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(5)兄の死に「チコ」は…兄の後ろをついて歩き、兄の行動を真似ることで自分の存在を肯定していた感のあった「チコ」にとって、「キコ」の死は余りにも唐突で、生まれて初めての衝撃的な出来事だったに違いない。ある日突然、よりどころとしていた存在が消滅してしまったのだ。“死んだ”ということさえ認識してはいなかったはずである。もしかしたら、ほかにもいたであろう兄弟のように、ある日突然引き離された、という認識を持ったかもしれない。「チコ」はしばらく遠くを見詰める毎日を送っていた。どこからか聞こえてくる兄の声や気配を感じ取りたいと願っていたのかもしれない。窓やドアの外に神経を配りながら、どこともない空間を見詰めて、部屋の片隅にちょこんと座っていた。「チコ」が、“兄はもう帰ってこない”と覚悟したのは、定年を迎えた父が、「都会に住んでいる意味はない」と、これまた意味のない理由で、故郷でもない田舎に引っ越すと言い出し、新たな居住地に移ると決めたときだった。家に出入りする不動産屋や運送業者に対して、異様な匂いをかぎとった「チコ」は、不安と不服に満ちた表情をしていた。しかし、「チコ」は沈黙を通した。兄の不在が彼女を寡黙にしたのかもしれなかった。「兄の所在を知っているのはこの家(や)の人々なので、騒いで事を複雑にしてはいけない」と思ったのか、「騒いでは、この家の人々に兄のように葬られる」と察知したのか、いずれにしても、おかしなほど静かな時間を過ごしていた。父も母も、「チコ」の大人しさは「キコ」の死のショックによるものと確信していた。私は、わずかにそのことに疑問を持っていた。「キコ」の猛猫ぶりに隠れていたが、「チコ」の駄猫ぶりは半端ではないと実感していたからだ。そしてその疑問は、早晩確信へと変化することになる。意味なく田舎に移住すると、両親が決めたときから。ほどなく、「チコ」の「駄猫」ぶりが炸裂する。驚くほどのパワーをもって。
2007.03.03
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上野動物園の、唯一日本国籍のパンダが死んだ。これからは、中国から贈呈されない限り(ワシントン条約から考えて難しいだろう)、パンダを日本のものとするのは不可能だ。仕事の関係で、少し前にちょっと調べる機会があったので、知っている限りのことを書くと、現在、神戸の王子動物園の2頭と和歌山の白浜アドベンチャーワールドにいる6頭が日本にいるパンダのすべてということになる。ところが、この8頭はすべて中国のものだ。日本は「繁殖研究」を手伝うという立場であって、所有権は中国にある。つまり、「レンタル」しているということになる。レンタル料はつがいで年間1億円だそうだ。アドベンチャーワールドの6頭は、繁殖用にレンタルした2頭以外は日本生まれなのだが、国籍は中国で、「返せ」と言われたら、返さねばならないらしい。現に、日本で生まれた3頭が中国に返却されている。つまり、中国のためにお金を出し、多大な労力をかけて繁殖を手伝っていて、そのデータをすべて中国に提供しているが、すべては“国際貢献”の一種として片付けられてしまうという話だ。実に割が合わない。が、政府が容認しているのだから、国民はどうしようもない。こんなことになったのはなぜだろう。それは、パンダの数が激減してしまったことにある。現在、中国に生息するパンダはわずか1600頭くらいだそうだ。珍しい配色の毛皮が目的の乱獲もあるが、パンダの生息地である四川省からチベットの自然環境が悪化したことが原因のようだ。中国のチベット侵略によって、パンダ生息地域に分け入り、森林を伐採して大量の木材を奪い取った。パンダは奥地へと追いやられ、生息環境の悪い中で生き延びるしかなかった。パンダというと、笹や竹を食べているイメージしかないが、実は肉食なのだ。クマと同じで、動物性タンパク質が必要な体なのだ。ところが、山の奥地、しかも高地に追いやられてしまっては、動物を捕獲することができない。仕方なく、そこで得られる笹を食べるようになった。