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ホームページで使うファイルの種類を知る




インターネットやホ-ムページで使うファイルの種類とルール

ファイルの種類と拡張子
テキストファイルとバイナリファイル

ワープロソフトや表計算ソフト、画像作成ソフトなどで作成したデータは ファイル という形で保存する。そして、このファイルという単位で、データをやりとりする。例えば「添付ファイル」という形で、相手にメッセージ以外のデータをファイルとして送ることもできる。
ファイルには テキストファイル と、 バイナリファイル の2つがある。
テキストファイル というのは、文字だけで構成されたファイルで、 Windows では「 メモ帳 」、 Macintosh では「 SimpleText 」などで開くことができる。また、ワープロソフトなどを使っていても「 テキスト形式 」という保存方法を選べば、テキスト形式で保存できるし、表計算ソフトなどでも「CSV形式」や「SYLK形式」などという形式で選ぶとテキスト形式で保存できる。これらのファイルは名称は違うがいずれも文字だけのテキストファイルで、文字の記録方法で、文字の記録方法(CSVの場合はカンマでデータを区切る)が異なるが、テキストファイルには変わりない。テキスト形式のメリットは「メモ帳」や「SimpleText」などで簡単に開くことができ、その上すぐにその内容がわかるところにある。
対する バイナリファイル というのは、アプリケーションプログラム本体や、画像ファイル、音声ファイル、ワープロソフト、表計算ソフトなどの独自の保存形式が代表的なものになる。これらのファイルはそれぞれ対応したアプリケーションでないと中身を見ることができない。「メモ帳」や「SimpleText」などで開くと意味不明の文字列などが表示され、時にはフリーズ(停止)してしまうことがある。基本的にホームページを記述するファイルである HTMLファイル テキストファイル で、それ以外の画像ファイルや音声ファイルなどは原則としてすべ てバイナリファイルである。
ファイル名の付け方

アプリケーションで作成したファイルは名前をつけて保存する。通常故人で使う場合には「見積書1」など、わかりやすい名前を付けることが多いだろう。しかし、ホームページに使うファイルに名前を付ける場合には、こうした方がよいという約束事がある。例えば、 拡張子 は必ずつける必要がある。では、その「 拡張子 」とはなんだろうか。
例えば次のようなファイル名があったとする。
homepage.html
ここで、ピリオドの後に付いている「 html 」が「 拡張子 」と呼ばれるものである。「font color="blue">拡張子
」はそのファイルがどのような性質を持っているのかを識別するために使われる。例えば、 文字列だけのテキストファイル の場合には、「 txt 」とつくし、ワープロソフト「 Word 」の文章ファイルなら「 doc 」という拡張子になる。Windowsの場合には、このファイルをダブルクリックすると自動的にアプリケーションが起動する場合が多いのだが、この時、どのアプリケーションでファイルを開くかは、OSがそのファイルの拡張子から判断している。
ところがMacintoshの場合には、別の方法で判断しているので、基本的に拡張子は存在しない。だからMacintoshでホームページを作る場合にも、ファイルには必ず拡張子をつける必要があるのだ。
拡張子が必要な理由

この繰り返し出てきた「拡張子」がURL上でどのように使われるかを見てみると、なぜMacintoshでホームページを作る場合でも拡張子が必要なのかが理解できる。
http://www.sougei.co.jp/HP/index.html
http://www.sougei.co.jpはサーバー名、その後に続くHPはフォルダ名、そしてindexはファイル名になるので、このファイルの拡張子は「 .html 」になる。この「 .html 」という拡張子が付いていることによって、送信するサーバー側も受け取るブラウザ側もそれがホームページを記述するのに必要な言語「 HTML 」( Hyper Text Markup Languageというホームページ記述言語 )であることを判断し、それにあわせた表示を行うのである。拡張子がないファイルの場合、何のファイルかわからないことになってしまう。
また、アドレスを入力する際にも、拡張子がなかった場合、
http://www.sougei.co.jp/HP/index という記述になるが、この形でURLを入力すると、HPというフォルダの下にあるindexという「フォルダ」であるとサーバー側が勘違いすることがあるのだ。もしくはサーバー側がファイルだと解釈することに成功しても、拡張子がないために何のファイルであるかわからない。よって、どのような形式でブラウザにファイルを送ってよいかがわからず、内容が正常に表示されない原因になる。以上の理由から、ホームページでファイルを利用する際には拡張子が必要となるのである。つまりホームページで使うファイルを作成した場合、テキストファイル・バイナリファイルに関わらず、拡張子をつけることを心がける必要がある。拡張子はファイル名の直後に 「.(ピリオド)」+「拡張子名」 で記述する。また、 ファイル名、拡張子名とも小文字で記述する。 これはルールではないが、一種のマナーみたいなもので、プロのホームページデザイナーは基本的にそうしている。Macintoshを利用している人は拡張子をつける習慣を身につけた方がよいだろう。
ファイル名をつける際の留意点

