気の向くままに♪あきみさ日記

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2008.07.18
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カテゴリ: 映画感想
CATVで先日放映していたので、録画したのを観ました。
そもそもが蔵之介さまを見たいがための不純な動機、内容的には全然期待していませんでした。
いざ見始めても最初のうちは、なんだかたるい感じに若者たちが戯れていて、正直、ちょっとつまらんかな~蔵之介さまのシーンだけ見て早送りしようかな~なあんて思っていたのです。

…ごめんなさい。

めっっっちゃ、おもしろかったです!!!

途中から、エ?なになに??という感じで急速に引き込まれ、あとはラストまで目の離せない展開のオンパレードでした。
これは、やばい。
私のお気に入り映画のひとつにランクインしてしまいそう。
ハッキリ言って、ムダに能天気でバカバカしい、ただそれだけの映画。
とてもとても、「ディア・ハンター」や「汚れた血」と並ぶなんて思えないのに。
なのになんでこれほど琴線に触れてしまったんだろう??
もちろん蔵之介さまは味があって期待を裏切らない役どころでしたが、もし蔵之介さまが出ていなかったとしてもこの映画は気に入ったに違いない。そう感じさせられました。

※ちなみに、ワタクシのお気に入り映画は、 コチラです♪

この映画、もとは舞台の作品だったそうで。
舞台で観ても面白そうです。
舞台だと、昨日と今日を2画面で対比させてたのって、どういう演出になるんだろう?


以下、ネタバレ含みの感想です。。。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

全編通して充満する、うだるような夏の暑さ。
SFが何の略かも知らないSF研究会の面々の、内輪で盛り上がるちょっとうざったいような空気。
そんななか、SF研部室のクーラーのリモコンが壊れるという、些細な事件が起きる。
そしてあるはずのないタイムマシン。
誰もが夢に見、欲しいと願うタイムマシン、どんな奇抜なアイディアで使いこなすかと思いきや───

「昨日に戻って、壊れる前のリモコンを取ってくる」だと!?

この脱力系の展開、そして若者たちのムダに高いテンションや熱気が狂気じみた暑さにマッチして、笑いのツボを刺激してくる心地よさ。
そして、タイムマシン出現前に起きていた些細なあれやこれやが、タイムトラベルの結果発生したものだと解明されていくオモシロさ。
とはいえ、頭がどうにもこんぐらがり、登場人物たちと一緒に、はて?と首をひねることも繰り返しつつ。
ラストも、納得したようでやっぱり「?」が残って気持ちワルイ。ホントにこれでオールオッケーなのか??
その気持ち悪さ加減が妙に快い残像となって脳裡に残っているのです。

未来が過去に干渉したことも含めて、過去の自分たちが既に体験してきていた…って、確かに自然ではあるけれどどこか変。
変だけど、確かにターミネーターやバック・トゥ・ザ・フューチャーより妙に説得性がある。
時間の流れは変えられない、過去は変えられない。いや、”変えられる前の過去”など存在しない、というべきか。
未来が過去に干渉したとすれば、その未来の人々が過去に既に気付かないうちに体験していた、もしくは知らないうちに起きてしまっていたというパラドックス。
SFには詳しくないのでよく分かりませんが、タイムトラベルのそんな解釈は初めて見ました。正直、おもしろい。

ただ、ひとつだけ納得できないのは、先に”昨日”へ飛んだヤツらが”今日”の甲本たちに送った置手紙。
あそこにあの手紙があったってことは、タイムマシンは”昨日”のあの場所から”今日”まであそこに置かれていたことになる。
それなら、甲本たちが”昨日”に飛んだ時点で、そこには”昨日”のタイムマシンがあるはずじゃないのか?
まあ百歩譲って、タイムマシン自身は時間軸にかかわらずひとつしか存在しないとしても、そのあと”昨日”から”今日”にかけて、何度も場所を変えながらムダ使いされていたわけで、そうなると”今日”までずっとあそこにあったという時間軸とは異なる流れになってしまう。
おかしいじゃないか。この作品での時間軸に対する解釈と反しているぞ。
…と、ここまで書いて気が付きました。
そうか、ヤツらは誰も乗らず、手紙だけ貼り付けてタイムマシンを”今日”に飛ばしたんだ!!
(レバーを上げた瞬間に手を離したのかな?)
タイムマシンを手離すなんて、ヘタしたらそのまま戻れないかもしれないのに、なんて脳天気なヤツらなんだ…。

でもって、その時間軸の厳格さを指摘する役割が、愛する蔵之介さま演ずる”ホセ”なわけですが…。
(正式な役名、”保積光太郎”だったんだ~。Wikipediaで調べて初めて分かった。どこかに出てきたっけ?)

アナタがタイムマシンを将来発明する可能性は絶対ナイぞ。
だって、どこからともなく出現したタイムマシンを目の当たりにして、それを参考にそのタイムマシンを将来のアナタが作成したなら、そもそものタイムマシンは誰が作ったんだ?ってことになるもの。
それこそ、神サマの仕業!?
だとしたら、神サマのセンスってえらくレトロなんですなあ…。

まあそれはともかく、ホセ君、無精髭と薄汚れたヨレヨレの白衣がアロハシャツによく似合って、独特の風味を醸し出してました。
”笑い”がテーマの写真の被写体にホセ君のアップを選択するなんて、カメラクラブの伊藤さん、実にお目が高い!
あの容赦なく鼻の穴や毛穴まで露にしたアップ写真、欲しいデス…(#^.^#)

私にとってツボだったのは、「ある意味タイムマシンに乗ってたんだろうな…帰ることのできないやつ」とうなだれるホセ君。
哀れな滑稽さというか、しみじみしたおかしさが漂って、もう抱き締めたいくらい可愛かったです
そして、そのあと黒板を消し終わったホセ君の背後に迫り、「アンタ、悲しい人間だな」とつぶやく映画館の主人(?)。
なんっってあやしげなんでしょう!
SF好きってことで、このふたりはウマが合ったりして。
酒を酌み交わしながら、どこか噛みあわないタイムマシン論議を戦わせたりして。
なあんて、ついつい妄想してしまいます^^;


そんなわけで、とてもとても面白かった作品でした。
(白状すると、1度見ただけでは疑問符が消えなくて、2度見してしまいました…)





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Last updated  2008.07.18 22:47:28
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