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小川 糸 著 食堂かたつむり を読みました 確か、柴崎コウさん主演で映画化されたと思います。 本では、主人公の倫子が「ほとんど丸坊主」のような髪型になっていますが そこん所はどうしたんだろう…気になります。 内容は、母一人子一人で育った主人公が、訳あって十年ぶりに帰った故郷で一日一組しか客を取らない食堂を開き奇跡を起こしていく・・・ようなお話です。 お母さんとの確執は原因があまりはっきりとは書かれておらず、それゆえ倫子の心の葛藤が少しわかりずらかったように思います。 それに比べ、料理の描写はとても丁寧で、読んでいると映像やにおいまでもしてきそうなほどでした。そして、どの料理もすごくおいしそう!!! とても、おなかのすく、そして食べ物のありがたみがわかる小説でした。
2012年01月24日
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初めは、暗い雲が垂れ込めてるようなうっとおしさがありましたが、読み進めていくうちにだんだんはまりました。特に、最終章、重之の章がズシンと来ました。暁から見ると、どうしようもない父親に見えていた重之が、実は繊細な優しさも持ち合わせていること気づかされました。そして、癒されることのない傷を負っていることも。。。どの登場人物にもあまり感情移入できずに、泣けなかったけど、最後の墓参りの場面の紫の小菊の下りがほろりと泣けました。同じ出来事も、人によって受け止め方も感じ方もそれぞれ。そんな当たり前のことに、改めて気づかされました。
2011年10月21日
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