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February 26, 2008
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カテゴリ: ★海外旅行記★彡
1月26日後半     前半の日記 の続き・・・


Plinz プリンツDSCN6060


プリンツに着くと、コンサートの準備が進められていた。
すでに、ギャラリーの中には、座席が作られており、ビールやワインと
ワイングラスやスナックが並べられていた。


そう、この日は、私達の友人、ベルリン在住の日本人音楽家ご夫妻のジョイントコンサートだった。
彼等とは、マドリード旅行でもご一緒した彼らのことである。
私は、もともと今回の旅行は、この日のこのプリンツでのコンサートに合わせて計画していたので、とても楽しみにしていた。
ワイマール留学中に同時期に勉強していたご夫妻(当時はカップル)。


プリンツには、コンサート開演時間の8時になると、50ほどの席が満席となった。
開演までは、みんなギャラリー内の絵を鑑賞したり、歓談を楽しむ。
私もウロウロとして、日本に持って帰りたいと思った、画家の奥様の作品のワインのデキャンタを買った。
私の家によく合うでしょう!

p10639041_1113664554s.jpg


実はギャラリーの中には、私がモデルになった作品も数多く潜んでいて(爆)、10年前の私の若かりし日の頃の顔が、他のお客にバレないといいなぁ~と冷や冷やしていたのだが、、、バレなかった模様。



このド田舎の村、プリンツは、なかなか日本人のお客さんは来ることないらしいが、なんと、この日、お客様の中に、日本人女性が2名いた。
すごい。
彼等は、イエナの大学でドイツ語を学んでいるらしい。
そこで知り合ったドイツ語日本語の語学交換パートナーをしているというドイツ人のご老人に、このコンサートに連れてきてもらったと話していた。
ところで、この語学交換パートナーのことを、よく「TANDEM」って言うんだけど、ドイツ人の画家やラジオ局に勤める友人は、「何それ??」って知らなかった。「TANDEM」の本来の意味は、「自転車とかの二人乗り」。
それで、「語学交換」という時にも使われるということを、ドイツ人が知らなかった。何故か私がドイツ人に、ドイツ語を教えた。驚き~。



画家が出てきて、本日のプログラムを紹介して、それからコンサートが始まった。紹介の時に、私のことも紹介してくれた。
「昔、ワイマールで勉強していて、プリンツでも何度かコンサートをしたことのあるayayaも今日は来ています」と。


まずは、ソプラノとピアノ伴奏で歌曲とアリアを堪能。
10年前、そのソプラノの彼女は、日本の音大ではピアノ科を卒業して、ピアニスト
だったのが、この10年、ワイマールで研鑽を積んで、すっかり素敵な
貫禄あるソプラノ歌手に変身していた。
1曲、オッフェンバックのホフマン物語に出てくるアリアで、人形役??
の超絶技巧な曲があって、歌も素晴らしく、しかも、旦那様でもあるピアニストとの仕掛け付きの芝居部分は楽しめた。
さすが夫婦だけあって息もぴったりで微笑ましい。会場からもどっと笑いが。
素敵な美声にため息と拍手もたくさん。

p10637712_408763401s.jpg

それにしても、いったいこのド田舎村に、どこから人々はやって来るのでしょうか?と思う。
ここに来るお客さんは、別に特別なお洋服を着飾っているわけでもなく、村の近所のおじいちゃんおばあちゃんの会合のような、そんな気軽な感じでクラシックを聴きに来るのだ。
みんなどこまで音楽を分かっているのか分からないけど、心から楽しんで聴いているかのよう。
日本の堅苦しい音楽会とは全く違って、本当に温かい雰囲気。


ワインなど堪能して、たっぷり休憩をした後、コンサート後半。
今度は、ピアノ・ソロ。
あのペラペラなピアノとは思えない、素晴らしい演奏。
オット殿のラプソディーインブルーは、初めて聴かせて頂いたけど、
なかなかこの雰囲気には合う、カッコイイ。
他にバッハ=ブッゾーニやシューベルトなど。
すっかりお客様たちは、感動して拍手は長く続いた。



ついでに、書いておくと、その ピアニストの彼 は、今度のGWにある
私が 毎年行っている (過去の日記)、あの東京フォーラムである
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2008  『シューベルトとウィーン』
に参加なさいます!!
是非、皆さんも彼の演奏を聴きにいらして下さいね~!!
チケットは、 ココ梶本音楽事務所のe-plus で先行予約販売中!!!一般発売は、3月15日のようです。
私は、今年もまた4日連続で行きます~!







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・・・素敵なコンサートは終った。
余韻が残る中、2階の画家のプライベートダイニングで、ささやかな
パーティ。
ドイツ人画家ご夫妻と本日の主役ご夫妻と私とアウグスの友人と、そして
お客様にいらした、ラジオ局に勤める友人と、そして、イエナから毎回コンサートにいらっしゃる(かつて私のコンサートにも来て下さっていた)お金持ちのドイツ人ご夫妻と、皆でワインで乾杯!!
大好きなプリンツのこの空間で、素敵な方々と素晴らしい時間を過ごせ
私はとっても幸せに感じた。


p10639041_4040017609s.jpg


ラジオ局に勤める彼女から、彼女が編んでくれた帽子、ネックとリストのショール(マフラー?)の3点セットをプレゼントされた。
すっごく温かい!!


そして、いつかまた必ず訪れると約束して抱擁して別れをして、ワイマールへと向かった。





ワイマールに戻った私達は、夜10時半をまわっていたが、ワイマールの
国民劇場でのコンサートのお仕事を終えた、劇場オーケストラに勤める
日本人のお友達と飲みに出掛けた。


ペンションのすぐ側にある、ちょっとこ 洒落たバー で。
ここは、バーとは言え、お料理の種類も多く、美味しそうだった。
本当、ここ10年でワイマールは、すっごく変わったかもしれない。
お洒落な感じのお店がとても増えた。

私は、コンサート前にカフェで食べたパスタでお腹はいっぱいになっていたので、飲むだけだったけど。
私は彼女と会うのは初めてだったけれども、すっかり意気投合した感じだった。
途中から、そのオーケストラ団員の彼女の彼氏、やはりオーケストラ団員だというドイツ人も加わって、4人で夜中の2時半頃まで飲んだ。

バーの隣席に、どうやら見覚えある顔が!
ギリシャ人のピアニストの子だ。私が留学していた時にもいた子。
彼女の旦那になったというブラジル人はいなかったけど。
ここでも10年振りの再会!だったのだけど、なんとなく恥ずかしくて
声は掛けず・・・。
それにしても、ワイマールって本当に狭い。






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Last updated  March 24, 2008 01:09:51 AM
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あかね@ Re:マンハイム (2) ~語学学校~(10/11) こんにちは! 通っておられた語学学校の名…
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