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昨日は午後から雪がちらつき始め、夕方から夜に掛けてかなりの積雪になりました。で、夫が仕事帰りに車でスリップ事故。とりあえず、体の方は大丈夫だったのですが、車は自力走行が出来ない状態でJAFさんのお世話になって家にたどり着きました。問題は、これが今年入って2回目の事故ということで・・・。2週間前に事故ったばっかりで、まだ代車だったんですよ・・・・。今日は私の車で出勤し、足がなくなった私は子供の送迎も出来ず事後処理もあって自宅待機です。1回目の事故も土曜日の夜で、その時は子供達は同じバスケ仲間のママに連れて行ってもらったんだけど、今回はそうやって送り出す気力もなし。この代車、無理を言って手配してもらったのに。事故ってやった時もショックだけど、後処理だって面倒くさい。その後処理を、この短期間に2度も任せる夫にも腹が立つ。夫の車は今週中には修理が終わって帰ってくる予定だけど、今度は代車をお願いできないだろう。その間の数日、どうしたものか。明日は私も仕事があるんだけど。まったく、もぉ~!!
2011年01月30日
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■桃色東京塔過疎の村がテーマになった刑事物ほのかに恋愛小説。人口が増え続ける大都会東京と、自分たちの代を最後に子供が生まれていない過疎の村。母方の実家がまさに超過疎地だったので、リアルに状況が浮かんだ。1つ1つの話が切ない。読了日:08月04日 著者:柴田 よしきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/7086378■福袋短編集。表紙の賑やかでやさしい雰囲気とは違った、日常のちょっとグロテスクで不幸な色合いの小話が多かった。明るくはなくても、暗くなりすぎない、ユーモアさが角田さんらしい。読了日:08月04日 著者:角田 光代http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7086440■私の家では何も起こらない (幽BOOKS)一言で言えば、「幽霊屋敷の物語」。事件の起こる場所には何か独特の磁場があるのか、重なる事が多いと言うが、この屋敷はそういうものを越えてとんでもない過去をたくさん持つ。1つ1つの凄惨な過去の事件が語られて、集う幽霊達がまるで味方の様な心温まる(?)話もあるが、最後の1話は、またぞっとさせてくれる。いつの世も、恐ろしきは生きた人間、なんですね。読了日:08月06日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7140138■英雄の書 上優等生だった兄が級友を刺殺。小学5年生の友理子の生活は一変する。姿をけした兄を探す、少女の成長物語。すぐに思い浮かべたのが、宮部さんの「ブレイブストーリー」。あの、少女版。現実と異世界を行き来しながら物語りは進む。協力してくれる「本」達は難関な言い回しをし、どこか歯切れが悪い。謎を重ねながら進む、上巻。本の表紙からしてそうなんだけど、何となく、話が暗い。暗いわけも、下巻で明らかに。読了日:08月09日 著者:宮部 みゆきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/7196961■英雄の書 下物語が一気に進む下巻。半分ほど読んだ辺りで、英雄と対決する為の手続きがはっきりし、「ここからどうやって結末までもっていくの~?!」と思ったら。ユーリの旅の目的は、そこではなかった。時間は撒き戻せない。起きてしまった事実は覆せない。最初から、この物語はハッピーエンドにはならないものだった。それでも、友理子は物語を終結させる。それしか解決がなかったとしても、明るい終わりではない結末。最後に「新たな旅の始まり」が示されて希望を残す。中高生女子に読んで欲しい。読了日:08月11日 著者:宮部 みゆきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/7197023■アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)少女の自殺、弁当毒物混入事件、男性の失踪→他殺死体。高校生の周囲で起こる事件。半分大人、半分子供な高校生が何を思いどう行動したのか、と言う物語。あまりぴんと来なかったのは40年前の作品だからか?40年前の高校生はこんな感じだったのかな~。読了日:08月12日 著者:小峰 元http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7197184■精霊の守り人 (偕成社ワンダーランド)行きずりで命を助けた皇子の用心棒をすることになったバルサ。皇子が命を狙われる理由は皇子の中に「精霊」の卵が産み付けられた為らしい・・・。架空の王国の話だけれどどこか東洋の雰囲気が漂い馴染みやすい。児童文学ということもあり、一息に読めるボリューム。欲を言えば、バルサ、チャグム、タンダで過ごした冬の日々をもう少し書いてほしかったなぁ。睦まじく、和やかな日々が想像され、それがあると更に物語の奥行きがましそう。続く「闇の守人」も読書中。読了日:08月15日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7228120■闇の守り人 (偕成社ワンダーランド)自分の過去と向き合う為に生まれ故郷に帰るバルサの物語。バルサの過去がクローズアップされて、物語がより深みを増していく。良質の長編シリーズは読み進めるごとにどんどん面白くなるが、これもそんな感じ。最初バルサの年齢設定が何故三十路なのか?と思ったが、色々考えるとこの年齢設定でしかありえないように思えてくる。強靭さと人生の機微を知る眼差し。強さの裏にある、慟哭がひしひしと伝わってきた。読了日:08月18日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7268561■夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)3部作の最終章。夢に捉えられたタンダを助ける為に戦うバルサ。3部作の最後だし、今度の守る相手はタンダとあっては、最後には2人は結ばれて~な展開かと思ったら違った。お互いそういう時期は過ぎて、もはや家族のような境地か?夢の木が種を次代へ運ぶ話でもあったので、ここはバルサにも2世を身篭ってもらいたかった。読了日:08月18日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7268712■虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)守人(バルサ)から旅人(チャグム)に主人公が移った新しいシリーズ。チャグムは皇太子として近隣諸国と対峙していく。彼の補佐官シュガは、呪術師としてはまだ未熟ですが、危うい皇子と未熟な従者のコンビが頑張る姿が良かったと思います。二人とも、知恵も度胸もあるしね。巻を重ねる毎に、それぞれの国の状況が明らかになり、一大抒情詩の予感が。先が楽しみです。読了日:08月22日 著者:上橋 菜穂子http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7314637■光待つ場所へ3つの長編の登場人物たちの、3つのスピンオフ小説。2つは既読だったためすぐに判るが、最終話は未読のため元の話をネットで探した。どれも、単発ものとして読んでも面白いが、やっぱり元の話を知ってる方が色々深みを増す。「光待つ場所へ」は3つの作品に共通するタイトル。こういう小細工が、いつも上手いなぁと思う。読了日:08月30日 著者:辻村 深月http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7434513■ふちなしのかがみ5編のホラー短編。学校の怪談定番「踊り場の花子」ブランコから飛び降りて死んだ少女の死の真相は「ブランコをこぐ足」痴呆症の祖母の家を掃除に訪れるとそこには沢山の死体が「おとうさん、したいがあるよ」真夜中の鏡を覗き込んで観た未来の自分は「ふちなしのかがみ」空想の友人が突然現れた夏休み「八月の天変地異」。「おとうさん、したいが」の語られる事と描かれる事の絶妙なギャップが良かった。読了日:09月01日 著者:辻村 深月http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7492233■真昼なのに昏い部屋真面目で堅実な主婦が落ちる不倫恋愛。プレーボーイと言うのは、詐欺師と同じようにそれらしくない人であるものなのだな、と思った。人妻を離婚にまで導いても、まったく責任も罪悪感も抱かずに、あっさり「それほどの魅力を感じなくなった」などとは正直すぎて見も蓋もない。確かにお互い大人なのだから全て自分で引き受ける覚悟でなすべきなんだけれど・・・・。現実に居そうなジョーンズ氏。くわばらくわばら、気をつけよう。読了日:09月04日 著者:江國 香織http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7498037■ドリームバスター〈4〉再読。さすがは宮部みゆき!な面白さで粗筋は覚えている筈だったのに、一気に読んでしまう。続きが読みたいんですが~~~!読了日:10月19日 著者:宮部 みゆきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/8098368■重力ピエロ映画になった時、「家族の物語」とコピーがつけられていたが、まさしくその通り。やさしい話だと思う。兄と弟と父と。3人の男達が病室で語り合う光景に和む。亡き母との思い出の情景がまたよかった。男兄弟の友愛の感じ方って面白い。読了日:11月25日 著者:伊坂 幸太郎http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8604423■贖罪 (ミステリ・フロンティア)夕方の校庭で、一緒に遊んでいた友達の一人が無残にも殺される。小学4年生の少女達に突きつけられた約束。罪はどのように償うべきなのか。湊かなえ初読。事件の14年後に4人の女性が当時の事と今を語っていく。