2024/05/21
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テーマ: 社交ダンス(8731)
<タチアナのグループレッスン>

タチアナという名前の人は世界に沢山いらっしゃると思いますが、私の知っているタチアナはみんなすごい身体能力を持つダンサーです。

タチアナ・ラフヴィノビッチ・ガルチュンもアマ時代から知っていますが、とても真似できないような技を簡単そうにこなすトップ選手でした。

登場した彼女が思っていたよりずっと小柄だったので、ちょっとビックリ。

講習会のテーマはルンバのコネクションについてでした。





カップルで両手をつないで押し合ったり引き合ったりする、多分みなさんも一度はやったことがあるんじゃないかと思われるコネクションの練習をします。

注意点がいくつかありました。

腕は開かないこと、つないだ手は二人の中央から動かさないこと、そして男女がそれぞれ同じ重みをかけあうこと。

男性がリーダー、女性がフォローというのが一般的ですが、いいリーダーはいいフォロワーでもあるということで、ここでは女性が主導権を握ってパターンを変化させ、男性がそれにどの程度反応できるかに挑戦しました。





まずは押し引きの強さを変化させます。次にスピード、そして高さの変化も加え、最後はこれらを組み合わせたランダムな変化で、二人のコネクションを調整していきます。

練習に入る前、男女でリード&フォローを入れ替えながら5分はこの練習をやりましょう。

重要なのは相手を信じること、男性は女性に安心感を与えなければならないとのことでした。





ここからは応用編としてルンバのルーチンをやっていくんですが、講習会に参加している皆さんのレベルが高いもんでサクサク進んでいくんですよ。

私たちのすぐ前に大西組とTudor&吉川組がいらしてどちらも小難しいルーチンをさらっとこなしちゃうんですね。

『今日の生徒たちは出来がいい』とタチアナも褒めてましたが、それは最前列の皆さんがそうだっただけ、少なくとも2列目の私たちは苦戦してました。





どんなバリエーションになっても二人で作り出す呼吸のような動きは講習会のテーマであるコネクションから作り出されるというのが、いいお手本を間近に見て分かりました。

カウンターバランスを使えば、自分でぎりぎり立てる限界を決めなくても二人でかなり可動域が上がります。

相手を困らせるようなフェイントのような動きはしてはいけないし、相手に体重を預けるにしても自分で体幹を保ったり重心を中心に集めたりしてサポートすること。

石やマッシュポテトのようにずっしり・ぐったりはNGとのことでした。





タチアナが言った、ただリードを待つだけではダメだというのは心に落ちましたね。

『待っているだけでは永遠に何も起こらないのよ。男性にリードを起こさせなさい。』

これは人生にも当てはまる金言かもしれません。

ルンバでは、女性の背骨の動きで相手を招き入れます。





1コマ45分にしてはやけに長いなあと思っていたら、2コマ連続90分が経過していました。

タチアナの相変わらずの美しい動きもすぐそばで見られたし、有意義な時間でした。

企画してくださったJDSFスタッフの皆さんに感謝です。

(つづく)











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Last updated  2024/05/21 10:00:35 PM
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