原始人ランナーの部屋

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2009ハセツネ30k参戦記

☆2009ハセツネ30k参戦記☆
今期トレイルレース3戦目,春のレースの最後でした。1月20日からトレも『完全休養』を入れずに,もちろんレース前までの1週間は特別な調整はせずに,むしろ心肺能力を高めるステアマスター,スピードトレーニングをいつもより取り組みました。前日の10kペースランは設定40分でいいのに,38分台といささか前日にやりすぎた感は残しました(笑)
 それでも奥久慈組はタフな50k超えのレースから1週間で参加ですから,自分だけフレッシュだと同じ条件(これでも奥久慈組の疲労のほうが上ですが)ではないというのもありました。勝手にそうしちゃいました?
レース当日は3時半起床,4時にこちらを出発しました。妻と車で。残念ながらETCは間に合わずに高速代は妻に申し訳なく感じながら…。
 五日市には6時半には到着しましたが,駐車場はいっぱいで有料(1000円)のほうに停めました(涙)
 会場にいき,受付を済ませまして,準備をしているうちにチームのなべさんやY屋さん,ジョグノートのYAJさん,楽天のしゃおらいさんなどたくさんの方々にお会いできました。裏山の獣人さんも試走以来久しぶりにお会いできました。(たのしい夏合宿ができそうですね。)
 そうこうしているうちに妻も伴い,水チェックをしてからスタート地点に行きました。ここでも,初めてお話する憧れのハリ天さんにご挨拶できたことが何よりでした(嬉)
 kojikenさん,そげんさんとも高水山以来に会えました。また勝手にライバル視しているS水さんも会えました。前回のハセツネの後半励ましてくださった素晴らしい方です。
 峰さんも応援にきていました。写真撮影などレース前の楽しい一時を後押ししてくれました。招待選手はやはりオーラが違いましたが,和気藹々とした雰囲気が本戦にはないいいものでした。自分たちは4時間以内のプラカードの後ろに並び,出発を待ちました。レースの説明を聞いている内に少しずつテンションも上がってきました。
○スタート~和田峠までのレース前半○
いつもの『ファ~ン』でスタート!
トップが見える位置でついていきます。s水さん,Y屋さん,なべさんと近い位置で走っていきました。ほぼノーアップですからスピードをだす登坂走はなかなかキツイ!それでも入山峠からの下りで心肺はいったん休めるので30分間走の気持ちでダッシュしていきました。
ロードから登山道に入ると,渋滞もなく前のパックについていきました。パックの先頭はあの渡邊さん!そしてオリエンティアの円井さん,そしてハセツネで8時間20分で走られた小島さんでした。凄いとこにいるなとも思いましたが,ついていける気がしたのでそのまま流れに乗りました。キツイ登りにさしかかるところで,S水さんが,走って交わしていきました。
『試走の時もここ走ったんですよ!』
と爽やかに(笑)僕は走れません~。
入山の肩からは下りが続きます。後から聞いたことですが,ここで僕たちの後続の選手が倒れたということでした。大事には至らなくて安心ですが,役員を呼びにいって数分ロスしたそうです。
ロードの下りはゲルフジも相性がよくて,ブレーキをかけずに気持ちよく進みました。5kは30分くらいで通過。s水さんに追いつき話すと,
『3分くらい速いな~,ちょっと押さえますよ~』
とのこと。いつもコントロールできるところは素晴らしいですね。僕は渡邊さんが見える位置でこの下りを進んでいきました。いつしか前半の心拍数も落ち着きました。来たるべく和田峠までの登りに備えて休みました。ただ,下りに入りお腹に違和感を感じてきたのはこの頃からでした。トイレも行きたいとよぎるように…。
そしていやなロードの登り。このために羽黒山の登坂走往復をしてきました。どのくらいトップレベルの選手に通じるかですね。飛ばすとトレイルに入ってからが苦しいので,呼吸が楽に思えるスピードでつむじを腕降りを意識して登りました。
すると,円井さん,小島さんをいつしかパス,峠近くでは松永さん,久保木さんをパスできました。
この時は思いませんでしたが,パスした選手はきっとトレイルに入ってからのことを考慮して自重したのでしょう,自分が体感以上に飛ばしてしまったのかもしれません。

