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先週、上海に3泊4日の一人旅してきました。無事に帰ってこれました。 す、す、すご~い国!!でした。 第一印象・・・あつい! うるさい! きたない! 人多い! そして、日が経つにつれ、だんだん思いました。 この国は、生存競争が激しい! 私のようなお人好しは、なかなか生きていくのが大変。 そして、たとえ、生き延びても、寿命が縮まる。 譲り合い精神全くゼロで、しかも、空気悪い。 空が青い日なかった。 道を歩けば、信号はあってもないようなもの。 たとえ赤だろうが、青だろうが、車もバイクも自転車も人も、誰もが我が先へと行き交う。 どけ!オレが通るんだ!ってなことで常に運転手の手は、クラクションの上。 道路はガタガタ、モーターボロボロ、そして、クラクションで、うるさいのなんのって。 左折・右折は、人がいようとおかまいなし。 人は、命を無駄にしてでも通行しなければ、一生渡れない。 イタリア人もビックリですよ・・・。 地下鉄乗れば、まずは、乗車券買うのに横入りされるし、 ホームで電車待ってると、空いた電車きたら、イス取りゲーム状態。 あまりの速さに、私はキョトン。 混んだ電車きたら、降りてくる人なんて関係なく、ホームの人が乗り込む。 乗って奥に入ったら、一生降りれなくなるんじゃないかと。 関西人もビックリですよ・・・。 路地歩けば、その不潔さに愕然。 屋台のものは、もう全部が、毒入り餃子か段ボール肉饅に見えてくる。 船場吉兆なんて、かわいいものさ。 東京着いて、東京はなんて人が少なくて綺麗で静かなんだろうかと思った。 ドイツから帰ってくるといつも反対に思ってたのに。 お隣の国とは言え、価値観全てがまるで日本と違います。 台湾に行ったときにはなかった違和感を覚えました。 日本の格差社会なんてもんじゃない。あの国。 これから世界に大問題をもたらすんだろうなあ。 オリンピックを前に、中国行けて良かったです。 大きな中国大陸のほんのほんの一部しか見てないけど、 でも、私の中での中国に対する先入観・偏見をこの目で色々と感じ取れたような。 ちなみに、否定的なことだけじゃなくって、すごかったには、色々とあります。 なんたって、今、東京の丸の内や六本木やらで、並ばないと買えない様な店だとか 東京にさえ入ってきてないような店だって、なんだって、上海にはありました。 東京よりもずっとずっとすごい!のかも?! んで、そういうすごい店は、ガラガラ。中国人にとって、買えないのです。 中国人の8割位、いやもっとかも?の人は、化粧さえしていません。 服だって、お洒落じゃないし。 なのに、デパートでは、銀座並みに最新のものが揃っているし、 閑古鳥が鳴いています。 旅行中、ドイツ人にたくさん会いました。何人かとは話もしました。 ユーロが強いから?かな。 季節柄か日本人は全然いなかった。 使った現金は、たったの2万円。自分に買ったクレジットで買った洋服代入れても4万位? やっと換算できるようになったら、帰国。 たぶん、1元×16だと日本円?? とりあえず、1万円を換金したら、だいたい600元になった。 だから、1000円だと60元で、100円が6元。 最初は、あまりにも安いのと高いのとが色々で、自分の頭の中がゴチャゴチャに。 タクシーは、初乗り11元(200円しない)ですごい乗っても30元(500円とか)、 地下鉄は、3元か4元(100円しない)、バスは2元(50円しない)。 食事も安くて、レストランでたらふく食べて飲んでも50元(1000円)しない。 屋台でだけで生きてれば、3食食べても一日1000円でも生きてけるかも。 超汚い店で売ってるような服とか靴は、みんな50元以内。 以上、いい加減な換算ごめんなさい。でも、デパートの服は、600元とか平気で値札が付いてるから、日本とそう変わらない。 そして、日本で行列ができるような美味しい店のものの料金は日本並み。 庶民は、だから行かれないのでしょう。 一人旅で不安がいっぱいあったのですが、でも、何から何までと~っても楽しかったです。実は、完全に1人だったわけでなく、上海に中国人のお友達がいたので、会いにいったのでした。彼女は、何度かこのブログでも書いたことあるのですが、10年ほど前のドイツ留学時代の初期の頃、同じアパートで一緒に暮らした、とてもお世話になったお友達。上海出身の彼女は、今は、ドイツ人と結婚して、ドイツに住んでいますが、たまたまこのとき、6年ぶりに結婚以来初めてご主人様と子どもを連れて里帰り中だったのです。私達は10年前から、いつか上海か東京でも会いましょう!という夢がありました。今回、その夢がついに叶ったわけでした。これから、日記書いてきます!
May 25, 2008
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湯河原でのコンサート終りました~。 今回のコンサートは、私の大変お世話になっている、ヴィオリストの先生が70歳のお誕生日ということで企画されました。1日目は、先生と先生のお弟子さんたちや、かれこれ5年前にドイツ・イタリアに演奏旅行した時の弦楽合奏メンバーでの演奏で、御祝いコンサート。2日目は、先生が、湯河原のこの素晴らしいホールを地元の方々にもっと知ってもらおうと企画しての音楽祭形式のコンサート。弦楽合奏のメンバーと地元の方々が出演なさりました。 そもそも5年前のドイツとイタリアでの演奏旅行は、先生の愛用なさっていたアマティ?いや、さらにそれ以前のかもしれない鑑定では、値が付けられないほどという素晴らしい名器のヴァイオリンを、発祥の地クレモナにあるストラディバリ博物館へ寄贈するということから企画され、先生のお人柄に感銘を受けたお弟子さんやお仲間でできあがった弦楽合奏のメンバーで行ったわけでした。私は、チェンバリストとして、合奏の中に参加させて頂き、本当に貴重な体験をさせてもらったのでした。何しろ2週間近くに渡り、共に海外ツアーをそのメンバーで楽しみ、もはや単なる演奏仲間とは言い難いほど親密な合奏団となったのです。そのメンバーとの再会。また同じコンサートを再演できるとあって、本当に心待ちにしていました。私は、ヴィヴァルディの「4つの霊感」で今回もまたチェンバロを弾かせて頂く機会に恵まれました。何しろ、チェンバロは、ド素人!m(__)m「ayayaさん、1ミリ速いんだよね~」と言われながら、ピアノとは発音のタイミングの違う楽器に悪戦苦闘。さらに、なかなかパート譜だけでは、休符の数が数えられないもんだから、スコア譜を貼ったりして必死。そして、日頃はピアノでしか練習できず、電車の中でスコアと睨めっこして、パート譜に tutti と solo を書き込んで。いざチェンバロで、 鍵盤上下移動が本番で果たして実践できるかどうか・・・?不安を抱え込みながら当日を向かえました。 でも、本番は、とっても楽しく、休符も間違えず、タイミングも合わせて演奏できました。素晴らしいメンバーの仲間に入ってチェンバロを演奏させてもらえているということが、とても幸せでした。先生と2人でもエックレスのソナタを演奏しました。すごい集中力大発揮で即興しまくり~。 ちゃんと2段鍵盤をいったりきたりしてみました。録音聴いてみないとどんな演奏だったのか謎なのですが。本番後、皆さんに「先生に寄り添っていて伴奏していていい演奏だった!」とお褒めの言葉を頂き、本当に嬉しく思いました。 前半のプログラム終った後に、先生にサプライズで、ハッピバースデーの歌を演奏して、 ケーキと花束が舞台に出てきて、みんなウルウルきていました。 先生を何年も前から知っている人達には、感慨深いものがあったみたいです。 土曜日の夜は、コンサート終了後、大パーティー! 海を一望できるレストランを借り切って、ビュッフェでした。 みんなコンサートを楽しく終えて、多いに盛り上がりました。 さらに、ホテルに移動後も夜中の1時頃まで、飲み会が続きました。 本当、いいメンバーです。 そして、翌日は、朝起きて温泉入って、私は再び真鶴のコンサートホールへと向かいました。 日曜日のコンサートは、チェンバロの出番はなく、私は裏方でした。 ステマネのお手伝い。結構、神経使う仕事ですね。私は何も役に立っていなかったけど。 1曲、譜メクリを頼まれたのですが。。。前代未聞の大事件勃発! シューベルトの鱒だったのだけども、ゲネプロの時に、ペータース版が見難いったらありゃしないことと、リピートで2回も戻り譜メクリがあるので、大変だなぁ~と想像はしていたのですが、まさかこんなことになるなんて~な事件だったのです。 なんと、5楽章くらいまで来たときに、、、左側のページが弾き終って、右側のページに目を移すと、続きがなかったのです。 ピアニストの方は、暗譜で続きの3連符のメロディーを弾いていたのですが、どう見ても譜面とは違うのです。私は、自分の見ていた場所が間違っていたのかと思って、ほんとビックリ! 慌ててページの数字に目をやると、49の次が54だかとかってなっていて、もうワケ分からない。 とにかく、50を捜し・・・・・・とそうこうしている間もピアニストさんは、なんと暗譜で演奏を続けていて、でも、だんだん怪しくなりつつある時に、「あった~!!」とピアニストさんが指をさしてくれて、とりあえず、そのページに。 けど、じゃぁ、50が終った後、どこに行くのだ~??ってなって、私は、曲がどんどん進む中、今度は51を探し。 もう本当、パニック。血の気が引く思いというか、はっきり言って、自分が演奏するよりも何よりも緊張。足まで震えました。 結局、後から分かったのだけど、51ページから54ページくらいのページが楽譜の背の糸綴じから束になって外れていて、それが、なんでだか、本番前に本来あるはずのページよりも1ページ前のページに挟まっちゃっていたということ。 たぶん、ピアニストさんは見事に暗譜していたお陰であたかも何事もなかったように?(崩壊していたのは1小節位で済んだと思う)弾いていたけど、横でゴチャゴチャ焦っていたのは、客席から見えたと思うから、聴いてるお客さんには、「なんて下手くそな譜メクリなんだ~」って思われていたかもしれないです。涙でも、本当にピアニストさん、頑張っていて、コンサート台無しにならないで心から良かったと思いました。 それにしても、この一件で物凄くくたびれ果てて、コンサート終了。 みんなで名残を惜しみながら、解散。色々ありましたが、素晴らしいコンサートになってよかったです。先生、70歳のお誕生日おめでとうございました!!これからもどうかお元気にずっと現役でヴィオラの音を響かせて下さい!!
May 10, 2008
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2008 その1の続き・・・・◎5月5日 ●461:川島基(ピアノ) シューベルト=リスト:春の想い ラッヘンマン:シューベルトのテーマによる変奏曲 シューベルト:ソナタ958 公演日:2008/5/5(月) 開演時刻:9:45 会場名:東京国際フォーラムG409 ワイマール留学時代のお友達であり、1月のスペイン・ドイツ旅行でお世話になったピアニスト!私が毎年楽しみにしている、このGWのラフォルジュルネに彼が出演する!と聞いて、とても嬉しかったです。きっと、彼にとっても人生で最初で最後?の朝からリサイタル。 こんな時間にこんな演奏できちゃうんだから素晴らしい。 いかにテンション持ってくか、大変だったんだろうなあ~と同情。 ばっちりきまっていましたよ~~~!! ラッヘルマン、なかなかいい現代曲でした。 シューベルトは、もちろん、ダイナミックな演奏、そして、アンコールでは 「エディットピアフに捧げる」って副題の付いた、私も大好きなプーランクの曲を 超ロマンティックに聴かせてくれました。 こんなすごいピアニストとお友達でいられることが、私もとっても光栄です~。 ●452:今井信子(ヴィオラ)、フランソワ・キリアン(ピアノ) ベートーヴェン:ノットゥルノ 細川俊夫:ヴォオラとピアノのためのリート シューベルト:アルペジオーネソナタ 公演日:2008/5/5(月) 開演時刻:11:30 会場名:東京国際フォーラムD7 前の日のヘルの伴奏があまりにも良かったので、 同じホールだったもんだから、思わず比較・・・。 速いテクニックや弓さばきは、さすがで意思のある音楽だったけども、あんまり好きじゃなかったなあ。●428:庄司沙矢香(ヴァイオリン)・小菅優(ピアノ) シューベルト:ロンド シューベルト:幻想曲 公演日:2008/5/5(月) 開演時刻:22:30 会場名:東京国際フォーラムB7 びっくり~~~。なんと、この若い女性コンビは、黒と赤のラフォルジュルネTシャツ姿で 登場!! かわいらしい。とっても仲良しコンビって感じでした。 さすがなテクニックで若さ溢れる圧倒する演奏でしたね。 終ったのは、なんと、11時20分くらい。 終電調べたら、0時11分まであったので、安心だったけども。 あんだけの人がちゃんと帰れる時間だったのかしら? ◎5月6日 ●546:シュテファン・ゲンツ(バリトン)、ミシェル・ダルベルト(ピアノ)、テノール未定、ホルン未定、ピアノ未定、ブラジャークカルテット、トリオ・ショーソン、コレギウム・ヴォカーレの男声合唱、ローザンヌ声楽アンサンブル、ミッシェル・コルボ指揮 1828年3月26日、ウィーンにてシューベルトのはじめてにして最後の自作のみによる公開演奏会の再現プログラム シューベルト:カルテット15番 シューベルト:セレナード シューベルト:ピアノトリオ2番 他たくさん 公演日:2008/5/6(火) 開演時刻:18:45 会場名:東京国際フォーラム ホールC プログラムよく分からないまま、シュテファン・ゲンツに興味があったので買ってみたチケットだったけど、思いのほか良かったです。 色んな編成のものが楽しめたので、これのおかげで、存分にあらゆる角度からシューベルトを堪能できたと実感。 最後に聴く公演には相応しかったです。全然関係ないのですが、ちょっと、追記!先日、日曜日に同級生のピアニストのリサイタルにオペラシティに行ってきました。なんと、チケット完売で満員御礼! もちろん、今までの彼の実績や努力の積み重ねで売れ行きが良かったのかもですが、でも、おそらくコンサートがあったのが、日曜日のマチネーだったから。よく、会社勤めの生徒さんなんかに、音楽会のチラシをお見せすると、「平日?!あ~無理無理!」とおっしゃいます。残念ながら、お仕事されている一般の方にとってそれが普通ですよね。私も最近は、平日の夜にヒマはなく、せっかくの行きたいコンサートにもほぼ行かれません。このラフォルジュルネでは、朝から主に小さいお子さんが行きやすいコンサートを催したり、夜は本当に遅くまで公演したりしていて、しかも、45分で安い値段設定と、とてもよくできているかと思います。本当は、コンサートに行きたいなぁ~って思っているけれど、実際、お仕事の都合で足を運べないでウズウズしているという方、結構いるのではないでしょうか?ヨーロッパでは、公演開始は、ほとんどの場合、PM8時とかです。もちろん、歌劇場やホールの立地と街の構造が日本とは違うので、比較を容易にすることはできませんが、でも、ひょっとしたら、7時開演のコンサートのお誘いなら、即行無理!と返答するところが、8時開演のコンサートであれば、もしかしたら行かれるかも?!と保留のお返事になるのではないでしょうか?!日本も、一概にコンサートの開演を6時半からとか7時からと決め付けないで、もっともっと、8時からとか8時半から開演するコンサートを増やしてはどうかと思う次第。45分間プログラムの、演奏家にとっても楽チンなコンサートにしてもいいでしょうし。90分であれば、公共施設の借りる時間枠設定の変更も求めていかないとならないかもしれませんが。もっと何か臨機応変になれば、クラシックがより一般の方に身近に感じられるものになるのではないかと、思ったのでした。
May 6, 2008
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ここのところ、あまりにも色んなことがあって、ご報告が1週間以上遅れてしまいましたが・・・・。今年もまたGWに、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2008 「シューベルトとウィーン」を堪能してまいりました。なんと今年は、チケット先行予約ではりきり過ぎたため、連日通うことになり!もはや東京駅周辺に宿泊した方が良いのでは?状態の、終電で帰宅する毎日の多忙なスケジュールに。おまけに、日頃、なかなか互いに多忙で会えないお友達たちも、ここぞとばかり、フォーラムで集合できちゃったりで、音楽鑑賞とともに、連夜、飲み会が繰り広げられ!丸の内周辺の美味しい店を毎日ウロウロと。本当に楽しく過ごせたのでありました。◎5月2日●124:樫本大進(ヴァイオリン)、タチアナ・ヴァシリエヴァ(チェロ)、ミシェル・ダルベルト(ピアノ) シューベルト:ピアノトリオ2番 公演日:2008/5/2(金) 開演時刻:19:00 会場名:東京国際フォーラム ホールB7 長大なトリオですが、2楽章の切ないメロディがとても印象的でな曲でした。最初の公演から、「お!これは名演。今季一番かも??」と思わせるような素晴らしい演奏でしたヨ!シューベルトって、聴くのも弾くのもいかに難しい作曲家なのかを思い知らされた幕開けとなりました。 何しろ、誤魔化せない超絶テクニックが必要だし、美しい歌謡をどう聴かせるかもポイントだし、そして、とりとめもない、さまよいをさまよわずに演奏するのって至難の業。 ●145:ナタリー・ゴードフロワ(ソプラノ)、トーマス・バウアー(バリトン)、ポワトゥ=シャラント管弦楽団、ジャン=フランソワ・エッセール(指揮) シューベルトのオケ版によるリーダー 公演日:2008/5/2(金) 開演時刻:20:15 会場名:東京国際フォーラム ホールC 初めに演奏したのは、オケだけで、シューベルトが晩年に作曲し掛けたという交響曲の スケッチをベリオが、現代曲的な作風も織り交ぜて完成させた「レンダリング(蘇生)」とかいう曲をやった。 いわゆる古典派というか、シューベルトの普通の曲のように始まる交響曲なのだが、途中で、チェレスタが出てくると、音楽がいきなり、不可思議なことになって、まるでハリーポッターみたいな世界が広がる、全く奇妙な曲。最初、プログラムの解説書読むまで、知らなくって、ビビりました。思わずオケが崩壊したのかと思ってしまった。 その不思議な音楽に30分もかかった。そして、気になってプログラム見返したら、この公演は、45分じゃなくって、75分だった~。歌手は素晴らしい歌声だったのですが、オケがウルさくて、ちょっと残念!やっぱりシューベルトの歌曲はピアノ版の方が良い!と思ったのでした。 ●115:庄司紗矢香(ヴァイオリン)、ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ヤシェク・カスプシク(指揮) シューベルト:ロンド ベートーヴェン:皇帝 公演日:2008/5/2(金) 開演時刻:22:15 会場名:東京国際フォーラム ホールA 今度は、デッカ~いホール。ここはやっぱり広すぎる。大きすぎて、オケが豆ツブ状態。 音も飛んでこないし、どんな演奏も、いまいちだなあ。残念ながら・・・。もうこのホールのチケットは来年から買うまい!しかし、ヴァイオリンもピアノも素晴らしい演奏でした。 ベレゾフスキーの皇帝、速かった~。 ◎5月3日 ●255:白井光子(メゾ)、ヘルムート・ヘル(ピアノ) シューベルト:リーダーたくさん 公演日:2008/5/3(土) 開演時刻:17:00 会場名:東京国際フォーラム ホールD7こじんまりとした、会場。とっても贅沢な空間!!ちょうどいい大きさ。 白井さんがご登場。 なんと、いきなり、白井さんがご挨拶。 「今日は皆さんにお話しないとならないことがあります。 私は、実は、闘病生活からはもう立ち直って元気にしているのですが、 今回、渡航する前にドイツで風邪を引いてしまい、声が出なくなりました。 こんなことは、人生初めてのことです。今日は、朝、注射を打ってきましたが、 低い音域はでますが、高い音域の声は出ません。でも、とても楽しみにして来日したので 頑張って歌ってみようかと思います。もし、歌えなくなったら、彼(ヘル)がピアノを弾いてくれると言っています。ごめんなさい!」 とのことでした。 そして、ドイツリートが始まった。 たしかに、声が全然出ていなかったのだけど、素晴らしい詩が伝わってきました。 さらに、ヘルの伴奏が、鳥肌ものの素晴らしさ!で感動しました。 ピアノは、蓋全開。そして、声の出ない白井さんの歌。なのに、ものすごくピアニッシモの綺麗な響き。 これぞ、ドイツリートの世界!を繰り広げた演奏でした。 噂には聞いていたのだけど、生でお聴きするのは初めてでしたが、もっと、ドイツ留学中に聴いていれば、私も歌曲伴奏に対する想いが変わっていたのじゃないかと思うほど、衝撃的な演奏だったのでした。 ヘルに習いたい人があとがたたない理由が分かった。本当に素晴らしい! 今回、これが聴けたことは、私にとってとても幸福なことだった。 ドイツリートは、やっぱりいい! ★18:30~19:30 フィリップ・カサール(ピアノ)のマスタークラス ガラス棟4階 G402【コンヴィクト】 シューベルトの即興曲142-3 受講生の女性は、細腕ながら、繊細でとてもいい演奏をしていたのだが、 アラブレーベを感じて、常に歌曲のように弾かせることを要求されていました。 細かいレッスンで、呼吸や手の使い方、シューベルトの強弱記号の意味、ペダリング、 様々なことが大変勉強になる充実した公開レッスンとなっていて興味深かったです。 カサールは、お人柄も共感できる、なかなか素敵なピアニストだと思いました。 ◎5月4日 ★14:30~15:30 ジェラール・コセ(ヴィオラ)のマスタークラス ガラス棟4階 G402【コンヴィクト】 ブラームスのヴィオラ・ソナタ1番たくさんの聴講生がいて、、、立ち見!! ブラームスのソナタは、私はクラリネッティストでもヴィオリストでも演奏したことがあったので、興味深く聴きました。アッパショナータ!これは、アマービレでないんだ~~~!のレッスンでした。 ●348:樫本大進(ヴァイオリン)、フランス国立ロワール管弦楽団 メンデルスゾーン:協奏曲 シューベルト:ロザムンデ序曲 公演日:2008/5/4(日) 開演時刻:21:45 会場名:東京国際フォーラム ホールC 樫本さんのメンコンは、ドイツで彼がもっともっとお若い時代に聴かせて頂いたことがあったけど、それから何年も経ったとは言え、まだまだフレッシュな感じを保った演奏でした。でも、彼のは、室内楽の方が好きです。
May 6, 2008
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先日書いた「ゆびピアノどれみくん」が楽しかったので、調子に乗って、こんなのまで買ってしまいましたよ~~~世界最古の電子楽器!これでこの価格?大人の科学マガジン Vol.17 テルミン 「世界最古の電子楽器」そう言えば、もう何年も前に「テルミン」って映画 (このサイトで、テルミンをバーチャル体験できちゃいますヨ) 観に行ったことあります。不思議な楽器ですね。ってことで、買ったのですが、、、まだ製作中で~す♪物理的なことは、いっさい分からないので、チューニングの段階からかなり困難を極めそう?!作り方・遊び方、ここに詳しく説明されています。こんなカワイイものも販売されているようですマトリョミンっていうらしい。思わず、欲しくなっちゃいますね。鉄のバイエル(JR東日本編)これも以前、日記で紹介したことのある動画のこのピアニストが、出版なさったようです。短いフレーズの聞き馴染みある発車メロディーなので、初見の練習にいいかもしれません?!ちゃんと、☆の数で難解度が示されています。それから、会員になっているピティナから、雑誌が届きました。すごく役に立ちそうな、いい内容です。楽器店やネット上でも販売されているみたい。会員じゃない方は、こちらから詳細をご覧下さいね!東京は、今日の午後から雨という予報。これで、見納めかな~??写真は、先週、用事があって行ったアークヒルズで撮影したサクラです。今日、ご入学なさった皆さん、おめでとうございます!!私のピアノの生徒さんからは、4名が小学一年生になりました。追記・・・できたものの、全然、演奏できません。チューニングさえうまくいかない。涙テルミンを演奏するネコに負けました~~~。爆
April 7, 2008
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昨日の夕方、ヴィオラの先生ご夫妻と自転車でビューーーッとお花見してきました!!先生の家のそばに流れている川から片道3キロくらいかな。ここは、結構、都心と比べてそんなに人がいないので、お花見スポットとしては穴場です。満開ですね~。ヴィオラの先生とお仲間達、そしてお弟子さん一同で、5月のGW明けに大きな音楽祭を催します!!場所は、以前このブログでも何度かご紹介したことのある、湯河原(最寄は真鶴駅にある)の檜チャリティーコンサートホールです。都心からも充分、日帰りできる場所ですよ。海を臨み素晴らしい環境と響きのホールです。私もちょこっとだけ出演させて頂きます。是非是非、お越し下さいね~~~!!詳細は、湯河原クラシック音楽祭2008 公式サイトからご覧下さい!!また、チラシのダウンロードは、こちらから!!5月9日のコンサート5月10日のコンサート
March 30, 2008
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小学館 小学一年生4月号コマーシャルの動画は、ここ甥っ子が小学生になる御祝いに、買いました。そして、あげる前に、気になっていた付録を開封!思いっきり私が楽しんでしまいました~。笑「いまどきの小学一年生の付録」についてのニュースは、こちら。人気でどこも売り切れているらしい。実際の演奏している動画!本当は、装着ベルトは、手首に巻くものですが、私の手には巻きつけられません。これ、本当に画期的な大発明というか。今までありそうでなかった!すごいです。しかも付録。ただ、残念ながら、ドレミ・・・って演奏しても、ファソラ・・・なんです。音程が4度、ズレているのです。ここまで力作なのにすごく惜しい~。絶対音感教育には、相応しくないで~す。そんなんで、私は、1オクターブ未満で、かつ、♭と♯のいらない、ハ長調に移調できる曲を探して、色々と演奏してみたのですが、、、。笑なかなか上手くはいかず。これ、音程を正しくして、さらに、左手装着用に、「ドシラソファミレド」バージョンも作っていただけたら、そして、音名ではなくって、ゆび番号シールにしたら、真ん中を基点に学ぶ、ピアノのホームポジションのお勉強していくのに、すっごく便利な教材になるのに~~~!?それか、1オクターブ低い「ドレミファソラシド」バージョンだったら、両手を平行に練習するのにいいかもしれませんね。どなたか開発してくれないかしら~~~??・・・と思ってたら、なんと、こんなホームページ 「ドレミくんファンサイト「ドレミくん倶楽部」|音楽教室/情報NET」まで出来ていました~!!すごい。爆
March 27, 2008
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1月29日 ついにドイツを発つ日朝起きて、シャワー浴びて、ごそごそと荷作りして、10時半回ったころ、 ご夫妻が、わざわざ起きてきて下さって、タクシーを呼んでくれました。 そして、オット殿が、スーツケースを地上に降ろすのを手伝ってくれて、 私は、ベルリンのテーゲル空港に向かった。 タクシーの運転手は、珍しくドイツ人で(外国人の時の方が多い)、 しかもとってもおしゃべりで愛想が良い。 「君はドイツ語上手だね~。どうして話せるんだい??」とか。 「ベルリンの空港は、今は2つあるけど、もうすぐ一つは閉鎖されるんだよ」だとか。 そして、空港についたら、 「またドイツに来るんだぞ。沢山思い出持って帰りなさい。どうかお気をつけて~」と言っていた。 確かに、1週間ドイツいて、やっとのこと、以前のようにドイツ語が話せる??ようになっていたかも。 ようするに、私のドイツ語というのは、赤ちゃんが言葉を覚えるように覚えたドイツ語なので、きちっと文法を組み立てて話せないし、考えずに発して何とかなっていたので、しばらく話さない期間が長いと、出てこない。 考えて思い出すわけでもなく。なので1週間目にしてやっと調子が出てきた感じ。けど、残念ながら、その時点で旅は終了。 飛行場に着いたのは、搭乗時刻の2時間前。 なんと、早過ぎて、チェックインできず・・・。 よく考えたら、これから乗るのは国内線だった。 なので、1時間前に来てくれと言われた。 飛行場で暇つぶしに困った。 ベルリンのテーゲル空港、つまらない・・・。 仕方なく、電話したりSMSしたり。 やっと1時間たって、ミュンヘン行きに乗る。 ミュンヘンまでは、あっという間。 そして、乗り換え時間がたったの1時間だったのが心配だったが、 ミュンヘン乗り換えは、簡単で、またもや暇となった。 でも、この空港、素晴らしい。 私は、1時間の間に、色んなもの買っちゃった!! 甥っ子と姪っ子にどうでもいい土産。 自分用にゲスの赤いエナメルの大きなバッグ。 ワイン2本。 スペイン赤のとドイツ白のと。 ドイツのは、ヨハニスベルクっていう昔、行ったことのあるお城のもの。 ここはリューデスハイムの近くで美味しいの。 もっと時間あったら、きっと、洋服も買ってただろうなあ。 あとでくる請求書がコワいので、時間が制限されていて良かったかも。 ミュンヘン・成田線は、びっくりするほど満席。 しかも、その乗客の8割位が日本人。しかも、団体。幻滅・・・。 ヨーロッパ国内線は、たいてい、日本人は私以外に1人とか2人とかって 感じだったので、いきなり日本人ばっかりの世界に戻されて妙な気がした。 例のごとく、アレルギー剤服用とアルコール飲み捲くりで、帰りはぐっすり。 そして、成田に着いたのであった。 今回の旅、お世話になった ベルリンのご夫妻さん、マドリッドのご夫妻さん、アウグスブルクのお友達、 ワイマールのお友達たちと先生、マンハイムの友人たち、 ケルンの友人と先生、本当に本当にどうも有り難うございました!!!!! ****************************** やっと、旅日記書き終えました。 1月17日に旅立ったので、もう2ヶ月経ってしまいました。 早いものです。 長い日記、懲りずに長文読んで下さった皆さん、どうも有難うございました!! 単なる備忘録とも言えるのでつまらないもので恐縮です。日記に書き忘れていたのですが、私の日本で使っている携帯は、NOKIAです。 日本では珍しいんですが、当たり前だけども、ヨーロッパには、NOKIAユーザーが沢山いて、、、 飛行機が着陸すると、みんな携帯の電源をONにすると・・・。 そしたら、あちらこちらから、いっせいに、私と同じ NOKIAを立ち上げるNOKIAトーン♪が聞えてきて笑っちゃいました。 そして、着信音もみんなNOKIAトーン♪ ついでに、携帯の話だと、スペインは、地下鉄で走っていても通話可能な くらい電波が立っていました。 実際、通話している人が沢山いました。 でも、あんまり電車で、携帯眺めたりメールしている人は見掛けなかったな。 私は、この日本のソフトバンク携帯を持って行きましたが、 何回かメールを日本にして、何回かネット繋いでニュース見たり 国際ローミングで使いましたが、請求書見たら、いつもの月のちょうど倍位でした。 もっと目っ玉飛び出るくらい高いかと思って心配していたけど、そうでもなかったので、良かったです。 それから、ヨーロッパ国内では、日本に帰国してきたばかりの友人にプリペイド式のドイツ携帯を借りていったのですが、最初に25ユーロをチャージしていきましたが、2週間で、ちょうど足りました。 私がドイツにいた10年前は、まだマルクの時代。 しかも、1マルクが約60円の時代。 そっから、ユーロに代わり、マルク時代の倍増とも言うべき物価高騰 になり、さらに輪をかけて、今は、円が弱くてユーロ高。 つまり、当時のホテルの料金表を持っているのですが・・・ 10年前のワイマールのヒルトンは、205マルク≠12300円 でも、今は、141ユーロ≠22500円。 今回泊まったようなペンジオンのような安レベルのホテルは、 10年前、60マルク≠3000円 んで、今は、60ユーロ≠9600円 ユースホステルなんて、10年前は30マルク≠1800円しない。 でもね、今じゃそれが、30ユーロ≠4800円になってるし。 いっや~、ビックリしました!! 私の当初の計画だと、ホテル代にそんなにかかるだなんて、 全然予想していなかったものだから。 感覚が何しろ10年前。 ってことで、だいたい一日1万円が宿代で飛んでしまいました。 それから、、、ほんとに私は海外生活経験者なのか~?って疑問に思うくらいでした。 やっぱり人間、10年も経つと「昔のこと!」でした。 コチラから今回の旅日記、最初から読めます!!
