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2016.06.23
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カテゴリ: 乳がん治療~ing

リアルに薬液が全身を駆け巡る体験をしたのは2度目でした。

前回は、あの緊急入院のきっかけとなった造影剤投与。

体が熱くなる、という説明の通り、熱いものがウェーブのように走った感覚が

 まだありますが、麻酔も同じ。

眠くなりますよ、と声がかかってから、温かいウェーブがフワッと・・。

********

入院したのは20日の午後。

受け付け、歯科検診を受けてから病室へ。

ところで、歯科検診ってなんで?とお思いですよね。

全身麻酔時、自分で呼吸ができなくなるそうで、気管に管を挿管して

呼吸を助けるのだそう。

その時に歯が良くないと、取れたり壊れたりして喉や口の中を傷つけたりすることになる

可能性があるのだそうで、自分でも外せる歯はないですか?って何度も確認されるんです。

病室は幸い申し込み通り個室を用意してもらうことができました。

14時には部屋におり、Drの説明は16〜18時の間ということで、あとは待つだけ。

でも、看護師さん、薬剤師さん、麻酔科医といろんな方が来られているうちに

Drからの説明の時間となり、別室で説明を受けました。

パパ先生にとっては初めてDrから受ける説明も、私は既に聞いている内容で

復習のつもりでいたんですが、聞いてない内容が出てきて、え〜@@;。

リンパ浮腫って何だあ・・。

腋窩リンパに転移があった場合、副作用として強いむくみが腕に出ることがあるんだそう。

程度は人による。

重いと水を詰めたゴム手袋みたいに腫れる・・。

対処方法はいろいろあるようですが、こうなるとやっかい。

これまでの検査で転移の発見ないが、リンパを染める方法で目的のリンパ節から検体を取り

手術中に病理検査をした上で、取る取らないの最終判断をするとのこと。

無ければ2h、取る場合は3hの手術だそうです。

この説明の後パパ先生は出社となりました。

ある日を境に人生が変わるような体験をするのは出産以来。

出産には楽しい未来を想像することもできるけど

全摘手術ではそんな未来は思い描くこともできず・・。 

 今のままの私は今日までなんだなあ・・。

入院の日の午前中から頭痛が取れなくて辛くて。

それは天気のせいか、自覚なく緊張しているせいか

病院に入ってから何度となく計られる血圧は160前後ととにかく高くてなぜか微熱も。

これで手術できないとなったら??

ヒロを泊まらせてもらう準備だけでも大変だったのにここへきて中止はたまらん、

と、本気で心配になりました。

かと言って、喜んで受けます、というわけではもちろんなく、複雑極まりない心境でしたが、

当日朝、Drに血圧のことを聞くと、淡々と、

よくあることです

と、だけ。

やっぱり苦手、このDr・・。

そして8時、看護師さんが、着替えです、と来られ、

病院内着の浴衣を後ろ前に着て、足にはむくみ防止の着圧ソックスを履かされます。

8時半過ぎにパパ先生と義母が来てくれて・・。

もうそこからあとは涙が出始めて、2人の顔は見ることはできませんでした。 

とうとう手術室へ向かう車椅子が来てしまい、座るとますます涙が・・。

ほとんど今日まで泣かずにきたもの。

胸を失う哀しさも、いろんな思いも溜まってる。

今日だけだから・・。 

看護師さんが気を遣ってくれて、人目少ないタイミングで行きますか?、

と言ってくれたのですが、引き返したらもう動けないかもしれないと思い、

そのまま連れて行ってもらいました。

手術室の待合にはたくさんの患者さんがおられて、それぞれに看護師から麻酔科医へ、と

引き継ぎされて、それぞれのオペ室へ歩いて向かうしくみ。

まな板に鯉が自ら歩いて行く、って、他でもそうなんでしょうか・・。

オペ室にはクラシック音楽が掛かっていました。

ワルツっぽい。

好きなシュトラウスかも・・。

そんなことも考えつつ、でもDrからの質問には声も出せないほどで、涙も止まらなくて。

心電図つけますよ、の声掛けに、これで浴衣めくられるのかな、やだなあ、と

思っていたら、ここでは浴衣の下で作業する感じ。

意識がある間は配慮あるんだあ。

そして、少しずつ眠っていただきますよ、と言われて、体を温かいウェーブが走ったな・・、

と思った次は術後でした。

麻酔が切れていくのでしょう、痛みがずっとあって、私は必死で、痛い、痛い、というのに

言葉が届かないみたい。

何度も聞き返されて、やっと、Drに確認してきますからね、と。

酸素マスクしてるし、挿管を取ったあとは声も出にくいらしいから仕方なかったんでしょうけれど

麻酔の後の痛みが結構しんどかったです。

後で聞くと、ずいぶん長くうめいていたみたい。

完全に目が覚めて目が開くまで、寝ると起きるの間をさまよっている状態でした。

これもずいぶん長かったみたいです。

この後がしんどかった。

体勢を変えると痛むし、動かないでいると腰が痛いし、口は酸素マスクでカラカラなのに

水分は翌日まで誤嚥防止のために飲めないのでダメ、と。

寝るのがいちばんラクなんですが、そううまくも眠れず・・。

看護師さんが夜中も検温などで来られますし、何度も起きながら何とか翌日になり、

飲み物の許可が出た時は心底ホッとしました。

全身麻酔で手術だと皆さんこうなんですって。

明日にはかなり元気になりますよ、という言葉だけが頼りだった一晩でした。 






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最終更新日  2016.08.13 18:42:14
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