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「Talk to Me」オーストラリア産ホラー降霊に勤しむ高校生たち、、、とても不健全色々な霊が降りてくるが、90秒間が限界というルールそれに反した女の子がおかしくなってゆく、、、まぁ、さほどの目新しさはなかったし、怖さ加減もそこそこです変な音で誤魔化す部分がなかったのは救いかでも、やっぱり面白くない評点:60点
2024.05.13
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「まともじゃないのは君も一緒」主演の清原さんのファンを自認する私としては観ねばならぬ作品お金をかけない邦画のラブコメなので、清原さんの"力"でどこまで面白くなるか、、結果的には可もなく不可もなくかなぁさえない予備校教師と受験を控えた高校三年の女子高生前半は社会に適合できない感満載の講師がJKに教育されるが後半はやや逆転ムード最後はなんとなく未来(二人の将来)が明るくなる感じ極論かもしれないが、邦画の生きる道はこんな映画にあるような気がしているただ、演技に難のあるキャストは厳しいねそう言う意味ではこの主役二人は合格かもただ、作品の評価は。。。評点:69点
2024.05.12
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「ゴジラ -1.0」アマプラ解禁で喜び勇んで拝見特撮の素晴らしさが本作の"売り"なんだろうけど、、、私には刺さらなかった 残念!主演の神木くんはこういう"踏ん張った演技"とはちょっと距離を置いているようにも思ったそれでも頑張っているのだろうが、、冒頭からの船やタンクのおもちゃ(CD?)を駆使した場面から、ちょっと引いてしまったストーリー自体は特筆すべき部分はないし、「シン・ゴジラ」ほど"めんどくさい官僚"を描く必要もないのだから、もっと自由に表現できたのではないかと思ってしまった多分、2度と観ない作品だろうなぁ評点:65点
2024.05.05
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「福田村事件」邦画では昨年最大の話題作かもただ、ずっと観ていてモヤモヤが晴れることはなかった関東大震災後の朝鮮人虐殺はそこかしこであったらしいが、それと部落問題をミックスした本作は「ホントにこんな描き方でいいの?」と疑問が湧いてくるまぁ、制作側もそんなことは百も承知だろうが、、最近も"フェイクニュース"花盛りの世の中なので、それも含めた警鐘なのか"問題作"であることに間違いはないだろうが、腑に落ちない人もいるだろう私は木竜さんをもっと見たかったよ評点:70点
2024.04.27
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「ヴァチカンのエクソシスト」数年前に他界するまでローマの実存したエクソシストであるアモルト神父の実録モノ(?)チックなエクソシスト映画今まで、スクリーン上で何百人と殺戮を繰り返してきたラッセルクローが神父さんとは、、見た目も何も強すぎるでしょ終盤、ピンチに陥るが自慢の体力に物を言わせて最強の悪魔の誘いを跳ね返すのだ本家のエクソシストもここまで強ければ良かったね。。つまり、圧倒的な"強力パワー"が悪魔に優ったというオチは観る者を怖がらせる要素としては大いに問題でしょうねまぁ、アマプラで観る上ではそこそこ楽しめましたが、、評点:68点
2024.04.25
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「法廷遊戯」以前読んだ同名小説の映画化出演者はそこそこ"集客力"がありそうなメンツだけど、如何せん映画そのものの題材が地味と言える個人的には終盤畳み掛ける展開が魅力の小説に対して前半からチラチラと見せながら展開する映画手法に少し違和感は感じたもののまあまあの出来だったと思うただ、エキセントリックな演技者がちらほちと登場した部分は、かなり嫌だったかなぁ法曹界の"闇"的なストーリーの改変があっても良かったのでは、、、まぁ、地味なりに頑張ってましたけど評点:71点
2024.04.25
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「やがて海へと届く」岸井ゆきのの一人芝居に近い作品そばかす顔の浜辺美波が花を添える(?)私もそばかすなので、デビュー当時から気になってます。。重いというか、内容が薄いというか、、、60分の中編ドラマで十分な内容では?どちらの俳優さんも好きなので、文句は言いたくないが、「これを映画館で観せられたら」と考えるとちょっと寒いかなぁ津波に飲み込まれたであろう友達(恋人?)をずっと思って生活することは辛すぎるよねアマプラとは言え、観るのも辛かったですよ。。。評点:60点
2024.04.13
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「アンダーカレント」この映画の見た理由は、、1."ポスト是枝"(私が勝手に読んでいる)の今泉監督作品だから2.ポスターがビル・エバンスのジャケットに似ているから (監督も十分、このジャケットを意識した映画を作っているでしょうが この映画の音楽監督である細野氏の意向かもしれない)冒頭から突然失踪したご主人の開けた"穴"を振り払おうと銭湯を再開する主人公の闇に包まれたシーンこのシーンは数回登場するが、その理由は中盤過ぎに明らかになるそして、本当に穴を埋めるために序盤から登場するボイラー技師この映画には、終始謎めいた人物が数名いるが、結局はみんな"いい人"のようだ逆に本当に"やばい人"は、全く"顔出し"しないただ、ラストシーンで"こんなにいい人"はホントに"いい人"なのか、、考えようによっては怖いラストしかし長いよ、、この映画また、夫婦でも本当の自分をさらけ出せない、、、とても"痛い"映画原作コミックは未見だけど、こんなに冗長な物語(語り口調)なんだろうか?読んでみたい正直言って今泉監督の力量なら、上映時間を30分短縮しても十分楽しめた気がするそこだけが少し残念だった評点:78点
2024.04.13