February 29, 2008
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1月28日ベルリン その2の日記の続き・・・100番のバスに乗って、旧西側の中心地ツォー駅に。 ユーロでのキャッシュが、ついに底をつきそうだったので、 あと一日しかヨーロッパ滞在しないというのに、やはり不安が拭えず、 ついに、両替してもらうことに。 タクシーもクレジットで払えるのは滅多にないそうで、 翌日の飛行場までの乗車代に現金を作っておく必要があったのだ。 まずは、シュパーカッセという銀行に。 窓口で、1万円を差し出して、これをユーロにして欲しいと告げると 丁寧にレートをメモしてくれた。 しかし、なんと、手数料が、6ユーロ!! それを含めると53ユーロにしかならず・・・。 たったの1万円しか両替しない私も悪いけれども。 思わず「高い!」って言ったら、 「あそこのユーロセンターっていうビルに行くと、1階に両替専門の店が あるから、そこに、このメモ持って行ってみなさい。たぶん、そっちの方が安いわよ~」って、珍しく親切に教えてくれた。 なので、ユーロセンターに行って聞いてみた。 すると、手数料が3ユーロになった。仕方なく、それで両替。 でも、今回の旅行、結局、父親から夏のヨーロッパ旅行の残金としてもらった100ユーロと 自分で成田でくずした、3万円分の約160ユーロと、 少しだけ5年前から持っていたお金と、 そして、このベルリンで両替した56ユーロの計350ユーロ位で済んだことになる。 くたびれて、お腹が空いたので、手っ取り早い、Marcheという セルフサービスのカフェテリアみたいなレストランに入った。 ドイツどこにでもある店で(ワイマールにはなかったけど)、マンハイムに住んでいた時には、かなり愛用していたレストラン。 あまり美味しいとは言えないのだけども、自分で選べるのが何よりもいい。 でも、あまりにチョイスし過ぎると、レジに行って支払う時に高くて驚くのだが・・・。 私はここでは、ビール、一つの皿に、その場でグリルしてくれるポークチョップ、玉ねぎとマッシュルーム炒め、茹でジャガイモをのせ、さらに黒パンをチョイス。 これでだいたい13ユーロ位だった。ガッツリと食べた。 それから、クーダム通り付近を散歩。 ここは、東京で言うと銀座みたいなところかな? 途中で、シュタイフ発見! 立ち寄ってみたけど、この日まで知らなかった! なんと、シュタイフには、ぬいぐるみしかないと思っていたのだけど、 チョ~かわいい子供服があるじゃない!! 日本ではまだ見たことがなかったので、かなり感動。 でも、すぐにあげたい子供が浮かばず、高くて買わなかったけど。 あとは、チョコレート屋のライジファーだとか。 香辛料の入った板チョコの豊富さに感激。 ここで、なんとチョコ80ユーロもお土産に買い物!! この店は、飛行場にカフェまであった。 なんでもある日本だけど、まだないものもあるんだなぁ~って思った。 それからまた100番のバスに乗って、少々逆戻りして。 今度は、旧東側のショッピング街のフリードリッヒ通りに出てみた。 この辺りは、私は初めて歩いた。 でも、もう日が暮れていて、どんな街の様子かよく分からなかったけど、 まだまだ進化中の街のよう。 まずは、交差点にあった、車屋さんばかり入ったビルに。 ドイツ車以外にも、あまり日本で見掛けた事のない車を拝見。 それと、向かい側にあったポルシェの店ものぞき・・・。 ・・・ってか、私は運転できないクセに、わりと車見るのが好きで、 ドイツのメルセデス・ポルシェ・BMWの博物館は既に制覇している!! その近くのお洒落なカフェでコーヒーを美味しい飲み、一休みして。 ちょっと歩いて、有名なギャラリー・ラファイエットの入った高級ブティック等が入ったのパッサージュに!! ラファイエットは、フランスのデパートですが、最初に寄ったドイツのカウフホーフとはまるで違った。 素敵な空間に思わず見惚れた。 パッサージュにあった、BREEの店にて、 私の大きなリュックサックとお揃いのポシェットを購入。 セールでたったの25ユーロになっていた。激安!! ラファイエットは、絶対に買えそうもない高い洋服から、私の大好きな ちょっとデザイン性が優れた個性的な洋服まで並んでいた。 スペインで散財したので、見るだけ~~~!!だったけど、 日本にはあまりないような、素敵な洋服がいっぱいありました。 ショッピングは、買わなくっても楽しい。 もう、帰らなくっちゃならない時間が迫っていたので、また100番のバスに。 途中で、ベルリンフィルやソニーセンタービルを通過しながら、 最初に地下鉄降りた、アレキサンダー広場へと戻った。 もう1回、広場のカウフホーフに寄って、スーパーで最後に日本へ持ち帰るお菓子とか買って、本日終了。 地下鉄に乗って、7時半過ぎにご夫妻のお宅に戻ったのであった。 家に着いてみると、びっくり!! 私の為に、ご夫妻が、ものすご~~~く素敵な演出で 出迎えて下さっていた。 食卓を蝋燭で飾って・・・ そして、私の大好物なものを手料理していて下さった。 感激~~~。 ブロッコリーのスープ、ほうれん草のグラタン、スペゲッティボロネーゼ、フェルト(野草)のサラダなどなど・・・。 ちなみに、ピアニストのオット殿の料理の腕前は、素晴らしい!! 最高のおもてなしをして頂いて、ヨーロッパでの最後の夜を迎えたのであった。
February 28, 2008
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1月28日ベルリン その1の日記の続き・・・それから、旧東ドイツの製品やデザインの展示、当時のファッション文化や経済、家計、教育、様々なものが見れた。 あの東ドイツの団地の内部も再現されていて、戸棚を開けると食器だとか本だとか食料品だとかが、今すぐ使えるんじゃないかと思うような、そのまま置いてあった。 何でもロッカーみないな棚の所から、引き出てくるようになっていて、 それを引き出したり開けたりして、覗いたり、実物を手にとって見られるようになっていた。 当時の生徒手帳だとかパスポートだとか、簡単に手にとって見れるんだけど、盗まれないのかな~って思った。 写真だって撮り放題で、なんともルーズな博物館。 そこがいい。 きっと、この博物館の人気の秘訣は、それかもしれない。 それに、東ドイツの製品が今となってはレトロでデザインもグッド!! ドイツでは、ノスタルジーとオスト(東の意味)を引っ掛けて 「オスタルジー」と言って、懐かしむそうなんだけども。 かわいらしいグッズがいっぱい並んでいた。すっかり堪能!! それから私は、シュプレー川を渡り、ベルリン大聖堂まで来た。 しかし、大聖堂の入場料は、非常に高かったので今回は入らず。 だって、12ユーロ位した。びっくり。 ペルガモンだとかも以前に行った事があるので今回はパス。 なので、ただただ、テクテクと歩き・・・ 前の日に観た、国立歌劇場も通り過ぎ。かなり歩いた。 途中で、車屋さんとか見ながら。 ブランデンブルク門に出た! ベルリンには何度も行ってるけど、もしかしたら、この門を歩いてくぐったのは、10年以上振りだったかもしれない。 というか、車が通れないようになっていた!!そう思って、1人で、西側に国境越えだぁ~!って思いながらくぐった。 くぐってから「旧帝国議会議事堂」(ライヒスターク)が見えた。 ここもまだ未体験ゾーンだったので行ってみる事に。 ヒトラーが首相になってすぐに出火して、そのまま放置され、しかも 第二次大戦の空襲時にさらに焼失して、、、ドイツ統一した時に会議に使われたという歴史的な建物。 修復されたのは、それからで、私がドイツ留学から帰国した頃に、完成して、首都機能がボンからベルリンに移った。 なので、国会の上部にガラスのドームが出来たのを見るのは初めてだった。 入り口の階段には、観光客が沢山並んでいた。寒かったのだけども私も30分ほど並んだ。 何に並んでるのかと思ったら、厳重なセキュリティーチェックがあった。 コートまで脱がされて、飛行機に乗るのと同じ位に厳重。 チェックが終って、エレベーターに乗って、展望台のある屋上に。 そして、ガラスのドームの中の下に、歴史的な写真が並べてあり、 それを1周して、ドームをグルグルと上がる。 表参道ヒルズのような構造。 思ったよりもかなりの運動量が必要とされて、一番上まで昇るのは疲れた。 あまりいい天気ではなかったとは言え、でも、ベルリンが一望できた。 「Die Welt」と書かれた雑誌の宣伝だか、空にはデッカイ気球船も見れた。 すっかり朝から、飲まず食わずで歩き回って、気が付いたらとっくに2時を回っていた。 でも、ブランデンブルク門の辺りには何もなかったので、仕方なく 疲れてきたので、たまたま発見したバスに乗ることに。 そう、ベルリン観光と言えば、この100番のバス。 100番に乗りさえすれば、主要なところに行かれるのを知っていたので とりあえず乗車。 ベルリンの一番の市街地のツォーまで行った。 続く・・・
February 28, 2008
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1月28日ベルリン 8時頃に目が覚めて、まだ寝ていた家主さん達に関係なく、私は9時半頃そっと街に繰り出した。 地下鉄に。窓口で交通マップをもらって バスと地下鉄の乗り放題一日券というのを購入した。 一回の乗車が2ユーロ位だけども、一日券は6ユーロ位だったからかなりお得! 言葉が通じるので、マドリッドの時ほどでもないけれど、でもやっぱり 知らない都会は緊張する。 地下鉄の中は、突然、花売りだとか新聞売り屋みたいな、ちょっと 浮浪者同然の人が声を出して売りに来る時があって、びっくりする。 そういう人が、突然に現われると、切符のコントローラーが来たのかと思って、ドキリとする。 (ドイツには改札口がないので、無賃乗車が可能で、それを監視する人が、たまに突然に立ち上がって「チケットを拝見します」と現われるのだけども・・・。) そして、ポケットにしまったハズの一日券があるかどうか、思わず確認しちゃう。 アレキサンダー広場で降りてみた。旧東ドイツの中心地。 ここは、15年位前の大学生時代に両親と来た初めてのドイツ旅行で泊まったホテルがあったところ。今はあるか分からないけど。 広場には、何組が観光客団体がいて、添乗員が、ドイツ語で説明しているのが聞こえた。 「この広場は、来る度に変わるんです」と。 本当にそうなんですよね。年中、工事していて、まだ工事中。笑 地下鉄から上がってきた時、出口を気にしないで出てきたので、 広場のどっち方面に自分がどこにいるか分からず・・・。 仕方ないので、一周してみるものの、テレビ塔が見当たらない。 何故だ~~~!? しばらく歩いて、分かった。 なんと、霧でガスっていて、テレビ塔が見えなかったのだ!! ようやく、テレビ塔の下の部分を発見。 この日の天気は悪くて、テレビ塔と空がほとんど一体化していたのだ。 とりあえず、ドイツに来てからデパートに入っていなかったので、 カウフホーフというデパートに入ってみた。 どうやら改装したばかりで、綺麗だった。 そう言えば、以前訪れた時は、このカウフホーフはボロかった。 このカウフホーフというデパートは、ドイツのどこにでもある 庶民的なデパートなのだけど、日本のイトーヨーカドーや ジャスコに値するような、、、。 とりあえず、何があるのかだけ見て、また帰りに寄ればいいやと思って 何も買わずに出てきた。 それから、地図を見ながら、テレビ塔を背にして、テクテクと。 聖母教会を見て、赤の市庁舎を見て、、、。 地図だとたいしたことない距離に見えるのだけども、歩くと結構ある。 さらに、新しく出来たっぽい色んなお店屋さんが入ってるようなビルを フラフラしながら。 途中、ネクタイ屋さんがあって、面白いモチーフのネクタイがたったの 20ユーロで売っていた。 父親に、思わずお土産に~とトロンボーンのネクタイを購入。 そして、この日の最大の目的だった、DDR博物館に! シュプレー川を渡る手前(渡ったらベルリンの博物館島になる)の 川岸にひっそりとその博物館は出来ていた。 まだオープンしてからそんなに経っていない博物館なのに、大人気だという。 私のガイドブックは、5年前に買ったものだったので、載っていなかったので、この博物館のことは、旅立つ前に調べておいた。 博物館入り口で、入場料を払おうと財布を見た。そしたら、なんと!! クレジットカードがなくなっていた。 今回の旅行で最大の危機!!!!! びっくりして、「ちょっと待って」と、博物館の人に言って、 コートのポケットやら、バックの中やらゴソゴソと探したのだけど ない!!!!! んで、博物館の人に、「私ね、今、たった今、ネクタイ買ったの。その時にカードで払って・・・。」と焦りながら言って。 「ネクタイ屋さんに行ってみて、また来るね」と、猛ダッシュで、ネクタイ屋さんに引き返した。 そんなに離れていなかったから、本当に良かった。 そして、ネクタイ屋さんに着いてみたら、店員さんは、電話中。 私は、店にあったレジの横の、クレジットカードを挿し込む機械を見た。 そしたら、私のクレジットカードが、まだ機械の中に挿されたままの状態になっているのが分かった!! 「私のクレジットカード!!!」と指を差して店員に叫んだ。 そしたら、電話中であった店員さんも、ショックを受けたようなポーズを とって、私にクレジットカードを返して謝ってくれた。 本当に本当に良かった~~~。 再び、博物館に戻り、入場券をクレジットで買った。 博物館の人は、「あそこのネクタイ屋のおばちゃんは、いい人だから、良かったね」と言っていた。 この時、実は、私の財布に現金が、たったの30ユーロ位しかなかった。 どっかで、この日に銀行に行って、日本円を両替しないとならないと 思っていた時で、なるべくなら現金を使いたくなかった。 なので、こんな入場券までクレジット払いだったのだけども、ある意味、 これで気が付いたようなものだったので、本当に幸運だった。 そのDDRミュージアム。旧東ドイツの暮らしを展示している博物館だ。 実は、楽天ブログ仲間のぴかままさんやブランスウィック中島さんがオープンしたばかりの博物館の様子を紹介していて、どうしても行きたかったところだった。 5年前には、ベルリンの壁博物館、ユダヤ博物館が私にとってとても魅力的で、半日ずつ掛けて見たのだけども、今回は、ココに絶対行くと決めていた。 どういうわけだか、 旧東時代をテーマにしたドイツ映画や数々の本に夢中になってしまうのだ。 しかも、留学していたワイマールが、旧東だったしね。 本当はさらに、シュタージ(国家秘密警察)博物館やら その刑務所やらも見てみたかったんだけど、いくらなんでも、そんなところに一人で行くのはコワいので今回はやめておいた。 ついでに、同性愛者博物館なんつぅーのもあるんですね~!! さすが、ドイツにびっくりだ。 そして、DDRミュージアム、念願叶って、入ってみた。思ったよりも狭いコンパクトな博物館。 でも、それが予想外に期待以上に面白かった。 いきなり、あの、トラバンテ(通称トラビ)の運転席に乗車できた!! 私が10年前に留学していたワイマールでは、よく走っていた車。 今回の旅行では、ワイマールで駐車してあったトラビ1回とプリンツの前の道路でトラビが通過したのが1回で、2回見たけど。笑 何しろ、ペラペラで、叩いた感じはダンボール。 運転席に座って、別の観光客に写真を撮ってもらった。すっごく嬉しかった。 続く・・・
February 28, 2008
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ワイマール最終日。 朝ゆっくり起きて、朝食とランチを兼ねて、 そうだ!まだ食べてなかった~! と思ったので、ドナーケバブ(DoenerKebab日本語ではドネル??)食べに行った。 ワイマールだというのに、またもやトルコ??って思ったんだけど アウグスブルクの友人が、ワイマールにも知っている中で、 ドイツで一番美味しいドナーが食べられるところあるんだよ~! って言うもんだから。ゲーテ広場そばへ。 あとに聞けば、ベルリンにはもっと美味しいのがあるってベルリンの ご夫妻は言ってたけど・・・。 でも、たしかに、ワイマールの10年前にはなかった、そのドナー屋も 超美味しかった!!! これで3ユーロ!! お腹いっぱいになる。 ここは、インビス(軽食屋というか立って食べるところ)でなくって ちゃんとしたレストラン風になっていた。 ただ、このお店には、セルフで無料で飲めるチャイ(トルコ紅茶)がなかったので アウグスの友人が店員にお願いしてくれたら、無料サービスで作ってくれた。 2時頃、駅に向かった。車を駐車して、汽車の時間を調べて、駅構内の土産物屋をのぞいたりして、そして、カフェでコーヒーを飲んで。 そのカフェに、コーヒーの種類が色々と区別されているパネルが 貼ってあった。ドイツに来て分かったのだが、カフェ・マキアートって頼むと 何故かイタリア風とかってなっていて、グラスで出てくる。 それと、マグカップで出てくる、カップチーノやカフェラテとの違いがいまだ私にはよく区別できないんだけども。 ちなみにwikiには、違いが出ているけど。 ミルクの種類や量によってネーミングが違うらしい。 全部、名前覚えて網羅するには、かなり勉強が必要そう。 いよいよ汽車の時刻になったのでホームに。 別のホームには、なんと、蒸気機関車が!! 汽車の車両に「思い出の機関車」とかってドイツ語が書いてあって、 何やら、それの乗車を待っているらしい、長い乗客の列があった。 私はこんなところで珍しいものが見れた。 今日までお世話になったアウグスの友人とお別れをして、4回目のジャーマンレイルパスでICEに乗った。 お友達は、ワイマールからアウグスブルクまで車で帰宅。 ICEは、ライプチヒで乗り換え。 それこそ9年ぶりのライプチヒだったが、残念ながら時間がないので 今回は駅だけだった。 ベルリンまでは、ワイマールから、かつては3時間掛かったのだけど、たったの2時間に短縮されていた。 私は、ベルリン中央駅よりも一つ手前で降りて、タクシーで、友人の家に向かった。 ワイマールですっかり田舎者になった私は、やっぱりベルリンは大都会だなぁ~って思った。 その日泊めさせて頂く友人とは、その前夜にプリンツでコンサートを終えたばかりのご夫妻。 ご夫妻は、私よりもひと足先に、ベルリンへと帰宅して待っていてくれた。 前回の5年前のベルリン旅行の際にもお世話になったのだが、彼等は転居したので、そのアパートには、私は初めて訪れた。 とても広いリビングで、さすが、綺麗好きなお二人さんは、調度品も素敵に飾られて、すっかりちゃんとした生活をなさっているようだった。 私の単なる留学生だった時のアパート暮らしとは全然違った。 そして、私は荷物を置いて、ゆっくりする間もなく、ご夫妻と、オペラ劇場へと出掛けた。 地下鉄に2度乗り換えて、旧東ドイツ側の「シュターツオーパー」(日本語でベルリン国立歌劇場??)に。 ここでのオペラ鑑賞は、私は3度目かな。 一番最初は、留学初めてのベルリン旅行で、「さまよえるオランダ人」 2度目は、両親がドイツ旅行に来た際に、「魔笛」、そして、3度目と なったこの日は、ヴェルディの「仮面舞踊会」だった。 今回の旅行前に、色々と調べたのだけど、残念ながら、ベルリンフィルは カラヤンの記念コンサートか何かで、ずっと遠征中。 ベルリンドイツオーパーは、どうやらバレエの公演。 前回のベルリン旅行では、コーミッシュオーパー観たので今回は却下。 となって、買おうかどうか迷ったまま、旅行に出掛けたのだが。 せっかく、ドイツに来たのにベルリンに行くのに、何もコンサートに 出掛けないなんて勿体無いと思っていた。 そしたら、スペインで、ご夫婦が、「仮面舞踊会」だったら、私達はチケットをお知り合いの出演歌手から格安で譲ってもらえるから 一緒に行こうと言って下さったので、スペインでチケットを予約した。 ドイツでのオペラ鑑賞としては、あまり安いとは言えないチケットだったのだけども、でも、日本でつい最近、ドレスデンのシュターツカペレを半額チケットで、それでも2万5千円出した私にとっては、42ユーロ(約6500円)というのは、激安とも言う。 私の席は、1階席の一番後ろのド真ん中。 ご夫婦は、すごく前の方の席に着いた。 私の席もとってもいい席だった。 やっぱり、ヨーロッパの歌劇場は、雰囲気が素敵!! オペラは、これ。 指揮者は、私と1歳しか変わらない若さみたいですねー。 イタリア語で歌っているので、ドイツ語字幕が、舞台の上部に出ていた。しかし、私は、だいぶ経ってから、その字幕に気が付いた。笑 ドイツ語を見ていると、ちっとも舞台が見えないし。 結局、途中からは、ストーリーも分からないまま、諦めて、お芝居と歌に熱中。 しかし、あまり面白いとは言えない。 残念ながら、2幕目は、睡魔との闘いになってしまった。 そして、2日前位から引いていた風邪が、この日が一番最悪で、 歌劇場の中のヒドイ乾燥で、ついに、鼻紙を鼻から離せないような苦しさになった。 飛行機の中で起きる私の乾燥アレルギーみたいな状態だった。 ってことで、休憩は、外に出て、外の冷たい空気にあたりに。 1幕と2幕の間は、25分の休憩、2幕と3幕の間は、20分だった。 3幕は、ストーリーの展開も面白くなってきて、賑やかな舞台になって、 少々楽しめた。 やっぱり歌い手さん達の声量がすごいなぁ~って思いながら。 オペラが終わり、私達は、少しウンター・デン・リンデンを西に向かって歩き、カフェに。 ここは、ウィーン風のカフェで有名だという。 ウィーン風カフェには、コーヒーに水がついてくるんですね。 この時初めて知りました。 私は、1人お腹を空かせていたので、何かないかとメニューを見て 少々高いのに驚き、なんでもよかったので、スープを注文。 予想外のものが出てきたけど・・・。 ビーフコンソメみたいなものに、おふみたいなものが浮いていた。 味は悪くなかったけど、、、 よく考えたらこの日は、私は、ドナーとスープしか食べないで終った。 そして、再び地下鉄に乗ってご夫妻の御宅に。 この日は、みんなお疲れだったので、すぐに就寝。 私は、広いリビングのソファーベットを占領させて頂いた。
February 27, 2008
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1月26日後半 前半の日記の続き・・・プリンツに着くと、コンサートの準備が進められていた。 すでに、ギャラリーの中には、座席が作られており、ビールやワインと ワイングラスやスナックが並べられていた。 そう、この日は、私達の友人、ベルリン在住の日本人音楽家ご夫妻のジョイントコンサートだった。 彼等とは、マドリード旅行でもご一緒した彼らのことである。私は、もともと今回の旅行は、この日のこのプリンツでのコンサートに合わせて計画していたので、とても楽しみにしていた。 ワイマール留学中に同時期に勉強していたご夫妻(当時はカップル)。 プリンツには、コンサート開演時間の8時になると、50ほどの席が満席となった。 開演までは、みんなギャラリー内の絵を鑑賞したり、歓談を楽しむ。 私もウロウロとして、日本に持って帰りたいと思った、画家の奥様の作品のワインのデキャンタを買った。 私の家によく合うでしょう! 実はギャラリーの中には、私がモデルになった作品も数多く潜んでいて(爆)、10年前の私の若かりし日の頃の顔が、他のお客にバレないといいなぁ~と冷や冷やしていたのだが、、、バレなかった模様。 このド田舎の村、プリンツは、なかなか日本人のお客さんは来ることないらしいが、なんと、この日、お客様の中に、日本人女性が2名いた。 すごい。 彼等は、イエナの大学でドイツ語を学んでいるらしい。 そこで知り合ったドイツ語日本語の語学交換パートナーをしているというドイツ人のご老人に、このコンサートに連れてきてもらったと話していた。 ところで、この語学交換パートナーのことを、よく「TANDEM」って言うんだけど、ドイツ人の画家やラジオ局に勤める友人は、「何それ??」って知らなかった。「TANDEM」の本来の意味は、「自転車とかの二人乗り」。 それで、「語学交換」という時にも使われるということを、ドイツ人が知らなかった。何故か私がドイツ人に、ドイツ語を教えた。驚き~。 画家が出てきて、本日のプログラムを紹介して、それからコンサートが始まった。紹介の時に、私のことも紹介してくれた。 「昔、ワイマールで勉強していて、プリンツでも何度かコンサートをしたことのあるayayaも今日は来ています」と。 まずは、ソプラノとピアノ伴奏で歌曲とアリアを堪能。 10年前、そのソプラノの彼女は、日本の音大ではピアノ科を卒業して、ピアニスト だったのが、この10年、ワイマールで研鑽を積んで、すっかり素敵な 貫禄あるソプラノ歌手に変身していた。 1曲、オッフェンバックのホフマン物語に出てくるアリアで、人形役?? の超絶技巧な曲があって、歌も素晴らしく、しかも、旦那様でもあるピアニストとの仕掛け付きの芝居部分は楽しめた。 さすが夫婦だけあって息もぴったりで微笑ましい。会場からもどっと笑いが。 素敵な美声にため息と拍手もたくさん。 それにしても、いったいこのド田舎村に、どこから人々はやって来るのでしょうか?と思う。 ここに来るお客さんは、別に特別なお洋服を着飾っているわけでもなく、村の近所のおじいちゃんおばあちゃんの会合のような、そんな気軽な感じでクラシックを聴きに来るのだ。 みんなどこまで音楽を分かっているのか分からないけど、心から楽しんで聴いているかのよう。 日本の堅苦しい音楽会とは全く違って、本当に温かい雰囲気。 ワインなど堪能して、たっぷり休憩をした後、コンサート後半。 今度は、ピアノ・ソロ。 あのペラペラなピアノとは思えない、素晴らしい演奏。 オット殿のラプソディーインブルーは、初めて聴かせて頂いたけど、 なかなかこの雰囲気には合う、カッコイイ。 他にバッハ=ブッゾーニやシューベルトなど。 すっかりお客様たちは、感動して拍手は長く続いた。 ついでに、書いておくと、そのピアニストの彼は、今度のGWにある 私が毎年行っている(過去の日記)、あの東京フォーラムであるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2008 『シューベルトとウィーン』 に参加なさいます!!是非、皆さんも彼の演奏を聴きにいらして下さいね~!!チケットは、ココ梶本音楽事務所のe-plusで先行予約販売中!!!一般発売は、3月15日のようです。私は、今年もまた4日連続で行きます~!・・・素敵なコンサートは終った。 余韻が残る中、2階の画家のプライベートダイニングで、ささやかな パーティ。 ドイツ人画家ご夫妻と本日の主役ご夫妻と私とアウグスの友人と、そして お客様にいらした、ラジオ局に勤める友人と、そして、イエナから毎回コンサートにいらっしゃる(かつて私のコンサートにも来て下さっていた)お金持ちのドイツ人ご夫妻と、皆でワインで乾杯!! 大好きなプリンツのこの空間で、素敵な方々と素晴らしい時間を過ごせ 私はとっても幸せに感じた。 ラジオ局に勤める彼女から、彼女が編んでくれた帽子、ネックとリストのショール(マフラー?)の3点セットをプレゼントされた。 すっごく温かい!! そして、いつかまた必ず訪れると約束して抱擁して別れをして、ワイマールへと向かった。 ワイマールに戻った私達は、夜10時半をまわっていたが、ワイマールの 国民劇場でのコンサートのお仕事を終えた、劇場オーケストラに勤める 日本人のお友達と飲みに出掛けた。 ペンションのすぐ側にある、ちょっとこ洒落たバーで。 ここは、バーとは言え、お料理の種類も多く、美味しそうだった。 本当、ここ10年でワイマールは、すっごく変わったかもしれない。 お洒落な感じのお店がとても増えた。 私は、コンサート前にカフェで食べたパスタでお腹はいっぱいになっていたので、飲むだけだったけど。 私は彼女と会うのは初めてだったけれども、すっかり意気投合した感じだった。 途中から、そのオーケストラ団員の彼女の彼氏、やはりオーケストラ団員だというドイツ人も加わって、4人で夜中の2時半頃まで飲んだ。 バーの隣席に、どうやら見覚えある顔が! ギリシャ人のピアニストの子だ。私が留学していた時にもいた子。 彼女の旦那になったというブラジル人はいなかったけど。 ここでも10年振りの再会!だったのだけど、なんとなく恥ずかしくて 声は掛けず・・・。 それにしても、ワイマールって本当に狭い。
February 26, 2008