パンダの胃腸は肉食用にできていて、植物を消化するのが苦手で、それをエネルギーに変える能力も低い。勢い、たくさんの笹を時間をかけて食べる必要があり、エネルギーを使わないように寝て時間を過ごす。食べている間以外は眠っているのだ。1日に14時間は食事をし、残りは眠っているということだ。繁殖力が低いことの根本も、こうしたいびつな生活体系にあるのかもしれない。中国の外交の道具にされているパンダだが、こんなかわいそうな歴史をつくったのは中国なのだ。絶滅危惧種に指定されたかわいそうなパンダは、これからも人工授精だの、強制的な自然交配だのをさせられながら、人間に利用されていく。たまたま、愛らしい外見を持ってしまったために。チベット問題とパンダ、切っても切り離せないということを日本人は忘れてはならない。だから、リンリンが死去したことで、安易にレンタルを要請した日本政府は、国際的に避難されるべきなのかもしれない。違うだろうか。
2008.05.04
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私は肩凝り性です。制作の仕事のときは、パソコンを20時間使うなんてことも珍しくありません。座りっ放しだと血行も悪くなるし、同じ姿勢を続けていれば、背中や肩の筋肉も固まってしまいます。キーボードを敏速に打つので(「特打」というタイピングソフトでは、10分間で1300字以上打ちます)、腕も目も疲れます。ところが、“肩が凝った”という自覚がありません。なので、マッサージに行ったりすることも余程のことがないと(吐き気がするとか首を回すと変な音がする)ないので、いつも凝っているという状態なのだと思います。出張に行ったとき、ビジネスホテルにマッサージ師さんを呼ぶのが楽しみだった時期があります。いまから5~10年くらい前でしょうか。女性のマッサージ師さんを呼ぶと、必ず「あら、若いのに」という説教が入ります。でも、肩や背中に指を当てると「まぁ、えらく凝ってますね」というのが常でした。マッサージはそのときと、以後1~2日はいいのですが、すぐに元に戻ってしまいます。それもそのはず。原因を是正しないのだから。で、マッサージに行くのをやめました。お風呂にゆっくりつかったり、温泉旅行に行ったり、ちょっと激しい運動をしたりすると、凝りがほぐれるということを知ったこともありますが、折からの不況も手伝って、40分かそこらで5000円も支払うのが苦痛になったのです。ここのところ(半年ほど)、とても忙しく、今年に入ってからは、休日が取れずにいます。久々の忙しさです。といっても、「忙しい=儲かる」ではないのがつらいところ。それがより「凝り」に拍車をかけるのかもしれません。首、肩、背中が、自分のものでないような固さと重さで私を苦しめます。食欲はあるのに食べられないという状況。少し食べると背中に激痛が走る。凝りのせいで消化器の血流が滞り、その苦痛が背中の神経に伝わるのだと思います。“これはいけない”と、凝りに対する応急処置を施しました。肩凝り性の人はぜひ試してください。☆背筋を伸ばしていすに腰掛けます。☆後頭部を両手で持ち、両手の指を組みます。☆息を吐きながら肘を閉じていきます。このとき、肩甲骨を広げるようなイメージで背中に力を入れます。☆そのままの姿勢で息を吸い込み、次に息を吐きながら両手で後頭部を押して頭を前傾させます。背筋をピンと伸ばしたままです。☆これ以上前傾できない、というところで10秒間キープ。☆息を吸いながら力を緩め、ひじを開きます。☆ひじを真横に開いたら、息を吐きながら胸を反らすと同時に肩甲骨を寄せるようなイメージで背中に力を入れます。この一連の動作を10回。その後、首をぐるりと回し、痛いポイントは念入りに伸ばします。頭に手を添えて、より強く伸ばしても効果的。お風呂でぬる目のお湯につかりながらなら、なお効果的。これで、首、肩、背中の血流が改善して凝りが軽減されるはずです。肩こりは、骨盤のゆがみや歯の噛み合わせ、仕事中の姿勢、運転の癖、靴が合う合わない、筋力のバランスなど複数の要因がありますので、それを改善しないと根本的な治癒には結びつかないのですが、とりあえずの応急処置としては、効くのではないかと思います。いま肩が凝っている、という人、お試しを。
