こんにちは~

ご年配の方に人気だそうです。 この映画。
真摯、その通りでしたね。
仕事や山に向き合う姿勢、それを後押しする剣岳と地元の人たちの雰囲気、いい話でした。
(2009.07.26 09:37:59)

Nice One!!

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びー。 @ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55 @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.06.24
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監督・撮影 : 木村大作

原作 : 新田次郎

出演 : 浅野忠信 、 香川照之 、 宮崎あおい 、 小澤征悦 、 井川比佐志 、 國村隼 、 夏八木勲 、 松田龍平 、 仲村トオル 、 役所広司


公式サイトはこちら。



<Story>


明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎(浅野忠信)は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。
「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。

柴崎らは山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探す。
その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。


劔岳 点の記 - goo 映画
劔岳 点の記 - goo 映画






<感想>

時間があったらガーデンシネマにでも行きたかったのですが、この日はとても余裕がなく、
また朝からすごい大雨なので、お手軽にご近所シネコン鑑賞。
ちょうどワンダフリーチケットが1枚あったのでこれを使用することに。 今月28日?でTカードとワーナーの提携終わっちゃいますんで。。。
スクリーンはほぼ満席。
シルバー世代がほぼ9割! すごい。 何となく居心地の悪さも感じてしまうくらい(笑


映画自体は、予告からもう大変気になっていたのですが、試写は少ない&当たらず(苦笑
なので早く観たいと思ってました。
浅野さん、松田さん、そして何と言っても香川さんですよ。。。
そして歴史ものっぽい感じ。 こういうのってツボっぽいかも。



原作は新田次郎氏。
明治時代の測量は政策の一環であり、それと剣岳の初登頂を絡めたドラマになっている。
当時日本地図の測量は、「陸軍参謀本部陸地測量部測量隊」(→ 現在の国土地理院だそうです)で行われており、れっきとした軍隊の中の一組織だったようです。山岳測量もそこで行われていました。
当時発足したばかりの日本山岳会に、剣岳の初登頂を許してなるものかというプライドがあって当然なのでしょうね。
国の威信を賭けた仕事、それと「遊びの登山」では比較にならない・・・。 このセリフも重みを持ってきます。
2つの組織の考えの根底にあるものの比較もまた興味深かったです。




劔岳 点の記
(C)2009「劔岳 点の記」製作委員会






柴崎は、無理を言う陸軍と、自らの経験値で推し測る剣岳制覇の可能性の低さの間で悩みますが、絶対命令に背くことはできないことと、測量に対しての情熱から、剣岳に挑みます。
初登頂すべしというプレッシャーと、測量の仕事を第一に考えること、そしてパーティー全員の安全をも考えないといけない。相当ハードでしたが、それを表面に出さず、自分のすべきことを淡々と彼はこなしていたと思います。昔の男性像ですね。

それを支える宇治長次郎。
山が好きで、山に登る人の助けになりたい。 その気持ちが彼を動かしていくんですが、地元の立山信仰と、そこから始まる長男との軋轢、待遇に不満を訴える仲間たちとの絡み。。。 一筋縄ではいかないものが彼のゆく手を阻みます。
ですがそれに屈することなく自分を貫いていく彼の生き方がいい。 自分がどこまで立ち入っていいのか推し測るあたりなど、さすが香川さんならではと思わせます。

測量隊の若手、生田信は松田くんでした。 彼はまだ若くて人生経験が浅いため、プライドや見栄が先行してしまうのですが、剱岳チャレンジの中で、次第に周囲に対して謙虚な姿勢が生まれてくるあたりもいい。
日本山岳会の初代会長となる小島を演じた仲村トオルさんですが、この役もまた、自分たちのポジショニングをわきまえた描かれ方をしているところが好感持てました。


当時の事情に必死で立ち向かって、任務を遂行する男たちの姿。
例え表向きは地図上の1点でしかなかったとしても、裏での苦労がこうして語られることはまずないだけに、この映画は男性が共感する部分も多いんじゃないでしょうか。
剣岳の厳しくも優美な自然も見どころです。





*********************************




今日の評価 : ★★★★(5点満点中4点 ★は1点、☆は0.5点)





















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Last updated  2009.06.27 07:08:33
コメント(14) | コメントを書く


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峻烈な劔岳映像です!  
keyakiya さん
そうですね、シルバー世代が多いのも久しぶり。夫婦でご鑑賞という姿をたくさんみかけました。もちろん若い人も多かったですが。
たっぷり劔岳の姿を堪能しました。さすが厳冬の姿は無理でしたが。そういう意味では、撮影条件のいい、季節だけの、絵として美しい映像だけです。それでも山好きにはたまりません映画でした。 (2009.06.27 08:18:46)

keyakiyaさん  
rose_chocolat  さん
はじめまして こんにちは。
TBありがとうございます。

>シルバー世代が多いのも久しぶり。夫婦でご鑑賞

そうです、そんな方々で席はほぼ埋め尽くされていました。

>たっぷり劔岳の姿を堪能しました。さすが厳冬の姿は無理でしたが。そういう意味では、撮影条件のいい、季節だけの、絵として美しい映像だけです。それでも山好きにはたまりません映画でした。
-----
本当に綺麗でしたね~。 雪崩のシーン、雷鳥なども、よく撮ったなあと思います。 剱岳を登った方々のご苦労も偲ばれます。
(2009.06.27 08:33:43)

