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【内容情報】(「BOOK」データベースより)フィーナとラースの仲をさらに深めたトルバテフからの帰り道、一行は魔法学校の同級生・ナインの故郷・グナン村へ立ち寄ることに。ナインとの思わぬ再会を喜ぶフィーナだったが、村人たちは皆冷たく、どこか不安げな雰囲気だ。なんでも古くから信仰している“ルフォス様”の神託を告げる巫女が長い間現れず、このままでは災いが起こると怯えているらしいのだが-!?一方、セツが契約を迫るほどの勝気な美女が出現!彼女の意外な正体とは!?竜と人の恋を描く大人気シリーズ、新章第三弾。【内容情報】(「BOOK」データベースより)湖の館に帰省したフィーナは、両親に婚約者としてラースを紹介!突然現れた娘の恋人に殺気立つメリルと大喜びのスウェナ。しかし、半魔属のフィーナの力を狙って契約を無理強いしようとする魔法使いの存在を聞くと、和やか(?)だった雰囲気は一変。メリルはフィーナを守るために「人間にする」と苦渋の決断をする。けれどもそれは同時に、彼女から家族や友人、そしてラースとの記憶を奪ってしまうものだった。愕然とするフィーナが下した決断とはー!?竜と人の恋は感動のフィナーレへ。フィーナ編1冊目を読んだ時は、セツといとこ(初恋のお姉さんの娘)がくっつくの?と思ったりもしたので、「とまどいのキス」を呼んでほほほぅ、とニヤニヤしちゃった。そうか、こっちの魔法使いの女の子とか。歳の差!(実年齢は当然として、見た目的に)萌える!異国からやって来た美女は、閉鎖的で独特な魔法使いの一族。そしてなんと誰も知らないフィーナの真名をわかってしまう程の力の持ち主で……美女さんがはぐれになっていたから実害はなかったものの、一方的にフィーナと主従の契約を結べるほどの力の持ち主(集団)が居るということで、猶予なく焦りだすフィーナの周囲。と共に、知らされる特異性と怒涛の展開に冷や冷やです。幼少の描写から想像できるように、フィーナってば断然母親似(ヒト)なのでしたというね。セツのような魔物の特性はさっぱりで、竜としての能力は遺伝せずだそうで。で、フィーナを守るためには完全な「ヒト」に作り変える必要があって、その結果としてフィーナの記憶や竜・魔法に関しての知識が消えてしまう可能性大だなんて。わたし…もっとしっかりして頑張る…!!とか言ってた先に、そんな時間が全て消去される展開になるとは驚きました。。うわぁ。。最終的にはおぼろげに思い出せるようになったようだけど、なんか性格も変わってるしー。当然ながら長い長い寿命もなくなったので、ラースと一緒の時間を過ごせるというのも、魔力と魔法の知識がなくなったので、最初に王様に心配された魔法使いを王室に入れる、という危機感もなくなったし、ラースと居るというためにはいいかもしれない。が、ここまでずっとフィーナの話を読んできたのに、それらのエピソードを経験してきたフィーナが居なくなるというのは…すっきりしないわーどんなことがあってもフィーナはフィーナとか、変わってもフィーナが好きとか、登場キャラはそうだろうけど、でも読者の私はそうじゃないのよ!なんてね。見所は父母の愛の深さでしょうか。早々にフィーナの体質とそれによるフィーナの危険に気づいた二人は、ずっとずっとどうにかしようと方法を探していたそうな。各地の魔法使いに会いに行くと言いつつラブラブデートだと思っていたら、それも強い魔法使いの現状と、彼らがフィーナ(竜伯爵と伝説の魔法使いの娘という器)をどうこうしようと思っていないかということの確認の旅だったようで。いよいよフィーナに全てを知らせて、ヒトになる道を選ぶしか……というところになると、これまでのイメージをかなぐり捨ててのスウェナの乱心!先に死んじゃうただのヒトになんてしたくない!絶えられない!と大好きなメリルも捨てて、二人っきりで暮らしましょう、お母様が守ってあげる、フィーナは何も心配しなくて良いのよ……とヤンデレ全開。スウェナってばこういう思考を一番嫌いそうな芯のあるタイプだと思ってたんだけどなぁ。意外な面が見れて、非常に興味深かった。こわーい。これで終わりで次が番外編みたいな扱いだと思っていたのだけれど、次巻も読んでみたらあれを読んでようやく完結って感じでした。やっぱり最後まで私がフィーナをそんなに好きじゃなかったというのもあるだろうけど、これでENDとするにはスッキリしなさ過ぎるのだよ。せっかく竜と人間の異種族・歳の差カップル萌えで来たら、この巻で終わりとするのは勿体無い。次の巻はよくある完結後の蛇足とか補足ではなく、本当にシリーズ終了にひつような1冊だと思いますの。
2011年12月12日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)スウェナとメリルの娘・フィーナは成長し、メルディアの魔法学校に入学した。魔法排斥派の市民から揶揄されもするが、級友に恵まれ、同じ町には仕立て屋で働く従妹のネイもいて、毎日が賑やかだ。そこに、編入には珍しい時期の転校生がやってくる。冷徹な態度で周囲と馴染まず、なのに寂しげな彼・ラースのことが気になって仕方ないフィーナ。この気持ちは一体…!?同じ頃、兄のセツは竜である正体を隠し、秘密の恋を育んでいたー。魔属と人の絆を描く大人気シリーズ、新たな恋の世代が開幕。【内容情報】(「BOOK」データベースより)セツとラースの理不尽な契約を解除するため、フィーナたちはラースの故郷・トルバテフへ向かった。大好きな彼との旅行が嬉しくて、慣れない異国の暮らしも楽しもうとするフィーナ。だが、王族の揃う席でラースが父王・ルスランにフィーナを紹介すると、子ども扱いで取り合ってもらえない。苛立ったラースはフィーナに厳しい言葉を向けてしまい…!?一方、いまだ失恋の傷が癒えないセツの前に、魔属に怯えない不思議な美女が現れる-。竜と人間の恋を描く大人気ファンタジー、新章第二弾。前作「幸運の星めぐり」ではちびっこだった2人が育った姿で登場して、面白い。まあ、けれどフィーナは幼すぎるので……そんな魅力を感じないんだけどね。素直でピュアピュアで、ちっちゃいこみたいなのが可愛いといえば可愛いけど。それより断然セツ兄ちゃんですよ!どうしたのあれ!!前作では非常に可愛いおませなちびっ子だったのに、そんな純情成分なんて放り投げてなんたるプレイボーイ。女たらし。男嫌い。挙句にキラキラ美青年なので口説けば口説くほど女が寄ってくるなんて、まさかこうなるとは思わなかったぞ。しかも、遊び好きで飄々としていて口達者。。お父さんに似たというよりは、むしろベルさん系じゃないですかーフィーナとラースの恋物語な訳ですが、ある意味常識がないというか、恋愛ごとに疎いというか、変な意地がないからか、フィーナったら真っ直ぐにラースへの好意を向けるし、自覚したらいきなり「ラースに縛られたい。ラースのものになりたい」(契約的な意味で)と衝撃発言。しかもそれを言われてあっさり受けるラース。うわぁ。これは私も異種族恋愛万歳とか言っていられない。むしろこの状態でそれはお子様過ぎるのでは……と引いてしまう展開でして。さすがに知識が足りなすぎで契約には至らないのですが、このカップルに今ひとつ萌えない……としょんぼりした瞬間でした。2巻ではラースの国へ。お久しぶりのベルさん登場です。ルスランも登場です。でも……ルスラン、変わったよね。。歳をとらないフィーナとメリルは除外しても、フィーナの家族(人族)やピクシーちゃんなどが、雰囲気そのままで自然な感じで歳を重ねているのに、ルスランったらすっかり王様で。。幸運の星のことも、「なんとかなる」っていうおまじないも、ちっとも言わないんだもん。幸運の星の時に散々見せた、飄々としていてぽわんと能天気で、筋金入りのちょっとアレなお気楽騎士様って感じは微塵も感じられず……すっかりいつでも貫禄で腹黒で、有能すぎる王様でした。寂しいよぅ。。しかも、妃3人ってことと、さらにその扱いがなぁ……一夫多妻が当たり前で、全員正妻っていうのが国で当然ならまあそこはいいとして、妻への愛情がないというか、恋愛感情がないのがもうたまらん。。。ラースの母親に至っては、魔力を持った王子を産むために、国内で魔力の強い女を探して娶って、子どもが出来たらそれ以降顧みもしないなんて、なんだかうわぁぁぁぁんな状態じゃないか。3人居たら3人にベタ惚れのへんな愛妻家くらい突っ走って欲しかったよ!