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「市子」正直言って、この女優さんは苦手なので、この映画も観るつもりはなかったが、アマプラの"おかげ"で観てしまった謎の失踪を続ける「市子」を探し求める婚約者(?)不覚にも時間がどんどん遡ってゆく独特の展開には引き込まれたそして、途中からラストの描き方にものすごく興味が湧いて最後まで観たわけだがう〜ん、、ラストはこんな感じか確かになんらかの結末を見せつけられるよりは"正解"に近かったかもね毒親に育てられ、難病の妹を世話しながらけなげ(?)に生きてきた市子やがては悲しい悪魔となる子供みたいな顔立ちなので、高校生役からずっと演じられる杉咲さんは貴重な女優なんだろうねまたまた、"ちょい役"だった中田さんも相変わらず彼女らしい演技だったことに好感が持てた私は「市子」より「さがす」派かなぁ評点:74点
2024.04.09
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「人生は美しい」やはり安定の韓国映画最初は歌あり、踊りありの進行で「こりゃインド映画か、、」みたいなノリだったけどラスト30分のネタバラシと涙腺崩壊の展開は流石ですポスターのような清々しいドライブシーンはないけど、余命3ヶ月の妻がしたいことをそれとなくコンプリートさせる本当はとても優しい夫多分、日本でもリメイクが作られそうな気がするが、できればそれはやめて欲しいものだ「そしてバトンは渡された」みたいな中途半端な映画になること必至だからと言いつつ、日本の俳優でこの役ができるのは、、と考えてみるとヒロインは篠原涼子あたりで、夫役は田口トモロヲぐらいかなぁ評点:72点
2024.04.08
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「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」相変わらず、凡人にはよく分からないグロ映画を量産するクローネンバーグ監督出演者はそうそうたる"名優"が名を連ねる俳優にとってもクローネンバーグ監督作に出演するのは根性(?)が要るでしょうね大昔「裸のランチ」を観て、"う〜ん、、"と唸って以来かなぁ未来のパフォマンスは、人体の解体ショーとな人体改造ショーなんだって私は現在に生きていてよかったよ。。ホント別にめっちゃ退屈ではなかったが、大した感情を抱くことができる作品ではなかった凡人の私には評点:65点
2024.04.03
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「AKIRA」先日、コミック"AKIRA"を全巻読破したので、復習(?)として映画も観た本作はかなり以前に観たと思うが正直言って覚えていなかったので、、現在のCGレベルから言えばショボく見えてしまう部分もあるが、この作品によってハリウッドのSFも進化したと思うし、塚本監督の「鉄男」も生まれたと思いし、何にしてもすごい作品であることに変わりはない2019年がこの作品の舞台になっていることを考えると、戦争や核兵器や暴動やテロや、、、何も変わってないこの世の中を見透かされているような気がした大友克洋、、、恐るべし!評点:不能
2024.03.19
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「春に散る」沢木耕太郎の同名小説の映画化昔大好きで乱読した作家さんだが、最近は読んでないな、、、というわけで、小説未読のまま本作を鑑賞沢木さんお得意の"ボクシングもの"だけど、映像表現としては難しいよね。ロッキーシリーズ(クリードを含めて)が最高峰だとしたら、本作はまあまあ佳作かなあっ! 「レイジング・ブル」もあったねおそらく小説のテイストはあまり感じないかもしれないと思いつつもそれなりに楽しめた主役の二人の頑張りが光ったね一度挫折したボクサーが再起を図り、やがては世界チャンプに、、、って都合良すぎる部分はさておき「春に散った」のはオッサンの方だった。。。評点:70点
2024.03.16
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「65」今から6500万年前に探査目的で宇宙を航行していた"宇宙人"が隕石にやられて地球に不時着するお話そもそもこんなに流暢な英語を話す宇宙人そして、なぜか同船していた9歳の女の子、、、謎はいろいろとあるお話ですあの「クワァイエット・プレイス」の脚本家の作品という一点だけで観た映画だけど、本作も舞台設定の地味さ並びに登場人文の少ないこと、、主演はスターウォーズのアダム君という点も注目だけどね隕石によって真っ二つに割れた宇宙船の片割れを15kmほど歩いて探すだけの映画もちろん、恐竜が出てきて怖い目にも遭いますが謎解きや強烈なアクションもなく映画は終わりますしみじみとしたSF映画ということです評点:69点
2024.03.01
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「THE FIRST SLAM DUNK」今月ようやくDVDが解禁になったので本作品を観たただ、我が家で最後の鑑賞者だけどね昨年あれだけ大ヒットした映画だけに流石にアニメの質が良かったねそれとリョウタの過去のお話をうまく織り込んでたと思うスポーツの中では好きな部類のバスケだけど、如何せんボールが手につかん桜木くん以下ということ、、こんなクラシックみたいな漫画をアニメ化してココまでヒットさせた企画力には関心させられる「いいものは良い!」と言うことねでもやはり「BLUE GIANT」の方が、私には響くみたい評点:79点
2024.02.29
