雲の上はいつも蒼空

雲の上はいつも蒼空

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2016.03.24
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歌詞の字幕で「人ゴミ」というのが出てきた。

「ごみをカタカナにすると、人がゴミのようだ!って感じになっちゃうね」
            (ラピュタに出て来るムスカのセリフ)
と笑ったら、娘が、
「え、そうなんじゃないの、私そうだと思ってた。どこがいけないの」
と言ったのでちょっとびっくり。

「ゴミくずのごみじゃなくて、人がたくさんいる…込んでるから人込みっていうのよ。
大きな駅の雑踏みたいに、大勢がざわざわしている感じ」

人混みも使えると思ったが、電子辞書で調べると人込みしか出てこなかった。

娘は言ってることわかってくれたかな?
彼女はけっこう本好きの部類だと思うけど、
是非とも、もっとたくさんの本を読んで欲しいなぁ、と思った。


最近気になる言葉としては、

「来賓の話が延々と続いて疲れた」というような「延々と」が、
時折「永遠と」という言葉に置き換わっていたりする。

「永遠と待たねばならない」
・・・って街頭インタビューのテロップにも書かれててびっくりした。

確かにそう聞こえることもあるかも知れないけど…。
長い時間が永遠のように思えると言いたいのかも?
それにしても、永遠は長すぎるんじゃないかなぁ。

「延々と」って言葉はあまり使われなくなりつつあるのかな。


これはだいぶ前から気になってて、
もはや先生やTV番組でも普通に使われているのですが、
「難易度が高い」って言葉にも抵抗を感じてしまう。

「難易度」というと難しかったり易しかったりする尺度なので、
単にそれが高いというと、難しい方が高いのか易しい方が高いのかわからない。
難しいってことを言いたいのなら「難度が高い」と言うとすっきりすると思う。

たまにちゃんとそう言う人がいると、
「この人は言葉に気を遣う人なんだな」と好感度が上がります


それからもう一つ、
「うろ覚え」を「うる覚え」という人がけっこういる。

はっきりしない記憶のことを言う「うろ覚え」は、
漢字では「空覚え」と書くようです。

うろは虚・空・洞など内部が空になっているということで、
あまり注意を向けないで(頭が空っぽな状態で)見聞きしたことが、
ぼんやりとしか思い出せない状態のことを「うろ覚え」というイメージ。

「うる覚え」だと、意味のイメージが出てこない。
「永遠と」と同じように聞き間違えから来てるのだろうなぁ。


言葉は生き物でだんだん変わっていくという。
だから、この言葉たちはそのうち正しいものになるのかも知れない。
一時的に使われただけで、淘汰されていくものもあるだろうし…。

私が正しいと思って使っている言葉の中にも、
間違った使われ方から昇格したものもたくさんあるんだろうな。

だからこれが正しい!という風には、余り強く言えないけれど…。

でもやっぱり、
言葉で仕事をしている、例えばアナウンサーの人などが使ってると、
気になったりしてしまうこの頃なのでした。








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最終更新日  2016.03.25 00:31:46
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