つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年03月12日
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カテゴリ: アート


東郷青児や古賀春江など日本のシュルレアリスム初期の
作品から、戦中戦後までのシュルレアリストたちの作品
を集めた展覧会。

そもそも抽象画は???となる絵が多いのだけれども、
シュルレアリスムの絵画は一応(本当に一応だが)何が
描かれているかが分かるのでちょっと安心。それぞれの
モチーフの不思議な感覚に引きずり込まれる作品が多い。

今回の展覧会も東郷青児、古賀春江ら草創期の画家の作
品。シュルレアリスム絵画をリードしながら、逮捕され
た福沢一郎。その消息を案じた手紙などの資料も興味深
い。戦地で行方不明になった浅原清隆など時代に翻弄さ
れた画家たちにも思いを馳せる。

特にこの浅原清隆という画家のリリシズムあふれる作品
は大好きだ。今回展示されている「多感な地上」と、同
じく東近美にある「郷愁」の2作品しか見たことがない
のだが、どちらの作品もじっと眺めていると頭の中で物
語がどんどん展開していく。

最後は高山良策や小山田二郎の絵もあり、幅広い種類の
シュルレアリスム絵画を楽しむことができた。今回、は
じめて名前を知る画家もあり収穫大だった。初日の午後
の割にはかなりの人が入っていて人気の高さを感じた。
(3/2)





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最終更新日  2024年03月12日 15時37分22秒
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