つまずく石も縁の端くれ

つまずく石も縁の端くれ

2024年07月03日
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カテゴリ: アート


渋谷にできた「UESHIMA MUSEUM」のオープニング展に
でかけました。6月1日にオープンしたばかりの現代アート
専門の美術館です。

よく知っている作家から、まったく初めて名前を聞く作家
まで、多くの現代アートがあってとても楽しめました。



最近、お気に入りの宮永愛子の作品がありました。「くぼ
みに眠るそら-寝虎-」。いつも思うのですがこのトラはナ
フタリンが昇華したら果たして存在するのか否か?禅問答
みたいなテーマです。


宮島達男の作品もありましたが、ずいぶんとこじんまりと
しています。薄暗い中での展示でしたが、この作家の作品
はやはり真っ暗な中で見たほうが神秘的ですね。



逆に面白かったのが、オラファー・エリアソンの「Eye see
you」。このように鏡を使った作品に出合うと震えます。





塩田千春の糸が張り巡らされた作品も見応えがありました。
「存在様態」シリーズは赤い糸の髑髏と黒い糸に支えられ
た二脚の椅子のオブジェ。メメント・モリという言葉が頭
の中に響いてきます。



ダン・フレイヴィンの作品も、ミニマリズムの作家の中で
は、実際に見ていてもきれいでなかなか楽しかったです。



地下は抽象画の部屋でした。リヒターとイケムラレイコく
らいしか知りませんでしたが、ぼうっと座っていると、高
揚感が湧き出てきます。



名和晃平のピクセルの鹿や杉本博司の写真もあり、このあ
たりは、私の壺にドンピシャとはまります。ただ、各展示
室が個室のようになっていて、入口にQRコードのチケッ
トをかざさないと入れません。うまく読み取れないことも
多く困りました。横開きではなくふつうのドアのような扉
なので、人がいると開け閉めしずらく、また会場内に段差
があったりして、バリアフリーには配慮されていないのが、
残念でした。高齢者にはちょっと利用しずらかったです。





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最終更新日  2024年07月03日 15時11分14秒
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