2007/01/09
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テーマ: 社交ダンス(8732)
カテゴリ: TVのはなし
ニューヨーク42番街。ここからトップダンサー選びの旅は始まりました。

2006年1月、雪のニューヨークではオーディションに詰めかけた『自分は踊れる』と思っている人々の長い列ができています。




去年からシリーズでお伝えしていますアメリカの人気テレビ番組『So you think you can dance.』。

何千人もの応募者の中からたった一人のNo.1ダンサーを選ぶオーディション番組で、優勝するとラスベガス最大のショーとの年間契約、賞金10万ドル、新車、そしてなによりも、全米No.1ダンサーの称号を勝ち取ることが出来ます。

最終的に選ぶのは視聴者ですが、その前の予選の段階でも凄まじい戦いが繰り広げられて行くんです。

お正月の特番で、ニューヨーク、チャールストン、シカゴでの予選会の未公開シーンを放送していました。

信じられないような身体能力を見せつけてくれるダンサーもいますが、『うそでしょ』っていうような変な人もいます。

例えば、何を勘違いしたのかステージで服を一枚ずつ脱いで行く男性、小さなトランクの中から出てくる女性、審判に辛口批評をされてカメラに向かって思いっきり毒づく男性。

確かに『自分は踊れる』って思ってることには間違いなさそうですが、番組の主旨を理解していないのか誰かに騙されてエントリーしたのかってとこです。





痛いシーンもありました。

宙返りして顔から落ちる人、連続バク転して脳天激打する人、足が滑って尾てい骨強打する人、みんなそのまま病院行きです。

社交ダンスの競技会でも、時々こんな騒動が起こります。

普段以上にいいとこ見せようとするのは人間の心理として当然ですが、無理はいけませんね。己の限界を知れです。




心が痛いシーンも数多くあります。審判のコメントが非常に辛辣だからです。

ヒップホップの青年に「ここはケネディ空港じゃないんだぞ。飛行機誘導してるみたいな手つきは何だ。」

ダンスのインストラクターだという女性に「ヘイ、オリーブってポパイが言ってるような顔で踊るな。」

コンテンポラリーの女性には「まるで蜘蛛女か魔女みたいな踊りで不気味だ。」

「審判の言う一言一言は全部僕らが言われてることだと思って聞けるね。」

大将はこういってました。




「2才からタップを始めて今20才だけど、先週脊髄の異常が見つかって今日を最後にダンスをやめる。」

こんな深刻なダンサーもいました。実際彼女のタップはしっかりした基礎のある素晴らしいものだったのです。しかし、この番組ではこれから何週間にも渡って過酷な戦いが続きます。彼女はそれに耐えられないだろうということで落選しました。

予選はさらに続き、以前お話ししましたが、自分の得意分野でない踊りにも挑戦しなくてはいけません。

5分で振り付けを覚えてすぐにステージに立たされグループごとに踊らされます。

例えばどんなにバレエが上手くても、ヒップホップの振り付けを短時間でこなせないと落とされるんです。

最終予選が行われるのはラスベガス。

その切符を手にすることが出来たのは、厳しい地区予選を勝ち抜いた全米より選りのダンサー116名でした。



<今日のポイント>

1 手の動きだけでは踊りとは言えない。ボディとの連動が必要。
2 顔の表情も踊りの一部であるということを忘れてはいけない。
3 ダンスは見る人に不快感を与えてはいけない。






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Last updated  2007/01/10 06:33:47 PM
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