってるようで、立ってない、何がしたかったんだ? いやわからんでもないけど、記号的。 薄っぺらいっす。 「カンフーパンダ」の敵さんなんて二人とも、わっるーいでも魅力的、だったんだけどなー。 ヒックも「戦いはダメだ」なんて綺麗事言ってるけど、最後は結局ドラゴンバトルですやん。 仲間を守るために戦うのは別に悪いことじゃないんだから、最初に綺麗事言わなきゃいいのに。 グダグダに見えるやん。 (どうでもいいけど、20歳でまだ結婚してないってどうよ。あの時代にしちゃ遅過ぎやん) というわけで、いちいち、ん?、ん?、とひっかかるとこが多くて、のめり込めなかったなあ。 それこそポケモン映画的。 気合い入ったCGであったり、人とドラゴンの絆であったり、ドラゴン同士のバトルアクションであったり、キレイし迫力あるし感動もありました。 お祭り映画的に捉えるとええんかもしんない。 画面いっぱいに広がる無数のドラゴン達、ドラゴン達のデザイン、動き、華麗さ、可愛さ、迫力、健気なとこ、そんなんを堪能させてくれて、子ども受けよかったんかなー。 ところで「2」になったら、なんかバーク島がイギリスっぽく見えてきた(^_^;)。 ショーンの羊みたいのおるし。 あのー、羊は毛がモコモコだから高いところから落ちてもボヨヨーンてなって怪我しないって、そんなわけあるかい!(^_^;) バイキングってほんとは北欧なんだけど、何せ英語しゃべってるし、島国だし、最初のドラゴンのゲームがクイディッチみたいだし(こじつけ)。 最近、好きなジャンルがことごとくイギリスづいてる気が… 「羊のショーン」「ハリー•ポッター」「シャーロック」「七つの大罪」。 来てる! イギリス来てるよ! (こじつけ) ヒックとドラゴン 1 伝説の怪物 / クレシッダ・コーウェル 【全集・双書】 今、原作を読んでる途中です。 最後まで読んだら、感想書きたいな。 関連項目 【ネタバレ】「ヒックとドラゴン」
2015.08.14
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もうかなり前になるんだけど「ラブライブ! The School Idol Movie」観ました。 けっこうディスってるんです、申し訳ない(^_^;)。 TV版は一期も二期も観てます。 以下ネタバレ。 (テレビ版のネタバレもしてますので注意!) (※! コメントで指摘されましたが、ミューズの人数を間違えるという致命的な失敗をしてしまいました! 申し訳ありません。どっから3人増えたんでしょう。全くのうっかりミスであります。訂正しておきます。根本的なことを間違えたまま偉そうなことを言って申し訳ありませんでしたm(_ _)m) 「バニッシュメントディスワールド!」とは、「中二病でも恋がしたい!」ていうアニメに出てきたセリフっていうか概念。 このセリフを叫んだ後は、魔法が使えたり変身したり不思議なことが起きるけど、それは妄想というか白日夢というかごっこ遊びというか、イメージ映像ですよ〜みたいな。 北島マヤばりの演技力と、周囲を引き込むカリスマ性、そして仲間うちでのお約束で、複数が似たような幻覚を見るっていうか…まあそんなんです。 真面目な映画でもあるよね、何処からが現実で何処からが夢かわからないような演出。 サイコホラーっていうか、信頼できない語り手ものっていうか。 とにかく便利な言葉なんざんす。 「ラブライブ」のTV版で、急に歌い踊り出したシーンがあって、どうしちゃったの?おかしくなったの?いきなり歌詞もダンスもピッタリ合うのは何故?練習してたの?なんて真面目に考えると変過ぎるんだけど、「これはバニッシュメントしちゃったんだよ」と言えば全て納得(^_^;)。 便利だ〜。 この映画でも急に歌い踊り出すのが何回もあったんだけど、「またバニッシュメントだ〜」と(^_^;)。 ミュージカル映画ってそんなんですけどね。 この映画は、長いPVという側面もあって、新曲が5、6曲、気合いの入った映像付きで。 街中で歌い出したりと、明らかに「バニッシュメント」なのはそれはそれでわかる。 でも、私ゃ今までライブ映像も「バニッシュメント」だと思ってたのよねー。 高校生の手作りライブでそこまでできんでしょう、心の目で見たら、こんなに盛り上がってるよっていう、イメージっていうか、「バニッシュメント」(^_^;)。 と思ってたら、ライブ中継が全国で大人気とな? じゃあの映像はマジで撮ってた(ていうテイ)なの? ちょっと難しくない? てあたりから、なんか脱落…。 今回、このブログのサブタイトル考えたんだけど、なんだかネタバレばっかになってしまって、難しかった。 「終わらせる勇気」 「続く続く詐欺」 「スクールアイドルオールスターズデラックス」 「仮面ライダーにこんな映画ありました」 そもそもミューズというスクールアイドルのお話なんです。 で、「ラブライブ」ってのはスクールアイドルのコンクール的な、つまり全国大会なのですよ。 そこの出場を目指し、予選突破を目指し、優勝を目指すっていうストーリー。 んで、テレビで一期二期とメンバーで頑張ってきたんだけど、当然学年が上がって三年生は卒業しちゃうからどうしようってなって、メンバーで話し合った結果、ミューズというグループは今のメンバー9人じゃないと意味がないから、三年生卒業と同時に終了しようって、それはそれは涙の決断をしたんですよ。 ラブライブの決勝戦が最後のライブになるよねって感じでステージに臨んで、見事優勝してめでたしめでたしでテレビ版は終わった……。 でも映画になったら、優勝して人気出たからもっと続けてほしいって周りに言われ出して、どうしよう…… てのがザックリしたあらすじ。 まあ結局ミューズ終了するんですけどね。 クライマックスでほのかが涙のスピーチして感動!みたいな、なんだけど、正直その話はテレビ版でじゅうぶんやったし、こっちも納得してるし、やっぱりなっていうか順当だよね。 もうその話は終わった話だぜー(^_^;)。 よくこの手のアニメでは「死ぬ死ぬ詐欺」とか「終わる終わる詐欺」とかあるじゃん? これで最後!を何回もやって儲けようという…(^_^;)。 でも「ラブライブ!」は逆に、「なんだかんだ言って続くかも…」と匂わせる「続く続く詐欺」だったね(^_^;)。 本当に終わりました! この選択は正解と思います。 儲かったコンテンツを引き延ばすだけ引き延ばして薄味になるより、プリキュアのように初代はレジェンド化したらいいのよ! そして新しいスクールアイドルチームをデビューさせればいいのよ! そしたらもう永遠に続けるじゃん。 てゆーかもう準備中やし(^_^;)。 ミューズを切ってラブライブを存続という賢い選択だは。 クライマックスは、全国のスクールアイドルを集めたアイドル千人ライブ! CGのアイドルが画面いっぱいに広がって、歌い踊る。 なんか見たことあるこんな映画…。 確か、仮面ライダーがたくさん出た映画があったような…。 映画のプリキュア? 非常に東映的お祭り感のある映画でした。 ミューズメンバーがね、スクールアイドルにこだわろうっていう、その気持ちはよくわかるんですよ。 要するに部活じゃないですか。 私もこういう発表する系の部活入ってたからわかる気がします。 やっぱね、優秀な顧問のいる学校って強いのよ、コンクールでもバンバン優勝、みたいな。 あるいは、一般のサークルでも、全員がベテランでクオリティ高いとこあります。 でも学生主体には学生主体の良さがあるじゃないですか。 全部自分たちで作った、全部自分たちが責任を負う結果。 オリジナル性っていうか。 だから、スクールアイドルにこだわるってのは、若者が自分たちの力で夢を叶えるっていうええ話やと思うんです。 でも! 肝心のミューズに、手作り感があまりにない(^_^;)。 マキちゃんの作曲、ピアノ習ってただけなのに完成度高過ぎるし、そもそもなんで打ち込みできるの? 作詞、作曲、発声、歌の練習、振り付け、ダンスの練習、チラシ作り、会場の設営。 あまりにとんとん拍子で苦労なくクオリティ高くでき過ぎない?(^_^;) あの人らやってたのって、ダンスの練習だけに見える…。 いや、まー、申し訳程度にチョロっとミシン踏んだり、楽譜見たり。 だから大成功のライブシーンも、これはバニッシュメントだって、自分を納得させてたんですけど(^_^;)。 そこらへんのリアリティが、映画版ではマジでなくって、ご都合主義過ぎて、ついていけない…。 卒業式終わってからの三月、長過ぎない?(^_^;) アメリカ行って、帰って、全国のスクールアイドルをミューズ9人で集める(直談判して)、作詞作曲練習、全員の衣装お揃いで作って、会場設営して、ライブ。 無理でしょ(^_^;)。 最後のライブは歩行者天国?道路借り切ったの?お金は? 私が一番許せなかった(^_^;)のは、ミューズの人気が出て、女子中学生や女子高生に追いかけ回されること。 いやいや。 人気出たら、追いかけ回すのはキモヲタでしょ(^_^;)。 別にキモくなくてもいいです、とにかく清純派アイドルなんだから、「男」に人気出るでしょ、ふつー。 (事務所が守ってくれないスクールアイドルって現実的には危険と思うんですけどねー。) まあリアリティリアリティとうるさいこと言わず、アイドルのPVであると思えば、可愛いアイドル達のきゃっきゃっウフフ、歌、音楽、映像的にはクオリティ高くてよろしかったんじゃないでしょうか。 大画面で!あのミューズのメンバーが!神新曲で!しかもPV手描き多めですよ! そういや謎の女性シンガーが、未来のほのかではないかというまさかのSF要素入ってましたね。 私は裏の裏をかいて、本当に他人のいい人だったのではないかという案を採用。 花畑シーンはほのかがそういう夢見てただけ。 高校で赤点取ってるほのかが、英語しゃべれるようになるとは思えない(^_^;)。 【Blu-ray】ラブライブ! 1(特装限定版)(Blu-ray Disc)/ [BCXA-890] 仮面ライダー / 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロスト 【BLU-RAY DISC】
