1
【コンセプト】日常の退屈から逃れ、願望のままに彼のもとに吸い寄せられ、くらくらとしためまいを感じるほどの興奮に身を委ねる恋。そんな恋愛の絶頂に酔いしれる香り。まとう人を新しいオーラと情熱的な輝きで包み込む、甘くセンシュアルなホワイトフローラルシプレー。【調香師】■ドラ バグリッシュ/dora baghriche・ベルサーチェ『ヴァニタス(2011)』・アルマーニ『ガーデニアアンディグア(2020)』■ハリー フリーモント/Harry Fremont・カルバンクライン『CK One(1994)』『エタニティモーメント(2004)』・ランコム『オーウィ!(1999)』『ミラク(2000)』・ラルフローレン『ポロスポーツ(1994)』『ロマンス(1998)』『グラマラス(2001)』・トムフォード『ノワールデノワール(2007)』■オリビエ クレスプ/Olivier Cresp・ミュグレー『エンジェル(1992)』・ケンゾー『ローパケンゾー(1996)』『ケンゾーアムール(2006)』・DIOR『デューンプールオム(1997)』『ミッドナイトプワゾン(2007)』・D&G『ライトブルー(2001)』『ライトブルーサマーバイブス(2023)』・ニナリッチ『ニナ(2006)』『ニナルージュ(2019)』・ヴァレンティノ『ヴァレンティーナ/2011』・YSL『ブラックオピウム(2014)・ネオン(2019)・イリシットグリーン(2022)・オーバーレッド(2024)』【香調】燃え上がる恋の移り変わりを表現トップ:甘酸っぱいフルーティな香りが「恋の始まりを告げる出会いの高揚感」を表現ストロベリー、ラズベリー、ベルガモット、ペアーミドル:夜だけに花開く魅惑的なダチュラの花の香りが「燃え上がる恋に溺れる感覚」を表現オレンジフラワーアブソリュ、ジャスミンサンバックアブソリュ、ホワイトピオニー、ダチュララスト:官能的ながら落ち着いた香りが「離れられない、虜になる感覚」を表現パチョリ、ホワイトムスク、アンバー■感想:私の好み度<50>爽やかさのあるグレープキャンディのような甘いフルーティーでスタート。そこから少しビターだけど甘いベリー系の香りに変化するあたりは『ベビードール(2000)』の微かなベリーを思い出しました。ですがそれより強く思い出したのはエスカーダ『セクシーグラフィティ(2002)』。ラズベリー、ストロベリーなどのベリーの甘くてキュートな表現がよく似ています。トップのベリー/グレープ系が落ち着くとピオニーが開き始めこれはアルマーニ『ピヴォワンヌスジョ EDT(2014)』のフルーティーなピオニーに似ています。アルマーニはラズベリー、タンジェリンといったフルーティさにピオニー&ローズのブレンドですが全体的にエアリー。サンローランはピオニーの表現に重みと厚みがあります。ラストに入りピオニーが落ち着くと潮風に当たった肌のような匂いがするのでこれはカロンを感じるのかもしれません。さらにこのあたりからこの作品の個性というかクセというか…少し傷んだイチゴのような少しの酸味と苦味が混ざったような匂い。整えた表現だとビターなストロベリー×パチュリ×アンバーと変換できるかも。ラストのこの部分で好き嫌いが分かれると思います。またシャネル『チャンス(2005)』が煮詰まったような濃厚さを思わせる部分もあり最後にギュウギュウバタバタと騒々しいため、癒しを求める香調ではありません。『20代という若さと持ち前の明るさに自己肯定感が高い無敵系&愛され女子』をイメージする50代の私には羨ましくも微笑ましい香り。■拡散性・持続性拡散性は普通から少し高め、持続は普通からやや長め。■液の色・ボトル液の色はかなり淡いピンク。7.5mlのミニチュアボトルはクリアで四角ベースに複雑なカッティングで丸みのある形状。ネック部分にブラックのボウ。サイズは約w35×d29×h53mm、フランス製■季節10月から4月。真冬は個人的にはもう少しベリーが落ち着いてほしい。■年齢20代。女性向き。30代以降は自分時間のための香り。■サンローランの香水では…『モンパリ』はキュート系で20代向け、香りの系統はベリー×ピオニー『リブレ(2019)』はフェミニン系で30代向け、香りの系統はホワイトフローラル×気持ちハーバル廃番の『ベビードール』の香りを求めるなら…ロシャス『マドモアゼル ロシャスEDP(2017)』をおすすめ!■リピートミニチュアボトルで十分楽しめリピートなし。ミドルまでは好きで70点、ラストは30点、よって全体では50点。
2024.05.31
閲覧総数 58
2
【コンセプト】「自由」という特別なオーラを纏うジェンダーレスなフローラルラベンダーの香り。【調香師】■Anne Flipo/アンネ フリッポ・コーダリー『オーフレッシュオーデヴィーニュ(2017)』『アンジェデヴィーニュ(2023)』・エスティーローダー『ビューティフルマグノリア(2021)』・アルマーニ『アクアディジョイア(2010)』・ジバンシイ『イレジスティブル(2020)』『ランテルディ(2018)』・ラルチザンパフューム『ミモザプーモア(1992)』『シャッセ オ パピオン(1999)』・パコラバンヌ『オリンピア(2015)』『ファントム(2021)』・ロシャス『マドモアゼルロシャス(2017)』『マドモアゼルロシャスクチュール(2019)』■Carlos Benaim/カルロス ベナイム・カルバンクライン『ユーフォリア(2005)』『コントラディクション(1999)』・フレデリックマル『オードゥマグノリア(2014)』・アルマーニ『コードファム(2006)』『コードカシミア(2017)』『マイウェイ(2020)』【香調】セクシーでクールなフローラルラベンダートップ:ラベンダー、タンジェリン、ネロリ(ブラックカラント、プチグレン?)ミドル:オレンジブロッサム、ジャスミンサンバックラスト:バニラ、トンカビーン、ホワイトムスク(セダー、アンバーグリス?)■感想:私の好み度<75>きっかけは『リブレ』の3種セット『リブレ ディスカバリーコフレ/各10ml』¥13,420-・リブレ オー デ パルファム(2019)・リブレ オー デ トワレ(2021)・リブレ ル パルファム(2022)公式によると…■リブレ オーデパルファム (2019)ラベンダーとオレンジブロッサムが織りなすセクシーでジェンダーレスな香り。香りの強さ:★★★(5時間前後)トップ:ラベンダー、タンジェリン、ネロリミドル:オレンジブロッサム、ジャスミンサンバックラスト:バニラ、トンカビーン、ホワイトムスク■リブレ オーデトワレ (2021)ホワイトティーが軽やかに素肌を包み込むフレッシュでセンシュアルな香り。香りの強さ:★★(3-4時間)トップ:ベルガモット、タンジェリン、ラベンダーミドル:オレンジブロッサム、ジャスミン、ホワイトアコードラスト:ムスク、バニラ、アンバーグリス■リブレ ルパルファム(2022) サフランがジンジャーと調和。クールでマスキュリンなラベンダーにスパイシーなツイストが香り立つ。香りの強さ:★★★(5時間前後)トップ:ベルガモット、マンダリン、ジンジャー、サフランミドル:オレンジブロッサム、ディーバラベンダー、ラバンディンハートラスト:バニラ、ハニーアコード、ベチバースプレー直後はプチグレンの苦味がツンと主張する。それがおちつきジャスミンにオレンジブロッサムが広がるとニコス『スカルプチャープールオム(1995)』のシトラス&ジャスミンを思わせます。ただ、ニコスはそこから塩・マリンっぽさ、陽気さが広がるのに対し、『リブレ』は洗練されたホワイトフローラルがほんのりとした冷気と透明感をイメージさせ軽やかでエレガント。おそらくラベンダーとシダーのバランスで冷気を感じるのだと思いますが人によってはほんの少し男性的、整髪料の香り、というニュアンスかもしれません。フゼアの男性的な雰囲気を時代の流れとともにユニセックス化した印象。フローラルとともにバニラも広がり、この甘さも甘いけどシアー。ラベンダーは前半あたりではそこそこ感じるものの全体としてはコンセプトで言われるほどの主張はなくホワイトフローラル4、バニラ&パウダリー3、ラベンダー2、シトラス1■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め。持続性はやや長め。最後まで『リブレ』らしさがありバニラが甘いけどくどくない。■液の色・ボトル液はゴールデンイエロー。10mlは細長い円柱形。ボディはクリアガラス、キャップはブラック、ネックとアトマイザーはゴールド。スプレー部分は回転させ取り外し可能、詰め替え可能。サイズは約φ14×h114mm[10ml]、フランス製。■季節通年。3月から6月向き。秋冬には甘さがもう少しほしいものの、冬の冷気に馴染むタイプです『リブレEDP』を春、『リブレルパルファム』を秋冬と切り替えるのもあり。■年齢20代半ば以降。女性向き。オフィス可能。一番似合うのは30代前半。一通り社会を駆け抜けて裏の部分を少し知って冷静さも持てるようになった人向き。可愛いよりも綺麗なイメージ。かっこいい人という表現よりスマートな人という香り。■おすすめできるかも?大流行した当時『スカルプチャープールオム』が好きで、ラベンダーが好きなら『リブレ』をおすすめ。アルマーニ『コードファムのラベンダーバージョン』っぽくも感じたのでそういった好みの人にも。■リピートリピートするほどではないものの、香りとしては好きなタイプ。
2024.06.01
閲覧総数 57
3
