ふぁみりー・Kのおうち 別館

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結婚生活4年目


なぜか1年が終わる頃にはここの生徒が可愛くてたまらなくなっていた私。

「産休予定要員」を自称していたくせになぜか新年度1年生の担任を希望していました。

「子供を産む前に一度1年生から3年生で持ち上がって
卒業させてみたい。」



久しぶりに担任した1年生はそりゃあもう可愛かった。
のほほんと明るくて優しい子がたくさんいるクラスになっていた。
プライベートでも夏には新居が完成し、まさに順風満帆だった。


が。

9月、体育祭の最中に「視界が狭い気がする」と気が付き、
予行の午後を使って眼科に行ったところ、
「網膜剥離です。」




え?

頭真っ白。

もともと視力が弱いところにもってきて
夏休み中にバク転の補助をやっていて目の脇に生徒の蹴りが入ったことが
どうやら原因だったらしい。
右目の網膜が半分近く剥がれていたため、すぐに絶対安静手術入院が決定しました。

翌日から埼玉は獨協医大越谷病院に入院。
心残りはその日当日だった体育祭。
翌月から練習が始まる合唱祭。
授業やクラスや部活や家のこと………
口惜しくて悲しくて情けなくて、かっちゃんに涙をぶつけました。

手術は約2時間半。
部分麻酔で行ったため、意識はずっとありました。
お陰で、目にメスやら針やら入ってくるのは見えるし(おまけに痛いんだ)
医者の会話は全部聞こえるし。

主治医(執刀医)「……あの、(先輩の医者に)これでいいんですか。」
先輩「あ?……ま、いいだろう。」
主治医「これはどうでしょう?」
先輩「だめ。やり直せる?……(返事がない)…俺に貸せ、良いから。」

先輩「あ、失敗した。」


こらこらこら~~~っ!(号泣)

もう失神したフリするしかない、寝てしまえと思ったら
「あ~さ~ん、痛いですか~~どうですか~~」
無視して寝たふりこいてたら、
「あ~さ~ん、返事!返事してくださ~~い。痛いですか~~!」
「……痛いですう。」
「我慢してくださいね~~。」


だったら聞くな!(再度号泣)



そんなこんなでどうにか手術も終わり、
2週間の入院期間(不良患者をやっていた)とさらに2週間の家庭療養を経て、復帰。

そしたら………なんと復帰してまもなく妊娠が判明。
カツヤザウルス受胎です。

前回の流産があったので気を付けていたんですが案の定またも切迫流産。
2ヶ月の病休となりました。

そんなわけでこの年は仕事に燃えて立ち上がったものの、
終わってみれば3か月間も職場を留守にしたヘタレ年となってしまいました。

人生そんなもんだ。





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