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パワーストーンというものが世の中にはある。ある種の石(天然石や宝石など)は神秘的な力を持っていて、持ち主に影響を与えるというものだ。お父さんは 10 年ほど前までパワーストーンというものを知らなかった。
10 年ほど前に、お母さんの友人がパワーストーンというものを販売していると、購入したパワーストーンのブレスレットをお母さんに見せられて初めて知った。
オカルト系の話が大好きなお父さんは、お母さんに頼んでお店に予約を入れてもらい、初めてパワーストーンのお店に出かけた。
宝石でもなく、ただの石とも違うパワーストーンの世界は、なかなかに面白かった。それほど信じているわけでもなかったが、不思議なことに石によって手に持っているだけで手が痛くなる石があったり、触っているだけで気持ちよく感じる石があり、とても面白かった。
お母さんとこれまでに数個のパワーストーンでブレスレットを作っている。極めつけは、先日小樽に行ったときにふらりと寄ったパワーストーンのお店で、手相をみてその人に合うパワーストーンを選んでくれるというお店で作ったブレスレットだ。こちらはかなり高額だった。
先日お母さんが小樽で作ったパワーストーンが割れたというので、メンテナンスに出したところ、石が弱っていて使えないものが多いとの診断を受けたらしい。地元で購入したパワーストーンでも、お父さんは何度か「石の力がなくなった」という診断を受けていたのだが、同時に小樽で作ったお母さんのパワーストーンがメンテナンス時期なら、お父さんのも見てもらおうと思い、メンテナンスに出した。
結果は、「ほぼすべての石の力がなくなっている」だった。数種類の石が使われていたのだが、ほとんどが消耗しているということであった。店主から提示された新規の石はかなり高額で、正直とても悩んだが、最近は「悩んだら買う」ことにしているので、一晩考えはしたものの、購入を決めた。
戻ってきたというか、ほぼ新規になったブレスレットはつけてみると確かに温かみを感じるようで、「パワーがある」と思った。現在その新しいブレスレットをしているが、なかなかに気分が良い。
心配なのは、また 1 年後にメンテナンスをと言われているが、今回と同様にほとんどの石が消耗していると言われたらどうしようということだ。
今回もかなり悩むほどの金額だったが、 1 年ごとに同様の金額を支払うのはかなりきつい。科学的な根拠がないパワーストーンはある意味「気持ちの問題」である。
昔から新興宗教がツボなどを信者に買わせる商売をしているが、パワーストーンもある意味似ているかもしれない。今なら宗教にはまった人が、高額な壺を買う気持ちがわからなくはない。