2015.08.12
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「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」観ました。 まさかのアラビア民話風。 そう言えば、フーパのデザインはポニーテールでアラジンのジーニー風(byディズニー)だし、藤原竜也のキャラデザもターバン巻いて砂漠の民風だった…気付かんかった…(^_−)−☆テヘ。 今回はかなりお祭感のある映画でした! 見所は、、、 伝ポケはいったい何体出るのか? 藤原竜也はやっぱりクズなのか? なんで篠原信一(ヒポポタス)はしょっちゅうテレビに出るのか?(^_^;) 以下ネタバレ。 (※追記:写真がないのも寂しいので、入場者特典のトレッタメダルの写真を載っけときます) ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ【Blu-ray】 [ (キッズ) ] ポケモンの「怪獣総進撃」でした。 つまり伝説ポケモンが大集合して大バトル。 その舞台装置としてフーパという召喚魔法使えるポケモンが登場。 壺の魔人、どっかで聞いたことありそうな話、民話ベースかな。 だからなんか教訓くさい。 結局、フーパは悪くないんである。 幼かっただけ。 人間の欲望に翻弄された。 映画の冒頭、暴れたフーパが封印されるところから始まる。 だから、フーパが悪いんかなって思ったらどうも違う。 中盤に明かされる伝説では、、、 この舞台であるデセルシティは元々は小さな村だった。 たまたま来たフーパが店の物を勝手に食べて、金払えって怒られたから、金貨を取り寄せた。 村人は喜んだ、フーパも褒められていい気になった。 村人は欲しい物をフーパに取り寄せてもらって、街は大きく豊かになった。 そのうち、村人は「フーパは強いんでしょう? 戦うところを見せてよ」と言い出し、調子に乗ったフーパは強いポケモンを呼び出しては戦い、エスカレートして伝ポケを呼び出して大バトル、ついには大暴れして街を破壊した。 そこでバルザのひいじいちゃんがフーパを封印した。 (と思ったら、力を封印しただけで、弱体化して小フーパになっただけでしたー。) 悪いの人間やん! なんだかどっかで聞いたことあるような話ですな。 ランプの魔人ならアラジンなんだけど、壺の魔人もアラビアンナイトにあったかな〜。 願いを叶える妖怪を利用しようとして失敗する話といえば、日本にもあるような…。 それで小フーパは田舎で地味に暮らしてて、あらゆるものをリングで移動できるんだけど(通り抜けフープとどこでもドアですな)、自分だけはリングを通り抜けられない。 小フーパと仲のいいバルザがフーパが可哀想?ってなって、フーパの力を封印した壺を探して解放したら、長年閉じ込められてた怒りで力が暴走。 力に取り込まれそうになった小フーパは、それを拒絶、すると力の方も実体化→激おこフーパに。 小フーパと激おこフーパでフーパが二人存在することに! 激おこフーパは小フーパを取り込んでオリジナルになりたいのね。 (ほんで例によってサトシ一行が巻き込まれて、小フーパを助けると) そこで、お互いに伝ポケ召喚して大バトルなんですよー。 伝ポケ総進撃は、さすがに気合入った作画で、迫力ありました。 ガオ〜、ギュイ〜ン、ジャッ!て感じ(^_^;)。 激おこフーパが召喚したのは、、、 さらっとゲンシグラードンとゲンシカイオーガが出たが、説明なしかい! ゲンシカイキとはなんだったのか…。 (こまけえこたあいいんだよ!(^_^;)) キュレムは悪役顔で、まんま悪役。 ちゃんとホワイトキュレムとブラックキュレムになってくれた! ディアルガとパルキアはまー元々アホっぽかったんで(^_^;)、何も考えてない感じ、暴れん坊ですな。 割といい人のはずのギラティナも暴れてた。 どうもみんな目の色が赤くなってて、劇おこフーパに操られていたようです。 対して、小フーパが召喚したのは、ルギア、ラティオス、ラティアス、レックーザ(黒)。 レックーザ様が味方になるとは思わんかった(^_^;)。 なんか悪役顔やん。 サトシとピカチュウと小フーパはラティ達に乗って空飛んで空中バトル。 なぜかサトシの言うことをめっちゃ聞いてくれる、みんないい人(^_^;)。 そしてなぜかラティオス、ラティアス、レックーザ(黒)がメガ進化! これも説明なし! メガストーンどないしたん? (こまけえこたあいいんだよ!その2(^_^;)) ちなみに、ゼクロム、レシラム、レジギガスは、100年前のフーパのお遊びバトルに出ただけで、完璧かませでした(^_^;)。 このデセルシティにモデルがあるんか知らんけど、高層ビルが立ち並ぶ、けっこうな大都市。 そこで伝ポケが暴れ回って、火吹いたり光線吹いたり冷凍ビーム吹いたり、これ大丈夫なん? 大災害ですやん。 怪獣映画ですやん。 サトシ達はラティ2で空中戦だし、やりたいほうだい。 最後にアルセウスが出て、実はアルセウスが救ってくれたのか!みたいな。 なんだか、最後はいつもお釈迦さんが解決しちゃうんで、西遊記思い出したし。 なんかフーパの輪っかって、自由の証しのようでいて、悟空の金輪みたいな封印の証しの気もしてきたし。 ということで、登場した伝説ポケモンは、ゼクロム、レシラム、レジギガス、グラードン、カイオーガ、ルギア、ディアルガ、パルキア、ギラティナ、キュレム、ラティオス、ラティアス、レックーザ、アルセウスの14体でした(多分)。 声優で藤原竜也が出てて、注目は、藤原竜也はクズ役なのかってことで(^_^;)、案外クズではありませんでした。 しかーし、全部こいつのせい! こいつのせいで大都市が大破壊、映像には映ってないけど、絶対人身事故じゃない? 家族同然のフーパを元の姿に戻してあげたいっていう、まー言っちゃえば個人的なワガママで壺の封印解いちゃって、悪いフーパが大暴れっていう、これ許されるんか? 最後は自分で解決してたけど、そもそも自分しでかしたことだし、こういうのなんていうんだ、マッチポンプ? だから悪い人ではないけど、クズとまでは言えないけど、迷惑な人でありました(^_^;)。 でもまあそもそもの話し出すと、この街が発展したのって、フーパの力を悪用したせい。 フーパが悪気なく取り寄せた金貨、絶対それ人のやろ? 黙って持ってきた泥棒行為でしょ。 フーパに頼んだら何でも持って来てもらえて、それで豊かになったって、なんだかなあ。 自分達で発展させた街じゃないじゃん。 しかも、フーパを煽ってポケモンバトルして楽しんでたじゃん。 だから、フーパによって街が壊れたとしても、それは天罰ってやつじゃない? その、バルザのひいじいちゃんがフーパ封印しちゃったけどさ、あの街はあの100年前の時点でフーパによって天罰として破壊されるべきだったんじゃないの? で、どっちかっていうとあの旅人さんは、街を救うためではなく、フーパを救うために力を封印したのではないか、力を使い周りを傷つけるのは、フーパ本人にとってよくないから。 田舎で人との触れ合いを大切に質素に暮らす方が、フーパにとっていいことだと思ったんんじゃないかな。 小フーパが激おこフーパに、谷での思い出を見せて怒りを鎮めるんだけど、あれが、セリフで説明するんじゃないとこは、映画的でよかったんじゃないかな。 よくわからんのだけどさ、他人の力をどっかから持って来るんじゃなくて、それは借り物でしかなくて、自分でなんか行動して、経験して、自分自身を成長させないといかんっていうような、なんかそんな話なんじゃないかな〜。 願いは、自分で叶えるもの。 偶然多かったり、強引だったり、ラスト付け足しっぽかったり、今までのポケモン映画観てない人には説明不足で一見さんお断りっぽかったり、全体的に脚本が甘いんだけど、このお話は民話とか寓話とか、そういう教訓的なお話と思えば、これはこれでありじゃないっすかねー。 当初の大フーパも見た目はでかいけど、中身は小フーパと同じ、心が幼なかった。 無邪気に取り寄せして遊んでたんだけど、封印→人間との生活→怒りの解放→怒りとの折り合いと、事件を通して精神的に成長したっていう、成長物語なんだなー。 サトシは相変わらずのイケメンぶりで、小フーパを体を張って守ってた。 伝ポケ仕切ってたし。 思うに、伝ポケ出して力押しさせる激おこフーパは、現実に存在するよくないトレーナーの暗喩なのではないか。 対して、サトシは自分の体も張ってるし、ポケモンそれぞれの特性を活かして的確な指示を出すイケメントレーナーである、という現実への比喩なんじゃないかなあ。 予告でフィーチャー?されてた悪サトシは、期待してたほど悪く?なかったのは肩透かしでした(^_^;)。 最近のポケモン映画ってロードムービーだよね。 てゆーか「水戸黄門」。 サトシは旅先で誰かを救い、世界を救い、でも留まらずにまた旅立っていくのだった。 「シェ〜ン〜」て感じ(^_^;)。 何があっても、どんな大事件があっても、結局行ってしまう、旅を続ける、ただ、途中の出来事なんだな。 真の英雄は立ち去るのみ。 かっこい〜。 ちなみに篠原信一(ヒポポタス)は普通にちょい役でした(^_^;)。 でも案外と声優演技上手かった! なんなんだあの人(^_^;)。 関連項目【ネタバレ】「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」【ネタバレ】「ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー」観たよ!