負の連鎖を断ち切るためにはどうすえば良かったのか?元凶は彼女で、少女達はやっぱり巻き込まれただけのような気がする・・・・。読了日:11月26日 著者:湊 かなえhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/8604463■カラフル消えていくだけの魂になったボクに与えられた「再チャレンジ」のチャンス。死に行く少年の体に居候して、人生を生きてみる修行をすることになった。期限は1年間。現世での自分の罪を思い出した時点で終了。ボクの再チャレンジは成功するのか?自分の不幸にばかり集中してしまって周りが見えずに悲観して自殺、なんて若ゆえの過ちでした、と気が付く物語。最高の状態も、最悪の状態も、長くは続かない。少し視点を動かすだけで、案外キミの人生捨てたもんじゃないかもしれない。読了日:12月04日 著者:森 絵都http://book.akahoshitakuya.com/cmt/8713614■風が強く吹いている素人に近い大学生が、たった10人で箱根駅伝を目指す物語。この時期にこの本を読めた幸せ。おかげでいつもとは一味違った「箱根駅伝」が楽しめそうです。ハイジと走は勿論、双子とかムサと神童とか、それぞれの人間関係、掛け合いが面白くて好き。読了日:12月23日 著者:三浦 しをんhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/8998508▼読書メーターhttp://book.akahoshitakuya.com/
2011年01月12日
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昨年1年分の「まとめ」機能がついたので、アップしておきます。そうか~去年は恩田陸で始まったのねー。今年も、実はそうだったなー。2010年の読書メーター読んだ本の数:39冊読んだページ数:12127ページ■MAZE (双葉文庫)中に入った人が消えてしまう、と言ういわく付きの白い遺跡。調査隊の一人として連れてこられた満。この建物の正体は何か?探るうちに起こる奇怪な現象、何かを抱える登場人物たち。幾つもの謎を散りばめながら物語りは進む。「在り得ない世界」を堪能しました。恵弥のキャラクターが面白い。読了日:01月17日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4543273■クレオパトラの夢再読。「MAZE]を読んで、恵弥ものを読みたくなり借りてきた。夢の話なんだけど、リアリティがあって、最初に読んだ時にはぞっとした。それにしても、今作恵弥は更におばさん化して(実際に扮装もする)端正な容姿でこの行動はどうよ?上手く想像できないぞ、と思った。是非この主人公で新作が読みたい。読了日:01月18日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4566461■Presents12個のプレゼントの話。物や思いや気持ち、12種類のシチュエーションとドラマ。プレゼントの話なので、どれも読後にほわっとした気持ちになる暖かな本でした。読了日:01月20日 著者:角田 光代,松尾 たいこhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/4595450■麦の海に沈む果実 (メフィスト・クラブ)湿原の中に立つ全寮制の学校。様々な事情を抱えた金持ちの子弟ばかりが集まり、それ故にかここでは苗字は隠され皆名前で呼び合う。入学は3月だけ、だけど頻繁に、唐突に転向していく生徒たち。謎めいた学校に異例の2月の転校生がやってくる・・・。健全なはずの学校内で、殺人は起こるは、薬物は出るは、本当に何でもありの正に「王国」。たくさんの謎と、友情と、残酷な現実。閉ざされた特殊な環境の学園、というのは、ミステリーの「閉ざされた館もの」よ似たような魅力がある。読了日:01月25日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4678169■黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)祖母が亡くなり、幼少時代に過ごしたその家に帰る理瀬。その家には2人の伯母と祖母の残した秘密が待っていた。誰もが誰かを欺いていて、たくさんの謎と不穏な雰囲気の漂う百合の館。理瀬の魅力全開であっという間に読んでしまいました。現実になさそうで在りそうな、舞台設定が面白い。読了日:01月26日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4685077■それでも、警官は微笑う日明さんは初読。硬派と軟派な刑事コンビと、誠実な感じの麻薬捜査官がそれぞれの事情で係わった事件を追う、話。なんだけど、そういう括りでくくってしまうには勿体無いキャラクター達は微笑ましくてよかったです。大円満ではないけれど、それぞれに希望を残した終わり方は良かった。「やらないよりやって後悔する」とか「明日を待たずに自分で迎える」などの言葉がよく効いた構成でした。