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rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.05.21
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監督 : 篠原哲雄

監修・脚色 : 福井晴敏

原作 : 池上司

出演 : 玉木宏 、 北川景子 、 堂珍嘉邦 、 平岡祐太 、 吉田栄作 、 鈴木瑞穂 、 吹越満 、 益岡徹


試写会場 : ヤクルトホール


公式サイトはこちら。



<Story>


現代。
倉本いずみ(北川景子)はアメリカからの手紙を携え、かつて日本海軍で潜水艦艦長を務めた祖父を知るただ一人の存命者・鈴木を訪ねる。
手紙に同封されていた、古びた手書きの楽譜が、なぜ戦争相手のアメリカ海軍駆逐艦の艦長に渡ったのか…。

第二次世界大戦末期。
日本海軍は、最後の防衛ラインとしてイ-77をはじめとする潜水艦を配備していた。
艦長・倉本孝行(玉木宏)は、親友であるイ-81の艦長・有沢義彦(堂珍嘉邦)の妹・志津子(北川景子)から渡された手書きの『真夏のオリオン』の楽譜を手に、米海軍駆逐艦を迎え撃っていた。
イ-81が突破され、激戦の果てに劣勢に立たされたイ-77は、知力と体力の限りをつくした最後の戦いに臨もうとしていた……。
[ 2009年6月13日公開 ]

真夏のオリオン - goo 映画
真夏のオリオン - goo 映画





<感想>

基本的に戦争もの・病気ものはスルーすることが多い。どうしてかというと大体結末がわかってしまうから。
どっちも「亡くなる」が大前提と考えないといけない。
なのですが、堂珍くんがやっぱり気になって応募(笑
なのであらかじめ苦手分野ということを織り込み済みの鑑賞となる。


戦争映画は結末が分かっているだけに、直視するのが大変しんどい部分もある。
この映画もおおよそそんなところだろうと想像していたが、着地点が意外な場所であった。
第2次世界大戦で、日本海軍にいた方ならばきっと、このように戦いたかったと思っただろうと感じさせる「おとぎ話」、と位置付けてもいいかもしれない。
なので下手に戦闘シーンを期待していくととんでもない肩すかしを食らう。チラシや予告、音楽でそこは予測できる部分でもあるのですが。
最初と最後が現代、その間に戦争のシーンがあるんですが、あとでよく考えると、最初のシーンで結末が1つネタバレしてた。 


『Uボート』は鑑賞しているが、それと比較したら戦闘の緊迫感はかなり少ないものの、潜水艦での戦法が多様であり、心理戦であることを思わせる。頭脳の戦いでもある。相手の姿が見えないだけに、自分の存在を感知させたりさせなかったりもまた作戦に利用するのは見どころ。
玉木宏さんはその部分を表情だけで演じないといけなくて、また共に闘ってきた仲間・部下に対してどう思っているかも出す必要があった。これは彼の演技の幅を広げたものではないだろうか。 結果としてとても優しく、当時の日本海軍にこんな人がいたとはとても思えないくらいのキャラクターに仕上がっていたけど、着地点を考えたら妥当な線なのかな。


倉本孝行がいかに人望が厚かったかということは随所に出ている。通常の潜水艦映画ではありえないくらいの穏やかさ、艦長の命令なら聞く部下たち。 (・・・ですが、「真夏のオリオン」に気を取られ過ぎて戦局を不利にするのはあり得ない)
戦闘そのものに対しての彼の信念、そして命を大事にすることを説いていました。回天にもいろいろな考えがあるし使い方もある。意外な考えです。
そして私の期待の初出演、堂珍くん扮する有沢義彦ですが、やっぱり正直固かったかなあと思わせる場面もある。だけどイ-81の船内での彼の表情はよかった。絶望とかすかな期待とが混じってて。
北川景子さんのヒロインはインパクトに今一つ欠けるように思う。あの頃の女性の、ふわっとした感じや、情緒的な表情がもう少しほしかった。この映画自体が女性や子ども向けでもよいくらいなだけにそこは少々残念なところ。


この映画ってどういう風に考えたらいいんだろう・・・ と思ったんですが、やっぱり戦いにおける理想形なんでしょうね。 こんな風に戦えたらいいんですが、現実は「船底一枚の下は地獄」だし、日本海軍の悲惨な最期は枚挙に暇がないので、そこを知っている世代の方々には物足りないか、かえって絶賛されるかどちらかになると思う。 
音楽もファンタジックなのでそれもこの映画のイメージを先行させる1つの要因となっている。全体として絵本のような印象でした(児童書も出てるくらいだし)。 
平和を訴えるのにはいい教材だと思います。





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今日の評価 : ★★★



















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Last updated  2009.05.25 09:29:54
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