2015.07.22
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「寄生獣 完結編」の、これが一番大切なテーマなんじゃないかってところを書きます。以下ネタバレ。前作では、テーマを「母」にしたそうだけど、完結編のテーマは「子」じゃないかなーっと思うのです。だから、倉守の嫁がリストラされて父子家庭になって、子もクローズアップ。(前作でシンイチ父がリストラされて母親がクローズアップされたのと対照的に)倉守の「子」は死んで、田宮の「子」は生きる、この対比!そして、田宮が「子」を助けることが、シンイチの心も救うっていう。そもそも、映画では「胸の穴」ってのがあんま強調してない。(占い師なんて出てこないし)パラサイトと合体して強化人間になったってのも、ちゃんと表現してない。シンイチの「涙が出ない」てのは、いわゆるPTSDのように見える。傷付いて、心を閉ざして、悪ぶって。自分を罰してるわけだ。もちろん、シンイチに非はないんだけどさ。お母ちゃん(ではないんだけど)に殺されて、自分でお母ちゃん(ではないんだけど)を殺した、っていう罪を背負っちゃってると思うのよ。前作でそういうセリフあったよなー、「いい子になるからやめて」的な。でも、殺されちゃったってことは、ボクは悪い子ってことだし、しかも母殺しもしたし、もう悪い悪い真っ黒、と自分を責める。(もちろん、シンイチに非はない、シンイチが殺したのはパラサイトであって、母ではない、かといって簡単に納得できるもんではない)無鉄砲にパラサイトを狩って周るのは、復讐というより贖罪ではないか。それがまあ、田宮が命をかけて我が子(ではないんだけど)を救い、その子を受け取ることで、なんか許されたんじゃないかなー。うまく言えないんだけど。つまりさー、母がすごいってのはさー、子がいるからであって、子が大切なのよ、子には価値がある、命をかけるほどの。だから、シンイチにも価値があるのよ。シンイチが悪い子だから、お母ちゃんに殺されたんじゃないんだよ。シンイチが「田宮の赤ん坊」を抱きしめる、そのシーンが、原作よりずっしりたっぷり使ってるように思う。ほんで象徴的なのがさー、残骸後藤の始末が、鉈でぶった切るじゃなくて、抱き上げてから、火の海に落とすという、なんかエモーショナルなシーンでさー。憎いパラサイトなら、足で蹴って落としてもいいじゃん。でも大切なもののように、一度抱きしめるの。「ごめんね、君は悪くない」(ネットで見た感想で、これは火葬だ、っていう素敵な?解釈がありました)これねー、田宮の赤ちゃんを抱っこしてるのとかぶってるシーンと思う。どっちも子どもなんだよ!でも、一人は救い、一人は消す。大切なものを守るため、「悪くない」ものを殺さなくてはならない。それが人間の業。というより、生命としての業。他の命を奪わなければ生きていけないし、種も残せない。この決断で、シンイチは自分を許したように、パラサイトを許したんじゃないかなー。生きるために、殺し殺され、そこにいいも悪いもないから、自分もパラサイトも憎まなくていいから。生きているだけだから。これで、「子」というテーマが最後まで通った!最後に、ちょっと成長した田宮の子を登場させたのも、こう、狙ってるよね。原作より、このキャラ大事にされてる。素直に感動したんだなー。後出しジャンケンで、出来上がってから見えてくるものがある。もう出来上がった作品を解体して、深層心理のように潜ってたテーマを、浮かび上がらせたんじゃないかなー。関連項目【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その1/何故か許せる 【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その2/この改変がよかった【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その4/思い出した話【ネタバレ】映画「寄生獣」見た! 【ネタバレ】「寄生獣」雑感 【ネタバレ】「寄生獣」雑感その2 山崎貴監督関連【ネタバレ】映画「永遠の0」感想
2015.05.20
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「寄生獣 完結編」についてですが、今度は原作との違いについて書くよ。以下ネタバレ。原作の改変が思いのほかよくて、わかりやすくなってた。脚本がんばってたと思う(偉そうに(^_^;))。私がいいなって思った改変部分を書いていきます。三木がイケメンじゃなくなった代わりに、冒頭でイケメンパラサイトがナンパするシーンを浦上の回想で挿入。更にそいつはこっそりシンイチが倒してた。パラサイトはイケメンに変身してナンパして捕食するっていう、原作おなじみのパラサイトの凶悪さが映画では目立たなかったから、ここに入れた!うまい!高校で、前作の事件現場に花を捧げる里美。こういうのリアルだわな。原作でもアニメでも流されてたけど、大量殺人事件が校舎で起きたんでっせ、という。(ま、実際起きたら、不登校なるか転校だよなーっと思うけどねっ。)味噌汁〜。シンイチとミギーのイチャイチャはいいんだけど、何故味噌汁?男一人暮らしって味噌汁作るかね。ここ、テレビで特撮のメイキング映像見たんで、みんながんばってるんだなーと感心した。(ネギを1枚1枚切って撮影して、早回しで高速スライスを表現っていう)ミギー、いるよ! そこにいるよ!っていう現実感の表現。倉守が探偵じゃなくてフリーライターになって、原作よりクズっぽくなったのがよかった!美人の田宮に鼻の下伸ばすとか、マスコミに売り付けようとゲスい交渉したり、いいよねー、フラグ立ち過ぎだよねー。嫁さんもいなくなって、父子家庭で、娘の描写が増えて(また現代っ子の小憎らしい子で)、これからどうなるか知ってるからもう、フラグが〜(泣)。お父ちゃんウキウキしちゃってからの〜、落差激しく盛り上げたので、かなりよいです、この改変。「三人なら勝てると思ったのか」が、あっさり倒しちゃったのは、尺の都合か残念でした。あの三人、背後の気配に気づかないとは間抜け過ぎる…。(パラサイト同士は脳波でバレるはず)顔面なし田宮のグロさはgood!パラサイトが切断されたときの切り口が、「ハスコラ」みたいなハニカム構造になってたのも、なるほどなーっと感心した。急に体積増えたような変形するときあるやん。あれの理屈が謎だったんだけど。細胞はハニカム構造で、中に水分?か空気?か入れて膨らませて変形してるんじゃないかなー。田宮の赤ちゃん手渡しイベントと、自衛隊?の市役所襲撃イベントが同時進行。うまい!パラサイト達が虐殺される中での、田宮の「いじめるな」が、呼応していてわかりやすい。(原作では倉守が命をかけたからパラサイトの存在が明らかになって、自衛隊突入に繋がったんだけど、映画だと倉守は田宮にしか復讐してないね)(あ、だから探偵=ヒーローではなく、フリーライターなんだ)田宮の顔がお母ちゃん(余貴美子)の顔になったらどうしようって(^_^;)、思ったらしなかった!しなくて正解。そんなことしなくても、田宮はじゅうぶん「お母ちゃん」だったよ。(シンイチと警察官達がうごうご手を出さずに話を聞いてるのはなんだかなーなんだけど、ええ話なんだからええやんか!(^_^;))シンイチが赤ちゃんを抱きしめるシーンが印象的。これについては別記事で詳しく書きます。市役所バトルの方は、民間人がついでに殺されるのがなくて、よかったー(^_^;)。いや、市役所ってよく行くもんで(^_^;)。時間ないせいか割とさくさく退治してくれた。だから山形の狂気はあんまわからんかったなー。ほんで市長の広川の演説がさー、後ろのでっかいモニターに自分の顔映しながら、演説すんの。こいつは……、ナルだ!ナルシストだー!(^_^;)自分大好きか(^_^;)。中二病で、自分のことただの人間じゃないなんて思ってるから、パラサイトの味方なんてしちゃうんだよー。明らかに自分の演説に酔ってたし。と、腑に落ちたので、良い演出と思う。原作よりイケメン(?)だし。(てゆうのは、イケメンが私の好みだからではなく、イケメンで俺カッコイイと勘違いしちゃったんかなっていう、キャラクターの背景が感じられるからよ。)そっからかなり強引に後藤と対決、あっさり分離攻撃、ミギー死亡。ミギーが何が起きてもテンション変わらずあっさりしてて、あ、これもミギーなんだって感じた。一見、優しそうな声だけど、やっぱズレてる、人間の感情の機微なんてわかってないんだなー。心あるんか?そして、里美呼び出し?ですぐ来たの笑ったけど、ボロボロになったシンイチを抱きしめるのが里美でよかったなー。でもさー。えー、初エッチここ?(^_^;)でもなー、ありがちだよなー、こういう、吊り橋効果っていうかさー。どっかで救いがないと、本当に、死んじゃいそうじゃん、シンイチ。もっとさらっと流れるかと思ったら、服を脱ぐとこから映すっていう、ねっとり具合(^_^;)。「イテテ」ていうとこも映すなんて、まあなんというか、監督の趣味でしょーかー(^_^;)。まー、ぶっちゃけ、里美視点でいうと、ちょっと距離感じてる彼氏を親のいない家に呼び出す原作版より、切羽詰まった状況で流されてって方がリアルですな。ひょっとしてですね、これもターミネーターオマージュなんですか?無印ターミネーターも、追われる二人が結びつく、ような話でなかったっけ?詳しい人に教えてほしいっす。でまあ、後藤バトルなんだけど、浅野忠信さー、前作で肉体の仕上がりは大丈夫なんかねと心配しとったんですが、なんとコートを脱がない!だから引き締まった肉体は、見せないから大丈夫!という作戦でしたか(^_^;)。おかげで、プロテクターのすき間っていう原作の伏線なしでの、鉄筋攻撃。放射性物質(笑)。ところが、このグロ後藤がすごいクオリティ!急に特撮の本気!五体のパラサイトの暴走が、グログロのまま長い時間ウニョウニョ映る。これやりたかったの?(^_^;)やっぱグロが好きなだけ?内蔵後藤が心臓だけ動いてるぶっちゃけキモい造形、ムダにクオリティ高い。渾身の特撮。そして、後藤の最期、「ごめんね、君は悪くない」が、なんかねー、シンイチが赤ん坊を抱きしめるように後藤を抱きしめて、そして、火の海に落としたのがねー、すごくこう深いものを感じて……まあそれに関しては別記事で書きます。そうやそうや。「この種を食い殺せ」の声の主は「人間」だっていうのも、よくできた解釈だよね。地球の生命全体がーみたいな大きな話でなくて、「人間」が増え過ぎて困ってるのは「人間」だっていう。(あれ?犬パラサイトは?って思ったら、映画には出てないからモウマンタイだ〜!)最後の浦上バトルは、付けたしっていうか、もうなくていんじゃね?(^_^;)なきゃないで文句いう人がおるからかなー。映画の浦上は描写不足で、なんでシンイチを襲ったんかようわからん、というけど、そもそも原作からして付けたしっぽかったし(爆)いや、浦上は、人間にも人殺しがいるってのは、対比として大切だけどさ。もうシンイチがミギー持ちってのは、映画では里美ちゃんにバレちゃってるやん。だから里美おどすことでシンイチに揺さぶりをかけても、無駄だわね。そういうのも飲み込み済みのカップルだし。最後にビルの屋上で抱き合ってるのは、ノンビリしすぎてなんだかなーだ。シンイチと里美が、児童施設の田宮の子を見に行った。あのサプライズ、素敵だよね、ちゃんと育ってるよって。あそこで終わってよかったんじゃ?まあそんなこんなで、原作からの改変がうまく工夫されてて、更に新しい解釈まで踏み込んだので、よかったと思います(小並感)。