KAYO in ENGLAND

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2007年03月31日
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カテゴリ: シュタイナー
平等にするってことは難しい。
人間関係でも、育児でも、学校でも。

例えば、うちの子たちの場合。

長男は、ちょっと強い口調で言われると、
ショックで泣き出す。
ちょっとしたことで、本当に傷ついてしまう。
私も同じだから、痛いくらいによく分かる。

次男は、大声で叱られても平気。

全く違うこの二人。

同じ叱り方をして、
一人は深く傷つき、
一人は平気。

そんなの平等じゃない。

一人に罰を与えたとする。
もう一人が同じことをしたら同じ罰を与える。
・・・・っていうのは、平等じゃない。

子どもひとりひとりのあり方が違うから、
一人一人に合わせた叱り方、諭し方、愛情のかけ方をする。
それこそ平等だ。



同じことをするのが平等だと思われているのは、
同じことをするのが一番簡単で、
一人一人に合わせた対応をすることがとても難しいから。
それだけのことだ・・・と思う。


実際に、
学校のような、
多数の人間に対応しなければならない場では、本当に難しい。

社会でも、何らかの団体でも、
やっぱり難しい。

シュタイナー学校では、
生徒の家庭の経済状況に合わせて、
払える額だけの学費を払う。
貧しい経済状況ならば、少なく払い、
豊かな経済状況ならば、多く支払う。
スタッフのお給料も、
お金がより必要な家庭状況であれば多めにもらい、
あまり必要でないならば少なめにもらう。

というのが、理想としてはあるのだけれど、
やっぱり実現が難しくて、
多くの学校で、この方針を断念している。


でも、せめて、
自分の子どもたちには、平等でありたい。
・・・・と、毎日悪戦苦闘する私。





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最終更新日  2007年03月31日 06時50分24秒
コメント(6) | コメントを書く
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深いです。  
runa2tomo  さん
平たく等しい・・と書くから、間違っちゃうのかな?
個人個人・・・難しいですね。愛ですね・・・やっぱり。 (2007年04月01日 14時04分06秒)

Re:深いです。(03/31)  
chamokayo  さん
runa2tomoさん

何を「等しい」というのか、どこに注目するかで違ってくるのだと思います。発信者の立場にたつか、受け取る側の立場にたつか・・・。
うん。愛・・・ですね。
心をこめて、ひとりひとりに接したいです。 (2007年04月02日 06時35分00秒)

Re:平等(03/31)  
こんにちは。
ご無沙汰してます。(って、覚えてらっしゃるかしら(~~;

平等ということ。
私、同じことをすることが平等だと思っていましたが、
chamokayoさんのお話が
すーっと心に入ってきたというか、腑に落ちたという感覚です。
素敵なお話をありがとうございました♪

そしてやっぱり。。。
愛ですね(*^.^*)

(2007年04月02日 20時53分43秒)

Re[1]:平等(03/31)  
chamokayo  さん
riroriroちあきさん

こんにちはーー。
覚えてますよーー。
こちらこそご無沙汰ばかりで。
引越しして、ゴタゴタして、やっとネットも今までどおりにつかえるようになったところです・・・。

平等ということ、riroriroちあきさんの心に届いて良かった。平等ということ、自分が子どもだったころから、「同じようにする」ということが何か不公平だと感じていたのです。

ほんと、愛ですね。
子どもにも、家族にも、
そして世界にも、
苦手なあの人にも、やっぱり「愛」ですね。 (2007年04月03日 06時40分23秒)

考えさせられました。  
africa さん
こんにちわ。
平等・・・、子供が一人なので、深く考えたことがなかったです。
でも確かに、二人いるとき、同じことをすれば平等ではないですよね。公平であることが不公平になるのでしょうね。一人の先生に20人の生徒等では到底できないことですね。
スペインは、先生が管理することを放棄しているので、皆が不平等さを感じる機会も少ないです。それは考え物ですが、日本のように管理されすぎて皆が不平等さを平等なのだと誤解し、耐え忍ぶ精神を植えつけられるよりはましなのかもと思います。 (2007年04月07日 06時50分15秒)

Re:考えさせられました。(03/31)  
chamokayo  さん
africaさん

上に書いた、平等の考え、これはひとつの考えだけれど、一般の社会ではやっぱり「同じことをする」=「平等」なのですよね・・・。

スペインの「管理を放棄している」というところ、面白いですね。国民性でしょうか。それともスペインの社会性なのでしょうか。
教育も、国それぞれに合うものがあるのでしょうね。
日本、アメリカ、イギリスの教育を見てきて、同じシュタイナー教育といえども色々なのだと、考えさせられる日々です。 (2007年04月08日 06時57分19秒)

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