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1月26日前半 PLINZの続きです。前日の日記分に書くのを忘れたけど、プリンツの夜の空は、 プラネタリウムのように星がたっくさん見えた。 そして、寒い一夜を過ごし、朝起きて、朝食。 前日の夕食と同じコールドミール。 寒かったせいか、この日辺りから、ひどい風邪を引いた。 熱は出なかったから良かったけども、咳と鼻水がひどかった。 幸い日本から持ってきていた葛根湯に助けられた。 朝食の後、写真撮影が始まった。笑 撮影用スタジオ?みたいなのは、アトリエのある3階。 何かって、ドイツ人画家が写真を使った芸術作品に必要だとかで まずは、一緒だったアウグスブルクからやって来た友達がモデルに。 馬に乗っているモデルが欲しいからと、変な台の上に座らせられて クラリネットを吹かされていた。爆 その後、私も変なポーズを取らされて、モデルに。 しっかし、あとで出来た写真見たら、私の姿は最悪だった。 ブサイク~~~。たぶん、これは作品にならんだろうなあ。 そして、私達の顔だけ正面から撮った写真を画家のパソコンで 何やらすごいソフトを使って加工。 すごかった!! 撮った写真をソフトにかけると、まず、肌がちょ~綺麗になる。 毛穴もなくなって、シワも目立たなくなって。 それに、目の形や口の形も顎のラインも自由自在に変化。 私は、二重にして、顔を細くしていっぱい変身させてみたかったけど・・・ 芸術家は、それはやってくれなかった。 しっかし、私のBefore After は、Berfore が酷すぎて・・・。爆 それから、ギャラリーにあるピアノを弾いてみた。 クラリネットとサンサーンスのソナタを全部弾いた。 そのピアノは、もうすぐ100歳なんじゃないかというような、 かなりアンティークもののブリュートナーで、弾くとピアノが揺れて、 壊れそうなような感じなんだけど、久しぶりに弾いたドイツでのピアノは その音色が素晴らしくて感動した。 どうしてだか、とても響きが澄んでいて綺麗で美しかった。 これが、ベルリンの友達ピアニストが言っていた、日本とドイツの調律の 違いなのか?? 本当に全然違った。 少しだけの時間だったけど、5年振りにドイツでピアノ弾けて、それだけでも味わえてよかったな。 あの響きの感動を一生忘れないようにしたいなあって思った。 住んでいた時には、慣れちゃって感じたこともなかったけど。 そして、今、日本のピアノ弾いて、げんなりです。 それから、私達は、プリンツの庭で散歩。 これが面白いの。全部ギャラリーだから。 彼の作品で埋め尽くされた庭。 ちょっと、作品の一部になって写真撮ってみたり。笑 私は、ほんと、ここ大好き。 そして、3時頃までゆっくり寛いで、プリンツを堪能して、 私達は、ベルリンからやって来た、音楽家ご夫妻をイエナの駅まで 車で迎えに行った。 無事にベルリンの音楽家ご夫妻は到着。彼等を乗せて、再びプリンツに向かったのだが・・・ なんと、迷子。また迷子。笑 来た道を引き返せば良かっただけなのに、途中で曲がりそびれたみたいで ものすごい距離を走っていた。 いつまで経ってもプリンツにならず、、、。 やっと気が付いて、ユーターン。全然別の街にまで来ていたらしい。 そして、ユーターンしたら、事故車両の撤去作業に引っ掛かって渋滞にまで巻き込まれる始末。 何しろ、あっちもこっちも畑が続いて景色が同じで、本当分からなくなる田舎。 ベルリンの音楽家ご夫妻は、これからPlinzでの本番が待っており その前にリハーサルをしなくっちゃならないのに、結果的に1時間位も 損をして、迷惑を掛けた。 リハーサルする彼等の邪魔にならないように、私達は、プリンツを後にした。 しかし、またもや、道が分からなくなり、さまよう。 何故か、前日来る時に走った道よりも、いつまでたっても舗装された道路にならない。 不信に思いながらもさらに舗装されていないデコボコ道を走っていたら、あのラジオ局に勤めるドイツ人の友人が、自転車に乗って、ワイマールからプリンツに向かって走ってきた。 車の窓を開けて、彼女を呼び止めて、「Hallo!!」って挨拶を交わし、「またあとでコンサートで会いましょう!」と。 私達は、彼女がワイマールから、この道を使ってきたんだから、きっと この道で合っていると、このとき思ってさらに走った。 それがいけなかった。 その彼女は、ギャラリーに着いて、画家に「ayayaたちに、あぜ道で擦れ違った」と報告して心配していたらしい。 行けども行けども、舗装されていない、あぜ道。右も左も畑。 これはおかしいと、ようやく気が付いた私達は、もと来た道を引き返し 出直した。 そうしたら、プリンツを出てすぐのところに、右へ曲がる、小さな村へ行く、舗装された道路があることが分かった。 どうやらそれを見落としていたらしい。 それから順調にアウトバーンに出て、無事にワイマールに。 プリンツに戻らなければならない時間まで2時間足らず。 大急ぎでホテルにチェックイン。 24日に宿泊したのと同じペンションに予約を入れた。 またもや重い荷物を階段で上げて、そして、ペンションの下のカフェに 入って、軽く夕食をとった。 アウグスの友達は、スープ。私は、トマトソースのタグリアテッレ。 なかなか美味しかった。 そして、急いでまたプリンツへと引き返した。 「もう、迷わないよね~!!」と。さすがに、迷わず、スイスイと。笑 続く・・・
February 26, 2008
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1月25日夜 午後の日記の続き・・・ワイマールからアウトバーンに乗って、ドレスデンの方角へ向かった。 15分位走って、イエナの街に出る手前のところの小さな街で、アウトバーンを降り、そこからは、ド田舎の道をひたすら走り続け・・・・・。 日も落ちて、視界真っ暗!ドイツのこういう所は、外灯が全くなくて、 車のライトだけ。 そして、景色は、右も左も畑。ほんとに何もないところ。 絶対、1人だったら寂しいし、コワくなるようなところ。 何度か車に乗せてもらって行った事があるところだったんだけど、 遠い彼方の記憶と1枚の地図を頼りに、車を走らせ。 ず~っと走って、分かれ道の看板を見逃し、別の道を走り始めて、 気が付いてユーターン。ユーターンするにもできる場所なくって かなり走ってから引き返す。爆 そして、出てきた小さい村でまた迷子。 クルクル周っても、看板見当たらず、次の村へ行く道が出てこない。 それを3回ほど繰り返し・・・。 私のナビができてないのがいけないのだけど・・・・。ごっめ~ん。 やっと発見! そして、さらに走ると、今度は、完全なあぜ道。 もうここまで来ると、万が一迷ったら、日が昇るまで 永久に着けなくなりそうな、そんなところ。 なんとか進めて、目的地へ着く最後の道に出てきた。 以前と違ってジャリ道がコンクリに舗装されていた。 なんとか、無事に到着~。 着いたところは、2軒しかない村。 ここに地名が存在することが謎なんだけども。 PLINZという場所なのだ。 そのPLINZは、ひょんなことから知り合ったワイマールのドイツ人(先日の日記に書いたラジオ局に勤めている彼女)に連れられて来たのが、最初で、、、 それ以来、私はそこで、何度かコンサートしてピアノを弾かせてもらったり、 私の両親が来た時に遊びに行かせてもらったり、モデル?やりに行ったり、、、と、とても可愛がってもらったドイツ人の芸術家ご夫妻が住んでいるギャラリー。 ギャラリーのご夫妻は、もともとワイマールの大学で建築の勉強をなさったのだけども、旧東ドイツの体制下では、設計やデザインを自由にできなかったという不満から、きっとそれが、大爆発したのか、なんなのか、 そのPLINZという場所にあった、元製粉所だった物件を買って、自分達の手で大改造をして、面白いギャラリーにしちゃって、そして、色んな動物を飼って、自炊自足の生活を試みたりして、そして、今も細々と色んな作品を生み出して生活している。 私が、5年ぶりにまた行くと言ったら、とっても喜んで下さって 待っていてくれた。 今年は、灯油の値段が高いから、自分達で薪割って生活していて 結構苦しんでいると聞いていたから、心配していたけど、元気そうだった。 私達は、ギャラリーの奥の一角にあるゲスト用の滞在部屋を案内してもらった。ここの部屋も来る度に模様替えされているような気がする! 模様替えというのは、壁紙が彼の作品だから。 荷物を置き、そして、2階にあるご夫妻のダイニングに。 何を作っておけばいい?って電話で聞かれていたから、「典型的なドイツ風の夕食がいい!」ってお願いしておいた。 そうしたら、超典型的なドイツの夕食が待っていた。 コールドミールだ! でも、沢山のチーズとハムの数々。そして黒パン。美味しい~!! しかも、ここのチューリンゲン特産物で、私の大好物の、Schweinemett / hackepeter という豚のタルタルソースがあった。 それをパンと食べるのが、Mettbrötchen。 このHPにも紹介されているけど、生の豚挽き肉です。 コワいから食べられないという人もいるのだけど、、、すんごく美味しいのですよ~~~~~。 私は何度も沢山食べているけど、まだお腹壊れたことありません。 「生 豚 タルタル」で検索すると、ドイツの情報しか出てこないところみると、 ひょっとしたら、世界でもドイツだけが、生で豚を食べるのかも? ビールを飲み、私は、マンハイム近郊でお世話になったお友達から、お土産にと頂いた地元ワインを開けた。 ドイツにしては珍しく濃厚な赤のワインで、飲み終えたら、口の周りも口の中もお歯黒状態に。 夜遅くまで画家のご夫妻と話して、寝た。 しっかし、このギャラリーは寒かったのだ。 http://maps.google.co.jp/maps
February 25, 2008
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1月25日午後 午前の日記の続き・・・アウグスブルクのお友達が用事が終って戻ってきた。 私達は、バウハウス大学の新しくできたらしい近代的な図書館の カフェテリアに入ってコーヒーを飲んだ。 大学のカフェテリアだったから、コーヒーは激安。 でもここはお洒落な食器で出てきた。 今回は、メンザ(大学の学食)に行って懐かしい味を食す機会に恵まれなかったのだけが残念だったのだけども。 そして、車に乗って、まだ行ったことのなかった何年か前に新校舎として できたリスト音大の管楽器校舎へ行った。 イルム公園南側の丘の上にそれはあった。 大きな建物でびっくりした。昔の管楽器校舎とはまるで違って素晴らしかった。 校舎をウロウロしていたら、ある大きな教室の中に、室内楽の勉強で大変お世話になったアウグスブルクのお友達の恩師がいた! この先生は、まだ40歳位なのだけど、もうワイマールの管楽器の教授の中では今となってはベテランの方なんだという。 私達が留学していた頃とは随分、教授たちが入れ替わったらしい。 先生は、門下生勉強会をやり終えたばかりで、学生1人1人に、君の演奏はどうっだったこうだった、ああだったのがいけない、あそこはこうしろああしろ・・・・・とブアーーーーって忠告し捲くっていた。 その様子は、以前と全く変わらない姿!爆 やっぱりシャツがジーンズから飛び出てるし。 ブアーーーっと言いながら、私達がのぞいているのを気が付いた彼は、 「おお!挨拶挨拶!」と言って私達のところに来て下さった。 しっかし、彼の頭の中は、今の門下生の勉強会のことでいっぱい。 彼は音楽に一度のめり込んだら夢中になり過ぎて、暴走が止まらない性格なので仕方ない。 私もあの先生に、ブアーーーって言われ捲くったレッスンを思い出した。 あれはすごかったもんなあ。懐かしい。 帰り道、私が入学した当初、本校舎の改装工事が行われている最中で仮にピアノ科のレッスンの行われていたアルテンブルクを通過した。ここは、リストが恋人関係であったものの結局、結婚には許されなかった相手、カロリーネ・フォン・サイン=ヴィトゲンシュタイン公爵夫人とお忍びで生活を共にしていた家である。次に車で行ったのは、私が住んでいた家。 私がワイマールで1人暮らししていた家だ。 街の西側にあるシューベルト通りにあった。街の中心からは歩いて10分位のところ。とてもいいところだった。 車で行ったのは初めてで、自分の家だったところなのに、シューベルト通りが発見できず。 車を停めて、地図と見比べながらようやく発見。 10年経つとそんなにも忘れてしまうのか。 いっぱい思い出のつまった家。 さらに、車で今度はもっと南に走らせて、南の方の通りに。 ちょっと長い坂道を上がっていく。 そう、ここは学生寮。 私がワイマールに住み始めて1人暮らしの家を見付ける前と、 1人暮らしを引き揚げて、日本に帰国する前に2度住んだ事のある寮。 旧東ドイツっぽいその作り。相変わらずボロイ。 ここも思い出だらけ。色んな出会いもあったしね。 さらにさらにもっと南に車で行って、今度は、ベルベデーレ。 駐車場から離れていたから、お城は見なかったけど、ホールを見てトイレに行った。 ここには、声楽科の校舎もある。はっきり言って、山の中。 車じゃないと行くのが大変なところ。通常はバスで行く。 でも、元気な人は、山道を自転車で行く。 それも、練習部屋を確保するには朝一番に。 やっぱりここは、寒かった。 そして私達は、今晩泊まるところを目指して、アウトバーンに乗った。続く・・・
February 25, 2008
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1月25日午前この日は、ワイマールのリスト音大留学時代の恩師の教授と 朝10時半に学校前で5年ぶりに会う約束をしていた。 先生の御宅に(ワイマールの近郊の街)にお邪魔するつもりだったのだけど、先生が用事がワイマールにできたから、 「私が車で行くわ~!お昼ご一緒しましょう。ご馳走するわ~!」って ことだった。 先生には、旅立つ前に東京から電話をしていたのだけど、そしたら 「演奏しないの?弾かないのにドイツ来るの?ダメじゃない!」って 言われていた。爆 やっぱ先生は先生。生涯、先生だ。 ワクワクしながら先生を音大前で待つ。 入り口の扉の前で校舎を撮影しようと思ってシャッター切ったら 扉が開いて、偶然にもなんと先生が出てらした。 嬉しい再会!!本当に嬉しい。 そして、先生がお元気そうだったのが何よりも嬉しかった。 先生は、私が卒業して帰国してから5年後位に退職なさって 少々精神的だと思うのだけども、病を患っていたらしく、電話では 「私はまだまだ病気で・・・」みたいなおっしゃり方をしていたので とても心配していたのだけども、見た目には、全然大丈夫そうだった。 チェックのコートに赤いマフラー姿で、とっても可愛らしかった。 きっと、お若い時の先生はすっごく可愛かったんだろうなぁ~って思う。 「何する?イルム公園にでも散歩する?」って先生がおっしゃるので 先生と学校の裏の公園の方面へと歩き出す。 それから少々歩いていて私はふと気になっていたことを話してみた。 「昨日、ワイマールに住んでいる日本人のお友達から聞いたのだけど・・・韓国人のS君(私と同時期に先生の門下生だった子)が、 またワイマールに戻ってきているらしいのだけど、先生は知っていますか?」 先生「本当に?本当に?」 私「そうなんです。スシ屋さんで働いているって聞いたんですが」 先生「そしたら、私達は、そこのスシ屋に行ってみましょう!」 私達は、本当にS君がスシ屋で働いているのか確かめに行ってみる事に。 公園を出て、まさかS君がいたらビックリなんだけど~って会話しながら、街中のスシ屋に向かった。 先生は、「私は一軒のスシ屋がワイマールにあるのを知っているわ!きっとそこだわ!」とおっしゃった。 私は、昔住んでいた時に革製品を売っていた小さなショップが、ある時 アジア食品店に変わったというのは、誰かから聞いていたから知っていたのだけど、その場所が、いつの間にかスシ屋になっていたとは知らなかった。 スシ屋の前に来て、ドキドキしながら扉を開けた。 扉の前には、回転寿司のテーブルがあったが、回転していないし、寿司もなかった。 後から聞いたら、それは、永久に回転することはなく、単なる飾りだったらしい。 そして、女の子の店員(中国人だった)が出てきた。 私達はさっそく尋ねてみた。 「S君って知っていますか?ここで働いているって聞いたのですが!」 店員さんは言った。 「彼ならいますよ。厨房で働いていますよ!」 え?本当なんだ~~~。本当にいるんだ~~~。S君がいるんだ~~~!! そして、S君に会いたいと、店員さんにお願いした。 S君が出てきた! 全然以前と変わらないS君がいた。 もう感動。先生はおおはしゃぎ。 こんなところで門下2人と再会で先生の喜びと言ったら。 「まるで同窓会だわ~!」と。 「私達はここで食べるしかないわ。決まりね。ここでお昼ね。」 ってことで、急遽、S君の作る寿司が私達のランチとなった。 S君にオススメのメニューを聞いたら、2人前のお寿司の盛り合わせを勧めてきた。 先生は、「生魚食べないとならないわねぇ~」とちょっと不安そうだったのだけど、、、 S君は、「これには、キュウリしか入ってない巻物もあるから大丈夫なハズ」となった。 私はこの時初めて聞いたのだけど、メニューによると、カルフォルニア巻きじゃなくって、フィラデルフィア巻きってのもあるらしい。 サーモンのがそういうネーミングだったかな。 私はあまりにも面白い展開になってきたので、これは、ホテルで別れてきたアウグスブルクのお友達も呼ばなきゃ!って思って、先生にお断りして彼に電話。 「今すぐ来て!なんとS君がスシ屋に居たのよ。先生が一緒にいいって」 と言って呼び出した。 先生とアウグスブルクのお友達は、初対面ではなかっただろうけど、ご挨拶から始まって、アウグスブルクの友達は別件の約束があって少しの間しかいられなかったのだけども、先生と色々な会話をしていた。先生は、とても好感的に思ったらしく、後から私に何度も、「彼はいい人ね。」と言っていて、私との関係を尋ねてきた。笑 3人揃って会話をしていたら、S君がまず、お茶とお味噌汁を運んできた。 先生は、お味噌汁を美味しいと言いながら召し上がった。 それから、鮮やかに盛り付けられたお寿司がやってきた。 突然加わったアウグスの友人の分も含まれていて3人前になっていた。 きっと、S君の配慮によるもの。 まさかワイマールで寿司なんて食べられるなんて思いもしなかったのだけど、そのお寿司は、S君が握ってくれたものだと思うと、美味しく感じられた。 ドイツでよくある、生臭い魚だとか、味の違う醤油だとか、そういったことはなくて、ごく普通の寿司だった。 先生は、「私も全種類挑戦してみるわ!」とおっしゃって、一つ残らず 生魚のお寿司も召し上がっていた。 S君は、ワイマールの音大を卒業してから暫く韓国に戻っていたのだけど、3ヶ月前から、ここのスシ屋で働くためにワイマールに帰ってきていたらしい。 先生には、「ピアノはどうしたの?」とさんざん攻められていたけど。 S君のことは、先生は「彼は、子どもみたい!私にとって子どもみたいでカワイイわ!彼はピアノさえ、もっと練習すれば、本当にいい子なのにぃ。」と私に言っていた。 私は先生に、日本からお土産を持ってきていたのでお渡しした。 和風の巾着袋に、小布施堂の栗落雁と日本製の5本指靴下2足とお花を生ける剣山を差し上げた。 たいした物ではなかったのだけど、先生はとっても喜んで下さった。 靴下は、サイズが合うかどうか心配だったのだけども。大きさは大丈夫だったみたい。ひょっとすると、長い先生の足の指が入るか分からないけども。 お腹いっぱい食べ終わって、店員さんにお会計をしようとしたら、なんと、S君が払ったから支払いは要らないと言われた。 私達は、すごく驚いた。そんなのダメよ~って。 だって、S君に会うために来ただけなのに、ご馳走になってしまうなんて。 そんなんで、厨房まで行って、S君のところに。S君は沢山の炊きたてご飯を混ぜていたのだけど、「僕も今日はとてもとても嬉しかったから、いいんだよ。ご馳走したい!」と。 先生と私は、丁寧に御礼をして、お店から出てきた。 なんだか感激の再会のひと時だった。 お店から学校までの道を歩きながら、先生お気に入りのエスニックなお洋服や雑貨の売っているお店に寄ったりした。 学校に着いて、先生とまたの再会を願ってお別れした。 いつまでもお若くお元気でいらして欲しいと思う。 その後、行きそびれていたイルム公園へと私は1人で散歩に行ってみた。 イルム川が流れ公園奥に建つ小さなゲーテの別荘、この風景が私のワイマールで一番好きなスポット。 何度訪れてもいいなあと思う。 途中、ベンチに腰掛けてボーってしてみたり。この優雅な時間の流れ。 最高に幸福。東京での生活とはだいぶ違うなあと思った。 そして、イルム公園には、もう一つリストの家がある。 そこにも足を運んでみた。残念ながら冬は閉館していたけど。 たっぷり1時間位散策したかと思う。 それから、再び街に出て、ワイマール磁器のお店で自分用に銀杏のお皿を購入。 1ユーロのお店に入って、何か土産物にならないかと思うものを物色。 続く・・・
February 25, 2008
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1月24日 前半の日記のつづき・・・ヘルダー教会から出てきてから、もう一度、ドイツ人の友人に電話をしてみた。 そしたら、「会社に来ない?」とのこと。 なので、行ってみた! 彼女は、地方ラジオ局に勤めていて、ワイマールの街の観光案内ガイド人としても働いている人。もともと、旧東ドイツ時代にベルリンの演劇学校で学んだ人でキャラも独特で個性的。もう40代後半とのことだけど、とても若々しい。 私は留学中、ひょんなことで、彼女が受けたかったミュージカルの配役の歌のオーディションの伴奏を頼まれたことで知り合い、それからずっと可愛がってもらっていた。 時代の流れとともに(おそらく彼女の世代が最も壁の崩壊によって失ったものが多いのではないだろうか)、彼女が役者として生きていく夢は残念ながら断念せざる得なくなってしまったみたいだけども、なんとか生活しているらしい。 その彼女の会社。そう、ラジオ局。 ヘルダー教会の脇にある建物の一部だったが。。。 扉を開けると、彼女はパソコンの前で電話中だった。入り口にいた彼女の同僚に聞いたら、入っていいよ!とのことだったので、私は会社の中に入って静かに電話が終るのを待った。 そして、彼女の電話が終わって感動の再会!!だった。 けれども仕事がまだ少し残っているので、もうちょっと待っててとのことだった。 私は彼女の仕事ぶりを見ながら会社にいた。 途中、メールソフトの使い方が分からない質問に何故か私が手伝ってあげて・・・。 彼女のパソコン力は、どう見てもぎこちなかった。笑 どうやら彼女の仕事は、ワイマール関連の文化人?達に取材のアポをとって、そして、インタビューをするらしい。 日曜日朝に、彼女の放送枠があって、ネットで日本でも彼女のラジオ放送を聞くことができると教わった。 仕事を終えた彼女と私は、ワイマール国立劇場の方に歩いた。 (前に立っているのがゲーテとシラーの像。ここで、1919年にワイマール憲法が制定された)歩いていると、彼女に声を掛ける人が多い。 どうやら田舎だから、彼女は街のみんなと顔見知りらしい。 劇場前のテアターカフェに入った。 カフェの店員さんともとても仲良しだった様子。 最近の私の近況やら彼女の近況などを語り、さらに話は何故か、日本の 埋葬の仕方におよび、、、 ドイツ語力がない私にとって、とんでもなく難しい質問に答えるハメに。 日本は火葬だと、どっかで聞いたらしい彼女にとって、とても興味があったようで・・・。 ドイツでも少しずつ火葬をする人が増えてきているらしいのだが・・・。 土葬の場合、最近は、場所がないので、前の故人と同じ場所を掘り起こし、その上に重ねて埋葬していくんだそうで・・・。 は~、難しい会話だ。 ドイツ滞在3日目にして、ここで自分の会話力のなさ、言いたい事の言えないもどかしさに少々凹む。 ただ旅してショッピングしたり、たわいもない会話では困らないのだけども、こういう話になると・・・。涙 そんなで、この日は、夜8時頃までドイツ語しか話さず過ごしたから あまりに必死こいていたので、頭の中は、すっかりドイツ語。 アウグスブルクの日本人のお友達が電話を掛けてきてくれても、思わずドイツ語を発する始末。 ああ、こうやって、留学初期の頃、ドイツ語学んだんだなぁ~って懐かしく思った。 人間、こうやって、そういう環境に置かれて必死に生きないと学べないのだと。 ただただ日本でドイツ語学校に週2回通っているのとでは、全然違うのだ。 8時頃になって、アウグスブルクのお友達が無事にワイマールに到着! ドイツ人の彼女は、この日は会社のイベントのパーティに出席だということだったので、お別れ。 アウグスブルクのお友達は、私の今回の旅に合わせてお仕事を休んで、慣れない運転で、はるばるワイマールまでやって来てくれた。 アウトバーンで大丈夫なのかと、すっごく心配だったのだけども。事故もなく無事に着いて一安心。途中、迷ったらしく、4時間以上かかったらしいが、、、お疲れ様~!!って感じ。 車から荷物を降ろし、ペンションの駐車場に。 ペンションの駐車場は、ペンションとは随分離れていて、こんなのあり~?って感じだったのだけど。 そして、2人で、さっきのドイツ人の彼女が教えてくれた、ワイマールで美味しい評判のお店に夕食を食べに出掛けた。 そこは、9年前にはなかったトルコ料理屋。 ドイツは、トルコ人がとても多く労働者として住んでいるので、トルコ関係のお店が充実しているのだけども、旧東ドイツだったワイマールには、そんなに当時はなかった。 そして、訪れたトルコ料理屋さんは、シラー通りからちょっと曲がった小道に面してあって、わりと大きなお店だった。お客さんでいっぱいで雰囲気もいい感じ!! 一番奥の席に座って、私達は、ビールと料理を注文。 ナスのペースト、オリーブとチーズのペースト(ディップ)、それからシシケバブ! 出てきたトルコのパンも文句なく美味しかった!! 注文してから、一緒に居たお友達が、遠く離れた席に座っているアジア人らしき人達の中に「知り合いじゃん!」と誰かを見付けたらしく、声を掛けに行った。 そして、1人の女の子を連れて席に戻ってきた! 「ayaちゃん!!」と。 彼女は、私も知っている女の子だった~。 でも、9年前とはガラリとイメージ変わって痩せて、スタイルのいい洗練された感じの素敵な女性になっていて、全然分からなくなっていた。 ビックリの感動の再会劇!! ワイマールには、知っている人はほとんど住んでいないと思っていたから 余計に嬉しい。 彼女は、コレペティとして学校に残って活躍していて、ついにワイマール歴10年目を今年迎えるのだとかで。 もう、ほんまにワイマーラーだ! 何分間かお話して、お食事終ったらどっかに飲みに繰り出そう!となった。 そして、何分かしたら今度は、ドイツ人の女の子が、私達の席にやってきた。 「ハロー!!」なんと、その子は、アウグスブルクのお友達の知り合いなんだとかで。 しかも、バイエルンで知り合った子なんだそうで~。 そっちはそっちで、またもや感動の再会劇!! さすが、ワイマール!! 田舎だけあって、街に繰り出せば誰かに会う! ほんとに狭い。 それから暫くして、なんだかトルコ料理屋の中では、何やら始まった。 照明が暗くなり、エキゾチックな音楽が流れ始め・・・。 セクシーな衣装を身に纏った女性が登場!(おそらく、あれはトルコ人でなくドイツ人だったが) そして、ダンスをし始める。ベリーダンスのパフォーマンス?? いきなり、火が出てきて、それを口に入れて消したり、生きているヘビまで登場したり、別の男性が砕いたガラス瓶の破片の上に寝そべり、女性ダンサーがその男性の体の上を歩いたり。 あまりに予想外なすごいショーが始まったので、びっくり。 どうやら、彼女達のパフォーマンスは、特定のお客様向けだったらしく、 その人達のいる席の方だけ向いてやっていたのだけども。 日本で言うところの芸者だったのだろうか?! それにしてもすごかったなぁ~。貴重な体験。 トルコ料理を満喫して、離れた席に座っていた日本人ワイマーラーグループ3名(他の2人の男の子は建築の留学生)と一緒に別の居酒屋に移動。そこにさらにバイエルン出身のドイツ人の女の子とその子の彼氏らしいスペイン人の男の子と私達含めて7名が集結。 強いアルコールのお酒をジャンジャン飲みながら、(この日だけはよく飲んだ気がする)9年分のワイマールのブランクを埋めるかのように色々なお話を聞かせてもらって、深夜遅くまで楽しんだ。 やっぱりワイマールはいい!
