naruto-hinataのPhoto&Cinemaブログ

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2022.02.19
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カテゴリ: 映画批評
「ジャンク・ヘッド」



約7年の歳月を費やして制作されたストップモーション映画、以前観た「KOBO」のようにプロフェッショナル集団が人海戦術で制作したのではなく、ほぼ一人で作ったそうな。。気が遠くなる。
「KOBO」は流石に細部にわたる描写が異常なまでに行き届いていて驚かされたが、この「JUNK HEAD」は一味違った。
当然、粗さは隠せないし、なんとなく「パンズラビリンス」や「鉄男」をイメージさせるようなシーンやキャラクターが登場して、パクリ??みたいな気もしないではないが、随所に笑いと友情(?)、愛情などを匂わせてくれて観ていて大変心地よかった。

人間が死ななくなったが、生殖機能がなくなってしまったので、地下に棲む下等(?)生物からその情報を取ってくるミッションを与えられて出発した人物が、途中で事故(?)により首だけ生き残ったロボットになってしまうが、色々な人間以外、いや、これが人間かもとも思える人たちの助けを借りて大活躍(?)するお話。
どうも三部作で、本作はその第二部みたいなので、佳境に差し掛かった時点で"to be continued"で終わってしまう。
私はこういう"続き物"の作品は、基本的に好きではないが、この作品に関しては、これから数年かけて作者が完結編を作成することを考えると、ケナすことは到底できない。
全編にわたり、登場人物全員が意味不明な言葉を使うため、オール字幕なのだが、全く苦痛ではないし、むしろその言葉(セリフ)がとても考え込まれたユーモアを持っており、大いに笑わせてもらった。
いわゆる"メタファー"満載で、とても考え込まれたものだった。

完結編をぜひ観たいものだ。

評点:75点





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最終更新日  2022.02.20 13:35:56
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