2011年12月08日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)最愛のメリルと湖畔の家に住んで十年以上。竜属の時を生きるようになったスウェナは結婚した頃の姿のまま、長くて甘い新婚生活を送っていた。子供たち二人もすくすく育ち、倖せを絵に描いたような毎日。そこに異変をもたらしたのは、故郷からスウェナを頼ってきた妹のマリサと、“悪辣な竜に囚われた姫君”の噂を信じ、ヤル気満々でスウェナを救いにきた自称勇者の優男・ルスランだった。魔属と人と、それを繋ぐものたちの想いは交わり、そしてー!?大人気シリーズ第三弾は、新旧の恋の坩堝。随分前に2巻を読んで、あれれー?と感じたのでそれっきりだったのですが、またまたあれれー?です。面白いじゃないの!1巻のように主人公付近の小さい規模のお話で、世界情勢とかあまり関係なくいい感じのおさまりで非常に好みでした。スウェナとメリルの甘酸っぱい描写というのは流石になかったものの、(←結婚生活十年以上、子ども2人ですし)キャラが魅力的なのでそちら方面で随分と満足させていただきました。子ども可愛いわーたまらんわーそして村の家族がいいわー竜兄の性格もおかしくて、確かにこんなのが相手だとしんどいだろうな、と苦笑い。人の話が耳に入らない、自己中ナルシストで強いなんて、もう最強キャラですよね。ルスランも斜めに突っ走ったキャラクターで、あのスウェナが突っ込み側という濃すぎるキャラたちも楽しかった~父親同様、「失恋竜」になっちゃったセツの、幼い失恋も、かわいそうだけど微笑ましくてよかったなぁ。シリーズ次巻からは、このセツくんと、今回泣いて&寝てばっかりだった妹の世代の話とのことで読むの決定です。完結済みの本は安心して読めるのが嬉しいですなぁ。
2011年12月06日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)母を亡くし、修道院で趣味のお菓子作りをしながらおだやかに暮らしていたパステルのもとに、謎の後見人が現れた!会うことも許されず、名前も名乗らない紳士の援助を受け、子女が通う寄宿制学校・聖マール学園へ入学することに…。その寮で同室になった美しい少女・エリザベスや、舞踏会に現れた王子様との出会いが、パステルの運命を大きく変えてゆくー!!女学校を舞台にしたマジカル☆スイーツ☆ファンタジーが、ついに開校。「神父と悪魔」シリーズがかなり楽しかった志麻さんの新シリーズ!ということで呼んでみましたが……未だに2冊目出てないよ。。ちなみにこの1冊目は08年8月発行。うーん。そろそろ出てくれないと……。というかティーンズ小説で3年出てないというのは、望み薄なのでは……。とかなりしょんぼりしちゃいました。だって、ストーリーは絶対2巻も読まなきゃって話なんですもの!今回は修道院の時の話を挟みつつ、女学校に転入することになったパステルの友達たちとの話が主です。しょっぱなんから高嶺の花というか美しき静かな女王といった、孤高の存在エリザベスにめっちゃ気に入られて溺愛状態のパステルと、そんなパステルに友好的な子達の仲良しグループが可愛い。そして、こういう話におなじみの意地悪で嫌味な高飛車おじょーさまも健在。密かにエリザベスに敵意と憧れを持っていたおじょーさまったら、いきなり現れたパステル(しかも、彼女の意識外の平民・修道院・父不明の子)に敵意と軽蔑意識満々で、成金パワーで意地悪炸裂。けれど心底ぴゅあなパステルったら天然純真パワーで全く気にせず。それがますます気に入らないし、恥の上塗りを重ねるばかりのおじょーさま。……うわ、すごい王道。でも、だから良い!!エリザベスがどう考えてもパステルラブで、ライクじゃなくてラブになりたいの!みたいな自覚もしてて、伝えちゃうという意外に積極的なので非常に百合百合です。で、パステルは勿論そちら方面はぽわーんとしてる上にエリザベスの綺麗さにどぎまぎなので、すっかり「お姉さまが教えてあげるわ」状態。なんだこの百合。ちなみに、あらすじにある王子様は後半突然の登場です。全く触れられていなかったのに、いきなり舞踏会よ!と張り切る女子達の話になるのです。謎の美青年「プリンス」が現れるというのが定番で、今回も登場。読者の期待通り他の女子など視界にも入れない勢いでパステルに直行→どこからか攻撃・暗殺の危機→こっちよ、王子様!→2人で逃走→ピンチ→パステルの活躍で無事脱出→敵退治→パステル、王子様が気になるというページ数を考えると本当に怒涛の展開です。まあ、やはり王道展開です。さらに王道なネタバレを重ねると、同室でいつも一緒に居たがるエリザベスが舞踏会の時は後から行くわって言ったり、なぜか当然男性の「王子様」にエリザベスの空気を感じちゃったり、結局舞踏会ではエリザベスに会えなくて、帰ったら居たり、裏表紙の王子様が表紙のエリザベスとかなり似ていたり、もう読者的にはすっごく突っ込みたい展開必須なんですが、でもまだ語られないのです。エリザベスと一緒に水浴びして胸の大きさにドギマギするエピソードと、ピンチの際のどさくさで王子様の胸板を感じてしまうエピソードが、ちゃんと収録されているので安易にただの変装というわけではなさそうです。が、なにせこの世界、「魔法」というものが存在しているのでねぇ……この「魔法」というのがどの程度の効力なのかはさっぱりですが、本当に一国の王子ともなればなんとかなりそうなものですし。ということで、どうも双子説とかもあるようですが、魔法で女体化、または二重人格的なものかと思っております。が、まあいずれにせよちゃんと作者から回答が提示されないとなぁ。。ああ。。ただ、魔法で女体化(基本精神は男性)だった場合、パステル的にはもう可哀想なくらい迷惑な話だと思うのでなんとも。。目をかけた女の子をこっそり援助して手元に呼び寄せる→素性を隠して女性としてルームメイトに指名→いちゃいちゃしながら同室で女同士の付き合い→男の姿で別人として接近→いい感じになりつつ、ルームメイトとしても密着って、どんな変態やねん!そんなんされてると知ったら羞恥で身投げやわ!!とか思っちゃうので、やっぱり二重人格とか双子とか、繋がりはあっても精神的には別って方がいいのかなぁ。うーむ。いつになるかわからないけど、続き楽しみにしてます……よ?