【コンセプト】特別なもの。 支配し、魅了するもの。 自信を持ち権力を握る女性。 神々の傑作。 神話上の女神は大地を震わせその香りは人々を魅了。 動物的なソルティバニラが特徴の官能的なフレグランス。【香調】トップ:ピンクペッパー、ブラックカラント、シャーベットミドル:ピンクローズ、ピオニー、ペアラスト:ソルティバニラ、パチュリ、カシミアウッド■感想:私の好み度<75>フルーティーフローラル・スパイシー最初に塩味グルマン系キャラメリゼ。洋梨とキャラメルのソース入りホワイトチョコ(orバニラ)の上に挽いた塩、ピンクペッパーで飾られた、一粒のチョコのよう。フルーティーはペアー6、ブラックカラント4。ローズはフルーティの奥にある感覚。フルーティ4、ローズ3、バニラ1、ムスク&ウッディ1、ペッパー0.5、塩0.5落ち着くとメタリックなメロン/ウリorアクアの印象へ。さらに『オリンピアブロッサム』はピンクペッパーですが、ランコム『ミラク(2000)』のペッパー感を思わせます。『ミラク』ほどシャープではないもののスパイスの効かせ方は近いです。ただ、フルーティのコーティングが表面にあるため目立ちませんがその隙間からスパイスの匂いというかくしゃみにつながる刺激のようなものが体温の上昇や動きによってふわっと出てきます。この香りの種類が独特だと思います。ラストはトップからのフルーティーさも微かに感じつつ。少し焦げたバニラ、キャラメルのような、塩バタークッキーっぽい香り。完全にグルマンにはならないのは淡いムスクのパウダリー。手首につけた香水はぬるま湯が触れると美味しい香りとなりポワンと広がります。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性はやや長め。■液の色・ボトル淡いピンク。サンプル:1.5ml(フランス製)■季節春、秋冬。■年齢年齢は20代以降。女性向き。20代前半ではオフィスも可能。30代以降はフルーティーさがややカジュアル。■『ピンクペッパー&ローズ』のバランスが近いのは?ディオール『ミスディオール(2017)』『オリンピアブロッサム』がペアーやブラックカラントのフルーティに対し『ミスディオール』はシトラスがしっかりとした点が大きな違い。■リピートサンプルで楽しめた香り。
2023.11.01
閲覧総数 56
4
銀歯の治療が完了してゴキゲン。いい歯医者さんで、スタッフさんも皆さんよくて安心できる医院。さて、これで気兼ねなくいろんなものが食べれます。おやつは暑いからアイスクリームが多いけど、たまーに夕食後に熱いお茶と一緒に冷凍保存してる羊羹をいただきます。この羊羹がめちゃくちゃ旨いのでオススメ☆『wagashi asobi/和菓子あそび』のドライフルーツの羊羹!(と、ハーブのらくがん、については後日)羊羹よりも外郎派なのでありますが、この『ドライフルーツの羊羹』は雑誌で知り「これは間違いないっ!!」とショップサイトに問い合わせ取り寄せ。羊羹というと、虎屋しか思い浮かばないんですが、その虎屋の味もしっかりは記憶にないけど、たぶん、それよりも甘いと思うこの『ドライフルーツの羊羹』。まず、ドライフルーツは、イチジク、イチゴ、クルミ。それぞれ、プチプチ、グニュ、カリッとして食感もよい組み合わせ。その面白さに、砂糖は黒糖なのでこってりとした風味のよい甘さ。それになんとラム酒!!!!!これが美味しくパワーアップさせてます。6月に取り寄せて、1週間くらいしか日持ちしないので、適当に切って、ラップに包み、冷凍保存。水分がほとんどないので固まらず冷凍庫から出しすぐに食べれます。だから急な来客でもササッとサービスできるのもいい。濃厚で、甘めな羊羹が大丈夫なら、ちょっと風変わりなので手土産にも。そのままでもいいし、お店の方によりますと薄くスライスしたものをフランスパンにのせても美味しいとのこと。あと、ワインにも合いますよ、と☆。切っただけでも断面がすでに盛りつけられた感じですね。
2012.08.10
閲覧総数 1686
5
【コンセプト】すべての感覚を活性化する、活気に満ちたモクテルにインスパイアされた香り。エネルギッシュで新鮮で、同じように魅惑的で、常にユニークなイヴ・サンローランのエッジがあります。バニラバーボンの暖かいバルサミコノートを持つダークなローストコーヒーベースは、グリーンマンダリンのフルーティーでピリッとした品質とは対照的です。ジャスミンの緑の花のファセットとイチジクの甘さを加えると同時にピリッと、スパークリング、クリーミーで官能的な香りになります。【調香師】Oliver Cresp/オリヴィエ クレスプ(D&G『ライトブルー』『ディヴォーション』、ミュグレー『エンジェル』、ケンゾー『アムール』)Nathalie Lorson/ナタリー ローソン(ショパール『ウィッシュ』、ディオール『リメンバーミー』、クリスチャンラクロワ『オーフローラル』)Marie Salamagne/マリー サラマーニュ(レプリカ『フラワーマーケット』『ビーチウォーク』『バイザファイアプレイス』)Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン(ヴァレンティノ『ヴォーチェヴィヴァ』、グッチ『フローラゴージャスガーデニア』)【香調】ザ・ゼスティ&クリーミーフルーティーな香りトップ:フィグリーフ、ペアー、グリーンマンダリンミドル:オレンジブロッサム、ジャスミン、フィグラスト:コーヒー、ブルボンバニラ、パチュリ■感想:私の好み度<80>オレンジ&フィグのビターさがあるコーヒーガム。トップは爽やかなフレッシュでキラッとしたマンダリンにフィグのビターなグリーン。このあたりからすぐに『ブラックオピウム(2014)』の派生とわかるコーヒー。フローラルはジャスミンが強くシャープな表現、少しトロッとしたネクター系の洋梨のフルーティさ、そしてミントのようなメンソール感が微かに感じられ香りとしては甘く濃密なはずだけどその清涼感があるアロマなニュアンスのグルマン。時間がさらに経過し、シャープさビターさの角がとれるとコーヒー部分は昭和の頃に感じたミルクっぽさのある缶コーヒーあるいはロッテのコーヒーガム!子供時分、祖父母に連れられ喫茶店へ。コポコポと理科の実験装置のようなものでできあがる茶色の飲み物がコーヒーと知り、パイプに火をつけおいしそうに飲む祖父。気になって一口飲ませてもらうけどやはり味覚は子供仕様で「にがい、おいしくない」とすぐにミックスジュースを飲んだけどカップや室内に漂うコーヒーの香りは嫌いでもなく。コーヒーガムの包装を目にすると「あの苦い味…」と思い出し、少し成長して(まだコーヒーは飲まないけど)食べたとき「あれ?(あの)コーヒーと違う」とそのバニラの甘さに拍子抜け。しかし何十年後『ブラックオピウム』という香水であのガムの味をコーヒーらしく思えたのでした(笑)『イリシットグリーン』は特に。オリジナル『ブラックオピウム(2014)』よりも明るく仕上げられた印象。『ネオン(2022)』よりコーヒーのミルク・バニラ感強めだけど、青みでフレッシュ。使った『ブラックオピウム』シリーズ4種類ではオリジナルの次に好きな香り。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性はやや長め。■液の色・ボトル液の色はオレンジっぽい?10mlボトルサイズは約φ14×h114mm、フランス製。かなり透けない黒地で円柱形、ネオングリーンでロゴなど。キャップ付き、スプレーのネック部分は固定され取り外し/詰替不可。■季節季節は秋から春。■年齢20代後半以降。女性向き。夜向き。■リピート好きな香りだけど、毎年違った新タイプがリリースされそちらを追いかけるためリピはなし。
2024.05.29
閲覧総数 91
6
店頭で吊るしてあった『ミスターメンリトルミス』のリラコに食いつき今頃でありますが『リラコ』デビューしました。あまりの快適さに後日ネットでチェックするとレトワールデュソレイユとコラボに気づきました。レトワールデュソレイユはフランスの縞模様が有名なテキスタイル屋。プチサイズのトート、ランチョンマットを愛用中です。ランチョンマットはしっかりと厚みがあり、密度の高い目で丈夫。古いものは4-5年使ってますが、色が浅くなることもなく。基本的に賑やかな多色使いで「トマトソース飛んだー」などでシミになっても目立たないのもいいのです。ただランチョンマットを買う時は縫い目側の生地の目がまっすぐになったものを選ぶのがポイント。初めて買ったとき適当に選んだので目が斜めになっていたものは洗濯するとよれてしまい長方形から蒲鉾型に変形。アイロンかけのときに引っ張っても戻らなくて不格好wさて、ユニクロがレトワールとコラボ。店ではミスターメンリトルミスでホクホクしすぎで気付かなかったwネットではタイミングよくセールでリラコもレトワールのTシャツも¥790時間を忘れてポイポイカートに入れた結果、22点。それでいて2万ちょいという驚異的な価格。ミラクルです。ミスターメンリトルミスのリラコはレーヨン100%。テロンとした素材で、履いたときにストンを落ち、歩くとヒラヒラ。一方のレトワールリラコはコットン100%。コットンのリラコはシルエットが大きいというレビューがあったので『M』に。たしかにコットンリラコは1サイズ小さい方が少しタイトめになるものの見た目はスッキリとなるので正解でした。ただ私はレーヨンの方が涼しく、シワもできないし、シルエットも好き。レトワールもレーヨンだったらもっと気に入ったかも。ランチョンマットと同じかなぁと探してみる。これはちょっと違うかな。レトワールの縞柄って、、、普通にパジャマ柄wウエストはゴムだけど、紐付き。可愛いけど邪魔なので引き抜いてしまった。レトワールのTシャツ。本来の生地とは違うので仕方ないけど、縞や色がボケててらしさが発揮できてないのがちょっと残念。レビューで腕がピチピチと読み『XL』を。一枚だけ『L』で注文。思っていたよりも腕は窮屈ではなかったですがいわゆるTシャツよりは二の腕周りはタイトめ。私のようにたぷたぶ過ぎでなければ通常サイズで問題なさそう。レトワール以外のリラコもいくつか。パジャマでリラコ、家着でリラコ。以前はジーンズで過ごしていた日常も、ゆるゆるだらだら系が楽になってきました。だから太ってもすぐに気付かないというデメリットもありますが。ジェニファーバートレットというアーティストTシャツ。ゆったりとしたシルエットなんだろうけど『L』で選んだらちょっと大きかった。ペイントタッチで、縦にうっすらとストライプも。格子柄のデザインもブラシのタッチで。着ると昭和のコタツカバーを思いだしました。イネスドラフレサンジュとのコラボのシャツ。ブルー¥1990、オフホワイト¥1290どちらも夏に羽織るのにいい薄さ。オフホワイトは同じLでもややタイトめ。同じくイネスのクルーネックのボーダー長袖。¥990-シルエットがよく、たぷたぷの二の腕が細くみえる。厚手でしっかり、ネックのラインもきれい。これで¥990-には感じられないクオリティで後日買い足したほど気に入りました。縞々なインテリア、住人もますます縞な人に。
2015.07.30
閲覧総数 2213
7
