天翔ける鳥船
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「間の楔」の文庫版を1~5巻まで読んで、リキとガイの過去、ガーディアン時代の話が載っていると聞いたので買い込みました。読んだ順番がばらばらだったためと、話自体も時間が前後しているので、番外編というよりも、しっかりと本編という感じです。帯:リキとガイの出会いには…どれほど傷ついても、どんなに傷つけても、手放せない一途ながある… 人類の英知を極めた人工頭脳が支配する未来都市ータナグラ 束縛のない暮らしを求め夢破れた人間の街ーケレス 待望の『間の楔』番外編帯(後): 人類の英知を極めた人工頭脳が支配する未来都市ータナグラ 束縛のない暮らしを求め夢破れた人間の街ーケレス そこに生きる若者たちの、重すぎる自尊心深すぎる想いに、 魂が悲鳴を上げる時、引き返せない未来が口を開ける…。今回は1996年の発行ということで、古本をゲット(ネットで)帯付きのきれいな本でした。私は元々ハードカバーで出た「本編」を読んでいないので、あとがきで「本編の最後でプッツンしてしまったガイ君に対する、読者さまの罵声と憤激のブリザード」とあっても、ひょっとしてあんなコトかなあと想像するしかないのですが、この番外編では、リキの出生の秘密(?)と、リキを取り巻くいろいろな人々と事件、そしていつも側にいるガイという図が描かれています。それにしても、リキについてはちょっと驚きでした。【本日の言葉】p140リキはーいつものリキでいいんだよ。そのまんまのリキが、一番、好きなんだから。誰が、何を言っても、おれは、リキといられればそれでいいんだから…
2007.01.15
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