May 11, 2016
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にほんブログ 村
今回、楽天には本がなかったので、アマゾンのリンクをつけてます。
いやあ、やっぱりジョン・ヴァーリィは最高なのです。
学生時代だったか、とにかくかなり昔に、
いっときどっぷりとはまった時期があったのですが、
日本だとちゃんと評価されてないというか、単に
日本に合わなかったのか？そのへんはわからないんですが
いまひとつ盛り上がらなかったというか．．．
（と、私が思っているだけなのかもしれませんが）
ここのところ、やっと傑作短篇集が数冊出たりしているので、
改めて読んでみたのですが、最初に読んだ時
感動をしたのをまたも思い出しました。
彼の本の魅力は様々あると思うんですが、
たとえば自由な発想の設定、いきいきと描かれる登場人物の魅力、
ストーリーの面白さなど．．．
その中でも設定として普通に出てくる「性がかなりフレキシブル」であるということも
あると思うのです。
男性から女性、女性から男性になるのはごく普通のこと。
黎明期の場合、（もしくはそれが普通の時代になっても）
嫌悪感や反発を感じる一定数の人間はいるんだと思うんですが、
「女だから」
「男だから」
という軛から解き放たれた開放感のような、
そんな爽やかさを感じるというか。
昔文庫の「ブルー・シャンペン」を読んで、
悲しいエンディングでもなぜか爽快という、素晴らしい読後感に
ひたったのを思い出しました。
今回、加えてかなりの年齢の場合でも、幼い子供になれるという
さらなる軛からの開放のようなものもたくさん盛り込まれている短編集でした。
昔読んだ時はかなり若かったからか？
そっちの「年齢さえも自由に設定できる」というところにはあまり
感銘を受けなかったのか、それとも読んだ小説にその部分がなかったのか。
ちょっと、この間紹介した「老人と宇宙」シリーズとの共通項がありますね。
ジョン・ヴァーリィや、ハインラインのほうが先にそういうことを
書いているのですけれども。
ストーリーには関係もなく、それにある短編のひとつに
出てくるだけの描写なんですけど、ちょっと取り上げてみましょう。
「バービーはなぜ殺される」という話で、
警官の格好が出てくるんですが、これがかなりフリーダム。
頭のなかで想像するとかなりのものでした。
決められた制帽と、腕と太もものバンド、それに
かかとが付いた布底のスリッパ。
銃器や通信機、手錠などは皮の装着ベルトにしっかり固定されている。」
うううーーーーーん。
ようするに、基本かなりの露出度である、ということなのです。
で、露出を控えてほしい、ととある宗教的なというか、
そういう団体にいわれて、「えっ、別に普通だけど．．．」と
困惑している警察の格好が上記の感じなのです。
パンいち（ナイロンブリーフだ）に帽子、スリッパ、革ベルトに銃。
どうでしょうかみなさん。これが「当たり前」の世界は。
なるほどなるほど。なんというか「ブルーオイスター」と
いう単語が頭をぐるぐるしました。
（ブルーオイスター/「ポリスアカデミー」（映画）の中に出てくる
ゲイの集まるダンスホールのようなところ。）
とここまで書くと、ブルーオイスターが気になってしょうがないので、
ニコニコ動画の「ブルーオイスター」シーンを貼り付けます。（笑）
ジョン・ヴァーリィ、吹っ飛んじゃうなあ。
あっ、ブルー・シャンペンとブルーオイスター．．．
ブルー．．．ってぜんぜん関係ありません。
ポリスアカデミーが久々に観たくなりましたよっ！！！
一応蛇足ながらこのシーンの説明をつけると、
「教官に目をつけられている主人公がパーティーを開くというので、
教官の腰巾着のふたりがパーティーに潜入を試みる。
不適切な行為をおさえて、主人公にアカデミーを退学させようとしているのだ。
腰巾着たちはいじめの対象になっている生徒に、その場所（パーティー会場）を探るように
命令したものの、それを察した主人公が教えた場所が「ブルーオイスター」。
意気揚々とパーティーに乗り込んだつもりの腰巾着たちが見たものとは．．．！！！
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Last updated
May 11, 2016 09:37:42 PM
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ジュエリーデザイナーが、読書、映画、テレビドラマなどインドアな趣味の日々を書くという内容です。ジュエリー、関係ないじゃん！ということも多し。
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