2007.05.02
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最近、魚介類の価格が不安定で、輸入の養殖モノ以外は高価になる傾向が顕著になっていました。イカは中でも顕著で、スルメイカが1杯300円もしていました。スルメイカは「刺身」「焼き物」「煮物」「天ぷら」「唐揚げ」と、いろいろな料理に変身するので、重宝します。けれど、1杯300円はちと高い。もちろん、料理にしたときの価値と300円を比較したわけではないのです。旬のときの値段を知っているので、それが基準になっているというだけで、決してスルメイカ自体の価値が300円以下、と言っているわけではありません。そんな究極の価値論は別にして、きのう、スーパーで、スルメイカが1杯100円で売っていました。色も鮮やかな赤茶色をしていて、鮮度もよさそうです。2杯入りパックを思わず買ってしまいました。1杯は、「塩辛」をつくることにしました。つくり方をざっと。1.胴体に指を突っ込み、ワタと本体をつなげている筋をはずして軟骨を取り除き、そぉっとワタ袋を抜き取ります。2.スミ袋を破らないように慎重に外したら、目の上のところで切り離します。3.お商売人さんなら、ワタに塩を打って1日寝かせ、水分を抜くのですが、すぐに食べ切る量しかつくらないので、そのままのワタを使います。ワタ袋をしごいてタッパーに中身を出し、酒と塩を適当に振り、撹拌します。4.ゲソは吸盤のところに堅い殻があるので、塩をふってしごいて洗い、丁寧に取り除きます。3cmくらいに切ります。5.身はエンペラの付け根を指ではずし、そこから皮をむきます。切り開いて適当な大きさに切ります。6.ゲソと身の水分をよく拭き取り、ワタに漬けます。これだけです。1日に2回くらい混ぜ返し、味を見て塩加減をします。少ししょっぱいくらいに。3日もすればまろやかになり、食べごろを迎えます。もう1杯は、肝入りイカのパスタにしようと思います。これもつくり方をざっと。1.スパゲッティ(1.6mm)を水1Lに10gの割合で塩を入れたお湯でゆでます。2.ゆであがる5分くらい前になったら、フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたニンニクを入れて火にかけます。香りが立ってきたら、バター(2人分で30g程度)を入れ、ワタを投入します。少し火を入れたら、醤油と酒、塩(ゆで汁の塩味を計算して)、粗挽き黒コショウ、隠し味に少々の砂糖を入れてソースをつくります。そこに、輪切りにしたスルメイカとゲソ(1杯分)を投入し、炒めます。3.スルメイカに火が通ったら、ゆで汁(お玉1杯分くらい)とゆであがったスパゲッティを投入し、フライパンの上でよく和えます。パセリのみじん切りかイタリアンパセリなど緑のものを加えて出来上がり。味付けをシンプルにすることで、肝のコクが際立ちます。てなことで、旬を迎え、肝のボリュームが増してきたスルメイカの味わい方でした。スルメイカ1杯で二人分のパスタができる……、だれにご馳走しようかしら。
2008.08.16
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昨夜、21時過ぎあたりに、みぞおちに違和感を覚えた。このくらいの時間になると、「胸焼け」が起こることがある。しかし、いつもは抗がん剤を抜いた後、数日してからの症状だった。まだ抗がん剤を入れている途中に起こったことはない。今回に限って、いつもと違う行動をしていた覚えはない。いつものように治療後、抗がん剤を脇に吊ったまま寿司とビールで遅い昼食を取った後自宅に戻り、冷たいワインを飲みながら、到着したメールを処理したり、YouTubeを鑑賞したりしながらまったり。昼食が遅かったので、20時くらいになっても腹が減らず、こういうときの裏技、「干し芋」やナッツなどを食べながらスコッチをすこっち入れた温かいコーヒーを飲んでいた。と、胸焼け。