思えば、どの役者も原作のキャラに見た目似てない、似せてない。魚市場とか、水族館とか、動物園とか、ゴミ処理場とか、原作にないし。なんか自分たちの「寄生獣」を作り出そうって気合いを感じるんだなー。残念なのは、ミギーが一日に何時間か眠っちゃうって設定はどうしたんでしょうね?完結編ではずーっと起きっぱなしのような…三木、後藤の描写があっさりしすぎて、何でシンイチを付け狙うかよくわからんくなってる。ヒーローもので言えば、敵幹部からの〜ラスボスなんだけど、最初は組織の命令で攻撃しただけよねー。でも後半は組織は壊滅してるし、個人的な恨みはないし、いやそもそも原作でもなんやったっけ?あとさー、アニメでも思ったんだけど、ミギー、田宮、後藤以外のパラサイトは根性なさ過ぎ!本体から切り離されても、何分かは活動できるんよね?田宮も分離攻撃してたし。ザコパラサイトは、人間部分の心臓つぶしたくらいで、すぐシオシオ、根性ないよねー(^_^;)。「訓練が必要なんだぜ」映画のミギーに訓練した様子ないけどね!更に続く。関連項目【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その1/何故か許せる 【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その3/「子」の話【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その4/思い出した話【ネタバレ】映画「寄生獣」見た! 【ネタバレ】「寄生獣」雑感 【ネタバレ】「寄生獣」雑感その2 山崎貴監督関連【ネタバレ】映画「永遠の0」感想
2015.05.19
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やっと見れました!かなり物語としておかしいところ、ツッコミ所もありましたが、なんか許してしまいました。見終わってすっきり満足、面白かった作品です。映画館行ってよかった!つまり、この監督さんは、こっち側の人間なんじゃないか、これはジャンル映画なんじゃないか。匂う、匂うよ!勘違いしてたよアタシ!以下ネタバレ。映画としておかしいところはいろいろあるわけ。動物園でとうとうと語る田宮、さっさと止めろよ警察。語ってる間は気を使って邪魔しないの、変。たまたまシンイチが、市役所全滅作戦を聞く。なんで民間人の前で聞こえるように話す?ほんで、なんでシンイチを市役所に連れてく?!しかも、近い!近所か?!山奥のゴミ処理場で、シンイチが里美の電話に出る。来てくれた!近い!近所か?!全部近所か?!魚市場と市役所と動物園と山とゴミ処理場があって、ぽっと出の広川が市長に当選しちゃう程度の市、せま(^_^;)。その割りに市役所が豪華。どんな町や。そしてまあ大騒ぎ!後藤の死因が放射性物質?!放射性物質って体内入ったらやばいとかそういう毒?だっけ?待て、待て、待って。別に原作でも、あれは即死毒じゃなかったような。パラサイト達がパニックになったから、統率が乱れて、ミギーが逃げるついでに母体破壊したのが、敗北の原因。あそこで落ち着いて対処したら、例えば人体部分を交換したら生き延びたんじゃないの。(例えば目の前のシンイチに)それくらいの時間はあったはず。毒そのもので死んだのではないのだよ、ワトソン君。どっちみち、放射線物質で納得はできないけどな!なーんて致命的な抜けがあるのに、なんでか嫌いになれないなー。ハリウッド映画って、こんなもんでない?映画のウソってやつ。車の上に後藤がっ!ていう、ターミネーター2オマージュ?やり出してから、なんか許せる気になったんだよねー。原作そのまま映像化するんじゃなく、ちょうどいいからオレのやりたいことやっちゃうぜ!ってノリがさー。(ターミネーター2ってのが、そも「寄生獣」オマージュだから、逆輸入っぽくて面白い)パンフレット見たら、監督さん、自分でCGかいてたって。ええっ?!そっち?元々CG屋さんのようです。グロ後藤の原案イラストが妙に上手い。なんかあたしゃ勘違いしてたよ。特撮屋さんなんだよ、グロ好き、アクション好きなんだよ。たまたま合成技術の腕を買われて「三丁目の夕日」なんて撮っちゃったから、感動させ屋さんみたいになっちゃったけど。だから感動シーンは映画作りの言い訳みたいなもんで、ぎこちないの。セリフで説明したり、音楽バーンだったり(^_^;)。グロ好き、アクション好き、ターミネーターやりたいって趣味全開ではしゃいじゃった印象。悪くないよー。こっち側だよ〜。映画冒頭のシンイチが妙にかっこつけて、目が座ってて、「闇に紛れてパラサイトを狩る!」みたいな、ヒーローものになってたのね。そういうのやりたかったんかなーって。最初は巻き込まれただけなんだけど、母を殺されて復讐し、更にパラサイト全体を憎み、皆殺しだーっと戦いに明け暮れ(まあ映画中で倒したのは一体だけどさー)、敵幹部の返り討ちがあったり、とセオリー通りに進行してる。染谷将太のキモさ(^_^;)がうまくハマったと思う。そっから、パラサイトを殲滅するのはシンイチじゃなく自衛隊?だったり、シンイチの憎しみが昇華されちゃったり、なかなか一筋縄ではいかないのが、「寄生獣」なんだけどさー。マンガ、アニメの実写版映画っていろいろありますが、改変しすぎてわけわかんなくなったり、二次元をそのまま持って来ようとしてコスプレ大会になったり、となんだかなーな作品が多いような印象。(いやそんな映画いっぱい見てないし、よくは知らんよ、えらそうに言ってごめんけど)この「寄生獣」「寄生獣 完結編」に関しては、コスプレというほどキャラは似せず、ストーリーも原作まんまではないけど大筋は変えず、改変はあくまでわかりやすくするため、更に監督のやりたいことも盛り込んで、観客にエモーショナルな訴える映像も作りつつ…、そう、なんというか、「お仕事」で監督してるんじゃなくて、ほんとに好きで、自分のやりたいことがあって監督してるんだなーと感じたの。作品に対して真面目って感じ。だから、ツッコミ所ありながらも、私にとっては楽しめたというか、見てよかったなって思える映画でした。まだまだ語りたいので、続く。関連項目【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その2/この改変がよかった 【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その3/「子」の話【ネタバレ】「寄生獣 完結編」の感想その4/思い出した話 【ネタバレ】映画「寄生獣」見た! 【ネタバレ】「寄生獣」雑感 【ネタバレ】「寄生獣」雑感その2 山崎貴監督関連【ネタバレ】映画「永遠の0」感想
2015.05.17
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「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」見ました。ごめんなさい、「ドライブ」は最初の二、三話見たくらい…。ムービー大戦も卒業かなって思ってたんだけど、「ブレイド」組が出るって言うでないですか!たっくんも!ちょっと観たいかなー、どうしようかなー、子ども誘ったら、もう興味ないって言うし!で、結局公開ギリギリに一人で観に行きました。以下ネタバレ。【送料無料】 仮面ライダー / スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号 コレクターズパック 【DVD】 もうね、この映画好きな人やミッチーファンには申し訳ないけど、ひどかったです。あまりに脚本が行き当たりばったりで、筋が通らなくて、最後まで見ても全くスッキリしなかった。ライダーの中の人顔見せ、最大の見せ場のカーレース、時間改変もののSF要素、ラストの共闘、巨大バトル、それぞれが繋がってないよー。唐突だよー。ライダーのカーレース(車とバイク混合レースって何ていうの?)はよかったけどさー。ベンハーみたいな妨害工作ありっていうか、バトルしながらのレースって燃えるよね!ウィザードが魔法使うとか、それぞれのライダーの見所あった。モニターしてる一般人が、勇気を出して(ショッカーに言論統制されてるのに)、ドライブの応援する姿は胸熱。お祭り映画とか、大集合映画って、ストーリーあんまなくて、「お祭り感」だけで乗り切るってありがちだけどさ。「プリキュアオールスターデラックス」とか「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」とか「フィニアスとファーブ/ザ•ムービー」とかも強引なところあるけどさー。アニメだとギャグにできるからいいのかなー。でもこうなんというか、あまりに芯がないというか、カタルシスがないというか。ミッチー演じる仮面ライダー3号さんがねー、なんかフラフラしてるというか、なんなんやお前って言う。敵かなー?味方かなー?で引っ張って、やっぱり敵だったー!けど、味方になったー?!どっちやねん!洗脳されてたわけでも、騙されてたわけでもない、ましてや悪いフリをしてたわけでもない、というキャラがしれっと正義側になるってどうなんよ。1号と2号を倒した(ガチで殺してしまった)ことを後悔してるけど、ここまでいったらショッカーライダーとして悪役徹するしかないから、正義のライダー側のフリしてスパイ活動してるけど、ほんとはそんな状況に納得してる訳ではない。で、負けたら終わりだってのがアイデンティティになってるところを「ドライブ」の進ノ介に負けたから改心するって。?そこ?普通さー、子どもとか一般人が虐げられてて、思わず助けるために裏切るとかさ、そんなんじゃないの、正義の味方ってさ。ただのめんどくさい人っぽくて、最後の共闘も応援しにくかったよ。でも盛り上がらないのは、ミッチーのせいだけでもなくて、ショッカー側に芯になる悪役がいないせいだとも思うのね。一応、高田延彦が敵幹部なんだけど、影薄い。敵に中心になる「顔」がない。怪人も再生怪人ばかりでモブっぽい扱い。(映画オリジナルってチーターカタツムリくらい?)わっるーい敵をぶちのめすのがヒーローもののカタルシスじゃん。ショッカー側ラスボスは「概念」ていうか、初代首領の「記憶」なんだそうで、うーん、思い入れないや(^_^;)。初代仮面ライダー見てた人には感慨あるかもしんないけどさー。てな訳で、敵側の「顔」の役割もミッチーがしてたから、なんだかグダグダしちゃったんかなー。いっそディケイドのツカサくらいノリノリで悪役してくれたら、それはそれでええと思うんだけどなー。(夏映画でもスーパーヒーロー大戦でも敵ボスノリノリだったやん)それから、ライダーの中の人の顔出しが多かったので、紹介。仮面ライダーブラックの倉田てつを、渋い。かなり渋い、顔のシワが深すぎ。演技も重い! グググ、ギギギ、って感じ(^_^;)。途中で死んだかと思ったら、説明なく復活して、RXになったー!太陽にあぶられてきたんかなー(^_^;)。そして仮面ライダーゼロノスのユートこと中村優一 !かわんね〜、顔ツルツル〜。演技がいまいちなとこもかわんね〜(^_^;)。でもこのフレッシュさをいまだに維持してるのが、すごい!なんか知らんが出番多かった。一応、時間改変ものなんで、時間ものの「電王組」から参戦したんでしょう。デネブとのイチャイチャもあり!ほんで、ブレイド組は、なんと顔出しは仮面ライダーギャレンのダディアナさんこと天野浩成だけで、ケンジャキと蜘蛛の人は声だけだってよ。