秋冬の新製品やクリスマスコフレの情報も出始める時期になったというのに今回は去年のクリスマスコフレ『レディースミニチュアコレクション』。香りの豊作でラルチザン、ディプティック、トッカ、トムフォード、イプサと同時期に購入し四季の移ろいに合わせのんびり使っていたら、こんなに時間が経過していました。『レディースミニチュアコレクション¥8,100-』は6種類(各5ml)のセット。■MURE ET MUSC EXTREME■LA CHASSE AUX PAPILLONS■AMBRE EXTREME■TIMBUKTU■CALIGNA■ROSE PRIVÉE歴史の古いものからレポ。■MURE ET MUSC EXTREME ミュールエムスク エクストリーム(EDP for women and men) 1993『究極の黒いちごとムスク』という名前から可愛らしいベリー系の甘さを思い浮かべそうですが『男性が(も)似合う』ベリーの香りにクリアなムスク。トップのベルガモットはよくあるビターなスプラッシュといった弾ける強さではなくカシス、ブラックベリー、レッドベリーといったベリー系の甘さが広がりすぎないよう手綱を引きバランスを保っているように感じます。そこにムスク、サンダルウッドの甘さがシアーに重なってきます。このあたりが「男性でもキャラクターによってはこれは似合う…」と思わせる部分でパチュリ、オークモスといった男性的な素材が少し出てくるためかなぁと。EDPにしては軽やか、持続は短めに感じますがムスクが淡いながらも最後まで残ります。女性なら20代であれば季節は問わず通年可能ですが、30代以降は真冬にはムスクの重みが物足りない/浅い気がするので3月から初夏までがお勧め。男性であればベリーの甘さがあるので秋冬が似合います。名前では『EXTREME』の有無ですが、EDTとEDPでは香りがしっかりと違うようなのでいつかじっくり比べてみたいです。■EDT『ミュールエムスク(黒いちごとムスク)』 1978/調香師ジャンラポルトフレッシュ フルーティ ムスキー・トップ:レモン、オレンジ、バジル、ミント・ミドル:ブラックベリー、フレッシュジャスミン・ラスト:ムスク、パチュリ、オークモス■EDP『ミュールエムスクエクストリーム(究極の黒いちごとムスク)』 1996/調香師ジャンルイシュザックフルーティムスキー・トップ:ベルガモット、カシスのつぼみ、オレンジブロッサムリーフ・ミドル:ブラックベリー、レッドベリー・ラスト:ムスク、パチュリ、オークモス■LA CHASSE AUX PAPILLONS シャッセオパピオン(EDT for women)1999ラルチザンパフュームで上位を争う人気の香り。南仏の太陽が注ぐ夢の庭園をイメージ…という香り。 トップは、瞬間的に様々な香りが弾けるイメージで、 柑橘の香りが軽やかに、そして草原のようなビター感が広がります。 そのビターさに重なってくるのが、とてもクリアなチュベローズ。 チュベローズというとマイケルコースの香水を思い出すのですが あちらはカシミアのような温かさ/クリーミーさを感じるのに対し ラルチザンはとってもエアリーでフレッシュ。 その後、イランイランとジャスミンの濃厚な香りがプラスされるものの 基本的な軽やかさは保ちつつ香りの奥に蜂蜜のような甘さを感じます。 ラストへ進むにつれベチバーの清涼感で香りが一度まとめられ バニラの香りでしっとりと仕上げられます。 春/初夏に合う軽やかでクリアなチュベローズの香りをお探しの方に。こちらのEDTとEDPの調香師はどちらもアンフリッポ。■『LA CHASSE AUX PAPILLONS(EDT for women)』1999『シャッセオパピオン/ちょうちょをつかまえて』フレッシュフローラルブーケ・トップ:ベルガモット、ライムブロッサム、ピンクペッパー・ミドル:オレンジブロッサム、チュベルーズ、ジャスミン、菩提樹・ラスト:チュベルーズ、イランイラン■『LA CHASSE AUX PAPILLONS EXTREME(EDP for women and men)』1999『シャッセオパピオン エクストリーム/究極のちょうちょをつかまえて』スアーヴ フローラルブーケ・トップ:ピンクペッパー、サフラン、オレンジブロッサム・ミドル:ジャスミン、菩提樹、チュベルーズ・ラスト:チュベルーズ、バニラ、ベチバー、イランイラン■AMBRE EXTREME アンバーエクストリーム(EDP for women)2001東洋のスパイスに、パチュリ、ターキッシュローズがとけあう洗練されたアンバーの香り。日本の線香というには艶っぽくやや喧噪な雰囲気で行ったことはないけれど東南アジアの雑踏とした暮らしのなかにある寺院を懐かしい気持ちで思い浮かべてしまいます。というのも、お腹が空きそうなスパイスな香りがトップから広がり、蜂蜜やバニラ、アーモンドといった甘い香りは飲食店や家庭から漂ってくる料理の隠し味として微量に感じるような匂いでそれにサンダルウッドが濃厚に揺蕩う先は寺院のお香。と、そんなシーンを想像というより妄想を逞しくさせてくれるストーリー性が強い作品だからです。持続は良く、朝つけて夜までしっとりと肌に香りがのっている感覚です。スプレーで範囲を広げ纏うより、極力『点』で香りを置いていく方が香りがぼやけず全身でムンムンと籠った感じになりにくい気がします。年齢は30代以降。季節は秋冬。10-11月から2月あたりのピリっとした寒さになったときに。調香師ジャンクロードエレナオリエンタル スパイシー アンバー・トップ:カルダモン、ナツメグ&メイス、ペッパー・ミドル:パチュリ、ターキッシュローズ・ラスト:ベンゾイン、サンダルウッド、ムスキーノート、トンカビーンズ、バニラ■TIMBUKTU タンブクトゥ(EDT for women and men)2004アクアティックな透明感とセンシュアルな深みを持ったスパイシーでウッディな香り。トップからピンクペッパーのスパイシー感に個人的にはクセのあると感じるカルダモンの香りが広がります。大地、土の匂いのようなワイルドさを感じ取ったかと思えば青白さを思わせる花の香りが流れてきたり、擦れたようなドライなスパイシーさに温もりのあるクリーミーさ、と意識を集中させると相反するイメージが魅力的に表現されています。サイトの説明に『肌の奥まで染みこむようなセンシュアルでエキゾティックな香りは、アフリカの大地とヨーロッパの洗練を感じさせ…』とあり、その世界観を捉える事ができ心でよしっ!と小さくガッツポーズをしつつ、そこまで緻密な表現者である調香師に感服。男女兼用のようですが、個人的には女性用。私が使うと甘ったるくなりなぜかオリエンタル調に傾いてしまうため秋冬ですが、ウッディさがでやすい方であれば春夏に、そして男性用となりそうです。EDTですが、ロングラスティング。調香師ベルトランドゥショフールウッディ スパイシー フローラル・トップ:ピンクペッパー、カルダモン、グリーンマンゴー・ミドル:カロカロンデ、インセンス、パピルスウッド・ラスト:ベチバー、パチュリ、ミルラ、ベンゾイン■CALIGNA カリーニャ(EDP for women and men)2013スプレー直後に甘めのレモンとベルガモットが香り立ちはシトラスらしいフレッシュさはありながらもマイルド。ここからの香りの流れがとてもファンタスティック!セージの青味、クリーミーなイチジクがベールをかけ松葉の清々しい苦味がラストにプラスされ時間の経過とともにほろ苦さへ。ミドルあたりで、ジャスミンやローズといったフローラルさが見え隠れしますが軸になっているウッディさが男性的なので、ユニセックスですが個人的には男性におすすめ。派手さはないですが、静かな傑作。イチジクつながりで私がすぐに思いつくのは・ディプティック『フィロシコス』・マークジェイコブス『メン』カリーニャはそれらより複雑で太陽の陽射しと自然のなかでの風を思わせる日中の香り。マークはココナッツで甘さがありますが、カリーニャはセージと松葉がキー。30代後半から50代前半、一番は40代の男性が粋ですね。春から夏。日中。男性ならビジネスシーンよりオフ、天気の良い日に。女性ならビジネスシーンでも、梅雨時期の空気が重い日でも自身の空気を軽くしてくれるはず。調香師ドラバクリッシュアルノフローラル アロマティック ウッディ・トップ:レモン、セージ、ベルガモット、イチジクアコード・ミドル:ジャスミンマーマレード、レンティスク、ローズのつぼみ・ラスト:オークチップ、松葉、オリーブツリーウッド■ROSE PRIVÉE ローズプリヴェ(EDP for women and men)2015フローラルフローラルした可愛いとかフェアリーといったタイプではありません。シプレなローズで、2006年の資生堂『ローズロワイヤル』に近い感覚。トップは、バジルが強めで少しハーバルよりなフレッシュでスタート。『グリーンマンダリン』だからなのか分かりませんが柑橘系によくある弾けるような甘みは控えめです。ハートになる部分は花のブーケですがローズ50%、カーネーション30%、ライラック10%、マグノリア10%といった印象で、私にはローズが思ったより主張しません。ラストはパチュリがよく香るのでマニッシュなフィニッシュ。春夏の香りで、それ以外のシーズンでは寒さによって香りが開かず苦味やえぐみがでます。ほんの僅かなバランスでクラシックな古風な香りになりそうなところを調香師のセンスでモダンよりに整えられている感じです。…後日この作品は巨匠といわれる調香師と新鋭調香師によるコラボと知り納得!調香師ベルトランドゥショフール、ステファニーバクーシュフローラル シプレ フレッシュ・トップ:バイオレット リーフ、バジル、ブラックカラント、グリーンマンダリン・ミドル:メイローズ 、マグノリア、カーネーション、ライラック・ラスト:シプレアコード、ヘイ、パチュリ、ムスク今回のセットにはなかった・マンダリンEDT・ティーフォーツーEDT・プルミエフィグエ/EDT+EDPも気になるところですが……香りの風はゆっくり追いかけることにしましょう。
2016.08.27
閲覧総数 1776
8