2011年11月26日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)エレインは、巫女姫でありながら「運命の人」との結婚を夢見る少女。しかし、村はローマ人に滅ぼされ、彼女もまた自ら命を断った。…はずが、千五百年もの長き眠りの末に、魔術師の青年・マティアスの手で起こされる。世界の変わりように呆然とするエレイン…。だが「これも運命の人が、この時代に待っているからだ」と確信した彼女は、マティアスについて、湖岸にある古城を訪れるが…。昔買ってて、なんか売ってしまったようで4巻だけ見つかりまして。ああ、そういえば面白かったっけ。読みたくなってきたな…と調べてみたら図書館に入ってる!いやー懐かしい。けど、読んだのが昔過ぎて、そして読み漁っていたせいでか、1回読んだはずなのに覚えのあるシーンがとても少ない笑十年ぶりに読み直しても面白かった!無邪気で無鉄砲なオンナノコって好きじゃないはずなのに、エレイン可愛いよー!そんでマティアス格好良すぎです。美男すぎる。そして、中身駄目すぎ笑影を背負って世界を嫌って他人に無頓着で冷酷冷静で、うわべだけの愛想のよさすら持ち合わせていないという、もう、いかにも!なキャラです。で、そんなマティアスがコイツうざいわぁと思っているのに何故か離せない、不思議な力と過去を背負った少女エレイン。もう、年の差とか駄目男好きな私にはたまらんですよ!もうね、1巻早々からお互いしっかりお互いを選んでるのよ。でもお互いにそんなこと微塵も考えないし、自覚もしていない!無自覚のままなんか気になったり、なんか焼餅やいたり、なんかへこんだり。可愛いことといったら…!!マティアスの心情や行動理念、思考パターンというのは、マティアス側の描写があるから読者にはよくわかって「お前らもう付き合っちゃえよwww」と燃えられるのですが、まーそういうト書きが見えないエレインとしては、こんな男と一緒に居るのはさぞ気苦労が多いだろうなーとは思うのですよ。なにせ言葉が足りなすぎる上に、誤解を生む言動が多いし、行動も…。熟成カップル(何)な設定だとそれなりに美味しい設定ですがね。でもしょっぱなからコレで、かつそんな男に惹かれていることに本人が無自覚っていうのは、なんかもう…!もどかしい…!脇にいる歌い手や剣士に全く目が行かなかったんですが、彼らってその後活躍したっけなぁ。あれ、この後のストーリーも恐ろしいほどあやふやな記憶。。歌い手はなんかびっくりさせられた覚えがあるのですが、剣士に至っては「……居たっけ?」とか思ってしまったよ。おかしいなぁ。意外とながーーーく続いているので、ちょこちょこ読んで行く予定です。ってもう4冊目までは読んだんだけどね。
2011年10月27日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)ーなぜ、アドリアンは駈け落ちなどしたのか、異国から虜囚としてやってきた姫にだまされたのか…?黒龍隊長ゼルス・ダガンは逃げた二人を追いながら思う。古い貴族の家に生まれ、将来を約束された近衛騎士の青年は、美しい婚約者を置いて逃げる必要などないはずだった、と。しかし、月の輝く砂漠の中でダガンが二人を追いつめた時、アドリアンが吐露した心情、希求の叫びとはー!?それぞれの立場、願いが交錯する表題作のほか、長篇書き下ろし「街の灯は黄水晶色にあたたかく」を収録。期待のニューフェイス・甲斐透のデビュー作。多分イラスト目当てで購入して、読んでなかった本です。うん年ぶりに出てきたので読んでみたら、なんだこれ。めっちゃ面白いじゃない!静かで正統派な雰囲気といい、気軽な若者言葉が乱舞しないところといい、後味すっきりとは言えない微妙な苦さとか、たまんないじゃない!ということで一気にお気に入り棚に移動しました。デルフィニア戦記とか先日紹介したリングテイルとか、ああいう軽くないキャラたちの話ってやっぱり好きだわ、としみじみ。続編出てもいいと思うんですが、残念ながら出てないんですよねー。むぅ。ちなみに、甲斐透さんって漫画『恋愛中毒的仙術師』の原作だったのですね。あれも、真面目な展開のとこは凄く好きだったのです。懐かしい……。目先の美男にくらくらくる瑠璃仙のテンションの高さは疲れましたが笑
2011年10月05日
マロウル国の女子校に入学した美少女の正体は、亡きキュイ王国のクランツ王子だった!?目的は女のフリをして次期国王候補の皇子たちを口説き落とし、ある願いを叶えること。呪いで小鳥に変わってしまう護衛のスズラウ卿&友人のミミカの協力で、計画通り彼らと知り合えたクランツ。ところが、皇子たちを狙う襲撃事件に巻き込まれてしまい…!?女子校なのに王子様がいっぱい? 女装王子と小鳥が繰り広げる冒険ファンタジー開幕!! 駿河屋で格安ゲット。やったね!しかし・・・アイリスですか。うーむどんどん新しいレーベルが出てきてわけわからんです。各レーベルの特色や方向性などもよくわからんです。内容は女装しつつも「ばれない様によりいっそうの女性らしさを!」等の思考はない、スカート姿なだけで中身は普通に尊大王子様のクランツ王子に脱力でした。教師にも上級生にも敬語は使わない。常に偉そう。言葉遣いもまんま。これで女装少年萌えって出来るかー!と思ったらやっぱりそんな内容でもなくって、野梨原さんのあのキレのいい許容範囲の広いキャラクターたちがわんさかの話でした。未来の王様候補3人もよい味出してたし、もう1人の亡国の王子様(女装中)も可愛かった。こちらはクランツとは違い髪も気を使って格好も頑張って、口調見た目に配慮してるのがいいね。しかも、ただ目的のために女装してるだけのはずが、うっかり王様候補に恋しちゃってまぁ!しかもお相手さんもノンケのはずが普通に男性と知りつつ意識しちゃってるし!ここで葛藤やら周りの反対やひんしゅくなんてものもありそうだけれど、そこはないのですよね野梨原さん。周りも本人も切り替え早いですよぅ。ちなみにクランク王子に惚れちゃった王様候補(相思相愛?)に至っては、オレの郷里って普通に男同士結婚してた地域だからwとまさかの告白。うわぁ、じゃあ問題って全然ないんじゃないか。で。そのまま男性同士でもオッケーそうなカップルたちなのですが、望みが全て叶うのがマロウル王なわけですよ。超自然的な力で、全てが叶うマロウル王。望めば他国も滅んじゃう。それだけすばらしく、危険で、存在は認識されながらも個人は不在のマロウル王。王様候補が王様になった時に、愛しの男性を見て「ああ、こいつが女だったらなぁ」と思えば、それって叶っちゃうんじゃないの?と思ってしまったのですがどうなんだろう。ていうかお妃候補養成所もかねた学園があるということは、現マロウル王にも妻は居るのだろうか。で、にもかかわらずあんなに虚しい生活なの?他シリーズに出ていた野梨原節炸裂の女性キャラたちなら、あのマロウル王のお相手も楽しく対等に愛を持ってしてそうなんだけれど。ちなみに、今回も女性陣(……2人ですが)はいい味でした!マイロード驀進中のおねーさま魔女様は当然として、ぐずぐず泣いてたミミカちゃんの変貌ぶりがすさまじい。実際、私頑張る!って思って1日2日であの変化はありえないと思うのですが、そこはさすが野梨原さん。本来のキャラに戻っただけのようなアクの強さがたまりません。特に続編についてのコメントもなく、話自体も現状維持+少しの前進といううまくまとまった感じと、最後にその後の大団円を予想させる文章というこれ1冊で綺麗に終わってます。が、もし続編出たらそれはそれで楽しいだろうな。あんまり長くなってちょーみたいに疲れる展開と甘さ控えめになるのは嫌だけど。
2011年09月30日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)「この髪を、けっして解いてはいけないよ」翠は亡き曾祖母の言葉を守り、自分につきまとう得体の知れない力を抑え込んでいた。一方、式を使って霊的な力をコントロールする、式神使いの神戸天明がいた。翠が感じる強い違和感は、相反する力がせめぎ合い、何か蠢きだしたからなのか?そして、ある行方不明事件の謎を追う翠は、自らの途轍もない過去と対峙することに!鎌倉を舞台に「人」と「獣」の壮絶な物語開幕。高橋明さんのイラスト目的で買って読んでなかったなぁ。と読み始めましたが、あんま↑のあらすじな話ではなかったぞ。よくわかっていない翠ちゃんと、なんか翠ちゃんが気になるようになった新聞部の男の子、この2人の視点でストーリーが進むからかな?うーむ、すっきり終わってない…と思ったら、4巻まで出てるのね!しかも、4巻はかなり前に出ていて、最終巻な感じのあおりもなく、作者ホームページは更新停止していて、以後他の著書はなく……。……って、まさかリングテイルと同じパターン!?なぜか図書館に2巻だけ入っているようなので、とりあえずそれを取り寄せしてみるものの、多分エピソードが続いてるんだよね。。3・4巻はブックオフの店舗やネットでなら入手出切るかなーでもそれで完結してなかったらやだなーリングテイルもそうだけれど、一応4巻まで出たならそこそこ需要あったということじゃないの?なんで続きとか他のは出ないの?