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「KGF 1 &2」毎度おなじみの"ど迫力"インド映画そして、とんでもない美女も当たり前のように登場する第一章、第二章と立て続けにDVDで鑑賞したが、総鑑賞時間は5時間をゆうに超えてしまった、、、第二章の最後、、なんか中途半端やなぁと思ったら、なんと第三章があるそうな、、どこまで引っ張るねん!!ボンベイで極貧生活をする母子母は結核っぽい病であっさり死亡、残された子は闘争心剥き出しで、母との約束を果たすために奮闘と言っても善人ではなく、とんでもない頭の切れる悪党にそして、とんでもなく美人な奥様とキンキラキンな生活をしながら、本当の金を掘りまくる途中、とんでもなく強いおっさんに殺されそうになるが、なぜかトドメは刺されず、生きて復活!最後はインド政府、アメリカ、インドネシアなどを敵に回して大爆発、、、とにかくテンポはさくさく進むが、それでも5時間超、、、侮れない、インド映画さぁ、第三章も観るしかないけど、どこまで続くのかなぁキングダムやゴールデンカムイなんかを観ると、邦画のアクションシーンがかわいらしく見えてしまう評点:72点
2024.02.07
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「かがみの孤城」わりと好きな作家である辻村深月監督は生涯ベストに未開作品である「はじまりのみち」の原恵一観ないわけにはいけないのですよちなみに原作は未見ですまぁ、原さんのアニメは今風の3Dを駆使するわけではないし、本作の題材も"学校のイジメ"や"家庭環境"の問題というジメジメしたテーマで、最初はとっつき辛い感じがしたねただ、冒頭のシーンが終盤で回収(?)させる技なんて、まさにプロフェッショナルな仕業それらが細か過ぎて一回観ただけではわからないそこが原アニメのすごいところ中盤から彼ら(登場する孤城のゲストたち)の関係性は何となく読めてきたし、やや話にチグハグさがあり、違和感を感じつつも、大どんでん返しはないまでも終盤はまずまず楽しめたかなこれは原作も読んで最終評価するかしないねということで、暫定的に評価評点:74点
2024.02.02
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「1秒先の彼女」原題は「消失的情人節」(つまり「消えたバレンタインデー」) 台湾映画です人より先にセカセカ振る舞う彼女ノンビリして人よりテンポがずれる彼そんな二人のラブストーリーなのだと言っても、本当のラブストーリーは終盤のみそして、ラスト数分(数秒かも、、)で涙腺崩壊する映画昨年観た邦画のリメイク版「1秒先の彼」もまあまあ良かったが、ラストでバク上がりする本作には敵わないだろうこんな1日、、、僕も欲しい!!こんな映画を観たら、リメイクしたくなる気持ちは分かりますよと言っても、、随分前に観た「怪しい彼女」の方が好きかも。評点:75点
2024.02.01
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「イノセンツ」最高で最低の女性を描いた「私は最悪」の監督さんの最新作(ノルウェー作品)今回はサイコスリラー(?)大友克洋の「童夢」にインスパイアされた作品らしい(知らんけど)メインの登場人物は皆さん子供です自閉症の姉とちょっとひねくれた妹の姉妹と顔をややマダラの女の子とインド系の男の子皆さんそれぞれ異能をお持ちなようですが、人の心を読むマダラの女の子が一番まともかも最初はみんなで仲良くふざけて遊んでいるが、終盤は殺し合いです多少血は出ますが、ドバドバではないしグロくはないし、なんかちょっと緊迫感に欠けたかな、、私には、やっぱり「私は最悪」がいいです評点:69点
2024.01.30
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「パール」一応、カテゴリー的にはホラーなんでしょうね。。ただ、大仰な音の効果や過激なスプラッター、、、ではない「X」の前日譚として公開されたが、私は「X」未見なんですよね(我が家のライブラリーにはあるけど)パールは夫が第一次世界大戦の戦場に行き、実家(ドイツ系移民のよう)で農業、酪農をしながら慎ましく(?)暮らしているが、スペイン風邪の大流行で皆マスクをしている風景がコロナ禍の世界と重なるただ、冒頭から彼女の挙動がなんかオカシイ、、どうも彼女の友達は家で飼っている牛たちと、近所の川に棲んでいるワニのようだ溜まりに溜まった不満を色々な人に吐き出すのだが、それもそんなに怖くなくただ、ラストの夫が戦地から戻ってきた時の顔芸が凄まじいこれがなければ60点台なのだが、ラストで+5点としましょう時間を見つけて(時間は売るほどあるが、、)「X」も観てみよう評点:72点
2024.01.26
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「キングダム 運命の炎」今まで、観るたびに"ゲッソリ"させられてきた本シリーズいよいよ、ついにここまで到達したのか、、、流石に"あの"日本アカデミー賞でも鼻も引っ掛けない作品だけのことはある特に今回は次回作の"ツナギ"的な位置づけのようで、"これでもか!"と観客の貴重な時間を剥ぎ取ってゆく映画を愛する庶民をここまで愚弄するとなると、あっぱれの域に到達してしまった出演者も哀れ、、観客も悲しい、、一体誰が"得する"作品なのかぜひ、次回作も観るぞ!!(ドM的発想)評点:-100点
2024.01.12
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「シンデレラ・マン」若かりし頃のラッセル・クロー主演作品実在かつ伝説のボクサーであるJ・ブラドックの映画怪我や恐慌でボロボロになりながらも最後は世界チャンピオンになったブラドックまさにシンデレラストーリーあの「ロッキー」のように過剰に熱く語るわけではないが、それがかえってリアルかもジェイク・ラモッタよりは幸せな人生だったのかもしれないが、ボクサー気質"ゼロ"の私には感情移入はできなかった井上さんのような天才ボクサーは映画になりづらいかなぁ、、なんて思いながら観た評点:70点
2024.01.07
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「砂上の法廷」今年最初の映画がこれか、、、90分程度の映画なので、なんとなく観た主演がキアヌさんだし、助演はアカデミー賞女優だし、法廷劇だし、、と期待してしまったがなんとも不思議な映画だった。全編ほぼ法廷シーン、父親殺人の罪で裁かれようとする17歳に満たない少年の弁護を受け持つキアヌさん勝ち目ない、、、という刑事事件で大どんでん返し、、、という展開なのだが、後味は最悪終盤まで弁護士に非協力的だった少年は弁護士を父に持つ秀才だったその態度の意味がラストで明かされるのだが、とても地味で爽快感はゼロ真っ向から否定するような映画ではないが劇場映画として観終わった観客が映画館を後にするときにどんな感じなんだろう、、、ちょっと辛いなぁ評点:69点