February 24, 2008
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1月24日マンハイム近郊のお友達の御宅での2日目の朝。 前日の晩に一応、「朝にお別れのハグしたいから、会社行く前に 起こしてね。」って頼んでいたのだけども・・・。 そして、私は目覚ましをセットして寝たのだけども。私は失態。 中国人ママは、私が起床した時には、もうお仕事に出勤後。残念! すぐに、謝罪のSMSを入れて感謝の言葉を述べた。 彼女は、起こすのは可哀想だと思って出掛けてしまったみたい。 そして、前日の朝と同じように、朝食後、ドイツ人パパに愛娘ちゃんの通っているベビーシッターさんの住んでいる街の駅まで送ってもらった。 ベビーシッターさんの住んでいる街は、初めて通ったけれども、マンハイム近郊とは思えないほど、城壁のある旧市街の残るローテンブルクのような、ものすごく綺麗な街だった。 今度訪れたら是非、ゆっくり街を散策してみたいと思った。 私は3回目のジャーマンレイルパスを使って、マンハイム中央駅とフルダ駅乗り換えでワイマールに。 ここの区間の汽車の車窓が私は大好きで、いつも、どっから旧東ドイツの国境なんだろうかと思いながら、旅をする。 小さな街がポツンポツンと現われて、街はたいてい木組みでできた家が並んでいて、街の真ん中には教会が必ずあって、そして、近くに小川が流れていて・・・。まさに、作曲家のバッハ=Bach(小川という意味)は、こういうところで生まれたんだなぁ~って思ってしまう。 そう!そのバッハの生まれ故郷のアイゼナッハも通過する。 5年振りにワイマールの地を踏んだ。 (画像のSALVEは、ホテルの足拭きマットだが、SALVEとは、ゲーテが自宅の床に記した言葉で、ラテン語で「ようこそ!」の意味。)私にとって、ドイツでもっとも思い出深い街。そして、大好きでもある街。 しかし、ワイマールは、人口6万5千人しかいないド田舎です。 今回訪れた他の、、、例えばベルリン:340万人、ケルン:98万人、マンハイム:31万人、ミュンヘン:132万人、アウグスブルク:26万人・・・と比較すると、いかにワイマールが小さくて田舎か分かってもらえるでしょう。甲子園球場だって、5万人位収容できるのですから。 ちなみにスペインのトレドは7万人8千人だって。 でも、ワイマールは、ゲーテやシラーが住んで18世紀末から19世紀に文化が栄えた世界遺産の街で、街の至るところが美しい。 私は、15年位前の日本の学生時代に一度家族で訪れたことがあり、当時はまだドイツの壁崩壊から間もなくて、本当に何も整備されていなかったが、私がワイマール留学中の今から10年ほど前の1999年に、ワイマールは、ヨーロッパ文化都市となって、大きく復興された。 なので、街はいつも工事工事で、日に日に変化していったのだが、今回は、どんな風に変化を遂げたのか期待を膨らませの旅だった。 駅は、5年前に訪れた時にその変貌振りに驚きだったが、今回はなので別に。 でも、ペンションまで駅からタクシーに乗って、すぐにビックリ! デパート(・・・と言うらしきものが99年には1軒だけあったが)がないほどだったワイマールに、SATURN(大型電気店)とかC&A(洋服のデパート)とか入った、他にボーリング場だとか3D映画館を備えたらしい、大型ショッピングモールが出来ていた!! それも、あの、ヒットラーが頑丈に建造してどうにもこうにもできなかったという建物のうちの一つが修復して変わっていた。 泊まる予約をしていたペンションは、私のよく知っている大好きだった カフェの上階部分。 そこは、通っていた音大のすぐそばであって、街の中心。 分かっていたので安心してタクシーを降りたものの。 降ろされた場所は、車がそこまでしか入れず、ペンションまで数メートルのところ。なんと石畳がボロくて(おそらくこれは、旧東時代からのものであろう!)デコボコでスーツケースのタイヤが回らず。 仕方ないので、重たいスーツケースを持ち上げて歩く。しかも、チェックインする入り口も階段の上。 そして、あなたの部屋よと言って渡されたキーの部屋も2階でエレベーターなし。 なんだか汗だくになりながら、部屋に。 部屋は、とても清潔で白が基調のモダンな感じ。 まずすぐに、ワイマールに着いたから是非会いたいとドイツ人の友人の会社に電話。あと2時間位忙しいから、そしたらまた電話してとのこと。 私はその間、ペンションでシャワーを浴びて、休憩。 そして、街に出た。 懐かしい街をゆっくりと歩いてみた。 昔、住んでいた時にはデジカメ持ってなかったし、5年前に訪れた時はカメラを忘れて街に繰り出し、長年住んでいたわりには、ワイマールの街の写真を撮った事のなかった私は、今回はデジカメであらゆる思い出を残してやる~!勢いでパチリパチリ撮りまくり。 まずは、お城、そして、学校を通って、バッハさんにご挨拶して、マルクト広場に出て。 そこで、チューリンガーブルスト(チューリンゲンソーセージ)を食べた。 見よ!!これが、この地方の特産物のデッカいソーセージ!! 香辛料がきいていて、他のどこのソーセージよりも食べ応えがあって、とても美味しいのだ。 それから、マルクト側にできていた、昔はなかった、ゲーテの詩にある銀杏をモチーフにしたお店や、ここにもできていた旧東ドイツグッズの売っているお店や、ワイマール関連の本や雑貨が充実しているお店屋さんに寄った。そして、ヘルダー教会に。 いつの間にか、ペンキが塗られて、昔よりも情緒がなくなってしまっていた。ここには、クラーナッハのお墓があって、そして彼の祭壇画があるので、中にも入ってみた。 つづく・・・http://maps.google.co.jp/maps
February 24, 2008
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1月23日後半 前半の日記のつづき・・・それから、私がケルンに行けば必ず足を運んでいた楽器屋さんに! Musik Tonger というお店だが、最近、移転したため、 彼女にご案内頂いた。 必ず足を運んでいたには理由があって、アンティーク楽譜の掘り出し物を 見付ける楽しみがあったから。 でも、移転に伴って、アンティークコーナーがかなり縮小され、楽譜激減。残念!! 友人もケルンでピアノ講師として、私と同業者であるため、彼女にドイツで使っているという教材など教えてもらって、参考になる程度に購入! 最近、ドイツの教材は、どれもこれも模範演奏CD-R付きだそうで、 むちゃくちゃ高いらしい。そんなものいらないから、安くしてくれ~って 思うんだそうで。 見て~。私の大好きなマウスのピアノ教材!! 導入教材だが、いかに音を聴くか、いかに楽譜を使わずにピアノと触れ合うか、細かく遊びながらピアノを楽しめるように書いてあって、日本にはなかなかないアプローチのような気がした。もう一冊は、黒鍵だけで導入する曲集。 そして、さらに私は、今、ドイツ全土で流行っているSUDOKU(数独のこと)の「音楽SUDOKU」なるものを買ってみた。 何しろ、汽車に乗ると、右の人も左の人もみんなSUDOKUやっている!くらい。もともとドイツ人は、クロスワードが好きだったけど・・・。SUDOKUのやり方すら分からない私が出来るのか謎だけども・・・。 あとは、音楽小物やら葉書などを物色して店を出た。 ただこの店で、私は困ったことが起きた。40ユーロ近く買ったのに、 なんとクレジットカード払いが出来なかったのである。 ユーロ持ち金の少なかった私にとって痛手だった。 っていうか、実は、今回、旅行の為に持っていったユーロは、300ユーロなかったのがいけないのだけども。 でも、この一件がなければ、それで済んだのに、結局、このせいで、 最後に足りなくなって、円からユーロに両替して貰わなければならなくなってしまった。 そこで、ケルンの友人もお仕事に出掛ける時間になったため、お別れ。 私は、そこから、近くにあったWDR(ドイツのテレビ局の本拠)のビル内にあった、マウスショップと旧東ドイツショップを堪能。 くっだらないものを自分の為に購入して、そして思い立った。 時計は既に4時半を指していたのだけども…。 そうだ!!ケルンの教授に電話してみよう!と。 「先生!私は今、ケルンに来ているのです。でも、マンハイムに今日中に帰らなければならないので、時間はあまりないので、ご挨拶だけでもって思って電話してみました!お元気ですか~??」と。 先生には、クリスマスカードに、ドイツにこの時期に行くと申告してあったのですが。 「残念!遊びにくればいいのに・・・!」って、おっしゃって下さった。 実は、この先生は、講習会で何度かお世話になったことはあったけれども、ケルンでお会いしたことはなく、先生の家がどこかも知らずにだったのだが。 なんだか、先生に無性にお会いしたくなって、私は、汽車の時間が気になりながらも、 「本当に遊びに行っちゃってもいいんですか?」と尋ねたら、先生は喜んで下さって、 「そうしたら、我が家に来るには、ケルン駅の9番か10番線のホームに来る電車に乗りなさい。次の汽車は、4時58分にあるから。○○行きですよ。それの3つ目の○○駅で降りて下さい。そしたら僕が迎えに行くから!」って。 先生のご親切さに甘えることにして、私は行ってみてしまうことにした。 駅に急遽行って、まずは、マンハイム行きの汽車が何時にあって、何時に乗ればマンハイムのお友達に迷惑の掛からない時間に帰宅できるのかを調べて、それから、先生に言われたホームへ。 どうやら、私は、7時半にケルンを出ればマンハイムに帰れることが分かった。 電車に乗って、先生の待つ駅に。小さな街だったけど、そこは、少しオランダの影響を受けたような赤いレンガ造りの家々が並び、閑静な住宅地。 先生は、ベンツでお迎えに来て下さった。 私の大大大好きな先生。その演奏もお人柄も! 以前、日記にも書いたのだが、数年前に日本にも来て頂いて、我が家でもレッスンをして頂いた先生。 本当に突然にだったのに、とても温かく出迎えて下さった。 先生の家は、その駅から車で5分位のところにあり、丘の上。 教授職であり、有名ピアニストであった方とは言え、ドイツ人らしく 質素で、こじんまりとした1軒家。でも、庭はとても広く、ケルンの街を一望できる見晴らし。 広いダイニングには、夜景の綺麗な大きな窓があって、あとは、ソファとダイニングテーブルとアンティークのスタインウェイが1台。 先生の奥様は、韓国人なのであるが、先生共にとてもお元気そうで、数年振りにお目に掛かりこれまた嬉しさがこみ上げた。 ドイツ人のシキタリなのか?先生は、ご自宅の全てを私に案内して下さった。 「これが、僕の寝室、こっちはレッスン室・・・」 日本じゃ、教授のプライバシーを露出させるなんて考えられないけども。 レッスン室には、木目の30歳位のベーゼンドルファーとアップライトが置いてあり、先生は、私に聴かせたい曲があるから、と、 現代曲を披露してくれて、「これはね、これはね、、、」と曲解説して、「日本に帰ったら弾いてみなさい。どんな風に演奏するかは自由だよ!」と。そこにあったコピー譜をいくつか下さった。 なんか、それだけでも、幻のレッスンを見たかのような。 先生の響かせる現代的な和声の音色と共に不思議な感覚に陥った。 再びダイニングに戻ると、奥様がコーヒーを作ってくれていた。 そして、「今日、あなたは何時の汽車で帰ればいいの?」と聞かれたので 「7時半」と答えると、「それじゃ、僕達は夕食を用意してあるから、キミも一緒に食べて行きなさい!」と。 突然お邪魔したのに。 なんと、さすが、韓国人の奥様!! 素晴らしい夕食が待っていた。チキンスープに、レンズ豆の炊き込みご飯に、いくつかのキムチ。 どれも物凄く美味しかった!!! 先生はワインまで開けて下さって、たったの2時間の滞在時間だったのに 信じられないほど寛ぎさせて下さった。 ほどよく酔って、先生には駅まで送って頂き、マンハイムへ向かった。 夢のような時間を過ごし、充実したケルンの旅になった。 マンハイム近郊の駅には、マンハイム中央駅から路面電車で向かい、その駅に向かいに来て貰うことになった。 愛娘ちゃんを寝かしつけて、ドイツ人のパパと中国人ママは私のところに 車で来てくれた。 そして、その晩は、翌日また出勤日だというのに、ワインを飲みながら、深夜まで語り合ってくれた。 http://maps.google.co.jp/maps
February 23, 2008
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1月23日マンハイム近郊のドイツ人パパと中国人ママの御宅で迎えた朝は 忙しかった。何しろ彼等は出勤日! 愛娘ちゃんに朝食を食べさせて、ベビーシッターのところに送り届けてから出勤というところに、私までお邪魔していたのだから、たいそう彼等には負担を掛けてしまったであろう。ほんとう感謝感謝。 私が目覚めた7時半頃には、中国人ママは既にフランクフルトの会社に 出掛けて行った後だった。 そして、ドイツ人パパは、愛娘ちゃんと私の為にキッチンでトーストを 焼いて、コーヒーを作って準備していてくれた。 愛娘ちゃんを起こして、着替えさせて、3人で朝食。 トーストには、お決まりのたっぷりバター塗って、 イチゴジャムやチョコやらピーバッツバター&ハチミツを付けて、 愛娘ちゃんには、丁寧にナイフで切ってあげて。 パパは大忙しで大変。でも、何も知らない愛娘ちゃんは、前日に私が 日本のお土産としてあげた和風万華鏡がとても気に入ったようで、 覗いては何度も笑顔で大はしゃぎ。 食べ終わったら、即座にまずは、私を最寄りのローカル線の小さな駅まで 車で送ってくれて、その後、愛娘ちゃんを別の街に住む、ベビーシッターの家に送り届けて、パパは別の街へとお仕事に出掛けた模様。 じつは、私はこの日の予定は、前夜まで経てておらず、密かにマンハイムでお目に掛かりたいと以前から思っていた日本人の友人に連絡を取ってみたものの、彼女とは予定が合わず断念。そしてさらに、マンハイム時代の語学学校での親友のトルコ人のお友達にも連絡を試みたけど、連絡先不明になってしまって会えずじまい。 ・・・となり、思い切ってケルンまで日帰りすることにした。 ジャーマンレイルパス2回目分を活用。きっとこれでもう元取れたハズ! 残念ながら、マンハイム近郊に居ながら、マンハイムは駅を経由しただけとなったのだが。 ケルンまでの汽車の時間を調べてびっくり。 何しろ、以前は、マンハイム=ケルンと言えば、3時間位予想して、気分的には、東京=大阪間ほどの旅だったのだけども、 今となっては、ICEの大幅路線変更により、なんと、たったの1時間半の、言わば、東京=長野間程度に短縮されていた。 フランクフルト=ケルンは、速い汽車に乗れれば、たったの1時間! その代わり、ライン河右岸に次々と現れるお城を見ながら、ライン河下りを楽しめる車窓の旅はなくなり、完全にトンネル化した路線化となっていた。 どうせ、ローレライ見たってガッカリするだけだから、いいんだけども、 ドイツ初心者にはオススメできない車窓になってしまった。 そういう人には、是非ともゆっくりICEの旅を楽しんでもらいたい。 ・・・と話はそれたけど、あっという間にケルンへ到着! 着いたのは11時とかそんな感じ。 ケルンは、私はマンハイム時代は浪人生だったので、ケルン音大の教授の 元へレッスンをして頂きに度々訪れたことのある街で、少しだけではあるけれど、思い出もある街。でも、ケルン音大は街の中心街とは、駅の真反対にあるので、まともに観光もしたことない街でもあった。 駅に着いてから、以前、ドイツであった音楽講習会で知り合って以来、親交のある在独歴20数年というピアニストの友人に連絡。 彼女とは毎年、彼女が日本に一時帰国する際にはお目に掛かっているのだが、ドイツで会ったのは、その講習会以来だったので、なんだか不思議な感じもした。 ネイティブにドイツ暮らしを送っている彼女はやはり知識人。 ドイツの今の政治・経済・教育・文化などあらゆる問題を色々と 教えてくれて、ただただ観光に来てポカーっとドイツを眺めていた私にとってそれは、色々と刺激になった。 また、彼女のガイドによる観光は、さらに興味深く、ケルンの魅力を一層引き出していた様に思う。 まず私達は、ケルンの象徴である、ケルン大聖堂に。 これは、先日、車窓から見たウルム大聖堂に継ぐドイツで2番目の高さを 誇り、大きさは、ドイツ一! 何度見ても荘厳なこの大聖堂。写真にはどの角度から撮影しても なかなか全部は写らない。 以前、私は、どっかの音楽講習会の帰りに、仲良くなった韓国人の子と ドームのてっぺんまで登ったことがあるのだけども、あんな疲れることは もう2度としない。中は、グルグル階段が延々と続くのだが、、、少しは賢くなったのかしらん?バカは高いところに!は、今回はなしで。 大聖堂の中に入って、彼女から、新しいステンドグラスを教わった。 最近、張り替えたばかりのグラスらしい。有名アーティストのデザインで その斬新さには、賛否両論あるんだとかで。 なかなかユニークなケルン大聖堂にはまだまだ秘密がいっぱいあるんだそうで、外側の装飾も、よ~~~く眺めると、先端の丸い部分がサッカーボールの形になっていたりとか。不思議な人形がくっついていたりとか、あるんだそうで。見付けられなかったけど・・・。 たまに真っ白に石が磨きあげられていて、そこだけ妙に新しいと違和感あって面白い。 常にどっかしら修復作業を行っているらしいのだが。 これは、その修復作業工房。大聖堂の横にあった。 その横は、ローマ・ゲルマン博物館。博物館内には入らなかったものの ガラス窓から中が覗けた。 そこには、本当にそこ、その場所で発掘されたという遺跡のモザイクが! その日は、それを磨く作業をしていたのだけど。 歴史の長さを感じさせられた。 そして、ケルン・フィルハーモニーのホール脇を通って、ライン河に! 数年前の洪水では、この辺りの岸辺のレストランやお店は、全部浸水したとのこと。 だったら堤防を即座に作るのが日本だけども、そんなことしないのがドイツ。 それにしても、ゆったり流れる広いラインを眺めるのは気分がいい。 でもちょっと寒かったけど。 そして、街の中に。左右の建物は、木組みだったりカラフルだったり。 意外とケルンもカワイイ街並みあるんだなぁ~なんて思いながら散策。 そして、ショッピング街に出て、1軒の音楽家御用達のドレスショップに。 大量のロングドレスが売っていて、私も試しに半値になっていた1着ドレス試着。 黒地に赤紫色のビーズが散りばめられている優雅でセクシーなノースリのロング。 めずらしく、サイズもぴったりで、お店の人にもさんざん勧められたのだけども・・・。黒いドレスは持ってるもんなぁ~って思って結局買わずじまい。でも、今は後悔。だって、たったの110ユーロ位だったもんなあ。 その後、オーデ・コロン(ケルンの水という意味)発祥の地である4711本店に足を運び、お土産に小さなボトルを買って。 そして、エキゾティックなエスニック料理?が食べられる不思議なお店に。 ここは、ランチタイムは、5~10ユーロ位の料理が並んでいて良心的なうえに、ボリュームたっぷりで、しかも、とっても美味しかった。 私は、ナスの肉詰めみたいなものを頼んでみた。 ケルンの友人は、テレビで紹介しているのを見たそうだが。なるほど、人気店だろうなぁ~という感じ。 結局、ドイツに来て、最初から最後まで、まともにドイツ料理を食べた日のない私。笑つづく・・・
February 23, 2008