2011年08月25日
そして、再び幕はあがるーー!! 運命と踊る、シリーズ外伝登場!アンコールの喝采に応え、ブランカ姫、≪魔王≫マルディシオン、護衛騎士セロ、至高の三角関係が再び! 最強の侍女・リリアナを交え、幼き日々、解呪を求める旅の道中に、書き下ろしの後日談を加えた究極の外伝集!! 【内容情報】(「BOOK」データベースより)“魔王”に魅入られ、若返りの呪いをかけられたブランカ姫。護衛騎士・セロ、侍女・リリアナと共に解呪を求める旅の道中に、事件は起きた!?(「幕間のフーガ」「幕間のサルスエラ」)「そなたに永遠の愛を約束しよう」「悪いな-とか言わねえからな。ブランカは俺のものだ」「駆け落ちごっこ」「婚約」を経て、至高の三角関係が迎えた本当の決着とは…!?(「終幕のデクララルセ」)他、運命と踊るシリーズ、究極の外伝集。【目次】(「BOOK」データベースより)幕間のフーガ/幕間のサルスエラ/終幕のデクララルセ/幕裏のアルージョ/再幕のバイレ本編全3冊と手ごろにまとまっていて、非常に満足度が高かった『白と黒のバイレ』。こちらは後日談含めた短編集で、短いながらも各エピソードしっかり起承転結で非常に楽しかった。ハッピーハッピーエンドの後は読みたいけど、でも続編にしちゃうと何かしら問題発生で不幸せな現状…となっちゃうし、あの幸せはなんだったのよ!という作品も多々あるので、こういう短編で「その後」を見せてもらえるのはとても嬉しいのです。・魔王マロ犬と主人公カップルの娘萌えた!!!天真爛漫に育った子と、伝説の魔王様!こういう組み合わせ大好きです。魔王様が現状もわんこ姿ということもあり、魔王が惚れた相手の娘が魔王に惚れる、という図式が「ちょー」を思い出させる。あちらは結局、魔王の思いは変わらないし、娘は娘で他の人とハッピーエンドなわけですが、バイレではぜひ魔王とくっついて貰いたいね!強大な魔力と感情表現が薄く、老いも止まっているのでいつまでも美青年な「魔王」が、主人公に執着したのはそもそも、主人公が同じ時を過ごすものになれそうだったから。ところが主人公にはずっと思い人もいたし、何より国(国民)が大事という責任感の塊で、だからその狙いは叶わなかったんだけど……アスちゃんはずっと(狼姿の)マロと一緒に育ってきてただでさえマロに好意、さらに短編中にマロの本来の姿と力を見て運命感じちゃうし、お母様譲りの強力な魔力と、お父様の血筋の逞しい女性力も備えてるようだし、一応将来的に領主にはなる立場だけれど、現状お母様2人目懐妊とか、もう恋に突っ走れる性質と土壌は整ってるじゃない!あーもう。ラブラブ一直線の続編が読みたい!んで、本編中はあんま気にしなかったんだけれど、マロが他にふつーに恋愛経験というか、女性経験が有った様で意外だけど納得。まああれだけ綺麗な男でしかも強かったら女性が放っておくわけないよね。うん。ブランカに対するアプローチのアレさとかでなんかそんな感じがしなかったんで、ちょっと意外だったんだけれど。まあ来るもの拒まずっぽいしね。甘くはないだろうけど。1巻読んだ時、この魔王と侍女がくっつくのかな?とか思っていたのが懐かしい……
2011年08月02日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)伯父のアシュトレーから理花の兄を取り戻すため、自分の身体を差し出した夕樹。彼の身体を乗っ取ったアシュトレーは、火龍の心臓石のペンダントを渡せと理花に迫る。理花が次代の長だと見定めた龍ギースを過去に送り、他の龍を長に選ばざるを得なくさせる計画らしいのだが…。一方、ギースを見守る謎の精霊たちの思惑と正体は?守龍世界の未来を握る暴走乙女の大冒険、いよいよ完結。 前巻から怒涛の展開で、一気に読んじゃいました。もっと味わうつもりだったのだけれど、相変わらずテンポがいいので手が止まらない^^1~3冊目はほのぼのほのぼのって感じの珍道中ものでしたが、4冊目からはそれまでは幼馴染ってだけって感じの扱いだった夕樹くんがすごいことに!実はおかーさんがこっちの人間だったり、しかもお姫様だったりしたとか、今まで散々怪しい行動をしていたマントの男が母の兄…つまり夕樹の伯父だったとか。そしてそもそも夕樹くんの存在自体が……という、1巻読破時には思いつきもしなかった展開の数々にもう大満足!旅の最後は今までの流れ通りの大団円でこれまた満足~むしろこのシリーズで悲惨な終わり方をされると困っちゃうし。しかし、おわかれエピソードは語られないのが物足りないかな。色々想像するのも楽しいけれど、直前までの展開が最後の大ピンチで緊迫していたので、最後の最後に楽しいエピソードが見たかったわけです。堪能したかったのです。むむぅ。だってびっくりしたんです。まだページがあるし、これから別れへのエピソードになるのね…って思いながら読み進めていたら、意外や意外に、いきなり終了。その後は番外編というか、語られなかった旅のエピソードが収録されていました。前の巻「乙女は龍を喚ぶ!」も後半に番外編が納められていて、それも今回もページに可愛い枠が施されていてキラキラしてて可愛い~と思ったのですが、まさか最終巻と対になっている=最終巻も番外編収録だとまでは思いませんで。。(基本的に目次を見ないのです)キャラでは一番びっくりさせられたのが、欲のせいでぬいぐるみに閉じ込められた、精霊のマー介。初めのころはうっわぁ、いらない子……。と全く好きではなかったのですが、最終巻へと旅が進むにつれ、もう可愛くてたまらないようになっちゃいまして。はい、好感度メーターが真逆にふっきれました。1匹欲しいよー結局、全ての原因になった未来に起こる悲劇が、今回の出来事で回避されるのかはわかりませんでしたが、長い時間を生きる龍ですら世代交代するような先の話ですしね。それを確かめることっていうのはこの物語のお仕事ではないのでしょう。てかまあ、過去と未来の関係を考えると、変わらないんじゃないかと思うのですが。しかし、未来から来た龍が、その未来で元凶となった龍の行動とか伝えてくれてないので、何が悪かったのか、今回の事例以外の何を阻止すればいいのかということが、わからないってのがつらいところですね。とても楽しいシリーズでした 乙女は龍を目指す!
