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ただで配布している文庫本、ゲドを読む。を手に入れる。そして、清水真砂子さんが、わたしがミヒャエルエンデの作品をいまひとつ夢中になれないのは、彼が支配者になって作品を全部コントロールしているからです。(ゲドを読む。 糸井重里 発行ブエナビスタホームエンターテイメント)と言っていたので、わりとがくっとした。そうかなあ~。エンデのエッセイをずっと読んでいると、彼が作品を支配するというスタンスで作品をつくっているニュアンスがどうもないように感じられたので。もっと、右脳的に、もっと降りてくる感じのところで作品を練っているように思うんだけど。エンデはわりと弁証的に、ベートーベンのように、村上春樹的に、物語をつくっているタイプではないかなあ。と思っている。そして、彼の作品は圧倒的に力強いのだけれども、それがどうも「支配している」と感じる原因のひとつではないかなあ。と思う。まあとにかく、彼は、ものがたりの作用をものすごく知り抜いている上であえて語りたいことを語らずに語ることのできる作家のひとりではないでしょうか。あ~~というか、映画のゲド戦記、おそろしくて見れずにいます。そして、思ったこと、それは、河合隼雄さんは、ゲド戦記のテルーがでてくる5巻に間に合ってたんだ。である。
2007.06.20
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ある人からメールをいただき、しみじみと、 時間ってやっぱりすぎていくものなんだ と、思った。 時間はただただ過ぎて、体や心は一瞬で変化していくものなんだ。って思った。 泣いたり笑ったり、風が吹いて、地下鉄が自分ちのそばまでのびたり、ユーロスターが歌ったりして(マニアックな引用)、とにかく時間が過ぎていく、それだけのことで、やっぱり、 青春 ですなー、 とおもう。 ネガティブ風なうしろむきな意味ではなく、単に過ぎ去って、それに心を動かして体を動かして泣いたり笑ったりおこったり恋をしたり、ほんとうにすばらしいことだなあと思った。
2011.08.11
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