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1月22日ドイツで迎えた最初の朝は、ゆっくりと起きて、ゆっくりと朝食。この素敵なペンションは朝食も充実していた。 美味しいコーヒーに黒パン(自分でトーストもできます)、色々な種類のバターやジャム、そして、ゆで卵、さらに、コーンフレーク色々とヨーグルト。 ドイツのペンションは、値段が手頃でも、どこも清潔で気持ちよい。私は、お友達の車で、お友達の住んでいるアウグスブルクに 向かって走った。 これが、ドイツのアウトバーン。途中、大雨に見舞われた。 あんまり馬力のない車だった。笑そして、この辺りは道が狭いので、今回は最高時速140キロ。 でも私は過去に、200キロにも乗ったことある。 私は何度もこれまでにミュンヘンは観光しているので今回はあえて アウグスブルクに向かう途中、ダッハウに寄ってもらった。 ダッハウは、有名な強制収容所のある所。 私の住んでいたワイマールにも、大きな「ブーヘンバルト強制収容所」が あったので、今回は2ヶ所目の訪問。 働けば自由になる(Arbeit macht frei)と書いてあります。 ナチスが強制収容所のスローガンとして掲げた言葉です。 時間がなかったので、中の資料館は入れなかったのだが。 雨の降る中、この強制収容所の巨大な施設に居て、とても心が痛んだ。 でも、こうやって歴史に向き合うことは大切なことと思う。 お昼は、アウトバーンのドライブインにて、 久しぶりに、バーガーキングを食べた。 やっぱり大きい!そして美味しい~。というか、貧乏留学生生活を送っていた時代の味は、懐かしさが蘇り、なんでも美味しく感じる。笑 アウグスブルクに到着して、お友達のお仕事の時間、そして、 私の次の約束の時間が迫っていたので、すぐに汽車に乗った。 アウグスブルクは、大都市でも田舎でもなく、とても環境のいい 素敵な街。私は2度目だった。今回はゆっくりできなくって残念だった。 ジャーマンレイルパス(4回フレキシブル)の1回目を使って、マンハイムに向かった。 久しぶりのICE乗車。 ドイツのICEは、いつの間にか、大工事が進んで新路線が大幅に増えて 速度アップが図られて、かなり時間短縮されていた。 久しぶりすぎてICEの乗り方も忘れてしまったので、 お友達に色々と教わった。 まず、駅に置かれている機械化されたネットで、時刻表を取り出して ホームに行って、ホームに掲示されているポスターを見て、2等車が ホームのどこの位置に来るか確認。 そして、そこで電車が来たら乗り込んで、私は指定席を予約していなかったので、乗ってから、「アウグスブルク⇒マンハイム」間の予約されて いないシートを探して、座った。 どの席が予約済みなのかは、席の上に書いてある。 昔は、一枚一枚、紙が差し込んであったけど、今のICEは、これも 電子化されていた。 今回、色々な汽車に乗ったけど、10年前にはよく走っていた ボロイ汽車には一度もめぐり合わなかった。 ボロイ汽車だと、乗り降りの階段がスーツケースがあるとシンドイし、 汽車の扉を開けるのにも力を要したし、トイレは垂れ流しだったし・・・。 さすがに10年も経つと変わるもの。 マンハイムに着いたら、ドイツ人のお友達に電話した。 マンハイムの駅も随分と変わったので驚いた・・・。 今日泊まらせていただくお友達の家に行くのに、仕事帰りのドイツ人の 旦那様が、私を迎えに来てくれた。 車の中に、彼のもうすぐ2歳になる赤ちゃんが待っていた。 会った途端、「Bist Du Aya!?」「Nein, Du bist nicht Aya」って言ってて、むちゃくちゃ可愛かった~。 2歳になってないのに、とってもおしゃべりな赤ちゃん。 その赤ちゃんのママこそが、私のドイツ留学時代初期の頃に住んでいた マンハイムのアパートの同居者。 昔の日記にも書いたが、彼女は、とても賢い上海出身の中国人で、漢字を書いて、ドイツ語の分からない私に色々なことを教えてくれた、何でも助けてくれた命の恩人。 彼女は、マンハイム大学で数学の勉強をして、その後、フランクフルトで 外資系で会計士として働いている。 このドイツ人の旦那様と知り合ったのは、私と一緒に住んでいる頃で、 私は、彼女達の馴れ初めから知っている。 5年前に会った時はまだ結婚していなかったのだが、今は、2人は 結婚して、赤ちゃんを産んで、そして、マンハイムとハイデルベルクの 中間辺りにある街の一軒家を手に入れて、幸せに人生を歩んでいる。 家に着いたら、フランクフルトの仕事から帰ってきた中国人の彼女と 5年ぶりの喜びの再会。 彼女は私のために中華料理をご馳走してくれた。 いつも彼女の料理は美味しいし、手早いし、栄養満点。 家は、中古の一軒家でしたが、旦那様の弟さんが家具職人だとかで、 新品の大きなお手製のキッチンだったり、素晴らしい家だった。 まだまだ、改築中のところがいっぱいあるそうで、これからどんどん 綺麗になっていく進化中の家らしい。 地下には大きな倉庫(ここも部屋ができるくらい)、大きな庭、 そして、1階がダイニングキッチン、2階にゲストルームと赤ちゃんの部屋とバスルーム、3階の屋根裏部屋がパパとママの部屋でここにもバスルームがある。 赤ちゃんはまだ2歳になっていないけど、ヨーロッパ式子育てで、 両親とは別寝です。ベットサークルがあって、そこに入ると出られないみたいだけど、赤ちゃんの時から別寝と聞いてビックリだった。 しかも、2階と3階で、大丈夫なのかしら?と。 中国人のママにとっても親しみのない習慣だったそう。 ドイツでの両親共働きの環境など色々なお話ができて、楽しかった。 翌日も彼等はお仕事だったので、ご迷惑掛けないように私はなるべく早く床についた。 http://maps.google.co.jp/maps
February 22, 2008
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1月21日マドリード最終日のこの日は、起きた途端、荷作り。 マドリードでお世話になった友人とベルリンから来ていたご夫妻には 日本からのお土産を渡したので、少しスーツケースとリュックの中は 余裕になるハズ?だったのに、結局、スペインで新たに洋服が増え、 さらに、スーパーと美術館でちょっと買い物しちゃったので、何も変わらず満杯。 ホテルを10時位にチェックアウトして(よく考えたら今まで旅で同じホテルに4泊もしたことなんてないかもなぁ~)、荷物をフロントに預けて、街に繰り出した。 まだ、デパートとか見たりしてまともなショッピングしていないなぁ~と 思ったので、一番買い物できそうな、でも、高級ブランド街でなさそうな 地下鉄に乗ってグランドビアの方に出てみた。 どこも本当にセール・セール・セール!! でも、スーツケースにもはや入るスペースのない私にとって あまりの大買いは禁物。ぐっと我慢して。 それでも、ただブラブラでも、珍しいもの、かわいいもの見るのって楽しい~。 しばらく経ったら友人から、「わたし達は、ベルリンから来たご夫妻とスペイン広場の方で買い物しているよ~!!」って電話があったので、地下鉄に再び乗って、そっちに行ってみた。 そっちの街もショッピングに適したブティックやらデパートが建ち並んでいた。 ベルリンから来たご夫妻は、すでにもう沢山のお買い上げで、両手に紙袋たくさん! なんか、人が買っているの見ると、私って財布の紐が緩くなる~。 結局、私も、デパートに入ったところ、靴売り場に、「35」コーナーが 設けられていて(日本で言う、小さいサイズコーナー)、私にちょうどいいサイズが並んでいたので、CAMPERを買ってしまった! お昼は、友達たちと美味しい中華料理屋へとなっていたのだけども、 残念ながら、私の飛行機の時間が迫っていたので、私はそこでみんなと 別れて、ホテルに引き返して荷物を取って、飛行場まで電車で向かった。 飛行場までは、街の中から40分位掛かったので、知らないところで不安だったので、念のために早く出たのだけど、早く着きすぎた。 でも、マドリード空港は、着いてから空港内が非常に遠くて、ここでもまたしても沢山歩くはめに。 やっと、ルフトハンザのカウンター。 ドイツ語が通じるだけで、なんだかとてもホっとした。 さようならスペイ~ン!!! で、18時の飛行機で、20時半にミュンヘンに到着。 機内食は、美味しいラザニアだった。 ミュンヘン空港は、びっくりするほど、とても綺麗!! 成田に帰ってくる時にもミュンヘン空港から乗り継いで帰ってきたのだが、ここの空港は、DUTY FREEショップもカフェも充実していたので、 今後、ドイツ旅行ではいつもミュンヘンを使おうって思った!! ちなみに、私が留学していた当時は、ミュンヘン⇔日本線はなかったので、今回が初めて。 リニアモーターカーも展示されていた。時間によっては乗れるらしい。 空港には、アウグスブルクからお友達が車でお迎えに来てくれていた。 その友達は、ドイツで頑張って一昨年、免許を取得した。 ってことで、友達は、運転するので飲めないのに、一緒にどうしても飲みたかった Air Bräu (エアブロイ)に付き合ってもらった。 空港内に醸造所があって、そのビールが飲める居酒屋なのです。 ちょ~~~美味しいビール!!感激。 お友達は、そんなわけで、ノンアルコールビール。 私は、お腹が機内食でいっぱいだったので、友達が頼んだお肉にくっついてきたフライドポテトをおつまみに。 ドイツのフライドポテトは美味しいのだ~~~。懐かしい美味しさ! 大満足で空港を後にし。 そして、車でホテルに向かった。ホテルは、空港からそう離れていない田舎町のを予約していた。 日本人の奥様が経営しているというレストランが併設されているペンション。 私が貰った鍵の部屋は、ちょっとメインの建物でない離れの別の建物。 入ってびっくり。 ここで、長期滞在できるんじゃないかと思うような素敵な部屋。 キッチンまで付いていました。 荷物を置いて、レストランに行って、さらにまたビールを堪能して 素敵な夜を過ごしたのだった。 http://maps.google.co.jp/maps
February 21, 2008
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1月20日 この日は日曜日で、お店も全部閉まってしまうので、 前々から、ベルリンから来たご夫妻とご一緒して、王宮と美術館に行く約束をしていた。 前日、夜更かししたので、この日はゆっくり起きて朝食。 そして、ホテル向かい側の駅に併設されていたスーパーで、 日本にお土産になりそうなものを物色。 オリーブオイル、バルサミコ酢、オリーブやムール貝の缶詰などを購入。すると、謎の食品が目に入る!! 麦飯のような線の入った蕎麦のような物体。なんだろうと写真に撮っておいた。その日の夜、スペイン人の旦那様にその正体を聞いてみた。シラスウナギ(うなぎの稚魚)Angulitosというもので、 それは、高級品なので、こっちはその偽物なんだとかで。 その隣には、カニカマ(蟹の蒲鉾)が「SURIMI・すり身」って書いて 売っていました。確かに、カニカマも偽ですね。 お2人さんがホテルに来てくれて、3人で王宮まで歩いた。 ホテルから王宮へは最初の日に歩いたので分かっていたが、 結構、見えてはいるのだけど距離があった。1キロくらいかな? どこの観光施設も最近はセキュリティーチェックが厳重に行われていて それが面倒(いちいちコート脱いだり)なのと、時間がかかるのが難点。 お城の横は、マドリードのホテル方面の街並みを一望できる見晴らし。 お城の内部で見学できる部屋は、思ったよりも少なく、わりとすぐに見終わった。 一つ、大きなダイニングルームがびっくりするような広さの空間だった。 テーブルもいったい何人がいっぺんに食事するのだろうかと思うほど 長くて大きいものだった。 お城から出てきて、次にすぐ横にあった教会に。 中は、日曜日で、ミサをやっていたのだが、しかし、ここは、ガイドブックに書いてあったように、 最近新しく改築したばかりで、ありがたみに欠ける・・・本当、そういう残念などうでもいい教会だった。 その後、お昼を食べに、ソル広場まで歩いて。 そしたら、その広場の辺りでは、観光客向けか日曜日でもお店が開いていた! 私は、その中の一軒のお店で、スペインらしいとても鮮やかな柄のワンピースを50%引きで1着購入しました。 そのお店はとても個性的でどれもお洒落だった! ソル広場のすぐ脇にあるバルに入った。 イカのカラマーレとか小エビの唐揚げ、イワシのマリネとかどれもすっごく美味しかった! カウンターにて、3人で1、2杯ずつのドリンクと3種類位の料理を楽しんた。 しかし、その後のお会計でビックリ。 なんと、1人20ユーロ以上したかで。。。高っ!! どうやら、街の中心地では観光客をボッているのかも~?ってお友達から後から教わった。 食べ終わって、目的の美術館までの地図を見ると、どうやら、 地下鉄に乗らなくっても歩けちゃいそうだ!ということで、 歩いて向かった。確かに歩けましたのだが・・・後々考えると、 歩かなかった方が、疲れずに美術館を堪能できたのかもしれません。笑 最初に、ティッセン・ボルネミッサ美術館を訪れた。 上階から見て周ったが、最初は宗教画やドイツフランドル絵画が並び、下へ行くにつれ時代が流れてきて、最後は、ピカソなどを経て現代美術になった。 途中には、マネとかドガとかモネとかシャガールとかゴッホとかゴーギャンとか・・・・・。 私でも知っている画家の作品がズラ~リ。 すごいすごい!!そのコレクションのすごさにはびっくり~。 しかし、もう足は棒!!くたびれ果てたので、イヤホンガイドのマークの 付いている「注目画」らしき絵だけをじっくり見て、後は、その前を横切るだけ。 ゆっくり鑑賞していたら、半日どころか1日は要す。 そして、もう足がギブアップとなったところで、ベルリンから来たご夫妻は、さすがにもう帰るとのこと。もう以前にお2人さんは、プラドには行った事があるのでいいとのこと。 私はどうしようか迷ったが、でも、マドリードに来て、プラド見ずに帰れやしないと思ったので、意地で行くことに。 本当に足の裏はジリジリしていて、絵画鑑賞どころじゃなかったのだが。笑 そして、ティッセン美術館からほど近いプラド美術館に移動。 この日は日曜日で、入場料無料!!ってこともあり、なんと長い長い行列。 大きい美術館の建物を半周していた。 ちっとも列が前に進まないなぁと不満に思っていたら、たくさんのパトカーが来て、物々しい警備に。そして、横の門に黒塗りの数台の御用車が到着。 立派なスーツを見に包んだ、どっかのおエライさん達らしき人達が入っていきた。 それから45分位並んで、ようやく整理券を貰って入り口に! とにかく疲れていたので、なんでもいいから、ガイドブックに載っていた、「これだけは観よう!」の絵だけでも制覇しようかと思っていたのだが・・・。 中に入って間違えて最初に特別展示コーナーの上階に来てしまい、下まで降りてきた。 そして、気を取り直して、常設展の方に。 ガイドブックの美術館の見取り図と比較しながら歩くけど、 あまりの広さと絵の量に、自分がいったい何処の部屋に居るのかさえ不明になる。ここもまた迷路状態。 本当にすごい広いし、小分けされた部屋番号の多さにビックリで、 ただただ美術館の中を駆け巡っていた感じ。 とりあえず、ベラスケスとかエルグレコとかラファエロとか・・・。 個人的には、ゴヤの「我が子を食うサトゥルヌス」とデューラーの「アダムとイブ」に見とれてしまった。 一通り見終わったので(すごい早業で)、美術館の外に出ようとSALIDと 書いた出口を目指していったら、いつの間にか外に出れてしまったのだが、、、出てからハっとした。 なんと、入り口のクロークに預けたコートを取り忘れたことを。 でも、私の入った門のある入り口と出てきた門とは正反対。 どうしよ~~~って思いながら、くたびれているのにまた美術館の建物外周して、移動。 そして、まだまだ行列していたのだけど、強引に行列の人々の間を潜り抜け、入り口まで行って、「クロークに忘れ物があります」と言って警備員に訴えて、やっとの思いでコートをとった。 外は日が落ちていた。今晩もまたスペイン人と友人ご夫妻の家での 晩ご飯をご招待されていて時間が迫っていたので、まっさきにお宅に向かった。 地下鉄と電車を乗り継いで、マドリード近郊までだった。 そして、この日も大ご馳走を作って、私をみんなが待っていてくれた。 私の大好きなサラダと(何故かヨーロッパでしか見掛けない葉っぱのサラダ。ドイツ語では、Feldsalatというのだが、どうやら、これは、ラプンツェルというものらしい) スペイン人の旦那様お手製のイカ墨のパエリア。 イカ墨パエリア、最高~~~!! この日は、本当にマドリッドを歩いた歩いた一日だった。
February 20, 2008
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1月19日 朝の日記の続きこの日、11時半頃にホテルまでスペインに住んでいる友人が 旦那様の車で、ベルリンから来たご夫妻2人と共に迎えに来てくれた。 彼女は、空港に迎えに来てくれたスペイン人の旦那様とドイツ留学中に何故か韓国語クラスを取ってそのクラスメイトとして知り合って、くっついて今はスペインに住んで暮らしている。インターナショナルなカップル~。 私は、彼女と再会したのは留学帰国以来の9年ぶりで、とても嬉しかった。 計5名を乗せた車は、トレドに向かった。 マドリードを出発してから1時間半かからないくらいでトレドの街に 着いた。 着いた時は、コートでなくてブレザーしか着ていかなかったことに後悔したほど、標高が高いのか、とても寒く、街は霧に包まれてしまっていた。 トレドは旧市街全域が世界遺産! 中世のままの素晴らしい街。 ドイツのそういった街とはまた全然趣が違う。 タホ川が流れる丘に市街があって、全ての建物がベージュの石でできていて、街の中は、石畳でできた路地が入り組んでいて、まるで迷路状態! 私は、ただただ、スペイン人の旦那様の後を着いて歩いて行くだけだったが もし、案内がなくって1人だったら、方向音痴の私は帰れなかったかも・・・。笑 着いた時、既にお腹が空いていたのだけども、スペイン人にとっては まだまだ昼食時ではないとかで(すでに1時頃だったと思うのだけど)、 わたし達は、簡単なバルに入って、ビールだったかもと ちょっとしたおつまみで、休憩。 ここで食べた、トマトソースで煮込んだ肉団子とオリーブとスペインオムレツは美味しかったな。 それからさらに、迷路のような街をぐるぐる周って見て、トレド特産品である、鉄製品の兜やら剣やらのお土産ショップを見て、大聖堂(カテドラル)に向かった。 トレドの街はそれまで霧に包まれていて、あまり見えなかったのだが、 いつの間にか、雲ひとつない晴天になっていた。 大聖堂は、街全体を誇るかのように存在そのものが雄大にそびえ立っていた。 中に入ると、今まで私が見たことのある、ケルンのドーム(大聖堂)やストラスブール(シュトラスブルク)の大聖堂やパリのノートルダム寺院に勝るような、とてもとても壮大な空間が広がった。 発見した巨大なパイプオルガンだけでも天井高く、3箇所も設置されていて、とにかく内部は圧巻!! スペインに来てからほとんど出くわすことのなかった、日本人ツアー客も このトレド大聖堂の中にだけでも、3団体はいた。 飾ってある宗教画は、どれも、この街で活躍したというエル・グレコのだったり、ゴヤの作品だったり・・・。 全てが素晴らしく、感動だった。 その後、素敵な感じのレストランに入った。 実は、今回の旅行でスペインでまともなレストランに入ったのは、これが最初で最後になってしまったが。 メニュー(コース料理)の方がお得!ということで、前菜・メイン・デザートで18ユーロのメニューを注文した。 それぞれが、いくつかの料理から選ぶのですが、こういう時には、通訳のできる友人がいて本当に心強く助かった。 私が頼んだのは、サラダ、鶏肉料理だった。 お友達は、マリネとかスープ、そして、別のお肉料理か魚料理だった。 ん~~~、値段のわりに、素敵なレストランのわりには、特別には美味しくもなく、残念な感じ。 サラダは、またもや味がしないので、皿上料理しなくっちゃならなかったし、鶏肉は、カレー味??と思いきや、サフランで、物足りない味がした。 デザートは、ここの名物でもある、マジパン(スペインではマサパン?)でできたものだった。甘かったけど、まぁまぁ美味しかったかな。 また街を歩いて、カフェに入り、5人でのんびりとした楽しいひと時を過ごして、トレドの夕暮れに浸った。 自分が本当に中世の一場面に入り込んだかのような素敵な風景が広がった。 そして、一行は、マドリードへと帰路についた。 トレドから戻り、私は、スペイン人と友人ご夫妻の招きで、 お宅にお邪魔して、夕食をご馳走になった。 イベリコ豚・牛肉・海老・イカ・ズッキーニ・ピーマンを鉄板焼き!! 特製のソースは、ベルリンから来た友達が、その場にあったリンゴなど使って、手早く作ってくれた。 海老やイカはとても新鮮だし、なんと言っても、イベリコ豚での 焼き肉は、人生初体験で、本当に美味しかった。 沢山飲んで、沢山語り合って、楽しくて時間も忘れて居座ってしまい、 気が付いたら、土曜日晩ということで、タクシーも終ってしまい(日本だったら何時でもあるけど。笑) 結局、ホテルまで送って頂くことになった。 ドライブでお疲れのところ、長々とお邪魔しました~。
February 19, 2008
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1月19日朝この日は、前日にやることなく早く寝たせいか、時差ボケからか、とても早く目覚めた。 とりあえず、テレビを付けたら、ドイツのチャンネルのテレフォンショップイングが面白く見入ってしまった。 ドイツ人も最近はブランド志向? 携帯にまで続々とブランドとのコラボが出ているみたいで、 こんなのとか こんなのとか 誰が買うんだろうかという値で売られていた。 ・・・って思ってたら、最後の日のベルリンの空港で、 モトローラD&G携帯を片手にドイツ語話しているお姉さんがいたけど。 そして、テレフォンショッッピングの時間の後には、ドラマが始まった。 私がドイツに居た時からやっていた、ドラマシリーズまだやってた! それにしても、ドイツのドラマとか映画って言い争いシーンが多いなあ。 ・・・なんてテレビ見入って10時頃になってしまったので、朝食に階下に行って、それから、散歩に出てみることに。 ガイドブックによると、ホテルの裏にはどうやら、大きなパークがあるらしく・・・。 とりあえず、行ってみた。 道の途中、川を渡るのだけども、橋が大工事中で、本当に渡っても大丈夫なのだろうか心配になったけども、マラソンしている人と、マウンテンバイク乗っている人が通っていったので、大丈夫だと確信。 そして、橋を渡ると、そこは、カサ・デ・カンポという1.747ha.もある広大な敷地だった。 朝早くて、人けもなくて、ちょっと不安にもなったけど、誰にも邪魔されない静寂で豊かなその大自然が素晴らしくて、朝の散歩には相応しかった。 陽光が木々の隙間から零れ落ち、こういう道を歩いていると、ベートーヴェンになったみたいだなぁ~と我ながら思いながら。 そして、さらにさらに歩いていくと・・・ なんと!なんと! 1人男性が、赤いカポーテを片手に。 そうです!!闘牛士の練習している姿!! 素敵すぎ~。早起きは三文の得とは、このことを言うのか。 今回は、スペインに行ったにもかかわらず、季節ハズレで闘牛を 見られないということが分かっていたので、残念に思ってただけに、 まさかこんな形でお目に掛かれるなんて、感動でした~。 本当はもっと近づいて写真撮らせて貰いたかったんだけど、 無心で練習に励んでいたので、お邪魔しては悪いかと遠慮しておいた。 彼等も、オフシーズンに日々努力しているのですね。 たまたま、ガイドブックにあった、闘牛の世界を読んで、 その奥深さに惹かれていたところ。 感動でした~!!