【調香師】Oliver Cresp/オリヴィエ クレスプ(D&G『ライトブルー』『ディヴォーション』、ミュグレー『エンジェル』、ケンゾー『アムール』)Nathalie Lorson/ナタリー ローソン(ショパール『ウィッシュ』、ディオール『リメンバーミー』、クリスチャンラクロワ『オーフローラル』)Marie Salamagne/マリー サラマーニュ(レプリカ『フラワーマーケット』『ビーチウォーク』『バイザファイアプレイス』)Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン(ヴァレンティノ『ヴォーチェヴィヴァ』、グッチ『フローラゴージャスガーデニア』)【香調】トップ:ブラックコーヒーミドル:オレンジブロッサム、ドラゴンフルーツ、ジャスミンラスト:シダーウッド、パチュリ、バニラ■感想:私の好み度<70-75>トップはガソリンのようなケミカルな奇妙な匂いを含むもののしっかりとオリジナル『ブラックオピウム(2014)』らしさであるコーヒー×バニラ×ジャスミンを解き放ちます。キーとなる『ドラゴンフルーツ』は不明。というのも果実は外食でサラダやソースの彩り、スーパーで見つけ勢いで買い食べたといった視覚の記憶はあるけど、味覚と嗅覚は覚えておらず…というわけで、キーノートはわからないままですがトロピカル系フルーティ?っぽいところ??ミドルからオリジナルよりもコーヒーらしさがあり淹れたコーヒーよりも焙煎したコーヒー豆の香り。香ばしさ、そしていい意味で焦げた苦味があります。私の場合、このビターさは自身では感じるけど周囲には届かずフルーティーとキャラメルバニラっぽくなるようです。フルーティ3、バニラ3、ジャスミン2、コーヒー1、ウッディ1。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや高め、持続性はやや長め。■液の色・ボトル色はオレンジ系?ボトルは正面からは四角、上からみると楕円。前後面に円形で窓、その円中心に水平のラインが側面ぐるっと一周入り液体が見えます。クリアのネオンピンクをベースに窓・水平ライン・底面以外はブラックベースにシルバーラメ。ラメの質感は指先でも凹凸が分かりますが、ひっかかるようなザラつきはありません。窓からは直径5ミリほどのデザイン管が見え、その中にアトマイザーの管。キャップは円柱形にくるみボタンを乗せたような形状。艶の黒地にピンクゴールドでブランド名。30mlボトルサイズは約w63×d26×h96mm、フランス製。■季節秋冬。■年齢20代半ば以降。女性向き。オリジナルよりちょっと砕け気味なのでオフィスはラフな雰囲気なら20代後半以降向き。■『ブラックオピウム』が好きなら…60%受け入れられ、好まれる香り。でも飽きないのはオリジナルかも。■リピート『ブラックオピウム(2014)』『ネオン(2019)』『イシリットグリーン(2022)』『オーバーレッド(2024)』と使ったなかで『ネオン』は私には香水酔いする要素(オゾン系)をたまに感じるためリピはなし。
2024.05.28
閲覧総数 101
9
コーダリー『オーフレッシュ』シリーズから2017年、最新作『オードヴィーニュ』がデビュー!『夏のブドウ畑の爽やかさを香り』をイメージしたもの。これまでの作品(カッコ内はボトルカラー)2002『Fleur de Vignes/フルールドヴィーニュ』アンフィリポ(グリーン)2011『Zeste de Vigne/ゼストドヴィーニュ』フランシスクルジャン(オレンジ)生産終了2011『The de Vigne/テデヴィーニュ』ジャックキャバリエ(パープル)2013『Figue de Vigne/フィーグドヴィーニュ』フランソワーズキャロン(レッド)2014『Parum Divin/パルファンディヴァイン』ジャックキャバリエ(ゴールド)※12015『Rose de Vigne/ローズドヴィーニュ』ラルフシュヴァイガー(ピンク)2017『Eau Des Vignes/オードヴィーニュ』アルベルトモリヤス(ミントグリーン)※1『パルファンディヴァン』はEDPで『オーフレッシュ』シリーズとボトルデザインは似ていますが別物。『Parum Divin/素晴らしい香水』という名前だけあってコーダリーのなかで重鎮的存在。最初の作品からいろんなタイプが作られましたが、原点回帰したような『フルールドヴィーニュ』に近い印象に仕上げられています。トップ:ベルガモットミドル:イリスラスト:ホワイトムスクトップのベルガモットは丸みのある爽やかさ。刺激のあるキリっとした炭酸のように弾けるシャープさではありません。そんな弾けるような爽やかな柑橘は変化や消えてしまうのが早かったりしますが、『オーフレッシュ』は展開が早いこともあるけれどラストまでその柑橘感がほんのり持続。また、トップからイリス、ホワイトムスクの石鹸のようなパウダリーさも広がり個人的には清潔感溢れる香り。『オーフレッシュ』シリーズで似たものと比べると『フルールドヴィーニュ』のフルーティさをシンプルにパウダリーに。『ゼストドヴィーニュ』のシトラスを落ちつかせてパウダリーに。また、これまでのなかでは男性にも自宅で気分転換として使いやすいかも。(骨格がしっかりとした男性的な香りが好きな人には女性的)思い出した香りは10年以上前の記憶で曖昧ですがグッチ『エンヴィ』エッジの効いたグリーンフローラルですがトップの鋭さの一部(ベルガモット)ミドル&ラストのパウダリー(イリス&ムスク)が似ているようで、その部分をエアリーかつナチュラルにシフトした香り。調香は、コーダリー創立者のマチルドトマ/Mathilde Thomasと調香師アルベルトモリヤス/Alberto Morillas・YSL/M7・ヴェルサーチ/ブライトクリスタル・カルバンクライン/CK One・キャロライナヘレラ/212・ジョルジオアルマーニ/アクアディジオ・ジバンシイ/π、ホットクチュール・トミーヒルフィガー/トミー・トラサルディ/ビアンコ・ケンゾー/フラワー・ブルガリ/BLV、オムニア、ゴルディア、・ペンハリガン/アイリスプリマ・マークジェイコブス/デイジー・ランコム/ミラク・クレドポー/ローズシネルジックなどなど、長期にわたってヒット作をコンスタントに手掛けるアルベルトモリヤス。現在手元にある作品は『ローズシネルジック』のみで、@コスメのレビューで書いていたクライアントからの要望により当然違いはありますがそれらよりモリヤス氏の香りの特徴、個性をあげるならばパウダリーさをライトにモダンに持っていく点。パウダリーが強くなると私はその香りにクラシカルさを思わせますがこうして作品を書き出してみると、それがほぼありません。この『ローズシネルジック』も同様でパウダリーさは持ち合わせていますがクリアでライトな扱いになっています。と、ありますが、この『オーフレッシュ』でも同じ。日本の蒸し暑さのある夏にも軽やかで快く香りお勧めです。
2017.08.03
閲覧総数 725
10
5月は…よぉぉぉーく買い物しました。大きなものはある程度計画をたてていたからいいとして、「あ、これいいー!」と少額の衝動買いが重なり、ボーナス前にボーナス終了といった勢い(ボーナスなかったら自分も終了w)。そのなかで、小さな幸せを感じるアイテムのひとつが無印で買った『柄の長い計量スプーン』。大さじ&小さじの2本セットで600円。中国製。名前通り長くて、大さじは約195mm、小さじは約180mm。これまで、計量スプーン買わないといけないなぁ…と思いつつジャラジャラついてるのは見た目は楽しいけど使いこなせないし、シンプルで丈夫なのがいいなぁ…と思い出してはインテリアショップ系で探してはいたけど見当たらず。そして、先日ぷらーっと立ち寄った無印でヒット。無印って意識して店に入ると物欲が落ちついてるけど無意識に行くと「あー、これがあると便利かも」っていう気分でレジ前で気付けばカゴに商品山ということがある。シンプルなデザインだから買いやすいし。気を緩めるとお菓子とかつい。話をもどして…長いからそのままかき混ぜたりもできて便利。それと、ネットで調べるまで分からなかったんだけどスプーンの内側に2ヶ所のラインがあって「なんじゃこれは?これはすり切りで使わず、このラインが該当量? えぇぇーそれって使いにくいじゃないのーー!」と翌日問い合わせて聞こうとしていたけど、とりあえずその前にネットで調べたら『1/2の量のライン』 ということが判明。どんだけ想像力が貧弱で、普段からレシピで「小さじ1/2、大さじ1.1/2」をスルーしていたか分かったwこれで勘でやってた味付けが改善され、料理が美味しくなると期待。
2011.06.04
閲覧総数 906
11
今年こそはマメにブログも書いて思いつきで終わらず実行できる一年にしようと思った1月からもう12月にワープ。ブログはもちろん、リアルでもぐだぐだですが元気です。フレデリックマル『ザ グランド コレクション/15種類×7ml』¥49,500-(2020年11/4限定発売)・ビガラード コンサントレ/EDT・カーナル フラワー・オー ドゥ マグノリア/EDT・アン パッサン・フレンチ ラバー・ゼラニウム プール ムッシュー・コロン インデレビ・ロー ディベール・リップスティック ローズ・ムッシュー・ムスク ラバジュール・ポートレイト オブ ア レディー・ローズ & キュイール・ユヌ ローズ・ベチベル エクストラオーディネール高価だけどいろいろ&しっかりめに楽しみたい人にはお得な内容。今年も発売あったかな?一年以上経過したのに未開封がある状態ですがいいセット。いつになるかわからないけどレポできればと思います……と毎回書いてそのまま!今年手にした香水を振り返るとミニサイズ・サンプルが多いですが100種類以上。これも使えてないものがありますが大きな発見は廃番になったイプサの香水『IPSA EDP』に近いかも???という作品。とはいえまだ試香段階で書くには微妙…もう少し時間をかけジャッジします。ちなみに今日はマイケルコース『ゴージャス』今日の状況から程遠く逃げ込みたい世界
2021.12.13
閲覧総数 432
12