2009年12月11日
地獄の花嫁がやってきた2冊目【内容情報】(「BOOK」データベースより)裕福な家の娘との結婚を目指す、貧乏貴族の暁信は16歳。平安時代では結婚適齢期、頑張ってはいるものの、不器用な彼には難しい。ほんのり憧れている多佳子姫のもとで、雅なひとときを過ごしていると、閻魔大王の娘、夜魅姫が現れた。暁信に恋している夜魅姫は「今宵こそ」と、一緒に地獄へ行く気満々。そうはさせじと多佳子が受けた、暁信を賭けてのすごろく勝負!このゲームの行方は─。地獄の花嫁がやってきた3冊目【内容情報】(「BOOK」データベースより)閻魔大王の娘・夜魅姫になぜか惚れこまれ、求愛されまくっている貧乏貴族の暁信。裕福な女性との結婚を目指してはいるが、さすがに地獄への婿入りは遠慮したい。ところがある晩、夜魅姫の花婿候補の一人・迦楼羅王が現れて、暁信の目の前で姫をさらっていったのだ!同じく花婿候補である夜叉王いわく、かなり妙な性癖を持つ迦楼羅王は、夜魅姫を強引に妻にしようと企んでいるようで─。 「遊び」は1冊目ではあんまり出番の無かった夜魅姫様がいっぱいで大満足。あーもうめっちゃ可愛いです。可愛いです。たまらんです。双六ネタ自体はあんまり食い込んでなくて、結構序盤で終了でした。あれー?多佳子さんのお屋敷で勝負したら負けちゃって、キー!ってなった夜魅姫が、こんなん認めない~!と無理やり皆を地獄へ連れて行って「双六」をはじめます。しかしこれ、双六なのかはひたすら謎。さいころを振る度に夜魅姫が次々と地獄を移動していくっていうんですが、単純に無数にある地獄を観光してまわりたいだけにしか見えない^^後半は地獄から戻ったらあれやこれやで…ということで、結局、今回も主人公と夜魅姫と多佳子姫の関係は変わらずでした。むぅ。「鳥に」は迦楼羅王がいいキャラすぎて面白かったー超・超ナルシスト。そして女性に凄まじく甘い。でも別に優しいわけではなくって、単純に女性に優しくする自分が好きなのと、女性は自分に惚れる存在(自分を讃える存在)だからっていう。相手を見ずに相手に映った自分を見るので、相手自身には興味も無い。ナチュラルに最低です^^で、求婚するもナルシスト嫌いの夜魅姫にあっさりと振られて、信じられなーいってなった彼が夜魅姫を自分の本拠地に攫ってしまいます。救出に向かうは、夜魅姫を気に入る多佳子姫と暁信と乳兄弟の実唯そして……夜叉王様。人間ごときに許婚を奪われて大激怒の夜叉王様も今回ばかりは一時休戦。まさかこうなるとは思っていなかったので、読んでいてかなり楽しかったです。今まで予想もしなかったのに、ここにきて多佳子x夜叉王の予感!!「鬼」と気軽に呼んでは質問攻めにしたりと、全く自分を恐れない多佳子に調子を崩されっぱなしの夜叉王は激しく萌えでした。自慢の(でも許婚には嫌われている)筋肉を多佳子にべた褒めされて調子に乗ったり、もうお前さんってば可愛すぎますーーー!!!いやもうほんと、多佳子さんは夜叉王とくっつけばいいよ。生涯独身を貫く身でもいつかは死んじゃうわけで、夜叉王は地獄の人だからそれくらいの年月は待てるだろう。っていうのは、1巻から気になっていたのですが、夜魅姫にしたって夜叉王にしたって外見=年齢だという説明はされていないはず。「夜魅姫が幼い」とは言われてますが、これだって人間の年齢と=だとは言われていない。他の面々が300歳で夜魅姫は120歳で…とかいうことかもしれないし。後は成長速度が幼少と青年期で違っていたり、力の強い存在は若くで外見が止まるとか、そういう設定も結構ありがちだし、可能性としては十分あるんじゃないかなぁ。ということで、人間界で死んだ後、地獄に嫁いで行っても問題ない気がするのです。多佳子にもやもやを抱える暁信には悪いけれど、これからの展開には多佳子x夜叉王を期待しておきます!・・・・・・って、わくわくドキドキ読んでたら衝撃。次の「月の船星の林」が最終巻ですって!?うーわー・・・へこむわぁ。。
2009年12月06日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)いざなぎ流陰陽道三十七代目当主、奥物部善ノ介。ゲーセンと甘いものをこよなく愛する善ノ介は、宗家を継がず、保護者の美少女サクラとともに“拝み屋稼業”をしている―。そんな善ノ介に仕事をまわしているのが、警察で働く才女、土御門かがり。ある日かがりは善ノ介に、ちまたを騒がす“吸血鬼騒動”に関する資料を送ってくるが…!?型やぶりな陰陽師を描くオカルト・アクション。 懐かしい…!と、図書館で見かけて借りたこの本。昔スーパーファンタジー文庫(背表紙が緑のアレです)で出ていた「ハルマゲドンバスターズ」の続編です。今度の挿絵は上田信舟さんかぁ。まあ悪くはないけれど、やっぱり前のKIRINさんの方が好きだわーKIRINさんのほうが少女マンガ的といいますか、女の子のきゅるん♪って感じと、男性陣をいい感じに美形に描いておられたのです。私の大好きなおじ様・鷹弥様とか、小次郎さんとかほんと格好良かったのーあのイラストが無かったら、あっこまで好きになってなかったと思います。「ハルマゲドン~」の後の舞台で、相変わらずの善之介とサクラが、またやっかいな事件に巻き込まれて…というお話。今作は序章らしく前のシリーズの人は4人しか出てきません。善之介とサクラと、あらすじにもあるかがりと、後は小次郎さんだけ。あれ、あの人やあの人、あの人は??と思ったら、いやーなことに気がつきました。…私、前シリーズの最終巻「血まみれの犬」って読んでません凹私が読み出したのはそこそこ遅く、シリーズは古本屋で揃えていたのですが、当時からスーパーファンタジーの勢いは結構危ないところにあったようで、新刊を扱う書店でもほとんど置かれていなかったのです。で、当時小学生か中学生の私には取り寄せてまで買う余力はなく……。というわけで、読んでいない私にはいったい誰が生きているのかすらわからない。。えーと…私のお気に入りの美女ムジカちゃんはご存命なのかしら…??過去に好きだった「月と貴方に花束を」で、決着に近づくにつれ好きキャラがバタバタと命を落とす展開だったことが思い出され、なんとももやもやとしたまま読み続けてしまった私でした。。(ちなみに、今シリーズのあらすじを確認したらその後ムジカちゃん出てくるみたいです。 愛しの鷹弥さんも可愛いシズカ君も無事みたい。あーよかった^^)ストーリーのほうはとっても後味が悪い最後で、うっわぁとテンションだだ下がりでした。謎のキーワードはたくさん出てきて、善之介の今回のお相手になるような敵キャラの手の内もほとんどわからず、彼の目的というようなものもほとんどわからず。というわけで、もやもやしながらも1つの事件が(後味悪く)片付いて。ということで、これはもう何冊か続けて読まないと面白くないなぁーと。しかし、昔は「おにーさん」ってつもりで読んでいたのに、いつの間にやら善之介は年下かぁ。善之介のやりとりを読んでもガキくささが目立ってきて、ちょっと寂しいなぁ。楽天ブックスでは全巻品切れなんですが、一応リンクを…。