February 19, 2008
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1月18日後半 前半の日記のつづき・・・とりあえず、お腹が膨れたところで(まずかったが故に)、 ホテル方面へ引き返しとなったわけだが。 歩き疲れてヘトヘトだったので、地下鉄を使う! スペイン初の電車デビューとなった。 こういう時って、ちょいとドキドキ。 ガイドブックによれば、一律1ユーロと切符の買い方は、誰にでも簡単! ということで、ソル駅の地下に。 どうやら私のホテルの最寄り駅には、直通はなく、一駅だけ乗って また一駅だけ乗り換えなきゃならない。 それも営団と都営のように会社が違うようだったけど・・・ でも、乗り換えも簡単で、何も問題なかった。 ドキドキしながら、達成できた時の嬉しさが、一人旅の醍醐味! すっかり味を占めて、まだ日が暮れるまでに時間があったので、 ホテル最寄り駅、プリンチペピオ駅に併設されている巨大ショッピングモールへと向かう。 おお!いきなりMANGOだし!知ってるお店がズラリと入ったショッピングモール。 しかも、どこも、セール!!!半端じゃない。40%とか50%とか。 ただ、問題は、タグの値段が、既に値下げされた後のものなのか、 それとも、そのタグから更に値引きされるのかが不明な点。 どうやら店によって違ったらしいのだけど。 でもね~、50ユーロってとっても安く見えても、日本円にすると\8000。 沢山買うとなると、決して安くない。 こんな洋服だったら、きっと日本でも同じ金額出せば買えるだろう! って思うと、荷物が増えること躊躇して、結局はたいして買えず。 買ったものは、ドレスアップした時に使えそうなスパンコールとか 入っているお洒落な半額になっていたバック2点と、スペインっぽい鮮やかな柄のTシャツくらいだった。 ZARAとかH&Mなんて、品質を疑いたくなるような光景が目に飛び込み・・・。洋服が沢山、床に落ちているし。 むしろ、ユニ○ロやG○Pの方がいいんじゃないかとか思ってきた。 もちろん、デザインとかカワイイんだけどねえ。 日本ではZARA愛用者だけども、でも、あんなだと、安っぽく思えた。 それにしても、キティちゃんが目に付く! ZARAでもH&Mでも・・・。どこに行ってもキティちゃんグッズが大量に売られていて 相当流行っているらしい。 なんてブツブツ1人思いながら歩き回って疲れたので いったんホテルに帰って一休み。 その前に、忘れてならないのが、ホテルで飲むドリンクと歯磨き粉の購入。 ドリンクは、乾燥がすごいので欠かせない。目覚めた時には、喉が乾燥で 痛くなるくらいだった。 それから、ガイドブックをながめ、今晩の夕食をどうしようか悩む。 一軒、「マドリード行ったら、ここには行くべし!」って書いてあるお店をチェックしてあったのだけど、 よく見たら、オープンする時間が20時半!! スペインは、どこのレストランも早くて20時開店。 本当、スペイン人っていったい何時寝ているんだろうかと思うほど、夜が長い。 そのお店は、なるべく予約要るって書いてあるし、そんな時間に スリの多いという街の中心部に行って、お店に入れず、怖い目に遭っても 嫌だったので、なんとなく尻込みして、結局、ホテル周辺で 見付けることにした。 ホテル前の大きい通りを右往左往して、一番盛ってそうなバルに入ってみた。 人が店内に沢山居るように見えるのだが、カウンター席(ほとんど立っている状態で飲んでいて、そっちの方が、普通の席に座るより割安な仕組み)に溢れ返っていて、実際のところ、そんなに店の奥は混んでいないのだけど。 私はもちろん、1人で立ち飲みは嫌なので、席を確保。 そして何も読めないメニューと格闘。 とりあえず、ビールを注文。 それから、隣の若い女性二人組みが食べていたオリーブを指差して それと同じものをと注文。 さらに、全く分からないメニューから、「マドリッド」って書かれているものを偶然見つけたので、それを頼んでみることに! そしたら、大量のバケットと、ビールにオリーブに、そして、 日本で言うところの突き出しであるハムののったパンとポテトチップスのお皿が来た。 この時点で、見ただけでお腹が膨れるようなパンと皿の数。 オリーブが美味しかったので、ゴクゴクとビールが進み、もう1杯注文したら、またもや、ハムのせパンとポテトチップスの皿が来た! その時にやっと理解できたのが、アルコール1杯注文するごとに、 無料で、そのハムのせパンとポテトチップス皿が勝手にくっついてくるということ! ・・・ってことは、バルというのは、何も料理を注文しなくっても 飲んでいるだけで、腹がいっぱいになれるんだ!ということに気付く。 でも、あとのまつり・・・。 んで、やっとのこと来たメインメニュー! なんとなんとなんと! 出てきた途端に、「あっ!」って思った。それは、悲しい叫び。 だって、ガイドブックに写真のっていたのだもの。 名物、マドリッド風モツ煮込み「カリョス・マドリレーニョス」だったのだ。 ん~~~~日本でだって、モツをそんなにバクバク食べたいと思わない 私にとって、これは、かなり究極。 しかも、どこの部位か全く分からないゲテモノを、1人寂しくビール片手に食べないとならないなんてさー。 案の定、味もたいしてしないので、自分でまたもや、塩コショウかけて 皿上調理して、どうにか食べられるようにして、、、 食べた。でも、全部は到底無理だった。 そして、マズいから、ビールで流し込む状態になり、結局またもやビールをオーダー。 そしてまた、ハムのせパンとポテトチップス皿が勝手にくっついてきて 私のテーブルには、とても1人分の皿とは思えないほど、皿だらけになった。 酔っ払ってホテルに着くまで、私は思った。 そっか、ドイツと一緒だ! この国の料理は決して美味しくはないんだ~っと。 素材は美味しいのだ。 ドイツもそう。調理していない、チーズ・ハム・サラミ・ソーセージ・ポテトは、むちゃくちゃ美味しい。 スペインも同じなんだと。 それか、私のたまたま入った店が運が悪かったか、私が、日本にある店の 日本人向けの味覚に慣れ過ぎているのかと。 イタリアやフランスでは、どこも味がいいと思ったけど・・・。 スペイン通の皆さんごめんなさい。美味しい料理、スペインにもあるハズですが。ってことで、この日も美食にあたらず・・・・。 そういや、ドイツ留学初期の頃、メニュー読めず、出てきたものに マズくて、吐きそうになったこと何度かあったかもってこと思い出した。
February 18, 2008
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1月18日前半 ホテルで朝食。ビュッフェ形式で、インリッシュブレックファースト。 そう悪くない内容。しかし、コーヒーやジュースが機械なのでまずかった。 そのあたりは、カフェオレ用に2本のコーヒーとミルクのポットがド~ンと置かれるイタリアとは随分違うなあと思った。 この日は、スペイン人と日本人ご夫妻はお仕事。ベルリンからやって来たご夫妻は、買い物に明け暮れる(スペインはバーゲン真っ只中~)とのことだったので、私は1人行動を試みる。 とりあえず、まずは、地図を持って街中まで歩いてみる。 思ったよりも、ホテルから街の中心地まで横たわっている王宮が大きくて 歩いても歩いてもなかなか辿りつかなかった。 王宮は、20日に行くことにしていたので、この日は外だけ。 そして、そこからマヨール通りを歩いて、目的だった、サンミゲル市場に! って思ったら、工事中で市場が閉まっていた。残念!! 市場見ると、その国の食文化を堪能できると思っていただけに、ちょっとガックリ。 さらに歩いてマヨール広場とソル広場に。 この辺りが、スリの危険区域と聞いていたので、カバンを緊張して持ちながら歩いたけど、まだ朝早いこともあって、人も少なく、全然穏か。 パスポートとクレジットカードの入った財布は、コートの下に入れて、 ハンドバックの奥のポケットには、もう一つの財布を忍び込ませて、 さらに、どうでもいい財布は、すぐに取り出せるところにぶる下げて。 万全の体勢。爆 ソル広場から、Madrid Vision っていう 赤い2階建てバスに乗車。 これは、歴史的・現代的な建物を回る2つのルート(それぞれのコースが1周約45分)を乗り降り自由で、イヤホンを貰えて、日本語ガイドを聞きながら、16ユーロで周遊できるというもの。 こんな便利なバスなのに、一度も日本人を見掛けなかった。 っていうよりも、シーズンオフなのか、あまり日本人は街にもいなかった。 とりあえず、ルート1のバスに乗り込み、寒さを我慢しながら、ガイドの解説で建物の歴史を知りながら、マドリードの街を観て周る。何しろ初心者だから、とてもいい。そして、国立ソフィア王妃芸術センターまで行って、そこで、いったん下車。 国立ソフィア王妃芸術センター モダンな美術館だった。幼稚園の年長さんくらいの子ども達も遠足で絵画鑑賞なのか、たくさん来ていた。 こんな素晴らしい絵を小さいうちに見られるなんて幸せな子ども達ですね。 有名なピカソのゲルニカの巨大なモノクロの絵の前で、みんな座って先生のお話を聞いていてかわいらしかった。たぶん、先生は、赤と青と緑のシートを取り出してお話していたので、色の三原色を教えていたのだと思うけど。 他にも現代作家の作品がたくさんあって、私にはとても刺激的だった。 特別展示には、「フラメンコ」に関する作品ばかりが展示されていて、 絵画だけでなくって、彫刻や衣装や映像もあって、スペインらしいものが 観れてラッキーだった。 それから再びバスのルート1に乗車。 さらに街の中を走っていくと、プラド美術館が見えてきたけど、これも 20日に行くと決めていたので、降りずにさらに乗り。 すると、イヤホンガイドが、 「この通り(レコレトス通り)は、アーティスト達が集まる場所として有名なカフェが沢山建ち並び、特に、21番地にあるカフェが有名」とかって言ったので、大慌てで下車。爆 そして、21番地に足を運んでみると、素敵なカフェが!! 早速店内に入ってみることに。 「お食事だけか?ドリンクだけか?」って聞かれた気がしたので、ドリンクだけのようなナフキンの置いていない席を指さして座った。 お洒落な格好している人たちが、寛いでいた。 私は、カップチーノかな?を注文。 そして、支払いの時に気が付いた。あ、辞書忘れた!! んで、しょうがないので、とっさに出てきた言葉は、 「イル コント ペル ファボーレ!」 ・・・ってこれって、イタリア語。爆 でも、通じた~~~。 ちなみに、スペイン語は、「ラ クエンタ ポル ファボル!」似てるね。 コーヒーで一休みしてから、再び、バスの停留所まで戻る。 そして、地図を見てみると、ここからルート2に乗り換えられることが判明。 ってことで、ここから、ルート2を全部制覇してやる!意欲にかられ、 ルート2の停留所に移動。 ルート2は、ショッピング街やら、近代的なオフィス街やら、高級住宅地やらレアルマドリード本拠地などを通った。 そして、1周したところで、バスを降りて、もとのバスのルート1の残りに乗車。 もうお腹が空いていたので、降りずにひたすら、全部走って、最初に乗ったソル広場の手前、マヨール広場まで戻って来たところで下車。 Madrid Vison の2ルートを完全制覇!! これでマドリード市内の全てを知り尽くした気分に勝手になって満足した私は、ようやくお腹が空いている事に気付く。もうとっくにランチタイムの時間が過ぎていた。 とりあえず、ガイドブックに出ていた「ハム専門の店」に行ってみることに。 ムセオ・デル・ハモン そこは、1階が肉屋さんで2階が立ち席で、3階部分が普通の食堂のような作りになっていて、店内には、ものすごい数の肉がぶる下がっていて! 本当にハム博物館状態。 んで、メニューには、日本のファミレスみたいに写真が付いていたので、 でも、肉の種類までは分からなかったので、一つ一つ単語を、ガイドブックに付いていた「食べ物スペイン語辞典」でチェックしながら、 「仔豚のピカタ」みたいなものを注文してみた。 でも、まずかった。味しないし。 机の上にあった、塩コショウやら酢やらかけまくって自分で皿の上で調理すればそれなりの味にはなったけど。 これだったら、生ハムにするんだったと大後悔。 つづく
February 18, 2008
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1ヶ月前の同じ日から旅日記を更新していこうかと思います。1月17日 いきなり、成田空港の検閲にて、ちゃんと液体物として袋に入れていた 歯磨き粉を没収される。なんでも私の買った新しいチューブ(1000円もする高級歯磨き粉だったのだ)は、100gの規定を超えて、110gだった。バカだ~~~。 成田からフランクフルト行きの飛行機の私の隣席になったのは、 日本人の女の子2人組み。その方達も、マドリードまで行くという。 ということで、フランクフルト空港での長時間の暇つぶしをご一緒して コーヒーを飲む。ドイツのコーヒーは、美味しい!!! ついでに言うと、ルフトハンザに乗り込んだ時から、絶対に注文するぞ~ って決めていた、「アプフェルショーレ(リンゴ炭酸ジュース)」を飲んだ。美味しいの! ルフトの機内食も10年前と比べて随分とレベルアップしたかも。 そのうちの1人の女の子がスモーカー。 しっかし、長旅のうえ禁煙。空港内いっさい禁煙。信じらない。あんなにモクモクしていた国が! 今年からだそう。後から分かったけど、州によっては、この夏まで喫煙可能な飲食店が 存在しているらしいけど。 分煙を通り越して完全禁煙!他にも色々と州によるらしいが・・・。詳しくはココ。あのオクトバーフェストで吸えなくなると喫煙者はどうなるのでしょうか?ミュンヘン空港は、ミュンヘンのあるバイエルン州は、もう禁煙化が始まっているみたいだけど、ちゃんと喫煙所あった。 ちなみに、いくら飲食店が禁煙化してあっても、ドイツの街中は、歩道のいたるところに灰皿があって、かえって日本よりも吸える場所は多いと思う。 ついでに、煙草ネタで言うと、スペインは、禁煙化が進んでいないどころか、街の中はおろか、地下鉄にはさすがにないけど、近郊走る電車の中にまで灰皿が設置されていたのは、驚き!もしかしたら、世界一、灰皿の多い国かもしれない。 私は別に喫煙者を助長しているわけでもないが、この法律の厳しさに禁煙者であるドイツ人が反対を訴えている意見を何度か聞いた。フランクフルトの乗り換え便は、ルフトハンザの提携便、Span air とかいう聞いた事のない飛行機で、少々不安にかられながらも、 中では美味しいサンドイッチ(ハム入りとチーズ入り)機内食を口にし、 マドリードに無事に到着。 マドリード空港には、留学時代の日本人の友人のスペイン人の旦那様が車でお迎えに来てくれた。日本人の友人は、この日は夜遅くまで仕事だった。 そこに、ドイツのベルリンからやってきた音楽家ご夫妻と合流。 飛行場はと~っても大きかった。6つもターミナルがあるらしい。 駐車場までもかなりある。 車で、スペイン人のお友達の家まで行って、そこに泊まるベルリンのご夫妻のお荷物をいったん降ろして、スーパーで少々買い物をして、私のことは、泊まるホテルまでお見送りしてくれた。 ホテルは、4ツ星で、値段が高いわりには、ポーターもいないし、雑然とした雰囲気。室内に冷蔵庫がないのは、生ハムを購入した私にはショックだったけど、まぁ、あとは、大丈夫かなあという感じ。 1人になって、ワインを買ってくれば良かった~っと後悔しながら、 フレッシュオレンジジュースを飲みながら、スーパーで買ったハモン(後脚)・イベリコ(放牧した黒豚)・デ・レセボ(飼料も少々あげた種類の豚のランク)を食べる。旨!!! そして、歯を磨こうとして、そう言えば、歯磨き粉を没収されて、チューブがないんだ~ということに気が付く。 テレビを付けてみたら、13チャンネルあって、そのうち、イギリス系の英語が2つと、フランス語、イタリア語、ドイツ語とうつった。 英語のチャンネルで、大きく、その日あったヒースロー空港での飛行機事故ニュースを伝えていて、ビビる。ほとんど同じ時間に飛行機に乗っていたと思うと恐ろしい。 ドイツ語チャンネル付けて、言葉が聞き取れて安心する。 そして、翌日の行動をどうするか、ガイドブックを片手に考えながら就寝。 http://maps.google.co.jp/maps
February 17, 2008
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新年のご挨拶をしてから、とても長い間、このブログを放置していました。ごめんなさい。実は、1月中旬から末まで、2週間、スペインとドイツに行って来ました。私としては、5年ぶりのヨーロッパ渡航でした。正月明け早々、お仕事を2週間もお休みするというのは、かなり勇気のいることで生徒さんにもご迷惑を掛けました。でも、素晴らしい気分転換になって、帰宅してからの1週間、とても気持ちよくレッスンに向かえています。行って良かったなぁと実感です。長旅では、会いたい人に会え、そして思いも掛けずに会えた人もいたり、満喫しました!途中、一人旅のようなところもありましたが、特に言葉も通じないスペインでは、ドキドキでしたが、だんだんと、達成感に変わるのが醍醐味でした。冬のヨーロッパとあって、気候が心配でしたが、出発した日は、日本では雪が積もって寒い日でしたが、なんとフランクフルトは、8度もありました。マドリードの日中は、コートがいらないほど。ワイマールだけ寒かったけど、あとは、ここのところの東京よりもむしろ暖かいくらいでしたよ。もちろん夜はどこも寒かったですが・・・。でも、10年前に3年間ドイツ住んでいた時には、こんなに暖かい冬などなかった気がするので、地球温暖化を実感したような・・・ある意味コワイです。乾燥に弱い私にとって天敵な飛行機は(実は、それだけでなく飛行機大嫌いで、恐怖なんです)アレルギー剤を飲んで、濡れマスクして、化粧水スプレーを常備して、ビールとワインを飲みまくって爆睡。なんとかクリアできました!全て、旅は順調だったものの、、、何故か税関にて、正直にスペインとドイツに滞在してきたことと、ミュンヘン空港にて2本ワインを購入したと打ち明けたところ、スーツケースの中身をチェックさせられました!!パンパンに膨れた無理矢理閉じた状態のスーツケースを!実は、マドリードにて、イベリコハムを2袋(真空パックでシート上になってるもの)買ってあって、楽譜とか本やらとかと一緒にしてスーツケースの下の方に入れてあったから、バレないようにとドキドキでしたが、大丈夫でした!!いつもなら、飛行機乗る直前に、大量にドイツのスーパーでチーズやソーセージを買ってスーツケースに入れまくるんだけど、今回は、偶然に時間がなくて、そしてスーツケースがいっぱいだったから買っていませんでした!たまたま悪いことしてなかっただけで、、、まさか開けられるとは思ってもいなかったので良かったです。今回、旅先でお世話になった、スペインとドイツのお友達みなさん、本当にどうも有難うございました!!旅の日程と宿泊先は、こんなでした。 Thu 17 Jan 10:30 Tokyo 14:15 Frankfurt LH711 Thu 17 Jan 16:50 Frankfurt 19:20 Madrid LH25821 17.18.19.20.Jan マドリード Madrid ,Spain トレド日帰り Mon 21 Jan 18:00 Madrid 20:35 Munich 21.Jan ミュンヘン Muenchen 22.23.Jan マンハイム郊外 Mannheim ドイツ人と中国人夫婦の友達の家 ケルン日帰り 24.Jan ワイマール Weimar 25.Jan プリンツ Plinz 画家の友人の家 26.Jan ワイマール Weimar 27.28 Jan ベルリン Berlin ピアニストと声楽家夫婦の友達の家 Tue 29 Jan 13:00 Berlin 14:10 Munich LH223 Tue 29 Jan 15:25 Munich 11:05 +1 Tokyo LH714 旅費概算は、こんなでした。 交通費 成田までのリムジンバス(往復)\6,000 飛行機代:ルフトハンザPEX航空券(空港税・手数料・燃油含めて)\133,910 ジャーマンレイルパス(2等・フレキシブル4日分)\29,800 宿泊費 マドリッド4泊分(朝食付き)76.47×4=305.88ユーロ ミュンヘン1泊分(朝食付き)79ユーロ ワイマール2泊分(朝食なし)66×2=132ユーロ オペラチケット 42ユーロ ではまた旅日記をゆっくり更新していきます。
February 10, 2008
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あけましておめでとうございます本年もどうぞ宜しくお願いいたします 真鶴岬にて、御来光を拝んできました。(クリックすると動画でご覧になれます)皆様にとっても素晴らしい一年であります様に。
January 1, 2008
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私の年末恒例行事化してきた、仕事すっかり幽霊所属になってしまった、私のピアノサークルの会員宛、来年度の要項やら去年度の報告書の詰め込み作業が終りました。 なんだか、目の前にある仕事ばかりに追われて、ちっとも自分の時間が持てずとてもソロで舞台出演できる状態にはならず、、、ついに一年以上、こちらのサークルにはご無沙汰してしまうことになってしまいました。でも、この封書ご覧になって、私のことを思い出して頂ければと。100名以上の会員様に発送するのって、すごく大変だけれども、大変なのは、私じゃなくて、ここまで作成するまでに様々な会員の方々の多大なる協力があって、とても素晴らしくそれが分担されていて、本当にこのサークルってよく出来ていると感心します。いまどき、ホームページもなくって、まさにバリアフリーなサークル。だからこそ、老若男女問わず、レベルも問わず、マイペースに末永く音楽と親しめるのでしょうね。去年あったサークル20周年記念公演に発行された会員の皆様が綴った文集を読んで感動してしまいました。なので、来年もこのサークルが、素晴らしい一年でありますように・・・と祈りながら作業しました。・・・というわけで、まだ年賀状は、表も裏もできていません。ヤバイ今年は忙しいまま年末を迎え、ゆっくり街中のクリスマス・イルミネーションを堪能する間もなく・・・。これは、昨夜、買出しついでに、撮ったショットそして、下記のは、先日、音楽教室の企画委員の先生方と忘年会?慰労会?をした時に行ったラクーアの写真。ラクーアでは、温泉入浴と宴会(個室予約)とのパックでサイコーに癒された日となりました。私たちはドロ酔い状態で(笑)健康チェックとマッサージもしてきました。健康チェックの結果はというと、ドロ酔いだった為に血行が良かったのか、血管年齢は、大変若いと診断され、心配だった体脂肪やら筋肉量は「適正」におさまり、喜んでいたのも束の間、脳年齢「46歳」・ストレス度「97%」・頭の回転度「10%」と無残なものおまけに、マッサージ師さんには、「肩が相当はっていますね~」と言われ。一年お疲れ様でした~と自分に言いたい!ですさて、今日はクリスマス・イブ絵本からうまれたおいしいレシピこの本と連動したクリスマスパーティしちゃいました!!甥っ子・姪っ子たちも大喜び。ヘンゼルとグレーテルに出てくる、お菓子の家「3びきのくま」に出てくるキャベツのスープ、11ぴきのねことあほうどりに出てくる、コロッケと鳥の丸焼きでした甥っ子には、しゃべる地球儀NEWオデッセイグローブ英語と日本語でおしゃべりする地球儀姪っ子には、やわらかお肌の女の子だもんぽぽちゃん いちごのチュニックがプレゼント皆様も素敵なクリスマス、そして、年越しをお迎え下さいね!サイレントナイト
December 24, 2007
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今年もまた、クラリネットのお友達とのライブが無事に終わりました。お越し下さった皆さん、本当にどうも有り難うございました。去年は、有難いことにライブハウス始まって以来の大勢のご来客数となりまして、狭い店内がとっても窮屈になってしまったため、今年は、平日と週末と2晩に分けて同じプログラムにて公演いたしました。両日とも、お店の定員35名前後の方にご来場頂きました。満員御礼です!!ライブとは言え、クラシックを演奏するのですが、、、お食事を召し上がって頂きながら楽に聴いて頂ける、MC付きの気軽なコンサートというものです。 メリー “くら” っとします?! 1st ステージ シューマン: アダージョとアレグロ (元々ホルンの為に書かれた曲) ブラームス: インテルメッツォop118-2 (元々ピアノの為に書かれた曲)ウェーバー: 「シルヴァナ」の主題による変奏曲op.33 2nd ステージ フォーレ: エレジー (元々チェロの為に書かれた曲)ドビュッシー: 月の光 (元々ピアノの為に書かれた曲) サンサーンス: クラリネットソナタ 3rd ステージ バッハ=ヴィルヘルミ: G線上のアリア (元々ヴァイオリンの為に書かれた曲)シューベルト=ヴィルヘルミ=ハイフェッツ: アヴェマリア (元々ヴァイオリンの為に書かれた曲)アンダーソン: そりすべり (ピアノ連弾曲楽譜を編曲)ベルナード: ウィンターワンダーランド (ピアノ連弾曲楽譜を編曲)シュライナー: だんだん小さく 美味しいお酒を飲みながら、「くら」リネッテ(Klarinette:ドイツ語でクラリネットの意)と「くら」ヴィーア(Klavier:ドイツ語でピアノの意)による「くら」シック(Classic)の定番やクリスマス・ソングを、師走の慌しさを忘れてゆったりリラックスしてお楽しみください。。。・・・っと銘打ったライブだったのですが、一番、「くら」っとしたのは、自分たち??笑クラ吹きの友人は、とてもFinaleを使いこなすのが上手で、元々クラリネットの為に書かれていない曲までも、次から次へと編曲しちゃいました。そうしたら、いつの間にやら、クラリネットのオリジナルが減ってしまいましたが・・・。ウェーバーは、変奏曲の中に2曲もピアノソロがあって、チェルニー40番のような難しい曲でした。華やかに弾いても、なんだか報われない・・・。サンサーンスは、初めて弾きましたが、音が凝っていてなかなか手強い曲でした。「そりすべり」と「ウィンターワンダーランド」は、ピアノの連弾譜から編曲しちゃいました。JAZZ風でカッコイイ曲に仕上がりました。「だんだん小さく」は、「アンコールのできない曲を吹きます」と言ってから始めました。それにしても、あんなに盛り上がるとは、思いもしませんでした。みんなの歓声「すご~い」を耳にしながら、私は伴奏していました。第3ステージにて、被り物に挑戦!!爆 私はサンタ帽子、クラ吹きさんは、トナカイカチューシャでした。 鈴の音リズム隊もお客様に頼んで、ちょいと楽しんでもらいました。
December 10, 2007
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SHARPデジタルオーディオプレーヤーMPB200 512MBタイプ以前、MP3が欲しいと思って、あえてipodを選ばず、上記のものを買っていたのですが、本当は、音楽を聴くために購入したつもりが、なんだかんだと活躍するのは、ボイスレコーダー機能。こちらに付いているボイスレコーダーは、思いのほか高音質で長時間録音が可能でした。でも、やっぱり、ちゃんとした録音をする機械が欲しい!!と思っていたため、ついに買ってしまいました。☆K☆☆AV家電・生活家電☆☆AV・情報家電☆☆ICレコーダー☆☆ROLAND☆【ROLAND/ローランド WAVE/MP3レコーダー R-09】ICレコーダーZOOM ZOOM Handy Recorder ハンディレコーダー H2【税込】 H2(ZOOM) [H2ZOOM]【でんき1001】【送料無料】(4GB)ポータブル リニアPCMレコーダーソニー PCM-D50上記3機種から、クチコミサイトを読んだりして、現物を見に店頭へ足を運び悩みに悩み・・・結局、一番安価な、ZOOM H2を購入しました。この値段なら、失敗しても、もっといいモノが登場しても、悔いはないと思ったので。笑オプションではなく、付属で2種類のスタンドも付いており、それでいてこのお値段はかなりいいです。実際の性能は・・・今のところ、大満足!!説明書を読まなくても、操作が簡単で、しかも、マイクの性能はかなり良い!!WAV形式24bitで、2GのSDカードを入れると約2時間の録音できます。それにしても、マイクスタンドに立ててみると、漫才マイクみたい!!爆子どもの頃、家での練習、先生の家でのレッスン、そして発表会など、ウォークマンで録音したりしていたカセットがまだまだ沢山残っています。大事な大事な私の軌跡の宝物たち。そして、学生時代には、MDウォークマンとなり・・・。今となっては、どれも処分する前にCD化する必要があるのですが、パソコンに繋げてその作業をやると思うと億劫で・・・。なんて、思っていたら、すごいものが登場していたのですね!!シンプル操作で手軽に録音/再生/CD作成。Roland SD/CDレコーダー CD-2eこれは、上記3機種と異なって、さすがに簡単に持ち運んではいけなさそうですが、家での録音には活躍できそうですね。そして何より、昔の音源のCD化、パソコン通さなくって手軽にできそうで、欲しくなってしまいます!!