【香調・コンセプト】『ローズアブソリュートのオーバードース/過剰摂取』マティエールプルミエール社が有機栽培したロサセンティフォリア。そのローズアブソリュートの世界最高濃度に挑んだ作品。ジャマイカ産のサフランとペッパーベリーでローズの明るくスパイシーさを、インドネシア産のパチュリとアンダルシア産ラブダナムでダークなウッディさを表現。【調香師】Aurelien Guichard/オーレリアン ギシャール・JPG『ル マル テリブル(2010)』・資生堂『エバーブルーム(2015)』『マティエール プルミエール』はオーレリアン ギシャールが2019年に創業。ギシャールの父ジャン ギシャール/Jean Guichardも調香師で手がけた作品は、カルバンクライン『オブセッション(1985)』、パコラバンヌ『ラニュイ(1985)合作』カルティエ『ソープリティ(1995)』、ニナリッチ『レベルドゥリッチ(1996)合作』などで香料会社「ジボダン(旧ルール)」運営のパフューマリースクールの取締役。香水界のボスともいえる父、花の栽培から香水制作まで関わる名家の生まれオーレリアンの真摯な熱い思いは私が使用した三作品からも伝わってきます。展開は全11作品とまだ少ないですが注目したいブランド。( 『ジボダン フレグランス&ビューティー』 )■感想:私の好み度<75-80>どっしりとしたベリー×ラブダナム×ローズ。トップからガツンとくるタイプ。ラブダナムのアーモンド、チェリーのような丸みのある甘さにアンバーを掛け合わせたような重さのある香りにローズ。1時間ほど経過すると、これは褒めていますが…グラスに少し残った前の晩のブランデーのアルコールが飛びウッディな甘さのような香りに、ローズはひたすら濃く、二日酔いのようななんともいえない倦怠感。久々にちょっと飲みすぎ遊びすぎたけど楽しかった…という気持ちになる香り。連日使うには私は気力がちょっと足りないけど週末につけるといい感じ。『パリジャンムスク』『ネロリオランジェ』と同様に『ラディカルローズ』も香りの消え去り方までとても美しい。最高の見せ場の余韻を保ち緩やかなグラデーションのようにフェードアウト。私の好み度に多少違いはあっても(とはいえ75~85と好きな香り)、ラストまで香りの表情が曇らないのはどれも完璧です。というわけで、最新作『バニラパウダー(2023)』も気になる!■拡散性・持続性拡散性はやや強めから高め。持続性は長め。他の香水の半量から2/3でいつもの香り方になるほど強い。■液の色・ボトル液の色はイエロー。私が香水らしいと思う色。使用した3作品で一番濃い色。6mlは、スプレーは自分でセットする仕様。詳細は『パリジャンムスク』で。サイズ:約w20×d20×h58mm[6ml](スプレーなしのキャップの状態ではh48mm)フランス製展開が豊富で試しやすい!ムエット(5€)、1.5ml(5€)、6ml(32€)、50ml(145€)、100ml(205€)。■季節秋冬。コートを着るくらいの秋から。3月からはやや重め。■年齢20代後半以降。女性向き。夜向き。オフィスなら50代以降かな。■似てるかも?・資生堂『ローズロワイヤル(2006)』ロサセンティフォリアが共通。・キリアン『グッドガールゴーンバッド(2012)』ささやかながらもアクセントになっているラブダナムの使われ方。・エトロ『ラジャスタン(2013)』ミモザバーション。拡散持続性は同じ。・トムフォード『ロストチェリー(2018)』チェリー×アーモンド×ローズの重さ。・ブシュロン『セルパンボエム(2020)』ローズ&パチュリのバランスが似てるような。・パルファンロジーヌパリ『ローズアブソルモン(2020)』ローズ×パチュリ×ラブダナム。拡散持続性も。・メモ『アルヘンティーナ(2021)』ラディカルローズよりスパイシーでフローラルの種類が多め。……共通するのは『濃厚!』って感じ。(キリアンはちょっと遠い位置かも)■リピート好きな香りですが上記のように近いもの、選択肢が多くリピはないかも。
2023.11.05
閲覧総数 137
13
【コンセプト】パワフルで中毒になるようなコーヒーとセンシュアルな透明感があるホワイトフラワーのコントラストが織りなすコーヒーフローラルの媚薬【調香師】・Oliver Cresp/オリヴィエ クレスプ(D&G『ライトブルー』『ディヴォーション』、ミュグレー『エンジェル』、ケンゾー『アムール』)・Nathalie Lorson/ナタリー ローソン(ショパール『ウィッシュ』、ディオール『リメンバーミー』、クリスチャンラクロワ『オーフローラル』)・Marie Salamagne/マリー サラマーニュ(レプリカ『フラワーマーケット』『ビーチウォーク』『バイザファイアプレイス』)・Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン(ヴァレンティノ『ヴォーチェヴィヴァ』、グッチ『フローラゴージャスガーデニア』)【香調】パワフルに魅了するオリエンタル コーヒー フローラルトップ:パワフルなエネルギーを感じるような刺激的なフルーティノート (ペアー、ピンクペッパー、オレンジブロッサム)ミドル:センシュアルで透明感のあるホワイトフラワーのフローラルノート (コーヒー、ジャスミン、ビターアーモンド、リコリス)ラスト:抗えない魅力で中毒性のあるコーヒーノート (バニラ、パチュリ、カシミアウッド、セダー)■感想:私の好み度<85>フローラル×バニラ×ウッディ。トップはピリっとした爽やかなピンクペッパーに透明感のあるジューシーなペアー。トップらしい爽やかさとオレンジブロッサムとジャスミンのフローラル、すでに始まるブラックオピウムらしい甘さ。ウッディさが見え隠れしちょっぴり大人な印象。バニラも重なり杏仁豆腐のようなすっとした淡い甘さへ。このあたりまでで3~5分程度。コーヒーらしさはコンセプトほどの主張はなく、コーヒーリキュール、砂糖入りのミルクコーヒーのような感覚で豆を挽いた時、淹れている時の香りではありません。香りの変化を楽しめるのはトップからミドル。それ以降は秋冬の重さがあるけれど現代的。■拡散性・持続性拡散性はやや強め、持続性はやや長め。■液の色明るいサーモンピンク。■季節秋冬。■年齢20代半ば以降。女性向き。オフィスは30代以降がしっくり。■アルマーニ『コードファム(2006)』好きならおすすめ『ブラックオピウム』の方が香りに幅があり、オピウム(アヘン)っぽさなのか甘さに中毒的なエッセンス(リコリス?)。『コードファム』は全体的にオレンジの豊かな印象(酸味・渋味・甘味)が強めで夜向きの印象でも『ブラックオピウム』と比較するとまだ明朗に感じるかも(笑)■リピートオリジナル以降に使用した『ブラックオピウム』シリーズは『ネオン(2019)』30ml『イリシットグリーン(2022)』10ml『オーバーレッド(2024)』7.5mlどれも、オリジナルらしさのある香り。新作を優先してしまうけど、所有数がおちつけば手元におきたい作品。
2024.05.13
閲覧総数 150
14
YSL『ベビードール/2000』を思い出させた香り。2017年発売『マドモアゼル ロシャス EDP』現代のパリジェンヌの遊び心や自由奔放さを表現し生と美を愛するエネルギッシュで自由な女性に向けた作品。香調:フローラル×フルーティ×グルマントップ:レッドカラント、ブラックカラント、ブラックベリー、アイビー、トフィーアップルミドル:ローズペタル、エジプト産ジャスミン、ヴァイオレットラスト:サンダルウッド、アンバーグリス、ムスクトップはレッドカラント、ブラックカラント、ブラックベリーにトフィーアップル(日本のリンゴ飴)の生リンゴの酸味とキャラメリゼ/べっこう飴の香ばしい甘さ。完全に可愛さに偏らないのはアイビーのハーバルなグリーンの存在。十数分するとローズペタルとジャスミンがフルーティーに重なり徐々にヴァイオレットがエレガントなフローラルに変化するあたりもトップ同様に可愛さ一辺倒にならない技のあるミドル。この作品のメインとなるトップの印象が弱まりつつもラストまで存在し最後に開き始めるサンダルウッドはオリエンタルさ控えめアンバーグリスもムスクもやわらかく繊細な表現で淡くなるトップの香りを引き立てつつ調和。拡散性は普通からやや強め。持続は普通。季節はハロウィン時期のお菓子のトフィーアップルを意識すれば秋から、そして春あたりまで。年齢は20代から30代半ば。カジュアルよりですが20代半ばまでであればオフィスでも。30代半ば以降はオフで、元気が湧くような明るいフルーティーな香り。調香師はアンフリッポ。ロシャスでは『マドモアゼル ロシャス/2017』の他に『マドモアゼル ロシャス クチュール/2019』、『プペ/2004』・ラルチザンパフューム『ミモザ プーモア/1992』『シャッセオパピオン/1999』・アレクサンダーマックイーン『マイクィーン/2005』・ランコム『ジャンヌランバン/2008』『ラヴィエベル/2012』・パコラバンヌ『レディミリオン/2010』『オリンピア/2015』・アルマーニ『アクアディジョイア/2010』『ビコーズイッツユー/2017』・YSL『ロム/2006』『マニフェスト/2012』『リブレ/2019』・クロエ『ラブストーリー/2014』・コーチ『コーチザフレグランス/2016』・ジョーマローン『バジル&ネロリ/2016』・ラルフローレン『ウーマンバイラルフローレン/2017』・ジバンシイ『ランテルディ/2018』液の色は少しオレンジ帯びたピンク。ボトルはキャップは楕円柱でシルバーで上部にブランド名刻印。根本部分にピンストライプの白のシルクリボン。ボディは円盤形で赤血球のような形で、側面/周囲は細かい溝、正面中心は少し凹みそこにペールピンクにホワイト縁のラベルで簾の目模様。後から見るとラベルの裏に『My Frenchic.』の文字。■サイズ:約w74×d26×h108mm[50ml] フランス製シャネル『チャンス/2003』を思わせるフォルムですが、ロシャス『ビザーンス/1987』にオマージュしたものと思われます。<『ベビードール/2000』との比較>サンローラン『ベビードール』に似た香りをお探しなら強くおすすめ。70-80%は共感できそう。トップ:ブラックカラント、パイナップル、オレンジ、アップルミドル:ローズ、フリージア、ミュゲ、ヘリオトロープラスト:シダー、サンダルウッド、バニラ、トンカビーン共通点は多くあり、そのバランスも似ています。一番似ている部分はスプレー直後から。『ベビードール』を最後に使って15年以上経過していますが「これは…ベビードールだ!!」とそんな月日をぎゅっと縮めあのちょっとビターなベリー系の甘さを鮮明に思い出せたのは廃番作品だけにとても嬉しい発見でもありました。『ベビードール』では微かに桜餅のようなパウダリー(ヘリオトロープ)さがあった記憶ですがこちらでもパウダリーさは主張しませんがそれがムスクにあたるように思います。持続性については『ベビードール』はたしかEDTでしたがその割に持続力あり。『マドモアゼル ロシャス』はEDPですが同じかやや短め。他の作品では『ベビードール』と同じカテゴリーだったようなヴェルサーチ『ヴェルサーチウーマン/2000』。どちらも2000年の作品で当時流行の香り。私はこれらの香りは好きで同じ感覚の方なら『マドモアゼル ロシャス』はストライクゾーン。<『マドモアゼル ロシャス クチュール/2019』との比較>ちなみに『マドモアゼル ロシャス クチュール』はクールスパイシー×ヘヴィスウィート。ネーミングで『マドモアゼル』は共通しますが、香りは完全に別物。こちらでやや似ているのはアルマーニ『コードファム』。詳細はまた後日。
