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プラダを着た悪魔、トリスタンとイゾルテ 



もうとっくに上映されていると思っていたら「プラダを着た悪魔」は18日かららしく
仕事の関係上比較的新しい作品を観ることができたのはこれ幸いだった。

「プラダを着た悪魔」はローレン・ワイズバーガーの同名ベストセラー小説をアン・ハサウェイとメリル・ストリープの共演で映画化したおしゃれなコメディ・ドラマ。至ってシュールで仕事の鬼のメリル・ストリープ役と、プリティ・プリンセスで脚光を浴びたアン・ハサウェイがファッション業界の仕事に就いての物語。コミカルで有りながらも、実に映画の創り方が上手い。テンポの運び、緊張と弛緩の対比、仕事と友情、恋愛、その中で何が大切なのか、大事なものを無くし掛けた時、この二人の判断と決断の果てを観ていて「良く出来た映画」と関心した。18日よりの上映、楽しんでご覧あれ!
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「トリスタンとイゾルテ」はタイトルがワーグナーの楽劇なので、そのラインを映画化したものなのかと恥ずかしながら正直思っていた。実際は「ロミオとジュリエット」の原典になった悲恋物語であった。
リドリー・スコットが20年間構想を温存して遂に映画化し総指揮をとり、スコット兄弟を交え、監督にケヴィン・レイノルズをあてがう最高のディレクト。この人の作品の出来上がりの良さはまず外れることがない。

イギリスとアイルランドの歴史的繰り返された戦争の最中、イングランドの若き騎士トリスタンと、敵対するアイルランド王の娘イゾルデの禁じられた愛の物語である。シェークスピアの「ロミオとジュリエット」はこの歴史の後に書かれている。愛は死より切なく、そして尊い。銘格言は事実より生まれ出でたりし。美しき愛の物語であるが、実に哀しい作品であった。
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