なーんだ。ほんでダディの中の人ってば、「フォーゼ」で敵幹部で、改心して主人公側に寝返ったと見せかけて、やっぱり騙しただけっていう役だったからさー、嫌な予感してたら、マジ、騙してた!ショッカー側でしたよ。えーと、そもそも時間改変ものでして、タイムマシンというか過去に干渉できるマシン的なもので、過去の仮面ライダー1号と2号を殺しちゃったので、現在はショッカーが支配する世界に改変されてると。(ぶっちゃけ「レッツゴー仮面ライダー」と設定まるかぶり(^_^;))ほとんどの仮面ライダーは洗脳されてショッカーライダーになってる、という設定。洗脳というのがどのレベルかわからんけど、自発的に正義の心に目覚めたライダーもいるから、出会うライダーが敵か味方かすぐには判断できない。ややこしい!ライダーバトルばっかりだけど、どっち応援していいかぱっと見わからん!で、ダディですが、実はショッカー側ってやってから、後半しれっと味方になりましたよ。なんだっだんでしょう!(ー ー;)「橘さんだからしょうがない」っていうネタがあるんですが、まんまですわー(^_^;)。仮面ライダーファイズのたっくん(半田健人)は、味方ライダーだけど、ちょい役でした。残念。でも、ファイズとしては加速装置系のライダーとタイマンして活躍してた。アクセルフォームのお約束だね!仮面ライダードライブと仮面ライダーマッハは普通に活躍してました。ドライブの推理シーンもあり!(お約束よね?)どうしても納得いかないのが、世界改変されたのにベルトさんが存在すること。あの人(?)は元人間じゃなかったっけ?ロイミュードがいなかったらベルトにならないんじゃあ…(こまけえこたあいいんだよ!)そんなこと言ったらブラックだってゼロノスだってファイズだって、歴史が変わったら存在しないじゃん!「電王」オーナーが言うにいわく、「時間とは記憶」なのでどうちゃらこうちゃら…(こまけえこたあいいんだよ!)そんなこんなで文句ばっかりですが、そこに追い打ちをかけるように、「仮面ライダーマッハ死亡!」でそのまま映画終わった!はあ?どうやらネットムービーで後日談があって?そこで生き返る?ん?ネットムービーって小さいお友達困るやん。でも気になるしーってちょっと調べたらアアタ!海堂さんが出るだとう!ファイズメインだとう!うわあん、気になるではないか!釣られてやるう!東映もアコギな商売しまんなあ。思わず興奮しましたが、ユートとたっくんはネット配信のスピンオフの方で活躍するそうです。マッハもなんとかなるみたい。このスピンオフの評判がよいので、見てみたい!なんか急に全てが許せる気がしてきた(^_^;)。関連項目【ネタバレ】仮面ライダー映画「ウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム」 【ネタバレ】「劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land」【ネタバレ】「仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦」【ネタバレ】「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat. スーパー戦隊」
2015.05.12
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「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」映画館で見たんだけど。 映画「妖怪ウォッチ」誕生の秘密だニャン!スペシャルプライス版 [ 戸松 遥 ] とにかくすっげー混んでた!そもそも、「フユニャンメダル付き前売り券」が買えなかった時点で、なんだかなーだったのよ。ほんで座席予約しようとしたら、公開3日目でも朝7時台と夜24時台しか空いてないという理不尽!しゃあなしに7時台で予約して、無事に「ダークニャンメダル」ゲットできましたけどね。(妖怪ウォッチポップコーンは買えませんでした)ゲーム自体も、「元祖」「本家」と来てプラスαの「真打」が発売したばかり。「真打」の内容は映画連動。前売り券と入場特典にレアメダル!アニメは本放送に加えて、再放送が週2回!で週3回!子ども情報番組でもジバニャンやらケータ君やら本人出て宣伝しまくり〜。「コロコロ」では映画の漫画版が掲載中!とステマならぬ、思いっきりオープンマーケティングで宣伝しまくりーの、あおりまくりーの!そりゃ行きたいよねー。なんかムカつくけど(^_^;)。ここは素直に踊らせられましょうか。(これは砂男とワカメ君の仕業)映画の内容自体は、可もなく不可もなくってところ(^_^;)(エラそうに)。子どもには受けてた。お祭り感はあったな。ギャグも多めで楽しかったし、映画ならではなスペクタクル〜な映像もあった。でもまあなんというか、雑。話が雑、強引。えっ、そうなの? それでいいの? いいんだ…。て感じです(^_^;)。ポケモンというより、ドラえもんというより、プリキュアオールスターズって感じです(^_^;)。わかるかなあ(^_^;)。ネタバレなしで言えることはこんくらいです。以下ネタバレ改行。あんまり書くことないんだけど(^_^;)。「友だちは助け合う」みたいな、「ヒーローとは一歩踏み出せる勇気」みたいな、「困ったときは人に頼ってもいいんだよ」みたいな、テーマがあったよ。一応子ども映画のアリバイとしてか?(^_^;)。ギャグ多めで、サクサク話が進む進む。もうテレビでやたら宣伝してるしゲームも同じストーリーだしマンガにも描いてるし、もうみんな知ってる前提であえて丁寧に説明はしないのかなって思った。フユニャンがイケボってだけで強引なの許されてる(^_^;)。言ってることかなり無茶苦茶なんですけど。ただイケならぬ、ただイケボ?(^_^;)。ケータ過去に連れて来る、ケーゾーの隠れ家に泊まらせる、少年ビートってガッツ仮面に助けられたから仲間になったでしょ? ケーゾーもケータを助けたよね? だから仲間!ん?理屈通ってる?(^_^;)ゲームしてなくてアニメ中心のファンからしたら、後半のバトル展開は新鮮というか違和感(^_^;)。この人(妖怪)たち真面目に戦うんだー、へーって感じ。コマさんさえ技繰り出してたし!知ってる妖怪が活躍すると嬉しいよね!そこらへんがプリキュアオールスターズ的。ただなあ、友だち妖怪ちょっと少なくない?ケータの友だちもっといたような。なんか画面に空白あって寂しかった。ここらへんテレビとの調整不足か?ホノボーノがいるのにドンヨリーヌがいない、コマさんがいるのにコマじろうがいない。そのくせジバニャンとブシニャンが同時に存在?そもそも、妖怪ウォッチって時間を超越して召喚できるんかなあ。(こまけえこたぁいいんだよ!)イケメン犬のメロメロが効いたのはよかったね!俺に友だち作る資格ねえってスネてたケーゾーが、一歩を踏み出せて、心を開いたら妖怪が集まってくれて、妖怪ウォッチ作る気になったら、ケータの妖怪ウォッチが復活した! 感動!なかなかええ話なんだけどさ。(つまり妖怪ウォッチゼロ式を実際に作らなくても作る気になっただけで未来が変わったというSF展開なんですよ、うふふ)そこまではわかるけど。なんでケーゾーの手に妖怪ウォッチゼロ式が出現するの?全く理屈がわからんし。しかも古典メダルまで出てきたがっ?!(こまけえこたぁいいんだよ!)ええと、そもそもタイムパラドックス的な問題はどうなるん?フユニャンが二人存在する時間軸ができちゃう?(これはアニメでジバニャンやウィスパーがタイムスリップした時は、意識だけ過去に戻っていたので大丈夫だとうちの子が申してます。じゃあ過去に存在しないケータとかはなんでタイムスリップできるの? ウィスパーは封印されてるんじゃないの?)(こまけえこたぁいいんだよ!)前から気になってたんだけど、「金さん」「銀さん」ネタって許されるのかね?一般人なのに、ネタに使っていいの?しかもがっつり悪役だし。(某○まもんみたいに一瞬だけ出てくる出落ちネタキャラならまだしも、がっつり話に絡むし)遺族に怒られないんか!?ウバウネのかわいそうな過去が明かされたのに、そのままスルーされて普通に倒しちゃったの、びっくり。救済しないなら、そんな話題振るなよー。ダークニャンとブチニャンの板野サーカス!うーん、とってつけた感(^_^;)。100万に分裂したウバウネをどうやって倒すのかで、100万倍肉球で倒すという力技はよかった。「やられたらやり返す」って「半沢直樹」かよ! 今更かよ!おじいちゃん妖怪になったの?なんかええ話っぽいけど、普通の映画ならええ話で終わるんだけどさー。妖怪になっちゃったら、友だちになってレアメダル発売でなんか商売絡んでややこしそう(^_^;)。前半で、ケータ達をデカニャンの蔵に導いたのは、妖怪になったおじいちゃんなんだよね?なんかここにもタイムパラドックスがありそうな、、、。(こまけえこたぁいいんだよ!)うちの子がガッツ仮面のポーズを気に入ってずっとしてる。こういう子どもの心をつかむフリはうまいよなあ。ねじれてはないけど、全体的に雑な話でした。そうだなあ、友だち妖怪大集合の図がもっとスペクタクル感があったら(「ぽんぽこ」ほどとは言わないけど)、他の荒さは許せたかなあ。惜しかった、残念。正直言って、映画館で見るほどではなかったね(^_^;)。うちの子はDVD買って〜って言ってますけど。----追記(関連項目を追加しました)----関連項目手芸:妖怪ウォッチのアップリケ妖怪ウォッチは下品な○○○
2014.12.26
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見てしまいました! 寄生獣 [ 染谷将太 ] いやー、ほんとに最新映画なんて滅多に見ないんですよ、普段は。 なんか縁があって見てしまいました実写版「寄生獣」。 原作はもちろん読んでて、でもあまりに昔なんでもう手元にない。 その状態で、アニメが始まって、このうろ覚えでストーリーを追うのがすっげー面白い(*^_^*)。 あったあったこんな人、次なんだっけ、そうそうこんな展開、的な感覚がよいんですよ。 今更ながら、よくできた話! 主人公の行動とか、話の流れとか、無理なくて、事件がたたみかけて来て、すごい盛り上がる。 よくできてるわー。 で、アニメで盛り上がってるところに満を持して実写版ですわ。 ネタバレしない範囲で感想言うと、ま、面白いっちゃ面白いかな、平均点かなってとこです(^_^;)(えらそう)。 ぶっちゃけ改変多し! なので、原作ファンで今から映画見るって人は、ネタバレ知らない方がいいと思うので、気をつけてね。 原作ファンじゃなくて、この映画が初「寄生獣」って人は、、、うーん意味わかるんかなあ? とにかく以下ネタバレ改行。 (アニメのこともちょっとは言ってます) あまりまとまった感想もないので、箇条書きに感じたことを書いていきます。 【まずは原作との改変点】 ○主人公の新一は両親健在 └→母子家庭。 えっ、お父さんリストラされちゃった! 確かに話の流れにはいらんちゃいらんわなあ。 ○新一は普通の高校生で帰宅部 └→ヘタレで美術部 なんかアニメでもそうなんだけど、過剰に新一はヘタレでした描写があって、ちょっと辟易。 原作の新一はそこまでヘタレじゃないと思うぞ。 後の合体新一の描写を際立たせるためなんだろうけどさ。 ついでに村野里美も美術部で、島田にテレピン油だかベンジンだかかけるのも里美、そこらへんの伏線になってるのは、ちょっと上手いと思った。 ○新一が最初に会うパラサイトは犬パラサイト └→犬パラサイトではなく、いきなり人食いパラサイトに出会う。 はなしはえ〜(^_^;)。 ○パラサイトのAが学校襲撃、交通事故パラサイトが母親に寄生 └→Aは学校襲撃せず、魚市場で新一と対決の後、母親に寄生 なんと! Aが母親寄生役やっちゃった! 学校襲撃は島田とかぶるから、そこは外したんだろうな。 ほんで交通事故パラサイトのキャラと設定が合体しちゃった。 性別違う人間に乗り換えることは、できない(難しい)んじゃないの? ○ジョーと宇田さん └→いない このようにですね、かなりリストラして、キャラとエピソードを最低限にしてるようです。 展開はかなり駆け足です。 あと細かいことを言えば、パラサイトの卵(?)は空から降ってきたんじゃなくて、海から来た(イカちゃんだ!)とか、島田を倒すのは石じゃなくて、ミギー弓と鉄パイプの矢だった(まどマギだ!)とか。 【次に気になった点】 ○新一が一回死んだのにぽちゃっとしてる。 これ、一番気になった。 合体新一は、やっぱシュッとせんとあかんでしょ(^_^;)。 合体前の新一がぽちゃっとしてるのは、まあ話の流れからいってそこまで無理ではないけど、大量出血、二日飲まず食わず、AND、パラサイトと合体した新ちゃんは、引き締まってブルースリーみたいな体にならんとあかんのちゃう?(^_^;)。 全然、合体感(?)がないよ。 前髪がちょっと横分けになっただけだよ。 しかも体が変わったんだよって描写があんまされてないまま、いきなりアクションシーン突入で、今は強いんだよーってやっても意味わからんやろ。 ここ説得力なかったー。 役者もっと体作れや! Xメンのヒュー•ジャックマンぐらいがんばれ! それこそ特撮でもCGでもいいから! で、最後、次回予告的に後藤役の浅野忠信がちらっと映るんだけど、ちょっとぽちゃっとしてるのよ!(−_−#) いや、脱いだらすごいんかもしれんけど、どうなんだ? 後藤は引き締まってないとあかんやろー、もし出来上がってなかったら、怒るでー(−_−#) ○急にBGMうるさくなる。 なんか「ここ感動するとこですよ!」って急にBGMうるさくなる、あからさま過ぎ(^_^;)。 もっとさりげなくできないのか? ○原作から設定変えてるくせに、後半はしょり過ぎて、原作読んでないとわからん描写が多い。 前述の「新一は合体して強くなったんだよ」が、原作読んでない人に伝わるかなあ。 そもそも、心臓つぶされた新一が死ななかった訳、わかるかなあ。 パラサイトは髪の毛抜くと正体ばれる、とかさ、原作読んでない人は何でかわかりまっか? いやこれ、原作でもはっきり名言してなかった気がするんだけど、パラサイトって群体生物(?)でさー、細胞一個一個に微弱な思考機能と擬態機能があって、ある程度固まりになって意思統一してるっていうか、バラバラになっても死ぬ訳ではない、けど血液から栄養がもらえないとすぐ死ぬ。 だから髪の毛も群体の一部が人間の髪に擬態しているだけで、抜くとその部分が死ぬ。 死ぬ時に擬態が解けてウネウネ動いてパラサイトの本性が出る、と。 で、島田が暴走したのは、テレピン油だかベンジンだかで、群体の統制が取れなくなって、擬態の人間顔モードに戻れなくなったってことなんだけど、初見さんにわかるんかなあ。 反射的に動くものを攻撃してるだけで、既に理性はない。 ある程度群体が集まらないと理性というか知性というか、個が保てない、みたいな。 まあそんないろんな設定がですね、駆け足な展開でどんどん話が進んで、初見さんはついていけないんじゃない? 「この種を食い殺せ」だって最後の最後に出たし。 今更かよ。 原作読んでるからわかるけどさー。 視聴者は原作読んでる前提で話が進み、そのくせ原作から改変点多いってどうなんよー。 ○母の愛が奇跡を呼んだ的な… 先ほど書いたようにジョー組がいない、ということは、お母ちゃんパラサイトを誰が倒すのかっていうと、新一がタイマンするんですよ。 それはまあええでしょう。 母の仇を自分でうつ! 燃えるよね! で、バトル中にパラサイトがお母さんのフリをして、新一を油断させるんですよ。 それも、アリ、でしょう。 敵が姑息な手段を使う、まどわされるのは新一の母を思う愛ってゆうか人間的感情。 アリでしょう。 パラサイトの悪さも際立つし。 で、一瞬の油断をついて、パラサイトが新一を攻撃するけど、間一髪で当たらなかった!? え?! なぜなら! お母さんの手が、 火傷のある手が、 勝手に動いて、パラサイトの攻撃の軌道を変えてた! ええええっ?! これアリですか〜(^_^;)。 ほんでなんか感動しろ的なBGMがガガーんとうるさく鳴り響いたんだけどさー。 ごめんけど、全く乗れませんでした。 そういう「母の愛が奇跡起こした」的な展開は「寄生獣」にはいらないと思う。 そういう世界観じゃないでしょう。 パンフレットに「裏テーマとして『母親とは何か』があって云々」と書いてたんだけど、確かに映画中にそういう「母」は特別って描写がちょくちょくあって、なんか原作を掘り下げたかったんかなって思うんだがよ、個人的には全く乗れなかったねー。 お涙ちょうだいいらねー(^_^;)。 【あとよかった点も】 ○日本舞台でよかったー。 これハリウッドが製作権買っちゃって、うっかりハリウッド映画になるとこやったんよー。 なんかあちらさんがモタモタしてるうちに時効で権利消失しちゃって日本の映画会社が製作できたんだって。 そりゃハリウッドの資本で映画作ったら映像のクオリティは高かったろうけど、でも多分コレジャナイ感になったんちゃう。 この平和ボケした日本、この日本にパラサイトが来る、日常に非日常が来る、これが「寄生獣」だ! そのありきたりな平和の日常を壊す展開、よかったよ! 日本舞台でよかったー。 どこかで見たような場所、家の近所で起こったような感覚、これがいいよね。 ○お母ちゃんがよかった お母ちゃんのモサっとした「オカン」感、よかったよー。 これこそぽちゃっとして、ちょいダサで、もうまさしく「日常」「平和」の象徴。 これあの子の好物なのよねー、ってメンチカツ買ってウザがられる、とかね。 で、その「日常」が破壊される! その落差! この役者さんはよかった。 (どうもアニメのお母さんのキャラデザがキレイ過ぎーの声もかわいーので、ちっとも高校生の息子いる感じじゃなかったんで。) ○島田がよかった 島田の役者さんが意味なくイケメン、意味なく長身。 固い笑顔キャラ。 作り物っぽさ、嘘くささがよかった。 原作の三木っぽいかな。 お母ちゃんと島田の描写は、原作ともアニメとも違うんだけど、これはいい改変と思う。 映画的にわかりやすくなった。 役者さんはみんなよかった。 大根はいなかった。 新一の人も、びびったり号泣したりする演技はよかった。 なかなかグッときた。 アクションも頑張ってた。 ○CGと特撮がよかった。 CGのクオリティ高くて、よく馴染んでた。 むしろ特撮っぽく見えたんだけど、模型も作ったんかなあ。 アクションとの連動もよくて、特に島田戦はマジびびった! いわゆる「切り株」がよくできてたんで、そっち好きの人には好評でしょう。 【最後に、ええような、あかんような、これはこれで、アリっかなって点】 ○ミギーがいい人そう。 もう、阿部サダヲの声が優しすぎるんよー。 このミギー絶対人殺さないわーって感じ。 アニメの平野綾ミギーは、原作のミギーっぽい。 感情なくて虫っぽい、ところからのー成長してデレが来るって感じ(^_^;)。 阿部サダヲミギーは、最初からデレ。 パラサイトから「こっちにのりうつりなよー」って言われて、平野ミギーは素で損得を計算してそう。 サダヲミギーは「どどどうしよう、こまっちゃったな?」って戸惑ってる感じ。 動きもモーションキャプチャーなせいかコミカルというか、人っぽい? 虫っぽさがない。 原作と違うっちゃ違うんだけど、確かにカワイイ。 カワイイ方が今後いろいろいいんでしょう。 なんか新一の方がカッカしてるんで。 ○なんかデビルマンみたいになってる 最後、新一が「パラサイトは全員ぶっ殺す、それが俺の使命」的なこと言ってて、カッカしてた。 デビルマンかよ! 悪魔と合体して悪魔の力で悪魔を倒すってアアタ。 原作の新一は巻き込まれてる感じなのに、映画の新一は自分からもっと動くのか? カッカしてるのは、前編のラストとしては盛り上がっていいんじゃないでしょうか。 てな感じで、プラスマイナスゼロで、飲み込めないところもあるけど、映像は綺麗し平均点はクリアしてるし、そこそこ面白かったかなあ。 話題性はあるんで、見て損はないかなって感じです。 なんか長々書いた割にまとまった意見がなくて申し訳ないっす。 というのは、CMのサダヲミギーのコレジャナイ感がきつくって、本編見る前はこりゃ叩いちゃろうって魂胆だったんだけど、実際見てみたら、これはこれでアリかなあとなって、鉾先が空回り(?)。 原作もアニメもやっぱ「絵」だから、どんなにグロ描写でもなんとなくキレイにおさまってるんよ。 でも、その内容を本気で実写でやったら、かなりグロいし、鬱。 切り株のー、大量出血のー、人死にまくりーのー。 直接描写がなくても精神的にきついよ。 序盤の、パパがパラサイトになっちゃった家に子どもが帰ってくるシーンとかさ、もう残酷過ぎるやん。 映画の新一は、お父ちゃんもいないし、ジョー組もいないし、孤独すぎやん。 もうなんか殺伐すぎやん。 見てるのがしんどくなって来るんよー。 そのなかで、サダヲミギーは悪い人(?)じゃない雰囲気、最後まで味方になってくれそう、なんだかんだ言って新一の言うこと聞いてくれるし。 そういうホッとするキャラいないと、こっちがまいっちゃうからねー。 救いが欲しいのよ。 でまあサダヲミギーが許せるなら、映画全体もまあいいかなって、そんな感じになりました。
2014.12.02