2009年11月29日
乙女は龍を目指す!【内容情報】(「BOOK」データベースより)火龍の長を捜すため、本格的に旅をはじめた理花、幼なじみの夕樹、風龍セレイルのご一行。とある街に立ち寄ったとたん、夕樹の母の形見のテディベアが、突然ひとりでにしゃべって動き出した!じつは“ある狙い”をもったものがこっそり潜りこんだせいだったが…。邪魔者に負けず、理花は「選定眼」で無事火龍を見つけられるか!?守龍世界は今日も波乱万丈から騒ぎ。冒険ファンタジー。 シリーズ2作目。今回はしょっぱなからセレイルさんも一緒にいます。そして、最初からといえばそうなのですが、すっかり気心が知れた3人組。異世界トリップ2作目で、そんなに時間もたっていないはずにもかかわらず、数巻続いている珍道中ものを読んでいるかのような安定感あふれるやりとり。楽しくはあるのですが、ちょっと物足りないかなー。欲張りですか?主人公の理花は相変わらず現状をあっさり受け止めていて、そういえば元の世界への思いがまったく語られていない、よね。うじうじうじうじした性格の主人公って確かにイライラするのですが、ここまであっさりされても…と複雑なものがあります。だって現状だと、特に異世界トリップな気がしないんですもの。ふつーに平民っていうかあんまり世界を知らない田舎の女の子とかを、いきなり「君には使命があるのだ!」とかいって連れ出して旅させてもOKな感じで、現役女子高生と友人を異世界に放り込んだ割には、特色が感じられないんだよなー。けどまあ軽く読めるのは非常に歓迎なわけで。まあクマのぬいぐるみが登場したあたりからこの巻の展開が読めてしまうのは、最後まで読んでも意外性と騙されたぁぁぁっていうのがなくってちょっと寂しいけれど、でもその分、下手に展開に迷うことなくすらすら読めるしね。明日は3巻読みます^^
2009年11月20日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)時は平安。かぞえで16歳になる、貧乏貴族の暁信は、結婚相手を熱烈募集中。この時代、妻の家柄や資産が出世に大きく関わるのだ。乳兄弟の実唯があれこれ世話をしてくれるのだが、もともと世渡り下手なせいか、何人もの姫にアタックしても玉砕続き。今度こそ、三日夜の餅(結婚成立)を!…と思った姫といよいよご対面というそのとき、暁信の前に物の怪とともに白銀の髪の童女が現れて。 久しぶりの瀬川さんです。昔好きでよく読んでいたのですけれど、最近遠ざかっていました。「精霊狩り」のシリーズが好きで、和製吸血鬼な彼によく萌えていたっけなぁ。スーパーファンタジー文庫の「暗夜鬼譚」シリーズも集めていたっけなぁ。というわけで、舞台は「暗夜鬼譚」を思い出させる平安もの。百鬼夜行もある世界ですが、暗夜の彼らは登場せず、牛頭馬頭も無し。閻魔大王は・・・どうなんだろう、名前だけなので同一の存在なのかは不明。タイトルにもある地獄の花嫁とは、ずばり閻魔大王の娘で、姿も精神年齢(というか色恋の知識)もとっても可愛い童女。それが結婚に向けがんばり中の主人公を気に入っちゃって…ってお話ですが、この巻は主人公と御付の少年+お相手の周辺の人々が中心で、この姫ってあんまり出ないんですよねー。出ても彼女の深い部分や思考などについては語られないから、心理や設定がわからないので、その辺がとっても気になります~!主人公が昔から持っている特長の、うって変わって人外並の能力を発揮する「火事場の馬鹿力」のほうも、あれこれ設定がありそうなのですが、今のところ本人もさっぱり理由がわかっていないし、いかにも続き物の1巻という感じで、今後明らかになる設定の数々に期待ができます。
2009年11月19日
内容(「BOOK」データベースより)田舎で平和に暮らしていたミミのもとに、突然お城の騎士がやってきて、弟のフィディルを連れて行ってしまった!なんとフィディルは、現国王の隠し子だったのだ。しかも、失踪中の第一王子の代わりに、隣国の姫と結婚させられるという。フィディルを取り戻すために、ミミは女官としてお城にもぐりこんだ。ところが、下働きのエリックと一緒に、国を揺るがす陰謀に巻き込まれて。 絵で選んだラノベが、内容も面白いとかなり得した気分になります。(特に電撃文庫やファンタジア文庫……;)ということで可愛い絵と「お城」「王子様」「主人公は平民」という、コバルトをはじめ各少女向けで王道の設定。これに惹かれて手に取りました。いつも言っていますが…王道って好きなんですよ。もう、キャラは可愛いしストーリーは面白いし、文章は読みやすいしで言うこと無し♪とっても美味しい本でした~短編を含むと16冊も出ている人気作なのも納得。この1冊目は2003年発行とかなーり古いので、何で今までこの本に気づかなかったんだろう…とちょっと凹んでみたり。でもま、完結しているのでまとめて読めて嬉しいですけど。しょっぱなにミミの弟は馬車に乗せられ連れ去られ、次の場面ではミミはお城の下働きとして職GET済の状態から本文スタートです。なので、ほぼ1冊丸々お城の中でのドタバタで、キャラも固定で覚えやすく、ミミと相手役との意識しない段階からじわじわと恋心が…?という過程を、じっくり味わうことが出来ます。にやけるわ~^^もうキャラが悪役以外みーんな愛おしくてたまりません。王様と王妃様への印象は正直全然なかったんですけど、最後の最後のちょいとした場面でずっきゅん!一気に好感度が上がりました^^割と「わたしとあなた」な狭い世界のお話が好きなので、国対国の戦争とか、引き離されてあれこれとか、シリーズが進んで世界が広がっていくと正直微妙…となってしまうことが多いので、この先このミミの話をどこまで読むのかはわかりませんが、続き2・3冊は読みたいものです。(片山奈保子さんの「汝」シリーズも途中でやめちゃったしなぁ…)