22時過ぎに、見ていた番組が終了したので、「きょうは少し早めに寝よう」と、ベッド(見栄を張った。まだマットレスのみ)に入った。すると、胸焼けの圧迫感(痛みとは少し違う)が喉元(食道)に上がって来た。噴門部から口腔の少し手前まで、上下しながら圧迫してくる。圧迫感の強さが尋常ではない。“痛み”に近いのだが、“熱さ”とか、“膨張感”とも言える。「出血してないか?」と疑うような、喉の違和感が加わる。「歩いて救急外来に行けるか?」と考えた。ある程度、入院できる荷物を持って、通っている病院に行くことを考える。「タール便が出てきてからでいいか?」だめだ。タール便が出てきたら、動けなくなる。いま、意を決して家を出るか、動けなくなってから救急車を呼ぶか。切羽詰まったが、とりあえず上体を起こし、喉の圧迫感を下に降ろそうとする。しばらくすると、幸いにも、噴門部辺りまで降りてくれた。「これでは、今夜は眠れない」ここで、やおら虫けらお得意の妄想物語が始まる。気がつくと、怖い主治医が部屋にいる。怖「どうした? 異常があるんか?」虫「はい。初めての副作用です」というような会話から始まって、怖い主治医が的確な判断をして、虫けらの動転を静めてくれるというストーリー。つまり、怖い主治医の的確な判断は、虫けらがしているわけで、ある程度の原因と対処がわかっているということだ。結論は、クッションで上体を起こしたまま横になり、喉への負担を和らげると同時に、怖い主治医との妄想の会話をしたり、YouTubeを見たりして過ごした。途中でトイレに行ったついでに薄めたアクエリアスを飲む。問題ない。急性期症状は治まった。しかし、胃の圧迫感はまだある。「胃」という判断が怪しいのだが(「膵臓」の可能性も否めないのだ)、とりあえず、上体を起こした態勢でYouTubeをを見ていたら、3時過ぎにだいぶ楽になった。怖い主治医と会話する妄想を繰り広げていたら、4時ごろに眠ったようだった。朝、8時前に目覚めた。胃にも、喉にも違和感はない。しかし、何かを飲んだり食べたりする気にならない。また、あの圧迫感が戻ってきたら、病院行きになってしまう。きょうは怖い主治医の外来診察の日。電話をして、対処法を聞こうにも、隙間なく行われる診察の合間に直接話を聞くことはできないだろうし、「とりあえず、病院に来てください」と、怖い主治医の指示を聞いた看護師が折り返し電話をくれ、それに従うということになろう。症状がない状態で病院に行ったところで、的確な診断ができるのだろうか。薬をもらって帰ってくるくらいなら、このまま我慢しよう。「とりあえず何かを食べて、また症状が出たら電話をしよう」と判断して、早い昼食を取ることにした。煮物とカキフライを食べる。ワインと共に(ワインは、炭酸と氷で薄めている。一杯の量は1オンス程度)。何ともない。怖い主治医が診察を終える15時過ぎまでに何もなければ、何事もなかったことにしよう。もし、土(祝)日に酷いことになったら、救急外来に電話して、対処法を聞こう。怖い主治医に負担をかけるより気が楽だ。が、この時間(22時)になっても、全く症状が出ていないので、きょうは大丈夫だろう。あすは自己抜針して、外出したいと思っている。さて、どうなるか。今夜も、妄想物語を展開しようか。どんな展開にするか妄想しながら、もう少しYouTubeを鑑賞する。これって、怖い主治医の「変態」とどんな違いがあるだろう。私の妄想に「エロ」要素はないのだが、ありもしない物語をつくったり、怖い主治医のセリフを勝手に考えたりする行為は、「変態」と言えるものではないか。これが高じると、三文小説を創作し出すのだ。そのときは、エロ要素満載のものにする。前回は、経済学者の佐山先生相手だった(もう20年近く前)。……今回は難しいかも。怖い主治医相手にエロ妄想をしたことが一度もない。あ、そうだ。その理由を、中学の同級生(男性)と会話していたときに解明したのだった。そのことも披露しなければ。 妄 動
2024.11.22
