北の浪漫人

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普段着の議会 その服装


コメント

● 初登庁「ノーネクタイは品位を下げる?」

 森てるおは宅配便の運転手から議員になりました。いつもの普段着で議会に出向き、初めての会議が開会しました。その直後、山田忠昭議員(現:都議会議員)から「本会議場は大変神聖な場所とされているが、前例のないふさわしくない服装の議員がいる」と指摘され、開会後わずか2分間で休憩に。結局、その日は「作業着、ノーネクタイで議会に来るとは何事だ。議会の品位を下げることになる」「ネクタイ買ってやるからつけろ」などといった「説得」が続けられて終わってしまいました。
 やがてこの異常事態を知った報道関係者が続々とやってきました。各社は街角でインタビューを行い「ちゃんと議論すれば格好なんて別にいいんじゃないの?」「ネクタイぐらい締めればいいと思う」といった賛否両論が報道されました。ただ、そこで怒っていたのは作業服で仕事をしている人たち。議員に「作業服は品位がない」と言われてしまったのですから。
 議場は議論をする場。結婚式や葬式などセレモニーの会場ではありません。不自然なまでに「神聖さ」を強調するのは、中身のない議論をセレモニー化し、形だけ整えようとする議員たちの魂胆があるのでしょうか?
 市民からの「バカバカしいことで議会を止めるな」という声に引き下がらざるを得なかったのか、結局は「議長預かり」となってうやむやに・・・。


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