2022.01.29
閲覧総数 449
15
2020年9月発売パルファンサトリ『トライアルセットC 匂いの帝王のお気に入り(1.5ml×5種)』より■コンセプト16世紀の茶人「古田織部」は、千利休の「人と違うことをせよ」という教えを忠実に実行し、大胆で自由な気風で、美の新しい価値観を茶の世界に作りました。織部焼の特徴である濃い緑と黒のデザインは、いまもモダンです。 古くは『宗湛日記(そうたんにっき)』に「セト茶碗ヒツミ候也。ヘウケ(ゲ)モノ也」と称賛されたように、織部の「ひょうげもの」という異名も今ではよく知られるようになりました。■香調<グリーンシトラス>ほろ苦い抹茶のグリーンとふわっとした泡立ち。すっきりと立つ個性的な香りのあとには、あたたかくパウダリーな甘さが残ります。他に類のない香りに、古田織部の粋(いき)を重ねて「ひょうげ」と名付けました。男性も女性もお使いいただけるパルファンサトリのシェア-フレグランス。トップ:グリーンリーフ、セージミドル:ジャスミン、バイオレット、パチュリラスト:ウッディ、アイリス■感想:私の好み度<85-90>(世界香水ガイド★4→80)『これは抹茶に玄米茶!』肌に乗せた瞬間から空気の流れがない倉庫から送られてきた荷物のようなやや湿ったカビ臭さ、埃くささを1分程度感じます。それからは茶葉を石臼で挽いているような香りが力強く広がりここで芳香といえます。徐々に丸みを帯びてくるとお茶屋さんから漂う焙煎の香ばしさと甘み同時にみかんを皮ごと直火で焼いたような少し苦い酸味をほんのすこーし感じ『和風のグリーンティー(エリザベスアーデン)』っぽい。中心にあるのは日本茶。最初は抹茶、甘味と香ばしさを感じると玄米茶も思わせます。初めてつけた直後は「???」と首を傾げましたがそれ以降の香りの展開はとても和みます。ラストまでグリーンリーフは中心にあり、ドライダウンのウッディさはステラマッカートニー『ステラ』を思い出しました。ローズ×ピオニー×アンバーで洋酒っぽさのある香りであの感覚が合う人なら系統は違いますが「ひょうげ」は好きだと思います。パルファンサトリはムエットも含みますが8種類を試したところ日本人調香師だからこそ行き着いたと思われる和の表現は心に響き沁みるものが多いです。なかでも『ヒョウゲ』はお茶を嗜む日本人には人気が高いと思います。日本の風土にあった作品が多いので、日本での香水の間口がより広がるきっかけにもなるといいな。<商品名について>2008年発表では『織部』、2019年11月から『ひょうげ』へ。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め。持続性はやや長めから長め。穏やかな香りですがロングラスティング。■季節季節は通年。日本の夏にたおやかに使える香り。秋冬では程よいお茶の温もりのよう。お正月にも。■年齢年齢は20代半ば以降。ユニセックス。とてもニュートラル。オンオフ使える香り。10-20代の方には若さから漲る溌剌とした力に香水が負けてしまうかも?40代の男性からふわっと香るとセンスの良さ、香水選びの上級者と感じます。■リピートは?パルファンサトリのレギュラーボトルは50ml。30mlがあればすぐに購入する香り。
2022.08.24
閲覧総数 781
16
【コンセプト】官能的なコーヒーフローラルのオリジナル『ブラックオピウム』に、魅惑的に輝きジューシーなチェリーで赤く染まった作品『オーバーレッド』は魂からフルーティーな世界に引き込まれるような香り。【調香師】Oliver Cresp/オリヴィエ クレスプ(D&G『ライトブルー』『ディヴォーション』、ミュグレー『エンジェル』、ケンゾー『アムール』)Nathalie Lorson/ナタリー ローソン(ショパール『ウィッシュ』、ディオール『リメンバーミー』、クリスチャンラクロワ『オーフローラル』)Marie Salamagne/マリー サラマーニュ(レプリカ『フラワーマーケット』『ビーチウォーク』『バイザファイアプレイス』)Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン(ヴァレンティノ『ヴォーチェヴィヴァ』、グッチ『フローラゴージャスガーデニア』)【香調】コーヒー、チェリー、バニラ、ジャスミン、■感想:私の好み度<80>チェリーフレーバーコーヒーバニラフロート。オリジナル『ブラックオピウム(2014)』のDNAが50-60%は感じられる『ブラックオピウム オーバーレッド(2024)』。スプレー直後からそんな『ブラックオピウムの素』を感知、ほんの少しアーモンドやクマリンを思わせるパウダリーにふんわりチェリー。トップらしいフレッシュさを持ちながらも濃密さのある香り。ミドルに向かうにつれシャープよりなジャスミンが強めに。コーヒー濃度・表現は『ブラックオピウム(2014)』『ネオン(2019)』『イリシットグリーン(2022)』のなかでは控えめですが、このシリーズのキー要素だけに存在はします。ラストまで『ブラックオピウム』らしさとグルマンの甘さは続きますが、『ぺったり』とか『甘ったるい』というすがりつき感はなし。ボディパウダーを塗ったサラサラすべすべとした肌あたりのような浮遊したイメージ。(ただグルマンの甘さが苦手・敏感なら『え?とても甘くてしつこい!』と一喝)ラストに向かうとおだやかなパチュリのスモーキーさが導き『オーバーレッド』の深層にあるエレガントさへたどり着きます。『ブラックオピウム』好きで『チェリー』も好きなら外さない作品。チェリー2.5、バニラ2.5、コーヒー2、フローラル2、ウッディ1■拡散性・持続性拡散性はやや強め、持続性は普通からやや長め。■液の色・ボトルモーヴオレンジ。7.5mlミニチュアボトルは約w39×d16×h54mm、フランス製。クリアなディープレッド、キャップは引き抜く仕様。■季節秋から春。■年齢20代半ば以降。女性向き。夜向き。■チェリーといえば『ロストチェリー』?「濃く甘いチェリー」といえばトムフォード『ロストチェリー(2018)』。チェリー×バニラのそれぞれの作品での比率は似ていますが『オーバーレッド』はシロップ、ゼリー、チェリーコークのようなリキッド系を思わせ、『ロストチェリー』はパイやタルトなど焼菓子の香ばしさをほんのり感じる違いがあります。チェリーが濃厚で安定しているのは『ロストチェリー』。『オーバーレッド』は日によってチェリーが弱くなりその場合はぐぐっとミルク/バニラコーヒーっぽさが強くなりがち。チェリーをドドーン!と楽しみたい時は物足りないけど二作品を比較した場合『オーバーレッド』くらいのバランスが大人のチェリーなのかもしれません。■リピート想像していたドロドロ煮詰まったチェリーではなく意外とライト(思っていたより!)30mlを買うか揺らぐけれどミニチュア7.5mlをのんびり楽しんでいたら『2025年新作 ブラックオピウムXXX リリース』となりそうな気もするので保留。
2024.05.30
閲覧総数 80
17
1994年発売、2016年廃番になった資生堂『ウィア』。私にとっては青春ど真ん中、懐かしさで胸がいっぱいになるこの香りは春の香水(3月から5月のちょっと涼しい日まで)として思い浮かぶ一つです。資生堂の説明によれば…ラズベリー、メロン、カシス、バラ、ジャスミン、スミレ、ミモザ、光を浴びて輝く果実と花々が軽やかに。ココナッツ、サンダルウッド、トンカ…まろやかでこくのあるスイートウッディが豊かに香ります。甘さと酸っぱさ、青さと粉っぽさ、やわらかさとこく…、相反する香りのコンビネーションが、あなただけの個性を語り、相手の心を繋ぎます。やさしいのに印象的、柔らかいのに凛とした、一度知ったらわすれられない、ウィスパーフローラルの香り『ウィア』。 ……『一度知ったらわすれられない』その言葉通りで、『ウィア』を知る方なら頷けるのではないでしょうか。ただ、『ウィア』は一年前くらいに廃番、『タンタトゥリス』『沙棗』も同時期に。資生堂の名香がひっそりと姿を消していたのです。資生堂の香水が好きな方には、資生堂出身の調香師の本『調香師の手帖 香りの世界をさぐる/中村祥二』を。資生堂に限らず香水の世界が好きなら、ますます香りの世界が広がる一冊です。『ウィア』は、フローラルフルーティ。トップは、シトラス、ラズベリー、フルーツ。ミドルは、フローラル。ラストはサンダルウッド。ウッディ、トンカビーン。丸みのあるこもったような香りは、外へ広がるというよりもベールで包まれる、もしくは内へ内へと自身に向かうようなイメージ。なので個人的には仕事などの戦闘モードではなくってリラックスできる、たとえば微睡むための香りです。福岡のこの連休は晴れていたかと思えば雷雨と極端ですが今は風のある涼しい夜につけると丁度いい。EDTなので、香りの良さは1-2時間で終わります。ボトルは波をうった円錐形でフロストガラス。オレンジ色の液がやわらかな印象で見えます。ネックはオレンジ、キャップはテラコッタオレンジ。細長いシルクハットのようなシルエット。以前はスプレータイプだった記憶ですが、レフィル仕様なのか、スクリューキャップを開けると丸い口。■サイズ:約φ47×h145mm[50ml] 日本製突飛ではないけれど個性のある作品。いつかふらっと限定復活を待っています。
2017.05.05
閲覧総数 7358
18