2024.01.06
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毎年目標に掲げている「年間鑑賞本数100本!」には今年も遠く及ばず、たったの60本でした。2度3度と鑑賞している映画を含めると80本は超えるけど初見モノはこんなものでしょうか、、思い起こせば1月のスタートダッシュから夏場の失速、、、毎度のことのように思います。まぁ、気を取り直して賑々しく(?)発表!まずは番外ベスト「ゆれる」なんと劇場公開の17年後に鑑賞となった我が家のライブラリーに約15年間保管されて、ようやく日の目を見たわけですが、西川監督の素晴らしさを再認識できましたよ。素晴らしい映画です。そして、惜しくも"番外"ベストつまり、次点ということですが、、「RRR」「エブリシング・エブリウェア・オール・アットワンス」「鳩の撃退法」「さかなのこ」これらの映画は見たタイミング(その日の私の気分)と映画の雰囲気とのマッチングがうまくゆかなかっただけかも知れません。いずれも素晴らしい映画だと思っています。いよいよベスト10!!10位 「破戒」今更、、の感がある映画ですが、今年劇場公開された「福田村事件」も興味あるし、、つまり好みの映画と言うこと9位 「ちょっと思い出しただけ」低予算でも良作はできるのですね。俳優陣がとても良いと思えた映画でした。8位 「ザリガニの鳴くところ」TV宣伝も時々やっていたけど、まさかここまで面白いとは、、関心です。ちなみに原作は未見です7位 「こちらあみこ」原作も持ってますが、映画の作り方(あくまでも好みの問題)でコチラが下位です。原作の今村夏子さんの大ファンなので、今後も何度も観るんじゃないかなぁちなみに今村さんの作品では「あひる」が一番好きです。6位 「ハケンアニメ」小説も読んだし、映画も観たしなかなか充実した気分です。懐かしい女優さん(まだ若手女優ですが)なんかも観ることが出来たし満足5位 「私は最悪」なんとも愛おしい映画です出演者は北欧の作品だから誰も知らないけど、そんなことはどうでもよく、ただただ面白い映画でした。4位 「別れる決心」あの「オールドボーイ」の監督さんの作品なので面白くないわけがない!韓国の俳優さんはどこか日本の俳優さんと顔が似ていて、そこも面白い(どうでも良いことですが、、)3位 「映画大好きポンポさん」昨年1月1日に鑑賞してぶっ飛んだ映画です作画の雰囲気に好みはあるでしょうが、とにかく映画好きを感動させてくれるアニメです2位 「フェイブルマンズ」スピルバーグの自伝映画であり、両親が亡くなって初めて作ることが出来た両親に捧げる映画とにかく"奔放な母"が今のスピルバーグを作ったことは確かですね。。1位 「TAR」この映画を観終わった途端に今年はベストは決まりました主演の方がアカデミー賞をとれなかったことは本当に残念ですが、彼女の代表作になった事は間違い無いでしょう私が"モンハン"を知らなくても評価に揺るぎはありませんついでに、、ワースト3「ジュラシックワールド/新たなる支配者」「ナックルガール」「ニューオーダー」どれも2度と観ない映画ですが、とにかく悪印象のみ記憶に残してくれたことと貴重な時間を奪った"所業"を恨みましょう今年2024年もマイペースで映画鑑賞しますが、ぼちぼち映画館に足を運びたい、、今年もよろしくお願いします。
2024.01.02
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「ゆれる」我が家のライブラリーに約15年間保管されていた本作2023年の年末の今日、ようやく日の目を見たというわけだ本作は西川、是枝コンビの作品で、おそらく日本映画史上、屈指の映画と言っても良いと思う私には黒沢作品の「羅生門」を彷彿とさせた香川さんがまだ、"あんな顔芸"をする前だし、真木よう子も初々しいし、オダギリジョーもかっこいいし本作は文句のつけようがないでは、なぜ、今まで未見だったのか、、、西川さんのノベライズまで持っているのに、、世の中で弟が唯一信じていた兄の裏切りに対して最後に下した決断は何だったのか?そしてその弟の行為に兄はなぜ甘んじて受け入れたのか?こういうのが映画の醍醐味だろうもう香川さんはこんな演技はできないだろう。それがとても残念だ評点:不能
2023.12.29
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「1秒先の彼」台湾映画のリメイクで、"時"をテーマにした恋愛映画(?)清原果耶さんの"安定"の演技を見るために観た映画ダブル主演の岡田さんの京都弁はねぇぇ・・・何も東京生まれの彼を主役に据える必要がどこにあったのか、、やっぱり、事務所の力?前半は岡田さんが主人公、後半は清原さんが主人公という構成は面白いと思ったが、残念ながらテンポがシックリ来なかった。まぁ、テンポの悪い二人が主役なんだから仕方ないか、、ラストはもちろん希望を持たせたエンディングなのだが、そこに行くまでの軽〜い人物描写の数々、、こんなものなのかなぁ。今度は台湾の本作を観るしかない。そこで、日本版と決定的な"差"が見出せたら、邦画の悲劇評点:66点
2023.12.26
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「魔女 増殖」あ〜あ、、、またやってしまった。韓国映画の「魔女」(WITCH)の続編だ。前作もどこかどこかシックリ来ない所も多かったが、本作はより間が抜けているし、前作より迫力ないし、、いい所ないじゃないの。。おまけにエンドロール後に次回作の予告まであるし、、続編ごとに劣化してゆくのは日本だけじゃないということね。前作主人公よりちょっと可愛くなった主人公はどうも妹らしいけど、パワーは姉以上のようだ。ただ、彼女自身のアクションシーンはほぼなく、CGやクレーンで誤魔化しているところがとても残念だ。ちょっと見、"若い頃の石原さとみ"な主人公は次回作では姉と戦うのだろう。はい、それだけです。評点:60点
2023.12.14
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「さかなのこ」決して観終わってガツーンとくる映画ではないが、ミーボーの周りの人たちの優しさが心に染みる映画だった。特に、柳楽優弥の"顔演技"にはやられたかなぁ。彼や総長はどこまでもミーボー(さかなのこ)を信じて、助けてくれる存在だ。ただ、彼(柳楽)が付き合い出した芸能人をミーボーに合わせたのは失敗だったね。最近流行り(?)の多様性重視の"極み"みたいな作品だけど、決して押し付けがましくないところがとても良かった。「変な子 = のん」の方程式みたいな感じ。この作品はのんさんの映画。評点:77点
2023.12.13
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「君は放課後インソムニア」別にこの映画自体に強く惹かれた訳ではないが、、、数年前のTV番組"探偵ナイトスクープ"でこの作品(原作漫画)が取り上げられていたことを思い出して観てみたのだ。その番組内では、「この主人公は僕がモデルだと思う、、」という調査依頼で、最後は原作者に事情聴取して"この作品にモデルはいない"と結論づけた。調査依頼者は神木隆之介ライクな人物で、とても嘘を言っているように思えなかった。(つまり、謎は謎のまま)で、この映画は実写版として作成されたが、ちょっと各人物の"掘り込み"が浅く、正直なところイマイチと言わざるを得ないものだった。とっても元気そうな女の子と友達の少ない男の子の恋愛ものなのだが、女の子(森七菜)が元気すぎてお話の想定と違和感があったが、それはそれとして周りの人達の描き方が雑だったね。。残念、、、それでもおかげで天体写真に興味を持ってしまった。。。撮影にレリーズを一度も使っていなかったことが一番の違和感だが。評点:62点2024/1/8 追記この映画の舞台は石川県七尾市元日のあの大地震の舞台でもあるそんな気持ちでアニメを全話観てみたが、このシーンに出てくるこの場所は今、、、
2023.12.10
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「BLUE GIANT」いきなりの苦言ですが、、映画で登場人物に"これでもか!!"と泣かせるのはどうかと思いますよ。終盤のアンコール演奏も明らかにやりすぎでしょう。。この映画、(最後の盛り上がりシーンは兎も角)登場する老若男女が泣きすぎる。人は泣くとそれ以外に感情を遮断してしまうものだから、観客に感動を与えるならば、登場者は泣いちゃダメでしょ。つまり、観客も適度に泣きたいね。また、高校出たばかりの奴ら(特にドラムは素人という設定)に上原ひろみの超絶技法を演奏させちゃアカンでしょ。私は10数年にわたる上原ひろみファンなので、音楽監修のみならず、楽曲の提供、そして演奏まで行っている本作を楽しまない訳はないけれど、最初はもっと優しい曲から入って欲しかったなぁ。終盤のある程度予想していた悲劇的な展開やラストの感動の嵐は素晴らしいものだったが、映画という尺でももう少し丁寧なプロセスが欲しかった。批評家は3DCGがボロボロと言っているようだが、そんなにクオリティの高いCGを見たことないので、全然許します。私は。原作は人気漫画らしいが、多少の努力は認めつつも、いきなりの"天才サックス奏者登場!"は小説の天才「響」を彷彿とさせる。とは言え、もし、続編があれば必ず観るでしょうね。。面白かったので、原作漫画も読んでみようかなぁ。評点:75点11/25追記2度目の鑑賞。評点は変えませんが、1度目の鑑賞よりも多少評価は上がりました。"熱いジャズメン"の物語でもあり、何より上原ひろみの音楽映画ですから、、短い尺で漫画10巻分のダイジェスト版を作成する訳ですから、粗が出るのは否めない。多分続編が作られた時の音楽担当は上原さんではないような気がするので、それが気がかりでなりません。
2023.11.22
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「ヘルドックス」ある意味、楽に観ることが出来る映画という選択肢で本作を観賞。岡田くんの安定のアクションシーン、MIYAVIの似合いすぎる刺青、そして坂口くんの力の抜けた(嫌味です)演技などなど。。そうそう漫才師のやくざ役でこれほどのハマりた方はないかなぁ。さすが反社と繋がっていそうな吉本さんですな。お話は警官時代に見殺しにした被害者への贖罪で犯人を追い詰めるところから始まる。その"腕"を買われての潜入捜査が何とも安直だけど。原作が漫画ということで「ファブル」的なテイストを期待した私が馬鹿だったようだ。原作は未見なので何とも言えないが、脚本に問題があったのではないかと思ってしまう。それとアクションシーンの撮り方にもいちゃもんを付けたい気持ちだ。韓国映画を見たいなぁ。。評点:69点
2023.11.19
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「LOVE LIFE」悪い映画じゃ無いけど、、、何か乗り切れないものがあった気がする。その理由としては、前夫が韓国籍の聾者という点だったかもしれない。別に地方出身の"いい加減な奴"でもよかったのでは無いかなぁ。矢野顕子の同名曲にインスパイアされた映画らしいが、登場人物に善悪の色分けはなく、夫婦間の何とも言えない距離感も微妙な描写で"答え"が見つからないままこれから二人で歩んでゆこうとするラストそしてここに来てのタイトル表示には印象が残る。最後に、人間の多面性の絶妙な描写、「目を合わせない=人に向き合わない」夫とのこれからの生活には幸があることを望みたい。"いい線"言っているが、、乗り切れない映画だった。評点:74点
2023.11.17
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「処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ」邦題が何とも、、という感じだけど、原題「DEAD SNOW 2」ということは"2"(続編)なんだね。冒頭数分間、前作の"おさらい"をしてくれる丁寧な作り(?)はノルウェー人の気質なのか。前作で蘇った「ドイツ兵」を駆逐すべく宿敵の「ソビエト兵」をゾンビ化しガチンコ勝負されるところは面白い。また、ゾンビバスターズ的なノウ天気アメリカ人達が以外に強く、ゾンビを大量虐殺するところも爽快。最後は大方の予想通り、「次回もよろしく!」的なシーンで終わる周到さ。映画自体の評価はそこそこなんだけど、至れり尽くせりの映画づくりには関心した。評点:69点
2023.11.15
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「別れる決心」いゃ〜、やっぱり韓国映画はいいね。。黒谷友香に似た中国出身の女優さんの存在感がハンパない。佐々木蔵之介似の刑事さんが彼女に翻弄されて、やがて"崩壊"するプロセスも面白い。ミステリーなんだけど、何となくユーモラスな描写が絶妙。偏見だろうが、村上春樹の小説を読んでいるような気分になった。本作は賛否があるようだが、私は"推し"ですよ!!身近な人を殺して中国から韓国に亡命、その後、身の回りには殺人(?)事件がゴロゴロ発生、、でも終始落ち着いている姿がカッコ良すぎる女性。まぁ、こんな人はいないだろうね、実際は。2度目はもっと発見がありそうな映画だ。それも楽しみ。評点:80点
2023.11.10
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「ナックルガール」主演の三吉さんは結構気に入っている俳優さんだし、この映画のために頑張って"体づくり"したのは誰が見ても分かるし、、、良い映画であって欲しいと切に望んで観た映画だったが、やはり邦画でこの手のアクションモノはどうしょうもない結果をもたらす。加えて脚本(原作は未見なので知らないが、、)が酷い。これだけ雑な展開しか目立たない作品も珍しい。これを韓国で作っていたらどうなのだろうか、、?不良のお姉ちゃんが可愛い妹のためにプロボクサーとしてのし上がろうとした矢先にその妹が誘拐される。その経過も、結果もこじ付けだらけで、悪の巣窟に潜入する件や"頼りになる見方"二人も何気に地味。ラストまで、ボケボケの結末には「時間を返せ!」と叫びたくなる次第。悲しすぎる。三吉さんには是非次回でリベンジしていただきたい。評点:40点
2023.11.05
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「オットーという男」この映画、一言で言えばトム・ハンクス版「グラン・トリノ」もちろん「グラン・トリノ」のクリント・イーストウッドほどの迫力はないものの、よく言うところの"涙腺崩壊映画"としてはまずまずの出来だった。また、登場人物にボロボロ泣かせる演技はいかがなものか、、ついでに言えば、猫の可愛らしさ描写がやや不足気味なのも不満ポイントとしておこう。ただもう一回、「グラン・トリノ」を観たいと思わせてくれた作品に感謝。評点:76点
2023.10.25
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「アライブフーン」柄にもなくレーシングドライバーの映画を観てしまった。。それもドリフトドライブレースというかなりマニアックな。主人公はeスポーツの世界から引き抜かれたゲーマー。あれ?最近、こんなアメリカ映画あったよね。https://www.gt-movie.jp/こちらはレーシングカーの"トップガン的"なものみたいだけど、日本映画の場合は、そんなお金もかけられないし、ロマンスもオシャレじゃないし、、でも楽しんで観ることはできましたよ。主役の野村周平は嫌いじゃないしね。ちなみに演技賞は土屋圭一さんだろうね。評点:70点
2023.10.09
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「オオカミ狩り」そんなに期待していた映画ではないが、カッコいいアクションでも見るか、、、なんて思って鑑賞。結果、終始血みどろのぐちゃぐちゃ描写が続き、ポスターの三人のうち、一人は前半であっさりと、二人目は終盤にこれまたあっさりと、、死んだ。旧日本軍(新日本軍はあるのか、、)の人体実験の成果を韓国の製薬会社が引き継いで"改造人間"の製造に勤しむのだが、結局何がしたいのかわからないまま、ラストは海岸を彷徨う主人公を映して「続きは続編で!」とアピールしながら終わる。ストーリー自体に面白さが微塵も無かったし、最後まで暴れ回った"モンスター君"の描き方が謎すぎる。いかにも韓国のイケメン俳優さんが出演しているので、地元ではそこそこヒットしたのかも知れないが、他のお国でアカンでしょ。まかり間違って続編がリリースされても観ることは無いね。評点:59点
2023.09.25
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「すずめの戸締り」「君の名は」「天気の子」そして「すずめの戸締り」と新海監督の"災害三部作"のシンガリは"地震"だ。隕石落下や異常気象などは可愛いものでして、日本人に身近な災害である"地震"がテーマ。それを鎮める役目のお兄ちゃんと九州から四国、神戸、東京そして最後は東北を旅するロードムービー。相変わらずいろいろな情報、雑学を練り込んだシナリオや美しい映像は必見、、ではあるが、なんか不思議と違和感がつき纏う感じ。一言で言えば感情移入できない悲しみや辛さなのかなぁ。。そして、じわじわと相手を好きになる「君の名は」「天気の子」と違って、本作は一目惚れなんだね。理由も聞かずただただ優しく接してくれる周りの人たちや"要石"だった猫の気まぐれ加減(猫は気まぐれ)もその違和感に拍車をかける。これも毎度お馴染みのラスト10分の感動シーンとラッドウィンプスの楽曲。。う〜ん。もういいんじゃないのかなぁ。新海さんは次回作ではどんな感じに変貌するのかな。。期待はそれだけです。評点:73点
2023.09.22
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「VIVARIUM」"ビバリウム"・・つまり飼育箱かなぁ。お魚は"アクアリウム"で爬虫類なんかは"ビバリウム"だね。新居が欲しいカップルがとんだ迷宮に迷い込み、見知らぬガキを育てるお話で、スピーディな展開はなく、全編にわたって不穏な空気と耳をつんざくガキの叫び声。タモリの「世にも不思議な物語」と何ら変わらない。(良くも悪くも)時々雄叫びをあげるガキを大人にしてしまえば、「はい、それまでよ」だって。自宅で暇つぶしに観るDVDとしては時間的にも適度な"毒"を味わう的にもちょうど良いかな。カテゴリーとしては"SF"なんどろうけど、あまり人にお勧めできる作品ではなかった。評点:60点
2023.09.12
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「ミーガン」今年前半、"ミーガン・ダンス"でバズったこの映画。ある程度は先が読める"この手の映画"だけど、、、一応は押さえておきました。ほどほどの尺の長さだし、映画批評ど素人の私でも先が読めるストーリー展開だけど、まあまあ楽しめた。(まぁまぁですよ。。)ミーガン役の子役の女の子の身体能力に感心しながらも「死ぬまで守ってあげる、、」ハズのミーガンちゃんは最後に完全暴走だ。そして、最後はお決まりの"この映画が当たれば、続編もあるよ"的なエンディング。。やっぱりコレね。設計データが漏洩しているハズのミーガンちゃん。「最後はクローンが大挙して応援にくる!」ところまで描いてくれたらよかったのにね。それは次回か、、時間つぶしにはぴったりの映画だけど、2度は観ないね。。暴走するミーガンちゃんより、わがまま放題の"ご主人様"の方が私は怖かったです。評点:69点
2023.08.30
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「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」上映中何度も笑ったし、奇想天外なお話と思いきや、実は"単なる"家族愛のお話だったりと普遍的な落とし所を持った「ちょっと変なフェミリー映画」を世間はどのような評価するのか、、、結果はアカデミー賞を受賞し、映画も大ヒット!!出演者のメインがアジア系の映画としては、異例中の異例と言えよう。ただ終盤でなぜは私は「LIFE」を思い出してしまった。「LIFE」は私が生涯ベスト級と評する作品で何度観たか覚えていない映画。両作品を比較対象する人はあまりいないかもしれないが、私には共通点が多々あった。で、、この「エブエブ」はどうだったの、、と言えば、「面白いけど、この落とし所にもってくるためのストーリー(映像を含めて)としてはどうなのかなぁ」だった。二度目を観ると私の中の評価も変わるかもしれないが、やや消化不良というか中華料理店に入って手打ち蕎麦を食った気分だったよ。評点:77点(今の所)
2023.08.25
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「TAR」久々に劇場で鑑賞しようと思っていた作品だったが、結局、TSUTAYAのお世話になった。いきなり、エンドクレジットから始まる摩訶不思議な作品だった。そして、SNSの会話。。。なんじゃこりゃ!です。舞台はまさにコロナ禍の現在。ベルリンフィルハーモニーの指揮者であるTARさんのお話なのだけど、この方のやることがとにかくエグい。地位も名声もある女性指揮者は楽団員、音大の学生などをパワハラで片っ端からへこまして行く。しかも本人に自覚がない!映画を観ていて、マトモじゃない登場人物はTARだけなんだよね。。そして彼女の悪事(?)はやがてネット上で暴露されたり、被害に遭って自殺した方の両親から訴えられたりしてベルリンフィルを追われてしまう。失意のどん底で汚い実家に戻って、昔のビデオを見ながら「再出発」の決意をするTAR。そしてラストはフィリピンの「モンハン・コンサート」で元気よく指揮棒を振るところでおしまいです。。また、"なんじゃこりゃ"ですよ。。本作の良し悪しは私のような凡人ではわからないけど、伏線を張り巡らして、終始、不穏な空気感を漂わせた本作は"変態的な傑作"でしょう。そして、主役のケイト・ブランシェットの演技が凄すぎる。追記再度、前半部分を見返してみた。。冒頭40分ぐらいの長回しが続く3シーンにこの映画の全てが詰まっていたのがわかる。一見して退屈とも思える会話の連続と背景に映り込む後ろ姿なり、影、、、会話の内容は予備知識がなければただの垂れ流し会話になってしまう。この監督は"ただ者"ではなかったということだ。映画芸術という言葉があり、それはどの監督にも当てはまるとは思っていないが、芸術と呼べるだけの作品を作ったこの監督には相応しい単語だと思った。評点:不可能(よく言えば100点かも)
2023.08.08
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「呪呪呪」この映画、ジャンル的には韓国版ホラー?でも全然怖くないし、なんとなく既視感がある。以前観た「怪怪怪」の方が面白かった。両作品に関連はないと思うけど、多分。悪行の限りを尽くす韓国の薬品会社の経営者陣に恨みを持つマレーシアの呪術師が死体を操って行う"復讐劇"なのだ。主役の女優さんはあまり主役っぽくないというか、悪いけどぼんやりしたお顔。後半で活躍する"相棒"はなんとなく平手さんみたい。そう言えば、平手さんは今どこに、、、?どうでもいいけど。詰まるところ、善良な人たちが殺されるのではなく"悪人退治もの"だから、スッキリするのが肝になるんじゃないかと思うけど、そうでもない。悪人を護衛した善良な警官まで復讐の巻き添えになるんだけど、そもそも放っておけば、悪人だけが死んでめでたしめでたしなのでは??今話題の"Bモーター"さんの場合は、支援者が出ないことを望みますよ。ご臨終を望んでおります。この映画はもともと前日譚があるようだし、本作のラストでは続編もあるよ。。ともったいぶった終わり方をするし、、絶対観ないなコリャ。評点:55点
2023.08.03
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「天間荘の三姉妹」なんかよく知らないが、"スカイハイ"というドラマの派生版らしい。"この世"と"あの世"の間にある「天間荘を営む親娘の前に義理の妹が出現するところから始まるのだが、なんと言っても"これでもか!"というぐらいの長尺(2時間半)でして、正直言って参りました。多分せっかちな監督がメガホンとっていたら半分の上映時間だったでしょう。「もう一度、この映画を観てくれ!」はまさしく拷問でしょう。そして、出演者はとにかく"豪華"。(無駄遣いとも言える)お話は、なぜか新興宗教っぽい香りさえするオカルトもの。後半は震災(変なCG処理)絡みで「あまちゃん」の続編とも言える。ラスト20分頃からの"涙腺崩壊"みたいな評も分からなくはないけど、それだったら前半から中盤のひっぱりはスバっと編集して欲しかった。当然、2度と観ませんよ。評点:59点