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近くにあるし、一般的なスーパーにはないちょっと変わった、というか、おしゃれな、というか、私の日常生活の少し外にある食材や惣菜を求めて、割とよく行くのが成城石井。しかし、ほとんど何も買わずに帰ってくるのがいつものパターン。パンは余りというか、ほとんど食べないし、置いてある酒はワインがほとんどで、スコッチや焼酎を探している私の希望を叶えてくれることはない。それでもたまーに、珍しいスコッチを買うこともある。本当にたまーに、だが。弁当系は買ったことがない。売り場自体を余り見ないので、どんなものがあるのかよく知らないのだが、パスタや飲茶系など、おおよそ昼ごはんにしたことがないようなものが多く、お値段もそれなりに高い。惣菜コーナーは、一応一通り見ることにしている。サラダとか、カクテルシュリンプなどは結構購入する惣菜だ(カクテルシュリンプは、容量が多くなり、一人では食べ切れないので、最近は遠ざかっている)。お菓子はほとんど買わない。ご当地ものを「ないかなぁ〜」と探すことがあるが、大抵ないし、甘い外国のお菓子は性に合わないので、サーっと見るだけである。そんな中で、リピートしている惣菜がある。漬物や練り天などが置いてあるコーナーにひっそりと積まれているのが「いわし甘露煮」だ。今回は17尾入っていたが、重さで管理されているので、いわしが大きいときは、もう少し数が減る。このサイズで699円。17尾入ってこの値段はお安い!しかも、とてもおいしい。香り豊かなごまがたっぷりまぶしてあって、いわし独特の魚臭さが全くない。甘く煮てあるので、好き嫌いはあるだろうが、保存食なら、この程度の甘さは必要だろう。ちょうどお節料理をイメージするとわかりやすい。日持ちもするし、お酒のアテにも、ご飯のおかずにもなる。これは、最近必ず購入する。それと、もう一つ気に入っているのが、「山形 赤かぶ漬」だ。赤かぶ漬けといえば、岐阜あたりをイメージするのだが、これは山形のもの。300gも入って、399円。これも大変お買い得である。程よい酸味とほのかな甘味があって、とても食べやすい。調味料不要で、ご飯によく合う。もちろん私はお酒のアテにもしている。この二つは、最近のヒット商品だと思っている。探せば、こういうおいしいものがあるのだろうけれど、どうも余り口に合わないものが多い。東京発祥の食品店だからだろうか。私としては、成城石井は非日常を味わいたいときにのぞいてみる場所という位置付けかもしれない。というか、成城石井に置いてある食品を食べることがない人間だということかもしれない。パンもお菓子もほとんど食べなかった。治療が始まってからは、食べたいものが見つからないときに、おやつで何とかカロリーを摂ることが増えたが、ネットで購入したり、ナッツ類などはカルディで調達することがほとんどなので、成城石井に置いてあるような、少々お高いお菓子はいただく機会がないなぁ。そうか、やはり価格の問題が根底にあるのかもしれない。とはいえ、じっくり見たら、欲しくなる商品が見つかるかもしれない。きょうは、抗がん剤の抜針が5時間も遅れた。いつもは定刻どおりりに外せるのに、今回はどういうわけか薬剤の入りが悪く、余分に時間がかかった分、きょうの予定は全ておじゃんになった。抜針は12時には終了予定で、2時間後に入浴、さっぱりしたところで買い物に行って、気が向いたら外食でもしようと思っていた。なのに…。5時間遅れは異様だ。次回の診察で、怖い主治医に聞こう。こちらの問題か、他の問題か。対処法はあるのか。もしかしたら、急に気温が下がったことが原因かもしれない(バルーンが硬くなって、縮みにくい)。昼寝をよくしたことが原因になったのか(血圧が下がるので、血流量と速度が下がり、起きているときより薬剤の入りが悪くなる)。定刻より30分以上早くなることはないのに、5時間遅れるとは理不尽な。そんなこんなで、きょうはPCの前でひたすら抜針を待つのみの午後だった。あーあ、ストレスが溜まった。あすは出かけよう。成城石井とカルディは必須。久しぶりにローストビーフを買ってこようか。もちろん、切り落としの安いヤツだが。 切 歯
2024.11.23
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