読了日:02月11日 著者:日明 恩http://book.akahoshitakuya.com/cmt/4907051■図書室の海 (新潮文庫)再・再読。いくつかの長編の「物語が始まる前」を書いた短編がいくつか入っているので、記憶を整理する為に読んだ。中の一遍「イサオ・オサリヴァンを捜して」は「グリーンスリーブス」の予告編らしいのが、その本編はまだ世に出ていないらしい。この短編の主人公イサオは漫画「OZ」の軍曹を髣髴とさせて本編が気になります。読了日:02月16日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5005100■夏の名残りの薔薇再読。晩秋の嵐のホテルに招待された滞在客。お茶会と寸劇のような晩餐で過ごす日々。1章毎に語り手が変わる。各章で毎回人が死ぬのが、次の章ではぴんぴんして登場する。ゴージャスなホテルとグロテスクな寸劇、過去の謎。何が本当にあったことでどれが妄想か?そんな話。雪の降る日に読んで、雰囲気を堪能できました。タイトルは「夏」で舞台は「晩秋」とあるけれど、中身は吹雪の山荘なので、冬の話っぽい。読了日:02月19日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5022994■フリーター、家を買う。新卒で入社した会社でちょっと躓き、フリーター生活に。自堕落な生活に入った主人公だが母親の病気をきっかけに一念発起!就職難の現状で胸に迫る主人公の成長小説です。毎回思いますが、主役を張る青少年もいいのですが、脇を固める「カッコイイ大人」が有川さんの魅力です。一気読みしてしまうくらい面白かったのですが、タイトルがどうも・・・。これだとフリーターを貫いて自分で家を買ったみたい。でもそれは些細な事で、就活中の若者にお薦めしたい元気が出る一冊です。読了日:02月28日 著者:有川 浩http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5156888■禁じられた楽園再読、だがほとんど忘れていてかなり新鮮に読めた(苦笑)そして、恩田作品にしては読むのに随分と時間が掛かった本(大抵一気読みなので)。タイトルには楽園という文字が使われていますが、私なら「悪夢」と使いたい。クライマックスは「楽園」が見せる数々の悪夢で、これはとびっきりのお化け屋敷です。本当にこんなインスタレーションが存在したら、お化け屋敷マニアに受けそう。読了日:03月13日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5333867■猫と針戯曲。恩田作品には舞台でやったら面白そうなものが多かったので、割と違和感なく読めた。が、人物描写のない文章はすぐに「え~とこの人は・・・?」という状態になるので、出来れば小説風に書き直してもらえるともっと読みやすくて嬉しいかもしれない。タイトルの意味は不明。でも恩田さんらしい作品。読了日:03月15日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5362649■竜の涙 ばんざい屋の夜「ばんさい屋」の女将シリーズの2作目。京都の家庭料理・おばんざいをアレンジしたものを出す、小料理屋での人間模様。前作はもう少しミステリーテイストだったと思うのだが、今回はそういう色はなく、本当に人間模様を綴った連作になっていた。女将の料理がおいしそうで、登場するキャリアウーマン達は皆頑張っていて、楽しく読めた1冊。読了日:03月17日 著者:柴田 よしきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/5382093■ライオンハート再読。何度も転生を重ねながら一時だけ巡り合う男女の話。メロドラマなんだけど、べたべたしてなくて、男性でも読める話に仕上がっている。再会した時の圧倒的な歓喜。そのひと時のために多くの時間の時間を満たされない思いで過ごすというのは・・・・果たして幸福か不幸か?これほど劇的でなくても、「運命の相手」と感じる出会いは皆ありそうに思うが・・・。これは幸福な幻想を少し現実的に具現化した小説なのかも。読了日:03月23日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5461555■不安な童話 (ノン・ポシェット)自分は殺された画家の生まれ変わりかもしれない・・・・疑わしい人物のところに遺品の絵を運びながら犯人を探る主人公達。ホラー風ミステリー仕立てのお話。意外な人物が事件の鍵を握っていた辺りも、ミステリー風か。読了日:05月17日 著者:恩田 陸http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6126211■なつのひかり (集英社文庫)兄をこよなく愛する主人公。兄には美しい妻と、高齢の愛人と、更にもう一人の妻がいた。現実と記憶と幻覚が折り重なったような話。現実にはありえない状況(キャラメルの空き箱から兄が電話を掛けてくる)も現実に違和感なく溶け込んで、ただの幻想小説とは違った読後感。最後どう折り合いがつくのかと残りのページ数を気にしながら読んだが、それなりにしっくり納まり、ちょっとびっくり。