2004年07月20日
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猛暑猛暑とニュースで見ていましたが、この日の北海道にはまだ熱波は届いていませんでした。
おまけに快晴とも言いがたい天気。海水の温度も冷え冷えです。
気合と根性で一人で粘りましたが取れるのはアサリばかり。そのうち寒さと疲れで見つけた貝を拾いあげられなくなってきました。
あだ～～足つって来た！！危険危険
いったん撤収～～
陣地に戻るとこおいち君は弁当食ってぐーすか寝てます。カレンは海の家の中で親戚と話しこんでます。
もうこの２人は海に入る気無いだろうな。でもおいらは体を暖めたら再チャレンジだ。
と思ったんですが。
もともと天気が良くなかった上に風が強くなってきました。体がちーとも温まりません。
寒い！これは寒すぎる…
こりゃもうダメだ
ちくしょう今年はアサリと白貝だけか～無念なり。
-----------------------そんなこんなでホッキ漁終了
「今日はホント寒いわねぇ～～ ぎが唇真っ青よ？大丈夫？」
だいじょばない…凍死すっかも…
「ホッキがひとつも取れないなんて初めてね このカレン様とぎがの最強コンビなのに」
いや今年は邪魔なヤツがおるから
「来年はこうは行かないわよね？ぎが。」
あたぼーよ。ちっくしょう最初のあの一個でもちゃんと取れてれば…
「あれ 大きかったわね」
大きかったよ…
「まぁ私は貝嫌いだからどうでも良いけどね！でも一個くらい母へのおみやげ取りたかったわー」
ホントだよな。
「じゃ 小さいのはリリースして帰ろっか」
うん。そうしよう。
「お～～いお前ら～ちゃーんと小さいのは逃がせよ～」
言われなくてもやるっつーの！
この野郎そうとうおいら達をナメてんでしょうか。おいらもカレンも真っ当な海女と漁師。
獲物の選び方くらい知ってます。
だいたいコイツは去年まで山菜だろうとキノコだろうと平気で小さいのを根こそぎ持っていく野郎でした。
ウニだってヤマベだって情け容赦無く小さいのガンガン食ってたし。
おいらが散々説教してやっと改めさせたんです。
そんな貴様がな～にを「ちゃんと小さいの逃がせよ～」って偉そうにほざきやがるんだ。
しかも真っ先にリタイヤして寝てやがったクセに。
まったくコイツはおいらをムカつかせる天才です。魔人です。
「失礼しちゃうわねぇ。私たちは自然のルールもマナーも守る正統派なのにっ」
すまんなカレン… あいつ魔人だから人の話通じないんよ。
「良いのよぎが… いつか殺すから 。」
カレンのこう言い放っちゃう所が大好きです。
やっぱ絶対マブいよカレン。
そして俺らのこんな会話などちっとも知らない魔人こおいち。
天気も悪く獲物も不作。テンション低～くなんとなく不満足だった帰り道さらに怒りを買うエピソードを披露します。
「あ～この辺のスイカ畑なぁ～。今は周りぐるっと囲んでるんだ～。なんか感じ悪いよなぁ。俺の若い頃はキャンプの時ここの畑のスイカでスイカ割りやったのに。今みたいにフェンス張ってなかったから取り放題でよ～」
「こおいちさん！？それって盗んでたってことですか？最っ低！！」
最悪。
「スイカなんてボンボンなるんだもん。１つや２つ無くなってもわかんないんだって」
貴様～～！！墓穴を深めてどうすんだ！
恥ずかしい。なまら恥ずかしい。カレンにこんなヤツと友達と思われてしまうとわ…
今すぐ殺したい。なんで朝の時点でぶっ殺しておかなかったんだろう。
つーか、なんで農家のお方が「フェンス張らざるを得なくなったのか」がわかって無いところが激最低。
「あなたみたいな人がいたから、のどかなスイカ畑がこんなになっちゃったんでしょ！」
うわーカレンの鬼の説教が！
（海の日仲間の間ではカレンだけは怒らせてはいけないことになっています。ノリも気っぷも良い彼女ですが根が真面目な常識人。そして嫌われた日には血も涙も無い制裁が…）
「農家の方も盗まれる分ちゃんと計算して作ってるんだって。まずいスイカだったら夜にもう一回盗りにきたりな！」
ますます最低。
おいらとカレン２人がかりで非難ごうごうです。途中でやっとヤバさに気が付いたのか
