のほほん本舗

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抗うつ薬についての私見



医者でも薬剤師でもないですが、自分なりに勉強したことと、服薬した人の話を元に、主な抗うつ薬についての私見を述べます。
あくまでも参考程度にして、あまり過信しないでください。信頼できる医師の処方が一番です。

1.三環系抗うつ薬
1)トフラニール・イミドール(イミプラミン)
・意欲をあげたい人には有効。
・過食症の人にも効果あり。
・立ち上がりに1ヶ月程かかるようなので、すぐに諦めない。
・眠気が2週間程続くようす。
・人によって抗コリン作用がある(口渇、便秘、排尿障害など)
2)アナフラニール(クロミプラミン)
・人間を丸く、寛容にする。
・睡眠障害やパニック障害にも効果あり。
・立ち上がりも早い。
3)トリプタノール(アミトリプチン)
・沈静作用がある。つまり、抑制を抑制する感じ。
・すぐに躁転(躁状態に転じる)する人には有効。

2.第二世代三環系抗うつ薬
1)アモキサン(アモキサピン)
・妄想などの精神症状に効果
・意欲向上にはあまり効果が無い。
・抗コリン作用が強い。眠気も酷い様子。

3.四環系抗うつ薬
1)ルジオミール
2)テトラミド(ミアンセリン)
・三環系抗うつ薬の副作用は、あまり改善されていない様子。
・せん妄に効果がある。セレネースよりは良いみたい。

4.SSRI(セロトニン選択的取り込み疎外薬)
1)ルボックス・デプロメール(フルボキサミン)
・5割の人が吐き気が1週間以内に起こる。
・効果も今ひとつの様子。
2)パキシル(パロキセチン)
・ヒットすればバツグンに効く。
・就寝前に出すDrが多いらしいが、覚醒作用があり、本来は朝服用する方が良いらしい。
・立ち上がりが良いだけに、減らす時は危険。両刃の刃。
・未成年に処方すると、自殺向上という人もいる。
・薬価が高いのもネック。

5.SNRI(セロトニンノルアドレナリン取り込み疎外薬)
1)トロドミン(ミルナシプラン)
・意欲向上に効果
・抗コリン作用少ない
・2W程、眠気があるがその後は楽。

6.その他
1)ドクマチール(スルピライド)
・もともと胃潰瘍の薬。
・食欲増進
・クヨクヨの輪を断ち切ってくれる。
・女性の5人に1人の割合でプロラクチン分泌があがり乳汁が出る。生理不順に人も。
2)デジレル・レスリン(トラゾドン)
・睡眠薬にも使われている。
・目覚めが爽やか。
・SNRIとのマッチングが良いらしい。
3)ヒルナミン・レボトミン(レボメプロマジン)
・5mmで、抑制が取れ、睡眠がとれるようになる。
4)リタリン(ミチルフェニデート)
・覚せい剤に似ている成分があり、ナルコレプシー(ねむり病)、重症のうつに効果。
5)フルメジン(フルフェナジン)
・1mmで抑制がとれ、睡眠が取れるようになる。
・当たり外れが顕著な薬。

7.ドーパミン作動薬との併用(Augmentation therapy)
・あまりこういう処方はされていないようですが、ドーパミン作動薬である、カバサールなどとの併用で、抗うつ薬を増強させる効果がある。カバサールの副作用として、ナウゼリンも服用すると安心。意欲向上に効果があるとか。


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