TB,失礼しました  
悠雅 さん
こんにちは。
TBではご迷惑かけてすみません。
時折、機嫌が悪くて弾いてしまうことがあるのですが、
一時的なものでありますようにと祈るばかりです。

本当に、いい作品でしたね。
元のお話がしっかりしているのはもちろんなのでしょうが、
原作を踏まえ、あくまでも本物に拘る職人気質な監督の采配や技術に、
キャストたちが十二分に応えて、真摯に作られたのだろうと、
どの映像からでも推察できる気がしました。
内容はもちろんのこと、
こういうがっしりした日本映画が作られて、大きなスクリーンで観ることができて、
それが一番嬉しかったかもしれません。

予想通りに、『おくりびと』『レッドクリフ』と並ぶ観客の年齢層でしたが、
やはり、全国的に同じ傾向なのでしょうね・・・
当方のようなお喋りはご遠慮願いたいけれど、
普段、映画に無縁の方々にも観てもらいたいと思う作品でもありました。 (2009.06.27 13:33:11)

Re:『劔岳 点の記』 (2009) / 日本(06/24)  
Pastoral Louise  さん
こんばんは♪
シルバーさんが多いのですか、、
わたしもこれはぜひとも見たいと思っています。
剣岳に登ろうなんて、、、あの山のどこを登るのかしら?って思うほどの斜面っていうか絶壁ですよね。。
映画にするなんて、、すごすぎます。
(2009.06.27 23:29:57)

悠雅さん   
rose_chocolat  さん
こんにちは~

おっしゃる通り、それぞれの人物の心情も踏まえながら、美しい剣岳の元、精魂こもった映像を見せていただきました。
キャストさんたちもみなさん、それぞれの仕事をしっかりなさっていて。

映画館はいろんな方が参りますから、シネコンでマナーの呼びかけをしても、無理! ということもありますね。本当はそんな呼びかけ自体が恥ずかしいことなのですが。
いい映画なのでみなさんにご覧いただきたいですね。
(2009.06.28 08:57:19)

Pastoral Louiseさん  
rose_chocolat  さん
こんばんは~

これはシルバーさんが多かったですねw 私は特に何もなかったですが、おしゃべりに悩まされた方もおられるようで。。。 劇場鑑賞の際にはちょっと気をつけた方が。

>剣岳に登ろうなんて、、、あの山のどこを登るのかしら?って思うほどの斜面っていうか絶壁ですよね。。

いやもうホント、その連続でした。 彼らはよくやったと思います。 もちろん、映画にすること自体、偉業だと思いますよ^^
また感想聞かせて下さいね。
(2009.06.28 08:59:59)

素晴らしかった!  
KLY さん
rose_chocolatさんは山登りに詳しいんですね^^ 私はその辺がとんと疎いのですが、それでもこのロケは尋常じゃないと解りました。ここまでかけて本物を撮った監督と、その想いに応えたスタッフ・役者にまさしく測量隊と同じく仕事に描ける誇りを感じます。
それだけに余計エンドロールの「仲間たち」に痺れました。 (2009.06.28 10:44:06)

KLYさん   
rose_chocolat  さん
こんにちは~

いえいえとんでもないー!
山登りなんて、中学の林間学校で八ヶ岳に行って以来、じぇんじぇん縁がないですよ(笑

この映画をみんなが愛して、大事に作ったっていうのがわかります。
「仲間たち」、まさにその証拠ですね。
(2009.06.28 13:05:35)

こんにちは~♪  
ミチ さん
ただ登って下りるだけの映画なのに感動してしまいました。
年配の方がたくさん見に来ておられましたが、若い人でも十分感動できると思うんだけどな~。
浅野さん、香川さん、そのほかの「仲間たち」には本当にご苦労様と言いたいです。 (2009.06.30 22:05:29)

ミチさん  
rose_chocolat  さん
こんばんは~

そう、言われてみれば「登って降りるだけ」なんですよね。
でもそこにも本当にいろいろなドラマがありまして。
そして剣岳の美しい風景。。。
いい映画だったと思います。
(2009.07.02 19:53:52)

真摯な映画  
ノルウェーまだ~む さん
こんばんわ♪
私の時も、ほとんどがシルバー世代でした。
自然の美しさや厳しさと真摯に向き合った映画というかんじでしたね。
香川さんが、とにかく良かったです。 (2009.07.25 23:47:14)

ノルウェーまだ~むさん   
rose_chocolat  さん

Re:『劔岳 点の記』 (2009) / 日本(06/24)  
hoshiochi  さん
はじめまして、この映画をDVDで見ました。組織の威信を賭けてプレッシャーをかけてくる陸軍、静かなライバル心を燃やす日本山岳会にあって、ただ黙々と自分の任務に忠実である柴崎と長次郎のコンビに打たれました。動じない、というのはこういう人のことを言うのでしょう。 (2013.05.11 10:54:04)

hoshiochiさん  
rose_chocolat  さん
はじめまして、コメントありがとうございます。

>動じない、というのはこういう人のことを言うのでしょう。
-----
もうこの作品も4年前になりますね。
細部は忘れてしまいましたが、男たちの、任務に対しての忠実が残る作品でした。

楽天はサブブログとして開けていますが、メインはgooブログへ移動しています。本記事はこちらです→
http://blog.goo.ne.jp/rose_chocolat/e/655f2097afe2a22744c4cc4d4ff31427
こちらはTBができますので、よろしければお使い下さい。
(2013.05.11 17:06:09)

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