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ラストサムライ

ラストサムライ

ラストサムライを観た。これが中なか凄い。日本人の持つ心の深層をサムライを通して深い情感をもって描いている。トムクルーズも良し、渡辺兼がまたいい。アカデミー主演、助演候補というのが分かる。
渡辺兼は日本人の心の代弁をしている。「花が散るに、吐く息一つにも命がある」至るところに胸を熱くする言葉が出てくる。トムクルーズも素晴らしい。彼はアメリカ人でありながら、インターナショナルの心で日本の良いところを動作で言葉で心で語っている。久しぶりにドーンとくる大作だ。いい涙を流させてもらえる。
ここにある武士道はいかなる時にも前にゆく。退くことのない生きるための死という観点。最後まで戦いぬく潔さ、名誉あるの死は、どう生きたかですべてが決まる。誠、それに尽きるという内容の映画だった。素晴らしい。
人間の一生は、どう生きたかで決まる。そんなあたりまえのことと思っていたことも、この映画を観て改めて認識した。最後のシーンで天皇が勝元(渡辺兼)はどんな死にかたをしたのか?と聞くと、それに対しオールグレン(Tクルーズ)はどんな生き方をしたかを話しましょうと言いながらエンディングになる。この一言でこの映画で何を伝えたいかがよく分かる。
☆武士道の柱は義(行うべきこと)勇(平静冷静さ)仁(慈しむ心)礼(相手を思いやる気持ち)誠(偽らず欺かない事)名誉(羞恥)とある。時代を越えて通じると思った。




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