数年悩んでいた家具が増税前という追い風?で先週末到着。新アイテムに嬉しさがある反面、小物が散乱し片付けが億劫。3月中には整理する、という作業ができました。昨日は久々に化粧品新作巡りを。しかしながら販売時期としては中途半端だったようで新色限定は売切、気になってた色は好みじゃなかったり次回の新作発売はもうちょっと先とタイミングが悪く。結局シャネルのチークで春っぽいオレンジ『76FRIVOLE』を買いました。新色は収穫無しでしたが、春を連れ帰った気分。さて、OPI新作はブラジルコレクションが出ていますが、今回(といっても塗ってたのは12月…)は2013年サンフランシスココレクションより。『ゴールデンゲートブリッジで盛り上がる初デートでつけたい鮮やかなルビー』ということですが、私が思うルビーは←この色よりもう少し赤味よりのイメージ。そのため塗った色を見ても「うーん、ルビー?」と感じるわけですが、実際はこんな赤味が強い色。マルーンよりも少し青味よりかな。購入前は、正統派レッド、明るく濃さ強い赤かなと思っていましたが、黒ではなく茶色のような渋味のある赤でレトロっぽく温かみのある色。季節でいうなら『秋冬の赤」と答えられそうな色。3月も1/3過ぎちゃって。あらぁ。
2014.03.10
閲覧総数 1053
19
『季節の変わり目』といえば『体調を崩しやすい』という言葉とセットだったりもしますが一年前の帯状疱疹についてのお話。【経緯】■10月8日(土)連休でせっせと衣替え。クローゼットから衣裳ケースを出し作業していたとき身体が痒い。「防虫剤入れていたけど虫さされかなぁ…」と思っていましたが、、、■10月10日(月)左脇になんとなく傷みがあるような。■10月11日(火)背中の左側一カ所痒く見ると数センチ範囲の腫れ。その後、左脇後側から肩にかけ、突っ張るような火傷をしたようなヒリヒリキリキリとした痛痒さが常にありたまにジンジンとした痛みも感じ、5-6カ所ほど赤味がある状態に。「あーーこれはもしかして帯状疱疹かもなぁ…」と2日様子見。■10月13日(木)通院1日目赤味が点で増えたので皮膚科へ、帯状疱疹と診断。『ファムビル錠250mg』というウィルス感染の薬を5日分処方。1日3回毎食後服用なのですが私は2食が多いので確認したところ「1日で3回飲んでもらえればいいですよ」と返答。■10月14日(金)〜17日(月)服薬により帯状疱疹の広がりは止まり、痛みや痒さといった不快さも和らぐ。数日後から少しずつ枯れるような症状に。■10月18日(火)通院2日目<終>診察。薬処方無し。1週間ほど安静に、以降悪化しなければ今回で通院終了。■11月上旬<発症から約一ヶ月後>痛みはなくなり、一番発疹が強かった部分の赤味が薄く残る状態に。■<数ヶ月後>痕も残らず、完治。【なぜ気づいたのか】母が十数年前に帯状疱疹にかかっていた記憶をきっかけに気付きましたが、それがなければ「虫さされかなぁ…」と治療が遅れていたと思います。【帯状疱疹になる人/その理由】帯状疱疹は、水ぼうそうにかかった人にはかかる可能性があり、その引き金となるのは、ストレス、疲労、不規則な生活、運動不足など、『免疫力の低下』が原因になるようです。私の場合は発症前の数ヶ月、猛烈にそれら全てに該当する状況下にあり納得。「身体を休めてくださいね」と医師から言われ休養はできるけど、ストレスについては解放されそうにないのでハートを強くするのも治療と思いました。ちなみに、ストレスが原因でなったこれまでの症状は・20代後半にアゴラインに帯状にニキビ・30代前半にカンジダ・40代前半に顎関節症、そして帯状疱疹、という履歴で、胃潰瘍といった内臓などの負担はないタイプです。【帯状疱疹にかかる年代】50-70代が一番多く、以下の年代では私も属す40代が多いようです。【発症部位】発症部位は、体の左右どちらかの神経に沿って出ます。上肢/胸背部が多く3割。私は左側で幸い脇から背中、二の腕と目立たない部分でした。【おかしい…と思ったら】どの病気でもそうですが、帯状疱疹は本当に『一日でも』早く皮膚科へ行ってください。虫さされのように徐々に治る…という様子ではなく、目に見えて日に日に症状が悪化するので、その場合は皮膚科へ。【その後の対策/一年後の今】帯状疱疹は『一度かかると5/10/25年はならない』と様々な説があり私がかかった医師に質問したところ「免疫力が低下したらいつでもなりますよ。日頃から健康管理を心掛けて。」ということでした。帯状疱疹に限らずですが、この体験をきっかけに改めて・意識してストレスをためない(これはとても難しいけど以前より抱え込まないように)・規則正しい生活(夜型と時差はあるけど、ある意味正しい)・運動(は、当時と変わらず何もしていない)・サプリを摂る(パウダルコ)サプリは忘れっぽいので毎日飲んでいませんが『パウダルコ』はハーブ治療として免疫力の改善、維持があるもの。カンジダにかかった時に知ったサプリです。メーカーによって効果は若干違いますが内服している期間の体調の良さは私には分かりやすく、今でも年に数回重いストレスがかかった時にカンジダっぽくなりかけると連日パウダルコを摂り、できるだけ安静にすると気づけば治まっています。免疫力の改善維持の効果があるパウダルコは、これからの時期は風邪やインフルエンザなどが流行るのでそれに備えて摂取もします。有り難いことに大病、持病がないことでついつい美容に偏りがちですが、健康も同時に意識しなくてはならない年齢になったなぁ…と物思いに耽る秋です。
2017.09.26
閲覧総数 26194
20
2020年12月『レプリカシリーズ10種(各2ml)』購入。・ビーチ ウォーク/Beach Walk(2012)・フラワー マーケット/Flower Market(2012)・レイジー サンデー モーニング/Lazy Sunday Morning(2013)・ジャズ クラブ/Jazz Club(2013)・アット ザ バーバーズ/At The Barber's(2014)・バイ ザ ファイアプレイス/By the Fireplace(2015)・ミュージック フェスティバル/Music Festival(2017)・セイリング デイ/Sailing Day(2017)・アンダー ザ レモンツリー/Under the Lemon Trees(2018)・ウィスパーズ イン ザ ライブラリー/Whispers in the Library(2019)ボトルでは3種類の展開。10ml(¥5,280-)、30ml(¥11,880-)、100ml(¥23,540-)生きているうちに多くの作品を知りたいなぁ、そのなかで最高だというものにいくつ出合うかなぁ、と宝探し感覚の趣味が香水。少数精鋭のセットものは欲望を満たし懐にやさしい。とはいえ香水も高騰し続けていますが。今日は『フラワー マーケット/Flower Market(2012)』【コンセプト】2012年。活気に満ちたパリのフラワーマーケットを包み込む爽やかで豊かな香りを想起させるレプリカ オードトワレ『フラワー マーケット』。茎を切ったばかりの繊細でフレッシュな花々や緑、水滴を纏う花びら、まるで美しい花に恋しているような鮮やかな緑の葉、いたるところにさまざまな花が並んでいるにも関わらず、どの花もそれぞれに美しい…そんなフラワーマーケットの心を満たす香りを閉じ込めたフレグランスです。フリージアとグラースローズのブーケの香りはフリージアアコードとチューべローズで、切り立ての茎と舞い落ちる葉の香りはグリーンリーフアコードとシダーウッドで再現されています。【調香師】・Jacques Cavallier/ジャック キャヴァリエ・Marie Salamagne/マリー サラマーニュ【香調】フローラルグリーントップ: グリーンリーフアコード、フリージアアコードミドル: ジャスミンサンバックアブソリュート、ジャスミングランディフローラムアブソリュート、グラースローズアブソリュート、チュベローズアブソリュートラスト: ピーチアコード、シダーウッドエッセンス、オークモスアコード■感想:私の好み度<70>フレッシュホワイトフローラル。シュワっと弾けるフリージアとグリーンの始まり。その奥にピーチをうっすらと感じるフルーティーさは1985-1995年あたりの作品を思わせる香調。前半は肌の上で香りが浮き体臭と交わらない印象。後半からは様々な花で作ったブーケの香りがふんわりと肌のミルキーな匂いと混ざり合う不思議な変化。開放感と太陽/日向の匂いのある青空市場で広がる花々の香り。ミドルは青味のライラックのような匂いが香水的でありながらもリアルに表現。■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性は普通からやや長め。EDTにしてはしっかりとした定着。トップがレベル100なら、十数分後60、1時間後20、でそれが半日しっかり持続するイメージ。■液の色・ボトル淡いウォームピンク。約φ11×h60mm[2ml] フランス製■季節3月から7月。通年でもいいですが軽やかな陽気なので春が一番似合います。■年齢20代後半以降から。女性向き。オフィスでも。■ちょっと似てるかも?・CK『エタニティ(1988)』メインのグリーンノートとフリージアのボリューム。『フラワーマーケット』が軽やかでシンプル。・グッチ『エンヴィ(1997)』トップのグリーンノートのシャープな表現は強弱の差があるものの似ています。フリージア、ジャスミン、ローズなどのフローラルバランス、『フラワーマーケット』でのグリーンリーフが『エンヴィ』でのミュゲにあたるグリーンフローラル、ピーチの扱われ方、オークモス、セダーの大人っぽさ(シック感)、共通点が多いので『エンヴィ』の代わりを探している方は少し近いかも?『エンヴィ』がシャープより『フラワーマーケット』が花粉っぽくフルーティーかな。ちなみに室温管理した『フラワーショップ』の花屋独特の匂いを求めるならフレデリックマル『カーナルフラワー(2005)』がおすすめ。『フラワーマーケット』は太陽の元で感じる花の香り、『カーナフフラワー』は花屋店内の青い香り。 ■リピート2mlでしっかりと楽しめたのでフルボトル購入はなし。
2023.10.15
閲覧総数 116
21