○和田峠~ゴールのレース後半部○
やっとこ和田峠に到着。応援もあって元気がでます。特別何番という情報も聞けずに進んでいきます。ここでベスパとアミノバイタルゼリー,そしてアミノバイタル粉を摂取しました。普段ならここからサプリの力を借りて?ビルトアップできるのが自分の走りの真骨頂ですが,サプリをとったことで腹痛が増してしまいました。登りはまだしも,下りにはいると痛くて仕方ない状態でした。
ペースは自重するしかないので,抑えめに走るほかありませんでした。こんな走りをしていればきっと後ろから追いつかれてしまうのではというマイナス思考。よくありませんでした。
それでも2人ばかりパスしたり,ノマダッシュさんの応援をもらったりしたのは元気になるもとでした。
市道山をすぎて峰見通りにはいると背後から気配が!なんときました,円井さんと小島さんです。円井さんは下りでびゅーんといってしまい,小島さんには下りで少し離されるものの,登りで追いつくというレースをしていました。
腹痛は激痛に,けど小島さんの調子はよく分かりませんでしたが,8時間20分の選手とこんな風に争えることに嬉しくなっていました。
それでも入山峠が近づき,峰さんとお会いでき,そして青梅高水山でお会いできた方が応援しているところではもう腹も限界でした…。
折角いい位置にいたのに残念なことにロスタイム3分を出しちゃいました。
こういう生理現象も実力のうち,いい経験になりました。
ここからモチベーションも低下してしまったことも反省材料です。トレイルレースではこのような調子の波はつきもの。底状態の時にいかにプッシュできるか。そこが今の自分に足りない部分と感じました。
入山峠をすぎて,ロス中に抜かれた方を再度交わして,今熊山に向います。とても気持ちのいいトレイルのはずなのですが,まだまだ腹痛は引かずに下りを拒絶していました。ここで久保木さんが颯爽と抜いてきました。
『久保木さんも小島さんも先のほうにいっちゃったなあ』
さすが8時間台!と白旗を勝手にあげちゃいました(笑)。今熊山まであとわずかなところで夜勤明けでの応援にきたバーミーさんと会えました。知っている人に会えるのは嬉しいものです。きっと苦悶の表情だったと思いますが(悲)
今熊神社からは激下りです。さて持つのかこの腹痛!限界との勝負です。まったく心拍数の下がらない下りでしたが,我慢をしていれば慣れでしょうか行けちゃうものです。あっという間に変電所脇に出ました。あと2k弱ってところです。
ここで見覚えのある選手が。
『あっ,大宮自衛隊の門倉さんだ。』
あきらかにペースダウンしている様子。一声かけてパスさせてもらいました。かといって自分もそう余裕があるわけでもないのですが。
残り2kの看板が見えてきました。自分の時計で2時間51分。
3時間切れるか微妙なところです。
そして残り1k。2時間56分。
だめか…。ロスが悔しいと感じました。
ラストは腹痛から解放されることにうれしさはこみ上げてきました。
そしてゴール!タイムは3時間0分23秒。23秒が惜しかったです!
そういえば,前回の青梅も2時間30分から25秒遅れ…。あれ~。同じだ。
妻が出迎えてくれた時にホッとしました。レース内容はよろしくなくても,何とか帰ってきたしポイントもゲットできたし。。。
記録証を受け取ると18位と。何とか20位以内は目標達成でした!

○レース後~アフターなど○
ゴール後はすぐにS水さんが入り,続いてロスがあったY屋さんも。そしてなべさんも30位以内とみんなポテンシャルの高さを発揮していました。
ゴール後はたくさんの方々のゴールを見られたとともに,お話もできました。声をかけてもらったり,仲間を通じてお話できたり。レース後のあの時間はいつもたまりません!またトレイルレースが好きになっちゃいました。
ゴール後の秋川に入ったのも気持ちよかったですね。あの川を栃木からは遠いですが,なんだかふるさとの川に入っているように癒されるのです。(僕の場合はふるさとの川は鬼怒川なんですね)
リザルトの発表で自分が年代別で8位で6位と1分40秒差ということが分かりました。6位は小島さんでした。悔しさがないといったら嘘になりますね…悔しかったです!はい(笑)
アフターはいつものなんでも屋の音羽鮨に。寿司やなのですがラーメンも何でもおいてあるレース後にはたまらないお店です。腹痛の影響でトイレも近くて本調子ではなかったのですが,それなりに飲めました(笑)
夕方に先に失礼させてもらい,妻の運転で栃木へ帰りました。途中や帰宅後もトイレに駆け込む次第。食べられずげっそりしちゃいましたよ。
なんと,翌日(月曜日)まで…。内蔵トラブルにはご用心ですね~。
さて,次は北丹沢です。こちらに負けない体をまた5月,6月にかけてまた作っていきたいです。そして来る10月の本戦は公言はまだ避けますが,それなりの目標ができてねらっていきたいと思います!
ハセツネ30k結果
3時間0分23秒/総合18位/1164人完走



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