なちゅらるに生きよう

なちゅらるに生きよう

天国への階段☆一週間前☆


このままだときっと忘れてしまう。

忘れたいと思っているから。
でも忘れてはいけない日。

☆一週間前☆
 持病があって食事やストレスには気を遣わなければいけないパパ。
仕事が忙しくて帰宅も遅いし休日出勤はするし、家にいる時間が
どんどん短くなっていました。

 数日前から咳が出始め、だんだん夜中もするようになって、
「病院に行って診てもらって」って言っても、「大丈夫」とか
「忙しくて行けない」とかって全く聞いてもらえません。

 どんどん咳がひどくなってきて、心配した子ども達も
「パパ、病院に行ったほうがいいよ。」
「病院に行って」
って何回も頼んでいました。

「その咳どんどんひどくなってるよ。」
「肺炎にでもなったら仕事休むことになって、
入院になっちゃうから、早く病院に行って。」
って何度も繰り返して言う私にパパが怒鳴った。

「行く時間ないって言ってるだろう。」
「うるさいからリビングで寝るから」
って枕持ってリビングに移動したパパ。

「なんでわかってくれないの?」
「具合もっと悪くなるでしょ?」
「じゃあ、私がリビングでねるからパパ布団で寝て」
その日は私はリビングで寝ることにしたけど、
私や子ども達の心配を無視するパパの態度が悲しくて
泣きながら横になったけど、なかなか眠れなかった。

 いつもの保険の外交員さんが暑中お見舞いを持って
来たので立ち話をしていました。
パパの会社に次の週に行くとの事。
「パパが体調悪いのに病院に行かないので心配している」
って言うと、保険の仕事していると若いお父さんが
病気になって長期休職したり入院している件が増えてるって
教えてくれました。
「来週、ご主人にも話して、病院に行くようにいいますね。」
って言ってもらえてこれでパパも少しは考えてくれるって
安心しました。

 義母にも「パパが風邪ひいてどんどん悪くなってる」って
話をして、私が言うと怒ってしまうし大喧嘩になってしまったこと
を伝えました。
「まったく心配かけるね。困ったね~」
と義母は言ったけれど、パパは病院に行きません。

私や子ども達が具合悪いとすごく心配して
病院に連れて行ってくれるのに、
自分のことはお構いなしで病院嫌いな性格。

『仕事が忙しい』・・・ってパパの口癖になっていました。

仕事より健康でしょ?って言う私の事、避けるように
なってきたパパ。
悲しいし悔しいし、
どうしてわかってくれないのか毎日悩んでいた私。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: