naruto-hinataのPhoto&Cinemaブログ

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2022.04.24
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カテゴリ: 映画批評
「マトリックス・レザレクションズ」


そんなに期待していたわけでもないが、
・10数年ぶりの新作
・脚本家の一人が"あのデイヴィッド・ミッチェル"であること
・ウォシャウスキー姉妹(?)の姉であるラナ・ウォシャウスキーの非常に個人的な事情で作成した作品
等等、今までのシリーズものとは異なる要素は期待していた。

まず、頭があまり柔らかくない私には、この内容で2時間半という上映時間は長すぎた。
そして、製作陣が異なったせいだろうが、映画全体の雰囲気が今までと大きく異なっていた。
CG満載とは言え、そこそこの製作費を必要とした作品だろうが、如何せん映像からは豪華さが伝わってこなかった。
正直言って、もう一度見るかどうかは「???」だが、この"レザレクション(ズ)"が誰のための、何のモノなのか、突き詰める気になるかが問題だ。
ただ、一つ言えることは、今までの「アトリックス」をパロっていること。
例えば、
冒頭近く、トーマスの仕事場にはマトリックスのフィギュアが並ぶ、その次のカットて゛"中指立てた"フィギュアが一瞬映り込む。
こりゃ、マトリックス・ビジネスに"クソ喰らえ"だね。。
また、トーマスが疲れ切って入浴中のシーンでは、頭の上に"ヒヨコ人形"が乗っている。
この手の映画ではあり得ないシーンでしょ。
トーマスの社長が「親会社のワーナーがマトリックス4を作れ!とうるさい」とトーマスに話すシーンがあるが、これってまさに観客も待ちわびる"現実の話"だよね。笑うしかない。。

<余談その1>
東田直樹君を世界的に有名にした脚本担当のデイヴィッド・ミッチェルさんは日本で約10年間、学校の先生をしており、日本語はペラペラだ。自分のことを「俺」と言う。
私には有名なSF作家というより、自閉症の息子さんと仲良く暮らすお父さんのイメージ。
<余談その2>
チョイ役だが、トリニティを"復活"させる重要な役割の女優さんは、"世界一の美女"として有名なインドの女優さん。
<余談その3>
エンドロール後の「キャットリックス」のお話は、、、意味不明だが、これも最後のギャグ。
<余談その4>
エージェント・スミスが別人だったのが、なぜか悲しい。
おそらく、本作の内容にヒューゴさんが興味を持たなかったのだろう。

お話はゲーム作家(デザイナー)の主人公トーマス(実はネオ)が会社で何やら悩んでいたおり、同僚と一緒に入ったカフェでトリニティ(その時はティファニー)と出会ったところから事件が大きく展開する。
トーマスは会社や社会に従順な生活から"自由"を求めるネオとして蘇り、同じく復活したトリニティと共に"空に虹のかかった素晴らしい世界"を再構築するというものみたいだ。
ラスト近くで"ネオは空を飛ぶ伝説"を体現するのは、実はトリニティの方だった。
「二人で一つ」を強くアピールする場面はなかなかのものだが、残念ながら映像がついてこないところが残念ポイント。

途中、大ビンチだったネオたちを、強力な力で救ってくれる、エージェント・スミス(トーマスの会社の社長さん)は最後はどうなった??

とにかく、今までと"味わい"が全く異なった料理を食わされているようで、良くも悪くも終始シックリ来ず、収まりが悪かた。

評点:67点





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最終更新日  2022.04.24 20:23:17
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