フリーページ

2004年07月24日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 夏の夜、どんぐりの樹のまわりを、カブトムシがぶんぶん飛び回っている。

 木の下には、ひっくり返ったカブトムシが息絶えていたり。
 きれいによく乾いている。美しいので、ニ、三日、玄関にオブジェとして飾る。


 夏の朝、アリンコたちが、朝からせつせと働いている。

 カブトムシを埋めたいときは、アリの巣の近くにそっと置いてあげる。
 あとは、勝手に、アリンコたちが、集まり、埋め、分解してくれる。

 蝶(ちょう)、ダンゴムシ、アリヂゴク、蜂、カナブンたちも、そのうごきをいよいよ活発にしてきた。


 夏の庭を子供と一緒にながめる。

 どうぶつ、こんちゅう、花、


生きものは、みな、
生まれて、思い切り働いて、鳴いて、
歌って、踊って、糞して、戦って、セックスして、死んで、
そして、また土に帰り、
つぎの いのちへと、バトンをつなぐ。


 そこには、悲哀など、まったく、ない。
 四季、あたりまえに、それらは繰り返される。
 にんげんも、ほんらい、同じである。


 ゆいいつ、人間にのみ許された特権といえば、
 「悩み、解決方法を見出し、笑う」ということだと思う。
 これは、虫や植物、ほとけさまにも、できない、
 にんげんだけの特権である。

 ならば、せっかく、今世、人間として生まれたのだ。
 その幸運(けして不運ではない)に感謝し、
 おおいに、悩み、解決し、笑おう。

 せっせと、あるいは のんびりと、働いて生きよう。

 せっかくだから、可々大笑、可々爆笑して、逝(い)こう。

 あっという間に生き、あっという間に死ぬんであるから、
 いちにち一日を、大切に生きよう。
 で、なるべく長生きして楽しもう。

 恐れることはまるでない。
 人間が終われば、次のステージが待っている。
 そこで、また、いっしょに遊ぼう。

 お庭に出てごらん。
 それを、たとえば、カブトムシが教えてくれるよ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年07月24日 21時03分45秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

雨粒子

雨粒子

お気に入りブログ

弘法大師空海さまの… 瑠璃光山人さん
濫読、積読(らんど… スイッチ☆さん
鬱の力 園 爽太朗さん
めざめ読書の家 めざめ読書の家さん
天才塾 天才塾さん

コメント新着

コースケ@ お、俺のおtmtmがぁ――!! もう、もう……なんも出まへぇーん!(TT…
雨粒子 @ 眠れる獅子~G3へ  この日誌は、雨粒子さんと法光が交代で…
眠れる獅子~G3 @ 有難うございました いつもたくさんの気付きを有難うございま…

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: