泡雪の日記

泡雪の日記

2004年01月29日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
心が芽生えて・・・・。

この年まで、心を隠して、無いものように生きた。
それは、子供の頃、自分が変な人だと気がついたからだ。

思うとその通りに事が運ぶ。
すると、私の想像を超えない世界。
簡単に人を恨むと相手が災難をこうむる可能性がある事を知り。
何が善で何が悪か判らないうちは、心を封じ込めた。

それは、漫画で『青春の尾っぽ』と言うものを読んだ時に決心した。

心が無い状態って想像つき難いと思う。

こんな感じだ。

例えば、ボ~イフレンドのお母さんから呼び出しを食らった。

『家のせがれと付き合ってくれるな。』
と言われる。

その時、少し苛つく。
で、ここは怒るべきなのだろうと判断する。
席を立ち。
「そうした話でしたら、自分の息子さんに仰ってください。」

一礼して立ち去る。

このお母さんは、親同士知り合い。

結局、2年付き合ってお別れしましたが、3年目に結婚を前提にと更にお付き合いを申し込まれる。

その頃、23・4歳
そろそろ結婚と思っていたので、再度お付き合いしたけれど、その人の子供を産むと思うと、生理的に受け付けなくて
偶々、慶応病院の皮膚科に行ったとき、問診のアルバイトをしていた方に会計で迷っている時に、ナンパされた。

問診の時に自分の悩みを話していたので、会計の案内をして貰った後、『お茶のみに行く?』

と簡単なお誘いに、「はい。」
だけで、成立してしまった。

それを、見ていた付き添ってきた、年上の知り合いは大笑いしていた。

何となく、お互い一目ぼれ状態。

結婚前提でお付き合いしていた人と、別れた。

皮膚科の病院に行ったのは、洗礼を受けた後。
家族を不思議に巻き込んで、精神病院に入れられた後、気を取り直すために、体に注目した。
薬の為か、腕の皮膚が荒れたので、行った。

慶応ボ~イの彼は、『あ、キチガイ病院ね!』
と軽く流した。
この事が、私の心を軽くした。

皆はどう思うか知らないが、精神病と言う病院科目より、
「きちがい」と言われる方が気が楽なのだ。

それは、精神病って、意味が判らない。
今でも思うのだが、あれは、キチガイの方が適切な気がする。

周りを巻き込む「気が違っている」のだ。
隔離には、当人だけではない、周りを巻き込む気の違いを生じる。
で、周りの人が理解に苦しみ恐怖に陥る。

そうして、病院で病気の対処が違うのか、それとも、病気に対しての認識が違うのか、患者にカラ~がある。

慶応病院の精神科の彼の感想は、『白衣を着てなければ誰が患者か判らない、神の領域だった。』

彼も、彼女と別れたばかり、私は婚約者から逃げたかった。
タイミングはばっちり合っていた。

お互いがお互いを求めて止まなかった。
家に帰ろうとすると、喧嘩になった。
返してくれなくなった。
我が家は外泊禁止。
朝までに、タクシ~でも家に帰れと、親子別居でもル~ルが有った。
わたしは、ル~ルを破った、罪の意識で、段階的に荷物を運び家出を図った。

親が気がついて、みっともないから、結婚話になった。
しての親もほぼ同意の意向で、親同士で話し合うときに、
相手のお父さんが、会社の社長の横領事件に巻き込まれ、
『時の人』となった。

そのことが切っ掛けで、順な時には見えない相手の弱さを知り、愛しながら、分かれた。

お互いの不幸が予感できたから。
彼の前で、私は人格が崩壊した。
一年彼は考え、別れた。
今ここに書くのは、彼も又、私が彼を捨てて、人格を崩れて行ったか知らないと思う。
彼が脳外科に進んだと、癌の手術のしてくれたドクタ~に聞いて嬉しくなった。
外科を勧めたのは私だ。
彼の性格は外科向きだった。
神の領域を解剖学で理解しようと選んでくれた事が嬉しかった。
人と人の出会いは、影響しあうと後の進路にも何かの痕跡を残す。
彼もまた私を愛していたのだと感じた。

この時、私は男女の愛にも失望した。

心が無い事と、愛情がわからない事とは少し違う。

心は「感じる心。」
それと、「判断する心」が有ると思う。

この両方が揃って、心の働きをする。

常に、片方しか動かない。

この状態を私は心を隠した状態と言っている。


そして、25歳の時、私は両方を失った。

字も読めなくなった。
一年病院で眠って過ごした。
退院後、とにかく働こうと、商品整理から始めた。
数を数える練習と思っていた。

色んな職場を首になるまで働いた。
アルバイトとしてでも、用が足りない状態だった。

半年働いて、半年本を読みまくる。
そんな事を繰り返し。

入院している時に思ったのは、家政婦と看護士。
家に帰るとは言え、殆ど同じ空間に居る。

そこで、面倒見る側と見られる側。
同じ空間で存在する事にそれ程の変わりが無いと感じ、
慣れた、病院で働く事に。

短大で習った事と、病院勤務はさほどの開きは無かった。
ごく自然な選択だった。

「もっともっと」のお話は、まだまだ始まっていない。
この次ぎこの次。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年01月29日 16時48分07秒
コメント(3) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

泡雪さん

泡雪さん

コメント新着

C.Duffy@ はじめまして、ティッピーのお話を読みました。 突然すみません。 この記事のあと更新がさ…
えまちゃん。 @ Re:お久しぶり(06/14) 泡雪さん、お久しぶりです。 お元気です…
ツヨシ8 @ Re:あらら(02/24) 泡雪さんへ。  今日は!  お久しぶりで…
泡雪さん @ Re:苦手な声。(11/23) 唄入りも良かったよ。声に慣れれば。 すっ…
えまちゃん。 @ Re:苦手な声。(11/23) 泡雪さん、おはようございます。 いつもあ…
泡雪さん @ Re:胸が痛い。(11/17) えまちゃん。 心配かけた? 大切な人の、…
えまちゃん。 @ Re:胸が痛い。(11/17) 泡雪さん、おはおうございます。 お久し…
ブラジョン @ 泡雪さんへ お久しぶりです! 3月はじめに骨折した右…
けいの@ おひさ えーと、この名前で通じたよね。 しばら…
泡雪さん @ ブラジョンさん。 毎年覚えていてくれてありがとう。とうと…

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: