2011年10月12日
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カテゴリ: NPO
ハンセン病音楽劇2011.07.23.



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 1.週刊『クリスチャン新聞』-ダイジェスト[10月16日号より]
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◎子らに「いじめの問題考えて」--ハンセン病者の苦しみ ドラマ化
↓さらに詳しく↓                   = 7面 =
http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=2164

ハンセン病者が受けた差別、苦しみを子ども、若者に聞かせることで、いじめ、差別に警鐘を鳴らすことを目的としたハンセン病レーゼドラマ「乗車拒否行路」(台本・内木和博、台本監修・藤田三四郎、作曲・高橋如安)が7月、埼玉県川越市六軒町の川越カトリック教会で初演された(写真)。この上演はプロテスタントの能瀬佳広さん(NPO法人CaC事務局長)とカトリックの作曲家・高橋如安さんとの共同で実現した。



 レーゼドラマとは語りと音楽で伝える作品。「乗車拒否行路」は昨年11月公演の「神様からの贈り物」に続く2作目だ。同作品は戦後初期まで草軽鉄道であったハンセン病者への乗車拒否の話を題材にしたもので、軽井沢から草津にある国立療養所までの60キロを線路沿いに歩いていったハンセン病者の悲しみ、絶望を朗読と音楽で表現する。
 「20人くらいの巡査が『オイオイ、あそこにライ患がいるぞ!』と大声をあげ、口々に嘲りの言葉をかけてきた。私は彼らを一生赦すまいと決めた」「店の主人が『店に入るな!』と鋭い声を浴びせた。『履き物がほしい』と叫ぶと、自分が履いてたワラジを投げてよこした」「私は血みどろの足で戻ってきた。草津町から栗生楽泉園まで、私が雪道を染めた血の跡を見た人たちは『馬が足にケガをしたのだろう』と話していた…」
 想像を絶するような差別、無念の思いを、静かな語りとオルガン、フルート、バイオリン、声楽の音色で際だてる。
 28年前からハンセン病者との関わりをもってきた高橋さんは、「ハンセン病者の苦しみ、悲しみを知ってもらうことで、子どもたちにいじめの問題を考えてほしい」と、ハンセン病レーゼドラマを始めた。上演に際し、ハンセン病者の無念を思いつつ実際に自分の足で草軽間を歩いた。「厳しい崖の連続で、その道のりがいかに危険なものだったか身をもって体験した」
 能瀬さんは高橋さんの思いに共鳴。「私は妻が台湾出身で娘が障害者。外国人、障害者ということで妻と娘は差別、いじめを受けてきた。その意味でも、最も人々から差別、いじめを受けてきたハンセン病者の人生から学ぶことは大きい。それで、私は協力を買って出た」
 2人は今後も協力し、ハンセン病者を題材としたドラマを上演していく。できれば、学校や教会で上演したいと願う。

 問い合わせ npocac@tune.ocn.ne.jp (能瀬)
↓10月16日号のヘッドラインはこちら↓
http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=2167
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最終更新日  2011年10月12日 12時42分27秒
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