読了日:06月16日 著者:江國 香織http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6569258■いつか響く足音古い団地で暮らす、それぞれに事情を抱えた人たちのふれ合いが綴られた連作集。「ちょっとしたきっかけ」で人生というのは、するすると堕ちていくものなのか。柴田さんらしい重みと希望が詰まった本でした。読了日:07月20日 著者:柴田 よしきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/6902249■王国〈その4〉アナザー・ワールドあとがきの「自分を保つ事を絶えず続けていかないと、生きていくのが困難になるのではないか」と言う言葉を心に持ったまま読み始めた本。登場する人たちは皆ピュアでとても普通で誠実に生きているんだけれど、そうであるほど生き難い世の中になってきているのか?それにしても、恋愛については性を超越していて、その何でもありな感じが、ばななさんらしい。読了日:07月20日 著者:よしもと ばななhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/6902295■森に眠る魚5人の主婦が繰り広げる「ママ友」話。皆が幸せだった蜜月を経て、だんだんとすれ違い、憎み合う様子がリアル。5人はそれぞれ属性も違って性格にも特徴があるのに、最後まで文章を読みながら混乱する事があったが、それは多分、5人が単なる符号で皆に通じる部分を抱えていたからかと思い至る。クライマックスでは「彼女」と言う名詞で最悪の事態が綴られるが、誰が「彼女」であってもおかしくない状況に、そういうことか、と気づく。友達関係の良好な維持には「距離感」が必要だと改めて思った作品。読了日:07月24日 著者:角田 光代http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6955750■流星さがし新米弁護士の奮闘記。依頼人が持ってくる事件のちょっとした謎を解き明かしていく物語。これ、シリーズものかなぁ。主人公の成長具合が中途半端で、これだけで終わっては全体として消化不良。1話完結の連作集なので、1つ1つの話はそれなりに面白いんですけど。読了日:07月25日 著者:柴田 よしきhttp://book.akahoshitakuya.com/cmt/6955804■植物図鑑家の前で行き倒れていたのは結構いい男。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾の出来たよい子です」その言葉通り、とても躾のいい草食系男子の恋愛話。これぞまさしく、草食男子!出てくる野草料理がとても美味しそうで、最後にはレシピまで載っている親切設計。登場する草花達がカラーで紹介されているのも、とても良かった。この本を片手に、ご近所を散歩したくなる事受け合い。これまで読んだ有川作品の中で、最も恋愛小説っぽかった。読了日:07月26日 著者:有川 浩http://book.akahoshitakuya.com/cmt/6976877■南の子供が夜いくところ舞台は現実に在りそうななさそうな南の島。1話完結の話と見せて、実は繋がっている。少し不気味で不条理で、それでいてどこか現実的な7つの物語。全て語りつくさぬうちに終わるので、「ここはどんな世界なんだ?」という疑問が余韻のように残る。この余韻が恒川さんらしい。読了日:07月31日 著者:恒川 光太郎http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7034971その2へ続く→
2011年01月12日
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昨日から新学期が始まりました。金太郎中学校では、昨日は始業式の後、6時間目までテスト、です・・・。休み明けにテストって、一気に休日モードを返上できるけど、ヘビーだなぁ・・・。私の仕事初日は、京都土産を配る事から始まり、昨年から続いている購入図書の選別作業でした。休んでいる間に、更にもう10万円図書予算が上乗せされたそうで、その作業で一日が終わりました。授業もなく、図書室開放もなく、職員室でパソコンに向き合いながら仕事して、お昼にはスクールカウンセラーの先生とカウンセラー室でまったりとおしゃべり。それでも、休み明け気分は一新できたかな?でも、今日はまたお休みで部屋でぐーたらしています(苦笑)3学期は短い。あっという間に終わりそう。まだのんびり気分の残る1月のうちに、まだ授業に参加させてもらったことがない先生の授業を参観させてもらいたいと思っています。やっぱり、勉強になります。それぞれ、スタイルも違うし。私自身、来年もこの学校にいるか判らないし、先生方も何人かは移動になる。そう思うと、今のうちに見ておかないと!という気分になりました。叶うなら、来年も教員補助の仕事をして、そのうち、講師の仕事もできればいいかなー・・・。今年も、頑張って仕事します。
2011年01月12日
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