インターネット上で使うファイルの名前を設定するときに、「拡張子をつける」ということ以外にも、いくつか気をつけなくてはいけないことがある。ひとつは「 2バイト文字を使わない 」ということである。2バイト文字というのは、感じ、ひらがなで普通にメールを書くときに使うような、大きな文字のことだ。(対する1バイト文字はABCなど漢字などの半分の大きさになる)次に気をつけなくてはいけないのが「 長いファイル名をつけない 」ということである。長いファイル名はそれ自体が何のファイル名であるかを、わかりやすくするのに役立つが、インターネットの世界でもっともポピュラーなOS、UNIXではフォルダなどの構造を含めて合計で225文字までしか使えないと言う制限があるからだ。これはWindowsでも同じだ。また、Macintoshでは31文字までしかファイル名をつけることができない。
また、それらより重要なことは、長いファイル名をつけてしまうとURLを入力するときに非常に大変になるということである。たとえば、
http://www.sougei.co.jp/HP/hajimemasite-konnichiwa-korekaramoyorosikuonegaisimasu.html などといった長いファイル名を含むURLは、見ただけで入力する気を失ってしまう。ページを見てもらえないというのはプロのデザイナーとして致命的だ。また、ファイル名の中にいくつも”.(ピリオド)”を入れるのも好ましいとはいえない。ホームページに置くファイル名として使えないことはないが、プロのデザイナーが使うことは絶対にない。基本的にピリオドはファイル名と拡張子の区切りとして使うのが普通だからである。ファイル名は簡潔に、かつわかりやすく8文字前後の英数字(つまりA~Zと0~9)で表記するのが望ましいだろう。Windowsでは”¥/:;?|”、Macintoshでは”:”がファイル名として使えない。さらに、インターネットの制約上から、”+=&”や空白がファイル名や拡張子名には使えない。
いろいろな人々がアクセスするインターネットの環境ではこれらの文字の使用は避けておくべきだろう。どうしてもそういった文字を入れたい場合は、”_”もしくは”_”を使うのが適当だ。当然のことながら、半角カタカナを用いるのは、プロのデザイナーとして好ましくないことである。
代表的な拡張子

ここでホームページ作成時に用いる代表的な拡張子を紹介する。説明の下に入っている画像は、各拡張子に対応したWindowsのアイコンである。
●html(htm)
HTMLファイルにつける拡張子でもっとも頻繁に使うものである。テキスト形式で記述して、画像を表示や文字表示などの命令に関して記述するためのファイルの拡張子である。
htmlファイルのアイコン
htmlファイルのアイコン
●jpg(jpeg)・gif・png
おそらくhtmlの次に多く使われる拡張子だと思っていいだろう。jpg(jpg)はJoint Photographics Experts bitmap、gifはGraphics Interchange Format、pngはPortable Network Graphicsの略で全て画像の拡張子である。つまり、バイナリファイルになる。これらはPhotoshopLEなどで開くことができる。
jpgファイルのアイコンgifファイルのアイコン
左からjpegファイル、gifファイルのアイコン
●mid(midi)・wav・aiff・ra(ram)
音声ファイルの拡張子である。それぞれ、Musical Instrumental Digital Interface(mid,midi)、WAVE(wav)、Apple Interchange File Format(aiff)、Real Audio(ra,ram)の略称になる。
MediaPlayerやQuickTimePlayer、RealAudioPlayerなどのソフトで再生できる。バイナリファイルである。
midiファイルのアイコンwavファイルのアイコンraファイルのアイコン
左からmidiファイル、wavファイル、raファイルのアイコン
●mpg(mpeg)・mov・qt・avi
動画ファイルの拡張子である。同じくMoving Picture Expert Group(mpg,mpeg)、Movie Files(mov)、QuickTime Files(qt)、Audio Video Interleaving(avi)の略である。これらも同じくMediaPlayerやQuickTimePlayerなどで再生することができる。これもバイナリファイルである。
mpg.aviファイルのアイコン
mpg.aviファイルのアイコン
●cgi・shtml
サーバーにアンケートの集計などの特殊な動作をさせるときに用いる拡張子でCommon Gateway interface(cgi)、Server side include HTML(shtml)の略になる。2つとも基本的にテキスト形式のファイルなのであるが、サーバー内部で計算した結果をHTML形式に変換してからユーザーのブラウザに送信されるため、ホームページ作成者以外の人間がファイルの中身を直接見ることはできない。
拡張子の変更法

拡張子はファイルの名前の一部なので簡単に買えることができる。Windowsの場合は、ファイルを右クリックして表示されるメニューから[名前の変更]を選択する。Macintoshの場合は、ファイルの名前の部分をクリックすれば名前を変更できるようになる。ただし、Windowsの場合は拡張子を表示しておく必要がある。また、Windowsでは拡張子を変更すると、それまで使っていたソフトでファイルが開けなくなる可能性がある。必要がなければ変更しないようにしよう。
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