KAYO in ENGLAND

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2006年11月25日
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カテゴリ: つぶやき
灰谷健次郎は、私にとって、
教師としての姿に、渇を入れてくれる人。
人間としてのありかたに、力を注いでくれるひと。

随分長い間、
灰谷氏の小説に助けられ、教えられ、
どれだけ多くの力をもらってきた。

彼の本を読むと、そのたびに、
彼の描き出す人物が、私の心にたくさんの宝物と光をくれる。

そんな灰谷氏の諜報は、
ぐさっと心に突き刺さった。

72歳だったという。

まだまだ、素敵な味のある人間を描いて欲しかった、
というのは、私のエゴにすぎない。
人の命は、人には決められるものじゃないから。

悲しいけれど、
これだけ素敵な人間像を、
彼の本の中に生み出してくれたことに、
心からありがとうと言いたい。





彼は、本という、実在するモノを作り出した。
そしてその本というものを通して、
沢山の人の心に働きかけることに成功した。
彼の死後も、彼が残した作品たちは、
多くの人たちの心に光を与えることだろう。

彼がこの世でやり遂げたことは大きい。


そして、ふと想った。




私は、この人生で、何を残すのだろう。
何をやり遂げるのだろう。
何を作り出すのだろう。

私に、何ができるだろう。

私は、灰谷氏のように、モノは創らない。
私の仕事は、教え、育てること。
だから、私が生きた証としての、作品は、何も残らない。

私が生きた証なんてなにも残らない。





でも、いいんだよね。
モノを残さなくても。

私が生きた証は、私の魂の中にある。
私の仕事は、私が関わった子どもたちの魂に刻印する。
私の仕事は、未来の人間をつくること。
その子どもたちが、未来の社会を作り出す。

はっきりとした形は見えなくても、
やっぱり、私の仕事は、この世に残る。

いいようにも。悪いようにも。



そして、
私の教師としての姿に大きな影響を与えたひとは、
灰谷健次郎だ。

灰谷氏の心は、私の仕事を通して、また、この世に残る。

灰谷さん。
ありがとう。
この世に生まれてきてくれて。
たくさんの素敵なメッセージを残してくれて。
ありがとう・・・。

灰谷さんのメッセージを心に刻み込んで、
自分を育てながら、
子どもを見つめ、
子どもに添っていきます。






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最終更新日  2006年11月25日 07時27分41秒
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