2009年11月13日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)元気で強気でオットコ前な高一の椎名理花。悩みは頑固なクセっ毛だけ。幼なじみの弟分、榊原夕樹と楽しい毎日を送っていたはず、だった。ところがある日突然、謎の金髪青年にさらわれ…気づいたら見知らぬ世界で「おまえが龍の一族の長となる者を選ぶのだ」と一方的に告げられる。…乙女の人生、むかうところ“敵だらけ”!?守龍ワールド待望の新シリーズ、波乱万丈の冒険がはじまった。 異世界トリップものです。ということで、王道な分ある種安心して読める気がしまして。守龍ワールドということで他の作品ともリンクしているようなのですが、まあそれらを読んだことが無い私にはさっぱり。どこがどうリンクしているのかもわかりませんでしたが、でも悩むことも無く普通に楽しく読み進められました。1・人物紹介にびっくりイラスト人物紹介に書かれていた人がほとんど出ないという内容に驚きました。まあ主人公と幼なじみ、異世界の龍(人間の姿)x2って面子なのですが、赤毛の方は主人公に会ってすぐに別れ、それ以後一切出てきません。二人のちゃんとした会話は1シーンだけ。そして、主人公のお目付け役的存在の長髪の男(表紙の彼)は、序盤で主人公を迎えにいって、世界に連れて来たと思ったら主人公に逃げられます。ということでストーリーのほとんどは主人公と幼なじみが出合った、王位継承問題で揺れる王国の、当事者達との絡みなのです。いやぁ、予想外。2・主人公に優しい設定にびっくり理由はまだ謎なのですが(1巻目だしね)、主人公にはある龍の一族の長を選ぶ特別な役目があります。龍の決まりで、前の長が指名した人間にしかその権利・能力がないらしく、それに従わないと世界の危機という非常に重大なお役目なのです。ちなみにこの世界の龍っていうのは人々の崇拝の的で、とても神々しい存在。そう、まるで主人公のバックにいるのは神様。そして主人公が貰った特別アイテムにより、異世界なのに言葉は通じるし、文字もOK。物を買おうとしたら現地のお金がいつのまにかポケットに。さらには普通は見えない残された記憶的なものも見えちゃう。ちょ、1巻目から随分と世界に優しくしてもらってませんか…。ということで苦労もないし、主人公達の状況への順応力も素晴らしくで、異世界トリップものでよくある「知らない世界に放り出されていや~ん」な展開が、ない。読んでいてふと思い出したのが、「十二国記」の陽子ちゃんのことでした。あの子は「国王」として異世界に呼ばれたのに、しょっぱなから説明はしてもらえないし放り出されるしで、優しくされたら裏切られ、魔物には襲われ、命からがらで、そりゃあもう悲惨でしたっけ。。今回の主人公・理花の性格設定だと、今後しばらくはスカッと爽快な物語になりそうです。しかし「龍」を見て「蛇」だと言ってパニックになる理花が、龍を龍だと認識して普通に接する日は果たして来るのか^^;ていうか誇り高き龍様としては蛇扱いされてさぞイラついただろうなぁと同情です。とりあえず1巻では乙女は龍を導いていませんでした。むしろ、振り回していました。笑完結済みの作品なので、先が見えないもやもやもないし、果たして終わるのか…という存続の危機もないし、そのあたりは安心して読めそうです。
2009年11月10日
ねじまき博士とガラスの時計1巻内容(「BOOK」データベースより)少年博士のアレックスは、カラクリつくりの天才だが、愛くるしい外見とは裏腹に、人間嫌いの変人で偏屈な性格。研究の邪魔をされるのが何より嫌いだったのに、行方不明の祖父のせいで、森の動物に育てられたリーという野生児をひきとることに。リーが屋敷に来てからというもの、次々起こる大騒動に博士は振り回されてばかり。おまけに博士はリーが実は女の子だとは気づかないままで…。「楽園」の樹川さんということで、図書館で発見してウキウキ借りてみました。やっぱり当たりー!もうキャラが可愛くて、掛け合いが楽しくてで、キュンキュンしながら一気に読みました。「世界」の常識は知らないけれど、とっても頭の回転が速くて、小さいからだなのにとっても強くて、弱いものに優しいリーにわくわくしながら、茅田さんの「デルフィニア戦記」の頃のリィを連想してはニヤニヤしてみたり。(あの時のリィが一番好きです。元の世界に帰ってからの彼は…;)キャラは本当にみんな可愛いのだけれど、見せ場のあるカボチャ型の機械人形・ジャックと、寡黙で無敵な執事・ロレンスさんにきゅんとしました。1巻で出てきたジャックの謎は3巻でばっちり見せてもらえます。終幕に向けてクライマックス絶好調の3巻は、本当にこの二人が大活躍。2巻の1章の主役だった、リーの家庭教師になったメアリー先生は、好きな子なんだけれどその後の話では今一つ出番が無くて残念。気弱でひっこみな子なので、我先にと出てこないのは仕方ないかなぁ。。一応画面にはいるみたいなんですが、あんまりしゃべらないんですよぅ。。奇人の博士の唯一の友人・オリビエとその妹達とか、オリビエのお見合い相手とか、愛おしいキャラクターが多くて、ほんと誰にスポットが当たっても満足なシリーズでした。3冊で終わっちゃうのが寂しいなぁ。
2009年10月29日
【内容情報】(「BOOK」データベースより)魔法によって、牢屋が破壊されてしまったシンギンガンド城。魔王サルドニュクス、スマート、ティルファのいる前で、唯一の王族・ホルイー姫は女王への即位を宣言する!そして、スマートに命じて、兄のギンガを呼び出すが…!?一方その頃サファイヤは、魔王・八翼白金の空間にいたのだが…!?魔王サルドニュクスと魔法使いスマートが界を渡る、魔王シリーズがついにクライマックス。 これで本当に「ちょーシリーズ」関係は最終と言うことなんでしょうか。ちょっと寂しいなー。1巻1巻で別の世界の話になるのかと思ったら、途中からはティルファで続きましたね。この巻では可愛くなったラブがもうたまらんです。ラブが魔王になる前のこととか、ホルイー姫と国のこととか、今までのヒロインさんたちが再登場しちゃったりだとか、ページ数のわりに慌しいなーとは思ったけれども、でもまあ面白かったです。このシリーズで一番好きなのは1作目だけれども。ティルファがギンガのことを好きということに、あんまりエピソードなり語られることがなかったのがちょっと物足りないですが。まあ恋ってそんなもんだしーって言っちゃえばそれまでですが、でもでも、3冊連続登場のメインカップルなんだしさ。(途中からスマートとラブがメインになりますが)「頑張る女の子を、応援します」って感じのカップル中心の1巻完結スマートと魔王の世界放浪ストーリーって感じだったのに、ティルファは今一つ響くものが感じられずーーー。ビジュアルは好きなんだけどなぁ。サリタとサファイア、スマートの「再会」の場面が素敵でした。ちょー本編シリーズで曖昧になっていた、失われた「サリタ」に対するそれぞれのもやもやとした気持ちの整理が付けられた感じでした。ラブの成長も、パーミルの思いと行動もと、胸に来る場面が多くて豊作でした^^(けど、他がそうな分余計に主役カップルさんがね、物足りないの…)それにしても、スマートほんとにいい男ですわ。最後にラブに指摘されているとこはまあしょうのないとこですが、ボロボロの魔王前の姿をしたラブにかけた言葉と行動といったら……!!すごいです。格好いいです。本物です。全体的に面白くはありましたが、うーん。最後の、今まで周った他世界から助っ人を呼んでの流れはー…本人は気にしてないみたいですが、革命家の彼女があまりにも……ドリーの加護には体の模様しか負担(?)がないみたいなのに、彼女が得た知識の代償は大きいよ、魔王様……。。
2009年06月17日
ちょーシリーズの人気コンビが贈るファンタジー!貧乏な貴族の娘ドリー。国王主催の舞踏会で「いちばんみっともない」という理由で王子の婚約者にされてしまう。王子への復讐を誓うドリーだったが!? ちょーシリーズの魔王とスマートも登場!【内容情報】(「BOOK」データベースより)国王主催の舞踏会で、貧しい貴族の娘ドリーは王子ルフランディルにプロポーズされる!しかし理由は、居並ぶ娘達の中で、ドリーが一番ちっぽけでみっともないから…。結婚を迫る国王への当てつけのつもりで、王子はドリーを選んだのだった!悔しいドリーは、偉大で綺麗になって、王子を見返そうと決意するのだが…!?「ちょー」シリーズのスマートと魔王も登場する新作ファンタジー。 中学の頃よく読んだちょーシリーズ。その後しばらく野梨原さんから遠ざかっていましたが、先日読んだマルタ・サギーが面白かったので再燃してきまして。魔王とスマートの話が出てたなんて~!と今更ひどくびっくりし、さらに図書館に入っていてもう1回びっくり。面白かったです~^^もう、ドリーと王子と周りの人々が可愛すぎる!テンポがよくスパスパ進むストーリー・掛け合いに頬がにやけました。真っ先にツボに来たのは、舞踏会で王子がドリーをけなした時の周りの反応です。酷い言葉の数々にドリーが泣きながら走り去った場面で、あんな小娘に王子を取られちゃったわムキーって女性陣の反応を期待した王子。しかし実際は、おねー様方はあれってあんまりよね~と冷たい視線。しかもそんなに悪くないって誰か彼女に言ってあげて、や、私がお化粧してあげたい、あのドレスが似合いそう。とかすっかり王子が悪者★でもって竜退治しちゃって「素敵な女性」になられたら困るから王子様はドリーの邪魔をと考えるんだけれども、実はドリーの顔も覚えていなくて、まさかの一目ぼれをしてしまうという。なんとなく、この王子様の世間知らずぶりと、根本的に優しい人柄、ヘタレどころなどでちょーのアラン王子を思い出しました^^大好きだったちょーシリーズの初期の頃を思い出す、わくわくキュンキュンする軽いノリにすっかり魅了されました^^このシリーズはあと数冊あるのですが、その辺は魔王とスマートのシリーズ。今回のように世界自体を移動するということを繰り返し、様々な世界で彼らが関わるお話になるのでドリーたちの再登場は無いみたい。今のところ3冊目まで読みましたが、どのカップルも可愛くて読んでいてにまにましてしまいます♪ちなみに、ちょーシリーズは1冊目のちょー美女と野獣が一番好きです。キャラ的には1冊目には出ていないヴァデラッヅや、2冊目以降に本領発揮のサリタ(魔王前)が好きなのですけれど。基本的にカップルさんがラブラブしているのが好きなので、子供達編はあんまり、興味が…^^;(ここで登場する魔族は大好物ですが) ←ここまで読みました
2009年05月14日
魔法学校を追い出され、故郷に戻った十六歳の娘・スウェナは、薬草を探しに出かけた森で何日も道に迷った末、不思議な湖に辿り着く。そこには、輝く宝珠を抱いて眠る巨大なドラゴンの姿があった。あまりにお腹の空いていたスウェナは、思わずその竜の珠を“食べて”しまい、なんとか命をとりとめる。しかし翌日、スウェナの前に、壮絶なほどに美しい青年が“皿と箸”を持って現れ、「喰らったものを出せ」と迫ってきて―!?泣きべそ魔法使いの娘と、俺様な竜公爵・メリルの、命を賭けた恋物語。 数年ぶりに、書店で少女小説を購入しましたタイトル買いでございます~内気少女と人の姿をした人外のラブストーリお話は、スウェナの体から宝珠を取り出す方法を聞くために、遠くに住む伝説の魔法使い(竜の知り合い)に会いに行く森の旅がメインになります。最初はツンツンな竜と、嘆きつづける少女が、徐々にお互いのことを知り……距離が近づいていくキュンキュンです!王道ストーリーですし、大体こうなるだろうな~と予想もできるのですが、でもでも全然飽きずに完読し、その後すぐに2週目しちゃいました^^読みやすいし、キャラクター達の行動を頭の中で映像・絵としてイメージしやすいんですよね~1巻完結ということで、国や世界に触れつつも、しっかり二人のことに絞って書いてあるのでわかりやすく、ラブ~い少女小説が読みたかった私にはそれはもう充実の読み応え♪あとがきで、この後のラブラブな一生の流れも簡単に書かれていたのですが、もっと二人のラブラブを読みたいな~と、それくらいに好みでした。で、調べてみたら昨年の11月に続編が出ておりましたこの本が7月に出たことを考えると、とってもスパンが早いアマゾンのレビューを見てみると、こちらでもすっきりと終わっているようです。でもあれかな、読者の希望が多かったら続編を書かれるのかな??
2009年01月22日
お嬢さまとお呼び!お嬢さまボロもうけお嬢さまと青バラの君 久しぶりに本屋に行って驚いたこと。→お嬢様シリーズが復刻版ででていたこと。なつかし~い!レモン文庫でずーっと昔に出ていたシリーズです。私の年代でこれを知ってるのも微妙っていうくらいの時期です。(だって当時は古本屋で買い揃えた気がするもの) ああ、懐かしいなぁ小学校2・3年で折原みとを読み漁り、そしてそのまま当然のようにこのシリーズにはまり、同じレーベルのレモン文庫の挿絵で知った、飯坂由佳子のイラストにきゅんきゅんしてこの人のマンガを買うようになって…… ・ ・ ・でもって4年でスレイヤーズの原作に夢中になって、びわこ放送でやっていたアニメにも夢中になって、主人公の声をやっていた林原めぐみにメロメロになって関連アニメに手を出して……純情で乙女でピュアな恋愛ストーリーと、ものっすごいキラキラしてる折原みとを読んでいた私には、この「お嬢様」シリーズは、すっごい衝撃的でした。目から鱗がばりばり落ちました。だって、主人公は少女マンガの「悪役お嬢様」に憧れるお嬢様で、仲良しグループにはもう明らかにバリバリ下ネタ可な、超美形のホモがいて、なかのいい美形の男の子をギラギラした瞳で狙っていて。多分初めてです。小学生だった私がネタとしてもホモという存在を知ったのは。そして、結構普通に受け入れていたんですよね、きっと。。ああ、いろいろ思い返すと、やっぱりこの作品は私の人生に大きな影響を与えたようです。これと、その後にはまった「スレイヤーズ」はもう本当に、小学生時に知っていなかったら今の私はいません。(良い意味でも悪い意味でも)ということで(話しは投げっぱなしで放置に決定)、「お嬢様」シリーズが復刻です。全4巻で、各3話(文庫3冊分)+書き下ろし1本収録ですって。書き下ろしですよ書下ろし。嬉しいですね♪昔のイラストになじみがある分、イラストが変わってしまったのが残念ですが。だって、やっぱり、バリバリ立てロールがいいにゃぁ凹
2008年04月16日
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