December 1, 2007
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11月18日のこと・・・横浜へ。 ちょっと早すぎる時間に到着したので、山下公園のお散歩。 快晴に恵まれ、蒼い港と紅葉した銀杏並木が綺麗!! いつも思うけど(たまにしか行かないから)、横浜っていい所ですね。 1人で港の見えるレストランでパスタランチ。 会場の時間になったので、県民ホールへ。 入り口でバッタリとliebejudithさんに早くも会う。 私は、3階席に。。。 3階席とはいえ、なんと、私の席は、右側のバルコニーのように 飛び出している部分で、しかも2列目で、思ったよりも特等席! オケピットも舞台もいい眺め! オペラグラスも要らなかった! 今日聴いたのは、ドレスデン国立歌劇場 (ゼンパーオーパー)指揮:ファビオ・ルイジ 演出:ウヴェ=エリック・ラウフェンベルク 演目は、R.シュトラウスの「ばらの騎士」 まさに、ここのオケが初演したオペラ。 本家本元なのです。もう最高でした!世界最高峰とは、このオケって言っても過言ではない~。 最初から最後まで、オケは文句なく素晴らしかった。 私は、やっぱり、東欧のオケの響きが好き~。 プログラム見た感じ、ドイツ人以外の団員の名前を探すのが大変なくらい ここのオケはドイツ人ばっかりです。 とにかく満喫。 オックス男爵のクルト・リドルのバスの重低音の歌声に惚れ惚れ! 今回、一番のベテラン振りを発揮していて本当に素晴らしかった!元帥夫人もオクタヴィアンも素敵! ゾフィーは、森麻季さん。(彼女は私の高校時代の先輩で、当時からピアノも歌もとても優秀で有名でした) でも少々、大柄のドイツ人歌手達の中では、彼女の声はキャシャすぎて細くて 度々オケに消されちゃうんだけども (なので、何故か召使の存在感がすごかった!) でも、ラストのピアニッシモは綺麗でした。 たまたま私の隣の席に座っていたのは、ビジネススーツに身を包んだ素敵なドイツ人カップル。 男性は、リューベック出身、女性は、バーデンバーデン出身で 今は、日本で働いているんだそう。 せっかくだったので、休憩時間に会話してみました。 「ドイツ人は、オペラのドイツ語、全部聞き取れるんですか~??」って尋ねてみたら、 「それはもちろん、ドイツ人にとっても全部は無理よ~。だから安心しなさい!」って言ってました。 ちなみに、私には何故か、森麻季さんのドイツ語が聞こえる。 ドイツ人のドイツ語とやっぱり違うんでしょうね。 劇中、その隣のドイツ人女性が大爆笑して観劇していた箇所は、 「つまり、あんたのことは、ズバリ嫌い」 「なんだ、そのハゲ頭!」って会話のところでした。 ドイツ人の笑いドコロを垣間見れて面白かったです。やっぱり、音楽を対して勉強したわけでない、普通のドイツ人の若者でも ドイツでは、オペラというのを、映画を観る感覚で楽しむという文化が あるんだな~って、そのカップルを見て、あらためて感じました。 カーテンコールは、割れんばかりの拍手が続き、 思わず私も涙ぐむくらい、感動してしまった。 ちょっと値がはっても、いいものを観る・聴くっていうのは、 たまには必要なことだなと思いました。 前後と休憩時間を含め、5時間位でしたが、オペラ観劇で 日常から非日常の世界に連れて行ってもらえるという贅沢感を味えますね。 これが、ヨーロッパのホールのようにさらに雰囲気のあるところだと もっと贅沢な感じがするんですよね。 久しぶりにそう思いました。 これからは、ケチケチしないで、こういうものにももっと行こうって! 観劇後は、liebejudithさんと中華街に向かいました。 簡単につまみながら飲めそうな中華屋さんに入りました。 そしたら、私達が食べ始めた頃、なんと、隣の席に、 ヴァイオリンケースを抱えたドイツ人が2人が入ってきました。 間違えなく、今、聴いてきたシュターツカペレの人たち!! 中華街に中華屋さんなんて100件も(いやもっと)あるのに、 偶然にも同じ店に入店してくるなんて驚き~。 って思って、興味津々、彼等を見てたのですが。 容姿も顔の表情も暗く。思いっきり、垢抜けない「ヒガシ~」な人。 (失礼!ドイツ語ではオッシーと呼ぶのですが、差別的にとらえることもあるのですが、私は、旧東側に住んでいたために、何かとても親近感が湧いたわけです。)なんと、彼等、思いっきり英語ができないみたいで。(笑) 数字くらいしか英語使わず、あとは、ドイツ語でアワアワと 日本語メニューと格闘しながら日本人店員と会話して とっても混乱していた様子だった。 ので、通訳してあげました~。 点心の写真は付いてるけど、中身が何が入ってるのか分からなかったみたいで。 しかし、彼等は無愛想。 オーダーし終わって御礼は言ってくれたけど、 私達には興味を一切示さないし、二人は笑いながら会話する様子もなく。 なんかなぁ~~~、思いっきり「ヒガシ」っぽい!!!!! (ほんと失礼だけども!笑)食後、会計を済ませる時に私から、声を掛けてみた。 「今日の演奏、素晴らしかったです!」 そして、ヒガシだと確信した私は、 「私ね、ワイマールに住んでました」 って言ってみた。 そしたら、な、な、な~~~んと 「僕もワイマールから来たんだよ!」って。 2人とも、ワイマールの音大で勉強した人で、 ワイマールで今は先生もやっているらしい。 私が留学から帰ってくらいからみたいだけど。 「先生は誰だったの~?」って聞かれたから、私の恩師の名前言ってたら ちゃんと知っていた。すごい。 しかし、さすが、ヒガシだよな~。 あのノリのない無愛想加減も英語の出来なさも。 先日のヴッパーターラー達とは大違い! だけど、大収穫があった! なんと、私達のビール代が、中華料理屋さんが、通訳の御礼ということで サービスにしてくれた。 本来なら、ヒガシな人たちがご馳走してくれても良さそうだけども。笑 というわけで、ドイツのオペラ観て、ドイツ語もひょんなところで 話せてしまい、liebejudithさんと楽しくオペラ談義に花を咲かせ、 色々と楽しめたのでした。 liebejudithさんも同じ内容の日記を、もっとオペラ通の視点から書いてらっしゃいますので、是非お読みくださいね!日記、最近忙しくって、なかなかかけなかったので、まとめて過去のことも色々といくつか更新しました。すみません・・・。
November 21, 2007
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ドイツ・エッシェンバッハ オペラグラス ”スタンダード” No.44681先週のこと、仕事帰りに閉店間際のデパート文具用品コーナーにて、 「オペラグラス」は置いてないかと尋ねたところ、 「当店では、この商品しか置いてないのですが・・・」 と、出てきたものは、素敵なオペラグラス!! 本当に、ヨーロッパのご婦人が手にしそうな、素敵なものでした。 しかも、オペラグラスの入っているショーケースの横には、 なんと「ドレスデン国立歌劇場」のコンサートの案内が!! ゼンパーオーパーの建物の写真が出ていました。 まさに、私のために!状態だったのですが。 さすがに高くてやめました。 そうです、実は、私は先週末、なんと、ドレスデン国立歌劇場のオペラを 観に行っちゃうことになったのでした。 今まで一番高かったであろうコンサートは、留学帰国後に とある方にご招待頂いた「フィレンツェ歌劇場」日本公演の 「トゥーランドット」。 これは、贅沢なS席で観ました。たぶん6、7万円でしょう。 それから、大学一年の時に、これもまたご招待で行ったのですが、 「ウィーンフィル」来日公演。 その時は、残念ながら指揮者クライバーが倒れ、シノーポリでした。 これも、有名人が周りに沢山座っているような素晴らしい席でした。 たしか、2万7000円相当のチケット。 そして、自腹で買ったコンサートで人生で一番高かったのが、 大学3年生だったか4年生だった時に買った、ミケランジェリの リサイタル in サントリーホール。 お小遣いをはたいて、必死な思いでチケットをゲットして、 ものすごく楽しみにしていたのに、、、ホールの前まで行って ドタキャンされたコンサート。 これが、2万3000円だったかな。 もちろんお金は全額戻ってきましたが、その後、ミケランジェリが 再び来日することはなかったので、あのコンサートが聴けなかったという 残念な思いが沢山残りました。 あとは、アルゲリッチやポリーニなんかも聴きに行ったけど そういうのは、たしか、1万円台。 ドイツに住んでいた時は、色々とオペラ観賞したけれども、 こんな高いチケット見たことありませんね。 マンハイムに住んでいた時なんて、ドミンゴがお城でやった 野外コンサートを無料で観賞できちゃった体験もできたことあったし。 もちろん、コンサート最初からでなくって、ほとんど終わりの時。 しかも最前列でしゃがんで聴いて! あれは、日本だったら10万円相当の美声だろうなあ。爆 というわけで、今回のドレスデン国立歌劇場のオペラは、 おそらく私の自腹で行くコンサートとしては、人生で一番高額。笑 ・・・とは言え、実は、「モニター価格」という特別チケット。 アンケートを答えれば、5万円相当のB席が半額になるというもの。 ジャパンアーツ会員の知り合いのお誘いで、手に入れることができました。 そんなんで、話がそれましたが、B席=3階席なので、急遽 オペラグラスが必要になったわけです。 せっかくそれだけお金かけて観劇するなら、聴くだけじゃなくって 見えなきゃ意味ないし。 んで、オペラグラスはどこで手に入るのか?! もし売っていなかったら恥ずかしいなあと思いながら(笑) ビックカメラに。 インフォメーションで、「オペラグラスは置いてますか?」って 尋ねてみたら、3階ですと言われ。 行ってみたら、双眼鏡と並んで沢山ありました! この歳になるまで、オペラグラスがどこにあるのか知らなかった私。爆 しかし、あまりに沢山あって、どれを買えば良いのやら迷い、 しかも、普段全く必要としないオペラグラスに高額を払う気もなく、 どうしようかと色々と物色していたら、ワゴンにあった安物を発見!! 一応、オペラ観賞に最適な、最低限の倍率と明るさがあるらしい (よく分からないけど、にわかに学習したところによると) 安物を購入してきました。笑 ケンコー 双眼鏡 SuperStar(8x21DH)【税込】 ス-パ-スタ-8X21DH [スパスタ8X21DH]【でんき1001】これで、憧れのドレスデン国立歌劇場を楽しんでこれるでしょう!!となったわけです。 じつは、ドレスデン国立歌劇場は、一度、幼馴染の友人がドイツに遊びに来てくれた時に、一緒にドレスデン観光して、 そしたら、ちょうど当日券で手に入ったコンサートに行ったことがあります。 でも、その日はオペラでなくって、ドレスデンの戦災追悼記念日で ブラームスの「ドイツ・レクイエム」の公演でした。 シノーポリ指揮で、追悼の祈祷から始まって、終わりも拍手のない 厳粛で、それはそれは素晴らしいコンサートでしたが。 だけども、ワイマールに住んでいて、ドレスデンのオペラを 観劇できなかったのは、後悔していたので、今回はやっと実現できます。 憧れのゼンパーオーパーの「ばらの騎士」です! ところで、2万5000円もするチケットを一緒に行って貰う人を 募るのには気が引けて、1人で購入することになったわけですが、 きっと、チケットを購入されたに違いないと確信した私は、 オペラ通の楽天仲間liebejudithさんに連絡。 いつのチケットを買ったか尋ねてみたら、さすが予約済み、先週末のオペラでした。 なので、同じ日を選びました。 もちろん全然席は違うんだと思うのですが、これで、寂しくなく オペラ観劇もできたわけです。そして、オペラ観劇の続きはまた今度。
November 21, 2007
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立派な箱の中は?大きなワインボトルでした普通と比べてみると・・・H君が届けてくれました。 ・・・感動です ちなみに、3リットルのボトルは、普通のボトル4本分 Jeroboam(ジェロボアム)または、double Magnum(ダブル・マグナム)と言うんだそう!というわけで、今日私は1歳年をとりました。たくさんの御祝いメールやメッセージをどうも有り難うございました!! ただただひたすら、朝から晩までいつもと変わりなくレッスンをしていて 楽譜に今日の日付を書き込むたびに、「あ、私の誕生日なんだよな~」って心の中でつぶやきながら、誰にも言わずに、一日が終わりました。 笑あ、最後にいらした1人の方にだけ思わず言っちゃいましたが。さすがに、もう歳をとることにただただ喜んではいられない年齢になってしまいましたが、こうして、みんなに支えられて幸せだなと実感!これからも色々なことに感謝しながら頑張りたいです。
November 20, 2007
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今日は、マリア・ジョアン・ピリスのコンサートでした。 本日のプログラムがなんだったかもすっかり忘れきっていたのだけど 会場についてビックリ。 なんと、追加曲があって、それも、チェリストを迎えての アルペジオーネ。 なんて素敵! 舞台の上には、何故かピアノの後ろに、丸いテーブルとお水。 そして、ピアノ椅子(背もたれ付き)がテーブル脇にもう一つ。 照明も、普段のコンサートより暗い。 コンサートは、まずいきなり ヒナステラの「アルゼンチンの踊り」から始まる。 そして、そのままの流れで、静かなスカルラッティ。 リズミックな曲から一転してだったが、なんともヒカル組み合わせ。 そして同じ調性のまま、シューベルトのソナタ120に。 ピリスの意向により、前半は拍手は入れないでとのことだったが この異色とも思えるプログラムが、本当に一つの流れになって 聴こえてきた。 そして、ピリスは、拍手はないが、後ろのテーブルまで歩いていって、 お水を立ったまま飲む。 後半は、シューベルト即興曲142-2から始まり、 チェリストを迎えて、アルペジオーネ。 音色は、ピリスのピアノと同じような優しい音で奏でられる。 弾き終わると、後半は、ちゃんと拍手アリ。 しかし、退場はしない。 なんと、チェリストとピリスは、一緒にテーブルの脇に立ち、 水を飲む。かわいらしい光景。 その後、チェリストは、チェロをテーブル脇に置き、なんと、 置いてあった背もたれ椅子に腰掛ける。 そして、ベートーヴェンの110。 こんなにも美しい110は初めて聴いたような。 アンコールは、チェリストとバッハ。 存分にピリスの世界に浸れた。まさに、ピリスの世界。 それ以上の感想は書けないけど、美しかった。
November 15, 2007
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じつは、先週末から来日しているヴッパータール交響楽団、そのオーケストラ団員の1人にワイマール時代からのお友達がいて、今週の私は日本に居ながらにしてドイツに居る気分に浸れるような毎日を送っている。これだけドイツ語話していれば、語学学校3ヶ月通っているほど価値があるのでは??初めは忘れていた語学力も、だいぶ、復活してきたかのよう。まずは、日曜日に東京のホテルに到着した彼等をお迎えに。いきなりホテル入り口で、今回のオーケストラを率いて凱旋ツアーを行う指揮者、上岡敏之氏に出くわす。「コンサート、楽しみにしています。」と言って、ツーショットをお願いする。トレードのあの前鬣ヘアスタイルは、指揮を振っている時だけではないようで。笑その小柄な容姿と飾らないご性格からは、まさか舞台上であんな勇姿で指揮をなさる方とはその場では想像し得なかった。それでも会話から、アツい信頼関係を築いてるであろう、団員に対する熱意や想いや自信が伝わってきた。「日本公演、無事に成功するといいんだけど・・・!」と遠慮がちにお話なさっていたが。ホテルロビーにて、友人とは無事に再会。何しろ8年ぶり。当時、私もよく知っていたドイツ人ピアニストと彼は結婚したばかりだったのだが、2人がもうけた息子さんも、もう7歳でチェロを弾くのだとか。でも長い歳月を感じさせず、会話は弾んだ。と言っても、この時は私の久々のドイツ語はしどろもどろ。長い飛行で疲れきっていた様子の友人だったが、何をしたい?との問いに即座に、「食べに行きたい!」と答えた。どうやら、某国航空会社の機内食は相当にまずかったらしく、まだ3時だったにもかかわらず、お腹を空かせていたらしい。他、4人のドイツ人を引き連れ、とりあえず、アイドルのコンサートやら日曜日でごった返していたホテル周辺の人混みを避け、電車に乗って静かな神楽坂へ繰り出す。日本初来日の彼等にとって、何でも新鮮なご様子。キョロキョロと目を輝かせて、気に入った所を撮影していた。神楽坂下にある「ペコちゃん焼き」や、「紀の善」の前にディスプレイされていた餡蜜の食品サンプルやら。おまけに、途中にあった河豚屋さんの河豚の水槽には、釘付け。日本人は、毒があるにも係わらず、河豚を食べるというのは知っていたよう。そして、「毘沙門天」でお参りし、食事のできるお店を探す。しかし、休日、しかもまだ夕食には早い時間であったため、入店可能なお店がなかなか見当たらず、、、偶然、開店していた和風居酒屋さんに。飲み物はというと、やっぱりドイツ人は、ビール!他のメニューは、日本食を食べたいという彼等に、本当にお口に合うのか不安に思いながらも、私がセレクト。驚くことに、彼等は何も恐れることなく全てを平らげた。 おでん、豆腐、ちくわ、イカゲソ、胡麻豆腐のサラダ、おしんこ、肉じゃが・・・ 全部、美味しい美味しいと言いながら食べてくれた。それにしても、日本の料理の材料を説明するのは、厄介。 はんぺんとか、コンニャクとか、、、 。食事を終え、店を出ると今度は、日本の甘味処に行きたいと言うから、「紀の善」に戻る。しかし、残念ながら閉店になってしまっていたため、また、「茶寮」まで引き返したのだが、あいにく満席。仕方なく、「ラクーア」まで歩く。お散歩の好きなドイツ人は、疲れていても本当よく歩く。ラクーアでは、ドイツではあまり見る事のない絶叫マシーンを眺めて目を丸くしていた。しかも、ジャットコースターがビルに開いている穴から飛び出してくるもんだからきっと、すごく驚いたに違いない。やっと抹茶アイスの食べられる「nana's green tea」カフェに入れたちょっと雰囲気は、お洒落モダンで和風からは掛け離れていたけれども、それぞれが中身が何だか分からないまま餡蜜やパフェを注文。これがまた、材料を独訳するのにさらに困難を極めた。でも、みんな美味しそうに食べた。本当に、どのお料理も口にして、美味しい美味しいと食べていた。ユーロが強いせいか、俗に言うドイツ人がケチと感じる場面は微塵もなく、彼等は好きなだけ食べて、好きなだけ楽しもうとしているよう。そして、日本語を積極的に覚えたり、日本人のメンタルや文化を本で勉強していたり、異国文化に興味を持って接しているのが伺えて、私も嬉しくなった。一週間の滞在のうち、僅か2日間しかない彼等のフリータイム。その一日は、来日2日目だったのだが、あいにく私は仕事のため同行できず。朝はゆっくりと疲れをとってホテルの部屋で練習し、午後から浅草、歌舞伎鑑賞、銀座と観て回ったらしい。浅草で入ったお店で食べたという「うなぎ」や「天麩羅」の写真を見せてくれた。来日3日目は、日本での最初の公演日。場所は、武蔵野文化会館。チケットはとっくに売り切れていたため、私は、公演の終わった9時半にホール楽屋口へ。この日のプログラムは、話題の世界最長のブルックナー7番の日。本当にゆっくりなテンポだったらしい。どうやら、2日目にして時差ボケが大変だったようで、真夜中に何度も目が覚め、午前中のプローベは、睡魔との闘いだったとか。私は、吉祥寺で彼等が食べたいと言っていた「しゃぶしゃぶ」屋さん情報をリストアップして出掛けたのだが、荷物を置きに一旦ホテルに帰りたいと言うから、仕方なく、ホテルへ。それが、、、なんと、オーケストラが借りている団員の為の3台のバスの1台に私も乗って、ホテルへ移動。なんとも貴重な体験をさせてもらう。荷物を置いて6人のドイツ人を連れて、ラストオーダーがまだなお店を探す。 寿司が食べたいという希望叶う海鮮居酒屋を発見! そこで色々注文! 日本酒の熱燗が飲みたいと言うから頼んでみたところ、好評。 突き出しに出てきた、ちょっと甘辛い烏賊刺しに恐怖感を抱いたドイツ人がいたのはかわいかった。 あとは、蟹のサラダ、蟹卵、茸の天ぷら、冷や奴、寿司、焼き鳥、焼きそば、オニギリ、、、と頼んでみた。 私の友達は、ウニもイクラも全然平気にペロリ。美味しかったみたい。 焼き鳥の軟骨はみんなビックリしていた。 ビールは、サントリーのプレミアムモルツ瓶がドイツビールよりも美味しいと大好評!!ドイツに土産に持って帰りたいと言っていた。私の友人が、「僕は先週、誕生日だったから、今日のは僕のオゴリ!!」と言って7人全員の食事代を接待してくれることとなった。その言葉で、みんなが「ハッピーバースデー」の歌で彼を祝福。その歌声は居酒屋中に響き渡り、周りにいた、日本人みんなまでが合唱してくれて盛り上がった。きっと、彼は最高の誕生日を日本で味わうことができたかも?誕生日だから友人を接待する!という考えは、日本とは違いますけどね。来日4日目は、オペラシティにて公演。この日は、私は仕事のため会いには行けず。公演のある日の彼等団員は、朝から何時間かプローベ、いったんホテルに戻ってわずか2時間ほどの昼休憩があり、そしてまたバスに揺られてホールに着いて、ゲネプロと本番というスケジュールらしい。ほとんどホール周辺散策も観光もろくにできない毎日であるみたい。来日5日目も、オペラシティ公演。私はついに、この日はコンサートを聴くことができた。感想はと言うと、、、いや~感動!! 最高の演奏。 あの、「間」は、ひょっとしたら日本人指揮者だからできる業かもしれない。 そして、持続する集中力、緊張感と素晴らしいダイナニズム! 協奏曲においては、やはり指揮者の弾くピアノだけあって若干音が弱いかもしれないけど、美しい煌びやかな音色でとてもいい演奏だった。 上岡氏は、指揮を振る時は、ピアノの向こうの中央に立ち、通常の指揮。 そして、即座にピアノに向かいピアノを演奏。それ自体、お見事! 何を言いたいのか、表現したいのかが全て伝わってくる演奏。 ピアニストが指揮してオケをコントロールしてるのだから、当たり前かもしれないけど・・・。 コンチェルトを聴いているというよりも、むしろ室内楽を聴いてるようなオケとピアノが溶け合った演奏。 よくよく考えたら、ピアニストの弾き振りはよくあることだけど、指揮者の弾き振りは珍しいかも!? 感動的な名演! 悲愴は、長く感じない1曲! ドラマチックで、こんなに面白く感じたのはかつてない演奏かも!! アタッカで次の楽章に移っていく様も、突然のフォルテからピアノへの展開、普通ではできないのではないかというような演奏。 そのエンディング、会場中を悲壮感に漂わせたその静寂な沈黙の長さは、異様な雰囲気とでもいうくらい。ついに、上岡氏は、聴衆までもコントロールしてしまったのであろう、全ての聴衆が彼の指揮棒が下ろされるのを待った。静寂から解き放たれ、アンコールはなかったけども、 会場は湧きに湧いてスタンディングオベーションで拍手は続きオケが再び舞台に出てくるほど。きっとこれは珍しい! きっとやっぱりよほど良かったに違いない! これは上岡ファンが存在する理由が分かった気が。 私もいっきにファンになりそう! ココから「悲愴」の少々視聴もできます!!再び、オケのバスに乗ってホテルへ!!実は、私は、彼等への差し入れにと、音楽会へサントリーのプレミアムモルツの瓶ビールを持参していっていた。バスの中でそれを渡すと、もう冷たくはなくなっていたビールだったが大喜びで飲んでくれた。ドイツのオーケストラでは、オーケストラの移動公演では、必ずバスのトランクの半分が大量のビールケースで埋まっていて、公演後の楽しみとして、バスでのビールで乾杯があるんだそう。そして、その大量のビールを飲み干してしまうんだとか。さすが、ドイツ人!!もちろん、ビール片手に、本日の公演の反省会やら。でも、今日のはとっても満足いく公演だったみたい。その自信と満足感が伝わってきた。ホテル到着後、そして再び今宵も宴会。笑もう、いい加減に日本食は飽きたんじゃないかと思って、「日本は、イタリアンも中華も美味しいよ~!」って勧めたのだが、「いや、新鮮な魚は、この1週間でしか味わえない。だから、今日も日本食!」との返答だった。本当に彼等は、1週間、和食しか食べないつもりなのだろうか?どうやら、食いしん坊で飲兵衛なのは、世界の音楽家共通なのかもしれない??来日6日目の今日の彼等は、フリー。私の友人の居る楽器のセクションは、箱根まで足を伸ばすんだそう。しきりに天気を気にしていたから、「てるてる坊主」を作ってあげた。東京は、かろうじて晴れていたけど、果たして富士山は拝められたのだろうか?来日7日目は、横浜公演、8日目は、つくば公演の予定。私は、つくば公演の後の打ち上げで再会予定。すっかり彼等と打ち解け、私も楽しんでいる来日ツアー。最後まで、身体壊さず、無事に成功をおさめてドイツへ帰国して欲しい。
October 12, 2007
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久しぶりに、タワレコでクラシックCDコーナーを物色。 最近は、Web上で貴重な音源やら映像何でも拾えるし、 NAXOSのライブラリー覗けば、ほとんどのものが聴けるから 全然、CD買うことなかったのだけど、今日は無駄遣い!笑 それに、ほとんど自宅でレッスンしているもんだから、一日のうちのほとんど音のシャワーを浴びているわけで音楽をゆっくり聴く暇がないんですね。でも、明日から10月。涼しくなったし、芸術の秋ですわ!!!コンサートのチケットも何枚か購入。そして、自分の本番も入り、これから堪能したいところです。・・・というわけで、本日購入したCDをちょっと紹介。【送料無料選択可!】J.S.バッハ: インヴェンションとパルティータ ジャニーヌ・ヤンセン (Vn)店頭に並んでいて、気になって視聴。 なかなかありそうでなかったものだったので、買ってみた。 インベンションとシンフォニアをヴァイオリンとヴィオラと チェリストが演奏していて興味深い!! これは、レッスンで生徒さん達と参考に聴くのにもとても いいんじゃないかと思う、オススメかも・・・!? ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集ノーバート・ブレイニン(vn)ギュンター・ルートヴィヒ(p)これは、ベートーヴェンの室内楽を見ていたら、 偶然にも発見して、喜びを噛み締めた。 値段がはったけど、、、買っちゃった~♪ 私の恩師のピアノの先生と、 なんと、アマデウスQの第一ヴァイオリン、ブレイニン様のソナタ全集。 すっばらしい~~~~~~~~!!! 感激して只今聴いております! そのピアニスト先生の別のヴァイオリニストとの共演した フランクは持っていたのですが、そして、講習会で、 先生のブラームスの演奏は、度々耳にしていたのですが、 ベートーヴェンは初めて。最高の音色です。絶品! 先生のこと書いた日記はこれ。 die Fantasie ~ ドイツから恩師がやって来た!!~die Klaenge ~ 恩師の語録 ~ブレイニン様にも、一度だけワイマールでレッスンを受けた ことあるんです。 その時は、ヴァイオリンが鉛筆のように小さく見えるほどの 巨体と、そして、今すぐにも発作して倒れるんじゃないかと とってもコチラの方が心配になってくる荒い呼吸に圧倒されて、美しい模範演奏をうっとりと聴いている余裕もなく、 ただただ緊張したレッスンだったのですが、、、 今となっては、こんなに素晴らしいヴァイオリニストのレッスンを受けれたことは、一生の思い出です。 フォーレ:室内楽曲集 ローマ・フォーレ五重奏団、ナッシュ・アンサンブル、他(5CD)実は、今日は来週あるチェロの発表会の合わせ日だった。 その中の1人とフォーレのエレジーを演奏するのだが、 私は、正直あまり知らない曲だった。でも譜面を貰って弾いてみた日から、もしかして、最高にいい曲!かも? ってことを実感。 そして、早速、これは良いと、次回計画中のライブでも演奏できないかと、クラリネット版の楽譜を購入。 クラ版もオリジナルの調で書かれていて、なかなかグット。 むちゃくちゃ切なく感動するカッコイイ曲♪ 「夢のあとに」とか「シチアーノ」なんかより、ずっといい。 やっぱり、自分がこれ好き~!って思える曲だと、 練習しててもうっとりできて、曲に入り込めます。 しっくりくる・・・ってこういうことを言うのでしょうかね。 なんかそういえば、フォーレって全然CD持ってなかったなぁ~って思ったので、これも買ってみた。 ところで、先日書いた日記を読んで下さった生徒さんが、「音楽の正体」の単行本を貸して下さいました。今は、絶版だとかいうこの本、やはり、期待通りかなり面白いです。復刊をのぞみたいですが、どうやら、lemidoriさん からの情報によるとamazonのユーズドで買えるみたいです。
September 30, 2007
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ニコニコであった動画、これ、素晴らしい内容の番組です。 「音楽の正体 輪唱・カノン・対位法」こんなマニアックな番組があったのですねー。知らなかった。 他の20回の放送、全部みたいな~~~~。
September 18, 2007
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上の写真は、ドイツから一時帰国していた友人からお土産に頂いたものです。マジパンで作った飾りものだけども、食べられる?らしい。賞味期限は2年後になっています。バイエルン地方の特産物、白ソーセージのマスタード添え、赤カブとプレッツェル。さらに、お土産をリクエストしちゃいました。それは、ドイツの雑誌!最近、すっかりドイツ語から遠ざかっているので、せめて 雑誌でも読もうかと・・・。 どこが、トレンドなんだか意味不明な ダッせぃ~~ファッションやら、マズそ~~うなレシピやら、 ダイエットやら恋愛話などが面白いです。 さてさて、話は変わって、私は逆に、外国人から見る日本!というテーマはいつも気になります。最近、面白い動画を見つけたのでご紹介します。これは、何年か前にBCCで放送されたものみたいです。ちょっと古いですが…。Japanorama - Gaijin (Outsiders) Japanorama - Gyaruそれにしても、間違った先入観だなぁ~と別の意味で関心しちゃいますが。さらに、もっと面白い動画を友人が教えて下さいました!!なんと、この2人が製作したみたいなのですが、、、。最高傑作な日本の紹介です。日本の形 The Japanese Tradition - 鮨 sushi日本の形 The Japanese Tradition - 交際 Kosai 日本人にしか分からないブラックな感じ?!これを世界の人が鵜呑みにして、日本の旅行したらどうなるのでしょうか?