「若い時の話ですってカレンさん！」
「当たり前よ！今でもやってるなら私今すぐ車この降りる！歩いて帰る！」
おいらもだ。
「今は絶対やりませんて！そんなバカな事をこの大人がやるわけ無いじゃないですか！な？ぎが！」
な？ぎが！ってなんだよ！
つかとって付けたような言い訳ってこの事だよ！
カレンさらにヒートアップ。
「ぎがは最初っからそんなことしないわよ！だいたいあなたの若い時ってぎがは子供でしょ？すぐバレる言い訳するんじゃないわよ！みっともないわよ！」
良いぞ良いぞカレン！もっと言え！
「あのその今の俺には…ぎががついてるから間違った事はもう二度としないって意味で…」
ついてねぇよ！
てゆーか、あんた畑にフェンスが無かったら今でもスイカ盗んだろ。
「ぎがもカレンさんも真面目だよな！若いアホな時って絶対みんなやるだろ普通」
頼むもうしゃべらんでくれ…
人として当然な常識は魔人にとっては「真面目なこと」らしいっす。やれやれだぜ。
カレンもいつの間にか呼び方が「こおいちさん」から「あなた」になってます。
「もう良いわ！ぎが。私のオニギリ一個余ってるけど食べる？何も食べて無いでしょ？」
そー言えば寒すぎて腹減ってたの忘れてた…
中身なに？って…カレンのおにぎりはいつも塩だったっけ。
料理自慢の彼女は米選びも塩選びにもこだわって海苔も特上を使うんだ。「良い食材を使えば中身なんていらないのよ」って良く言ってる。
うん。くれくれ。言われて見るとすげー腹ペコだった…
これって５個目？６個目？
カレンは絶対おにぎり１個残すんだ。誰か帰りに腹減ったって言うヤツに食わせるために。去年も食ったけどうまいんだこれが。
「ぎが俺にも半分くれよ～～♪カレンさんのオニギリ！」
だぁぁ～このクソオヤジ！
ほとんど弁当一人で食ったくせに。
良くもこの雰囲気ですったら事を言えるな。
ちっ。３分の１だけやる。ありがたく思え。
「あ俺の好きな塩だけのオニギリだ！カレンさんも今日寝坊したんだー」
貴様～～～！！何を失礼な！
「私、何時に起きてもおにぎりは塩と海苔って決まってるの。ぎがに聞いて無いんだ。」
すまんカレン。教えてなかった…
「確か今日の朝、寝坊したのはあなた達だったわよね。」
ぎゃーごめんなさい！！
今までの流れから素早くヤバいと察知したのか
「うっわ～うめぇ～なまら美味いよこのオニギリ！カレンさんすっげうまい！もう無いの？残念だなー」
と、これまた取って付けたバレバレな褒め言葉を。
あ～～もう嫌。カレンすまんかった。こんな事はもう二度と無いようにするから…
と言ってもこの事を挽回するのはまた一年後の「海の日」になるんだけど。
カレンのことだからもう来年にはこんなつまんない事、ほじくり返したりしねーとは思うけどさ。
微妙な空気で解散地点の麻布駅到着。
カレンの荷物を車に運び込みます。
「カレンさん！休みがあったらまた海に行きましょうね！」とこおいち社交辞令。
「私とぎがは海の日にしか会わないから。無理。じゃーねぎが！またね！」
バタン！ブォ～～ン！と、とっととエンジンかけて行ってしまいました。手だけは振ってくれましたけど。
「カレンってさっぱりした女だなー。」
いやあんたに嫌気さしてたんだよ。
「自分の意見をはっきり言える女は気持ち良いよな。でも自分は海女よ！って言ってた割りに根性無ぇよな。寒い寒いってすぐ海の家に引っ込んじまうし」
やかましい！
その意見そっくり貴様にお返しする！
ホッキは採れませんでしたが、酒蒸しにしたアサリはすっげー美味しかったです。
「やっぱ取れたてはうまいなぁ～一生懸命とった苦労も吹っ飛ぶよ！」
あんた３個しかとってねーだろ！！
「今頃カレンんちも食ってるかな？電話してみろよぎが！」
いやもうあんたはかかわらないでくれって…
カレンはおいらにとって大切な「海の日」のガールフレンドなんだから。
「海の日」ももう終了。日常は干渉しあわないのも掟のひとつです。
ちなみに実際のカレンのルックスは…ハンター×ハンターのヨークシンシティ編・クラピカの仲間「センリツ」が一番近いでしょうか。
年に一度しか会わない仲間ですが、こおいち君の外ヅラの良さに騙されなかったカレンの「人を見る目」が大好き。
