ベルギ-永住ミステリー小僧のブログ

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2024.09.07
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カテゴリ: 昨日の小僧日記


ベルギ-に移り住んで既に30年が過ぎたと言っても、私はまだこの国のことを良く知ってはいないし、ましては理解などできていない、ということを改めて思い知らされた昨日からの一連の出来事でした。

まあ大したことではないのですが、そういう何気ない出来事(もちろん事実です!)を『面白おかしく』書くのがこのブログの趣旨の一つ、と自分では割り切って考えているので、楽しく読んで頂ければ私も嬉しいのです大笑い
ただ、それならばもっと明るい話題にしろ、とのお叱りが聞こえてきそうですが、何分にも、そうそう良い事ばかりは起きないようになっているのがこの世界の定めのようなので、ご勘弁を。

では先日何が起こったかと言えば、妻の死亡に伴う遺産相続の煩雑な手続きの9割以上が終わって、残るは

1)不要となった私と妻の共有名義口座(普通口座と貯蓄口座)の『 閉鎖
2)8月20日以来の懸案になっている私の口座(貯蓄口座)の『 凍結の解除

の2つを残すのみです。

これらについては、銀行側の不手際で銀行への署名した書類の提出が大幅に遅れてしまい、今週の月曜の昼前
(時間短縮のため自身で出向きました!) になってしまいました。
そして何回か急かした結果、やっと2日前の木曜日の夕方近くに、1)の
私と妻の共有口座の『閉鎖』を確認! それは良かったのですが、何とその口座の残金約350ユーロ(約5万6千円)が行方不明に…。びっくりしょんぼり怒ってる

なにかキツネに騙されたようで言葉が出ませんでした。
口座は閉鎖されたのに、残金は私の口座に移されていない…。では一体どこに?

そればかりではなく、2)については、月曜日朝に『凍結解除』の書類を提出したのに、まだ凍結が解除されていないことを『確認』して呆然…。3日半も経っているのに、何もしてくれない銀行って何なのか、と毒突いてやりたい気持ちを抑えるので精一杯でした。そのせいでその晩はよく眠れませんでしたよ。
お金の過多云々ではなく、「この銀行はホントに真面なんだろうか?」という心配と、残金はどこに行ってしまったのかという危惧、そして「いつ」になったら『解除』してくれるのかという不安と落胆など様々な気持ちが入り混じって、正直頭がかなり混乱していました。

これらのことは、別に私の方から 特別なことをお願いしている訳ではなく 、銀行側の不手際から大幅に遅れていることを単純に催促しているだけなんですが、どういう訳か支店の担当者は『本社(本店)』がやることに対して、まったく口を挟める状況にはないようです。
これは本店がやっているので、私には何もできません…。 」というのが、今回の件の担当者の『口ぐせ』です。ちょっと気の毒になってしまいましたよ。勤め人の頃の私にも同じようなことがありましたからねしょんぼりぽっ

​​さて、昨日の朝に担当者にどう説明するか考えながら銀行の口座を見てみたら、何と私の口座に『残金』が振り込まれていたではありませんか! 
こういう『時差攻撃』を仕掛けて来るとは…。勿論、ある程度は予期してはいたのですが、今の時代に送金で何時間もかかることなんかあるんでしょうか? 
因みに今朝、娘に送金(結構高額)したら、ものの数分で到着確認できました! 銀行の担当者が送金して直ぐ着金しないことなんてないだろう、ということで『時差到着』は頭から消え去っていたのですが。まあとにかくヤレヤレです!

もう一つの私の口座の『解除』の手続きですが、担当者に「本社への『プッシュ』をお願いします」とのメールを送りました。「もし無理ならすぐに連絡してくれ、そうしたら銀行の上層部の人に直訴するから」という文言を忘れずに付け加えておきました。

2週間以上経っているのに『何も起きていないことが異常なのだ』、ということを担当者自身に認識して欲しかったのです

昨日、担当者に当面必要な高額の送金については、彼が『手作業で』貯蓄口座から普通口座へ『当面必要な金額』を伝えて移してもらってはいるので、実際には大きな混乱や問題はありませんが、いつまでもそんな手作業に頼っている訳にはいきません。
というより、そもそも自分の口座なのに、法律で規定された『相続手続き』が終了ししたので『法的口座凍結』が解除されていなくてはならないのに、それが実現していないことが不思議でなりません。

「大丈夫かね、この銀行は」

ハッキリ言えば、この銀行の組織は硬直していると言っても過言ではないかもしれません。
しかし私は他の銀行の事はわかりません。似たようなもんなのでしょうかね?

担当者にメールを書きながらそんなことを考えていたら、ピンポ―ンと玄関のベルが鳴りました。降りてみると待っていたDHLの包みが届いたようですスマイル
サインをして「どうも」といってドアを閉めようとしたら、その配達人が真剣な顔で何か言ってきました。よく理解できなかったので聞き返すと「ちょっと来てくれ」と言って歩道まで歩いて行って家のガレ-ジの方を指さします。
「え、何か壊れているのか?」と一瞬焦りましたが…。

実は1階の窓に『飛行機騒音反対(ノン)!』というこの地域ではよく見かけるポスタ―(区役所にだって貼ってあるもの)が貼ってあるのですが、それを指さしながら、「あんたは飛行機が嫌いなんだろう? 嫌いなのになんで日本から(購入した本を)飛行機で送ったんだ?」と真顔で聞いてくるのです。
彼の言っていることには、かなりの論理の飛躍があるので、初めは単なる『冗談』の類かと思ったのですが、彼はニコリともしないでこう付け加えました。

「あんたのしていることは矛盾しているね。飛行機が嫌いなら航空便は使うな」

正直に言おう。
私は初対面の者に「お前のやっていることは矛盾しているね」などと言われれば、日頃温厚な私でも腹は立って当然というもの。特に虫の居所が悪ければ、かなり険悪な雰囲気になっても致し方ないだろう。
しかしその日の私は違った。2週間ほど前から『悟りの境地』に達しつつある私スマイルである。私は友人に話すように丁寧に言葉を繋いだ。

「あんたの言いたい事はわかった。ブログを書いているので写真を撮らせてもらえないか?」
と聞いたところOKとの返。
彼はわざわざDHLのIDカードを私に示してみてもくれました。

まあ私の直感ではありますが、この手の人間には拘わらないほうが無難でしょう。というか関わり合いにならないほうが無難ですね。
写真を要求したのは、単にどういう反応を見せるか知りたかっただけで、深い意味はありません。写真撮って後はハイサヨナラでした。同じようなことを、至る所でぶつくさ言っている彼の姿が想像できます。
チョッと、いやもしかするとかなり『危ない系』の人かもしれません。先々その写真が何かの役にたったりして…。

触らぬ神に祟りなし、です。

​​

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最終更新日  2024.09.07 16:30:10
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