飛行機雲さん、こんな分りにくい文章を読んで下さってありがとうございます。

がんという病気になってみて初めて知ったことばかり。快適ながん経験者生活を送りたいので。

気のついたことを端から書いているので纏まりませんが、飛行機雲さんのお役に立てば嬉しいです!

(2006.10.06 14:05:54)

ガンっ の後だから普通の日常

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2006.10.05
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精神神経免疫学関連のことを調べてます。精神状態とがんのことを調べる学問を、精神腫瘍学というそうです。日本ではなじみがないですが、急速に展開してきているのかもしれません。

日本サイコオンコロジー(精神腫瘍学)学会は1986年に創設。国立がんセンターの精神腫瘍学研究部は1995年に創設。

広島大学医学部は、わが国のサイコオンコロジー分野ではパイオニア的存在だそうで、『サイコオンコロジー:がん医療における心の医学』(1997年)という著書があるそうです。その著者の1人の内富庸介氏という方が、国立がんセンターの精神腫瘍学研究部の初代部長になられたそうです。年度が前後するけど、 広島大の教授の方の解説 にそうありました。

今年の春に精神腫瘍科が新設された大学病院もありました。

国立がんセンターの精神腫瘍学グループの 見学研修 というのも、行われているそうです。
だけど、それらの精神腫瘍学の活動内容の印象は全体に、地味って言うか。いえ、素人目にですけど。内容、目的が、がんにまつわってうつ病になったり、不眠になったり、苦しんでいる状態を、どう緩和するかということに終始しているようです。

やっぱり、日本の精神腫瘍学では、特別に苦しんでいないと、手をさしのべてもらえない。いかに日常生活を元気に過ごし、がん患者でなく健康な人間になっていくかという観点は、殆どゼロです。

ま~、国立がんセンターの所長さんからして、何人もが癌で亡くなっているということですから。がんセンターでなくとも癌研病院でも、先生方の忙しさは殺人的とも言える状況でした。あれで病気になられないタフさ、患者のために誠心誠意の尽力をして下さるありがたさは、すごいと思ったものです。でも、そんな先生方から一般人へ、精神的に楽に元気にして癌を治していって下さい、という言葉を期待するのは、不自然で無理なことかもしれない。

わずかに、上記の日本でのパイオニア的書物の紹介には、「がん患者の精神状態を前向きにすることで、がん細胞の増殖を抑制しようとする精神免疫学に関する研究も重要なテーマとしている。」という記述があります。でも課題のテーマには上ったけれど、現場のテーマにはなっていない。

まだ告知も十分に浸透しておらず、さらに精神科学への偏見もあり、課題満載ということらしい。日本では、よほど参っているがん患者でないと、精神腫瘍科にかかってもかえって憂鬱になっちゃうのかもしれない。

サイモントン療法は現状、大病院の医療とは別個に展開されていますが、それでいいのかもしれません。でもアメリカ(やイタリア?)ではそうではないようです。先日、サイモントン療法のホームページの、医療従事者のコメントのところが新しくなっていましたが、UCLA前教授でアメリカ癌協会の支部会長のコメントがありました。サイモントン博士はアメリカやイタリアでは大きな賞ももらっています。

日本ではマイナーですが、きっと、日本独自のこの分野への寄与ができるはず。じきに日本の精神腫瘍学も追いついてきて、日本のがん患者を幸せにしてほしいものです。そして世界のがん患者も。

---
と、書き終わった所でまたちょこちょこ見ていたら、葉っぱさんのところに 精神腫瘍科情報 がありました。さすが葉っぱさん!







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Last updated  2006.10.05 15:33:46
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Re:日本の精神腫瘍科(10/05)  
飛行機雲 さん
オルゴールぴょんさんの文は内容のレベルが高い!
これらに対し私はメッセージ等書けるような能力もありませんが、なるほどと勉強になります。
情報をネットで探すだけではなく自分も発信するオルゴールぴょんさん、その内容役立っていますよ!! ヽ(^o^)丿 (2006.10.06 09:01:37)

新しい発見です  
spiritualangel  さん
サイモントン療法のこと、関連リンクで初めて知りました。日本も少しづつpsyconeuroimmunologyが拡がっているようですね。医療現場にもう少し時間的・精神的余裕があれば、精神・心理面にもうすこし取り組めるのではないかと思いますが、現状の体勢ではなかなか難しいところが多いのではないかと思います。しかし少しづつでもそういう取り組みが成果を挙げ、認知されるようになりお金も廻るような仕組みを作り上げれば、もっともっと拡がっていくでしょう。
私がちょっと前から勉強している「ビジョン心理学」も、いわゆるnew ageと言われる心理学モデルで、精神神経免疫学に通じるものです。チャック・スペザーノ博士のセミナーにも出たことがありますが、とてもすばらしかったです。
貴重な情報をどうもありがとうございました。
これからますます健康で豊かな未来に向かわれますよう、お祈りしています。 (2006.10.06 09:17:21)

Re[1]:日本の精神腫瘍科(10/05)  

Re:新しい発見です(10/05)  
spiritualangelさん、ご訪問、書き込み、ありがとうございます!

アメリカはこの分野は進んでいますね。精神神経免疫学や精神腫瘍学だけでなく、その背景の心理学や代替医療も含めた統合医療の広まりや、精神科学への理解など、色々な分野での違いを感じます。

新しい環境でのびのびと素晴らしいものを吸収して、
是非、ブログでも紹介して下さいね。

(2006.10.06 14:16:31)

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