September 11, 2007
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先日から、私の勤め先の音楽教室のブログをオーナーと共に作成しました。同じ楽天内に2つオープンさせました。日記を書いているのは、私ではなく、他の先生ですが皆さん、どうぞコチラの方もヨロシクお願い致します。楽しい音楽教室大人が楽しむ音楽教室この9月で私もこの教室に勤めさせて頂くのが、8年目となりました。もう、立派な古株です。恐ろしいことに?新人の講師の方々と一回りも違ったりもします。素晴らしい経営者と同僚たちに恵まれ、そして、何よりもかわいい子ども達に囲まれ、有意義なレッスン生活を送れています。自宅でも教室を開いているので、何も遠い音楽教室まで教えに行かなくても!?って思いながらも、外の空気を吸うということは、やっぱり、そこでの出会いは楽しいものでありまた、同僚方や子ども達から教わることは、何にも変え難いものでもあります。教室は、この8年で随分と大きくなり、小さかったときの良さが薄れ始め、今新たな壁にぶつかっています。それを打破するのに、講師陣で色々と模索しております。今までは、何もと言っていいほど、講師会もなく、それぞれの先生の個性に任せられて運営されてきていましたが、これから、先生方で協力し合って、さらにいい教室、大きな教室、充実した教室を目指して頑張っているところです。先日は、教室をどうやったら心地よいレッスン室として、綺麗に保てるかや、次回の発表会等をどうやっていくべきかなどを話し合いましたが、次回からは、教材研究を一緒にやったり、生徒さんの励みになるようなアイディアを出し合っていったりするつもりでいます。もともと母体は、リトミック教室。そのリトミックは本当に尊敬できる、素晴らしいオーナーが指導しています。その指導力が定評で、ここまで大きくなったのだと確信できるくらい、傍目で見ていてもいい、楽しそうなレッスンです。また、リトミックというものは、その効果があまり目には見えず、習わせる親御さんには理解を示して頂くのには時間がかかりそうですが、いかに、その後の音楽人生に大いに役立つかが、ピアノのレッスンに引き継いだ時に実証されているのも歴然です。もちろん、それは、たったの一年とかでは全然意味がないかもしれませんが…。というわけで、私もいつまでこの音楽教室に身を置いてレッスンができるかは分かりませんが、大いなる発展に少しでもご協力していけたらと思っております。。。
September 10, 2007
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とても興味深い音楽会に行ってきました。皆さんお馴染みの、あの番組! 「ゆうがたクインテット」 これ結構、名演です~♪クインテット - スティリアの女・帰途 なんと、このフラットさんを吹いているのが 友人の恩師でして・・・。 アキラさんが最高~~~~~♪なアンサンブルでのコンサート。 実際は、クインテットでなくって、ヴァイオリン2本とヴィオラ、チェロ、コンバス、クラリネット、ファゴット、ホルンの8人編成のアンサンブル。今日のは、私と友人は場違いなような雰囲気。 だって、会場中、赤ちゃんや子どもを連れたママやパパ! 0歳児からOKなコンサートだったため、それも満席で、大賑わい。 アキラさんが、もうおかしくておかしくて。 会場中の笑いを取るのがウマイ。 今日のテーマは、「リズム」だったのだけど、 子ども達も、持ってきた楽器を音楽に合わせて 鳴らしたりする曲もあって、楽しそう! でも、何よりも、最後の方で演奏した、 オリジナル「ゆうがたクインテット」のオープニングテーマ をやった時には、子ども達の目の輝きが違いました。 みんな歌ってたし! それから、アキラさんが作曲したという、国民的ヒット曲、 「マツケンサンバ2」 もう、この曲になったら、子どもも大人も大興奮! オレーーーオレーーー♪ チャカチャカチャン♪の手拍子 マツケンサンバー♪ ああやって、会場を惹きつけウマさは、勉強になりました。 きっと、子ども達もママやパパも大いに音楽を楽しんで帰ったことと思います。 そして、テレビの力が驚異的!ということをあらためて実感しました。 コンサートの後、友人の先生とホールそばの居酒屋で呑みに! そしたら、後ろの座敷席に、子連れのママやパパ達の姿が。 そして、ついに、先生がフラットさんだ!!ということがバレ、 先生は、子ども達に囲まれることに! 大人気です~。 もう、先生は、フラットさんで、子ども達から絶大な支持を得られております。爆 というわけで、お陰で面白い体験できました。 また、東京でもあるみたいですよ~!是非お子様連れでいらしてみて下さい。
September 9, 2007
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あっという間に8月も終わってしまいました。私の指導している子どもたちの小学校では、2学期制の学校も多く、9月突入を前にして授業が既に始まっている子もいます。この時期の会話は、「宿題終わった?」「自由研究何やったの~?」で盛り上がりますね。子どもの頃は、あんなに長く感じていた夏休みですが・・・。私は、なんだかんだと本番が重なり、結局、夏らしい夏を過ごさないままでいました。でも、いつもよりレッスンスケジュールに余裕があったので、久しぶりに色んなお友達に会ったり、飲みに出掛けたり、、、と毎日過ごしていました。そんな中、同級生のお友達から、軽井沢ドライブのお誘いを頂き、1泊だけ行ってきました。仕事を終えてからの出発だったので、到着したのは夜。門限のない、夕食ナシでもOKの融通のきく素敵なペンションを見付けることができたので(この時期は、そういうペンションを見付けるのは至難の業でした)まずはチェックインして、荷物を置く。そして、私の幼馴染のご夫妻の経営する カフェ&バー へ!ご主人様にお任せしてチョイスして頂いた、カクテルを嗜む。 サイコーのひと時。 帰りは、代行運転をお願いして宿へ帰宅。軽井沢で迎えた朝は、すがすがしかったです。 クーラーなくても、気持ちいい空気。東京の40度の灼熱地獄からようやく開放された、素敵な朝。 ゆっくりとペンションの美味しい朝食を頂く。 こういう時間の流れ、いいもの。 ドイツと気候も景色もよく似ています。ペンションをチェックアウトして、オーナーに教わった 抜け道を使って、旧軽方面へと車を走らせました。 思ったよりも、混雑していなかったです。 今回は、旧軽はスルーして、「大賀ホール」に。 同行した友達のご友人が、地元FM局で働いていて、 ちょうど大賀ホールで本日より開催される音楽祭の準備で 来ているとのことだったのです。 無事にお会いできて、色々と話していたら、今日ある音楽祭の チケットを招待して頂ける事に! ・・・という事で、私達は4時からのコンサートに行くことに突如決めました。 それからコンサート開始まで時間があったので、さらに南に車を走らせて、下仁田の西野牧へ。 今回、軽井沢に来たのは、これが目的だったのです。 ここは、同行した友人のお知り合いのヴァイオリニストさんが建てた別荘&ギャラリー風変わりなモダンな建築物。 キッチンは、料理人が階段を下りて調理するという。 お風呂は、ガラス張りの外からも内からも丸見えの状態。 そして、ぽっかりと床に穴を掘った状態の浴槽。 トイレは、マジックミラーでできた壁。 トイレから外が丸見えだけど、外からは中は見えない仕組み。 (しっかし、用を足していてとっても恥ずかしい気分になる。笑) そして、家はギャラリーとして公開されているのだけど、 現代アートの若手作家達の作品が別荘の中に飾られていました。 とても興味深く数々の前衛作品をながめてきました。ヴァイオリニストさんは、大自然と大豪邸にご満悦のご様子でした。さらに、彼の秘密基地が地下室にあり、こっそりと見せて下さいました。美味しいエスプレッソをオープンカフェスタイルでご馳走になり、思いもよらず、とてもお洒落な軽井沢を堪能させていただきました。そして、再び、大賀ホールへと戻りました。 招待して頂いたコンサートは、 偶然にも私の母校の音大オケと合唱による、ガラコンサートでした。 素人にも聴きやすいプログラム。 前半のソリスト達の演奏は期待はずれ?で、残念だったけど、後半の歌手はさすがの美声でした。 大賀ホールは、思ったよりも狭く、前の方の席だった私達は、 オケの足元を見ながら演奏を聴く感じ。 響きは悪くはないけれど、でも、音が散ってしまうホールかな。 至近距離で演奏を聴くにしては、あまり伝わってこない。 それは、演奏のせいか、ホールのせいか分からないけれども。。 でも、軽井沢でコンサートが聴けるなんて思いもしなかったので 楽しい思い出になりました。 そして、帰り道、高速からどこかの大花火大会の打ち上げ花火を夜空に見ることができました。東京に帰ってきて、翌晩は、高円寺阿波踊り を見てきました。私は、毎年のように見る阿呆!中学からの同級生ピアニストと留学時代の友人建築家の二人がそれぞれ別の連で踊る阿呆なので、地図を見て、予定コースを見て、人混みを掻き分けて追っかけするのが、醍醐味なのです。見る阿呆になって、私は毎年、夏の終わりを感じます。 ココをクリックすると、私が携帯で録った阿波踊りの動画をちょこっとだけご覧になれます。
August 31, 2007
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暑いですね。今日は音楽教室に出掛けたのですが、ちょっと驚いたので思わずシャッターを切ってしまいました。なんと、近所の川辺で、今晩、花火大会があるとかで、、、浴衣姿で、レッスンに登場した子が2名。手を交差する曲では、袖が邪魔そうだけど、ま、カワイイから許すか・・・。
August 1, 2007
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数日前、某オケの某セクションのオーディションのため ピアノ伴奏者として同行今まで幾度かドイツやら日本のオケのオーディションは受けたことあったが、国内地方オケはこれが初めて。何処のオケとは書かないけれども、見て愕然とする年収。 0が一桁足りないのじゃないの~って目を疑った契約内容。 こりゃ、東京から伴奏者連れてって、旅費&ギャラ払って わざわざ受けに来て、受かったところで生活できるか否か 非常に奏者が哀れとしかいいようがない あらためて、日本の音楽家の悪待遇さに同情 とにかく、本日の合否にかかわらず、美味しいもんでも ご馳走してあげるのが、伴奏者としての心得じゃないかと? いや、自分が食べて旅を満喫したかっただけか?しかし、この日は暑かった。 ココはおそらく東京の5度は高い? 見よ!この青空。 東京出発時は雨だったのに、は一つも見えなかったのに・・・ 目的地に近づくにつれこの空に様変わり いずれ、これらの画像から何処のことかとバレるでしょうが、ご想像にお任せするとして・・・。着いた所は、とある田舎町。 駅前のタクシー乗り場には、タクシー1台もおらず 少々ビビったものの、しばらく待つとちゃんときた。 ホールまで歩かないでよかったと思うほどの充分な距離。 ホールは、想像していたものよりもかえって立派で 田舎町に合わない建造物。 しかし、通された控え室に驚く なんと、畳部屋。一応、ちゃんとしたホールの楽屋っぽかった けど、こんな部屋あるんだ~。 待ち時間も長い。この辛抱も奏者を泣かせる。 ひたすら暇。とくにピアノ奏者、やることなし。 ロビーに漏れてくるオーディション会場の音で、嫌な予感。 ピアノの音がやけにキャンキャンしている。私の一番嫌いなタイプの音 そしてついに、私達の本番。 中はホールではなくって、フラットな会場。 嫌な予感的中。 超広い銭湯場のような、響き。グワングワ~~~~ンそして、ピアノは、ヤマハで、オンボロ・ポンコツ 音程最悪。キモイよ、このウネリしかも、弾く度に何かに反響して、 (たぶん、譜面台?もしくは、中途半端に空いている蓋か?それか弦?) よく分からなかったけど、ピアノ音とは全く関係ない雑音が ビーーーって聞えていてウザイ 前奏の時点で、焦りまくった。 しかし、ソロパートの音は、ピアノ音に増してさらに轟き 豪快な演奏で、無事完了。 私としては、かなり不満な伴奏で、迷惑掛けたかと反省 だったのだけど、相方は喜んでくれていたから、まあOK? とりあえず、あんなヒドいピアノで弾かせるなぁ~って ぶちまけたかった。。。 往復4時間半、待ち時間たっぷり、演奏時間ものの5分 はい終了なんてヒドイんだ~ 終わったから、次はオケスタ。 もう役目なしになった私は、一足先に 田舎町の駅に戻る。 今度は、タクシーでなく、徒歩で しかし、方向音痴の私は、その選択が大間違いだった。 ジリジリと強い日差しが照りつける中、 幸いにして持参していたサングラスでどうにかなったが、 歩けど歩けど、駅には辿り着かず・・・。 途中でなんと、3人の通り掛かりの人に道を尋ねる。 「駅はどこでしょうか?」 「この道真っ直ぐ] なのに、着かない。何故だ~~~~。 おそらく、2、30分さまよった。 あとから考えると、最初に道を尋ねたオヤジは、いい加減だったのか? 親切に教えてくれた婆さんがボケていたのか? 最後に尋ねた若者が、正しい道を教えてくれた。 ようやく線路が見え、どうにか駅到着駅前の本屋で、ミニミニガイドブック購入。 行ってみたかった歴史的ミュージアムやらは、本日閉館日なり。ガクン。 なのでまずは、とある有名な神社に足を伸ばすことに。これまたデカイ境内。駅降りて、行けども行けども 入り口が見当たらず、結局、神社周囲を半周ほど歩いたか?境内の木陰を歩いて少々涼む。 素敵な趣のある神社。 今日の合格祈願をしてきた 国宝や重要文化財の品々を拝観する。 見終わって、すっかり干なびた身体を癒すのにコーラを購入。 すると、電話がなった 「見事、」 あら~、残念!!しかし、それが結果、仕方ないお役に立てず申し訳ない気分になりながら、待ち合わせの 駅まで、地下鉄で向かう。 合流して、最大の目的??を達成感動的な味とにかく、ウナギの味が香ばしく、味がしっかりしているから 非常に旨い。 わさびとも相性いいし、出汁の食べ方もいい感じ。 サイコーーーそれから、シャチホコ目指してひたすら、歩く これまた行けども行けども天守閣が見えてくる様子なし。 2、3キロは歩いただろうか? ようやく、外堀が見えてきた。 もう閉館していたので、外から見ただけだけど、、、 強い日差しで逆光のため、シルエット写真に なっちゃったけど、これぞ城。それにしても、小さい。。。 どうりで天守閣を探すのが大変だったわけだ。 さすがに、歩きくたびれ、バスに乗り駅へ。 最後に、胃袋は、既にいっぱいなのに、さらにまた 実によく食う女それにしても、そのカロリーを消費したかと思うほど歩いてくたびれたこの街、道路が片側4車線で非常に広いのですね。地図で見るより実際に歩くと本当に遠いい。信号を渡るだけでもかなりの距離。東京の狭い空間との違いを感じ帰路につく 一緒に行った年下の相棒は、オーディションを終えたら真っ直ぐ家に帰ると予想していたらしい。無理に付き合わせたものの、非常に喜んでくれた。「心の余裕がない自分を気づかせてくれた。キミからそういうことを今回、学んだヨ」と言ってくれた。いいのか分からないけど、オーディションとはいえ、せっかくなら楽しまないと私は非常識なのかな。でも、次回も頑張って
July 26, 2007
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私は鉄子じゃないけど、今、鉄道はとっても流行ってますよね~。そして、鉄道と言えば、電車の発車メロディーがありますが、たぶん、もうYoutubeでご存知かな?ピアノで弾いているこの動画、すごいです! 黙々とメドレーで、あのホームで聴くどこかで耳にした事のある音楽を奏でます。しかも、スタイウェイだし暗譜?だし。JR東日本 駅発車メロディーメドレー第1弾JR東日本 駅発車メロディーメドレー第2弾 こんなに種類があるんだ~!!なんて思ってしまいますが。気になって調べてたら、こんな動画も発見。発車メロディの秘密じつに奥深い・・・。あなたも、発車メロディー弾きたくなってきたら、こんなサイトありますよ。楽譜:音と鉄道のコーナーところで、先日、生徒さんからお借りしたCD刑事クラ ~モーツァルト殺人事件~が、なかなか面白かったのですが、これを演奏している杉ちゃん&鉄平というクラシックピアノとヴァイオリンのデュオが、新しいアルバムを出したのだそう!!その名も、 電クラアルバムについて、詳しくは、ここに記事載っています。杉ちゃん&鉄平、このデュオ、なかなかやるじゃん~って思っちゃいました。このCD是非買いたいところ。そして、ライブも一度聴いてみたいな。お2人のデュオがたっぷり聴ける動画もありました。是非ご覧下さいね~!
July 5, 2007
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音楽教室の大発表会2007 (当日までのプロジェクト編)(発表会当日編)の2つの日記の続きです。・・・ところで、発表会を無事に済ませたその晩、私は同僚の一人と至福の一夜を過ごしたのでございました~!!笑この勤務先の教室の近くにある、でも一歩も入ったことのなかった街の真ん中にひときわ大きくそびえ建っているずーーーっと憧れていたホテルに一泊したのでした。しかし、打ち上げでの末のドロ酔い状態でのチェックイン。夜な夜な盛り上がるつもりだったのに、バタンキュー。翌朝は、ゆっくりと目覚めレイトアウト。癒されました。そして、超ゴージャスな鉄板焼きで極上のステーキランチを堪能したのでした。ホテルの名前の通り21階からのビューは、教室のある街全体が見通せる景色。毎週、遠いい遠いいと思いながら通っているこの街ですが、通えば都?気が付けば、教室に勤め始めて8年です。私にとってはあっという間の年月ですが、子供達の成長は著しいですね~。
July 3, 2007
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前回の日記、音楽教室の大発表会2007(当日までのプロジェクト編)の続きです。いよいよ発表会当日となりました。一生懸命頑張って作成したプログラム、印刷業者さんの手に掛かり、こんなに素敵に仕上がりました。それにしても、ページ数は、12ページ。ぎっしりと名前が連なっています。土曜日・日曜日の朝から晩まで続く長い二日間です。プログラムは、一日が3部構成。午前の第1部と午後に第2部と第3部。生徒さんはそれぞれの出演なさる部にだけご参加頂ければいいようになっています。でも、、、先生方は、舞台袖でご自分の生徒さんを見守るだけでなく、色々な役割が待っています。実行委員だった私は、2日間全ての部に役割がありました。一人で何役も!土曜日:第1部(10時~12時半)にホール扉の外側監視 第2部(13時~16時)に記念品渡しとコーラス「ビリーブ」の伴奏 第3部(16時~19時)にホール扉の内側監視 日曜日:第1部(10時~12時半)に出演者誘導係 第2部(13時~15時)に記念品渡し 第3部(15時~18時)にホール扉の内側監視と二組のヴァイオリン伴奏 でも、結局、自分の生徒さんが出演する部では舞台裏に居なくっちゃならなかったり途中から足の裏が痛くって、立っているのも苦痛になって、思うようにちゃんと働かず他の先生方に助けられて、なんとか二日間を無事に終えたかな。ご迷惑掛けたかも??なんと、最後の部のオオトリを飾った大人のヴァイオリンの生徒さんの伴奏をしたのですが、その時には、頭がボーってなっていました。その前に、舞台上に出て行って、グランドピアノ(フルコン)の蓋を開けたり閉めたりする作業を立て続けにやっていたら、ついに力尽きて、もう腕の力が~~~ってついに、蓋を持ち上げられなくなって、途中でダウンして他の先生に代わってもらったり。今回は、初めての試みで、各部の終了した段階で、出演者全員でステージ上でコーラスをする!というのがありました。オーナーの提案だったのですが、時間短縮の意味を考えても、絶対に嫌~!っていう講師陣の反対意見が多かったのです。しかし、実際やってみると、なかなか素敵なハーモニーが会場いっぱい響き渡り、発表会の成功を実感した瞬間を味わえたような気持ちにさせてくれました。第1部では「さんぽ」・第2部では「ビリーブ」・第3部では「翼をください」を歌いました。知らない子供達とは、発表会前のレッスンで何度か練習しました。子供達って私達が想像している以上に、歌を歌うのが好きなんですね。生徒さん達は、思い思い今まで練習してきた成果を舞台で表現していました。その一生懸命な後ろ姿は、舞台袖から眺めていると本当に感動しちゃいます。そして、舞台から戻ってきて、「どうだった~?」って聞くとみんな、「うぉ~ドキドキした、でも、すっごく楽しかった~!!」目が輝いています。この時が一番、ピアノ講師としても嬉しい瞬間です。●Hちゃん(小3) 「きらきら星変奏曲」:J.C.F.バッハ 賢くって音楽的でよく指の回る子なので、ちょっと難曲に挑戦 だったけど、バロックをバロックらしく弾けてました。 ひとつひとつ変奏ごとに表現を変えて演奏できました。 もっと芯のあるいい音が出せれるようになるのが、これからの課題です。 ●Sちゃん(小4) 「エオリアンハープ」「サマータイムブルース」:ギロック いっつも全然自信のなさそうに弾く子。なので、案の定、演奏前も演奏後も舞台から後ろを振り向き、舞台袖で見ていた 私の顔を見たりするものだから、そのことは、叱った。爆 でも、ペダリングは上手くいったし、素敵に弾いてました。 2曲目はちょっと元気なかったなぁ。 ●Rちゃん(小1) 「カスタネット」:ギロック 音がしっかりしていて、まじめに練習してくる子だったので、 背伸びした曲だったけど、選曲。 本番もとてもいい音でカッコよいリズム感を出してペダルも付けて素敵な 演奏できました。来年は、もっと指が回るようになれるといいな。 ●Mくん(小1) 「エチュード・アレグロ」:中田喜直 上手な子なので、大曲にしてみましたが、やっぱりこの年齢では限界だったみたい。暗譜はできてはいたものの、エンドレスになる可能性があって、かなり心配が予想され、お母様とのご相談の結果、楽譜を置いて弾きたいということに。 とは言え、本番は、トチることもなく、ちゃんと弾けました。 あとは脱力ができるかが課題です。 ●Mちゃん(小2) 「君をのせて」:久石譲 美声の持ち主で歌の一番上手な子だけど、全然練習してこないし、ピアノとしては、まだまだ完全な初心者だけれども、、、 両手で弾けました。間違わないで演奏していたので、満足。 音感は誰よりもあるので、これから楽譜とじっくり向き合う勉強していきたいです。●Kちゃん(小2) 「メヌエット ト長調」:バッハ 彼女もピアノ初めて間もなかったのだけど、自分でやりたいと 言った曲にしました。 片手ずつ歌いながら弾けるようにしたら、ちゃんとポリフォニーも弾けるようになりました。 ちょっと転んだパッセージがあったけど、でも、無事にきちんと弾けました。 ●Hちゃん(小3) 「ミッキーマウスマーチ」:ドット やっぱり初心者で、どうしようもない不器用で弱い指の子で、心配だったのだけど、初めての発表会としては、相応しく元気よく弾くことができました。出だしの指使いを間違えて弾き始めて、2小節目で止まっちゃったのが残念でしたが、自分で分かって直せていたから良かった。 ●Rちゃん(小4) 「愛の挨拶」:エルガー 普段は、ブルグミュラーのRちゃんにちょうどいいレベルの曲でした。左右のバランス、ペダリング、そして、歌うようなフレーズをすごくレッスンで気を使いましたが、本当に大人っぽくいい演奏ができました。 ●Aちゃん(中1) 「マズルカ第5番」:ショパン 一番才能があるのに、一番練習してこない困ったちゃんだったAちゃんも、ブルグミュラーになってから、練習するようになって、うんと上手になりました。今回のショパンは大人顔負けのいい演奏だったのではないかな。 しかし、何箇所かミスしたので、本人は不満足だったよう。 ●Aちゃん(中2) 「パガニーニの大練習曲6番・主題と変奏」:リスト 2ヶ月前の私の生徒さんの発表会で、シューマンのソナタト短調を弾いた子。 今回は、短くて派手な曲を考えてテクニックのある彼女の良さを最大限に発揮できる曲にしました。 いつの間にか私より手が大きくなっていて、余裕でオクターブを掴んで、連打も跳躍も大きなミスをせずにしかも、音楽的に弾いてました。 まったく緊張しないという彼女は、ほんと、怪物!! ●Sちゃん(小1) 「世界中のこどもたちが」:中川ひろたか 初めて発表会のうえに、この歌が好きだから弾きたいといった曲にもかかわらず、リズム感が全然なくって、歌詞よりも音が多かったり、へなちょこなリズムになっていて、レッスンではてこずりましたが、、、本番は、ミスなしの、とってもいい演奏ができました。 ●Mちゃん(小4) 「小犬のワルツ」:ショパン 彼女は、ヴァイオリンも演奏して、大活躍。 この年齢で、この曲をインテンポで弾けたのは、素晴らしかった。でも、緊張していつもよりも、ミスが多かったのが残念。 それでもワルツの3拍子が素敵に弾けていました。 ●Eちゃん(中3) 「ワルツ 遺作」:ショパン この年齢にして、ピアノ歴一年、ソロ初舞台。 そりゃあ緊張して当然です。彼女の手は震えていました。 何箇所か左手の和声が違っていましたが、メロディーラインは 滞ることなく、ちゃんと歌えて弾けていました。 これからの成長が楽しみな彼女です。 私の生徒さんで出演したのは、上記の計13人。みんな本当によく頑張って、いい状態で舞台にのぞめて、今年は大きな課題を残した子は一人もおらず、みんなで喜びを分かち合えました。中2のAちゃんは、この教室に通い始めて10年目ということで、継続賞を受賞しました。私は、彼女の2年目から引き継いだのですが、立派なピアニストへと成長してきたのをこうやって見届けられて感慨無量でした。心配だったタイムスケジュールは、一日目がちょっと押した程度で、二日目は適度な時間で終わらせることができました。やっぱり、エクセルで時間計算したのは、良かったんじゃないかなぁ~。来年は、このデータを元に更なる改善ができるようにしたいもの。そして、最も心配していた会場の騒音問題。今年は、一番左前の扉を「出演者専用出入り口」として設け、そこに誘導係をつけて舞台袖まで出演者にとって分かり易いようにできたのが、なかなか良かったみたいで、スムーズにできました。なので、会場内もわりと静かだったかな。それでも、クラシック音楽の聴き方マナーをご存知ない会場のお客様が、演奏中にもかかわらず、席を移動したりするのが残念ではありましたが。でもこれも、地道な努力をこれからも続けていくことが一番いいのではないかと。音楽教室の大発表会ってだけれども、疲れるだけではないのです。素晴らしい素敵な同僚の先生方が沢山いらして、それぞれの先生方が、それぞれの生徒さんへ、どういう風に音楽を導入しているのか、それを舞台上の生徒さん達の演奏を通して伝わってくるのを聴くという楽しみがあるんです。それは、自宅の個人教室での発表会で自分の生徒さん達ばかりの演奏を聴くだけなのとは全く違った刺激的な部分でもありますね。こんないい曲あるんだ~って新しい発見もあるし。こういった生徒さんには、こういう風にレッスンをすればいいんだぁ~なんて、聴きながら大変勉強になるんです。そして、何よりも面白いのが、それぞれの先生の個性が生徒さんに本当によく表れるです。誰の生徒さんかすぐに分かっちゃうくらいに!この発表会が無事に終了したら、講師一同で打ち上げがありました。なかなかいつもは、各々のレッスンで他の先生とゆっくり会話している暇がないのですが、こういう時は、本当に楽しく盛り上がります。ピアノ講師同士として、ピアニストとして、音楽家としての会話、これほど楽しいものはありません。またまた、いい同僚の方々に恵まれて幸せだなぁ~って思いました。
July 3, 2007
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