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【ブルーレイ+DVD】アナと雪の女王 MovieNEX (初回限定仕様) えー、中二病といいますか、あまのじゃくと言いますか、世間で流行ってるものなんて別に興味ないよって、ポジションなんです(^_^;)。 しかも今回テレビのステマがしつこいでないですか。 どのチャンネルでも「ありの〜ままの〜」で、もうウンザリ。 わざわざ見ることはないだろなあと思ってました。 そしたら、恐ろしきはディズニー(^_^;)。 DVD発売と同時に、女子の家にはもれなく「アナ雪」標準装備ですわ。 遊びに行ったら「アナ雪」かかってるのがデフォ! ついにはお泊まりに来た子がDVD持ってきた! わたし狙われてる(^_^;)! 負けたよ(^_^;)。 もうここまで来たら観念して見るしかなかったよ。 以下ネタバレ。 最初に男声合唱が流れて、「おお!」と思った。 北欧の話らしい。 いい趣味だねい。 男声合唱が流れたら=舞台は寒い国って、世界的認識だったんだね。 まあ歌以前に、雪景色の中で氷切っとったけどさ。 ほんで話始まったら、あれよあれよで展開はやっ! よそ見してたら両親亡くなってたし、もう家出したし、なんかソリで狼チェイスしとるし。 描写を飛ばしてません? 子どもは飽きなくていいかもしんないけど。 お姉ちゃんが家出→「ありの〜ままの〜」→山に引きこもり、の流れがなんか不自然、と思ったんだけど、ネットでいろいろ調べると、どうやら日本語の歌詞のせいらしいです。 日本語だと、自己肯定というか、ポジティブな歌に聞こえるでないですか。 なんで急に自信満々になるんか、不自然と思ってました。 自分の能力のせいで人に疎まれ、追い出され…、外は吹雪…、ひとりぼっち…、浮上する要因ゼロでないですか。 あの状況で自分を好きになれないっすよ。 しかも吹っ切れたって言う割に、やってることはただの引きこもり。 この流れが唐突でブツ切り感満載。 と、思ったら、英語の歌詞に「ありのままでいい」なんてニュアンスはないんだそうです。 ネットの受け売りですが、英語の歌詞を直約してくれてる人がいて、それによると、まあネガティブ!(^_^;) もうしょうがない、なるようにな〜れ、で、ヤケになったって歌詞みたい。 問題投げ出しちゃった〜(^_^;)。 そんなええ話じゃないのよ、曲は盛り上がるけどさ。 だから嫌になって引きこもっちゃったっていう流れは、そこまで不自然じゃない。 と言い切っていいほどでもないけど(^_^;)。 姉妹モノとしてよくできてるなあと思う。 エルサの長女っぷり、アナの次女っぷりは、トトロのサツキとメイに並ぶね。 エルサは真面目だし責任感強い、石橋を叩き過ぎて結局渡れないタイプ。 アナは意味なくテンション高い(^_^;)、危ない薬でもやってるの?(^_^;)(メイちゃんもだけど)。 リアルだわ〜。 なんで仲良いんだろうね(^_^;)。 エルサはアナのこと嫌いになってもおかしくないんでない? 自分が真面目に頑張ってるとき、能天気なアナ見たらイラっとするんじゃね(^_^;)。 アナはアナで、たいして歳も違わないのに、偉そうに口うるさいお姉ちゃんなんかウザいだろう。 エルサは自分の能力のせいでアナを殺しかけたっていう、負い目があるからなあ、ガマンしちゃうんかなあ。 それだって、言うこときかないで無茶したアナの自業自得なのに。 多分、姉にとって、妹が無邪気であることは、両親が生きてたころの、幸せの頃の象徴なんさ。 だから、口ではいろいろ言ってても、妹がバカやってる方がホッとするんだな。 自分の(魔法の)ことで頭がいっぱいだっただけかもしらんが。 そうやって姉と世間にスポイルされたアナが成長する成長物語なんだ。 クライマックスで、アナの呪いを、王子でもなく、クリストフでもなく、エルサが解いたっぽいのは、意外性を狙い過ぎた製作者のドヤ顔がチラチラして感動できないよ(^_^;)。 意外でしょ、ビックリしたでしょ、ドヤァって(^_^;)。 でも、これもまたネットで調べたら、アナの呪いを解いたのはエルサじゃないそうです。 てっきりエルサが涙流して奇跡起きた的な流れかと思ったら。 アナの呪いを解いたのはアナ自身だそうで。 自分の身をかえりみずエルサを助けようとした、アナの中に真実の愛が芽生えた、だから呪いは解けた! これ公式見解。 予想より更に意外だったよ! これはすごいことですよ! 呪いは自分で解けるんでっせ! 今までの呪い系の映画どうなんの? ディズニーにおいて革新的というか、コペルニクス的展開というか、ご都合主義というか(^_^;)。 せっかくすごいことしてるのに、一見わからなかったのは残念でした。 あとさー、どうしてもハンクラやってる者として気になるんだけど、エルサがさー、手袋とか、マントとか、ティアラとか、投げ捨てちゃうじゃん。 あれがどうしても許せなくてさー。 あの時代、絹?、なめらかな毛皮?、子アザラシとか? とにかく生地が貴重、当然手縫い、レースとか刺繍とかの装飾も手縫い。 一つ作るのも気が遠くなる〜手間が〜。 女王の装いのために、どれだけの人材がどれだけの時間をかけて作ったのか、それ考えたらポイポイ捨てれないよー。 なんつーことしてくれるんや。 ハンクラ的観点からじゃなくたって、王家のティアラとなったら、ついてる宝石は本物でしょ? 何千万、ひょっとして億いってんじゃないのん? しかもそれアアタ国民の血税から成り立ってるんでしょ。 伝統の重みもあるでしょ。 ご先祖様からいただいた、大切な王冠。 親の形見にもなるのか? 真面目なエルサがよく投げ捨てたな。 あれを、ぼーいってした時点で、エルサはヴィランになるのが普通っていうか自然な流れじゃない? 王家を捨てたんだよ! いやまあ追い出されたのはかわいそうだけども。 なんで、いい人っぽいままだったん? もっと世の中を憎むんじゃない?っていうか、そこまで思ったから、王家のもの捨てたんじゃないの? それに、よく言われるけど、王子、途中でキャラ変わり過ぎじゃない? なんてことを考えると、「ねじれてる」なあと思うのです。 まるで某ポケ○ン映画のように、ストーリーが「ねじれてる」。 いろいろ詰め込もうとして、無理が出てるよ。 確かに、CGはきれいし、歌はいいけど、ストーリーがいまいちかなあ。 なーんて書いてるうちに、ハロウィンが来て、何でアナ雪がうけてるかやっとわかりましたわ! 要するに「服」じゃない?! ファッションというか、コスプレしたくなるかどうか、でないですかい? ディズニープリンセスっていうブランド?を提示してみせたものの、今までのプリンセスってもうはっきり言ってモサいでないですか(^_^;)。 ディズニーランドで公式のコスプレ(子ども用)があるけどさー、着せたいって思えるのないわー(^_^;)。 ディズニー映画って確かに映像としては古びないかもしれんけど、ファッションセンス的には時代遅れだよ、やっぱりしょうがないよ。 白雪姫のドレスのダサさ(^_^;)。 シンデレラの髪型のおばさんっぷり(^_^;)。 アリエルとか、ジャスミンとか、キャラ的にほとんどドレス着ないし。 「美女と野獣」のベルのドレスはけっこういい感じ、ダンスシーンもロマンティックだし。 でもあの人、実は庶民じゃん(^_^;)、あんまりプリンセスらしい印象ないわー。 逆にラプンツェルは生粋の王女なのにずっと庶民服だし、最後に髪切っちゃうし。 てな訳で、女の子が憧れてコスプレしたくなるような今見てもおしゃれなディズニープリンセスが今までいなかったのよ! でも、エルサとアナのドレスは、かわいい!今来てもダサくない!しかも生粋のプリンセス! 女の子にはプリンセス願望というか、キラキラしたドレス着て成り切りしたい!という一定の需要がある訳で、なんかそういうのが男に媚びてるからダメってフェミの標的になって、否定的に見られる時期があったのよ。 女の子がキラキラドレスに憧れるのは、それはそれで別問題なんよ!ってことで、 本気で現代にうけるプリンセスキャラをデザインしたのが、「アナ雪」なんじゃないかねえ。 ぶっちゃけ見た目がうけたんでないかねえってことです。 (もちろん歌もよかったけどね) 高品質! 新作!激安!アナと雪の女王風 エルサ風衣装 ▼アナと雪の女王 アナ グリーンドレス▼ (追記) (話は変わるけど) ディズニーキャラの女子コスプレで唯一許せるのはアリス! ありゃ今の子来てもかわいい! 水色のワンピースに白のエプロンドレス、頭にリボン、白靴下。 完璧! でもプリンセスじゃない!(^_^;) 残念。 どっちかっていうと、子ども自身が着たいコスプレっていうより、大人が着せたいコスプレだわな。 (追記2) 「美女と野獣」のベルのドレスは、ほんといいデザインと思うのよ。 ただ、あの話、ガチの恋愛ものだからさー、ガチの小学生は見ないかな〜。 中高生以上に受ける話と思う。 で、中高生がディズニーのコスプレするかっていうと、ちょうどそういうの恥ずかしがるころじゃん。 なんかポジションが微妙なのよねえ。 (あくまでコスプレ目線で)
2014.11.03
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アニメ映画「フィニアスとファーブ/ザ•ムービー」のDVD見たよ。 [DVD] フィニアスとファーブ/ザ・ムービー 案外古い映画なのね。DVDが我が家のヘビロテ入りしました!子どもにはとってもうけがよいです。うちの子が言うには「これは最終回だ!」だそうです。以下ネタバレ。フィニアスとファーブという発明好きな少年二人とエージェントのカモノハシ•ペリーが、悪の科学者ドゥーヘンシュマーツ博士と戦う話。荒唐無稽冒険活劇物かな、ギャグ多し。てゆうかギャグメイン? コメディ?子どもには大好評なんだけど、正直私にゃ食い足りなかった。楽しいギャグ、冒険要素満載なんだけど、あまりにテーマというかメッセージ性がないというか、カタルシスがないというか。エンターテイメントだけ楽しいだけなんだよねー。て偉そうなんだけど。テレビ放送分を見てないからかもしんない。見てたらカタルシスあったと思う。「プリキュアオールスターズ」なんてさー、初代の変身シーンがスクリーンで見れただけで感涙ですよ。全員変身したらもう号泣ですよ。もうテーマとかストーリーそっちのけですよ。それがテレビ版のファンなんですよ。そういう最終回チックなオールスターズ感のある映画でした。実際は見てないけど、多分、ここが萌えポイントだというとこ↓○今まですれ違いだったフィニアス&ファーブとドゥーヘンシュマーツ博士がついに顔を合わせた! しかも発明家同士で意気投合。○ペリーの正体がついにフィニ&ファにばれた!○ドゥーヘンシュマーツ博士がついに三つの州を制圧!(ただしパラレルワールドで)○博士の怖いロボットがよくおっさんに変形するのは、今まで登場したおっさんロボットらしい?○今までフィニ&ファの発明したマシンが大集合、大暴れ!○今までの脇役も全員登場?○キャンディスがママに言いつけようとすると事件が跡形もなく解決するという鉄板のメタネタにキャンディスが気付いて、キャンディスのおかげで解決?○なんかガールフレンドがフィニアスにキスしてた。テレビ版見てたらかゆいところに手の届くカタルシス満載で、ファンなら嬉しいシーンてんこもりなんだろうなあ、と思いながら見てた(^_^;)。乗り切れなくて残念。あとさー、ミュージカル仕立てなんだけど、邦訳のミュージカルってなんか歌詞が説明くさくて私的にはしっくりこないんだけど、これが子どもにはバカうけ!わからんもんやねえ。なんか楽しいらしい。特に、二人のドゥーヘンシュマーツ博士の歌と、夏の歌。何回も歌ってるよ。パラレルワールドのドゥーヘンシュマーツ博士がラスボスなんだけど、どうやって倒すんかと思ったら、無くした○○○を見つけてあげたら改心した、という、無血でいかにも子供向けとして正しい決着でした。そもそも博士が悪の科学者になったのは○○○を無くしたトラウマがきっかけで、そこはギャグとして表現してたから笑うとこかと思ったら、ちゃんとラストで改心につなげた、という、伏線回収うまいね!なんだかんだ言って、子どもが飽きない、ハマるってのは、目立って凄いとこはなくても、全体的にクオリティ高いんやろな。作品に対する作り手の愛を感じるよ。今度テレビ版も見てみたいと思った。----追記(関連項目を追加しました)----ディズニー映画関連【ネタバレ】「シュガーラッシュ」 【ネタバレ】「塔の上のラプンツェル」【ネタバレ】「アナと雪の女王」
2014.10.07
