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2008.03.02
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カテゴリ: 真田fanの日々
■『猿飛佐助』柴錬立川文庫(一)(文春文庫、柴田錬三郎)

なんとも奇想天外、荒唐無稽。
冒頭から、猿飛佐助は実は武田勝頼の落胤だった、なんて話で始まるのです。
いかに空想の産物とはいえ、よくもここまで考えられたものだと感心してしまいます。
霧隠才蔵はカンボジヤで呂宋助左衛門に拾われ育てられた毛唐人だったとか。
三好清海入道は石川五右衛門の息子だったとか。
信玄、謙信は実は一人の忍びによって暗殺され、信長が光秀に討たれたのも実はその忍びの計略だったとか。
なんて多少ネタバレしたところで、この本の面白さには変わりありません。

柴田錬三郎は初めて読んだのですが、なんとも時代の空気が濃密に立ち昇るような文体で、気持ちよく酔えた感じでした。
なんといっても、幸村が実に恰好よい。
いろいろ動いているのは幸村の周囲の人物たちで、幸村自身はたいして出番がないのですが、それでも、もの静かで気品があり、何事にも決して動じず、深い叡智を湛えた非常に魅力的な人物として描かれてます。
唯一、武田信玄が「古今比類のない奸佞邪智の悪党」扱いされているのがチト悲しい。
でも、あまり深く考えずに、ひたすら面白さを追求して読む分には、大変お勧めな本だと思いました。


■『真田幸村』柴錬立川文庫(二)(文春文庫、柴田錬三郎)

『猿飛佐助』に続いてのこの本、前作に輪をかけての奇想天外。
幸村が一子、真田大助の話で始まるのですが、これがあまりに凄絶。
大助がちょっとかわいそすぎ。
それにしても幸村は、前作に輪をかけて恰好よかったです。
家康から秀頼を他国へ落とすか、牢人を大阪城から追放するかと吹きかけられた難題に対して、海外へ新天地を求めろと進言したりして。
幸村なら、本当にそんなグローバルな視点も持ってたかもしれない。もしそうしていたら、東アジアの歴史が変わっていたかも。

淀君をめぐる淫靡な話や、誰それが誰それの実の子ではない的な話があまり重なると若干鼻につくところもありましたが、それでもやっぱり面白かったです。



でもでもやっぱり、幸村主役の本を読むたび、自分が幸村ファンではないことを思い知る私…。
幸隆様が恋しいよう。あうう。





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Last updated  2008.03.02 16:35:09
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