のほほん本舗

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ナ行



ボスニア紛争を描いた戦争映画「NO MAN’S LAND」を観た。
戦争映画と言っても、ハリウッド映画お得意の派手な殺戮や、戦闘シーンはない。その分、一人一人の精神描写が丁寧であり、メッセージ性が高く力強い映画である。ダニス・タノヴィッチ監督自身がボスニア軍として参戦した当事者だからこそ、こういうメッセージ性の高い作品が作れるのだろうな。これは、ロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」にも通じるところがある。
さて、「NO MAN’S LAND」に話を戻すと、ボスニア軍兵士チキとセルビア軍兵士キノが、塹壕で「この戦争どっちが悪いのか?」で口喧嘩しているシーンがある。
チキ「セルビア人が悪いのが世界の常識だ!」
キノ「お前等の世界ではな!」
そのあと、銃を手にした方が弾圧して、「俺らの方が仕掛けた」と、無理やり言わせている。
どちらも、自分たちの正当性のみを主張し、差異化のみに重点をおいた話である。常識というのも、人類共通の常識ではないのだ。ん~なんだかな~っ。どこかの大統領がこのシーンを見たらなんと言うのだろうか?是非、聞いてみたいものじゃ。
ちなみに、共通の話題の時は、二人が楽しく談合シーンもある。それほど言葉というのは人を結びつけもするし、引き離しもするものである。気をつけて正しく使う事が必要であるな。ん。
この映画では、国連が事なかれ主義で全くあてにならないことや、スクープの為なら何でもありなマスコミの馬鹿間抜けコンコンチキぶりもしっかりと描かれており、苦笑してしまった。
衝撃のラストシーンは、ジャンプ型地雷を背中に仕込まれた負傷した兵士が糞すらすることも出来ず、悲しげな表情で取り残された姿がズームアウトされる。参った!この映画のコピーにもあるように胸に突き刺さるシーンです。何も出来ない自分が。。。情けない。。。。(+_+)
「戦争に加担して何もしないのは加勢することと同じ。」というセリフがある。我々日本は、今回の戦争では米国を支持するという選択をとった。つまり加担している。我々は、何をすればいいのだろうか?この映画の国連軍やマスコミのように手を拱いて負傷した兵士を置き去りにすることと同じではないのか?アチキは、せめて、後世に繰り返し同じ過ちを繰り返さないように、戦争の無意味さ、不条理さをしっかりと伝えようと心に誓いました。

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「NOVO」

主人公は5分前のことさえすぐに忘れてしまう記憶障害の持ち主。その彼に派遣社員のイレーヌが恋をしてしまう。
SEXも新鮮だということもあって、やりまくり。観ていてドキドキしました。イレーヌも超美人だったし、まっ、内容はともかく目の保養にはなったかな^^;


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