あの時ポロッと言い放った「いつかぶっ殺すから」の一言を信じたいおいらです…
おまけに快晴とも言いがたい天気。海水の温度も冷え冷えです。
気合と根性で一人で粘りましたが取れるのはアサリばかり。そのうち寒さと疲れで見つけた貝を拾いあげられなくなってきました。
あだ～～足つって来た！！危険危険
いったん撤収～～
陣地に戻るとこおいち君は弁当食ってぐーすか寝てます。カレンは海の家の中で親戚と話しこんでます。
もうこの２人は海に入る気無いだろうな。でもおいらは体を暖めたら再チャレンジだ。
と思ったんですが。
もともと天気が良くなかった上に風が強くなってきました。体がちーとも温まりません。
寒い！これは寒すぎる…
こりゃもうダメだ
ちくしょう今年はアサリと白貝だけか～無念なり。
-----------------------そんなこんなでホッキ漁終了
「今日はホント寒いわねぇ～～ ぎが唇真っ青よ？大丈夫？」
だいじょばない…凍死すっかも…
「ホッキがひとつも取れないなんて初めてね このカレン様とぎがの最強コンビなのに」
いや今年は邪魔なヤツがおるから
「来年はこうは行かないわよね？ぎが。」
あたぼーよ。ちっくしょう最初のあの一個でもちゃんと取れてれば…
「あれ 大きかったわね」
大きかったよ…
「まぁ私は貝嫌いだからどうでも良いけどね！でも一個くらい母へのおみやげ取りたかったわー」
ホントだよな。
「じゃ 小さいのはリリースして帰ろっか」
うん。そうしよう。
「お～～いお前ら～ちゃーんと小さいのは逃がせよ～」
言われなくてもやるっつーの！
この野郎そうとうおいら達をナメてんでしょうか。おいらもカレンも真っ当な海女と漁師。
獲物の選び方くらい知ってます。
だいたいコイツは去年まで山菜だろうとキノコだろうと平気で小さいのを根こそぎ持っていく野郎でした。
ウニだってヤマベだって情け容赦無く小さいのガンガン食ってたし。
おいらが散々説教してやっと改めさせたんです。
そんな貴様がな～にを「ちゃんと小さいの逃がせよ～」って偉そうにほざきやがるんだ。
しかも真っ先にリタイヤして寝てやがったクセに。
まったくコイツはおいらをムカつかせる天才です。魔人です。
「失礼しちゃうわねぇ。私たちは自然のルールもマナーも守る正統派なのにっ」
すまんなカレン… あいつ魔人だから人の話通じないんよ。
「良いのよぎが… いつか殺すから 。」
カレンのこう言い放っちゃう所が大好きです。
やっぱ絶対マブいよカレン。
そして俺らのこんな会話などちっとも知らない魔人こおいち。
天気も悪く獲物も不作。テンション低～くなんとなく不満足だった帰り道さらに怒りを買うエピソードを披露します。
「あ～この辺のスイカ畑なぁ～。今は周りぐるっと囲んでるんだ～。なんか感じ悪いよなぁ。俺の若い頃はキャンプの時ここの畑のスイカでスイカ割りやったのに。今みたいにフェンス張ってなかったから取り放題でよ～」
「こおいちさん！？それって盗んでたってことですか？最っ低！！」
最悪。
「スイカなんてボンボンなるんだもん。１つや２つ無くなってもわかんないんだって」
貴様～～！！墓穴を深めてどうすんだ！
恥ずかしい。なまら恥ずかしい。カレンにこんなヤツと友達と思われてしまうとわ…
つーか、なんで農家のお方が「フェンス張らざるを得なくなったのか」がわかって無いところが激最低。
「あなたみたいな人がいたから、のどかなスイカ畑がこんなになっちゃったんでしょ！」
うわーカレンの鬼の説教が！
（海の日仲間の間ではカレンだけは怒らせてはいけないことになっています。ノリも気っぷも良い彼女ですが根が真面目な常識人。そして嫌われた日には血も涙も無い制裁が…）
「農家の方も盗まれる分ちゃんと計算して作ってるんだって。まずいスイカだったら夜にもう一回盗りにきたりな！」
ますます最低。
おいらとカレン２人がかりで非難ごうごうです。途中でやっとヤバさに気が付いたのか
「若い時の話ですってカレンさん！」
「当たり前よ！今でもやってるなら私今すぐ車この降りる！歩いて帰る！」
おいらもだ。
「今は絶対やりませんて！そんなバカな事をこの大人がやるわけ無いじゃないですか！な？ぎが！」
