早寝早起き玄米生活 ~がんとムスメと、時々、旦那~

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六本松さくら

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2008.09.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
真夜中に目が覚め、眠れなくなったため、パソコンを開いてみると、
東京在住の装丁家、柳本あかねさんからメールが届いていました。

読んで、背筋に鳥肌が立ちました。


朝、ムスメを保育園に送った帰り道、
ムスメが眠りについた夜など、
一人っきりになったとき、
まだまだ、心が不安定になることが多いのですが、
日中は、「戦闘モード」に入りつつあります。

3カ月間ほど、多くの人たちに迷惑をかけています。
そろそろ、大幅に遅れている本の編集に着手しないといけません。

内田美智子先生が、
食肉加工センターに勤務されている男性の講演をベースにまとめた物語を、絵本にする企画もそのひとつ。

タイトルは「いのちをいただく」(仮称)。
内田先生が講演の際に、朗読されることもあります。

屠殺される牛と、その牛を子牛のころから
ずっとかわいがっていた女の子の物語で、
私たち人間は、動物や植物のいのちをいただいて、
生かされていることに気づかされます。

「いただきます」という言葉、
いのちへの感謝の気持ちが心の底からわき上がります。

さくらが生前、
「この物語の絵は、かんちゃんに描いてほしい」と言っておりました。
かんちゃんとは、佐賀県三瀬村在住の女性画家。

なかなか、企画出版が前に進まないのに業を煮やしたさくらは、
自ら、かんちゃんのところへ駆けつけ、直談判。
了解をとりつけていました。

その願いは、さくらの遺言となってしまいましたが…。


さて、話を元に戻します。

先週、名刺を整理していて、
前述の装丁家、あかねさんのことを思い出しました。

装丁家とは、本の表紙カバーや扉、帯、本文のデザインをする人のことです。
ときには装画を描く場合もあります。

あかねさんは、以前は福岡にお住まいでした。
書籍の装丁以外にも、着物やお茶など多彩な才能の持ち主です。

さくらとムスメと3人で、彼女のアトリエを訪問したことがあります。
おいしい煎茶の入れ方を教えていただきました。

彼女を思い出した直後、ぼくは、迷うことなく、
「いのちをいただく」の装丁を依頼するメールを打ち始めていました。

きょう、彼女から届いたメールは、
その仕事を引き受ける旨が書かれた内容だったのですが、
驚いたのは、あかねさんとかんちゃんにつながりがあったこと。

互いに面識はないのですが、
福岡にいた2年間、
かんちゃんの制作したカレンダーがすごく気に入り、
ずっと使っていたそうです。

監修は、「ここ 食卓から始まる生教育」のもう1人の著者でもある
九州大学の佐藤剛史先生しかいないでしょう。

ちなみに、Whole Foodスクールのタカコ・ナカムラさんも、
この物語のファンで、
出版化を心待ちにしてくれています。

「かんちゃんのことは、さくらさんから聞いていました。本が完成したら東京でも売りますよ」とのこと。
内田先生を含め5人を、さくらがつないでくれました。

これで、役者はそろいました。

あかねさんのメールの末尾には
「みなさんの思いがこもった本にしましょう」と結ばれていました。

ここ数年、いろんな場面で人とのつながりや縁に
驚かされることが増えています。

さくらの言葉を思い出します。
「いまの私たちは、スパイラルに入っとるもんね。しばらく、こんなことが続くと思うよ」


天国のさくらが「ほらね」と、にんまりしているような気がします。

DSCN2988.jpg

「よか本つくってよ。頼むばい」(さくら)












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Last updated  2008.09.15 05:25:17
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