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2024.05.25
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カテゴリ: エッセイ

 我が家はお母さんから始まって、今は全員がパワーストーンのブレスレットを持っている。ここ数年は流行りなのだと思うが、腕にパワーストーンをつけている人を見かけることが多くなっており、市民権を得た様である。

 お父さんも昔は「何ですか?」と聞かれることが多かったが、最近はほとんど聞かれることはない。

 パワーストーンに本当に効果があるのかどうかは、つけている本人しかわからないが、お父さんの場合はつけていてもわからない。気分としては神社のお守りと同じで、ないがしろにしているわけでは無いが、毎日気にして祈りをささげるものでもない。何となくつけているといったところだろうか。

 このパワーストーンと言うのは、神社のお守りとは異なりメンテナンスが必要である。パワーの落ちた石を交換したり、浄化という行為をした方が良いとされている。浄化方法としては、水で洗う、音叉で音を当てる、セージの葉の煙にくぐらせる、満月の月光に当てるなどいろいろとある。どれが良いとかは人に寄るし、石にも相性があるらしいがお父さんはあまり気にしていない。基本的に浄化という行為はお母さんに任せている。

ただし浄化方法の中に、一つだけよくわからないものがある。それが「新月にあてる」というものだ。満月の夜に、月の光にあてるというのは、月の光がパワーストーンにあたる姿が見えるので、「ああ、月光で浄化されるのね」と思うことができる。

だが、新月にはあたるものが何もない。というか新月の夜は、月は太陽と同じ方向にあるので、日中に南天して夜には太陽とともに地平線の下にいる。

お母さんが最初の頃、新月の晩にパワーストーンを浄化しようとして空を見上げ、「月はどの辺かな?」と言ったのを聞いて思わず笑ってしまい、怒られたことがある。小学校課中学校で月の満ち欠けの仕組みは学習しているはずなのだが、大人になる程忘れてしまうのだと思う。「新月の夜空で月は見えなくなっているのではなく、空側にない」という単純な事実を認識できていないのだ。

なので、新月の夜にパワーストーンを外に出す意味が今一つわからない。真っ黒な月が見えないけれど空に出ているのなら、パワーストーンにたまった「よくない気」のようなものを吸収してくれるとも思えるが、何もない空に向かってパワーストーンをだしてどうやって浄化されるのかがよく理解できない。

お母さんに言うと、また理系の嫌な理屈が出たと言われるが、気になるのだからしょうがない。月がない状態が良いのなら、三日月の日の月の入り後でも良いし、下弦の月の頃に月がまだ出てこないうちに浄化してもよいような気がする。

自分でも屁理屈であることはわかっているのだが、いまだに納得できる新月と浄化の関係を語ってくれた人はいない。

ネットで調べても、月の位置関係を説明してくれているサイトを見つけることができなかった。おそらくこれからも納得できる日は来ないのではないかと思う。






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最終更新日  2024.05.25 00:10:10
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