な？ぎが！ってなんだよ！
つかとって付けたような言い訳ってこの事だよ！
カレンさらにヒートアップ。
「ぎがは最初っからそんなことしないわよ！だいたいあなたの若い時ってぎがは子供でしょ？すぐバレる言い訳するんじゃないわよ！みっともないわよ！」
良いぞ良いぞカレン！もっと言え！
「あのその今の俺には…ぎががついてるから間違った事はもう二度としないって意味で…」
ついてねぇよ！
てゆーか、あんた畑にフェンスが無かったら今でもスイカ盗んだろ。
「ぎがもカレンさんも真面目だよな！若いアホな時って絶対みんなやるだろ普通」
頼むもうしゃべらんでくれ…
人として当然な常識は魔人にとっては「真面目なこと」らしいっす。やれやれだぜ。
カレンもいつの間にか呼び方が「こおいちさん」から「あなた」になってます。
「もう良いわ！ぎが。私のオニギリ一個余ってるけど食べる？何も食べて無いでしょ？」
そー言えば寒すぎて腹減ってたの忘れてた…
中身なに？って…カレンのおにぎりはいつも塩だったっけ。
料理自慢の彼女は米選びも塩選びにもこだわって海苔も特上を使うんだ。「良い食材を使えば中身なんていらないのよ」って良く言ってる。
うん。くれくれ。言われて見るとすげー腹ペコだった…
これって５個目？６個目？
カレンは絶対おにぎり１個残すんだ。誰か帰りに腹減ったって言うヤツに食わせるために。去年も食ったけどうまいんだこれが。
「ぎが俺にも半分くれよ～～♪カレンさんのオニギリ！」
だぁぁ～このクソオヤジ！
ほとんど弁当一人で食ったくせに。
良くもこの雰囲気ですったら事を言えるな。
ちっ。３分の１だけやる。ありがたく思え。
「あ俺の好きな塩だけのオニギリだ！カレンさんも今日寝坊したんだー」
貴様～～～！！何を失礼な！
「私、何時に起きてもおにぎりは塩と海苔って決まってるの。ぎがに聞いて無いんだ。」
すまんカレン。教えてなかった…
「確か今日の朝、寝坊したのはあなた達だったわよね。」
ぎゃーごめんなさい！！
今までの流れから素早くヤバいと察知したのか
「うっわ～うめぇ～なまら美味いよこのオニギリ！カレンさんすっげうまい！もう無いの？残念だなー」
と、これまた取って付けたバレバレな褒め言葉を。
あ～～もう嫌。カレンすまんかった。こんな事はもう二度と無いようにするから…
と言ってもこの事を挽回するのはまた一年後の「海の日」になるんだけど。
カレンのことだからもう来年にはこんなつまんない事、ほじくり返したりしねーとは思うけどさ。
微妙な空気で解散地点の麻布駅到着。
カレンの荷物を車に運び込みます。
「カレンさん！休みがあったらまた海に行きましょうね！」とこおいち社交辞令。
「私とぎがは海の日にしか会わないから。無理。じゃーねぎが！またね！」
バタン！ブォ～～ン！と、とっととエンジンかけて行ってしまいました。手だけは振ってくれましたけど。
「カレンってさっぱりした女だなー。」
いやあんたに嫌気さしてたんだよ。
「自分の意見をはっきり言える女は気持ち良いよな。でも自分は海女よ！って言ってた割りに根性無ぇよな。寒い寒いってすぐ海の家に引っ込んじまうし」
やかましい！
その意見そっくり貴様にお返しする！
ホッキは採れませんでしたが、酒蒸しにしたアサリはすっげー美味しかったです。
「やっぱ取れたてはうまいなぁ～一生懸命とった苦労も吹っ飛ぶよ！」
あんた３個しかとってねーだろ！！
「今頃カレンんちも食ってるかな？電話してみろよぎが！」
いやもうあんたはかかわらないでくれって…
カレンはおいらにとって大切な「海の日」のガールフレンドなんだから。
「海の日」ももう終了。日常は干渉しあわないのも掟のひとつです。
ちなみに実際のカレンのルックスは…ハンター×ハンターのヨークシンシティ編・クラピカの仲間「センリツ」が一番近いでしょうか。
年に一度しか会わない仲間ですが、こおいち君の外ヅラの良さに騙されなかったカレンの「人を見る目」が大好き。
あの時ポロッと言い放った「いつかぶっ殺すから」の一言を信じたいおいらです…
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