【香調・コンセプト】オレンジブロッサムの純粋さをテーマ。チュニジア産オレンジブロッサム、レバノン産ネロリ、イタリア産ベルガモットで煌めきを表現。コモロ諸島産イランイランとフローラルムスクで繊細に。【調香師】Aurelien Guichard/オーレリアン ギシャール・JPG『ル マル テリブル(2010)』・資生堂『エバーブルーム(2015)』『 マティエール プルミエール 』はオーレリアン ギシャールが2019年に創業。ギシャールの父ジャン ギシャール/Jean Guichardも調香師で手がけた作品は、カルバンクライン『オブセッション(1985)』、パコラバンヌ『ラニュイ(1985)合作』カルティエ『ソープリティ(1995)』、ニナリッチ『レベルドゥリッチ(1996)合作』などで香料会社「ジボダン(旧ルール)」運営のパフューマリースクールの取締役。香水界のボスともいえる父、花の栽培から香水制作まで関わる名家の生まれオーレリアンの真摯な熱い思いは私が使用した三作品からも伝わってきます。展開は全11作品とまだ少ないですが注目したいブランド。( 『ジボダン フレグランス&ビューティー』 )■感想:私の好み度<80-85>シトラス×ホワイトフローラル祭り。トップから透明感と迸る煌めきを思わせるシトラスノート。ネロリのビター、オレンジブロッサムの新鮮な香りがくすみなく、とにかく透明度の高い湖のように不純物を感じさせない香りが開きます。それでいてトップからしっかり骨太。シトラス系にありがちな繊細で消え入る様子がないのはイランイランの引き継ぎ具合が絶妙だからかも。個人的にイランイランがメインの作品はくどさが鼻に残りがちですがこの作品については『ネロリオランジュ』というタイトルを理解し主役を引き立てようとしているイランイランの役目・意志を感じます(笑)香りの個性が強いのにちょっと健気。ネロリ&オレンジブロッサム&ベルガモット6、イランイラン3、ムスク1。ネロリ好きな人におすすめ。個性はないけどネロリをしっかりと、よい素材と思わせる点では優れた作品。成分のことも素人で適当ですがリモネン、リナロール、シトラールといったシトラス系が強めでブチルフェニルメチルプロパナール、ヒドロキシシトロネラール、ファルネソールといったホワイトフローラル(リリー、ミュゲ系)の2つがタッグを組んだ感じでもあります。くだいて表現するならバスクリン系。入浴剤を入れたてのシャープでエッジのある時のイメージ。穏やかな気持ちよりも元気が出てくるようなタイプ。■拡散性・持続性拡散性はやや高め、持続性はやや長め。ネロリ、オレンジにしてはかなりロングラスティング。ネロリ、オレンジブロッサムの扱われ方、原料が優れているのかミドル以降はもちろんラストになっても存在感があり、スカスカになることはなく、ムスクに覆い被さられて終わることもない。香りの変化、強→弱はあるものの、終始一貫してネーミング通りの表現は素晴らしい。■液の色・ボトル液の色は少し淡いイエロー。6mlは、スプレーは自分でセットする仕様。詳細は『パリジャンムスク』で。サイズ:約w20×d20×h58mm[6ml](スプレーなしのキャップの状態ではh48mm)フランス製展開が豊富で試しやすい!ムエット(5€)、1.5ml(5€)、6ml(32€)、50ml(145€)、100ml(205€)。■季節季節は通年。真夏はイランイランの香り方が強い場合は高温多湿の日本では難しいかも。■年齢年齢は20代半ば以降。やや女性向き、男性でも。オフィス可能。年齢を重ねるにつれカジュアル、昼向き。■似てるかも?・セルジュルタンス『フルールドランジェ/オレンジの花(2003)』『ネロリオランジェ』の方がバスクリンっぽく大衆的で、シトラスの割合が多め。『フルールドランジェ』はセルジュルタンスの作品のなかではシンプルめですが香りの変化がドラマティック。・トムフォード『ネロリポルトフィーノ(2011)』2015年に12ml使用。メモ忘れで詳細不明ですがカテゴリーは同じ。トムは大胆でスパークで観光地の整備された自然、マティエールはたおやかで大地のありのままの自然といった違い。■リピートネロリが恋しくなったら6mlをリピート。それにしても100mlの場合この2年で約15€値上がり。香水の趣味もなかなかきびしい。
2023.11.04
閲覧総数 165
22
【コンセプト】香りは声と同じように個性的で直観的、余韻を残すもの。声は外の世界とつながり対話が生まれ世界や人に美しくそして大きな影響を与えます。それぞれの声(VOCE)を称え(VIVA)常識にとらわれない存在感を生み出すフレグランス、それが『VOCE VIVA』。華やかなホワイトブーケと深みのあるクリスタルモスのハーモニーがあなたの強さや情熱を具現化します。【調香師】・Honorine Blanc/オノリーヌ ブラン・Amandine Clerc-Marie/アマンディーヌ クレール マリー女性人気が高い作品が多いクリエイター。・クロエ『クロエ EDP(2007)』・YSL『ブラックオピウム(2014)』・シスレー『イジィア(2017)』・グッチ『フローラゴージャス ガーデニア(2021)』・ヴァレンティノ『ボーンインローマ』シリーズ【香調】ヴァレンティノに欠かせない3要素「カラー、クール、クチュール」をもとに構成。カラートップノートイタリアンベルガモット、マンダリン、ジンジャークチュールハートノートオレンジブロッサム、ゴールデンガーデニア、ジャスミンクールベースノートクリスタルモス、バニラ、サンダルウッド■感想:私の好み度<75>まろやかなホワイトフローラルとシトラスバニラシトラスのトップらしいビターでシャープな印象もありながら『まろやか』マンダリンとジンジャーがキャンディのような甘みに感じられる『まろやか』さでいい意味でキャッチー。フローラルはジャスミンが主張、その後ろにガーデニアは西洋的な表現で『まろやか』な煌めきのあるホワイトフローラル。(と、どのシーンにも『まろやか』をつけたい)展開は早め、ここまでのメインと思われる部分は長めに香ります。全体を包む『まろやかさ』はバニラとサンダルウッドのようでこれらが大人の対応でツンツンするかもしれないシトラスやフローラルの香りの角を丸くしている印象。だからといって香りがぼやけたり、薄いといったことはありません。ラストは、その香りがすーーっとフェードアウト。体温や湿度が高いとたまに枯草に酢をかけたような匂いになりよくない。ミューズのレディガガのイメージで考えるならシンガーとしてのファッションを含めた突飛さよりもアクターで感じる人間味や本質、素顔に近い香りかなぁ。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性は普通。■液の色・ボトル淡いオレンジ。ボトルはヴァレンティノを象徴するロックスタッズ。サイズ展開は10・30・50・100ml。10ml以外の3種類の正方形のボトルは、光の角度によってブランドイニシャルのV字型の光が出現するカッティングデザイン。購入した10mlは四角柱スリーブ/カバーでゴム製。少しくすんだレッドで(公式ほどの鮮やかさはない)、ピラミッドスタッズが並び一部がフラットでロゴ。スプレー部分は回転式で取り外し可能。詳細は『ボーンインローマ(2019)』で。■季節秋から春。ベストは春。快適に過ごせる今は香り方が終始ベスト!■年齢20代半ば以降。女性向き。オフィスでも。■『昼間のコードファム』???私が発売から虜となったアルマーニ『コードファム(2006)』!『シィ(2013)』の登場で少し勢いがなくなり、『マイウェイ(2020)』が登場する頃にはすっかり限定品も姿を見せず、気づけば美しいレース模様のボトルはブルーのグラデーションだけとなり、さらにフォーミュラが変わりオリジナルの燈が消えそう…『コード』にあるハニーとサンダルウッドの濃厚さ、オレンジの苦味がありませんがホワイトフローラル、シトラス、バニラ、ジンジャーとバランスはよく似ており光線を思わせる明るさとのびやかさ、そしてまろやかさが『ヴォーチェヴィヴァ』にあります。よって『昼間のコード』といった感覚。■リピート続けてレビューしたヴァレンティノの作品はもう一度買うほどの中毒性はないけど好きな香りばかり。・『ボーンインローマ(2019)』<75>・『ヴォーチェヴィヴァ(2020)』<75>・『イエロードリーム(2021)』<75>・『コーラルファンタジー(2022)』<75>・『グリーンストラヴァガンザ(2024)』<80>
2024.04.24
閲覧総数 214
23
2008年9月に購入して、先日使い終えたクロエ。人気の高い香りで、20-30代半ばのデートに似合いそうな香り。香ってみて私も↑の女性のようなイメージの香りだなぁと思い、自分とはかけ離れていることもあってほとんど自宅用で1本/50ml使い切るのに4年半! と書くと長く感じたけど、、、それより前に買ってまだ使っている香水があるので実際には私にしては早い方。トップは、もわっとしたフリージアと洋酒を思わせるピオニーが印象的で、スプレー直後の香り立ちが強いタイプ。フリージアの香りは生花ではとても好きですが、フレグランスとなると青さやパウダリーさが強いと苦手。しかしクロエはその点が控えめで蜜を思わせる甘さがいい。ミドルから花の香りにライチ独特の香りが重なりローズの華やかさ(しっかりと開花したような甘いローズ)青味の少なめのスズランが穏やかに香り始めその後、スモーキーなアンバーの香りが漂いシダーウッドがビターさをプラスし、その奥にムスクが甘ーく香ります。終始、蜜っぽさを感じるハニーフローラルな香り。それと途中からうっすらとスモーキーに変化する点が面白い。季節的には4月上旬までかなぁ。今だと春直前の幸福感が増す感じですね。プレート部分はシルバー製で、定期的に拭かないと黒ずみサボるとこう。指紋もぺたぺたw銀製品はマメじゃないと持てませんね。アクセサリーなども同じで、シルバーものはあまり選ばなくなったかも。祖母の見舞いに行き1時間くらい傍で「梅干しの漬け方まだ教わってなかったよー」「私の旅行好きはおばあちゃん似かな。」と、どうでもいいことを一方的に話していたけど、途中から涙が出てきて止まらなくなり゚(゚´ω`゚)゚。ピー「おばあちゃん、まだ生きてるでしょw」と旦那に突っ込まれたけど、いろいろと思うことあって感傷的になる(´・ω・`)帰宅してから今週は仕事をほぼキャンセルし、ボーーー。そんな調子なので今日は風呂掃除でカビキラーの出が悪くジュワジュワとキレの悪い泡が容器を持つ手に垂れているのに気付かず滲みまくったこと。( ゚д゚)ウム、明日は淡々とネットで買い物&レビューでも書こうかな。
2013.03.14
閲覧総数 164