2023.07.24
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「RRR」やっとレンタル開始! 即借りした。前作のバーフバリが前後編の超大作だったが、本作は「interval」を挟んで約3時間。まぁ、インド映画としては普通の長さか、、、インドがイギリス植民地時代に起こった色々な内乱をミックスしたような感じ。(インドの歴史には明るく無いので分からないが)お話のスケールとしては、前作の方が優っていたと思うが、インドの方々や西洋人の視点で見るとおそらく本作の方が感情移入しやすくなっている。村から拐われた女の子を取り返そうとする濃〜い男と心に大志を抱いているがじっと我慢してイギリスの"犬"に甘んじているコレまた濃〜い男。(そもそもインド映画は男女ともに濃い人しか出てこない)お話の途中で二人ともピンチを潜り抜けて見事に本望を遂げるストーリーと途中で突然始まる歌と踊りはまさにインド映画の真骨頂。この映画は絶対に映画館向きなんだけど、3時間の間、トイレに立たない自信は無い初老の男子なので、自宅で観た次第です。個人的には「きっと、うまく行く」的な映画が好きかなぁ。評点:78点
2023.07.06
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「異動辞令は音楽隊!」私見だが、「日本映画の生きる道はコメディにあり」と思っているのだが、素材を生かしきる作品の少ないこと。。。本作も全くダメダメだとは思わないし、脚本を練り込めばいわゆる"大いに笑って泣ける"作品になっていたはず。ということは邦画界にコメディを作る人材が不足しているということか。漫才やコントそして落語なんかの文化もあるのにね。絵に描いたような暴力刑事が上に睨まれて"音楽隊の係長"に栄転(?)となる。最初は不貞腐れていたオッサンが段々と音楽に目覚め、チームワークに目覚め、家族との繋がりにも目覚めるという"よくありがち"な作品。それでもこの2時間を"全くの無駄遣い"とは思えなかった。もっと細部まで丁寧に作っていたらなぁ。。残念。評点:63点
2023.06.29
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「決戦は日曜日」とっても"暇つぶしな映画"はないものか、、、あった!コレ。昨年1月に一般公開した準新作(?)なのにこのポスター、、、そして題名も。親父の病気入院中に国会が解散してしまったので、"取り巻き連中"が相談して、その娘が急遽出馬となった、、、というお話。どこかで聞いたことがあるストーリー(いや、実話)演説の台本もロクに読めず、暴言、暴行を繰り返す候補者だが、結局どんなことをしても当選するんだよね、世襲議員は、、、「どこかの国会議員はこんなもの」という事を絵に描いたストーリーで映画化して、これを誰が観るのかなぁ。多分、そんな議員さん達は絶対観ないだろうし。"誰かを楽しませるエンターテイメント"としてターゲットを定めて映画を作っているのか?大いに疑問です。でも私はそこそこ楽しんで観たのですが。評点:61点
2023.06.28
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「ホイットニー・ヒューストン」"この手"の映画は大体観る事にしている。大昔、映画館で観た「ザ・ボディーガード」やスーパー・ボールでの歴史的な国歌斉唱などいわゆる"名シーン"をふんだんに盛り込んだ破滅人生の物語。悲惨と言えば悲惨だし、パッと咲いてパッと散る花火のような人生ドラマだ。他の一流と呼ばれる歌手の多くは作詞、作曲、プロデュースなどをこなすが、彼女は天賦の才である"声"(the voice)のみを使い切った歌手だった。多分ほとんどの曲がカバーだし。声、顔、スタイルどれも抜群なのに、なぜこんな人生の終わり方をしたのか、、毒親父、毒夫を受け入れてしまった報いなのかもしれないが、、、大変残念だ。昔、「自分はプロの歌手になる」と言って、職場を離れていった部下がいたが、その時にある得意先の方が私にだけこう言った。「芸能界はある意味で非常識な人でないとやって行けないが、XXさんはそうではないのでは?」と。その言葉に何となく納得してしまった事があった。爆発的な声を持った"人間拡声(覚醒)器"のミス・ヒューストンはサビの部分では下顎を大きく振わせて歌っていたと記憶するが、この映画ではそこまで再現していなかった。これも大昔に、淡谷のり子大先生が八代亜紀の歌い方に対して「あなたは大きく顎を動かしながら歌っており、みっともない」と指摘した。ホイットニーの歌い方を見て淡谷先生は何と言ったのだろうか、、是非きいてみたかった。評点:75点
2023.06.27
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「ある男」"中だるみ感"はあるものの、見応えのある映画だった。何より"下手な役者"が誰ひとり出ていなかった事(子役を含め)で、純粋に作品を楽しめた気がする。こういうのを"サスペンスもの"というのか、、、ただ、謎解きが作品のメインテーマではなく、それぞれの人間が抱えている"暗闇"や"高揚"をクロスさせながら展開するストーリーは面白かった。原作者の平野さんの小説では「マチネの終わりに」が我が家にあるが未読。早く読まねば、、、バツイチの女性と何か影がある男性が知り合って結婚し、幸せな生活を送っていたが、ある日、事故で夫を失ってしまったことで、「ある男」の過去を探す事になる。こういうのも弁護士の仕事なんだ、、、と思いながら観た。多分、もう一回ぐらいは観るな、、評点:77点
2023.06.26
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