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なんかブログ内では映画の感想が多いんですが、実は!普段はめったに映画を見ません!(^_^;)映画って高いしー、拘束時間長いしー。レンタルもそんな借りる方じゃないなあ。なんしか時間かかることができなくなってるんですわ。おばさん化ですな。子ども絡みとか、たまたまDVDを手に入れた、付き合い、テレビでやってた、そんな棚ぼた的チャンスでもないと映画見ないんです。あんまり映画愛高くないんです。なんか映画ファンみたいなフリしててスンマセンm(_ _)m。そんな私の楽しみは、映画ブログを読んで映画見た気になること!(^_^;)オチまでネタバレしてくれてるとありがたい。世の中にはいい人がいるもんで〜、映画のキャストからストーリーからオチから詳しく教えてくれてとっても助かります。なんか、私、割とサイテーか?(^_^;)まあとにかく、ただ映画を紹介するだけじゃなくて、読んでて面白いブログが好きです。ほんとに映画観に行った気分になれて、更にためになるというか、単純に文章が面白いとか、映画に対する愛を感じてこちらまでホッコリするというか、世の中にはそんなブログがあるんですよ!しかもただで読めるんです!ありがたい世の中だわー、インターネッツ様々です。前置き長かったけど、自分がよく見に行く映画ブログを紹介します。有名ところばっかり、ヤフー検索で上位ばっかりなんで、私が紹介するまでもないんですが、世の中には知らない人もいるかもしれんので、ってことで…。《超定番ブログ》○カゲヒナタのレビューもうここは定番。ググってもトップに出るし。レビュー出るのが早いの、ほんでジャンルも広いの。話題作ほとんど見てるんじゃないかしら。ちゃんとネタバレしてくれるし、説明も丁寧。ちょっとユーモアもあったり、読みやすい。とても助かるブログです。《ウンチク系ブログ》○小覇王の徒然はてな別館SF系が多いような気がするけど、他にもいろいろ見てはるよ。役者のこととか、監督のこととか詳しくて、勉強になります。なんというか、いい意味でヲタクな感じ(^_^;)で、専門用語いっぱい出てて、すごいいろんなこと知ってるなー、なのです。かと言ってかたっ苦しくはないですよ、ウンチクの中にもやっぱり映画愛みたいな熱い思いを感じます。○映画をつなげて観るブログ割と古い映画を紹介してくれてます。「つなげて観る」という名の通り、あの監督はあの作品にも絡んでた、とか、あのシーンは別の映画のアレだ、とか、なんか関連付けを教えてくれるのです。読むと賢くなった気がします(^_^;)。古典映画とか名前は知ってても内容はよく知らないんで、ここで紹介してもらうと勉強になります。《ぶっちゃけ系ブログ》文章って理屈だけだと共感できなくて、「これスキスキ!」「これキライ!」「アホちゃう」「このアホなんがいいの!」という本音があった方が面白いですよね(^_^;)。でもスキスキをあんまりやるとほんとにアホっぽいし、キライだからって攻撃的だと読む気しなくなるし、なかなか加減の難しいところ。ぶっちゃけた感想を書きつつ、あまり攻撃的にならず、誰も傷つけないかな〜ぐらいの絶妙な手加減で書いてくれてるブログです。○三角絞めでつかまえてここも超有名。ぶっちゃけてるよー、ぶっちゃけすぎて家族のこととか心配になるよ。割とジャンルは広いんだけど、特に好きなのはアクションもので「エクスペンダブルズ」が大好物なんだって。アクションつながりで特撮ものもよく見てるあたりが私的にポイント高し。この方の特徴は、感想の表現によく「バキ」のコマ絵を使うんよ。あのマンガの「バキ」(^_^;)。くだらない〜(^_^;)けどよくわかるよ、気持ちすごい伝わるよ、楽しいよ!他にも「ジョジョ」ネタとか「北斗の拳」ネタとかおっさんホイホイネタ多し! で、本人さんは謙虚でよく「俺なんかまだまだ」的なこと言うんだけど、ちゃんと真面目な考察もあるし、いつも的を射たこと言ってると思うよ。なんしか、映画を見てる量がハンパないので、敷居の低さの割りに内容はレベル高い感じです。○映画感想 FRAGILEこの方ねえ、なんか感性が独特。語り口が好き。なんやろ、精神的にぐっと来るのがいいのよっていうか、自分に正直っていうか。おじいちゃん萌えとかさー、キャラ萌え、役者萌え語りが多いかなあ。たぶん女性なんだろな、いい意味で女性らしいやさしい目線、かなあ。辛辣なことも書くんだけど、嫌みじゃない。これは私の口からはうまく説明できないんで実際に読んでください。ジャンルはSFが多いかな。○すきなものだけでいいですこの方も女性っぽい。ここの特徴は、SSというか、なり切りというか、ショートコントというか、なんか面白いことをやって映画を紹介してくれるの。SFとホラーが好きみたい。「ソウ」シリーズとかさ、「パラノーマル」シリーズとかさ、「呪怨」シリーズとかさ、もう全部は見る気しないじゃん(^_^;)。それを全部紹介してくれるから助かるわー。しかもちゃんと読んで面白いのよ。他にもシリーズ全部見てるネタ多いんよ。すごいよ、この映画に対する愛!以上です。自分が見た映画の感想があるととっても嬉しいっすね(小並感)。オススメ!
2014.09.28
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「永遠の0」考察の続きです。永遠の0 Blu-ray通常版【Blu-ray】 [ 岡田准一 ]以下ネタバレ改行。ええっと、恥ずかしながら、ここからはSSで。ストーリーに無理なく、宮部が大石を生き残らせる、というシーンを書いてみました。〜〜あの音だ。いつもならうんざりするエンジン音。だが、今日は違う。いつも通りのエンジン音を聞いて、俺は歓喜に震えた。確信はしてなかった。今、この瞬間まで、ひょっとして俺はとんでもない過ちを犯しているのではないかと、ビクビクしていた。だが、なんとかなるという妙な自信もあった。何より他に方法がなかった。俺の行動は賭だったかもしれない。しかし、俺は賭に勝った!さあ、大石に声をかけよう。さりげなく、本心を悟られないように。これで、全てうまくいく!この基地に来てから、整備の精度が日に日に落ちていた気がする。それはもう何ヶ月も特攻が成功してないという、この基地特有の閉塞感からか。それとも、これも俺に対する報復人事の一貫か。特攻反対派の俺をわざわざ特攻護衛に任務する、そもそもあきらかな嫌がらせだ。しかし、仕方ない、仕方ないんだ。練度の高いパイロットが必要なのは本当なのだから。俺はパイロットしかできないし、俺がやらなくても誰かがやらなければならない仕事だ。いやむしろ、特攻兵を教えてきた俺には、彼らの最期を見届ける責任があるのではないか。俺は上層部に睨まれ、同期にも疎まれ、整備士も言うことを聞いてはくれない。いつも、ゼロ戦のことを、ゼロ戦に乗っている瞬間のことを、生き残ることを考えてきた。だから、エンジン音を聞いたら、だいたいわかってしまう。俺の乗ってる機体は「はずれ」だ。だが、この長引いた戦局の中で、贅沢は言えない。整備士に言っても、適当に流されてしまう。違う、整備士はそこまで悪くはないのかもしれない。何故なら俺は「ハズレ」の機体でも乗れてしまうから。だから問題が表面化してないだけだ。このエンジンは多分○○○○の○○がつまりやすい、だから○○時間飛行するとエンジンがストップする。いや、ほんとのところはわからない、俺はエンジニアではないからな。でもエンジンの調子はエンジン音でだいたいわかる。調子のいい日は何事もなく飛ぶが、調子の悪い日の方が多い。しかし、エンジンの回転を○○○○にして○○を○○○すれば、飛びながら詰まりは取れる。だから、この「はずれ」の機体でも、飛行継続できなかった日はなかった。俺が乗っている間は。こういう技は、現場でパイロットからパイロットへと伝わる裏技のようなものだ。学校では教えてくれないし、俺も教えなかった。そもそも○○○○を○○○するなんて、熟練のパイロットでなければできないテクニックだ。だから、大石は知らない。エンジン自体をオーバーホールされたら、たまたまエンジンが調子のいい日だったら、俺の計画はだいなしだった。賭けだった。しかし、俺は賭けに勝った!大石がこの基地に来た時から、漠然と考えていたことだ。大石は死なせたくない。それは俺のエゴだ。生き残ってもらわないと困る。俺には約束がある。それを成就するために、どうしても大石が必要なんだ。あの時、大石に助けられた時から、もう運命は決まっていたのかもしれない。俺は間違ってるかもしれない。他人の人生を弄んでるのか。違う、約束なんだ。だって、俺が……。大石が特攻に選ばれた時、俺も思わず志願した。何故か、全てうまくいくような気がしてた。なんとかなる気がした。俺の中でずっとぐるぐる渦巻いていた思いが、固まった。もう大丈夫。そう、俺は特攻してもいいんだ。〜〜以上です。やー、恥ずかしいね!(^_^;)こんな説ができました!(b-2)宮部の乗っていた機体は元々エンジンが不調になりやすい機体だった(それが問題化しなかったのは、不調でも宮部が乗れてしまってたから)。だから、宮部はエンジンが不調になることをあらかじめ予測していた。これねー、文章もっと上手くて、ゼロ戦に詳しい人がそれっぽい専門用語使って書いてくれたら、かなり説得力あると思いません?宮部を犯罪者にしないで、(b)説を採用するなら、こうでしょ!宮部の一人称「俺」ってのが異論あるかもですが、真面目な人なんで人前では「私」だけど、心の中では「俺」という設定です。宮部って基本本心をさらさないキャラなんだけど、本当はかなり利己的というか頑固モンなんじゃないかなあ。宮部は真面目キャラ、直接軍に逆らったりはしない、と思う。映画公開時にどっかの掲示板で「そんなに嫌ならゼロ戦乗ってそのまま飛んで逃げたらええやん」って意見があったけど、そんなんできる訳ないやん。よくて軍法会議、わるけりゃその場で銃殺だよー。軍人が戦線脱走って、そりゃ人間だから逃げ出したい人もいるでしょうが、そんなヘタレはすぐ敵に見つかって撃ち殺されるか、味方に見つかって銃殺か。宮部の卑怯者•臆病者と呼ばれるファイトスタイルも、乱戦を避けているだけで戦果はあげているはず。じゃなきゃ、ほんとにただ敵機から逃げ回ってるだけなら、軍法会議ものだよー。首とか減俸とか降格とか、そんな甘っちょろいもんじゃないと思うで、軍隊ってさー。フリーターじゃないんだからさー。だから、直接は手を出してないけど、結果的には大石を救えるという、からめ手で考えました。まあこれもご都合主義なんですけどね(^_^;)。ゼロ戦のパイロットって乗る機体はいつも固定なの?とか、エンジンの何かが詰まったとして乗りながら自分で治せるもんなの?とか、軍隊で整備が甘いなんてあり得るの?とか。最後の疑問は訓練生が事故で亡くなったシーンで、少しは補完できるかな。あくまで妄想なんでご了承下さいm(_ _)m。とりあえず私個人的にはこの説で納得かなあ。しかし!ブルーレイ見てたら新たな発見が!(てゆうか忘れてたorz)なんと、エンジンの不調は大石機だけではなかった!あらまー(^_^;)。あのちょっとヤンデレ入ってた(^_^;)影浦さん、あの人も途中でエンジンの不調で飛べなくなって、戦線離脱してた。しかも、宮部が「知ってた」的な意味ありげな一瞥したよ。影浦さんてば、宮部が好き過ぎて、宮部のために命も惜しくないってくらいテンション高かったのに、これは……?エンジンの不調で不時着が2機って偶然ありすぎ。影浦機にも宮部が絡んでたとしたら!テンション高い影浦さんが無茶して死んじゃわないように?いやいや考え過ぎ?でも(b-2)説だと、影浦機までは説明できないんよ。これは(b-1)説が濃厚?宮部関係なく影浦機はただの偶然?と更に謎は深まるのでした、、、。(この説はあくまで映画見た私個人の感想というか妄想です。本気にしないで下さいね(^_^;))----追記(関連項目を追加しました)----関連項目【ネタバレ】映画「永遠の0」感想「永遠の0」考察というかSS その1
2014.09.18
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